JP3606653B2 - ディジタル画像データ記録装置および方法ならびにディジタル画像データ再生装置および方法 - Google Patents
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Description
【技術分野】
この発明は,ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダのように記録媒体の単位画像データ記録領域に,所定のデータ量をもつ単位画像データを記録するディジタル画像データ記録装置および方法ならびにこのようにして記録されている記録媒体から画像データを再生する装置および方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダ(DVTR)は,CCDのような固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像し,撮像により得られた被写体像を表わす映像信号をディジタル画像データに変換して磁気テープに記録するものである。ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの撮像部に用いられるCCDは水平方向720 画素×垂直方向480 画素=約35万画素のものが一般的である。ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダにおいては2フィールドで1フレームを構成しフレーム画像を記録するフレーム記録と,1フィールドごとのフィールド画像を記録するフィールド記録とが可能である。フレーム記録の場合は所定のシャッタ速度で1/30秒の周期で連続的に撮影が行なわれ,フィールド記録の場合は所定のシャッタ速度で1/60秒の周期で連続的に撮影が行なわれる。フレーム記録およびフィールド記録のいずれにおいても1フレーム分の画像データは1/30秒の時間をかけて,かつ10トラックの記録領域を用いて磁気テープに記録される。
【0003】
このようにディジタル・ビデオ・テープ・レコーダにおいては,35万画素のCCDを用いて被写体を撮影して得られるディジタル画像データのうち1フレーム分の画像データを1/30秒かけて10トラックに記録するのが一般的であり,この記録方式が業界における標準的な規格となっている(たとえば,NIKKEI ELECTRONICS BOOKS「データ圧縮とディジタル変調」第137 頁〜第152 頁,日経BP社,1993年を参照)。
【0004】
一方,ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの撮像部における画質は,CCDの画素数に依存し,CCDの画素数が多ければ多いほど向上する。しかしながら,画質を向上させるために画素数の多いCCDを用い,このCCDから得られた画像データを磁気テープに記録するには画像データの記録に1/30秒以上の時間,10トラック以上の記録領域が必要となりディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの上述した規格に合わなくなってしまう。
【0005】
画素数の多いCCDを用いて被写体を撮像して得られた画像データを既存の記録の規格との互換性を保ちながら記録媒体に記録するには,得られた画像データを1フレーム分の画像データ量に分割して記録すればよい。
【0006】
しかしながら画素数の多いCCDから得られた画像データのデータ量が1フレーム分の画像データ量になるように,画像データを単に分割して分割画像データを磁気テープに記録すると,再生された分割画像データによって表わされる分割画像が何を表わしているのかわからないことがある。再生画像を見ている操作者は装置に故障が生じたと思いちがいすることがある。
【0007】
【発明の開示】
この発明は,ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの記録の規格のような既存の規格との互換性を保ちながら,高画質の静止画像を得るために,撮像によってデータ量の多い画像データを得,この画像データを分割して記録媒体に記録した場合に,分割された画像データによって表わされる画像であることを再生時に分るようにすることを目的とする。
【0008】
この発明によるディジタル画像データ記録装置は,一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を含み,上記固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた被写体像を表わす精細画像データを出力する撮像手段,上記撮像手段から出力される精細画像データのデータ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記精細画像データをn個の分割画像データに分割する画像データ分割手段,上記画像データ分割手段により得られた分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データを発生する識別データ発生手段,上記画像データ分割手段から出力されるn個の分割画像データを,記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録する分割画像データ記録制御手段,および上記識別データ発生手段によって発生する識別データを,n個の上記分割画像データに関連付けて上記記録媒体の単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録する識別データ記録制御手段を備えていることを特徴とする。
【0009】
この発明は,ディジタル画像データの記録方法も提供している。すなわち,一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた被写体像を表わす精細画像データを得,上記撮像により得られる精細画像データのデータ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記精細画像データをn個の分割画像データに分割し,上記画像データ分割処理により得られた分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データを得,上記画像データ分割処理により得られるn個の分割画像データを,記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録し,上記識別データ発生処理によって発生する識別データを,n個の上記分割画像データに関連付けて上記記録媒体の単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録することを特徴とする。
【0010】
上記のようにして画像データおよび識別データが記録媒体に記録されると,次のようにして再生される。再生する装置としては,一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた精細画像データから,データ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記精細画像データがn個の分割画像データに分割されたうえで記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録され,かつ上記分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データがn個の上記分割画像データに関連付けられている上記単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録されている記録媒体からn個の上記分割画像データおよび識別データを読取る読取手段,動画再生モードと静止画再生モードとを選択的に設定するモード設定手段,上記モード設定手段により静止画再生モードが設定されたことに応じて上記読取手段によって読取られた識別データにもとづいて,n個の上記分割画像データから精細画像を表わす上記精細画像データを復元して出力する精細画像データ復元手段,ならびに上記モード設定手段により動画再生モードが設定されたことに応じて上記読取手段によって読取られた識別データにもとづいて,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別符号を上記分割画像に表示するようにn個の上記分割画像データに識別符号データを挿入する識別符号データ挿入手段を備える。
【0011】
再生方法としては,一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた精細画像データから,データ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記精細画像データがn個の分割画像データに分割されたうえで記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録され,かつ上記分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データがn個の上記分割画像データに関連付けられて上記単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録されている記録媒体からn個の上記分割画像データおよび識別データを読取り,動画再生モードと静止画再生モードとを選択的に設定可能としておき,静止画再生モードが設定されたことに応じて上記読取処理によって読取られた識別データにもとづいて,n個の上記分割画像データから精細画像を表わす上記精細画像データを復元して出力し,動画再生モードが設定されたことに応じて上記読取手段によって読取られた識別データにもとづいて,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別符号を上記分割画像に表示するようにn個の上記分割画像データに識別符号データを挿入する。
【0012】
単位画像データは上述した現在の業界規格でいえば1フレーム画像データに相当する。
【0013】
「単位画像データのデータ量と等しい」とは厳密に1バイト単位で等しい必要は必ずしもない。要するに,記録媒体の単位画像データ記録領域に記録可能なデータ量が規格で定められているので,この規格に合致するデータ量という意味に理解されたい。
【0014】
この発明では単位画像データの画像データ量のn倍のデータ量の画像データを生成する固体電子撮像素子が用いられる。画素数の多い固体電子撮像素子が用いられているから,撮像の段階で高画質の画像の捕捉が行なわれる。
【0015】
このようにして得られた高画質の画像を生じさせることのできる画像データを,既存の規格にしたがう記録方式と互換性を保ちながら,かつ画像データを損うことなく記録するために,この発明では,固体電子撮像素子から得られた画像データがn個の分割画像データに分割される。分割により得られたn個の分割画像データは,規格の記録方式にしたがって記録媒体に記録されることになる。
【0016】
このようにして,撮像により得られた高画質の画像データの画質がそのまま保存され,かつ従来の規格に合致した形で記録されることになる。したがって,静止画モードが設定されると高画質の静止画の再生が可能となる。
【0017】
動画再生モードが設定されるときには,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別符号が上記分割画像に表示される。分割画像であることがわかり,しかも精細画像のどこの部分を表わす分割画像を知ることができる。
【0018】
上記静止画像を再生する装置を単独で構成してもよい。この場合再生する装置としては,一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた精細画像データから,データ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記精細画像データがn個の分割画像データに分割されたうえで記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録され,かつ上記分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データがn個の上記分割画像データに関連付けられて上記単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録されている記録媒体からn個の上記分割画像データおよび識別データを読取る読取手段,ならびに上記読取手段によって読取られた識別データにもとづいて,n個の上記分割画像データから精細画像を表わす上記精細画像データを復元して出力する精細画像データ復元手段を備える。
【0019】
再生方法としては,一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた精細画像データから,データ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記精細画像データがn個の分割画像データに分割されたうえで記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録され,かつ上記分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データがn個の上記分割画像データに関連付けられて上記単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録されている記録媒体からn個の上記分割画像データおよび識別データを読取り,上記読取処理によって読取られた識別データにもとづいて,n個の上記分割画像データから精細画像を表わす上記精細画像データを復元して出力する。
【0020】
画像データのデータ量は膨大となるので通常は画像データ分割処理により得られるn個の分割画像データはデータ圧縮して上記記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録することとなろう。この場合,再生時には圧縮画像データをデータ伸張し精細画像を復元することとなろう。
【0021】
上記記録時においては,上記撮像により得られる精細画像データによって表わされる精細画像の縮小画像を表わし,上記単位画像データのデータ量を有する縮小画像データを生成し,上記縮小画像データ生成処理により得られる縮小画像データを,n個の上記分割画像データに関連付けて上記記録媒体の単位画像データ記録領域に記録してもよい。
【0022】
これにより精細画像の縮小画像を得ることができ,精細画像を復元することなく,精細画像の様子を知ることができる。
【0023】
画像に枠が形成されるようにn個の上記分割画像データおよび上記縮小画像データの少なくとも一方の一部の画像データを,枠を表わす画像データとしてもよい。
【0024】
動画再生時には枠が表示されるので,その枠を見ただけで縮小画像または分割画像であることがわかる。
【0025】
この場合には静止画再生時には,上記読取処理により読取られた識別データにもとづいてn個の分割画像データから上記精細画像データを復元した場合に,上記精細画像の内部に形成される枠を取除くように上記枠を表わす画像データの除去処理を行なうことが好ましい。
【0026】
これにより精細画像の内部にある枠により画像が見づらくなるのを防止できる。
【0027】
さらに記録時において,上記撮像により得られる精細画像データによって表わされる精細画像の縮小画像を表わし,上記単位画像データのデータ量を有する縮小画像データを生成し,上記分割画像の一部の領域に上記縮小画像が現われるように,上記画像データ分割処理により得られる分割画像データに,上記縮小画像データ生成処理によって生成された縮小画像データを挿入してもよい。
【0028】
上記精細画像の縮小画像を表わし,上記単位画像データのデータ量を有する縮小画像データが上記単位記録領域に記録されているときには,上記分割画像の一部の領域に上記縮小画像が現われるように上記記録媒体から読取られた分割画像データに上記縮小画像データを挿入してもよい。
【0029】
動画再生時には,分割画像中にその分割画像のもとの精細画像の縮小画像が表示されるので,一見して分割画像が精細画像のどこの部分かを知ることができる。
【0030】
【実施例の説明】
ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの構成および動作の説明に先だち,ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダによる磁気テープへの記録方式に関する既存の標準的な業界規格について説明しておく。
【0031】
磁気テープの記録フォーマットが図6(A) および(B) に示されている。図6(A) は磁気テープ8のトラックTrを示すもので,磁気テープ8の長手方向に対して斜め方向に一定の角度で多数のトラックTrが形成される。これらの多数のトラックTrのうち連続する10個のトラックを用いて1フレーム分のディジタル画像データが記録される。
【0032】
図6(B) にトラック・フォーマットが示されている。1つのトラックTrには,サブコード記録領域,ビデオ記録領域,補助記録領域,オーディオ記録領域およびトラック情報記録領域が含まれている。サブコード記録領域には高速検索のためのタイムコードや絶対トラック番号などの情報が記録される。ビデオ記録領域には被写体像を表わすディジタル画像データが記録される。オーディオ記録領域には音を表わすデータが記録される。トラック情報記録領域には磁気ヘッドがトラックTrの中心をトレースするための,トラックTrの基準となる情報が記録される。補助記録領域は飛び飛びに設けられ,この補助記録領域には付加情報が記録される。各領域の間に設けられるギャップは図示が省略されている。
【0033】
ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの撮像部に用いられるCCDは一般的には(従来)水平CCD転送クロック周波数13.5MHzである,水平方向720 画素,垂直方向480 画素の約35万画素の画素数をもつものが用いられる。このようなCCDを用いて得られた1フレーム分のディジタル画像データが,磁気テープ8の10トラックに記録される。これが既存の規格である。
【0034】
磁気テープ8に記録される画像データによって表わされる画像の画質を向上させるためには,画素数の多いCCDを用いれば良い。しかしながら,ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダにおいては水平720 画素,垂直480 画素の約35万画素のディジタル画像データを,10個のトラックに記録するようにその規格が定められているので,35万画素の画素数よりも画素数の多いCCDを用いて被写体を撮像して得られたディジタル画像データを磁気テープ8に記録すると,この規格から外れてしまう。この発明によるディジタル・ビデオ・テープ・レコーダは,ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダに一般的に用いられる35万画素の画素数よりも多い画素数をもつCCDを用いて被写体を撮像し,かつディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの従来からの記録規格に合致した画像データの記録を可能とするものである。
【0035】
図1はこの発明の実施例を示すもので,ディジタル画像データの記録および再生が可能なディジタル・ビデオ・テープ・レコーダ(DVTR)の電気的構成を示すブロック図である。ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの全体の動作はシステム・コントローラ10によって統括される。
【0036】
このディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの撮像部で用いられるCCD11は,図2に示されているように水平方向1440画素,垂直方向960 画素の約140 万画素の画素数をもつものであり,35万画素CCDの4倍の量の画像データが得られる。このような140 万画素CCD11から得られる1フレーム分の画像データのデータ量は,35万画素CCDの4フレーム分の画像データのデータ量に相当する。
【0037】
この実施例のディジタル・ビデオ・テープ・レコーダではCCD11から得られる1駒分の画像データを4フレーム分の画像データに分け,各1フレーム分をそれぞれ10トラックずつを用いて磁気テープ8に記録することにより,高画質撮影を達成しつつ,ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの従来からの記録規格に合致した画像データの記録を可能とする。
【0038】
記録モードにおいて,約140 万画素の画素数をもつCCD11によって1/7.5 秒の一定周期で被写体が連続的に撮影される。撮影のためのシャッタ速度が適当(たとえば1/60秒,または必要に応じてこれよりも短い時間)になるように,いわゆる電子シャッタ制御により定められる。
【0039】
CCD11から1/7.5 秒ごとに被写体像を表わす映像信号が出力され,アナログ/ディジタル変換回路12に与えられる。映像信号はアナログ/ディジタル変換回路12においてディジタル画像データに変換され,DSP(Disital Signal Processor)13に与えられる。
【0040】
DSP13において,入力する水平方向1440画素垂直方向960 画素の約140 万画素のディジタル画像データから図3(a) に示すように水平方向720 画素垂直方向480 画素の縮小画像を表わす画像データが生成される。縮小画像データの生成は水平方向および垂直方向ともに1/2の画素となるように間引処理を行なえばよい。DSP13においては縮小画像の生成に加えて分割画像も生成される。分割画像の生成は図2に示すように水平方向1440画素垂直方向960 画素の約140 万画素の精細画像を,左上の領域a1 ,右上の領域a2 ,左下の領域a3 および右下の領域a4 に分割することにより行なわれる(図3(b) 〜(e) )。分割画像a1 〜a4 も水平方向720 画素垂直方向480 画素の約35万画素の画像となる。
【0041】
DSP13において縮小画像および分割画像が生成されると,図4(a) 〜(e) に示すように縮小画像および分割画像の枠(ハッチングで示す)が形成される。縮小画像であれば図4(a) に示すように縮小画像の周辺部に枠が形成される。分割画像の場合は単純に分割画像の周辺部に枠を形成すると精細画像の中央部分が消去されてしまうことがある。このため分割画像においては図4(b) 〜(e) に示すように精細画像の中央部分が常に残るように枠が形成される。分割画像における枠の形成はアドレッシングの操作により容易に実現することができる。このようにして図5(a) 〜(e) に示すように縮小画像および分割画像に枠が形成される。
【0042】
枠が形成された縮小画像および分割画像を表わす画像データはDSP13からメモリ14に与えられ一旦記憶される。メモリ14は約35万画素の画像データを5駒分記憶できる容量をもつ。
【0043】
メモリ14に記憶された画像データは順に読出されDSP13を通過してデータ並べ替え回路15に与えられる。データ並べ替え回路15において,DVTRの記録フォーマットにしたがうように画像データのシャフリングが行なわれる。データ並べ替え回路15においてシャフリングされた画像データはデータ圧縮回路16に与えられる。
【0044】
データ圧縮回路16においてDCT(Discrete Cosine Transform )処理,量子化処理などが行なわれることにより,画像データにデータ圧縮が施される。データ圧縮処理回路16において圧縮された画像データは順次誤り訂正符号付加回路17に与えられ,誤り訂正符号が付加される。誤り訂正符号付加回路17にはシステム・コントローラ10から補助領域データも与えられている。この補助領域データは,画像データが縮小画像データであること,分割画像データであること,精細画像のどこの部分を構成する分割画像であるかを示す識別データであり,縮小画像データおよび分割画像データのそれぞれに付加される。
【0045】
誤り訂正符号付加回路17から出力される画像データは変調回路18に与えられ,符号化(たとえばNRZI符号化)されて記録再生増幅回路19に与えられる。記録再生増幅回路19において増幅された画像データは磁気ヘッド20に与えられる。これにより磁気ヘッド20によって磁気テープ8の各トラックのうちビデオ記録領域A2 に画像データが記録され,補助記録領域A3 に補助領域データが記録される。オーディオ・データやトラック情報の記録ももちろん行なわれる。
【0046】
縮小画像データおよび4つの分割画像データの総データ量は,一般的に用いられる35万画素のCCDを用いて被写体を撮影して得られた1フレーム分の画像データのデータ量の5倍に相当するから50トラックを用いて磁気トラック8に記録される。
【0047】
図1に示すディジタル・ビデオ・テープ・レコーダは,磁気テープ8に記録されたディジタル画像データの再生も可能である。
【0048】
再生モードには静止画再生モードと動画再生モードとがあり,静止画再生モードおよび動画再生モードを設定するためのモード設定スイッチ51および52が設けられている。モード設定スイッチ51および52において設定された信号はシステム・コントローラ10に与えられる。
【0049】
静止画再生モードおよび動画再生モードのいずれにおいても磁気テープ8に記録された画像データ,補助領域データ,その他のデータが磁気ヘッド31によって読取られ記録再生増幅回路19に与えられる。記録再生増幅回路19において増幅されたデータは復調回路32に与えられる。復調回路32においてデータ復調が行なわれ,誤り訂正回路33に与えられる。復調回路32において復調されたデータにデータ誤りがあると,誤り訂正回路33において誤り訂正処理が行なわれる。誤り訂正処理が行なわれたデータのうち被写体像を表わすディジタル画像データはデータ伸長回路34に与えられ,補助領域データはシステム・コントローラ10に与えられる。
【0050】
画像データはデータ伸長回路34において圧縮された画像データのデータ伸長処理が行なわれる。データ伸長回路34においてデータ伸長されたディジタル画像データはデータ並べ替え回路35に与えられる。データ並べ替え回路35においてディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの記録フォーマットにしたがった画像データの配列からもとの画像データの配列に戻される(デシャフリング)。
【0051】
動画再生モード設定スイッチ52により動画再生モードが設定されているときにはデータ並べ替え回路35から出力される画像データはモニタ表示装置42に与えられる。これによりモニタ表示装置42には図5(a) 〜(e) に示すように画像の周辺に枠が形成された縮小画像および分割画像が順次表示される。モニタ表示装置42に表示される画像には枠が形成されているので縮小画像であることおよび分割画像であることを知ることができる。また動画再生においてモニタ表示装置42に表示される縮小画像および分割画像に縮小画像である旨,分割画像である旨および精細画像のどこの部分を表わす分割画像であるかを示す旨を表示するようにしてもよい。この場合には,システム・コトローラ10に与えられる補助領域データを利用することとなろう。
【0052】
静止画再生モード設定スイッチ51により静止画再生モードが設定されているときにはデータ並べ替え回路35から出力される画像データは画像合成回路36に与えられる。画像合成回路36において図5(a) 〜(e) の各画像の枠が除去される処理が行なわれ,まず図3(a) 〜(e) に示す画像が復元される。画像が復元されると補助領域データにもとづいて図3(b) 〜(e) に示す分割画像が合成され図2に示すもとの精細画像が復元される。この精細画像を表わす画像データは画像合成回路36からプリンタ41に与えられ,図2に示す精細画像がプリントされる。
【0053】
図7は他の実施例を示すもので,ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの電気的構成を示すブロック図である。この図において図1に示すものと同一物には同一符号を付して説明を省略する。
【0054】
図1に示すディジタル・ビデオ・テープ・レコーダは動画再生モードにおいては図5(a) 〜(e) に示すようにモニタ表示装置42に縮小画像につづいて分割画像が表示されるのに対し,図7に示すディジタル・ビデオ・テープ・レコーダは動画再生モードにおいては図8(a) 〜(d) に示すように分割画像の一部の領域に縮小画像が表示されるものである。図7に示すディジタル・ビデオ・テープ・レコーダにおいて記録時の処理および再生時の静止画再生モードにおける処理は図1に示すディジタル・ビデオ・テープ・レコーダと同じであるため,動画再生モードが設定された場合について説明する。
【0055】
動画再生モードが設定されると,データ並べ替え回路35から出力される縮小画像データおよび分割画像データはDSP13Aに与えられる。DSP13Aにおいて,図8(a) 〜(d) に示すように分割画像の一部の領域にウィンドウWが設定される。縮小画像はさらに縮小され,ウィンドウWに縮小画像が組込まれる。縮小画像がウィンドウWに組込まれた分割画像を表わす画像データは,DSP13Aからモニタ表示装置42に与えられる。これによりモニタ表示装置42には図8(a) 〜(d) に示すようにウィンドウWに縮小画像が表示された分割画像が表示される。ウィンドウWに表示される縮小画像においては,分割画像が精細画像のどこの部分に相当するかが分るように破線で領域を示すようにDSP13Aにおいて画像データの処理を行なうとよい。
【0056】
また図8(a) 〜(d) に示すように,分割画像に縮小画像を挿入する処理を動画再生時に行なうだけでなく,記録時にDSP13Aにおいて行なってもよい。その場合には静止画再生モードにおいて精細画像を復元できるように精細画像データを記録する必要があろう。
【0057】
上記においては,一般的なCCDの画素数の4倍の画素数をもつCCDを用いて1/7.5 秒周期で被写体を撮像して1駒分の画像データを得て,これを4フレームに分割して磁気テープに記録しているが,一般的なCCDの画素数の4倍の画素数をもつCCDのみならず任意の整数n倍の画素数をもつCCDを用いて1駒分の画像データを得るようにしても良い。この場合は撮影に用いられるCCDの画素数に応じて,分割されて磁気テープに記録されることになる。
【0058】
また上記においては各回路はハードウェアにより構成されているが,ハードウェア回路の一部を,ソフトウェアによって実現することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】CCDの構成を示している。
【図3】(a) は縮小画像を,(b) 〜(e) は分割画像を示している。
【図4】(a) 〜(e) は縮小画像および分割画像に枠を形成する処理を示している。
【図5】(a) 〜(e) は枠が形成された縮小画像および分割画像を示している。
【図6】(A) は磁気テープの記録フォーマットを示しており,(B) はトラック・フォーマットを示している。
【図7】他の実施例を示すものでディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの電気的構成を示すブロック図である。
【図8】(a) 〜(d) は縮小画像が一部に組込まれた分割画像を示している。
【符号の説明】
8 磁気テープ
10 システム・コントローラ
13,13A DSP
36 画像合成回路
Claims (16)
- 一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn(nは2以上の整数)倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を含み,上記固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた被写体像を表わす精細画像データを出力する撮像手段,
上記撮像手段から出力される精細画像データのデータ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記精細画像データをn個の分割画像データに分割する画像データ分割手段,
上記画像データ分割手段により得られた分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データを発生する識別データ発生手段,
画像に枠が形成されるようにn個の上記分割画像データの一部の画像データを,枠を表す画像データで置換える画像データ処理手段,
上記画像データ処理手段によって一部の画像データが枠を表わす画像データで置換えられたn個の分割画像データを,記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録する分割画像データ記録制御手段,および
上記識別データ発生手段によって発生する識別データを,n個の上記分割画像データに関連付けて上記記録媒体の単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録する識別データ記録手段,
を備えたディジタル画像データ記録装置。 - 一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn(nは2以上の整数)倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を含み,上記固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた被写体像を表わす精細画像データを出力する撮像手段,
上記撮像手段から出力される精細画像データのデータ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記精細画像データをn個の分割画像データに分割する画像データ分割手段,
上記画像データ分割手段により得られた分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データを発生する識別データ発生手段,
上記撮像手段から出力される精細画像データによって表わされる精細画像の縮小画像を表わし,上記単位画像データのデータ量と等しいデータ量をもつ縮小画像データを生成する縮小画像データ生成手段,
画像に枠が形成されるように,上記縮小画像データ生成手段によって生成された上記縮小画像データの一部の画像データを,枠を表わす画像データで置換える画像データ処理手段,
上記画像データ分割手段から出力されるn個の分割画像データを,記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録する分割画像データ記録制御手段,
上記識別データ発生手段によって発生する識別データを,n個の上記分割画像データに関連付けて上記記録媒体の単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録する識別データ記録制御手段,および
上記画像データ処理手段によって一部の画像データが枠を表わす画像データに置換えられた縮小画像データを,n個の上記分割画像データに関連付けて上記記録媒体の単位画像データ記録領域に記録する縮小画像データ記録制御手段,
を備えたディジタル画像データ記録装置。 - 一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn(nは2以上の整数)倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を含み,上記固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた被写体像を表わす精細画像データを出力する撮像手段,
上記撮像手段から出力される精細画像データのデータ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記精細画像データをn個の分割画像データに分割する画像データ分割手段,
上記画像データ分割手段により得られた分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データを発生する識別データ発生手段,
上記撮像手段から出力される精細画像データによって表わされる精細画像の縮小画像を表わし,上記単位画像データのデータ量を有する縮小画像データを生成する縮小画像データ生成手段,
上記分割画像の一部の領域に上記縮小画像が現われるように,上記画像データ分割手段により得られる分割画像データに,上記縮小画像データ生成手段によって生成された縮小画像データを挿入する縮小画像データ挿入手段,
上記縮小画像データ挿入手段によって縮小画像データが挿入されたn個の分割画像データを,記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録する分割画像データ記録制御手段,および
上記識別データ発生手段によって発生する識別データを,n個の上記分割画像データに関連付けて上記記録媒体の単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録する識別データ記録制御手段,
を備えたディジタル画像データ記録装置。 - 上記分割画像データ記録制御手段が,n個の分割画像データを,データ圧縮して上記記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録するものである,
請求項1,2または3に記載のディジタル画像データ記録装置。 - 一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn(nは2以上の整数)倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた精細画像データから,データ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記精細画像データがn個の分割画像データに分割されたうえで記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録され,かつ上記分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データがn個の上記分割画像データに関連付けられて上記単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録されている記録媒体からn個の上記分割画像データおよび識別データを読取る読取手段,
動画再生モードと静止画再生モードとを選択的に設定するモード設定手段,
上記モード設定手段により静止画再生モードが設定されたことに応じて上記読取手段によって読取られた識別データにもとづいて,n個の上記分割画像データから精細画像を表わす上記精細画像データを復元して出力する精細画像データ復元手段,ならびに
上記モード設定手段により動画再生モードが設定されたことに応じて上記読取手段によって読取られた識別データにもとづいて,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別符号を上記分割画像に表示するようにn個の上記分割画像データに識別符号データを挿入する識別符号データ挿入手段,
を備えたディジタル画像データ再生装置。 - n個の上記分割画像データが,分割画像に枠が形成されるように一部の画像データが枠を表わす画像データとされたうえでn個の上記単位画像データ記録領域に記録されているものであり,
上記読取手段により読取られた識別データにもとづいてn個の分割画像データから上記精細画像データを復元した場合に,上記精細画像の内部に形成される枠を取除くように上記枠を表わす画像データの除去処理を行なう枠画像データ除去手段,
を備えた請求項5に記載のディジタル画像データ生成装置。 - 一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn(nは2以上の整数)倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた精細画像データから,データ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記精細画像データがn個の分割画像データに分割され,n個の上記分割画像データが,分割画像に枠が形成されるように一部の画像データが枠を表わす画像データとされたうえでn個の上記単位画像データ記録領域に記録され,かつ上記分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データがn個の上記分割画像データに関連付けられて上記単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録されている記録媒体からn個の上記分割画像データおよび識別データを読取る読取手段,
上記読取手段によって読取られた識別データにもとづいて,n個の上記分割画像データから精細画像を表わす上記精細画像データを復元して出力する精細画像データ復元手段,ならびに
上記読取手段により読取られた識別データにもとづいてn個の分割画像データから上記精細画像データを復元した場合に,上記精細画像の内部に形成される枠を取除くように上記枠を表わす画像データの除去処理を行なう枠画像データ除去手段,
を備えたディジタル画像データ再生装置。 - 一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn(nは2以上の整数)倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた精細画像データから,データ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記精細画像データがn個の分割画像データに分割されたうえで記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録され,上記精細画像の縮小画像を表わし,上記単位画像データのデータ量を有する縮小画像データが上記単位画像データ記録領域に記録され,かつ上記分割画像データによって表される分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データがn個の上記分割画像データに関連付けられて上記単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録されている記録媒体からn個の上記分割画像データ,上記縮小画像データおよび識別データを読取る読取手段,
上記分割画像の一部の領域に上記縮小画像が現われるように上記記録媒体から読取られた分割画像データに上記縮小画像データを挿入する縮小画像データ挿入手段,ならびに
上記読取手段によって読取られた識別データにもとづいて,n個の上記分割画像データから,上記縮小画像データ挿入手段によって挿入された縮小画像データによって表わされる縮小画像が挿入された精細画像を表わす上記精細画像データを復元して出力する精細画像データ復元手段,
を備えたディジタル画像データ再生装置。 - 一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn(nは2以上の整数)倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた被写体像を表わす精細画像データを得,
上記撮像により得られる精細画像データのデータ量が上記単位画像データのデータ量となるように,上記精細画像データをn個の分割画像データに分割し,
上記画像データ分割処理により得られた分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データを得,
画像に枠が形成されるようにn個の上記分割画像データの一部の画像データを,枠を表わす画像データに置換え,
上記画像データ置換処理によって一部の画像データが枠を表わす画像データで置換えられたn個の分割画像データを,記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録し,
上記識別データ発生処理によって発生する識別データを,n個の上記分割画像データに関連付けて上記記録媒体の単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録する,
ディジタル画像データ記録方法。 - 一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn(nは2以上の整数)倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた被写体像を表わす精細画像データを得,
上記撮像により得られる精細画像データのデータ量が上記単位画像データのデータ量となるように,上記精細画像データをn個の分割画像データに分割し,
上記画像データ分割処理により得られた分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データを得,
上記撮像により得られる精細画像データによって表わされる精細画像の縮小画像を表し,上記単位画像データのデータ量を有する縮小画像データを生成し,
画像に枠が形成されるように,上記縮小画像データ生成処理によって生成された上記縮小画像データの一部の画像データを,枠を表わす画像データに置換え,
上記画像データ分割処理により得られるn個の分割画像データを,記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録し,
上記識別データ発生処理によって発生する識別データを,n個の上記分割画像データに関連付けて上記記録媒体の単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録し,
上記画像データ置換処理により一部の画像データが枠を表わす画像データに置換えられた縮小画像データを,n個の上記分割画像データに関連付けて上記記録媒体の単位画像データ記録領域に記録する,
ディジタル画像データ記録方法。 - 一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn(nは2以上の整数)倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた被写体像を表わす精細画像データを得,
上記撮像により得られる精細画像データのデータ量が上記単位画像データのデータ量となるように,上記精細画像データをn個の分割画像データに分割し,
上記画像データ分割処理により得られた分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データを得,
上記撮像により得られる精細画像データによって表わされる精細画像の縮小画像を表わし,上記単位画像データのデータ量を有する縮小画像データを生成し,
上記分割画像の一部の領域に上記縮小画像が現われるように,上記画像データ分割処理により得られる分割画像データに,上記縮小画像データ生成処理によって生成された縮小画像データを挿入し,
上記縮小画像データ挿入処理により縮小画像データが挿入されたn個の分割画像データを,記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録し,
上記識別データ発生処理によって発生する識別データを,n個の上記分割画像データに関連付けて上記記録媒体の単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録する,
ディジタル画像データ記録方法。 - 上記画像データ分割処理により得られるn個の分割画像データを,データ圧縮して上記記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録する,
請求項9,10または11に記載のディジタル画像データ記録方法。 - 一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn(nは2以上の整数)倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた精細画像データから,データ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記精細画像データがn個の分割画像データに分割されたうえで記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録され,かつ上記分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データがn個の上記分割画像データに関連付けられて上記単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録されている記録媒体からn個の上記分割画像データおよび識別データを読取り,
動画再生モードと静止画再生モードとを選択的に設定可能としておき,
静止画再生モードが設定されたことに応じて上記読取処理によって読取られた識別データにもとづいて,n個の上記分割画像データから精細画像を表わす上記精細画像データを復元して出力し,
動画再生モードが設定されたことに応じて上記読取られた識別データにもとづいて,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別符号を上記分割画像に表示するようにn個の上記分割画像データに識別符号データを挿入する,
ディジタル画像データ再生方法。 - n個の上記分割画像データが,分割画像に枠が形成されるように一部の画像データが枠を表わす画像データとされたうえでn個の上記単位画像データ記録領域に記録されているものであり,
上記読取処理により読取られた識別データにもとづいてn個の分割画像データから上記精細画像データを復元した場合に,上記精細画像の内部に形成される枠を取り除くように上記枠を表わす画像データの除去処理を行なう,
請求項13に記載のディジタル画像データ再生方法。 - 一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn(nは2以上の整数)倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた精細画像データから,データ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記精細画像データがn個の分割画像データに分割され,n個の上記分割画像データが,分割画像に枠が形成されるように一部の画像データが枠を表わす画像データとされたうえでn個の上記単位画像データ記録領域に記録され,かつ上記分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データがn個の上記分割画像データに関連付けられて上記単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録されている記録媒体からn個の上記分割画像データおよび識別データを読取り,
上記読取処理によって読取られた識別データにもとづいて,n個の上記分割画像データから精細画像を表わす上記精細画像データを復元し,
上記読取処理により読取られた識別データにもとづいてn個の分割画像データから上記精細画像データを復元した場合に,上記精細画像の内部に形成される枠を取除くように上記枠を表わす画像データの除去処理を行なう,
ディジタル画像データ再生方法。 - 一駒の画像について単位画像データの画像データ量のn(nは2以上の整数)倍のデータ量を生成する固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像して得られた精細画像データから,データ量が上記単位画像データのデータ量と等しくなるように,上記再生画像データがn個の分割画像データに分割されたうえで記録媒体のn個の単位画像データ記録領域に記録され,上記精細画像の縮小画像を表し,上記単位画像データのデータ量を有する縮小画像データが上記単位画像データ記録領域に記録され,かつ上記分割画像データによって表わされる分割画像が,上記精細画像のどこの部分に相当するのかを表わす識別データがn個の上記分割画像データに関連付けられて上記単位画像データ記録領域以外の補助領域に記録されている記録媒体からn個の上記分割画像データ,上記縮小画像データおよび識別データを読取り,
上記分割画像の一部の領域に上記縮小画像が現われるように上記記録媒体から読取られた分割画像データに上記縮小画像データを挿入し,
上記読取処理によって読取られた識別データにもとづいて,n個の上記分割画像データから,上記縮小画像データ挿入処理によって挿入された縮小画像データによって表わされる縮小画像が挿入された精細画像を表わす上記精細画像データを復元して出力する,
ディジタル画像データ再生方法。
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