JP3603957B2

JP3603957B2 - On-site manufacturing method for PC members

Info

Publication number: JP3603957B2
Application number: JP2001270673A
Authority: JP
Inventors: 恵文横田; 久弥前田
Original assignee: 株式会社沖創建設
Priority date: 2001-09-06
Filing date: 2001-09-06
Publication date: 2004-12-22
Anticipated expiration: 2021-09-06
Also published as: JP2003074185A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、ＰＣ（プレキャスト）部材の現場製造施工方法、すなわちＰＣ壁パネルなどのＰＣ部材を工場生産しないで、建設現場で製造し、ＰＣ建築物を組立て施工する建設方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
通常は、ＰＣ建築物を建造するには、ＰＣ壁パネルなどのＰＣ部材を製造する専用の工場を設備し、ＰＣ工場で製造したＰＣ壁パネルなどの部材を建設現場に運搬して組立て建設する方法が採用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにＰＣ専用工場で製造したＰＣ壁パネルなどを車で建設現場に運搬するには、道路交通法上の規制から、ＰＣ壁パネルなどのサイズの制限を受ける。
【０００４】
ＰＣ壁パネルなどの製造がＰＣ工場に集中するので、建設現場への運送のために、大量の車両が投入されるが、ＰＣ部材の車両への積込み人件費や運送費など、多大な運送費用を要する。
【０００５】
ＰＣ工場と建設現場とが遠隔な場合は、運送費が嵩むだけでなく、運送に長時間を要するため、ＰＣ建築のメリットと言われている低廉化や工期の短縮などの効果が低い。
【０００６】
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、ＰＣ建築物を建設する現場の狭小な領域でＰＣ壁パネルなどの部材を製造し、かつ効率的に組立て施工可能とすることにある。つまり、建設現場から離れたＰＣ専用工場でＰＣ部材を製造し、現場に搬送して組立てるという発想を一掃するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。
請求項１は、建物を建造する建設領域に隣接して、水平の作業ステージを施工し、この作業ステージ上で成形したＰＣ壁パネルの上で、順次上側のＰＣ壁パネルを成形していく積み上げ式製造を行なっている間に、建設領域ではスラブ施工を行ない、スラブ施工後に、積み上げ式製造されたＰＣ壁パネルをクレーンで建設領域のスラブ上に移動して建て付けし、作業ステージをＰＣ壁パネルの製造に使用していない間は、施工に要する他の部材の製造を行ない、前記の作業ステージを、ＰＣ壁パネルの積み上げ式製造と他の作業に交互に用いることを特徴とするＰＣ部材の現場製造施工方法である。
【０００８】
水平の作業ステージさえ有れば、ＰＣ壁パネルなどＰＣ部材は専用のＰＣ工場でなく、建設現場でも製造可能となる。そして、建設領域に隣接した狭い敷地でも、作業ステージを水平に施工することは可能である。
【０００９】
したがって、請求項１のように、建設領域に隣接して、水平の作業ステージを施工し、この作業ステージ上でＰＣ部材を製造し、製造したＰＣ部材をクレーンで移動して、組立て施工していくことが可能となる。
【００１０】
このように、隣接した敷地に作業ステージを設けて、その上でＰＣ部材を製造すれば、製造したＰＣ部材を直ちにそのまま建設領域にクレーンで移動して組立て施工できるので、従来のような専用のＰＣ工場は全く不要となり、そのための経費も節減される。また、車両などによる運搬の問題やそれに付随する問題も解消される。
【００１１】
さらに、作業ステージ上で成形したＰＣ壁パネルの上で、順次上側のＰＣ壁パネルを成形していく積み上げ式製造を行なっている間に、建設領域ではスラブ施工を行なう。また、スラブ施工後に、積み上げ式製造されたＰＣ壁パネルをすべて建設領域のスラブ上に移動して建て付けし、作業ステージをＰＣ壁パネルの製造に使用していない間は、スラブ型枠などのような施工に要する他の部材の製造を行なう。したがって、前記の作業ステージを、ＰＣ壁パネルの積み上げ式製造と他の作業に交互に用いることができ、効率的に使用できる。
【００１２】
本発明の発明者らが、特願２０００−１１４３６５号において提案した方法によると、ＰＣ壁パネル１枚分の狭い敷地でも、多数のＰＣ壁パネルを連続的に製造しながら積み上げていくことができる。したがって、このＰＣ壁パネル製造方法によると、建設現場に隣接した狭い敷地でも、ＰＣ壁パネルを建設現場で製造できる。
【００１３】
そのため、１階用のＰＣ壁パネルを製造している間に、１階のスラブを施工し、１階用のＰＣ壁パネルの建て付けの準備をすることができる。そして、製造したＰＣ壁パネルを全部クレーンで現場に移動した後は、その作業ステージが開いているので、空いた作業ステージを利用して、次の２階スラブ施工のための型枠の製造や階段などのための型枠の製造などの大工仕事ができる。
【００１４】
このような作業を作業ステージの上で交互に行なうことによって、１階、２階…というように、スラブ施工とＰＣ壁パネルの建て付けを順次進行でき、狭い作業ステージを効果的に利用することで能率的に施工作業を遂行できる。その結果、建設現場の狭い敷地でも、ＰＣ専用工場に劣らない製造作業が可能となり、工期も大幅に短縮でき、かつ安価に施工可能となる。
【００１５】
さらに、作業ステージ上で積み上げ製造されたＰＣ壁パネルは、直ちに建設領域にクレーン移動して組立て施工されるので、広大なストックヤードも不要となり、逆に狭い建設現場で効率的に製造施工できる。
【００１６】
請求項２は、建設領域に隣接して設置される水平の作業ステージであって、枕木状のコンクリート基礎を間隔を置いて複数形成してあり、その上に型鋼や木柱等の大引材を水平に複数本載置し、各大引材の上に金属パイプや角材等の多数の根太材を等間隔に配置し、その上に金属板その他の作業床板を敷いて成る建設現場用の作業ステージである。
【００１７】
このように、建設領域に隣接して作業ステージを設置する場合に、枕木状のコンクリート基礎を間隔を置いて複数形成すれば、その上に型鋼や木柱等の大引材を水平に複数本載置し、各大引材の上に金属パイプや角材等の多数の根太材を等間隔に配置し、その上に作業床板を敷くことによって、容易に現場用の作業ステージを実現できる。
【００１８】
このように、型鋼などの大引材を水平に複数本載置するための枕木状のコンクリート基礎を間隔をおいて複数形成するので、作業ステージ用の敷地は大雑把な整地で足り、短期間にかつ安価に作業ステージを実現できる。また、枕木状のコンクリート基礎さえ施工すれば、後は既存の型鋼や角パイプ、鉄板などを敷設するだけであるから、容易に完成でき、施工期間も極めて短くて済む。
【００１９】
請求項３は、建設領域に隣接して設置される水平の作業ステージであって、少なくとも砂を敷いて水平に均し、その上に金属板その他の敷板を敷いてから、該敷板上に型鋼や木柱等の大引材を水平に複数本載置し、前記各大引材の上に金属パイプや角材等の多数の根太材を等間隔に配置し、その上に金属板その他の作業床板を敷いて成る建設現場用の作業ステージである。敷板や作業床板は、木製でも、合成樹脂製でも、コンクリート製でもよい。材料は特に限定しない。
【００２０】
敷地が平坦でない場合は、請求項２のように、整地の必要のない枕木状コンクリート基礎を用いるのが良いが、ほぼ平坦な敷地の場合は、請求項３のように、直ちに砂を敷いて水平に均し、その上に金属板その他の敷板を敷いてから、該敷板上に型鋼や木柱等の大引材を水平に複数本載置し、前記各大引材の上に金属パイプや角材等の多数の根太材を等間隔に配置し、その上に金属板その他の作業床板を敷いて成る作業ステージを採用すると、枕木状コンクリート基礎を打設する必要がなく養生期間も不要であり、使用後の撤去も簡便である。
【００２１】
前記のように、枕木状コンクリート基礎を打設したり、砂を敷いて水平に均したりして水平の作業ステージを施工して、ＰＣ壁パネルの製造などに使用し、建物が完成したら、その後は、作業ステージは不必要であり、邪魔である。
したがって、建物が完成した後は、作業ステージを構成する全ての部材を撤去し、作業ステージ用の部材を残置しないで済むので、作業ステージのための敷地が犠牲になるようなこともない。
【００２２】
【発明の実施の形態】
次に本発明によるＰＣ部材の現場製造施工方法が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。まず、図１から図３において、本発明の発明者らが特願２０００−１１４３６５号において提案したＰＣパネルの積上式製造方法を説明する。図１は積上式製法によってＰＣ壁パネルを製造している状態の全容を示す斜視図である。
【００２３】
１は地盤であり、その上に直にコンクリートを打設して平面度の高いコンクリート製の作業ステージ２を形成して、定盤にする。この作業ステージ２の上で、ＰＣ壁パネルＰ１、Ｐ２…を成形し、順次重ねていく。
【００２４】
最初の最下部のＰＣ壁パネルＰ１は、作業ステージ２の上に型枠をセットし、かつシートを敷いて、その上にコンクリートを打設して製造する。そして、前記型枠を外した状態で、今度は、先に成形したＰＣ壁パネルＰ１を定盤にして、その上のＰＣ壁パネルＰ２を成形する。
【００２５】
図１は、２段目のＰＣ壁パネルＰ２の上に、３段目のＰＣ壁パネルＰ３を製造するための型枠３をセットした状態を示す。
各ＰＣ壁パネルＰ１、Ｐ２には、予め横向きアンカーを埋め込み、このアンカーにフォームタイ（登録商標、以下同様）４を連結し、型枠締め付け金具５を取り付けることによって、型枠３を下段のＰＣ壁パネルＰ２に取り付け固定してある。
【００２６】
そして、ＰＣ壁パネルＰ２の上面にシートを敷いた状態で、その上にコンクリートを打設し養生することで、ＰＣ壁パネルＰ３が完成する。
なお、型枠３は、軽量化とコストダウンのために合板６を使用し、その上端と下端に水平に鋼製角パイプ７を重ねて固定し、補強している。
【００２７】
各ＰＣ壁パネルＰ１、Ｐ２、Ｐ３には軸筋８が埋設されており、コッター部９には、Ｕ字状の連結筋１０が埋設されている。
【００２８】
次に、図２において、最初の最下段のＰＣ壁パネルＰ１の製造方法を説明する。
最初のＰＣ壁パネルＰ１を製造する際は、型枠３を支持する下段のＰＣ壁パネルが無いので、図示のように、コンクリート製の作業ステージ２にアンカーボルト１１を立てて、つっかい板１２を固定する。
【００２９】
つまり、四角状にセットした型枠３の合板６に固定した下側の鋼管７をつっかい板１２で押さえつけ、つっかい板１２の先端を外側から合板６に突き当てて、型枠３が外側に倒れるのを防いでいる。
４辺すべての型枠３について、しかも１辺を２か所以上でつっかい板１２によって固定する。
【００３０】
作業ステージ２の上面には、打設されたコンクリートが作業ステージ２に付着するのを防ぐために、セパレーター用のシート１３を敷いておく。
このシート１３は、単なるセパレートのためだけであれば、ビニールシートなどで足りるが、生コンクリートから発生するコンノロがタイル面などに付着するのを防ぐには、吸水性シートを用いる。
吸水性シートの場合は、無数の連結孔が開いているので、コンノロを効果的に吸収する。
【００３１】
作業ステージ２の上面が、正確に水平度が出されている場合は、その上にシート１３を敷くだけでよいが、平面度が不十分な場合は、レベルモルタルを散布して水平度を出してからシート１３を敷く。
または、コスト面を考慮して、砂を撒き、砂面を水平に均してからシート１３を敷いてもよい。
【００３２】
また、各辺の合板６には、上の段のＰＣ壁パネルＰ２を成形する型枠を保持するための横向きアンカー１４を予めセットしておく。
この状態で、型枠内部に前記の各鉄筋８、１０を配筋してから、コンクリートを打設し養生する。
【００３３】
型枠３の高さ寸法Ｈは、ＰＣ壁パネルの各種の厚さｔに対応できるように、予め大きめに製作してある。
また、合板６が吸水して劣化するのを防ぐために、粘着テープなどを貼っておくと、繰り返し使用できる。
【００３４】
コンクリートを打設した後、一晩程度の養生で、当該ＰＣ壁パネルＰ１の上で、次の作業を行なうことができる。
【００３５】
１段目のＰＣ壁パネルＰ１の短期養生が終わると、その型枠を取り外し、１段目のＰＣ壁パネルＰ１の上に、シート１３を敷いて、２段目のＰＣ壁パネルＰ２を成形する。
【００３６】
図３は、２段目のＰＣ壁パネルＰ２の上に３段目のＰＣ壁パネルＰ３を成形した状態である。
このように下段のＰＣ壁パネルＰ２の上にシート１３を敷き、しかも下段のＰＣ壁パネルＰ２に予め埋め込んだ横向きアンカー１４の外端にフォームタイ（同上）４を連結し、型枠締め付け金具５を取り付けて、この型枠締め付け金具５で型枠３の下側の鋼管７を外側から押さえつけることによって、上側の型枠３を固定する。
【００３７】
そして、型枠３中にセパレート用のシート１３を敷き、かつ配筋を行なった状態で、コンクリートを打設して養生すると、ＰＣ壁パネルＰ３が完成する。
【００３８】
図示のように、左右の型枠３、３に取り付けた横向きアンカー１４・１４の内端同士の間に鉄筋１５を連結しておけば、左右の型枠３、３がコンクリートの圧力で外側に押し拡げられて膨らむのを防止できる。前後の型枠の横向きアンカー間にも同様に鉄筋を連結しておく。
【００３９】
さらに確実性を期すために、図１のように、隣接する上側鋼管７、７の上に連結板１７を渡して、万力１８で固定すると、各型枠３の上端が開くのを確実に防止できる。
図では、左手前の１か所しか示されていないが、４角全体に使用することは言うまでもない。
【００４０】
このような積上式の成形法では、成形して養生した後に脱型した型枠は、そのすぐ上の段の型枠として組み立てて再使用するので、従来の工法に比べると、型枠が少なくてすみ、作業も簡便であり、作業能率が向上する。
積み上げ製造する製品は、パネル状であればよく、壁パネル以外の製造にも適用できる。
なお、作業ステージ２は、図８、図９のような簡易な施工法もある。
【００４１】
図４から図７は、前記のＰＣ壁パネルの積み上げ式製法で製造したパネルで建物を組立て施工していく方法を工程順に示す側面図である。
図４は最初の工程であり、まず建設現場を整地して、建物を建造する建設領域Ｗに杭打ちその他の地業工事を行ない、次いで、図のように、１階部分のスラブすなわち基礎スラブ２０を施工する。
この間に、前記の作業ステージ２を水平に施工すると共に、その上で前記の積み上げ式製法によって１階部分に使用するＰＣ壁パネルＰ１、Ｐ２…を製造しておく。
【００４２】
作業ステージ２の広さは、１枚のＰＣ壁パネルと同程度のサイズで足りる。
その個数は、１組だけでは足りない場合は、建物の規模や敷地の状況などに応じて複数組設けてもよい。
あるいは、大面積の作業ステージを１組だけ設けて、その上の２か所以上の領域で積み上げ式製造を行なってもよい。
【００４３】
次いで、図５のように、前記の建設領域と作業ステージ２との間にクレーンＣを配置する。
そして、作業ステージ２上で製造されたＰＣ壁パネルＰ１、Ｐ２…をクレーンＣで建設領域Ｗに移動し、先に施工した基礎スラブ２０の上に建て付けていく。
２１は支持パイプであり、基礎スラブ２０上で、ＰＣ壁パネルＰが前後に倒れないように支持している。
【００４４】
このようにして、作業ステージ２上で積み上げ式製法で製造したＰＣ壁パネルＰ…をクレーンＣで吊り上げて建設領域Ｗに移動し、基礎スラブ２０上に建て付けていく。
作業ステージ２上のＰＣ壁パネルを全部移動した後は、その上の階のスラブを施工する準備を作業ステージ２上で行なう。
すなわち、スラブ施工に必要なスラブ型枠などを製造する。
【００４５】
作業ステージ２は、水平でかつ平面度が高いので、特に精度を要する部材は作業ステージ上で製造する。
製造した型枠などの部材は、状況に応じて、作業ステージ上に積み上げて置いてもよいし、作業ステージの周囲に一時保管しておいてもよいし、徐々に建設領域Ｗのスラブ２０上に移動しておいてもよい。
【００４６】
図５で移動した各ＰＣ壁パネルＰ…の建て付けが終わり、２階部分のスラブ施工が可能となったら、
図６のように、１階のＰＣ壁パネルＰの上に、作業ステージ２上で製造した型枠ｆを組立て、次いでコンクリートを打設し養生する。
このようにスラブ施工をしている間は、前記の作業ステージ２は空いているので、作業ステージ２では再び図１〜図３の積み上げ式製法によって、２階部分に使用するＰＣ壁パネルを製造する。
【００４７】
そして、２階部分のスラブ２２の養生が終わり、型枠を解体した後、図７のように、作業ステージ２上で製造したＰＣ壁パネルＰ…をクレーンＣで移動して、２階部分に建て付けていく。
このように、建設領域Ｗと隣接する作業ステージ２上でＰＣ壁パネルを現場製造してはクレーンで移動して建て付けを行ない、次いでスラブを施工するという作業を繰り返すことによって、ＰＣ建築物を建造する。
【００４８】
作業ステージ２上でＰＣ製造するのはパネル類だけでなく、建物の規模や構造に応じて、梁や柱、階段、ベランダ、各部の手すり、その他の各種部材も製造できることは言うまでもない。
また、前記のように型枠製造その他の大工仕事もでき、特に精度を要する作業に適している。このほか、タイルの先付け加工や部材の原寸法当て確認なども行える。
【００４９】
このように、作業ステージ上では、各種のＰＣ部材を製造するので、コンクリート運搬車が横づけできるような通路配置計画を行なう。
また、作業ステージ上で製造した各種部材を、クレーンによって建設領域に移動できるような位置に、作業ステージを設置する。
【００５０】
以上のように本発明によると、ＰＣ専用工場でなく、建築現場の作業ステージでＰＣ部材を製造でき、一般道路を使用して車両で運搬する必要がないので、ＰＣ部材の寸法上の制限を受けない。したがって、建物に応じて、ＰＣ部材の寸法を自由に設定できる。また、運搬時の震動や衝撃などで、部材の寸法精度が落ちたりするようなこともなく、高品質の建物を提供できる。
【００５１】
作業ステージは、ＰＣ部材などの製造だけでなく、地鎮祭や上棟式、竣工式などのような建築現場で行われる祝い儀式などのための仮設ステージとしても利用できる。なお、作業ステージを施工するための資材などは、現地でリース調達が可能であるから、資材の運搬からも開放される。
【００５２】
したがって、ＰＣ部材を製造するための原料や資材から製造のための作業ステージなど全てを現地調達して、ＰＣ部材をすべて現場で、しかも狭いスペースで製造し建造できることになる。
【００５３】
こうしてＰＣ部材の製造も完了し、建物が完成した後は、前記の作業ステージ２は不必要となる。
そのまま駐車場などとして使用できればよいが、作業ステージが邪魔な場合もある。
そのような場合を想定すると、解体撤去が容易な作業ステージが望まれる。図８、図９は、このような要望を満たせる作業ステージの実施形態である。
【００５４】
図８は比較的平坦度の悪い敷地をそのまま利用する作業ステージ施工法であり、（１）は平面図、（２）は正面図、（３）は側面図である。この施工法は、枕木状のコンクリート基礎２４を、例えば２〜３ｍ程度の間隔で、数カ所設ける。すなわち、コンクリート基礎２４の下に、基礎栗石２５を敷き、その上に、型枠を用いて、枕木状のコンクリート基礎２４を打設形成する。
【００５５】
これらのコンクリート基礎２４…の上面が可能な限り水平に揃うように測定しながら、コンクリート打設する。
図示例では、各コンクリート基礎２４は、幅が例えば約５０ｃｍ、長さが３ｍ程度、各コンクリート基礎２４・２４の間隔は約２ｍである。
なお、補強のために、内部にワイヤーメッシュや異形鉄筋などを埋設するのがよい。
【００５６】
各コンクリート基礎２４を養生した後、その上にＨ型鋼２６を渡す。
すなわち、幅約２０ｃｍ、高さ約２０ｃｍ、長さ約８ｍの３本のＨ型鋼２６を、約１〜1.３ｍの間隔で平行に配置する。
このとき、各Ｈ型鋼２６の上面が水平に揃うように測定し、低い箇所が有れば薄板などを挟んで調節する。
【００５７】
次に、３本のＨ型鋼２６の上面に、約５ｃｍ角の鋼製角パイプ２７を例えば約３０ｃｍ間隔で配置する。
そして、その上に、金属板あるいは合板などの作業床板２８を敷くことによって、作業ステージ２が完成する。
図のＨ型鋼２６に代えてＥ型鋼などのような他の型鋼を採用してもよく、木造住宅用の木柱などを代用してもよい。
また、角パイプ２７に代えて丸パイプを用いてもよく、木製の角材を代用してもよい。
【００５８】
なお、Ｈ型鋼２６や角パイプ２７は、木造住宅における大引や根太に相当するので、それぞれ「大引材」および「根太材」と総称することもできる。
【００５９】
こうして完成した作業ステージ２の作業床板２８の上で、積み上げ式製法によってＰＣ壁パネルを連続生産する。
ＰＣ壁パネルの他に、ベランダの手すりや階段などをＰＣ法で製造してもよく、あるいは、柱や梁などもＰＣ法で現地製造してもよい。
【００６０】
ＰＣパネルなどのＰＣ部材の製造に使用しない場合、すなわち作業ステージが空いている場合は、スラブ施工や階段施工などのための型枠を製造してもよい。
作業ステージ２は精度よく水平に設置してあるので、精度を要する作業にも適している。
【００６１】
建物が完成した後は、作業ステージは不要であるから、Ｈ型鋼２６や角パイプ２７、作業床板２８などの部材は撤去し、搬出する。
また、枕木状のコンクリート基礎２４も、破砕し撤去する。図１〜図３のように、全面にコンクリートを打設する場合と違って、図８の場合は、コンクリート基礎２４が枕木状になっているので、破砕撤去は容易である。
したがって、撤去後は、施主は自由に各種の用途に利用できる。
【００６２】
図９は、地盤が比較的平坦な場合に適している施工方法であり、平坦な地盤１に直接砂２９を敷く。
砂２９が流出したり崩れたりしないように、周囲を枠板や石やコンクリートなどで囲うのもよく、砂２９の層を厚くしたいような場合は、初めに砂利などを敷き、その上に砂２９を敷いてもよい。
【００６３】
そして、砂２９の面が水平になるように、測定しながら均一に均していく。
なお、必要に応じて、砂２９を機械などで突き固めてもよい。
こうして、水平に均した砂２９の上に、金属製や木製の敷板３１を敷く。
この場合、砂２９が露出しないように、あるいは降雨に打たれないように、全面に敷板３１を被せるのがよい。
【００６４】
次いで、敷板３１の上に、図８の場合と同じ要領で、３本のＨ型鋼２６などの大引材を平行に配置する。
この場合は、砂２９の面を水平に均してあるので、各Ｈ型鋼２６の上面が水平に揃うように測定し、調節する必要はない。
念のため、各Ｈ型鋼２６の上面を測定してみて、水平度が狂っているような場合だけ、薄板などを挟んで水平度調節すれば足りる。
【００６５】
そして、各Ｈ型鋼２６の上面に、多数の角パイプ２７などの根太材を等間隔に配置し、その上に、金属板や合板などの作業床板２８を敷くことによって作業ステージ２が完成である。
【００６６】
この施工法の場合は、建物完成後に、Ｈ型鋼２６などと一緒に砂２９も容易に撤去できるという利点があり、枕木状のコンクリート基礎２４の場合のように破砕してなる廃棄物が発生することもない。
【００６７】
以上の作業ステージにおいて、各部材の寸法は一例であって、作業ステージとしての用途に反しない範囲で任意の寸法を選定できることは言うまでもない。
【００６８】
【発明の効果】
請求項１によると、建設領域に隣接して、水平の作業ステージを施工し、この作業ステージ上でＰＣ部材を製造し、製造したＰＣ部材をクレーンで移動して、ＰＣ建物を組立て施工していく。
【００６９】
このように、隣接した敷地に作業ステージを設けて、その上でＰＣ部材を製造すれば、製造したＰＣ部材を直ちにそのまま建設領域にクレーンで移動して組立て施工できるので、従来のような専用のＰＣ工場は全く不要となり、そのための経費も節減される。また、車両などによる運搬の問題やそれに付随する問題も解消される。
【００７０】
そして、作業ステージ上で積み上げ式製造を行なっている間に、建設領域ではスラブ施工を行なえるし、スラブ施工後は、積み上げ製造されたＰＣ壁パネルを建設領域のスラブ上に移動して建て付けできるので、１階、２階…というように、スラブ施工とＰＣ壁パネルの建て付けを順次進行でき、狭い作業ステージを効果的に利用することで能率的に施工作業を遂行できる。
また、前記の作業ステージ上で、ＰＣ壁パネルの積み上げ式製造とスラブ型枠の製造などの他の作業を交互に行なえる。その結果、建設現場の狭い敷地でも、ＰＣ専用工場に劣らない製造作業が可能となり、工期も大幅に短縮でき、かつ安価に施工可能となる。
【００７１】
作業ステージ上で積み上げ製造されたＰＣ壁パネルは、直ちに建設領域にクレーン移動して組立て施工されるので、広大なストックヤードも不要となり、逆に狭い建設現場で効率的に製造施工できる。
【００７２】
請求項２のように、型鋼などの大引材を水平に複数本載置するための枕木状のコンクリート基礎を間隔を置いて複数形成するので、作業ステージ用の敷地は大雑把な整地で足り、短期間にかつ安価に作業ステージを実現できる。
また、枕木状のコンクリート基礎さえ施工すれば、後は既存の型鋼や角パイプ、鉄板などを敷設するだけであるから、容易に完成でき、施工期間も極めて短くて済む。
【００７３】
敷地が平坦でない場合は、請求項２のように、整地の必要のない枕木状コンクリート基礎を用いるのが良いが、ほぼ平坦な敷地の場合は、請求項３のように、直ちに砂を敷いて水平に均し、その上に金属板その他の敷板を敷いてから、該敷板上に型鋼や柱等の大引材を水平に複数本載置し、前記各大引材の上に金属パイプや角材等の多数の根太材を等間隔に配置し、その上に金属板その他の作業床板を敷いて成る作業ステージを採用すると、枕木状コンクリート基礎を打設する必要がなく養生期間も不要であり、使用後の撤去も簡便である。
【００７４】
そして、建物が完成した後は、作業ステージを構成する全ての部材を撤去し、作業ステージ用の部材を残置しないので、施工主は作業ステージ後の敷地を所望の用途に使用でき、ＰＣ部材製造用の作業ステージのための敷地が犠牲になるようなこともない。また、撤去した部材や資材はリース業者に返却すれば、遠隔地まで運搬する負担が軽減される。
【００７５】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の発明者らが先に提案したＰＣ壁パネルの積上式製法の全容を示す斜視図である。
【図２】図１における最下段のＰＣ壁パネルの製法を示す縦断面図である。
【図３】図１における３段目のＰＣ壁パネルの成形状態を示す縦断面図である。
【図４】図４から図７は、ＰＣ部材の現場製造施工方法の実施形態を工程順に示す側面図であり、図４は、基礎スラブを施工する最初の工程の図である。
【図５】作業ステージ上で製造したＰＣ壁パネルをクレーンで建設領域に移動し、基礎スラブ上に建て付けていく工程の側面図である。
【図６】作業ステージ上で製造したスラブ型枠を組立て、スラブコンクリートを打設養生する工程の側面図である。
【図７】作業ステージ上で製造したＰＣ壁パネルをクレーンで移動して、２階部分に建て付けていく工程の側面図である。
【図８】比較的平坦度の悪い敷地をそのまま利用して施工する作業ステージ施工法を示す図である。
【図９】比較的平坦度の良い敷地に適する作業ステージ施工法を示す図である。
【符号の説明】
１地盤
２作業ステージ
Ｐ、Ｐ１、Ｐ２… ＰＣ壁パネル
３型枠
４フォームタイ
５型枠締め付け金具
６合板
７鋼製パイプ
８軸筋
９コッター部
１０連結鉄筋
１１アンカーボルト
１２つっかい板
１３シート
１４横向きアンカー
１７連結板
Ｃクレーン
２０基礎スラブ
２１支持パイプ
２２２階部分のスラブ
２３足場
２４枕木状のコンクリート基礎
２５基礎栗石
２６Ｈ型鋼
２７角パイプ
２８作業床板
２９砂
３１敷板[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an on-site manufacturing and construction method for a PC (precast) member, that is, a construction method in which a PC member such as a PC wall panel is manufactured at a construction site without being produced in a factory, and a PC building is assembled and constructed.
[0002]
[Prior art]
Normally, in order to build a PC building, a dedicated factory for manufacturing PC members such as PC wall panels is installed, and members such as PC wall panels manufactured at the PC factory are transported to the construction site and assembled. The method is adopted.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when a PC wall panel or the like manufactured in a PC-dedicated factory is transported to a construction site by a vehicle, the size of the PC wall panel or the like is restricted due to regulations in the Road Traffic Law.
[0004]
Since the manufacture of PC wall panels, etc. is concentrated in PC factories, a large number of vehicles are used to transport them to the construction site. However, a large amount of transportation costs such as labor costs and loading costs for loading PC components onto the vehicle. Cost.
[0005]
When the PC factory and the construction site are remote, not only the transportation cost increases, but also the transportation takes a long time, so the effects such as the low cost and the shortening of the construction period, which are said to be the merits of the PC construction, are low.
[0006]
The technical problem of the present invention is to focus on such problems and to manufacture members such as PC wall panels in a narrow area of a site where a PC building is constructed, and to enable efficient assembly and construction. . That is, the idea of manufacturing PC members at a PC-dedicated factory away from the construction site, transporting them to the site, and assembling them is wiped out.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The technical problem of the present invention is solved by the following means.
According to claim 1, a horizontal work stage is constructed adjacent to a construction area for constructing a building, and the upper PC wall panel is sequentially formed on the PC wall panel formed on the work stage. During slab construction, slab construction was performed in the construction area, and after slab construction, the PC wall panels that were piled up were moved and built on the slab in the construction area with a crane, and the work stage was placed on the PC wall. While not being used for the manufacture of panels, other members required for construction are manufactured, and the above-mentioned work stage is used alternately for stacking-type manufacture of PC wall panels and other operations. It is a field manufacturing construction method.
[0008]
As long as there is a horizontal work stage, PC members such as PC wall panels can be manufactured at a construction site as well as a dedicated PC factory. Even in a narrow site adjacent to the construction area, it is possible to construct the work stage horizontally.
[0009]
Therefore, as in claim 1, a horizontal work stage is constructed adjacent to the construction area, a PC member is produced on the work stage, and the produced PC member is moved by a crane and assembled. It is possible to go.
[0010]
In this way, if a work stage is provided on an adjacent site, and a PC member is manufactured on the work stage, the manufactured PC member can be immediately moved to the construction area by a crane and assembled, so that it can be used for a special purpose as in the past. A PC factory is completely unnecessary, and the cost for it is also reduced. Moreover, the problem of transportation by vehicles and the problems associated therewith can be solved.
[0011]
Furthermore, it was molded on the work stage. PC wall panel On the top PC wall panel Slab construction is performed in the construction area while stacking manufacturing is being performed. In addition, after slab construction, it was manufactured in a stacked manner PC wall panel Move all over the slab in the construction area, PC wall panel While not used for manufacturing, other members such as slab formwork required for construction are manufactured. Therefore, the work stage is PC wall panel Can be used alternately for stacking manufacturing and other work, and can be used efficiently.
[0012]
According to the method proposed by the inventors of the present invention in Japanese Patent Application No. 2000-114365, a large number of PC wall panels can be stacked while being continuously manufactured even in a narrow site equivalent to one PC wall panel. . Therefore, according to this PC wall panel manufacturing method, the PC wall panel can be manufactured at the construction site even in a narrow site adjacent to the construction site.
[0013]
Therefore, while the first-floor PC wall panel is being manufactured, the first-floor slab can be constructed to prepare for the construction of the first-floor PC wall panel. And after moving all the manufactured PC wall panels to the site with a crane, the work stage is open, so using the vacant work stage, we can manufacture the formwork for the next 2nd floor slab construction. Carpentry work such as manufacturing molds for stairs and the like.
[0014]
By performing such work alternately on the work stage, slab construction and PC wall panel building can proceed in sequence like the first floor, the second floor, etc., and the narrow work stage can be used effectively Can efficiently perform construction work. As a result, even in a small site of a construction site, it is possible to perform manufacturing work that is not inferior to a PC-dedicated factory, the construction period can be greatly shortened, and construction can be performed at low cost.
[0015]
Furthermore, since the PC wall panels stacked and manufactured on the work stage are immediately moved to the construction area and assembled, the large stock yard is not required, and conversely, the PC wall panels can be efficiently manufactured and installed at a narrow construction site.
[0016]
Claim 2 is a horizontal work stage installed adjacent to the construction area, wherein a plurality of sleeper-like concrete foundations are formed at intervals, and a large drawing material such as a steel mold or a wooden pole is formed thereon. Horizontally, place a large number of joists such as metal pipes and square bars on each large pulling material. Equally spaced It is a work stage for a construction site that is arranged and laid with a metal plate or other work floor board on it.
[0017]
In this way, when a work stage is installed adjacent to the construction area, if a plurality of sleeper-like concrete foundations are formed at intervals, a plurality of large drawing materials such as steel molds and wooden pillars are horizontally arranged on it. Place a large number of joists such as metal pipes and squares on each large pulling material. Equally spaced By arranging and laying a work floor board on it, a work stage for the field can be easily realized.
[0018]
In this way, a plurality of sleeper-like concrete foundations for horizontally placing a plurality of large-drawing materials such as steel molds are formed at intervals, so that the rough ground is sufficient for the work stage site, and in a short time The work stage can be realized at a low cost. Moreover, as long as the sleeper-like concrete foundation is constructed, the existing steel plate, square pipe, iron plate, etc. are simply laid, so that the construction can be completed easily and the construction period can be extremely short.
[0019]
Claim 3 is a horizontal work stage installed adjacent to the construction area, at least sand is leveled and leveled, and a metal plate or other floor plate is laid thereon, and then the steel plate is placed on the floor plate. A large number of large pulling materials such as wood pillars are placed horizontally, and a large number of joists such as metal pipes and square bars are placed on each large pulling material. Equally spaced It is a work stage for a construction site that is arranged and laid with a metal plate or other work floor board on it. The floorboard and work floorboard may be made of wood, synthetic resin, or concrete. The material is not particularly limited.
[0020]
If the site is not flat, it is better to use a sleeper-like concrete foundation that does not require leveling as in claim 2, but if the site is almost flat, immediately lay sand as in claim 3. After leveling horizontally and laying a metal plate or other laying board on it, a plurality of large drawing materials such as mold steel and wooden poles are placed horizontally on the laying board, and a metal pipe is placed on each of the large drawing materials. A large number of joists such as Equally spaced If a work stage comprising a metal plate or other work floor board disposed thereon is employed, it is not necessary to place a sleeper-like concrete foundation, a curing period is unnecessary, and removal after use is simple.
[0021]
As mentioned above, a sleeper-like concrete foundation is placed, sand is leveled and leveled horizontally, a horizontal work stage is constructed, used for manufacturing PC wall panels, etc. After that, the work stage is unnecessary and disturbing.
Therefore, after the building is completed, it is not necessary to remove all the members constituting the work stage and leave the work stage members, so that the site for the work stage is not sacrificed.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of how the on-site manufacturing and construction method for PC members according to the present invention is actually realized will be described. First, in FIG. 1 to FIG. 3, a stacked manufacturing method of a PC panel proposed by the inventors of the present invention in Japanese Patent Application No. 2000-114365 will be described. FIG. 1 is a perspective view showing the entire state in which a PC wall panel is manufactured by a roll-up manufacturing method.
[0023]
Reference numeral 1 denotes a ground, and concrete is placed directly on the ground to form a work stage 2 made of concrete having a high flatness to form a surface plate. On the work stage 2, PC wall panels P1, P2,... Are formed and sequentially stacked.
[0024]
The first lowermost PC wall panel P1 is manufactured by setting a formwork on the work stage 2, laying a sheet, and placing concrete on the sheet. Then, with the formwork removed, this time, the previously formed PC wall panel P1 is used as a surface plate to form the PC wall panel P2 thereon.
[0025]
FIG. 1 shows a state in which the mold 3 for manufacturing the third-stage PC wall panel P3 is set on the second-stage PC wall panel P2.
Each PC wall panel P1, P2 is pre-embedded with a horizontal anchor, a foam tie (registered trademark, the same applies hereinafter) 4 is connected to the anchor, and a mold fastening metal fitting 5 is attached to the mold 3 to form the lower PC. It is attached and fixed to the wall panel P2.
[0026]
And in the state which laid the sheet | seat on the upper surface of PC wall panel P2, concrete wall is cast | cured and cured on it, and PC wall panel P3 is completed.
Note that the mold 3 uses a plywood 6 for weight reduction and cost reduction, and a steel square pipe 7 is stacked and fixed horizontally on the upper and lower ends of the plywood 6 for reinforcement.
[0027]
Each PC wall panel P 1, P 2, P 3 has an axis line 8 embedded therein, and a cotter part 9 has a U-shaped connection line 10 embedded therein.
[0028]
Next, referring to FIG. 2, a manufacturing method of the first bottom PC wall panel P1 will be described.
When the first PC wall panel P1 is manufactured, since there is no lower PC wall panel for supporting the formwork 3, as shown in the drawing, anchor bolts 11 are erected on the concrete work stage 2, and the stiff plate 12 To fix.
[0029]
That is, the lower steel pipe 7 fixed to the plywood 6 of the mold 3 set in a square shape is pressed by the support plate 12, and the tip of the support plate 12 is abutted against the plywood 6 from the outside, so that the form 3 is outside. To prevent falling.
With respect to the molds 3 on all four sides, one side is fixed with a plate 12 at two or more places.
[0030]
A separator sheet 13 is laid on the upper surface of the work stage 2 in order to prevent the cast concrete from adhering to the work stage 2.
The sheet 13 may be a vinyl sheet for mere separation, but a water-absorbing sheet is used to prevent the stove generated from ready-mixed concrete from adhering to the tile surface.
In the case of the water-absorbent sheet, countless connecting holes are opened, so that the stove is effectively absorbed.
[0031]
If the upper surface of the work stage 2 is accurately leveled, it is only necessary to lay a sheet 13 on it, but if the flatness is insufficient, leveling is applied by spraying level mortar. Then spread the sheet 13.
Alternatively, in consideration of cost, the sheet 13 may be spread after sanding and leveling the sand surface horizontally.
[0032]
Further, a lateral anchor 14 for holding a mold for forming the upper PC wall panel P2 is set in advance on the plywood 6 on each side.
In this state, the reinforcing bars 8 and 10 are arranged inside the mold, and then concrete is placed and cured.
[0033]
The height dimension H of the mold 3 is made large in advance so as to correspond to various thicknesses t of the PC wall panel.
Moreover, in order to prevent the plywood 6 from absorbing water and deteriorating, it can be used repeatedly by sticking an adhesive tape or the like.
[0034]
After placing the concrete, the following work can be performed on the PC wall panel P1 by curing for about one night.
[0035]
When short-term curing of the first stage PC wall panel P1 is completed, the mold is removed, and a sheet 13 is laid on the first stage PC wall panel P1 to form the second stage PC wall panel P2. .
[0036]
FIG. 3 shows a state in which the third-stage PC wall panel P3 is formed on the second-stage PC wall panel P2.
In this way, the sheet 13 is laid on the lower PC wall panel P2, and the form tie (same as above) 4 is connected to the outer end of the lateral anchor 14 embedded in the lower PC wall panel P2 in advance, and the mold fastening metal fitting 5 And the upper mold 3 is fixed by pressing down the steel pipe 7 on the lower side of the mold 3 from the outside with the mold clamp 5.
[0037]
When concrete sheet is placed and cured in a state in which the separating sheet 13 is laid in the mold 3 and the bar arrangement is performed, the PC wall panel P3 is completed.
[0038]
As shown in the figure, if the reinforcing bars 15 are connected between the inner ends of the horizontal anchors 14 and 14 attached to the left and right molds 3 and 3, the left and right molds 3 and 3 are moved outward by the pressure of the concrete. It can be prevented from expanding and expanding. Reinforcing bars are similarly connected between the horizontal anchors of the front and rear molds.
[0039]
For further certainty, when the connecting plate 17 is passed over the adjacent upper steel pipes 7 and 7 and fixed with a vise 18 as shown in FIG. 1, the upper end of each mold 3 is surely opened. Can be prevented.
In the figure, only one place on the left front is shown, but it goes without saying that it is used for the entire four corners.
[0040]
In such a roll-up molding method, the mold form that has been molded and cured and then reassembled is assembled and reused as a mold form immediately above it. Less work is required, work is simple, and work efficiency is improved.
The product to be stacked and manufactured may be in the form of a panel, and can be applied to manufacturing other than wall panels.
Note that the work stage 2 also has a simple construction method as shown in FIGS.
[0041]
4 to 7 are side views showing a method of assembling and constructing a building with panels manufactured by the above-described PC wall panel stacking method, in the order of steps.
FIG. 4 shows the first step. First, the construction site is leveled, pile driving and other ground work are performed in the construction area W where the building is constructed, and then the slab of the first floor portion, that is, the foundation slab as shown in the figure. 20 is constructed.
During this time, the work stage 2 is installed horizontally, and the PC wall panels P1, P2,... Used for the first floor portion are manufactured by the stacked manufacturing method.
[0042]
The work stage 2 can be as large as a single PC wall panel.
If only one set is sufficient, a plurality of sets may be provided according to the size of the building, the situation of the site, and the like.
Alternatively, only one set of large-area work stages may be provided, and stacked manufacturing may be performed in two or more regions on the work stage.
[0043]
Next, as shown in FIG. 5, the crane C is disposed between the construction area and the work stage 2.
And PC wall panel P1, P2 ... manufactured on the work stage 2 is moved to the construction area W with the crane C, and is built on the foundation slab 20 previously constructed.
Reference numeral 21 denotes a support pipe, which supports the PC wall panel P so as not to fall back and forth on the foundation slab 20.
[0044]
In this way, the PC wall panels P ... manufactured by the stacked manufacturing method on the work stage 2 are lifted by the crane C, moved to the construction area W, and built on the foundation slab 20.
After all the PC wall panels on the work stage 2 have been moved, preparations are made on the work stage 2 to construct a slab on the upper floor.
That is, a slab formwork required for slab construction is manufactured.
[0045]
Since the work stage 2 is horizontal and has high flatness, members that require particularly high precision are manufactured on the work stage.
Depending on the situation, manufactured members such as formwork may be stacked on the work stage, temporarily stored around the work stage, or gradually on the slab 20 in the construction area W. You may have moved to.
[0046]
When the building of each PC wall panel P ... moved in FIG. 5 is finished and the slab construction on the second floor is possible,
As shown in FIG. 6, the mold f manufactured on the work stage 2 is assembled on the PC wall panel P on the first floor, and then concrete is placed and cured.
During the slab construction, the work stage 2 is vacant, so the work stage 2 again produces PC wall panels for use on the second floor using the stacked manufacturing method shown in FIGS. To do.
[0047]
Then, after the curing of the slab 22 on the second floor is completed and the formwork is dismantled, the PC wall panel P ... manufactured on the work stage 2 is moved by the crane C as shown in FIG. I will build it.
In this way, by repeatedly manufacturing the PC wall panel on the work stage 2 adjacent to the construction area W, moving it with a crane, building it, and then constructing the slab, Build.
[0048]
It goes without saying that not only panels but also beams, columns, stairs, verandas, handrails for each part, and other various members can be manufactured on the work stage 2 according to the size and structure of the building.
In addition, as described above, it is possible to perform moldwork manufacturing and other carpentry work, and is particularly suitable for work requiring accuracy. In addition to this, it is possible to perform tile tipping and confirmation of the original dimensions of the members.
[0049]
As described above, since various PC members are manufactured on the work stage, a passage arrangement plan is provided so that the concrete transporter can be laid.
Further, the work stage is installed at a position where various members manufactured on the work stage can be moved to the construction area by a crane.
[0050]
As described above, according to the present invention, the PC member can be manufactured not at the PC-dedicated factory but at the construction stage work stage, and it is not necessary to transport the vehicle by a vehicle using a general road. I do not receive it. Therefore, the dimension of the PC member can be freely set according to the building. In addition, a high-quality building can be provided without the dimensional accuracy of the member being reduced due to vibration or impact during transportation.
[0051]
The work stage can be used not only for the production of PC members and the like, but also as a temporary stage for celebration ceremonies that are held at construction sites such as the land-holding festival, the upper building ceremony, and the completion ceremony. In addition, since the material for constructing the work stage can be leased locally, it is free from material transportation.
[0052]
Accordingly, all the PC members can be manufactured and built in the field and in a narrow space by procuring all the raw materials for manufacturing the PC members and work stages for manufacturing from the materials.
[0053]
Thus, after the manufacture of the PC member is completed and the building is completed, the work stage 2 becomes unnecessary.
It may be used as it is as a parking lot, but the work stage may be an obstacle.
Assuming such a case, a work stage that is easy to dismantle and remove is desired. 8 and 9 show an embodiment of a work stage that can satisfy such a demand.
[0054]
FIG. 8 shows a work stage construction method using a site with relatively poor flatness as it is, (1) is a plan view, (2) is a front view, and (3) is a side view. In this construction method, several sleeper-like concrete foundations 24 are provided at intervals of, for example, about 2 to 3 m. That is, a foundation chestnut 25 is laid under the concrete foundation 24, and a sleeper-like concrete foundation 24 is cast and formed thereon using a mold.
[0055]
The concrete is placed while measuring so that the upper surfaces of the concrete foundations 24... Are aligned as horizontally as possible.
In the illustrated example, each concrete foundation 24 has a width of about 50 cm, a length of about 3 m, and the interval between the concrete foundations 24 and 24 is about 2 m.
For reinforcement, it is preferable to embed a wire mesh or deformed reinforcing bar inside.
[0056]
After curing each concrete foundation 24, the H-shaped steel 26 is handed over it.
That is, three H-shaped steels 26 having a width of about 20 cm, a height of about 20 cm, and a length of about 8 m are arranged in parallel at intervals of about 1 to 1.3 m.
At this time, the measurement is performed so that the upper surfaces of the respective H-shaped steels 26 are aligned horizontally.
[0057]
Next, about 5 cm square steel pipes 27 are arranged on the upper surface of the three H-shaped steels 26 at intervals of, for example, about 30 cm.
And the work stage 2 is completed by laying the work floor board 28, such as a metal plate or a plywood, on it.
Instead of the H-shaped steel 26 in the figure, other steel shapes such as E-shaped steel may be adopted, and wooden pillars for wooden houses may be substituted.
In addition, a round pipe may be used instead of the square pipe 27, and a wooden square may be used instead.
[0058]
Note that the H-shaped steel 26 and the square pipe 27 correspond to large drawing and joist in a wooden house, and can be collectively referred to as “large drawing material” and “needing material”, respectively.
[0059]
On the work floor board 28 of the work stage 2 thus completed, PC wall panels are continuously produced by a stacked manufacturing method.
In addition to the PC wall panels, handrails and stairs on the veranda may be manufactured by the PC method, or pillars and beams may be locally manufactured by the PC method.
[0060]
When not used for manufacturing a PC member such as a PC panel, that is, when the work stage is vacant, a mold for slab construction or staircase construction may be manufactured.
Since the work stage 2 is installed horizontally with high precision, it is suitable for work that requires high precision.
[0061]
Since the work stage is unnecessary after the building is completed, members such as the H-shaped steel 26, the square pipe 27, and the work floor board 28 are removed and carried out.
The sleeper-like concrete foundation 24 is also crushed and removed. As shown in FIGS. 1 to 3, unlike the case of placing concrete on the entire surface, in the case of FIG. 8, the concrete foundation 24 has a sleeper shape, so that the crushing and removal are easy.
Therefore, after removal, the client can freely use it for various purposes.
[0062]
FIG. 9 shows a construction method suitable for a case where the ground is relatively flat. Sand 29 is laid directly on the flat ground 1.
The sand 29 may be surrounded by a frame board, stone or concrete so that the sand 29 does not flow out or collapse. If you want to thicken the sand 29, first lay gravel and sand on it. 29 may be laid.
[0063]
Then, the sand 29 is leveled uniformly while measuring so that the surface of the sand 29 becomes horizontal.
If necessary, the sand 29 may be tamped with a machine or the like.
In this way, a metal or wooden floor 31 is laid on the horizontally leveled sand 29.
In this case, it is preferable to cover the entire surface with a covering plate 31 so that the sand 29 is not exposed or is not hit by rain.
[0064]
Next, on the floor plate 31, large draw materials such as three H-shaped steels 26 are arranged in parallel in the same manner as in FIG.
In this case, since the surface of the sand 29 is leveled, it is not necessary to measure and adjust so that the top surfaces of the H-shaped steels 26 are aligned horizontally.
As a precaution, it is only necessary to measure the upper surface of each H-shaped steel 26 and adjust the level with a thin plate or the like only when the level is out of order.
[0065]
And, on the upper surface of each H-shaped steel 26, joists such as a number of square pipes 27 are applied. Equally spaced The work stage 2 is completed by arranging and placing a work floor board 28 such as a metal plate or a plywood on the board.
[0066]
In the case of this construction method, there is an advantage that the sand 29 can be easily removed together with the H-shaped steel 26 and the like after the building is completed, and waste generated by crushing as in the case of the sleeper-like concrete foundation 24 is generated. There is nothing.
[0067]
In the work stage described above, the dimensions of each member are merely examples, and it is needless to say that arbitrary dimensions can be selected within a range that does not contradict the use as the work stage.
[0068]
【The invention's effect】
According to claim 1, a horizontal work stage is constructed adjacent to the construction area, a PC member is produced on the work stage, the produced PC member is moved by a crane, and a PC building is assembled and constructed. Go.
[0069]
In this way, if a work stage is provided on an adjacent site, and a PC member is manufactured on the work stage, the manufactured PC member can be immediately moved to the construction area by a crane and assembled, so that it can be used for a special purpose as in the past. A PC factory is completely unnecessary, and the cost for it is also reduced. Moreover, the problem of transportation by vehicles and the problems associated therewith can be solved.
[0070]
And while doing the stacked manufacturing on the work stage, slab construction can be done in the construction area, and after slab construction, it was built up PC wall panel Can be moved and built on the slab in the construction area, so the first floor, the second floor, etc. PC wall panel The construction work can be carried out in sequence, and the construction work can be carried out efficiently by effectively using the narrow work stage.
Also, on the above work stage, PC wall panel Other operations such as stacking and slab formwork can be alternated. As a result, even in a small site of a construction site, it is possible to perform manufacturing work that is not inferior to a PC-dedicated factory, the construction period can be greatly shortened, and construction can be performed at low cost.
[0071]
Made by stacking on work stage PC wall panel Since the crane is immediately moved to the construction area and assembled, it does not require a vast stockyard and can be manufactured and constructed efficiently in a narrow construction site.
[0072]
As in claim 2, since a plurality of sleeper-like concrete foundations for horizontally placing a plurality of large pulling materials such as steel molds are formed at intervals, a rough site is sufficient for the site for the work stage, A work stage can be realized in a short time and at a low cost.
Moreover, as long as the sleeper-like concrete foundation is constructed, the existing steel plate, square pipe, iron plate, etc. are simply laid, so that the construction can be completed easily and the construction period can be extremely short.
[0073]
If the site is not flat, it is better to use a sleeper-like concrete foundation that does not require leveling as in claim 2. However, if the site is almost flat, immediately lay sand as in claim 3. After leveling horizontally and laying a metal plate or other laying board on it, a plurality of large drawing materials such as mold steel and pillars are placed horizontally on the laying board, and a metal pipe or By adopting a work stage in which a large number of joists such as square bars are arranged at equal intervals and a metal plate or other work floor board is laid on it, there is no need to lay a sleeper concrete foundation and no curing period is required. Removal after use is also simple.
[0074]
And after the building is completed, all the members that make up the work stage are removed, and the work stage members are not left. Therefore, the construction owner can use the site after the work stage for the desired application, and manufacture the PC parts. There is no sacrificing site for the work stage. Moreover, if the removed member or material is returned to the leasing company, the burden of transporting it to a remote place is reduced.
[0075]
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a perspective view showing the whole aspect of a PC wall panel roll-up manufacturing method previously proposed by the inventors of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing a method of manufacturing the lowermost PC wall panel in FIG.
3 is a longitudinal sectional view showing a molded state of the third-stage PC wall panel in FIG. 1. FIG.
4 to 7 are side views showing an embodiment of a PC member on-site manufacturing construction method in the order of processes, and FIG. 4 is a diagram of an initial process for constructing a basic slab.
FIG. 5 is a side view of a process of moving a PC wall panel manufactured on a work stage to a construction area with a crane and building it on a foundation slab.
FIG. 6 is a side view of a process of assembling a slab form produced on a work stage and placing and curing slab concrete.
FIG. 7 is a side view of a process in which a PC wall panel manufactured on a work stage is moved by a crane and installed on the second floor.
FIG. 8 is a diagram showing a work stage construction method in which a site with relatively poor flatness is used as it is.
FIG. 9 is a diagram showing a work stage construction method suitable for a site with relatively good flatness.
[Explanation of symbols]
1 ground
2 Work stage
P, P1, P2 ... PC wall panel
3 Formwork
4 Form ties
5 Formwork clamp
6 Plywood
7 Steel pipe
8 axis muscle
9 cotter club
10 Connecting rebar
11 Anchor bolt
12 flat board
13 seats
14 Horizontal anchor
17 Connecting plate
C crane
20 Foundation slab
21 Support pipe
22 Slab of the second floor
23 Scaffolding
24 sleeper concrete foundation
25 Foundation Kuriishi
26 H type steel
27 square pipe
28 Working floor board
29 Sand
31 floorboard

Claims

建物を建造する建設領域に隣接して、水平の作業ステージを施工し、この作業ステージ上で成形したＰＣ壁パネルの上で、順次上側のＰＣ壁パネルを成形していく積み上げ式製造を行なっている間に、建設領域ではスラブ施工を行ない、スラブ施工後に、積み上げ式製造されたＰＣ壁パネルをクレーンで建設領域のスラブ上に移動して建て付けし、作業ステージをＰＣ壁パネルの製造に使用していない間は、施工に要する他の部材の製造を行ない、前記の作業ステージを、ＰＣ壁パネルの積み上げ式製造と他の作業に交互に用いることを特徴とするＰＣ部材の現場製造施工方法。Adjacent to the construction area where the building is to be built, a horizontal work stage is constructed, and on the PC wall panel formed on this work stage, the upper PC wall panel is formed one after the other and the stacked manufacturing is performed. In the construction area, slab construction was performed, and after the slab construction, the stacked PC wall panels were moved and built on the slab in the construction area with a crane, and the work stage was used for the production of PC wall panels. While not doing, manufacture other members required for construction, and the above-mentioned work stage is used alternately for stacking-type manufacturing of PC wall panels and other operations, and a method for on-site manufacturing and construction of PC members .

請求項１に記載のＰＣ部材の現場製造施工方法に用いられ、建設領域に隣接して設置される水平の作業ステージであって、枕木状のコンクリート基礎を間隔を置いて複数形成してあり、その上に型鋼や木柱等の大引材を水平に複数本載置し、前記各大引材の上に金属パイプや角材等の多数の根太材を等間隔に配置し、その上に金属板その他の作業床板を敷いて成ることを特徴とする建設現場用の作業ステージ。It is used in the on-site manufacturing construction method for PC members according to claim 1 and is a horizontal work stage installed adjacent to a construction area, wherein a plurality of sleeper-like concrete foundations are formed at intervals, A plurality of large drawing materials such as steel molds and wooden pillars are horizontally placed thereon, and a large number of joists such as metal pipes and squares are arranged at equal intervals on each of the large drawing materials. A work stage for construction sites, characterized by laying boards and other work floor boards.

請求項１に記載のＰＣ部材の現場製造施工方法に用いられ、建設領域に隣接して設置される水平の作業ステージであって、少なくとも砂を敷いて水平に均し、その上に金属板その他の敷板を敷いてから、該敷板上に型鋼や木柱等の大引材を水平に複数本載置し、前記各大引材の上に金属パイプや角材等の多数の根太材を等間隔に配置し、その上に金属板その他の作業床板を敷いて成ることを特徴とする建設現場用の作業ステージ。A horizontal work stage used in the on-site manufacturing construction method for a PC member according to claim 1 and installed adjacent to a construction area, and at least sand is leveled and leveled, and a metal plate or the like thereon After laying the floor plate, a plurality of large drawing materials such as steel molds and wooden pillars are placed horizontally on the floor plate, and a large number of joists such as metal pipes and square bars are equally spaced on each large drawing material. working stage for construction site which are arranged, characterized in that it comprises laying a metal plate other work floor thereon the.