JP3601410B2 - 加湿装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0003】
本願発明は、プレハブ冷蔵庫等において使用される加湿装置に関するものである。
【従来の技術】
【0004】
従来からよく知られている加湿装置としては、多孔性の板部材からなる加湿エレメントに水を吸い込ませた状態で空気と接触させることにより、空気に湿度を付与する自然蒸発式加湿装置がある。この場合、加湿エレメントに水を常時流しておかなければならないところから、加湿効率に限度があり、水道工事等を必要とするところから、プレハブ冷蔵庫に使用するには不向きであった。
【0005】
一方、水が収容される水容器と該水容器に対して貫通支持される水蒸気透過性を有する多数の中空チューブとによって構成された加湿装置が開発されてきている。この種の加湿装置の場合、水容器に収容された水が水蒸気として中空チューブ内に浸透気化して該中空チューブ内を流れる空気に湿度を付与することとなっているため、加湿効率は100%に近いものとなる。また、プレハブ冷蔵庫に使用した場合には、低温加湿となるため、単位時間当たりの加湿量が限られており、水の消費も限られることとなり、プレハブ冷蔵庫に使用するのに適している。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、上記した加湿装置の場合、空気の流れと直交する側面側から加湿エレメントの交換を行うのが通例となっているが、プレハブ冷蔵庫用として使用する場合、図1に示すように、プレハブ冷蔵庫A内に、冷気W1の吹出方向と加湿空気W2の吹出方向とが平行となるように冷凍装置Bと加湿装置Cとを並べて配置されることが多い。すると、空気の流れと直交する側面側からの加湿エレメントの交換時に、冷凍装置Bが邪魔になったり、あるいは保管物が邪魔になったりして、作業性が悪くなるという不具合が生じていた。
【0007】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、加湿エレメントの交換等の作業を容易に行い得るようにすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明では、上記課題を解決するための手段として、相対向する2面に空気吸込口2および空気吹出口3を有する略直方体形状のケーシング1と、前記空気吸込口2の内方に対向して配設された送風機4と、該送風機4により圧送される空気流に湿度を付与する加湿エレメント5とを備えた加湿装置において、前記加湿エレメント5を、水が収容される水容器6と該水容器6に対して前記空気吸込口2から前記空気吹出口3に向かう空気の流れ方向に貫通支持される水蒸気透過性を有する多数の中空チューブ7,7・・とによって構成するとともに、前記空気吹出口3を、前記加湿エレメント5を出し入れできる大きさの開口により構成し且つ前記空気吹出口3と前記加湿エレメント5との間に、該加湿エレメント5から加湿装置の外に水が飛散しない程度の寸法の間隔Dを保持している。
【0009】
上記のように構成したことにより、送風機4により圧送された空気Wは、加湿エレメント5を通過する過程で加湿されて加湿空気W2となり、空気吹出口3から吹き出され、室内(例えば、プレハブ冷蔵庫A内)の加湿が行われる。このような加湿運転を所定時間継続すると、加湿エレメント5の交換が必要になるが、その時には、空気吹出口3から加湿エレメント5の交換を行うことができる。つまり、加湿エレメント5の交換作業が容易となるのである。また、加湿空気W2は、大きな開口からなる空気吹出口3から吹き出されることとなっているため、加湿空気W2の風速を遅くできることとなり、プレハブ冷蔵庫Aなどに保管されている保管物に加湿空気W2が直接当たることによる保管物の品質低下の発生を防止することができる。
【0010】
また、送風機4により圧送される空気Wは、中空チューブ7,7・・内を通過する過程で該中空チューブ7,7・・内に浸透気化した水蒸気により加湿されて加湿空気W 2 とされる。従って、加湿効率が100%に近いものとなる。しかも、加湿エレメント5における中空チューブ7,7・・を空気吹出口3から目視確認することもできることとなり、交換時期等の決定あるいは故障の発生が容易となる。
【0011】
また、空気吹出口3と加湿エレメント5との間に、加湿装置の外に水が飛散しない程度の寸法の間隔Dを保持したことにより、加湿エレメント5を構成している中空チューブ7,7・・が損傷した時にも、空気吹出口3から加湿装置の外に水が飛散するということがなくなる。
【0012】
請求項2の発明におけるように、請求項1記載の加湿装置において、前記加湿エレメント5を複数個用いた場合、加湿エレメント5を個別に空気吹出口3から交換することができる。
【発明の実施の形態】
【0013】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の好適な実施の形態について詳述する。
【0014】
この加湿装置Cは、図1に示すように、加湿空気W2の吹出方向が、冷気W1の吹出方向と平行となるようにプレハブ冷蔵庫A内に冷凍装置Bと並んで設置されることとなっており、図2ないし図4に示すように、相対向する2面(即ち、背面板1aおよび前面板1b)に空気吸込口2および空気吹出口3を有する略直方体形状のケーシング1と、前記空気吸込口2の内方に対向して配設された送風機4と、該送風機4により圧送される空気流に湿度を付与する二つの加湿エレメント5,5とを備えて構成されている。
【0015】
前記各加湿エレメント5は、水が収容される直方体形状の水容器6と該水容器6に対して貫通支持される水蒸気透過性を有する素材(例えば、エチレンーテトラフルオロエチレン共重合体を主成分とする多孔性素材)からなる多数の中空チューブ7,7・・とによって構成されており、後述するようにエレメント取付台8上に支持した状態で前記ケーシング1内に二つ並べて配置されている。このとき、各加湿エレメント5は、前記空気吸込口2から前記空気吹出口3に向かう空気の流れ方向に前記中空チューブ7,7・・が平行となるように配置される。
【0016】
前記空気吸込口2は、図3に示すように、前記ケーシング背面板1bの中央部に形成された多数のスリット状の穴により構成されている。また、前記空気吹出口3は、ケーシング前面板1aの略前面に形成され前記加湿エレメント5の高さより少し高い高さを有する開口(換言すれば、前記加湿エレメント5を出し入れできる大きさの開口)とされている。
【0017】
また、前記水容器6の底部であって前記空気吹出口3に近い側には、該水容器6へ給水するための給水ホース17が接続されるホース接続部18(図3参照)が設けられている。このようにすると、加湿エレメント5の交換時においても、空気吹出口3から給水ホース17をホース接続部18から容易に取り外すことができることとなり、加湿エレメント5の交換作業が容易となる。また、給水ホース17の取り外し時に、水容器6内に残っている水が排出されるが、排出水はケーシング底板1dにより構成されたドレンパンに受けられることとなり、加湿装置の外に漏れ出てしまうということもなくなる。
【0018】
前記ケーシング1の底板1dは、ケーシング背面板1bおよびケーシング側板1c,1cの下端部に対してビス固定されており、表面に防錆塗装を施されてドレンパンとして機能している。また、前記ケーシング1内には、図4に示すように、隔壁9により区画された配管室10が形成されており、該配管室10内には、給水ラインにおいて給水制御を行う電磁弁11、加湿エレメント5への給水を一時的に貯溜するとともに前記電磁弁11の開閉制御を行うフロートスイッチ(図示省略)を備えた貯溜タンク12が設けられている。符号13はドレン排出口である。
【0019】
そして、前記加湿エレメント5,5の両側と前記ケーシング側板1cとの間および前記隔壁9との間には、送風機4からの空気が加湿エレメント5,5をバイパスするのを防止する左右バイパス防止板14,14が設けられている(図4参照)。また、前記加湿エレメント5,5の上面とケーシング天板1eとの間にも、送風機4からの空気が加湿エレメント5,5をバイパスするのを防止する上部バイパス防止板15が設けられている(図3参照)。
【0020】
前記エレメント取付台8の両側端部は、前記左右バイパス防止板14,14の下端部に対してビス止め固定されており、このエレメント取付台8の後部には、前記ケーシング底板1dに対して当接されて、送風機4からの空気が加湿エレメント5,5をバイパスするのを防止する下部バイパス防止板16が一体に形成されている(図3および図4参照)。このようにすると、ドレンパンとして機能しているケーシング底板1dにバイパス防止板等の部材を溶接する必要がなくなるところから、防錆塗装を完全に行うことができることとなり、ドレンパンとしての機能を長く保持することができる。なお、前記バイパス防止板14,14のうち前記隔壁9側のものの下端であって前記加湿エレメント5,5より風下側に位置する部位には、ドレンパンとして機能しているケーシング底板1dに溜まるドレンをドレン排出口13が設けられている前記配管室10側に導く切欠穴19が形成されている。このようにすると、後述するように加湿エレメント5の交換時において給水ホース17を取り外した際に排出された残水がドレンパンとして機能しているケーシング底板1dに受け止められた後、前記切欠穴19を通って配管室10側に容易に移動せしめられることとなり、ドレン排出口13から排出されることとなる。
【0021】
一方、前記送風機4は、図3および図5に示すように、ファンモータ20に羽根車21を直結した軸流送風機とされており、羽根車21の外周を被包するファンガイド22とファンモータ20とが一体的に結合されている。そして、この送風機4は、前記ケーシング背面板1bに形成された空気吸込口2の内面側に固着された断面コ字状の支持台23に前記ファンガイド22をビス止めすることにより取り付けられている。つまり、前記空気吸込口2と送風機4の羽根車21との間に支持台23の高さに相当する寸法だけの隙間Sが形成されることとなっているのである。符号24は支持台23に形成された開口である。このようにすると、前記空気吸込口2のスリット幅を大きくして吸込抵抗を抑えるようにした場合であっても、空気吸込口2に押し当てられた指が羽根車21に接触することがなくなり、送風音の低減と安全性の確保とを両立させることができる。
【0022】
ところで、上記したように、送風機4をケーシング背面板1bの内面に固着された支持台23に取り付けるようにすると、送風機4の吐出口4aと加湿エレメント5,5の背面との間が近づいてしまうこととなる。すると、送風機4からの空気が加湿エレメント5,5の限られた範囲を通過してしまうおそれがある。そこで、本実施の形態においては、前記送風機4の吐出口4aと対向する位置であって、前記上下バイパス防止板15,16間には、図6に示すように、送風機4からの空気を加湿エレメント5,5の背面側において拡散させる整流板25が取り付けられている。該整流板25は、前記上下バイパス防止板15,16にビス固定される固定部25a,25bと、該固定部25a,25b間にあって前記加湿エレメント5,5の連接部位の背面側を覆うとともに左右に並ぶ矩形形状の2個の開口26,26を有する整流部25cとからなっている。このようにすると、送風機4からの空気が整流板25の整流部25cにおいて拡散されて、加湿エレメント5,5のほぼ全域において中空チューブ7,7・・を通過することとなり、最大限の加湿効率を確保することができる。
【0023】
さらに、前記加湿エレメント5,5は、その前面上端部をケーシング天板1eに固着された取付ブラケット28に対してビス29により固定されるエレメント押さえ板27で押さえられた状態で前記エレメント取付台8上に固定されることとなっており、前記空気吹出口3と前記加湿エレメント5,5との間には、所定寸法の間隔Dが保持されることとなっている。該間隔Dは、加湿エレメント5を構成している中空チューブ7,7・・が損傷した場合に水容器6内の水が飛び出したとしても、加湿装置の外に水が飛散しない程度の寸法とされるのが望ましい。
【0024】
前記エレメント押さえ板27は、図2、図3および図7に示すように、細長い押さえ板主体27aの下端において両端部および中央部に突設され、加湿エレメント5の前面上端部に当接される前押さえ部27b,27b,27bと、前記押さえ板主体27aの下端であって前記前押さえ部27b,27bの間にあって加湿エレメント5の上面前端部に当接される上押さえ部27c,27cと、前記押さえ板主体27aの上端において前記押さえ部27c,27cの間の中央部と対応する部位に斜めに切り起こされた取付部27d,27dとからなっており、該各取付部27dには、前記ビス29が挿入されるビス穴30aと、該ビス穴30aに水平方向において連続し且つ前記ビス29の頭部29aが抜け出せる大きさを有するガイド穴30bとからなるダルマ穴30が形成されている。従って、ビス29を緩めた後、エレメント押さえ板27を矢印P(図2および図7参照)方向にスライドさせると、ガイド穴30bからビス29の頭部29aが離脱可能となり、ビス29を完全に螺脱しなくともエレメント押さえ板27の取り外しが可能となっているのである。
【0025】
上記構成の加湿装置Cは、図2に示すように、ケーシング1の両側面1c,1cに取り付けられた吊り下げ金具31,31をプレハブ冷蔵庫Aの天井32に支持ボルト33,33により支持することにより取り付けられることとなっている。また、上記構成の加湿装置Cの場合、水容器6に収容された水が水蒸気として中空チューブ7,7・・内に透過して該中空チューブ7,7・・内を流れる空気に湿度を付与することとなっているため、加湿効率は100%に近いものとなるし、プレハブ冷蔵庫Aに使用した場合には、低温加湿となるため、単位時間当たりの加湿量が限られており、水の消費も限られるところから、前記天井32の上面に、加湿エレメント5,5への水補給を行う給水タンク34を設けるだけでよく、水道工事を必要としない。符号35,36はダブルナット、37はシングルナット、38はL字状の補強部材、39はシリコンシーラントである。
【0026】
上記のように構成された加湿装置は、次のような作用効果を奏する。
【0027】
送風機4により圧送された空気Wは、加湿エレメント5,5を構成する中空チューブ7,7・・内を通過する過程で該中空チューブ7,7・・に浸透気化された水蒸気により加湿されて加湿空気W2となり、ケーシング1の前面板1aに形成された空気吹出口3から吹き出され、室内(例えば、プレハブ冷蔵庫A内)の加湿が行われる。
【0028】
このような加湿運転を所定時間継続すると、加湿エレメント5,5の交換が必要になるが、その時には、ケーシング前面板1aに形成された空気吹出口3から加湿エレメント5,5の交換を行うことができる。この加湿エレメント交換の手順について、図8ないし図10を参照して以下に詳述する。
【0029】
まず、図8および図9に示すように、空気吹出口3からドライバー40によりエレメント押さえ板27を固定しているビス29を緩めた後、エレメント押さえ板27を矢印P方向にスライドさせる。すると、ビス29の頭部29aがダルマ穴30のガイド穴30bから離脱可能となるので、エレメント押さえ板27が取り外される。ついで、図10に示すように、一方の加湿エレメント5を少しひき出した後、少し持ち上げ、ペンチなどの工具Tを用いて、給水ホース17をホース接続部18から外す。すると、加湿エレメント5内に残っている水が排出されるが、該排出水は、ドレンパンとして機能しているケーシング底板1dに受け止められるので、加湿装置の外にこぼれ出すということはなくなる。その後、加湿エレメント5は、空気吹出口3から取り出され、新しい加湿エレメント5が前記と逆の作業により取り付けられる。もう一方の加湿エレメント5も、前記と同様な作業により交換される。つまり、加湿エレメント5の交換作業が容易となるのである。また、加湿エレメント5における中空チューブ7,7・・を空気吹出口3から目視確認することもできることとなり、交換時期等の決定あるいは故障の発生が容易となる。
【0030】
しかも、加湿エレメント5の交換時におけるエレメント押さえ板27の取り外しも、ビス29を緩めてエレメント押さえ板27をスラスドさせるだけで、ダルマ穴30のガイド穴30bからビス29の頭部29aを抜け出させることが可能となっているため、ビス29をケーシング天板1e(具体的には、取付ブラケット28)側に残した状態でエレメント押さえ板27を取り外すことができる。つまり、エレメント押さえ板27の取り外し時にビス29が落下して紛失したりすることがなくなるのである。
【0031】
また、加湿空気W2は、大きな開口からなる空気吹出口3から吹き出されることとなっているため、加湿空気W2の風速を遅くできることとなり、プレハブ冷蔵庫Aに保管されている保管物に加湿空気W2が直接当たることによる保管物の品質低下の発生を防止することができる。
【0032】
上記説明においては、送風機をケーシング内に配置したものを発明の実施の形態としているが、本願発明は、送風機をケーシング外に配置するものにも適用可能なことは勿論である。
【0033】
また、上記説明では、プレハブ冷蔵庫に使用する加湿装置を実施の形態としているが、本願発明は、他の用途に使用される加湿装置にも適用可能なことは勿論である。
【発明の効果】
【0034】
請求項1の発明によれば、相対向する2面に空気吸込口2および空気吹出口3を有する略直方体形状のケーシング1と、前記空気吸込口2の内方に対向して配設された送風機4と、該送風機4により圧送される空気流に湿度を付与する加湿エレメント5とを備えた加湿装置において、前記加湿エレメント5を、水が収容される水容器6と該水容器6に対して前記空気吸込口2から前記空気吹出口3に向かう空気の流れ方向に貫通支持される水蒸気透過性を有する多数の中空チューブ7,7・・とによって構成するとともに、前記空気吹出口3を、前記加湿エレメント5を出し入れできる大きさの開口により構成して、加湿エレメント5の交換時には、空気吹出口3から加湿エレメント5の交換を行うことができるようにしたので、加湿エレメント5の交換作業が容易となるという効果がある。また、加湿空気W2は、大きな開口からなる空気吹出口3から吹き出されることとなっているため、加湿空気W2の風速を遅くできることとなり、プレハブ冷蔵庫Aなどに保管されている保管物に加湿空気W2が直接当たることによる保管物の品質低下の発生を防止することができるという効果もある。
【0035】
また、送風機4により圧送される空気Wは、中空チューブ7,7・・内を通過する過程で該中空チューブ7,7・・内に浸透気化した水蒸気により加湿されて加湿空気W 2 とされるところから、加湿効率が100%に近いものとなるという効果もある。しかも、加湿エレメント5における中空チューブ7,7・・を空気吹出口3から目視確認することもできることとなり、交換時期等の決定あるいは故障の発生が容易となるという効果もある。
【0036】
また、空気吹出口3と加湿エレメント5との間に、加湿装置の外に水が飛散しない程度の寸法の間隔Dを保持したことにより、加湿エレメント5を構成している中空チューブ7,7・・が損傷した時にも、空気吹出口3から加湿装置の外に水が飛散するということがなくなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置をプレハブ冷蔵庫に使用した状態を示す平面図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置の取付状態を示す正面図である。
【図3】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置の縦断側面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置における送風機取付部分を示す正面図である。
【図6】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置における加湿エレメントの背面側要部を示す背面図である。
【図7】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置におけるエレメント押さえ板の拡大正面図である。
【図8】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置におけるエレメント押さえ板取り外し時の様子を示す斜視図である。
【図9】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置におけるエレメント押さえ板取り外し時の様子を示す要部拡大斜視図である。
【図10】本願発明の実施の形態にかかる加湿装置における加湿エレメント取り外し時の様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
1はケーシング、1aは背面板、1bは前面板、1cは側板、1dは底板、1eは天板、2は空気吸込口、3は空気吹出口、4は送風機、5は加湿エレメント、6は水容器、7は中空チューブ、17は給水ホース、18はホース接続部、27はエレメント押さえ板、27aは押さえ板主体、27bは前押さえ部、27cは上押さえ部、27dは取付部、28は取付ブラケット、29はビス、29aは頭部、30はダルマ穴、30aはビス穴、30bはガイド穴、Dは間隔、Wは空気、W 1 は冷気、W2は加湿空気。
Claims (2)
- 相対向する2面に空気吸込口(2)および空気吹出口(3)を有する略直方体形状のケーシング(1)と、前記空気吸込口(2)の内方に対向して配設された送風機(4)と、該送風機(4)により圧送される空気流に湿度を付与する加湿エレメント(5)とを備えた加湿装置であって、前記加湿エレメント(5)を、水が収容される水容器(6)と該水容器(6)に対して前記空気吸込口(2)から前記空気吹出口(3)に向かう空気の流れ方向に貫通支持される水蒸気透過性を有する多数の中空チューブ(7),(7)・・とによって構成するとともに、前記空気吹出口(3)を、前記加湿エレメント(5)を出し入れできる大きさの開口により構成し且つ前記空気吹出口(3)と前記加湿エレメント(5)との間には、該加湿エレメント(5)から加湿装置の外に水が飛散しない程度の寸法の間隔(D)を保持したことを特徴とする加湿装置。
- 前記加湿エレメント5を複数個用いたことを特徴とする前記請求項1記載の加湿装置。
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