JP3600481B2 - モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端子台を通してステータのコイルに電源を供給する構成のモータに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
例えばコンデンサ誘導モータにおいては、特願平11−127150号に記載されているように、端子台の複数の収納部内にコンデンサを個別に収納し、複数の収納部内に樹脂封止材を個別に充填することに基づいて複数のコンデンサを個別に樹脂封止することが考えられている。この構成の場合、樹脂封止材の注入作業を何回も行う必要があるので、製造作業性の点で改善の余地が残されている。
【0003】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造作業性の改善を図り得るモータを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のモータは、ステータコアにコイルを巻装してなるステータと、前記コイルに電源を供給する導電板製の給電路が埋設された端子台と、前記端子台に設けられ前記給電路に電気的に接続される電気部品が収納される複数の収納部と、前記端子台に設けられ前記複数の収納部を繋ぐ流通路と、前記複数の収納部内に設けられ前記複数の電気部品を封止する樹脂封止材とを備えたところに特徴を有している。
上記手段によれば、所定の収納部から流通路を通して残りの収納部内に樹脂封止材を注入することに基づいて複数の収納部内の電気部品を同時に樹脂封止できるので、製造作業性が向上する。
【0005】
請求項2記載のモータは、複数の収納部に対して隔絶された別の収納部が端子台に設けられているところに特徴を有している。
上記手段によれば、別の収納部内に電気部品を選択的に収納して樹脂封止できるので、仕様が異なるモータを簡単に作り分けることができる。
【0006】
請求項3記載のモータは、端子台から所定の収納部内に迂回する迂回部が導電板に設けられ、前記迂回部が前記収納部内の樹脂封止材により封止されているところに特徴を有している。
上記手段によれば、端子台に迂回部を埋設するためのスペースを確保する必要がなくなる。しかも、迂回部が収納部内の樹脂封止材により封止されているので、十分な絶縁性能が得られる。
【0007】
請求項4記載のモータは、導電板の迂回部を支持する支持部が端子台に設けられているところに特徴を有している。
上記手段によれば、収納部内に樹脂封止材を充填するときの充填圧等で迂回部が変形したり位置ずれすることが防止される。
【0008】
請求項5記載のモータは、端子台から所定の収納部内に迂回する迂回部が導電板に設けられ、前記迂回部に絶縁被覆が設けられているところに特徴を有している。
上記手段によれば、端子台に迂回部を埋設するためのスペースを確保する必要がなくなる。しかも、迂回部が絶縁被覆により覆われているので、樹脂封止材のうち迂回部を覆う部分の肉厚を小さくしたり無くしたりできる。
【0009】
請求項6記載のモータは、収納部内に断熱材を介して電気部品が収納されているところに特徴を有している。
上記手段によれば、ステータのコイル等から収納部内の電気部品に熱が伝わり難くなるので、耐熱温度が低い電気部品を使用できる。
【0010】
請求項7記載のモータは、端子台のうち所定の収納部に対応する部分に係合部が設けられ、前記係合部に係合する被係合部がステータに設けられているところに特徴を有している。
上記手段によれば、端子台のうち電気部品および樹脂封止材により補強された収納部に対応して係合部が設けられているので、モータの落下時等に係合部が変形して被係合部から外れることが防止される。
【0011】
請求項8記載のモータは、電気部品を収納部の内面から離間した状態に保持する保持部が収納部に設けられているところに特徴を有している。
上記手段によれば、電気部品と収納部の内面との間に樹脂封止材が容易に充填される。このため、電気部品の表面のうち封止されていない部分が少なくなったり無くなったりするので、電気部品の防湿性および耐熱性等が高まる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例を図1ないし図6に基づいて説明する。尚、本実施例はダクト用換気扇のファンを回転駆動するコンデンサ誘導モータに本発明を適用したものである。まず、図2において、モータフレーム1は2個のケース2を組合わせてなるものであり、モータフレーム1の内周面にはステータコア3が固定され、ステータコア3には軸方向両側から合成樹脂製の絶縁カバー4が被せられている。
【0013】
ステータコア3の外周部には両絶縁カバー4の上から複数の主コイル5が巻装されている。これら複数の主コイル5は1本のマグネットワイヤからなるものであり、複数の主コイル5の一端部は図3のピン端子6に巻付けられ、他端部は別のピン端子7に巻付けられている。これらピン端子6および7は図2の上方の絶縁カバー4に固定されたものであり、複数の主コイル5の一端部および他端部はピン端子6および7に電気的に接続されている。
【0014】
ステータコア3の内周部には、図2に示すように、両絶縁カバー4の上から複数の補助コイル8が巻装されている。これら複数の補助コイル8は1本のマグネットワイヤからなるものであり、複数の補助コイル8の一端部は図3のピン端子7に巻付けられることに基づいて複数の主コイル5の他端部に電気的に接続されている。
【0015】
複数の補助コイル8の他端部は図3のピン端子9に巻付けられている。このピン端子9は図2の上方の絶縁カバー4に固定されたものであり、複数の補助コイル8の他端部はピン端子9に電気的に接続されている。尚、図2の符号10はステータコア3,両絶縁カバー4,複数の主コイル5,ピン端子6および7,複数の補助コイル8,ピン端子9から構成されたステータを示している。
【0016】
各ケース2には、図2に示すように、軸受ブラケット部11が一体形成されており、各軸受ブラケット部11の内周面にはラジアルベアリング12の外輪が固定されている。これら両ラジアルベアリング12の内輪の内周面には回転軸13が固定されており、回転軸13の外周面にはロータコア14が固定されている。このロータコア14には軸方向へ延びる複数本のバー(図示)が埋設されており、複数本のバー相互間は軸方向両端部がエンドリング15により磁気的に接続されている。尚、符号16は回転軸13,ロータコア14,複数本のバー,両エンドリング15から構成されたロータを示している。
【0017】
一方の絶縁カバー4には被係合部17が一体形成されている。この被係合部17は隙間を介して対向する一対の脚部18から構成されたものであり、一方の絶縁カバー4には被係合部17に対して周方向に180°離間する部分に位置して別の被係合部19が一体形成されている。この被係合部19は隙間を介して対向する2本の脚部20を有するものであり、外周側の脚部20には爪部21が一体形成されている。
【0018】
図1の端子台22は軸方向視が略円環状をなすものであり、端子台22にはコネクタ部23が一体形成されている。このコネクタ部23は、図3に示すように、外周面が開口する矩形箱状をなすものであり、端子台22には、図2に示すように、コネクタ部23の底面に位置して係合部24が一体形成されている。この係合部24は角筒状をなすものであり、係合部24内にはステータ10の被係合部17が嵌合されている。尚、端子台22は合成樹脂を材料に形成されたものである。
【0019】
端子台22には係合部24に対して周方向に180°離間する部分に位置して別の係合部25が一体形成されている。この係合部25は角筒状をなすものであり、係合部25内にはステータ10の別の被係合部19が嵌合されている。この係合部25には係合孔26が形成されており、係合孔26内には被係合部19の爪部21が係合している。
【0020】
端子台22内には、図1に示すように、略コ字状の導電板27,略く字状の導電板28,径大な略円弧状の導電板29,径小な略円弧状の導電板30が埋設されている。これら導電板27〜30は端子台22にインサート成形されたものであり、略コ字状の導電板27および径大な略円弧状の導電板29は外部接続部31を有している。これら両外部接続部31はコネクタ部23内に突出しており、コネクタ部23に対のコネクタ(図示せず)が嵌合されることに基づいて対のコネクタの端子(図示せず)を介して電源に電気的に接続される。
【0021】
略コ字状の導電板27および略く字状の導電板28はヒューズ接続部32を有している。これら両ヒューズ接続部32は端子台22の表面に露出しており、両ヒューズ接続部32には温度ヒューズ33(図5参照)の両端子が半田付けされることに基づいて電気的に接続されている。
【0022】
径小な円弧状の導電板30には、図1に示すように、楕円形状のピン接続部34が一体形成されている。このピン接続部34は端子台22の表面から露出しており、ピン接続部34にはピン挿入孔35が形成されている。このピン挿入孔35内には図3のピン端子6が挿入されており、ピン端子6はピン接続部34に半田付けされることに基づいて電気的に接続されている。
【0023】
径大な円弧状の導電板29および略く字状の導電板28には、図1に示すように、楕円形状のピン接続部36および37が一体形成されている。これらピン接続部36および37は端子台22の表面から露出しており、ピン接続部36および37にはピン挿入孔38および39が形成されている。これらピン挿入孔38内および39内には図3のピン端子9および7が挿入されており、ピン端子9および7はピン接続部36および37に半田付けされることに基づいて電気的に接続されている。
【0024】
端子台22には、図1に示すように、コネクタ部23の対向部分に位置して収納部40が一体形成され、収納部40の周方向両側に位置して収納部41および42が一体形成されており、端子台22の係合部25は、図2に示すように、収納部40の底面に位置している。これら収納部40〜42は内周面および軸方向一端面が開口するものであり、収納部40〜42の内面には、図3に示すように、底部および外周部に位置して複数(具体的には2本)のリブ43が一体形成されている。尚、リブ43は保持部に相当するものである。
【0025】
径小な円弧状の導電板30には、図1に示すように、迂回部44および45が折曲形成されている。これら迂回部44および45は、図4の(b)に示すように、端子台22内から軸方向へ突出するものであり、迂回部44は、図1に示すように、中央の収納部40内の内周部に収納され、迂回部45は隣接する収納部41内の内周部に収納されている。
【0026】
収納部40および41内の内周部には、図4の(b)に示すように、脚状の支持部46が一体形成されており、迂回部44および45は支持部46上に支持されている。これら各支持部46は、図4の(a)に示すように、爪部47を有しており、迂回部44および45は爪部47に係止されることに基づいてずれ動きが拘束されている。
【0027】
収納部40〜42内には、図2に示すように、電気部品に相当するコンデンサ48が収納されている。これら各コンデンサ48は一対の電極をパッケージ化してなる本体部と2本の端子とを有するものであり、収納部40〜42内の複数のリブ43はコンデンサ48の本体部を収納部40〜42の内面のうち底部および外周部から離間した状態に保持している。
【0028】
端子台22には、図3に示すように、流通路51が形成されている。この流通路51は端子台22に一体形成された一対の壁部52により画定されたものであり、流通路51の一端部は収納部40内に通じ、流通路51の他端部は隣接する一方の収納部41内に通じている。
【0029】
端子台22には収納部40と42との間に位置して通路53が形成されている。この通路53は端子台22に一体形成された一対の壁部54により画定されたものであり、通路53内には堰部55が一体形成され、堰部55は通路53内を収納部40側の端子収納部56と収納部42側の端子収納部57とに分断している。
【0030】
収納部41および42には周方向一方側に位置して端子収納部58および59が一体形成されている。これら端子収納部58および59は端子台22に一体形成されたコ字壁部60および61により画定されたものであり、径小な円弧状の導電板30には、図1に示すように、収納部41の端子収納部58内,収納部40の端子収納部56内,収納部42の端子収納部57内に位置してコンデンサ接続部62が一体形成されている。これら各コンデンサ接続部62は端子台22の表面から露出しており、各コンデンサ接続部62にはコンデンサ48の一方の端子が半田付けされることに基づいて電気的に接続されている。
【0031】
径大な円弧状の導電板29には流通路51内に位置してコンデンサ接続部63が一体形成され、収納部42の端子収納部59内に位置してコンデンサ接続部64が一体形成されている。これらコンデンサ接続部63および64は端子台22の表面から露出しており、流通路51内のコンデンサ接続部63には2個のコンデンサ48の他方の端子が半田付けされることに基づいて電気的に接続され、端子収納部59内のコンデンサ接続部64には残りのコンデンサ48の他方の端子が半田付けされることに基づいて電気的に接続されている。
【0032】
尚、図5は導電板27〜30に対する主コイル5,ピン端子6および7,補助コイル8,ピン端子9,温度ヒューズ33,コンデンサ48の電気的な接続状態を示している。
【0033】
収納部40および41内には、図6に示すように、樹脂封止材65が充填されている。この樹脂封止材65は収納部41内から流通路51を通して収納部40内に注入されたものであり、収納部40内に収納されたコンデンサ48の本体部および両端子,収納部41内に収納されたコンデンサ48の本体部および両端子を封止し、しかも、径小な円弧状の導電板30のうち収納部40内の迂回部44および収納部41内の迂回部45を封止している。尚、収納部40および41内の樹脂封止材65は熱硬化性のポッティング樹脂からなるものであり、収納部40および41内で硬化している。
【0034】
収納部42内には樹脂封止材(図示せず)が充填されている。この樹脂封止材は収納部42内に直接的に注入されたものであり、収納部42内に収納されたコンデンサ48の本体部および両端子を封止している。尚、収納部42内の樹脂封止材は熱硬化性のポッティング樹脂からなるものであり、収納部42内で硬化している。
【0035】
次に収納部42内に樹脂封止材を注入するための手順,収納部40および41内に樹脂封止材65を注入するための手順を図6に基づいて説明する。まず、固定治具66の上面に端子台22をセットする。この固定治具66は円形状の凹部67を有するものであり、端子台22を固定治具66にセットしたら、端子台22の内周面を通して凹部67内に可動治具68を嵌合する。そして、収納部41内に樹脂封止材65を注入し、別の収納部42内に樹脂封止材を注入する。すると、収納部41内から流通路51を通して隣接する収納部40内に樹脂封止材が流入する。
【0036】
上記第1実施例によれば、収納部40および41を流通路51を介して繋げた。このため、収納部41内から流通路51を通して収納部40内に樹脂封止材65を注入することに基づいて収納部41内のコンデンサ48および収納部40内のコンデンサ48を同時に封止できるので、製造作業性が向上する。
【0037】
また、収納部40および41に対して隔絶された別の収納部42を設けた。このため、上述したように、3個のコンデンサ48を搭載することに基づいてコンデンサ容量を大きくしたり、下記(1)に示すように、1個のコンデンサ48を搭載することに基づいてコンデンサ容量を小さくしたり、下記(2)に示すように、2個のコンデンサ48を搭載することに基づいてコンデンサ容量を中間値にできるので、コンデンサ容量が異なる3種のモータを簡単に作り分けることができる。
【0038】
(1)コンデンサ48を別の収納部42内のみに収納する。そして、別の収納部42内に樹脂封止材を注入することに基づいて別の収納部42内のコンデンサ48を樹脂封止する。
(2)コンデンサ48を収納部40内および41内の双方に収納する。そして、収納部41内に樹脂封止材65を注入することに基づいて収納部41内のコンデンサ48および収納部40内のコンデンサ48を同時に樹脂封止する。
【0039】
また、導電板30の迂回部44および45を収納部40内および41内に収納した。このため、端子台22の内周部に迂回部44および45を埋設するためのスペースを確保する必要がなくなるので、端子台22の内径寸法を大きくできる。従って、端子台22の内周部を通してステータ10の内周部にロータ16を挿入し易くなるので、ロータ16の挿入作業性が向上する。しかも、収納部40内の迂回部44および収納部41内の迂回部45を樹脂封止材65内に埋設したので、導電板30を収納部40および41内に迂回させた影響で絶縁性能が損なわれることが防止される。
【0040】
また、導電板30の迂回部44および45を支持部46により支持した。このため、樹脂封止材65の充填圧等で迂回部44および45が変形したり位置ずれすることが防止される。
また、端子台22のうちコンデンサ48および樹脂封止材65により補強された高剛性の収納部40に係合部25を設けたので、モータの落下時等に係合部25が変形してステータ10の被係合部19から外れることが防止される。
【0041】
また、収納部40および41にリブ43を設けることに基づいてコンデンサ48の本体部を収納部40および41の内面から離間した状態に保持したので、収納部40および41の内面とコンデンサ48との間に樹脂封止材65が容易に回り込む。このため、収納部40および41内のコンデンサ48が効率的に樹脂封止されるので、両コンデンサ48の防湿性および耐熱性等が高まる。しかも、両コンデンサ48の収納位置が安定するので、両コンデンサ48の端子をコンデンサ接続部62および63に自動接続することが可能になる。この効果は別の収納部42内のコンデンサ48についても同様である。
【0042】
尚、上記第1実施例においては、導電板30の迂回部44および45を樹脂封止材65内に埋設したが、これに限定されるものではなく、例えば本発明の第2実施例を示す図7のように、迂回部44および45を合成樹脂製の絶縁被覆69により覆っても良い。この場合、樹脂封止材65のうち迂回部44および45を覆う部分の肉厚を小さくしたり無くしたりできるので、樹脂封止材65の量が少なくて済む。
【0043】
また、上記第1および第2実施例においては、収納部40〜42内にコンデンサ48の本体部を直接的に収納したが、これに限定されるものではなく、例えば本発明の第3実施例を示す図8のように、収納部40〜42内に断熱材70(具体的には発泡材等)を介してコンデンサ48の本体部を収納しても良い。この場合、主コイル5および補助コイル8からの熱が本体部に伝わり難くなるので、耐熱温度が低いコンデンサ48を使用できる。
【0044】
また、上記第1ないし第3実施例においては、収納部41内から流通路51を通して隣接する収納部40内に樹脂封止材65を注入したが、これに限定されるものではなく、例えば収納部40内から流通路51を通して収納部41内に樹脂封止材65を注入しても良い。
また、上記第1ないし第3実施例においては、収納部40〜42の内面のうち底部および外周部に複数のリブ43を設けたが、これに限定されるものではなく、例えば底部,外周部,両側部の全てに複数のリブ43を設けても良い。
【0045】
また、上記第1ないし第3実施例においては、収納部40の底面に係合部25を設けたが、これに限定されるものではなく、例えば収納部40〜42の底面の全てに係合部25を設けたり、収納部41および42のいずれか一方の底面に係合部25を設けたり、収納部40〜42のうち所定の2個の底面に係合部25を設けても良い。この場合、ステータ10の一方の絶縁カバー4に端子台22の係合部25が係合する被係合部19を設けるのは勿論のことである。
また、上記第1ないし第3実施例においては、ステータコア3に絶縁カバー4を被せたが、これに限定されるものではなく、例えば合成樹脂製の絶縁層を成形しても良い。
【0046】
また、上記第1〜第3実施例においては、端子台22に3個の収納部40〜42を設け、2個の収納部40および41を流通路51を介して繋げたが、これに限定されるものではなく、例えば残りの収納部42を収納部40または41に流通路を介して繋げても良い。
【0047】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のモータは次の効果を奏する。
請求項1記載の手段によれば、複数の収納部を流通路を介して繋げた。このため、複数の収納部内の電気部品を同時に樹脂封止できるので、製造作業性が向上する。
請求項2記載の手段によれば、複数の収納部に対して隔絶された別の収納部を設けたので、仕様が異なる複数種のモータを簡単に作り分けることができる。
【0048】
請求項3記載の手段によれば、導電板に迂回部を設けたので、端子台に迂回部を埋設するためのスペースを確保する必要がなくなる。しかも、迂回部を収納部内の樹脂封止材により封止したので、十分な絶縁性能が得られる。
請求項4記載の手段によれば、導電板の迂回部を端子台の支持部により支持したので、樹脂封止材の充填圧等で迂回部が変形したり位置ずれすることが防止される。
【0049】
請求項5記載の手段によれば、導電板に迂回部を設けたので、端子台に迂回部を埋設するためのスペースを確保する必要がなくなる。しかも、迂回部を絶縁被膜により覆ったので、樹脂封止材の量が少なくて済む。
請求項6記載の手段によれば、収納部内に断熱材を介して電気部品を収納したので、耐熱温度が低い電気部品を使用できる。
【0050】
請求項7記載の手段によれば、端子台のうち収納部に対応する部分に係合部を設けたので、端子台の係合部がステータの被係合部から外れ難くなる。
請求項8記載の手段モータは、収納部に保持部を設けた。このため、電気部品の表面のうち封止されていない部分が少なくなったり無くなったりするので、電気部品の防湿性および耐熱性等が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(端子台を軸方向から示す図)
【図2】全体構成を示す断面図
【図3】端子台の外観を示す斜視図
【図4】(a)はX線に沿う断面図、(b)は端子台の収納部を示す斜視図
【図5】導電板に対する主コイル,ピン端子,補助コイル,温度ヒューズ,コンデンサの電気的な接続状態を示す図
【図6】樹脂封止材の注入方法を示す図
【図7】本発明の第2実施例を示す図(導電板の迂回部を示す断面図)
【図8】本発明の第3実施例を示す図(収納部を示す断面図)
【符号の説明】
3はステータコア、5は主コイル(コイル)、8は補助コイル(コイル)、10はステータ、19は被係合部、22は端子台、25は係合部、27〜30は導電板、40および41は収納部、42は別の収納部、43はリブ(保持部)、44および45は迂回部、46は支持部、48はコンデンサ(電気部品)、51は流通路、65は樹脂封止材、69は絶縁被覆、70は断熱材を示す。

Claims (8)

  1. ステータコアにコイルを巻装してなるステータと、
    前記コイルに電源を供給する導電板製の給電路が埋設された端子台と、
    前記端子台に設けられ、前記給電路に電気的に接続される電気部品が収納される複数の収納部と、
    前記端子台に設けられ、前記複数の収納部を繋ぐ流通路と、
    前記複数の収納部内に設けられ、前記複数の電気部品を封止する樹脂封止材と
    を備えたことを特徴とするモータ。
  2. 端子台には、複数の収納部に対して隔絶された別の収納部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 導電板には、端子台から所定の収納部内に迂回する迂回部が設けられ、
    前記迂回部は、前記収納部内の樹脂封止材により封止されていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  4. 端子台には、導電板の迂回部を支持する支持部が設けられていることを特徴とする請求項3記載のモータ。
  5. 導電板には、端子台から所定の収納部内に迂回する迂回部が設けられ、
    前記迂回部には、絶縁被覆が設けられていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  6. 収納部内には、断熱材を介して電気部品が収納されていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  7. 端子台には、所定の収納部に対応する部分に位置して係合部が設けられ、
    ステータには、前記係合部に係合する被係合部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  8. 収納部には、電気部品を収納部の内面から離間した状態に保持する保持部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
JP23401999A 1999-08-20 1999-08-20 モータ Expired - Fee Related JP3600481B2 (ja)

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