JP3599029B2 - 給湯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道管に接続された給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の給湯装置は図2に示すように、水を加熱する加熱容器を有する加熱ユニットと、水道管から前記加熱容器への給水経路に設けられた給水を制御する給水弁と、前記加熱容器への給水量を検知する給水量検知手段を備えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、給水弁の故障や断水等により、給水弁を開口して給水動作をしているのに給水出来ない時、それを検知できず加熱容器を空焼きや給水弁の連続駆動により給水弁が劣化する可能性があった。また、給水弁の故障等により、給水弁を閉口して給水停止しているのに給水している時、それを検知できず、加熱容器より水が溢れて感電の原因となる可能性があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために本発明は、給水弁の動作と給水量検知手段から検知される給水量を監視する監視手段を設けた。
【0005】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、水を加熱する加熱容器を有する加熱ユニットと、水道管から前記加熱容器への給水経路に設けられた給水を制御する給水弁と、前記加熱容器への給水量を検知する給水量検知手段と、前記給水弁の開閉状況と前記給水量検知手段により検知される給水量から、前記給水弁または前記給水量検知手段を監視する監視手段を備えた給湯装置とする。
【0006】
本構成によれば、給水弁が閉口しているのに給水している時に異常であると検知が出来、また給水弁が開口しているのに給水していない時に異常と検知することが可能となる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、監視手段は、前記給水弁が開口し給水動作を行っているにも関わらず、前記給水量検知手段が検知する所定時間の給水量が所定量以下の時、加熱を停止する請求項1記載の給湯装置とする。
【0008】
本構成によれば、加熱を停止することにより加熱容器の空焼きを防止することが出来る。
【0009】
請求項3に記載の発明は、監視手段は、前記給水弁が閉口し給水停止を行っているにも関わらず、前記給水量検知手段が検知する所定時間の給水量が所定量以上の時、加熱を停止する請求項1記載の給湯装置とする。
【0010】
本構成によれば、給水弁の故障等により給水が続けられ、加熱容器内の水が溢れて漏水した場合に於いても、加熱を停止しているので感電を防止できる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、監視手段は、前記給水弁が開口し給水動作を行っているにも関わらず、前記給水量検知手段が検知する所定時間の給水量が所定量以下の時、給水を停止する請求項1記載の給湯装置とする。
【0012】
本構成によれば、断水等により給水弁が開口しているのに給水が行われていない時、給水弁の連続開口する事による劣化を防止することが出来る。
【0013】
請求項5に記載の発明は、前記給水量検知手段が給水量を検知する時期を給水弁が開口してから所定の時間が経過した後とした請求項2,4の何れかに記載の給湯装置とする。
【0014】
本構成によれば、給水弁が開口した直後は給水量が不安定であり、給水弁が閉口してから所定時間の経過後に検知することにより安定した給水量を検知でき、検知精度が上がる。
【0015】
請求項6に記載の発明は、前記給水量検知手段が給水量を検知する時期を給水弁が閉口してから所定の時間が経過した後とした請求項3に記載の給湯装置とする。
【0016】
本構成によれば、給水弁が閉口した直後は若干給水される可能性があり、給水弁が閉口してから所定時間の経過後に検知することにより、検知精度が上がる。
【0017】
請求項7に記載の発明は、加熱停止または給水停止を報知する報知手段を備えた請求項2〜6のいずれか1項に記載の給湯装置とする。
【0018】
本構成によれば、利用者は給水弁や給水量検知手段の異常または断水であることが確認でき、他の部分を調べることなく、その部分の処置ができる。
【0019】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の実施例1について図面を参照にしながら説明する。図1はキッチンユニットに組み込んだ給湯装置の構成図である。図1において、1は水道管で、2は弁を開閉することによって加熱容器13への給水制御を行う給水弁で、3は水の通過水量を検知する給水量検知手段である。この水量検知手段3は、水が通過すると、内部の羽根が回転して、その回転軸に磁石が取り付けられ磁石の通過回数をホールICで検知して、ホールICからのパルス数をカウントすることにより通過水量を検知する仕組みとなっている。5はキッチンユニット11内部に収めれらた給湯装置の加熱ユニットで、内部に水を入れる加熱容器13がある。
【0020】
水道管1から分岐した給水路4は、給水弁2と給水量検知手段3を介して加熱容器5に接続している。加熱容器5の底部には水を加熱するヒータ8と加熱容器の湯温を検出するサーミスタ9とが取り付けられている。6は水位を検知する水位検知手段でコモン電極棒6aと対向する電極棒6b間に流れる電流により水の有無を検知する。また、加熱容器13内の水または湯をキッチンユニット13上部に導水するポンプ7が取り付けられ、出湯口10から出水または出湯される。12は給水弁2の開閉状況と水量検知手段3からの信号から得られる給水量を監視し、その結果により給水弁を閉じたり加熱を停止したり、または報知手段に信号を出す監視手段である。
【0021】
実際の動作について、図1を参照にしながら説明する。電源を投入すると、給水弁2が開き水道管1から水が給水経路4を通り加熱容器13に給水される。給水経路4途中に設けられた給水量検知手段3は通過水量を検知し信号を監視手段12に送る。
【0022】
また、水位電極6のコモン電極棒の6aと電極棒6b間には所定の電圧が印可されており、加熱容器13が空の状態から給水され、電極棒6bの先端に水が到達するとコモン電極6aと電極棒6b間に電流が流れ、その電流を検知して電極棒6bの位置に水位が到達したと検知する。監視手段12は給水弁2を開口し、水位6bの位置を検知してから給水量検知手段3からの信号により所定の給水量が検知されると給水弁2を閉口して給水を停止する。
【0023】
また、水位6bを検知すると加熱ヒータ8を通電し加熱容器13内の水を加熱する。サーミスタ9による検知温度が95℃に達すると加熱ヒータ9をオフし、その後オン、オフしながら保温を行う。また、使用者によりポンプが駆動されて加熱容器5内の水が排出されて水位が電極棒bの位置よりも低くなると、再び給水弁2を開き給水を開始する。
【0024】
監視手段12により給水弁2を開口後、給水量検知手段3からのパルス数が所定時間(例えば1秒)内で所定数(例えば10パルス)以下の時、異常であると認識し、給水弁を閉口して給水の停止や加熱停止または異常であることの報知を報知手段14により行う。前記例は給水弁開口直後の給水量を検知したが、給水弁2を開口後所定時間(例えば10秒)経過してから検知を行う事も考えられる。
【0025】
また、監視手段12により給水弁閉口後、給水量検知手段3からのパルス数が所定時間(例えば1秒)内で所定数(10パルス)以上の時、異常である認識し、加熱停止や異常であることの報知を報知手段14により行う。前記例は給水弁2を閉口後所定時間(例えば10秒)経過してから検知を行う事も考えられる。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、給水弁の開閉状態と給水量検知手段により検知される給水量を監視することにより、断水の検知または給水弁や給水量検知手段等の故障を検出でき、加熱を停止や給水停止をすることにより、加熱容器の空焼きまたは加熱容器からの水の溢れや感電を防ぐことができ、利用者に安全で信頼性の高い給湯器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示すキッチンユニットに組み込んだ給湯装置の水回路構成図
【図2】従来の給湯器を示す構成図
【符号の説明】
1 水道管
2 給水弁
3 給水量検知手段
4 給水経路
5 加熱ユニット
12 監視手段
13 加熱容器
14 報知手段
Claims (7)
- 水を加熱する加熱容器を有する加熱ユニットと、水道管から前記加熱容器への給水経路に設けられた給水を制御する給水弁と、前記加熱容器への給水量を検知する給水量検知手段と、前記給水弁の開閉状況と前記給水量検知手段により検知される給水量から、前記給水弁または前記給水量検知手段を監視する監視手段を備えた給湯装置。
- 監視手段は、給水弁が開口し給水動作を行っているにも関わらず、給水量検知手段が検知する所定時間の給水量が所定量以下の時、加熱を停止する請求項1記載の給湯装置。
- 監視手段は、給水弁が閉口し給水停止を行っているにも関わらず、給水量検知手段が検知する所定時間の給水量が所定量以上の時、加熱を停止する請求項1記載の給湯装置。
- 監視手段は、給水弁が開口し給水動作を行っているにも関わらず、給水量検知手段が検知する所定時間の給水量が所定量以下の時、給水を停止する請求項1記載の給湯装置。
- 給水量検知手段が給水量を検知する時期を給水弁が開口してから所定の時間が経過した後とした請求項2または4に記載の給湯装置。
- 給水量検知手段が給水量を検知する時期を給水弁が閉口してから所定の時間が経過した後とした請求項3に記載の給湯装置。
- 加熱停止または給水停止を報知する報知手段を備えた請求項2〜6のいずれか1項に記載の給湯装置。
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JP2002030523A JP3599029B2 (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 給湯装置 |
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JP2002030523A JP3599029B2 (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 給湯装置 |
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JP2002030523A Expired - Lifetime JP3599029B2 (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 給湯装置 |
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JP7276685B2 (ja) * | 2019-08-05 | 2023-05-18 | Toto株式会社 | 電気温水器 |
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2002
- 2002-02-07 JP JP2002030523A patent/JP3599029B2/ja not_active Expired - Lifetime
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