JP3597359B2 - 画像形成装置管理システムとそのデータ通信装置における異常通報方法 - Google Patents

画像形成装置管理システムとそのデータ通信装置における異常通報方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写装置,プリンタ,ファクシミリ装置等の画像形成装置と中央制御装置とをデータ通信装置及び通信回線を介して接続した画像形成装置管理システムと、そのデータ通信装置の異常通報方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置管理システムとしては、不特定多数のユーザ(顧客)のオフィス等に設置された複数の画像形成装置(遠隔診断を前提としている複写機等)をデータ通信装置及び公衆回線等の通信回線を利用して、販売,サービス等の拠点(以下「集中管理センタ」という)に設置されている中央制御装置と接続可能にしたものが一般に知られている。
【0003】
このような画像形成装置管理システムは、遠隔地に設置されている複数の画像形成装置を1ヵ所に設けた中央制御装置(ホストマシン)によって集中的に管理することにより、各画像形成装置の使用状況を集計したり、その管理情報を画像形成装置のメンテナンス等に利用したりしている。使用状況の内容としてはコピー枚数等があり、メンテナンスの内容としては画像形成装置の自己診断による中央制御装置への自動発呼や、中央制御装置側からのアクセスによる画像形成装置の各部調整等がある。
【0004】
また、従来は、サービスマンの訪問や顧客先への電話によって確認していた画像形成装置の保守契約の料金請求のためのカウンタ値(一般的にはコピー枚数等の画像形成枚数)を、このシステムを利用して遠隔操作で読み出すことも行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像形成装置と中央制御装置とがデータ通信装置及び通信回線を介して接続されている場合でも、画像形成装置の故障や新製品への買い替え等が発生したとき、サービスマンが集中管理センタに連絡しないで勝手に制御基板や機械を交換することがある。
【0006】
このような場合、集中管理センタの中央制御装置によって管理されている画像形成装置の機種機番が、この中央制御装置と通信回線及びデータ通信装置を介して実際に接続されている画像形成装置の機種機番と一致しなくなり、中央制御装置は画像形成装置を管理することができなくなる。
【0007】
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、サービスマンが集中管理センタの中央制御装置と通信回線及びデータ通信装置を介して接続されている画像形成装置の制御基板や機械そのものを集中管理センタに無断で交換した場合でも、その集中管理センタの中央制御装置が通信回線及びデータ通信装置を介して接続されている全ての画像形成装置を集中管理できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複数の画像形成装置がデータ通信装置及び通信回線を介して中央制御装置に接続され、その中央制御装置が、通信回線及びデータ通信装置を介して複数の画像形成装置を集中管理するようにした画像形成装置管理システムにおいて、次のようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項1の発明は、データ通信装置に、中央制御装置によって管理されている画像形成装置の機種機番を記憶している機種機番記憶手段と、複数の画像形成装置から特定データを定期的に取得する特定データ取得手段と、該手段によるいずれかの画像形成装置からの特定データの取得に先立ち、その画像形成装置からその機種機番を取得する機種機番取得手段と、該手段によって当該画像形成装置から取得した機種機番が機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致するか否かを判定する機種機番判定手段と、該手段によって当該画像形成装置から取得した機種機番が機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致すると判定された場合にのみ、特定データ取得手段による当該画像形成装置からの特定データの取得を許可する取得許可手段と、機種機番判定手段によって当該画像形成装置から取得した機種機番が機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致しないと判定された場合には、異常と判断し、その異常内容を通信回線を介して中央制御装置へ自動的に通報する自動通報手段とを備えたものである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項の画像形成装置管理システムにおいて、データ通信装置の自動通報手段を、異常内容の自動通報を1日に1回行なう手段としたものである。
【0011】
請求項の発明は、請求項の画像形成装置管理システムにおいて、データ通信装置に、機種機番判定手段によって当該画像形成装置から取得した機種機番が機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致しないと判定された場合には、異常と判断し、その異常内容を表示する異常内容表示手段と、該手段によって表示された異常内容は上記異常が回復した時に消去する異常内容消去手段とを備えたものである。
【0012】
請求項の発明は、請求項1の画像形成装置管理システムにおいて、データ通信装置の機種機番取得手段を、当該画像形成装置から取得した機種機番が機種機番判定手段によって機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致しないと判定された場合、一致するまで当該画像形成装置からその機種機番を繰り返し取得する手段としたものである。
請求項の発明は、請求項の画像形成装置管理システムにおいて、中央制御装置に、データ通信装置から上記異常内容を受信したとき、その異常内容を表示する異常内容表示手段を備えたものである。
請求項6の発明は、複数の画像形成装置がデータ通信装置及び通信回線を介して中央制御装置に接続され、その中央制御装置が、通信回線及びデータ通信装置を介して複数の画像形成装置を集中管理するようにした画像形成装置管理システムにおけるデータ通信装置の異常通報方法において、データ通信装置が、複数の画像形成装置のいずれかからの特定データの取得に先立ち、その画像形成装置からその機種機番を取得し、その取得した機種機番が予め記憶されている機種機番と一致するか否かを判定して、一致すると判定した場合にのみ前記特定データを取得し、前記取得した機種機番が前記予め記憶されている機種機番と一致しないと判定した場合には異常と判断し、その異常内容を前記通信回線を介して前記中央制御装置へ自動的に通報するようにしたものである。
【0013】
この発明による画像形成装置管理システムでは、データ通信装置が、自機に接続されているいずれかの画像形成装置からの特定データの取得に先立ち、その画像形成装置からその機種機番を取得し、その機種機番が機種機番記憶手段に記憶されている機種機番(中央制御装置によって管理されている画像形成装置の機種機番)と一致するか否かを判定して、一致する場合にのみ当該画像形成装置からの特定データを取得する。
【0014】
したがって、サービスマンが集中管理センタの中央制御装置と通信回線及びデータ通信装置を介して接続されている画像形成装置の制御基板や機械そのものを集中管理センタに無断で交換した場合でも、その集中管理センタ側ではデータ通信装置における特定データの取得状況等から無断で制御機番又は機械そのものが交換された画像形成装置の有無を判断できるため、サービスマン等にデータ通信装置の機種機番記憶手段に記憶されている機種機番の変更処理を行なわせることにより、通信回線及びデータ通信装置を介して接続されている全ての画像形成装置を集中管理することができる。
【0015】
また、データ通信装置が、当該画像形成装置から取得した機種機番が機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致しない場合には、異常と判断し、その異常内容を通信回線を介して中央制御装置へ自動的に通報するので、その中央制御装置が設置されている集中管理センタ側では画像形成装置の制御基板や機械そのものが無断で交換されたことを直ちに知ることができ、サービスマン等にデータ通信装置の機種機番記憶手段に記憶されている機種機番の変更処理を早期に行なわせることができる。
この場合、データ通信装置が上記異常内容の自動通報を1日に1回行なうようにすれば、通信回線に負担をかけずに済む。
【0016】
また、データ通信装置が、当該画像形成装置から取得した機種機番が機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致しない場合には、異常と判断してその異常内容を表示し、その異常内容は上記異常が回復した時に消去するようにすれば、サービスマン又はユーザも直ちに画像形成装置の制御基板や機械そのものが交換されたことを知ることができる。
【0017】
さらに、データ通信装置が、当該画像形成装置から取得した機種機番が機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致しない場合、一致するまで当該画像形成装置からその機種機番を繰り返し取得するようにすれば、通信エラーや当該画像形成装置側の何らかのエラーで、その機種機番(正常なデータ)とは異なるデータを誤って取得してしまった場合でも、それ以降に必ず正常なデータを取得することができる。
【0018】
また、中央制御装置が、データ通信装置から上記異常内容を受信したとき、その異常内容を表示するようにすれば、画像形成装置の制御基板や機械そのものが無断で交換された場合、そのことを中央制御装置のオペレータが容易に知ることができ、サービスマン等にデータ通信装置の機種機番記憶手段に記憶されている機種機番の変更処理を直ちに行なわせることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面を参照して具体的に説明する。
図2は、この発明の一実施形態である画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【0020】
この画像形成装置管理システムは、遠隔診断を前提とした5台の画像形成装置(複写装置等)1〜5と中央制御装置6とをデータ通信装置7及び通信回線8を介して接続し、中央制御装置6によって各画像形成装置1〜5を集中的に管理できるようにしたものである。
【0021】
データ通信装置7は、中央制御装置6からの指令信号を画像形成装置1〜5へ選択的に送信したり、逆に画像形成装置1〜5からの各種通報を通信回線8を経由して中央制御装置6へ送信する。
【0022】
このデータ通信装置7は、24時間通電を行なっていて、通常画像形成装置1〜5の電源がオフになっている夜間でも中央制御装置6との通信を可能にしている。このデータ通信装置7と各画像形成装置1〜5とはシリアル通信インタフェースRS−485によりマルチドロップ接続されていて、データ通信装置7からのポーリング,セレクティングにより各画像形成装置1〜5との通信を行なっている。
【0023】
図3は、画像形成装置1〜5の制御部の構成例を示すブロック図である。
画像形成装置1〜5の制御部は、それぞれCPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,及びシリアル通信制御ユニット17a,17b,17cからなるPPC(画像形成装置)コントローラと、パーソナルインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」と略称する)18と、システムバス19とを備えている。
【0024】
CPU11は、ROM13内の制御プログラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処理装置である。
リアルタイムクロック回路12は、時刻情報を発生するものであり、CPU11がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
ROM13は、CPU11が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納しているリードオンリ・メモリである。
【0025】
RAM14は、CPU11がデータ処理を行なう際に使用するワークメモリ等として使用するランダムアクセス・メモリである。
不揮発性RAM15は、図示しない操作表示部等からのモード指示の内容などを記憶するメモリであり、電池によってバックアップされている。
入出力ポート16は、画像形成装置内のモータ,ソレノイド,クラッチ等の出力負荷やセンサ・スイッチ類を接続している。
【0026】
シリアル通信制御ユニット17aは、図示しない操作表示部との信号のやりとりを行なっている。
シリアル通信制御ユニット17bは、図示しない原稿送り部との信号のやりとりを行なっている。
シリアル通信制御ユニット17cは、図示しない転写紙後処理部との信号のやりとりを行なっている。
【0027】
パーソナルI/F18は、データ通信装置7との間の通信を司るインタフェース回路であり、CPU11のデータ通信装置7との通信処理のための負荷を軽減するために設けられている。もちろん、CPU11の処理能力が充分であれば、このパーソナルI/F18の機能をCPU11に取り込んでも差し支えない。
このパーソナルI/F18の主な機能は、以下の(1)〜(4)に示す通りである。
【0028】
(1)データ通信装置7からのポーリング,セレクティングの監視
(2)データ通信装置7への肯定応答,否定応答処理
(3)データ通信装置7との間の送受信データの正当性のチェック,パリティチェック,及びエラー発生時の再送要求処理
(4)データ通信装置7との間の送受信データのヘッダ処理
【0029】
システムバス19はアドレスバス,コントロールバス,データバスからなるバスラインであり、CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,シリアル通信制御ユニット17a,17b,17c,及びパーソナルI/F18を相互に接続する。
【0030】
図4は、図3のパーソナルI/F18の構成例を示すブロック図である。
このパーソナルI/F18は、CPU21,デュアルポートメモリ22,レジスタ23〜26,入力ポート27,シリアル通信制御ユニット28,ローカルバス29,及びディバイスコード設定スイッチ30によって構成されている。
【0031】
CPU21は、中央処理装置,ROM,RAM等からなるワンチップのマイクロコンピュータであり、このパーソナルI/F18全体を統括的に制御する。
デュアルポートメモリ22は、CPU21と図3のCPU11の双方から読み書き可能であり、パーソナルI/F18とPPCコントローラ31との間でのテキストデータの授受に使用されるデータメモリである。
【0032】
なお、PPCコントローラ31は上述したCPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,及びシリアル通信制御ユニット17a,17b,17cによって構成される。
レジスタ23〜26は、上記テキストデータの授受時に制御用として使用されるが、詳細な説明は省略する。
【0033】
ディバイスコード設定スイッチ30は、画像形成装置毎に固有のディバイスコードを設定するためのものであり、データ通信装置7からのポーリング,セレクティング時のディバイスコード識別用として使用される。
シリアル通信制御ユニット28は、データ通信装置7および/または他の画像形成装置のパーソナルI/F18と接続される。
【0034】
図5は、画像形成装置1〜5の操作表示部の構成例を示すレイアウト図である。
この操作表示部は、一般の制御部(例えば図3に示した画像形成装置1〜5における制御部)と同様に、制御プログラムを格納したROM,その制御プログラムによって各種制御を実行するCPU,データを一時格納するRAM,電池によりバックアップされた不揮発性RAM,シリアル通信制御ユニット,及び入出力ポート等を備えており、図3のシリアル通信制御ユニット17aとデータ授受を行なうが、その詳細は省略する。
【0035】
この操作表示部は、上述した制御部の他に、テンキー71,クリア/ストップキー72,プリントキー73,エンタキー74,割り込みキー75,予熱/モードクリアキー76,モード確認キー77,画面切り替えキー78,呼び出しキー79,登録キー80,ガイダンスキー81,表示用コントラストボリューム82,及び文字表示器83を備えている。
【0036】
テンキー71は、画像形成枚数(コピー枚数)や倍率等の数値を入力するためのキーである。
クリア/ストップキー72は、置数(画像形成枚数)をクリアしたり、コピー動作をストップさせたりするためのキーである。
プリントキー73は、画像形成(コピー)動作を実行開始させるためのキーである。
【0037】
エンタキー74は、ズーム倍率や綴じ代寸法用置数等の数値の指定を確定させるためのキーである。
割り込みキー75は、コピー中に割り込んで別の原稿をコピーする時などに使用するキーである。
予熱/モードクリアキー76は、設定した全ての画像形成モードの内容を取り消したり、予熱を設定して節電状態にしたりするためのキーである。
【0038】
モード確認キー77は、文字表示器83に選択的に表示される各画像形成モードを一覧表示で確認するためのキーである。
画面切り替えキー78は、文字表示器83の表示形態を熟練度に応じて切り替えるためのキーである。
呼び出しキー79は、ユーザプログラムを呼び出すためのキーである。
【0039】
登録キー80は、ユーザプログラムを登録するためのキーである。
ガイダンスキー81は、文字表示器83にガイダンスメッセージ等を表示するためのキーである。
表示用コントラストボリューム82は、文字表示器83のコントラストを調整するためのものである。
【0040】
文字表示器83は、液晶(LCD),蛍光表示管等のフルドット表示素子を用い、その上に多数のタッチセンサを内蔵(例えば8×8表示画素毎にある)した略透明なシート状のマトリックスタッチパネルを重ねており、詳細は省略するが、電源投入により通常の画像形成モード画面を表示する。
【0041】
ここで、この画像形成モード画面が表示されている時に、その画面上のキー(表示部)を押下(タッチ)することにより、画像形成枚数,転写紙サイズ(給紙トレイ),画像濃度(コピー濃度),変倍率,両面モード,綴じ代モード,ソートモード等の画像形成動作に関わる各種の画像形成モードを任意に選択することができる。
【0042】
図6は、図2のデータ通信装置7の一例を示すブロック構成図である。
このデータ通信装置7は、制御部41,オートダイアラ部42,回線制御部43,及び表示部44からなる。
制御部41は、5台の画像形成装置1〜5を制御したり、通信回線8を経由して中央制御装置6からの指令信号の受信を制御したり、後述する異常内容等の各種情報を表示部44に表示したりする。
【0043】
オートダイアラ部42は、画像形成装置1〜5からの各種通報により中央制御装置6に対して自発呼を行なう。
回線制御部43は、通信回線8との接続制御や一般電話機45との切り換え制御を行なう。
【0044】
制御部41は、図示は省略するが、一般の制御部(例えば図3に示した画像形成装置1〜5における制御部)と同様に、制御プログラムを格納したROM,その制御プログラムによって各種制御を実行するCPU,データを一時格納するRAM,電池によってバックアップされた不揮発性RAM,シリアル通信制御ユニット,入出力ポート,及び現在時刻を知るためのリアルタイムクロック回路等を備えている。
【0045】
なお、そのうちの不揮発性RAMには、中央制御装置6及び複数の画像形成装置1〜5の一方から他方への送信データや、複数の画像形成装置1〜5の中から1台を特定するそれぞれのディバイスコード及びIDコード,中央制御装置6の電話番号,回線接続が成功しなかった場合の再発呼回数,再発呼間隔などが記憶される。
【0046】
次に、この画像形成装置管理システムの概略機能について説明する。
この画像形成装置管理システムの機能には、大きく分けて以下の(1)〜(3)に示す3種類の機能がある。
(1)中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信制御
(2)画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデータ通信装置7への通信制御
(3)データ通信装置7独自の制御
【0047】
(1)の中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信制御には、例えば以下の(a)〜(c)に示すものがある。
(a)特定の画像形成装置のトータル画像形成枚数,給紙段(給紙トレイ)毎の画像形成枚数,転写紙サイズ毎の画像形成枚数,ミスフィード回数,転写紙サイズ毎のミスフィード回数,転写紙搬送位置毎のミスフィード回数等の読み取り及びリセット
【0048】
(b)画像形成装置を構成する各ユニットの制御電圧,電流,抵抗,タイミング等の調整値の設定及び読み取り
(c)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から中央制御装置6への通信の結果返送
【0049】
これらの制御は、中央制御装置6からの指令信号を受信して、データ通信装置7から画像形成装置1〜5へのセレクティングによって行なう。セレクティングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5の中から1台を選択して通信する機能をさす。
【0050】
図7は、データ通信装置7におけるセレクティング動作の一例を示すフローチャートである。
各画像形成装置1〜5はそれぞれユニークな(特定の)ディバイスコードを持っており、データ通信装置7は予め定められたセレクティング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置のディバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。
【0051】
各画像形成装置1〜5は、セレクティング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)により、次に続くディバイスコードと自己のディバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分がセレクティングされたことを知る。
ここで、セレクティングされた画像形成装置は、送出すべきデータがある場合には、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)によるビジー(Busy)応答を出力する。
【0052】
データ通信装置7は、このビジー応答を受けると、セレクティング動作を中断し、以下に述べるポーリング動作に移行する。
セレクティングされた画像形成装置は、送出すべきデータがない場合には、セレクティングに対応可能か否かを判断し、対応可能ならば予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による肯定応答を出力してデータ通信装置7との通信を実行する。
【0053】
対応不可能の場合は、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による否定応答を出力してデータ通信装置7との通信を終了する。
また、データ通信装置7が出力したディバイスコードに対応する画像形成装置が電源OFFなどの理由で肯定応答も否定応答も出力できない場合には、データ通信装置7は予め定められた一定時間経過後にセレクティング動作を終了する。
【0054】
(2)の画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデータ通信装置7への通信制御には、例えば以下の(a)〜(e)に示すものがある。
(a)画像形成装置1〜5は、それぞれ画像形成動作が不可能となる異常(故障)が発生した場合、その旨を知らせるデータを即時にデータ通信装置7及び通信回線8を介して中央制御装置6へ自動通報する(緊急通報)。
【0055】
(b)画像形成装置1〜5は、それぞれ使用者(顧客)による操作表示部上のキー操作により、画像形成モードからそれとは異なる使用者が必要な要求(修理依頼やサプライ補給依頼)を入力するための使用者要求入力モードに移行し、操作表示部の文字表示器83に使用者要求入力画面が表示され、その画面上の所定キーの押下によって使用者が必要な要求が入力された時に、その要求を知らせるデータを即時にデータ通信装置7及び通信回線8を介して中央制御装置6へ自動通報する(緊急通報)。
【0056】
(c)画像形成装置1〜5は、それぞれ積算画像形成枚数が予め設定された一定枚数に達した場合、その旨を知らせるデータを即時にデータ通信装置7及び通信回線8を介して中央制御装置6へ自動通報する(緊急通報)。
(d)画像形成装置1〜5は、それぞれ積算画像形成枚数が予め設定された一定期間に到達した場合に、その旨を知らせるデータをその日の指定時刻(これは中央制御装置6により設定され、データ通信装置7に記憶しておく)にデータ通信装置7及び通信回線8を介して中央制御装置6へ自動通報する(非緊急通報)。
【0057】
(e)画像形成装置1〜5は、それぞれ画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回数,指定時間への接近、センサの規格レベルへの到達など、予防保全を必要とする事象が発生した場合に、その旨を知らせるデータをその日の指定時刻(これは中央制御装置6により設定され、データ通信装置7に記憶しておく)にデータ通信装置7及び通信回線8を介して中央制御装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前に予め定められた回数等に達した場合に、その指定時刻を待たずに中央制御装置6への送信を行なう制御も含まれる。
【0058】
これらの通信制御は、データ通信装置7からのポーリング時に行なう。ポーリングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5を順番に指定し、その指定された画像形成装置からの通信要求の有無を確認する機能をさす。
図8は、データ通信装置7におけるポーリング動作の一例を示すフローチャートである。
【0059】
データ通信装置7は、予め定められたポーリング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置のディバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。
各画像形成装置1〜5は、ポーリング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)により、次に続くディバイスコードと自己のディバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分がポーリングされたことを知る。
【0060】
次に、ポーリングされた画像形成装置は、送出データ(データ通信装置7又は中央制御装置6に対する通信要求)があればデータ通信装置7との通信を開始し、通信要求がない時又は開始した通信が終了した時は予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による終了応答を出力してデータ通信装置7との通信を終了する。
データ通信装置7は、終了応答を受け取ると、次の画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0061】
また、データ通信装置7が出力するディバイスコードに対応する画像形成装置が、電源OFFなどの理由で通信を開始できなかったり、あるいは終了応答も出力できない場合、データ通信装置7は予め定められた一定時間経過後にポーリング動作を終了する。このポーリングは、セレクティングが発生しない限り、接続されている画像形成装置1〜5に対して順次繰り返される。
【0062】
(3)のデータ通信装置7独自の制御には、例えば以下の(a)(b)に示すものがある。
(a)トータルカウンタ値の読み出し
(b)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5からデータ通信装置7への通信の結果返送
【0063】
トータルカウンタ値の読み出しの制御は、データ通信装置7から画像形成装置1〜5への1日1回定時(0時0分、但しこの時刻に画像形成装置の電源がOFFになっている場合は、この時刻以降に初めて電源がONになった時)のセレクティングによって行なう。
【0064】
データ通信装置7は、トータルカウンタ用のメモリを2個(仮にこれらをそれぞれA,Bとする)用意してあり、上記1日1回のセレクティングによって読み取ったトータルカウンタ値をメモリAに書き込む。したがって、メモリAは毎日(但し例えば休日のように1日中画像形成装置の電源がON状態にならない場合はこの限りでない)前日の値が書き換えられることになる。
【0065】
また、毎月1回予め決められた日時(これは中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAMに記憶される)にメモリAに記憶されているトータルカウンタ値をメモリBにコピーする。
データ通信装置7から中央制御装置6へはメモリBの内容が送られるが、その転送方法には以下の(a)(b)に示す2通りの方法がある。
【0066】
(a)中央制御装置6は、上記日時(メモリAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降にデータ通信装置7のメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を読みにいく。
(b)データ通信装置7は、上記日時以降に自発呼してメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を通信回線8を介して中央制御装置6へ送出する。なお、自発呼を行なう日時も中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAMに記憶される。
【0067】
なお、データ通信装置7は、メモリA,Bを組み合わせたメモリを複数組用意している。これは、例えば白黒コピー用,アプリケーションコピー用,カラーコピー用等の種々のトータルカウンタ値が考えられるためである。
【0068】
図9は、中央制御装置6とデータ通信装置7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
図9において、通番は1回の送信の中での通信ブロック番号であり、最初のブロックは「01」で始め、以降1ずつ増加させて「99」の次は「00」とする。
【0069】
IDコードは、データ通信装置7及びそのデータ通信装置7に接続された5台の画像形成装置1〜5から1台の画像形成装置を特定する目的を持っている。
識別コードは、通信目的の種類を示すコード(処理コード)にテキストデータの発信元,受信先を付加したものである。処理コードは、表1のように決められている。
【0070】
【表1】
Figure 0003597359
【0071】
情報レコードは情報コード,データ部桁数,及びデータ部よりなり、表2のように決められている。
IDコードと識別コードとの間、識別コードと情報レコードとの間、情報レコードと情報レコードとの間には、それぞれセミコロン(;)によるセパレータが挿入される。
【0072】
【表2】
Figure 0003597359
【0073】
図10は、データ通信装置7と画像形成装置1〜5のパーソナルI/F18との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
ディバイスコードは、前述のように各画像形成装置1〜5毎にディバイスコード設定スイッチ30(図4参照)によってそれぞれ固有に設定され、図9のIDコードとの関連は画像形成装置を初めてデータ通信装置7に接続したインストール時にその画像形成装置から読み込んでデータ通信装置7内の不揮発性RAMに記憶され、以降テキストデータの送出方向により適宜変換される。
【0074】
処理コードは前述したように通信目的の種類を示すコードであり、図9の識別コードからテキストデータの発信元,受信先を削除したものである。これも、テキストデータの送出方向により、データ通信装置7によって適宜付加,削除される。
【0075】
図11は画像形成装置1〜5のパーソナルI/F18(図4参照)とPPCコントローラ31との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図であり、図10に示したデータ通信装置7とパーソナルI/F18との間で授受されるテキストデータからヘッダ,ディバイスコード,及びパリティ部分を取り除いたものである。
【0076】
図12は、中央制御装置6の構成例を示すブロック図である。
この中央制御装置6は、2台の端末(ホストマシン)50,60をLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等のネットワーク49によって接続しており、通信回線8及びデータ通信装置7を介して5台の画像形成装置1〜5を集中的に管理することができる。
【0077】
端末50は、中央処理部51,モニタ部52,キーボード53,記憶部54,プリンタ部55,モデム56等によって構成されている。
中央処理部51は、端末50全体を統括的に制御するものである。
モニタ部52は、後述する異常内容等の各種情報を表示してオペレータに知らせるものである。
【0078】
キーボード53は、各種情報を入力するためのものである。
記憶部54は、受信データを記憶するためのものである。
プリンタ部55は、受信データを転写紙にプリントするものである。
モデム56は、通信回線8と接続され、その通信回線8と中央処理部51との間でアナログ信号の変調/復調を行なうものである。
なお、端末60は端末50と略同様の構成なので、各部の説明は省略する。
【0079】
ここで、図6に示したデータ通信装置7の各部が、請求項1〜5の機種機番記憶手段,特定データ取得手段,機種機番取得手段,機種機番判定手段,取得許可手段,自動通報手段,異常内容表示手段,及び異常内容消去手段としての機能を果たす。また、図12に示した中央制御装置6の各部が、請求項6の異常内容表示手段としての機能を果たす。
【0080】
図1は、図6に示したデータ通信装置7によるこの発明に係る処理の一例を示すフローチャートである。
データ通信装置7は、内部の時計が0時0分(00:00)になった時あるいは電源が投入された時に、図示しないメインルーチンによって取得済みフラグ及び通報済みフラグをそれぞれリセットし、以後メインルーチンによって図1のサブルーチンを定期的にスタートする。
【0081】
このルーチンがスタートすると、自機に接続されているいずれかの画像形成装置(ここでは画像形成装置1とする)からの特定データの取得に先立ち、まず取得済みフラグが“1”にセットされているか否かを判断し、“1”にセットされていればそのままメインルーチンにリターンするが、“1”にセットされていなければ画像形成装置1からその機種機番を取得し、その機種機番が図示しない不揮発性RAMに記憶されている機種機番と一致するか否かを判定する。
【0082】
ここで、上記不揮発性RAMには、例えば図13に示すように中央制御装置6によって管理されている各画像形成装置1〜5の機種機番等の各種のデータが記憶されている。また、各画像形成装置1〜5では、それぞれ自機の不揮発性RAM15(図3)に自機の機種機番が記憶されているが、不揮発性RAM15を含む制御基板や機械そのものが交換されると、その機種機番は変更となる。
【0083】
画像形成装置1から取得した機種機番が、不揮発性RAMに記憶されている機種機番と一致する場合には、画像形成装置1から特定データとしてのログ情報及びカウンタ値(積算画像形成枚数)を順次取得した後、取得済みフラグを“1”にセットしてメインルーチンへリターンするが、不揮発性RAMに記憶されている機種機番と一致しない場合には異常と判断し、通報済みフラグが“1”にセットされているか否かの判断に移行する。
【0084】
そして、通報済みフラグが“1”にセットされている場合には、そのままメインルーチンにリターンするが、“1”にセットされていなければ異常内容(画像形成装置1の本来の機種機番,新たな機種機番,及び異常があった日時を含む)を示すデータ(異常データ)を通信回線8を介して中央制御装置6へ自動的に通報し、通報済みフラグを“1”にセットした後、上記異常内容を表示部44に表示してメインルーチンへリターンする。
【0085】
なお、その異常内容は上記異常が回復した時に消去する。また、誤動作を考慮して複数回異常が続いた時に、上記異常内容の自動通報及び表示を行なうようにしてもよい。さらに、異常内容を表示する代わりに、一定期間だけ音を発生したり、音声でアナウンスするようにしてもよい。
【0086】
この図1のルーチンによれば、画像形成装置1から取得した機種機番が不揮発性RAMに記憶されている機種機番と一致しない場合、取得済みフラグは“1”にセットされないため、一致するまで画像形成装置1からその機種機番を繰り返し取得することになる。
また、ここでは上述した処理を画像形成装置1に対してのみ行なうようにしたが、実際には他の画像形成装置2〜5に対しても同様に行なう。
【0087】
図14は、図12に示した中央制御装置6によるこの発明に係る処理の一例を示すフローチャートである。
中央制御装置6は、図示しないメインルーチンによって図14のサブルーチンを定期的にスタートし、まずデータ通信装置7からのデータの受信をチェックし、データ通信装置7からデータを受信していなければそのままメインルーチンへリターンするが、データを受信していればそれを図12に示した記憶部54又は64に記憶する。
【0088】
次に、その受信データが異常データか否かを判断し、異常データであればその異常内容を画像形成装置1の本来の機種機番,新たな機種機番,及び異常があった日時と共にモニタ部52又は62に表示してメインルーチンへリターンするが、異常データでなければ受信データ(ログ情報等)の内容をモニタ部52又は62に画像形成装置毎に表示してメインルーチンへリターンする。
【0089】
なお、異常内容を表示する時、他の内容と区別するために、色を変えたり、又は点滅させて表示を行なうとよい。また、異常内容を音声でアナウンスしたり、プリンタ部55又は65によって用紙にプリントさせるようにしてもよい。
【0090】
このように、この実施形態の画像形成装置管理システムでは、データ通信装置7が、自機に接続されているいずれかの画像形成装置からの特定データの取得に先立ち、その画像形成装置からその機種機番を取得し、その機種機番が不揮発性RAMに記憶されている機種機番(中央制御装置6によって管理されている画像形成装置の機種機番)と一致するか否かを判定して、一致する場合にのみ当該画像形成装置からの特定データを取得する。
【0091】
また、当該画像形成装置から取得した機種機番が不揮発性RAMに記憶されている機種機番と一致しない場合には、異常と判断し、その異常内容を通信回線8を介して中央制御装置6へ自動的に通報することにより、それを中央制御装置6のモニタ部52又は62に表示させたり、プリンタ部55又は65によって用紙にプリントさせたり、音声でアナウンスさせる。
【0092】
したがって、サービスマンが集中管理センタの中央制御装置6と通信回線8及びデータ通信装置7を介して接続されている画像形成装置1〜5の制御基板や機械そのものを集中管理センタに無断で交換した場合でも、そのことを中央制御装置6のオペレータが容易に知ることができるため、サービスマン等にデータ通信装置7の不揮発性RAMに記憶されている機種機番の変更処理を直ちに行なわせることができ、全ての画像形成装置1〜5を集中管理することができる。
【0093】
また、データ通信装置7が、上記異常内容の自動通報を1日に1回行なうため、通信回線8に負担をかけずに済む。
さらに、データ通信装置が、当該画像形成装置から取得した機種機番が不揮発性RAMに記憶されている機種機番と一致しない場合には、異常と判断してその異常内容を表示部44に表示し、その異常内容は上記異常が回復した時に消去するので、サービスマン又はユーザも画像形成装置の制御基板や機械そのものが交換されたことを知ることができる。
【0094】
さらにまた、データ通信装置7が、当該画像形成装置から取得した機種機番が機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致しない場合、一致するまで当該画像形成装置からその機種機番を繰り返し取得するので、通信エラーや当該画像形成装置側の何らかのエラーで、その機種機番(正常なデータ)とは異なるデータを誤って取得してしまった場合でも、それ以降に必ず正常なデータを取得することができる。
【0095】
なお、データ通信装置7が異常内容の自動通報を行なわず、例えば中央制御装置6がデータ通信装置7で取得された画像形成装置毎の特定データを読み込んでその取得状況等を判断し、その結果から無断で制御機番又は機械そのものが交換された画像形成装置が存在するか否かを判断し、存在すればその旨をモニタ部52又は62に表示させたり、プリンタ部55又は65によって用紙にプリントさせたり、音声でアナウンスさせることにより、オペレータに知らせることもできる。
【0096】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によれば、サービスマンが集中管理センタの中央制御装置と通信回線及びデータ通信装置を介して接続されている画像形成装置の制御基板や機械そのものを集中管理センタに無断で交換した場合でも、その集中管理センタの中央制御装置が通信回線及びデータ通信装置を介して接続されている全ての画像形成装置を集中管理することができる。また、中央制御装置が設置されている集中管理センタ側では画像形成装置の制御基板や機械そのものが無断で交換されたことを直ちに知ることができ、サービスマン等にデータ通信装置の機種機番記憶手段に記憶されている機種機番の変更処理を早期に行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図6に示したデータ通信装置7によるこの発明に係る処理の一例を示すフロー図である。
【図2】この発明の一実施形態である画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の画像形成装置1〜5の制御部の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3のパーソナルI/F18の構成例を示すブロック図である。
【図5】図2の画像形成装置1〜5の操作表示部の構成例を示すレイアウト図である。
【図6】図2のデータ通信装置7の一例を示すブロック構成図である。
【図7】図6のデータ通信装置7におけるセレクティング動作の一例を示すフロー図である。
【図8】同じくポーリング動作の一例を示すフロー図である。
【図9】図2の中央制御装置6とデータ通信装置7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図10】同じくデータ通信装置7と画像形成装置1〜5のパーソナルI/F18(図4)との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図11】同じく画像形成装置1〜5のパーソナルI/F18とPPCコントローラ31(図4)との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図12】図2の中央制御装置6の構成例を示すブロック図である。
【図13】図6に示したデータ通信装置7の制御部41内の不揮発性RAMに記憶されているデータの一例を示す図である。
【図14】図14は、図12に示した中央制御装置6によるこの発明に係る処理の一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1〜5:画像形成装置 6:中央制御装置
7:データ通信装置 8:通信回線
11,21:CPU 13:ROM
14:RAM 15:不揮発性RAM
17a,17b,17c:シリアル通信制御ユニット
18:パーソナルI/F 31:PPCコントローラ
41:制御部 42:オートダイアラ部
43:回線制御部 49:ネットワーク
50,60:端末 51,61:中央処理部
52,62:モニタ部 54,64:記憶部
55,65:プリンタ部 56:モデム

Claims (6)

  1. 複数の画像形成装置がデータ通信装置及び通信回線を介して中央制御装置に接続され、該中央制御装置が、前記通信回線及び前記データ通信装置を介して前記複数の画像形成装置を集中管理するようにした画像形成装置管理システムにおいて、
    前記データ通信装置が、前記中央制御装置によって管理されている画像形成装置の機種機番を記憶している機種機番記憶手段と、前記複数の画像形成装置から特定データを定期的に取得する特定データ取得手段と、該手段によるいずれかの画像形成装置からの特定データの取得に先立ち、該画像形成装置からその機種機番を取得する機種機番取得手段と、該手段によって当該画像形成装置から取得した機種機番が前記機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致するか否かを判定する機種機番判定手段と、該手段によって当該画像形成装置から取得した機種機番が前記機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致すると判定された場合にのみ、前記特定データ取得手段による当該画像形成装置からの特定データの取得を許可する取得許可手段と、前記機種機番判定手段によって当該画像形成装置から取得した機種機番が前記機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致しないと判定された場合には、異常と判断し、その異常内容を前記通信回線を介して前記中央制御装置へ自動的に通報する自動通報手段とを有することを特徴とする画像形成装置管理システム。
  2. 前記データ通信装置の自動通報手段が、前記異常内容の自動通報を1日に1回行なう手段であることを特徴とする請求項記載の画像形成装置管理システム。
  3. 前記データ通信装置が、前記機種機番判定手段によって当該画像形成装置から取得した機種機番が前記機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致しないと判定された場合には、異常と判断し、その異常内容を表示する異常内容表示手段と、該手段によって表示された異常内容は前記異常が回復した時に消去する異常内容消去手段とを有することを特徴とする請求項記載の画像形成装置管理システム。
  4. 前記データ通信装置の機種機番取得手段が、当該画像形成装置から取得した機種機番が前記機種機番判定手段によって前記機種機番記憶手段に記憶されている機種機番と一致しないと判定された場合、一致するまで当該画像形成装置からその機種機番を繰り返し取得する手段であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置管理システム。
  5. 前記中央制御装置が、前記データ通信装置から前記異常内容を受信したとき、該異常内容を表示する異常内容表示手段を有することを特徴とする請求項記載の画像形成装置管理システム。
  6. 複数の画像形成装置がデータ通信装置及び通信回線を介して中央制御装置に接続され、該中央制御装置が、前記通信回線及び前記データ通信装置を介して前記複数の画像形成装置を集中管理するようにした画像形成装置管理システムにおけるデータ通信装置の異常通報方法において、
    前記データ通信装置が、前記複数の画像形成装置のいずれかからの特定データの取得に先立ち、その画像形成装置からその機種機番を取得し、その取得した機種機番が予め記憶されている機種機番と一致するか否かを判定して、一致すると判定した場合にのみ前記特定データを取得し、前記取得した機種機番が前記予め記憶されている機種機番と一致しないと判定した場合には異常と判断し、その異常内容を前記通信回線を介して前記中央制御装置へ自動的に通報することを特徴とする異常通報方法
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