JP3596718B2 - 清掃装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザプリンタや複写機等の画像形成装置に適用される清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザプリンタや複写機等の画像形成装置に適用される清掃装置としては、従来から円筒状の支持部材に繊維を植毛してなるたクリーニングブラシを回転させ、感光体等の被清掃体から残留トナーや紙粉等を機械的に除去回収する構成が知られている。近年、装置を小型、低コストとする目的で、図2のように導電性のブラシ11、回収ローラ12にバイアス電圧を印加してトナーを除去する構成が多用されている。この構成において、ブラシ11にはトナーの帯電極性とは逆極性のバイアス電圧13を印加しており、ブラシ11から回収ローラ12にトナーが移動できるように更に高いバイアス電圧14が印加される。回収ローラ12に回収されたトナーは、リン青銅等のスクレーパ15によって掻き落とされる。また、この構成では、逆極性のトナーや帯電しにくい紙粉は、回収ローラ12に移動できないのでブラシ11に堆積してしまい清掃不良の原因となる。そこで、フリッカ部材16,17は、紙粉やトナーの堆積を防ぐためにブラシ11内に詰まったトナーや紙粉を叩き落とす役目を持つ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらの構成部品のうち、ブラシ11、回収ローラ12、フリッカ部材16,17は図の矢印のように回転しているので、Aのような空気の流れ(気流)が生じる。また、フリッカ部材16,17では絶えずブラシ繊維のトナーや紙粉を払い落としているので、この気流Aによってスクレーパの支持部材B部18、ハウジングC部19にトナーや紙粉が付着しやすくなる。トナーや紙粉が付着して堆積すると駆動の際の振動によって、ブラシ11、回収ローラ12に落下しやすくなり、落下したトナーや紙粉の塊はブラシ11から吐き出された際、感光体1表面を摺擦し、タテスジ等の印刷障害の原因を招く。
【0004】
また、ブラシ11と感光体1との接触面は開口しているので、感光体1を清掃する際、ブラシ11が摺擦するのでこの時ブラシ11の繊維間に溜まったトナーが飛散する。飛散したトナーは、感光体1との間隙を通過して飛散するので、プリンタ内部の部品を汚すことがある。特に帯電器2は、位置的に清掃装置10から近いために飛散したトナーによって汚染されやすい。コロトロンワイヤ20にトナーが付着すると、その部分からは、コロナ放電のよるイオンの放出が少ないので部分的に感光体表面上の電位が低くなり、印刷領域をレーザを照射する反転現像の場合、背景部分にトナーが付着する「放電むら」となって現れる。放電むらが短い間隔で生じるような場合は、頻繁に感光体1、帯電器2のワイヤ20といった消耗品を交換しなければならないので、交換に伴うコストが割高になるという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、長期にわたって被清掃体の清掃が安定に行える清掃装置を提供し、あわせて消耗品の交換周期を延ばすようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、被清掃体と、ハウジング内に回転可能に支持されハウジングに設けられた開口部から一部を露出させたクリーニングブラシと、前記クリーニングブラシに接触しクリーニングブラシに付着したトナー粉等を払い落とすフリッカ部材と、前記クリーニングブラシに接触しクリーニングブラシに付着したトナー粉等を静電的に回収する回収ローラと、前記回収ローラ表面に当接し回収ローラに付着したトナー粉等を掻き落とすブレード部材とを有する清掃装置において、前記ハウジング内のクリーニングブラシの露出側とは反対側に、前記ハウジング内を浮遊するトナー粉等のクリーニングブラシおよび回収ローラへの落下を防ぐ板状の庇部材を前記クリーニングブラシに接触させて設けるとともに、前記庇部材上に落下したトナー粉等を捕集する屈曲部を前記庇部材の先端に形成し、前記ハウジングの開口部において、少なくとも前記クリーニングブラシの回転方向上流部に前記被清掃体と接触するように密閉部材を設け、浮遊するトナー紛等を飛散させないための閉鎖された空間部を形成することにより達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例をレーザプリンタに適用した場合を例に図1を用いて説明する。また、被清掃体については、感光体の他に転写ベルト等も考えられるが、本実施例においては感光体として説明する。感光体1表面は、帯電器2によって表面を帯電された後、半導体レーザ等の光学系3によって潜像が形成される。次に現像機4によってトナー像が現像された後、転写器5によって用紙6上に転写される。転写効率(用紙上にトナーが転写される割合)は、環境、印刷用紙によって異なるが、約70〜80%が一般的である。転写後の残留したトナー7はプレチャージャ8、イレーズランプ9を通過後、清掃装置10で除去回収される。連続印刷の場合、このプロセスの繰り返しであるので、清掃装置10では次の印刷面に汚れを残さないように感光体1上の残留トナー7や紙粉を除去することが望まれる。
【0008】
清掃装置10の内部にはトナーや紙粉が浮遊しており、図2のようにスクレーパの支持部材B部18、ハウジングC部19にトナーや紙粉が付着しやすくなる。このように堆積したトナーや紙粉は駆動の際の振動によって、ブラシ11、回収ローラ12上に落下しやすくなり、落下したトナーや紙粉の塊はブラシ11から吐き出された際、感光体1表面を摺擦し、タテスジ等の原因となる。特に外国用紙や再生紙は用紙搬送のピックアップローラの摩擦によって紙粉が多く発生する。用紙上に紙粉が発生すると転写の際、感光体に付着するのでこの現象が顕著になる。そこで、図3のようにスクレーパの支持部材B部18、ハウジングC部19からブラシ11、回収ローラ12上にトナーや紙粉の落下を防ぐために庇部材21をハウジング内部に設ける構成が特願平8−263900号により提案されている。図3は板状の庇部材21を設けたものであり、トナーの落下を防ぐことはできるが、D面22にフリッカ部材で払い落とされた紙粉やトナーが堆積してしまい、逆にこの紙粉やトナーがブラシ11、回収ローラ12上に落下して印刷品質を損なうことになる。
【0009】
そこで、本発明においては図4に示す庇部材23のように、先端を屈曲させて設け、フリッカ部材から飛散した紙粉やトナーが図3の庇部材21のように付着しないようにしている。前記屈曲部分は、落下したトナーを受けとめることができるのでこの点で図3の庇部材21よりも優れている。従って、図4の庇部材23は、図2のような従来の庇部材がないもの、あるいは図3のような庇部材21に比べてトナーや紙粉が原因によるタテスジを防ぐことができる。また、ブラシ11と感光体1との接触面は開口しているので、この間に図2の矢印Eのような空気の流れ24が生じている。感光体1を清掃する際、ブラシ11が摺擦するが、この時ブラシ11の繊維間に溜まったトナーが飛散する。飛散したトナー26は、感光体1との間隙を通過して飛散するので、プリンタ内部の部品を汚すことがある。特に帯電器2は、位置的に清掃装置10から近いために飛散したトナーによって汚染されやすい。また、コロトロンワイヤ20には、感光体1表面を均一に帯電するために高圧が印加されているので、イオンが発生し、飛散したトナーは、このイオンによって吸引されてワイヤ20に付着する。コロトロンワイヤ20にトナーが付着すると、その部分からは、コロナ放電の際、イオンの放出が少ないので部分的に感光体表面上の電位が低くなり、印刷領域をレーザを照射する反転現像の場合、背景部分にトナーが付着する「放電むら」がタテスジとなって現れる。感光体1が新品の場合は、ワイヤにトナーが付着しても電位の低下は少ないが、印刷するにつれて劣化すると、ワイヤ汚れによる電位の低下が顕著になる。
【0010】
このような放電むらは、感光体1や帯電器2のワイヤ20の寿命の目安とされており、顕著になると、通常は、感光体1、帯電器2のワイヤ20といった消耗品を交換する。従って、放電むらが短い間隔で生じるような場合は、頻繁に感光体1、帯電器2のワイヤ20といった消耗品を交換しなければならないので、交換に伴うコストが割高になるという問題がある。
【0011】
そこで、本発明では、感光体1と対向する清掃装置10のハウジングに図4のような密閉部材25を設けて、これを感光体1表面に当接させている。感光体1が回転する際、密閉部材25も摺動するが、飛散したトナー26は、密閉部材25と感光体1との空間に閉じこめられるので、上部方向に飛散するのを防ぐことができる。密閉部材25は、直接、感光体1に接触させるため、感光体1表面を傷つけないような柔らかい弾性体であることが望まれる。このため、厚さ0.1〜0.5mmのウレタンシートを、感光体1と密閉部材25との食い込み量を0.5〜3mmくらいにしたところ、感光体を傷つけることなく、トナー飛散を防ぐことができることがわかった。
【0012】
また、密閉部材25を当接する代わりに感光体1とのギャップを1〜2mmくらいに離して設定してもよいが、ギャップを管理するために製造上の寸法公差を厳しくする必要があり、更に、このギャップからトナーが飛散するので、帯電器2のワイヤ20汚れ防止の効果は低下する。
【0013】
本発明を実機に搭載し寿命評価を行ったところ、クリーナ内部のトナーや紙粉堆積やワイヤ汚れが原因と見られるタテスジは、実用範囲に抑えることができた。クリーナ内部を調査したところ、庇部材23の屈曲部分にトナーや紙粉が溜まっており、ブラシ11、回収ローラ12への落下防止効果があることが立証された。また、帯電器2のコロトロンワイヤ20汚れも従来の密閉部材25のないいものと比べると少なく、放電むらも見られなかった。このため、感光体1、コロトロンワイヤ20等の消耗品の寿命も従来の1.2〜2倍とすることができた。
【0014】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、長期にわたって被清掃体の清掃が安定に行える清掃装置を提供することができる。また、消耗品の交換周期を従来技術に比べて大幅に延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略構成を示す側面断面図。
【図2】従来の清掃装置の側面断面図。
【図3】比較技術の側面断面図。
【図4】本発明の清掃装置の側面断面図。
【符号の説明】
1…感光体、10…清掃装置、11…クリーニングブラシ、12…回収ローラ、15…ブレード、16,17…フリッカ部材、23…庇部材、25…密閉部材。
Claims (1)
- 被清掃体と、
ハウジング内に回転可能に支持されハウジングに設けられた開口部から一部を露出させたクリーニングブラシと、
前記クリーニングブラシに接触しクリーニングブラシに付着したトナー粉等を払い落とすフリッカ部材と、
前記クリーニングブラシに接触しクリーニングブラシに付着したトナー粉等を静電的に回収する回収ローラと、
前記回収ローラ表面に当接し回収ローラに付着したトナー粉等を掻き落とすブレード部材とを有する清掃装置において、
前記ハウジング内のクリーニングブラシの露出側とは反対側に、前記ハウジング内を浮遊するトナー粉等のクリーニングブラシおよび回収ローラへの落下を防ぐ板状の庇部材を前記クリーニングブラシに接触させて設けるとともに、前記庇部材上に落下したトナー粉等を捕集する屈曲部を前記庇部材の先端に形成し、
前記ハウジングの開口部において、少なくとも前記クリーニングブラシの回転方向上流部に前記被清掃体と接触するように密閉部材を設け、浮遊するトナー紛等を飛散させないための閉鎖された空間部を形成したことを特徴とする清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17979397A JP3596718B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17979397A JP3596718B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 清掃装置 |
Publications (2)
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JPH1124520A JPH1124520A (ja) | 1999-01-29 |
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Family
ID=16072001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP17979397A Expired - Fee Related JP3596718B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3596718B2 (ja) |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP17979397A patent/JP3596718B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1124520A (ja) | 1999-01-29 |
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