JP3596625B2 - 分岐水栓 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、既設の止水栓本体を取り除いた後に装着し、分岐路を形成する分岐水栓に関する。更に詳しくは、水道上水を水洗トイレに使用するロータンクに溜めるための給水管に取り付けられた止水栓を取外し、ロータンクへの水と温水洗浄機に使用される水とに分岐するための分岐水洗に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に特開平6−136795号公報に記載される従来技術を示す。図6において、1は止水栓本体2に装着された分岐水栓であり、6は止水栓本体2を止水する止水弁である。5は止水弁6を保持し、止水弁6の開閉を司るスピンドルであり、7は分岐路3への流出部10を止水する水流入口用止水弁である。11は水流入口用止水弁7を保持し、水流入口用止水弁7の開閉を司る2つめのスピンドルである。なお、9は止水栓本体2からロータンク等(図示せず)に接続される給水管である。
水道上水は、水流入部12から流水口14を通り、給水管9より送水されるものと分岐路3より送水されるものとに分岐される。図6から明らかなように、使用者は、自分がどの部分に水を送水するかによって2つのスピンドルを調整し、水の流路を決定することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術では、止水栓本体2の止水を司るスピンドル5と分岐路3の止水を司るスピンドル11とを別々に必要とし、構造的に複雑であるばかりでなく、コスト的にも高いものとなっていた。しかも使用者は、自分の選択する流路を決定するために2つのスピンドル5、11を別々に調整しなければならない。
本発明は、上記した従来技術の問題点の解決を図ることの出来る、スピンドル1つで流路を決定することの可能な分岐水栓を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、止水用隔壁13の下流に2つの水流出口8、8’を備えた止水栓本体2に対して、前記止水用隔壁13を通過する水の流路軸芯と同一の軸芯を有する水流出口8に設置される分岐水栓であって、分岐路3を有した分岐水栓部材1と、止水弁6と水流入口用止水弁7を有したスピンドル5からなり、前記分岐水栓部材1に止水用隔壁13に対し前記流路軸芯方向に移動自在となるようスピンドル5を螺着させ、且つ分岐水栓部材1とスピンドル5の間に水流入通路19を設け、止水栓本体2の流水口14を止水する止水弁6と前記水流入通路19上流側の水流入口4を止水する水流入口用止水弁7との間の距離(D1)が、流水口14と水流入口4との間の距離(D2)より短く、前記スピンドル5の移動によって、前記分岐水栓全体の止水と前記分岐路3の止水との切り替えと、前記流水口14を開放し、前記水流入口4を開放して、前記水流出口8’及び前記分岐路3共に水を流すことができる分岐水栓を提供することを目的とする。
【0005】
【作用】
本発明は、1つのスピンドルに対し止水用隔壁部分を止水する止水弁及び分岐させるための水流入口部分を止水する水流入口用止水弁の双方を、D1<D2の関係を保つように設けたことによって、2つのスピンドルを用いることなく、1つのスピンドルによって分岐水栓全体の止水と分岐路の止水とを切り替えることが出来る。
【0006】
【実施例】
次に本発明の実施例を説明する。図5は給水管9を介してロータンク18に接続された止水栓本体2に分岐水栓を装着する外観を示している。図中にある止水栓本体2を拡大して図4に示すと、止水栓本体2は、図示しない給水元管に接続した水流入部12、止水用隔壁13により形成された流水口14、該流水口14の下流の水流出口8及びこの水流出口8に連通し、ロータンク等(図示せず)に接続される給水管9を接続する接続口15を備えている。また、止水弁6を保持するスピンドル5´がキャップ16により固定されている。
本発明の分岐水栓を装着する場合、先ず水の元栓(図示せず)を締め、止水栓本体2のキャップ16を取外し、スピンドル5´と止水弁6とを取り出し、止水栓本体2の水流出口8を開口させる。次に止水栓本体2の水流出口8に本発明の分岐水栓を装着する。
【0007】
図1は本発明の分岐水栓を止水栓本体2に装着した状態を示すものであり、水流入部12からの水の流入を阻止するための止水弁6と分岐路3への水の流入を阻止するための水流入口用止水弁7を有したスピンドル5が分岐水栓部材1に螺着されている。スピンドル5と分岐水栓部材1の間には、分岐路3へ水を流入させるための水流入通路19が設けられており、流入口用止水弁7は前記水流入通路19の上流側にある水流入口4を塞ぎ止水する。この時、止水栓本体2の流水口14を止水する止水弁6と前記水流入通路19上流側の水流入口4を止水する水流入口用止水弁7との間の距離(D1)が、流水口14と水流入口4との間の距離(D2)より短くして設けることに注意する。
【0008】
スピンドル5は、前述したように分岐水栓部材1に螺着されているため、コイン等を使用することによって止水用隔壁に対し前記流路軸芯方向に自由に移動させることができる。そして、この移動状況により本発明の分岐水栓は、3パターンをとりうる。それを以下図1、2、3を用いて説明する。
【0009】
図1の状態は、スピンドル5を水道上水が流入してくる上流側に移動させている場合である。この時スピンドル5の先端にある止水弁6は、流水口14を塞ぎ水流入部12からの水道上水の流入を阻止する。従って分岐水栓には、水道上水が流入することなく、当然給水管9及び分岐路3共に水が流れない。
【0010】
図2の状態は、スピンドル5を水道上水が流入してくる下流側に移動させている場合である。この時スピンドル5に設けられた水流入口用止水弁7は、水流入通路19の入口である水流入口4を塞ぎ、同じくスピンドル5に設けられた止水弁6は、流水口14を開放する。従って、給水管9には水が流れるが、分岐路3には水が流れない。
【0011】
図3の状態は、図1と図2の中間の位置にスピンドル5を移動させた場合である。この時スピンドル5に設けられた止水弁6は流水口14を開放し、水流入口用止水弁7も水流入口4を開放する。従って、給水管9及び分岐路3共に水が流れることになる。
【0012】
【発明の効果】
本発明によれば、一つのスピンドルの操作だけで、止水栓本体の止水と分岐路の止水とを切り替えることが出来て、操作性に優れた分岐水栓が提供される。また、構造的にも単純になるので、安価なものとなる。
本発明の分岐水栓は、水洗便器の給水配管を分岐して、温水洗浄装置等へ給水するのに特に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分岐水栓を止水栓本体に装着した状態を示す図である。
【図2】本発明の分岐水栓のスピンドルの位置による通水状態の変化を示す図である。
【図3】本発明の分岐水栓のスピンドルの位置による通水状態の変化を示す図である。
【図4】本発明の分岐水栓を装着する前の既設の止水栓本体を示す図である。
【図5】本発明の分岐水栓を止水栓本体に装着する外観を示す図である。
【図6】従来の分岐水栓を止水栓本体に装着した状態を示す図である。
【符号の説明】
1…分岐水栓部材、2…止水栓本体、3…分岐路、4…水流入口、5、5´…スピンドル、6…止水弁、7…水流入口用止水弁、8、8´…水流出口、9…給水管、10…流出部、11…スピンドル、12…水流入部、13…止水用隔壁、14…流水口、15…接続口、16…キャップ、17…止水用隔壁、18…ロータンク、19水流入通路
Claims (1)
- 止水用隔壁13の下流に2つの水流出口8、8’を備えた止水栓本体2に対して、前記止水用隔壁13を通過する水の流路軸芯と同一の軸芯を有する水流出口8に設置される分岐水栓であって、分岐路3を有した分岐水栓部材1と、止水弁6と水流入口用止水弁7を有したスピンドル5からなり、前記分岐水栓部材1に止水用隔壁13に対し前記流路軸芯方向に移動自在となるようスピンドル5を螺着させ、且つ分岐水栓部材1とスピンドル5の間に水流入通路19を設け、止水栓本体2の流水口14を止水する止水弁6と前記水流入通路19上流側の水流入口4を止水する水流入口用止水弁7との間の距離(D1)が、流水口14と水流入口4との間の距離(D2)より短く、前記スピンドル5の移動によって、前記分岐水栓全体の止水と前記分岐路3の止水との切り替えと、前記流水口14を開放し、前記水流入口4を開放して、前記水流出口8’及び前記分岐路3共に水を流すことができる分岐水栓。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP24090494A JP3596625B2 (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 分岐水栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24090494A JP3596625B2 (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 分岐水栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08105084A JPH08105084A (ja) | 1996-04-23 |
JP3596625B2 true JP3596625B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=17066410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24090494A Expired - Fee Related JP3596625B2 (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 分岐水栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3596625B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-05 JP JP24090494A patent/JP3596625B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08105084A (ja) | 1996-04-23 |
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