JP3592868B2 - 扉開閉装置 - Google Patents

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JP3592868B2
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俊雄 谷井
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、設置スペースの制約のある場所に適するとともに、車椅子等の使用者にとっても扉の開閉を容易とする扉開閉装置に関する。
【従来の技術】
【0002】
設置スペースの制約された場所等に用いられる扉として、たとえば図20に示す開閉ドアが知られている。
【0003】
すなわち、開口部10を開閉する吊ドア11の上面両端にはドア懸架レール20,21に沿って掛合滑走する懸垂吊車(図示省略)が取り付けられ、その下面両端にはドアガイド溝体22,23に沿って合滑走するスライドローラ(図示省略)が取り付けられている。
【0004】
そして、開口部10を手前側から開ける場合、吊ドア11の手前側に設けられている凹み持手12に指を掛けて水平方向に引くと、吊ドア11が戸袋24側に回動移行し、開口部10が開放される。
【0005】
これに対し、開口部10を奥側から開ける場合、吊ドア11の背面側に設けられている凹み持手13に指を掛けて水平方向に引くと、上記同様に、吊ドア11が戸袋24側に回動移行し、開口部10が開放される。
【0006】
したがって、開口部10の開放時には、吊ドア11が戸袋24に納められるので、室内をスッキリした感じにすることができるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の開閉ドアの場合、吊ドア11の引込み方向が一方向であるため、特に車椅子等の使用者が開口部10を奥側から開けようとすると、車椅子の進行方向に対して凹み持手13が逃げてしまうために、吊ドア11の開閉が困難となるものと予想される。
【0008】
このことは、腕力の小さい児童、老人、障害者等にも言えることである。
また、吊ドア11全体が戸袋24に納められる構成であるため、一部屋内に吊ドア11全体の戸袋24分のスペースを確保する必要があり、戸袋24部分に家具等を置くことができないことから、部屋の利用場所が制限されてしまうという不具合もある。
【0009】
本発明は、このような事情に対処してなされたものであり、設置スペースの制約を緩和することができ、且つ進行方向に加えた力で扉体を容易に開放することができる扉開閉装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、扉体を押付け方向に開放可能とする扉開閉装置であって、第1の枠体と、この第1の枠体の中央部分直交して設けられた枠体で、該枠体の上部枠にレール溝が設けられた第2の枠体と、第1の枠体の中央部分に設けられた回動機構と、この回動機構を支点として自在に回動する小扉と、この小扉と両開蝶番により連結されて、小扉に対して両開蝶番で折れ曲がるように回動する大扉と、この大扉の上端部の略中央部分に設けられて、レール溝に沿って移動する移動手段とを具備して、大扉を押し付けると、大扉と小扉とが両開蝶番で折れ曲がり、これに伴い移動手段がレール溝に沿って移動すると共に、小扉が回動機構を回動中心として回動して、小扉が大扉と第1の枠体とで挟まれるようにして、当該大扉及び小扉が第1の枠体側に待避することを特徴とする。
【0011】
この発明では、進行方向に大扉を押し付けると、大扉に設けられている移動手段が第2の枠体のレール溝に沿って回動しつつ直線移動を行うと同時に、両開蝶番を介して大扉と小扉との間の連結部分が回動し、さらにこれらの動作に連動して小扉が回動機構により回動を行い、大扉が小扉を第1の枠体戸で挟むようにして第1の枠体側に待避することにより、大扉及び小扉が開放される。
【0012】
また、大扉及び小扉が第1の枠体側に待避した状態では、第2の枠体を境としての大扉の出っ張り量が移動手段の取付け位置である略半分程度とされる。
【0013】
請求項2記載の発明は、前記回動機構は、ピボット軸受け部とピボット軸部とで構成されることを特徴とする。
【0014】
この発明では、小扉が回動する際、小扉の荷重がピボット軸受け部によって受けられる構成であるため、ピボット軸部による回動摩擦の軽減が図れ、大扉及び小扉の開放がスムーズに行われる。
【0015】
請求項3記載の発明は、ピボット軸受け部が、第1のガイド溝と、該第1のガイド溝と交差する第2のガイド溝とにより形成されると共にピボット軸部が、第1のガイド溝と第2のガイド溝とに嵌り込む第1の軸と第2の軸とにより形成されて、該第1の軸が第1のガイド溝に嵌り込んだときは第2の軸が第2のガイド溝に嵌り込み、また当該第1の軸が第2のガイド溝に嵌り込んだときは第2の軸が第1のガイド溝に嵌り込んで、一方の軸が回動支点となって、他方の軸が当該軸の嵌り込んでいるガイド溝にガイドされて移動することを特徴とする。
【0016】
この発明では、小扉が回動する際、ピボット軸部の第1又は第2の軸が回動支点とされ、第2又は第1の軸がピボット軸受け部の第2のガイド溝又は第1のガイド溝にガイドされつつ第2のガイド溝又は第1のガイド溝の終端まで移動する。
【0017】
請求項4記載の発明は、第1の枠体の上下枠部と、小扉の上下端部との間には、ピボット軸受け部とピボット軸部とが設けられ、第2の枠体の上枠部に設けられたレール溝に沿って、大扉の上端部の略中央部分に設けられた吊車が移動することを特徴とする。
【0018】
この発明では、進行方向に大扉を押し付けると、大扉に設けられている吊車が第2の枠体のレール溝に沿って回動しつつ直線移動を行うと同時に、両開蝶番を介して大扉と小扉との間の連結部分が回動し、さらにこれらの動作に連動して小扉が回動機構により回動を行い、大扉が小扉を第1の枠体とで挟むようにして第1の枠体側に待避することで大扉及び小扉が開放される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図4は、本発明の扉開閉装置の一実施の形態を示すものである。
これらの図に示すように、扉開閉装置は、枠体100と扉体200とで構成されている。
【0020】
枠体100は、矩形状の戸袋枠体110と、この戸袋枠体110の略中央部分から直交する方向に延びるコ字形状のガイド枠体120とで構成されている。
【0021】
戸袋枠体110の上枠部111及び下枠部112のガイド枠体120が延設される略中央部分には、ピボット軸受け部130が皿穴131に装着されるビス132によってビス止めされている。
【0022】
ピボット軸受け部130には、第1のガイド溝であるガイド長溝133及びガイド短溝136と、第2のガイド溝であるガイド長溝134及びガイド短溝135とが設けられている。
【0023】
また、第1のガイド溝のガイド長溝133の始端と、第2のガイド溝のガイド長溝134の始端とが、上枠部111及び下枠部112の長手方向に沿った同一線上に位置し、第1のガイド溝のガイド短溝136の終端と、第2のガイド溝のガイド短溝135の終端も上枠部111及び下枠部112の長手方向に沿った同一線上に位置している。
【0024】
そして、このピボット軸受け部130及び図4に示すピボット軸部240によって回動機構Aが構成されている。
【0025】
ガイド枠体120は人が出入りするための開口部123を有するものであって、ガイド枠体120の上枠部121には後述する扉体200の大扉220の吊車222が嵌り込むためのレール溝122が長手方向に沿って形成されている。
【0026】
扉体200は、小扉210と大扉220とで構成されている。ここで、小扉210は大扉220の略半分程度の幅寸法とされている。
【0027】
小扉210の上端部211及び下端部212には、2本の軸241,242を有したピボット軸部240が取り付けられている。大扉220の上端部221の略中央部分には吊車222が取り付けられている。
【0028】
小扉210と大扉220とは、両開蝶番230によって連結されている。
この両開蝶番230は、扉本体220を左右に回動自在とするものであって、図2及び図3に示すように、長板部235,236と短板部238,239とで構成されている。
【0029】
長板部235,236には、対角線上にヒンジ部231〜234が設けられているとともに、複数の皿穴235a,236aが形成されている。
【0030】
短板部238,239には、四隅にヒンジ部237が設けられているとともに、円形状の逃げ穴238a,239aと半円弧状の逃げ穴238b,239bとが設けられている。
【0031】
また、各長板部235,236のヒンジ部231〜234には、軸ピン230a〜230dを介して各短板部238,239のヒンジ部237が取り付けられている。
【0032】
そして、図2に示すように、各長板部235,236が軸ピン230b,230cを同一線上とする回動と、図3に示すように、各長板部235,236が軸ピン230a,230dを同一線上とする回動とが可能となる。このような両開蝶番230の動作により、補助板体210に対して扉本体220が180度回動可能とされている。
【0033】
続いて、以上のような構成の扉開閉装置の動作を、図5乃至図13を用いて説明する。
【0034】
まず、図5に示すように、ガイド枠体120の開口部123が扉体200の小扉210と大扉220とで閉塞されている状態において、扉体200を手前側から開けて開口部123を開放する場合、大扉220の斜線で示す側端部側を押す。
【0035】
これにより、図6に示すように、大扉220の上端部221の略中央部分に設けられている吊車222を支点として大扉220に回動力が与えられる。
【0036】
このとき、図10に示すように、大扉220の上端部221の吊車222がガイド枠体120の上枠部121のレール溝122に沿って直線運動を行うとともに、これに連動して大扉220と小扉210との連結部分が両開蝶番230の作用によって手前側に折れる。
【0037】
そして、この状態からさらに大扉220を押し付けると、図7に示すように、小扉210を内側にして大扉220が戸袋枠体110に納められることで、ガイド枠体120の開口部123が完全に開放される。
【0038】
大扉220が戸袋枠体110に納められた状態では、ガイド枠体120部分を境として略半分程度となる。
【0039】
また、大扉220が戸袋枠体110に納められるまでの間、戸袋枠体110の上枠部111及び下枠部112の略中央部分に取り付けられているピボット軸受け部130と、小扉210の上端部211及び下端部212に取り付けられているピボット軸部240との作用によって小扉210の回動動作がスムーズに行われる。
【0040】
すなわち、扉体200が閉じられているとき、図12に示すように、ピボット軸部240の軸241,242がピボット軸受け部130のガイド長溝133,134の始端側に嵌り込んでいる。
【0041】
この状態で、図6のように、小扉210が手前側への回動を始めるとき、軸241がガイド長溝133の始端側に残されて回動支点とされ、軸242側がガイド長溝134にガイドされてガイド長溝134内を移動し、図13に示すように、ガイド長溝133との交差部分まで移動する。
【0042】
そして、この状態から小扉210がさらに回動を続けると、図14に示すように、軸242側がガイド長溝134からガイド短溝135側に移動し、ガイド短溝135の終端で停止する。
【0043】
この間、軸242は、ガイド長溝134及びガイド短溝135によってガイドされつつ移動することから、小扉210がガタつくことなくスムーズな回動動作が行われるとともに、軸242の移動がガイド短溝135の終端にて規制されることから、小扉210の戸袋枠体110内での位置規制が行われる。
【0044】
一方、図5の状態であるガイド枠体120の開口部123が扉体200の小扉210と大扉220とで閉塞されている状態において、扉体200を背面側から開けて開口部123を開放する場合、大扉220の背面側の斜線で示す側端部側を押す。
【0045】
これにより、図7に示すように、大扉220の上端部221の略中央部分に設けられている吊車222を支点として大扉220に回動力が与えられる。
【0046】
このとき、図11に示すように、大扉220の上端部221の吊車222がガイド枠体120の上枠部121のレール溝122に沿って直線運動を行うとともに、これに連動して大扉220と小扉210との連結部分が両開蝶番230の作用によって背面側に折れる。
【0047】
そして、この状態からさらに大扉220を背面側から押し付けると、図9に示すように、小扉210を内側にして大扉220が戸袋枠体110に納められることで、ガイド枠体120の開口部123が完全に開放される。
【0048】
大扉220が戸袋枠体110に納められた状態では、上記同様に、ガイド枠体120部分を境として略半分程度となる。
【0049】
また、大扉220が戸袋枠体110に納められるまでの間、戸袋枠体110の上枠部111及び下枠部112の略中央部分に取り付けられているピボット軸受け部130と、小扉210の上端部211及び下端部212に取り付けられているピボット軸部240との作用によって小扉210の回動動作がスムーズに行われる。
【0050】
すなわち、扉体200が閉じられている図12の状態から小扉210が背面側への回動を始めるとき、上記とは逆に、軸242がガイド長溝134の始端側に残されて回動支点とされ、軸241側がガイド長溝133にガイドされてガイド長溝133内を移動し、図15に示すように、ガイド長溝134との交差部分まで移動する。
【0051】
そして、この状態から小扉210がさらに回動を続けると、図16に示すように、軸241側がガイド長溝133からガイド短溝136側に移動し、ガイド短溝136の終端で停止する。
【0052】
この間、軸241は、ガイド長溝133及びガイド短溝136によってガイドされつつ移動することから、小扉210がガタつくことなくスムーズな回動動作が行われるとともに、軸241の移動がガイド短溝136の終端にて規制されることから、小扉210の戸袋枠体110内での位置規制が行われる。
【0053】
このように、本実施の形態では、進行方向に大扉220を押し付けると、大扉220に設けられている移動手段としての吊車222が第2の枠体としてのガイド枠体120の溝であるレール溝122に沿って回動しつつ直線移動を行うと同時に、両開蝶番230を介して大扉220と小扉210との間の連結部分が回動し、さらにこれらの動作に連動して小扉210が回動機構であるピボット軸受け部130とピボット軸部240とによって回動を行い、大扉220が小扉210を内側にして第1の枠体である戸袋枠体110側に待避することにより、大扉220及び小扉210が開放されるので、たとえば車椅子等の使用者等にとっても何等支障なく扉体200の開放を容易に行うことができる。
【0054】
また、大扉220及び小扉210がガイド枠体120側に待避した状態では、戸袋枠体110を境としての大扉220の出っ張り量が吊車222の取付け位置である略半分程度とされるので、一部屋内では大扉220の略半分程度(扉体200の1/3)のスペースが確保されればよいことになり、設置スペースの制約が大幅に緩和される。
【0055】
さらに、この実施の形態では、小扉210が回動する際、ピボット軸部240の第1又は第2の軸である軸241又は242が回動支点とされ、軸242又は241がピボット軸受け部130のガイド長溝134及びガイド短溝136による第2のガイド溝又はガイド長溝133及びガイド短溝136による第1のガイド溝によってガイドされつつ第2のガイド溝のガイド短溝135又は第1のガイド溝のガイド短溝136の終端まで移動するため、小扉210がガタつくことなくスムーズな回動動作を行うとともに、軸241,242の移動がガイド短溝135,136の終端にて規制されることから、小扉210の戸袋枠体110内での位置規制が行われる。
【0056】
なお、この実施の形態では、ピボット軸部240を2軸とし、ピボット軸部240を第1及び第2の2ガイド溝構成とした場合に説明したが、ピボット軸部240を1軸とし、ピボット軸受け部130を1受穴とした構成としてもよく、この場合には、小扉210が回動する際、小扉210の荷重がピボット軸受け部130によって受けられるため、ピボット軸部240による回動摩擦の軽減が図れ、大扉220及び小扉210の開放がスムーズに行われる。
【0057】
また、本実施の形態では、大扉220の上端部221に吊車222を設けた吊下げ式とした場合について説明したが、この例に限らず、大扉220の下端部に戸車を設けることによる引戸式とすることもできる。
【0058】
さらに、本実施の形態では、ピボット軸受け部130及びピボット軸部240による回動機構Aを扉体200の開閉に用いた場合について説明したが、この例に限らず、図16乃至図18に示すように、窓の開閉に適用してもよい。
【0059】
すなわち、これらの図に示すように、ピボット軸受け部130がたとえば窓枠250の外側の壁260の支持部261に取り付けられている。このピボット軸受け部130は、上記同様に、窓枠250の上方にも取り付けられるものであるが、説明の便宜上、その図示を省略している。
【0060】
また、ピボット軸受け部130を支持部261に取り付けるに際しては、長さの短いガイド短溝135,136側を壁260側に向けた状態とする。一方、窓枠250に接して取り付けられている窓閉塞部材251の上下端部には、ピボット軸部240を取り付ける。
【0061】
そして、窓が閉じられている図17の状態から窓閉塞部材251の背面側を押し付けると、まずピボット軸部240の軸242がガイド長溝133の始端側に残されて回動支点とされ、軸241側がガイド短溝135にガイドされてガイド短溝135内を移動し、図18に示すように、ガイド長溝134の終端まで移動する。
【0062】
この状態から、窓閉塞部材251をさらに背面側から押し付けると、軸241の移動がガイド長溝134の終端部によって阻止され、変わって軸242側がガイド長溝133にガイドされてガイド長溝133内を移動し、図19に示すように、ガイド短溝136の終端まで移動する。これにより、窓閉塞部材251が完全に開放される。
【0063】
このとき、軸242が壁260側に寄っているため、完全に開放された窓閉塞部材251は壁260に接した状態まで開け放すことができる。言い換えれば、窓閉塞部材251と壁260との間に隙間を形成することなく窓閉塞部材251を開け放すことが可能となる。
【0064】
また、軸242がガイド短溝136の終端で止められるため、壁260との間の位置規制が行われる。
【0065】
なお、この例では、ピボット軸受け部130を窓枠250の外側の壁260に設けた場合について説明したが、これに限らず、窓枠250の内側に設けるようにしてもよい。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の扉開閉装置によれば、進行方向に大扉を押し付けると、大扉に設けられている移動手段が第2の枠体の溝に沿って回動しつつ直線移動を行うと同時に、両開蝶番を介して大扉と小扉との間の連結部分が回動し、さらにこれらの動作に連動して小扉が回動機構により回動を行い、大扉が小扉を内側にして第1の枠体側に待避することにより、大扉及び小扉が開放される。
【0067】
また、大扉及び小扉が第1の枠体側に待避した状態では、第2の枠体を境としての大扉の出っ張り量が移動手段の取付け位置である略半分程度とされる。
【0068】
したがって、設置スペースの制約を緩和することができ、且つ進行方向に加えた力で扉体を容易に開放することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉開閉装置に係る枠体を示す斜視図である。
【図2】本発明の扉開閉装置に係る扉体を示す斜視図である。
【図3】図2の両開蝶番を示す斜視図である。
【図4】図1の枠体に対する図2の扉体の装着状態を示す一部切欠きの断面図である。
【図5】図1及び図2の扉開閉装置の動作を示す斜視図である。
【図6】図1及び図2の扉開閉装置の動作を示す斜視図である。
【図7】図1及び図2の扉開閉装置の動作を示す斜視図である。
【図8】図1及び図2の扉開閉装置の動作を示す斜視図である。
【図9】図1及び図2の扉開閉装置の動作を示す斜視図である。
【図10】図1及び図2の扉開閉装置の動作を示す斜視図である。
【図11】図1及び図2の扉開閉装置の動作を示す斜視図である。
【図12】図1及び図2の扉開閉装置の回動機構の動作を示す斜視図である。
【図13】図1及び図2の扉開閉装置の回動機構の動作を示す斜視図である。
【図14】図1及び図2の扉開閉装置の回動機構の動作を示す斜視図である。
【図15】図1及び図2の扉開閉装置の回動機構の動作を示す斜視図である。
【図16】図1及び図2の扉開閉装置の回動機構の動作を示す斜視図である。
【図17】図1及び図2の扉開閉装置の回動機構を窓開閉用に適用した場合の他の実施の形態における動作を示すための斜視図である。
【図18】図16の回動機構の動作を示す斜視図である。
【図19】図16の回動機構の動作を示す斜視図である。
【図20】従来の開閉ドアを示す斜視図である。
【符号の説明】
A 回動機構
100 枠体
110 戸袋枠体
111 上枠部
112 下枠部
120 ガイド枠体
121 上枠部
122 レール溝
123 開口部
130 ピボット軸受け部
133,134 ガイド長溝
135,136 ガイド短溝
200 扉体
210 小扉
211 上端部
212 下端部
220 大扉
222 吊車
230 両開蝶番
231〜234 ヒンジ部
235,236 長板部
238,239 短板部
240 ピボット軸部
241,242 軸
250 窓枠
260 壁
261 支持部

Claims (4)

  1. 扉体を押付け方向に開放可能とする扉開閉装置であって、
    第1の枠体と、
    この第1の枠体の中央部分直交して設けられた枠体で、該枠体の上部枠にレール溝が設けられた第2の枠体と、
    前記第1の枠体の中央部分に設けられ回動機構と、
    この回動機構を支点として自在に回動する小扉と、
    この小扉と両開蝶番により連結されて、前記小扉に対して前記両開蝶番で折れ曲がるように回動する大扉と、
    この大扉の上端部の略中央部分に設けられて、前記レール溝に沿って移動する移動手段とを具備して、
    前記大扉を押し付けると、前記大扉と前記小扉とが前記両開蝶番で折れ曲がり、これに伴い前記移動手段が前記レール溝に沿って移動すると共に、前記小扉が前記回動機構を回動中心として回動して、前記小扉が前記大扉と前記第1の枠体とで挟まれるようにして、当該大扉及び小扉が前記第1の枠体側に待避することを特徴とする扉開閉装置。
  2. 前記回動機構は、ピボット軸受け部とピボット軸部とで構成されることを特徴とする請求項1記載の扉開閉装置。
  3. 前記ピボット軸受け部が、第1のガイド溝と、該第1のガイド溝と交差する第2のガイド溝とにより形成されると共に前記ピボット軸部が、前記第1のガイド溝と前記第2のガイド溝とに嵌り込む第1の軸と第2の軸とにより形成されて、
    該第1の軸が前記第1のガイド溝に嵌り込んだときは前記第2の軸が前記第2のガイド溝に嵌り込み、また当該第1の軸が前記第2のガイド溝に嵌り込んだときは前記第2の軸が前記第1のガイド溝に嵌り込んで、一方の前記軸が回動支点となって、他方の前記軸が当該軸の嵌り込んでいる前記ガイド溝にガイドされて移動することを特徴とする請求項記載の扉開閉装置。
  4. 前記第1の枠体の上下枠部と、前記小扉の上下端部との間には、前記ピボット軸受け部と前記ピボット軸部とが設けられ、前記第2の枠体の上枠部に設けられたレール溝に沿って、前記大扉の上端部の略中央部分に設けられた吊車が移動することを特徴とする請求項1、2又は3記載の扉開閉装置。
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