JP3587721B2 - クリック付き回転型電気部品 - Google Patents

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H19/00Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand
    • H01H19/02Details
    • H01H19/10Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H19/11Movable parts; Contacts mounted thereon with indexing means

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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子レンジ、音響等の電子機器に使用して好適なクリック付き回転型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のクリック付き回転型電気部品を、回転型可変抵抗器を例にして図12、図13に基づいて説明すると、金属板からなるコップ状のカバー51には、操作部材52が回転可能に取り付けられている。
そして、操作部材52は、操作部53と円盤状の回転体54とが一体に設けられ、回転体54がカバー51内に収納された状態で、操作部53がカバー51から外方に突出している。
また、抵抗体55と導電体56を設けた絶縁基板57がカバー51の開放端に取り付けられ、回転体54に取り付けられた摺動子58が抵抗体55と導電体56に摺接するようになっている。
【0003】
金属板からなる板バネ59は、ジグザグ状に折り曲げ形成されたジグザグ部59aと、その端部には半球状の凸部59bを有している。
そして、この板バネ59は、回転体54に設けられた孔54aに収納されて取り付けられ、凸部59bがカバー51に設けられた凹部51aに係脱を行うようになっている。
そして、操作部53を回転すると回転体54が回転し、これによって、摺動子58が抵抗体55と導電体56上を摺動して抵抗値の可変を行うと共に、板バネ59の凸部59bがカバー51の凹部51aと係脱を行って、操作部53の回転にクリック感を得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のクリック付き回転型電気部品は、クリック感を得るための板バネ59が回転体54に取り付けられるため、板バネ59を回転体54に組み込んだ状態を維持して、これらをカバー51に組み込む必要があり、組立性が悪く、コスト高になるという問題がある。
また、回転体54の孔54aには、ジグザグ状をした板バネ59が取り付けられるため、孔54aは、板バネ59が軸方向に対して直角方向に移動するために大きくする必要が生じ、これによって、板バネ59の取付がルーズとなり、板バネ59が操作部53の軸方向にガタツキを生じて、クリック感が悪くなるという問題がある。
また、板バネ59はジグザグ状に形成されているため、その加工性が悪く、コスト高になるという問題がある。
また、ジグザグ状の板バネ59が回転体54の孔54bに取り付けられるため、回転型電気部品の小型化の要求によって、回転体54は薄く、且つ小型化されるに伴って、板バネ59も小型になり、すると、特に、重いトルクを得ることが困難となるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、ハウジングと、該ハウジングに回転可能に取り付けられた操作部と、前記ハウジング内に収納され、前記操作部によって回転可能な回転体とを備え、板バネからなる第1のU字状バネを有し、該第1のU字状バネは、前記ハウジングに設けられた凹状の収納部に収納されて取り付けられ、前記回転体の外円周面と前記第1のU字状バネ何れか一方には凸部、また、他方には凹部を設け、前記回転体の回転によって、前記凹凸部が係脱を行ってクリック感を持たせるようにした構成とした。
また、第2の解決手段として、前記回転体には前記凹部を設けると共に、前記第1のU字状バネには、前記凸部を設けた構成とした。
また、第3の解決手段として、前記凸部を凸条に形成すると共に、前記凹部を凹条に形成した構成とした。
【0006】
また、第4の解決手段として、前記ハウジングには、後方の一端が開放した開放部を有する筒状の壁部を有し、前記収納部が前記操作部の軸方向に対して平行に前記壁部において形成され、前記第1のU字状バネの自由端側を前記開放部側、或いは前記収納部の奥部の一方に、また、前記第1のU字状バネの連結部側を前記開放部側、或いは前記収納部の奥部の他方に位置させて、前記第1のU字状バネを前記収納部に収納した構成とした。
また、第5の解決手段として、2個の前記第1のU字状バネを前記収納部に取り付け、前記回転体に対する2個の前記第1のU字状バネの前記凸部のそれぞれの摺動軌跡を異ならしめた構成とした。
また、第6の解決手段として、2個の前記第1のU字状バネの内の1個は、前記自由端側を前記開放部側に位置すると共に、前記連結部側を前記奥部に位置させ、また、もう1個は、前記自由端側を前記奥部に位置させると共に、前記連結部側を前記開放部側に位置させて取り付け、前記回転体に対する2個の前記第1のU字状バネの前記凸部のそれぞれの摺動軌跡を異ならしめた構成とした。
【0007】
また、第7の解決手段として、板バネからなる第2のU字状バネを有し、該第2のU字状バネで前記回転体の外円周面を弾圧するようにした構成とした。
また、第8の解決手段として、前記ハウジングの前記壁部は、多角形の外壁を有し、該外壁の角部と対向する前記壁部の内壁の部分に前記収納部を形成した構成とした。
また、第9の解決手段として、複数個の前記収納部の一つには、少なくとも前記第1のU字状バネが収納されると共に、他の前記収納部には、前記第1、或いは第2のU字状バネを収納し、複数個の前記U字状バネで前記回転体を回転軸心方向に弾圧した構成とした。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のクリック付き回転型電気部品を図1〜図8に基づいて説明すると、図1〜図8は何れも本発明のクリック付き回転型電気部品の第1実施例に係り、図1は要部の断面図、図2はハウジングに操作部材を取り付けた状態を示す裏面図、図3はU字状バネの取付状態を示す要部の断面図、図5は第1のU字状バネの斜視図、図5は第2のU字状バネの斜視図、図6〜図8は動作を説明するための説明図である。
【0009】
次に、本発明のクリック付き回転型電気部品を回転型可変抵抗器を例にして、図1〜図8に基づいて説明すると、亜鉛ダイキャスト、或いは合成樹脂の成型品等からなるハウジング1は、軸受け部1aと、前側板1bを介して軸受け部1aと一体に設けられた筒状の壁部1cとを有する。
また、ハウジング1の壁部1cには、一端が開放した開放部1dを有し、中央部に設けられた収容部1eと、多角形である四角形をなした外壁1fと、外壁1fの角部と対向する壁部1cの内壁に設けられた複数個の凹状の収納部1gとを有している。
また、前側板1bには、収容部1eに位置し、中心からの半径が異なる位置に形成された2個の係合凸部1hを有している。
【0010】
また、合成樹脂の成型品等からなる操作部材2は、操作部3と回転体4を有し、操作部3の中心部には非円形状の孔3aが設けられ、また、回転体4には、その外円周面に設けられた細長い凹条の複数個の凹部4aと、前面の平坦面に設けられた中心からの半径を異にする2個の係合凹部4bを有する。
そして、この操作部材2は、操作部3を軸受け部1aに挿通し、回転体4を収容部1e内に収容した状態で、ハウジング1に回転と軸方向の移動が可能に取り付けられている。
また、操作部材2がハウジング1に取り付けられた際、凹条の凹部4aは、操作部3の軸方向と平行な状態となると共に、係合凹部4bは、ハウジング1の係合凸部1hと係脱できるようになっている。
【0011】
また、板バネから形成された第1のU字状バネ5は、二片を連結する連結部5aと、二片の自由端部5bと、二片の一方の自由端部5b側に設けられ、比較的長い凸条からなる凸部5cとを有する。
そして、この第1のU字状バネ5は、操作部3の軸方向に平行な状態にある収納部1gにおいて、自由端部5b側を収納部1gの奥部に、また、連結部5aを開放部1d側にして収納し、凸部5cが回転体4の凹部4aと係脱してクリック感を得るようになっている。
なお、回転体4に凹部4a、第1のU字状バネ5に凸部5cを設けたもので説明したが、この凹凸部を逆にして、回転体4と第1のU字状バネ5に設けても良い。
【0012】
また、板バネから形成された第2のU字状バネ6は、二片を連結する連結部6aと、二片の自由端部6bとを有する。
そして、この第2のU字状バネ6は、操作部3の軸方向に平行な状態にある収納部1gにおいて、自由端部6b側を収納部1gの奥部に、また、連結部6aを開放部1d側にして収納し、また、一方の片で回転体4の外円周面を弾圧して、第1と第2のU字状バネ5、6で回転体4を回転軸心方向に弾圧し、回転体4が回転ブレの無いようにしている。
なお、第2のU字状バネ6を収納したもので説明したが、ここに第1のU字状バネ5を収納して、前記と同様の作用を行わしめても良い。
【0013】
また、絶縁基板7には、抵抗体(図示せず)と導電体(図示せず)が設けられており、この絶縁基板7は、ハウジング1の開放部1dを塞ぐように配置されて、絶縁基板7の裏面に載置された取付板8によって、ハウジング1に取り付けられている。
また、合成樹脂の成型品からなる回転部9は、円盤状の受け部9aと、受け部9aの一面側に設けられた非円柱状の軸部9bと、受け部9aの他面側に設けられた凸部9cとを有し、この回転部9の受け部9aには、抵抗体と導電体に摺接する摺動子10が取り付けられている。
そして、この回転部9は、軸部9bを操作部材2の孔3aに挿入してスプライン結合すると共に、凸部9cを絶縁基板7の孔7aに挿入して、回転可能に取り付けられている。
【0014】
また、コイル状のバネ11は、軸部9bの外周を囲むように孔3aに挿入されて、操作部材2と回転部9との間に張架され、このバネ11で、操作部材2を常時前側板1bに弾圧すると共に、回転部9を絶縁基板7側に付勢している。
これによって、操作部材2は、回転部9とスプライン結合した状態で、バネ11に抗して軸方向に移動可能となっている。
そして、この移動時、回転体4も軸方向に移動するが、この時、回転体4に設けられた凹条の凹部4aと第1のU字状バネ5に設けられた凸条の凸部5cとにより、凹凸部4a、5cの係合状態が外れることなく、また、U字状バネ5は、軸方向と平行に設けられているため、回転体4の軸方向の移動がスムーズにできるようになっている。
また、操作部材2を回転した時、回転部9を伴って回転し、摺動子10が抵抗体と導電体上を摺接するようになっている。
【0015】
次に、本発明のクリック付き回転型電気部品の動作を図6〜図8に基づいて説明すると、先ず、図6に示すような未作動の状態では、操作部材2の係合凹部4bには、ハウジング1の係合凸部1hが嵌入して、係合状態となっている。
この状態で、図7に示すように、操作部材2をバネ11に抗して軸方向に押圧して、係合凹部4bと係合凸部1hの係合を外し、この状態で操作部材2を少し回転させた後、操作部材2の押圧を解除して、図8に示すような状態にする。
このように、一度、プッシュ動作を行わせることにより、電子レンジ等において、操作部材2を安易に回転できないようにして、安全性を保つようになっている。
【0016】
そして、この図8の状態では、半径を異にする2個の係合凸部1hと係合凹部4bは、係合が外れて、係合凸部1hが回転体4の平坦面に当接した状態となる。 次に、この図8の状態で、操作部材2を回転すると、操作部材2は、回転体4の凹部4aと第1のU字状バネ5の凸部5cとが係脱を行って、クリック動作を行うと共に、操作部材2とのスプライン結合により回転部9が回転され、摺動子7が抵抗体と導電体上を摺動して、抵抗値の調整を行うようになる。
そして、操作部材2は、タイマー等により前記回転方向とは逆の回転が行われると、図6に示すような元の状態に戻されるようになっている。
なお、本実施例において、操作部3と回転部9のスプライン結合は軸部9bと孔3aで行ったが、回転体4の回転部9に対応する面に複数個の凸部を設け、回転部9にこれを挿通する貫通孔を設けても良く、その場合は、回転方向の結合度が高められる。
【0017】
また、図9〜図11は、本発明のクリック付き回転型電気部品の第2実施例を示し、図9は要部の断面図、図10はハウジングに操作部材を取り付けた状態を示す裏面図、図11はU字状バネの取付状態を示す要部の断面図である。
そして、クリック付き回転型電気部品の第2実施例を図9〜図11に基づいて説明すると、亜鉛ダイキャスト、或いは合成樹脂の成型品等からなるハウジング21は、軸受け部21aと、前側板21bを介して軸受け部21aと一体に設けられた筒状の壁部21cとを有する。
また、ハウジング21の壁部21cには、一端が開放した開放部21dを有し、中央部に設けられた収容部21eと、多角形である四角形をなした外壁21fと、外壁21fの角部と対向する壁部21cの内壁に設けられた複数個の凹状の収納部21gとを有している。
【0018】
また、合成樹脂の成型品等からなる操作部材22は、操作部23と回転体24を有し、回転体24には、その外円周面に設けられた細長い凹条の複数個の凹部24aを有する。
そして、この操作部材22は、操作部23を軸受け部21aに挿通し、回転体24を収容部21e内に収容した状態で、ハウジング21に回転可能に取り付けられている。
また、操作部材22がハウジング21に取り付けられた際、凹条の凹部24aは、操作部23の軸方向と平行な状態となっている。
また、操作部材22が取り付けられた際、回転体24と前側板21bとの間には、トルク出しのためのOリング29が設けられている。
【0019】
また、板バネから形成された第1のU字状バネ25は、二片を連結する連結部25aと、二片の自由端部25bと、二片の一方の自由端部25b側に設けられ、比較的長い凸条からなる凸部25cとを有する。
そして、図11に示すように、この第1のU字状バネ25の1個は、操作部23の軸方向に平行な状態にある収納部21gにおいて、自由端部25b側を収納部21gの奥部に、また、連結部25aを開放部21d側にして収納し、凸部25cが回転体24の凹部24aと係脱してクリック感を得るようになっている。
更に、この第1のU字状バネ25のもう1個は、操作部23の軸方向に平行な状態にある収納部21gにおいて、自由端部25b側を開放部21d側に、また、連結部25aを収納部21gの奥部にして収納し、凸部25cが回転体24の凹部24aと係脱してクリック感を得るようになっている。
【0020】
これによって、一対の第1のU字状バネ25の摺動軌跡を異ならせて、クリック動作の長寿命化を図っている。
なお、一対のU字状バネ25の組込は、連結部25aが開放部21d側に向いた方のU字状バネ25を収納部21gに収納した後、操作部材22をハウジング21に取り付け、次に、他方のU字状バネ25を取り付けるようになっている。
また、この実施例では、同じ第1のU字状バネ25を用い、互いに逆向きに取り付けて、摺動軌跡を異ならしめたもので説明したが、例えば、凸部25cの形成位置を違えた2個の第1のU字状バネ25を、同じ方向に収納部21eに収納して、摺動軌跡を異ならしめるようにしても良い。
更に、1個の第1のU字状バネ25を、前記第1の実施例の第2のU字状バネ6に代えて、第1のU字状バネ25と第2のU字状バネ6で回転体24を回転軸心方向に弾圧し、回転体24が回転ブレの無いようにしても良い。
なお、回転体24に凹部24a、第1のU字状バネ25に凸部25cを設けたもので説明したが、この凹凸部を逆にして、回転体24と第1のU字状バネ25に設けても良い。
【0021】
また、摺動子26が回転体24に取り付けられている。
また、絶縁基板27には、抵抗体(図示せず)と導電体(図示せず)が設けられており、この絶縁基板27は、ハウジング21の開放部21dを塞ぐように配置されて、絶縁基板27の裏面に載置された取付板28によって、ハウジング21に取り付けられ、摺動子26が抵抗体と導電体とに摺動するようになっている。
【0022】
次に、本発明のクリック付き回転型電気部品の第2実施例の動作を説明すると、先ず、操作部材22を回転すると回転体24が回転され、摺動子27が抵抗体と導電体上を摺動して、抵抗値の調整を行うようになる。
また、操作部材22の回転により、回転体24の凹部24aと第1のU字状バネ25の凸部25cとが係脱を行って、クリック動作が行われ、クリック感を得るようになっている。
【0023】
なお、上記実施例では、回転型可変抵抗器を例に説明したが、エンコーダ、回転型スイッチ等の回転型電気部品にも適用でること勿論である。
【0024】
【発明の効果】
本発明のクリック付き回転型電気部品は、第1のU字状バネ5がハウジング1に設けられた凹状の収納部1eに収納されて取り付けられているため、その組立は、第1のU字状バネ5をハウジング1に取り付けた後、開放部1d側から回転体4を挿入する、或いは回転体4を挿入後に、第1のU字状バネ25を取り付ければ良く、従来のように板バネ59を圧縮した状態で回転体54を組み込むものに比して、組立性が良く、安価なクリック付き回転型電気部品を提供できる。
また、第1のU字状バネ5は、ハウジング1の収納部1eに取り付け、バネの撓みを見込んで必要以上に大きくする必要がないため、従来のように孔54に板バネ59を遊嵌するものに比して、第1のU字状バネ5をしっかりした状態で取り付けでき、クリック感の良好なクリック付き回転型電気部品を提供できる。
また、クリックを司る第1のU字状バネ5は、従来のようにジグザグ状のものに比して、その加工性が良好で、安価なクリック付き回転型電気部品を提供できる。
また、小型化の要求により回転体4、ハウジング1が小型化されても、第1のU字状バネ5を収納するハウジング1は、回転体4に比してその容積が大きく、従って、第1のU字状バネ5は、従来の板バネ59に比して大きくでき、重いトルクにも対応できるクリック付き回転型電気部品を提供できる。
【0025】
また、回転体4には凹部4aを設けると共に、第1のU字状バネ5には、凸部5cを設けたため、構成が簡単で、安価なクリック付き回転型電気部品を提供できる。
また、凸部5cを凸条に形成すると共に、凹部4aを凹条に形成した構成とすることにより、操作部材2を軸方向に移動可能なものにおいて、凹凸部が外れることが無く、クリック動作の確実で、また、軸の移動がスムーズなクリック付き回転型電気部品を提供できる。
【0026】
また、第1のU字状バネ5の自由端5b側を開放部1d側、或いは収納部1gの奥部の一方に、また、第1のU字状バネ5の連結部5a側を開放部1d側、或いは収納部1gの奥部の他方に位置させて、第1のU字状バネ5を収納部1gに収納したため、回転体4に対するクリック位置を必要に応じて変えることができ、融通性のあるクリック付き回転型電気部品を提供できる。
また、2個の第1のU字状バネ5を収納部1gに取り付け、回転体4に対する2個の第1のU字状バネ5の凸部5cのそれぞれの摺動軌跡を異ならしめたため、長寿命のクリック付き回転型電気部品を提供できる。
また、2個の第1のU字状バネ5の内の1個は、自由端5b側を開放部1d側に位置すると共に、連結部5a側を収納部1gの奥部に位置させ、また、もう1個は、自由端5b側を収納部1gの奥部に位置させると共に、連結部5a側を開放部1d側に位置させて取り付け、回転体4に対する2個の第1のU字状バネ5の凸部5cのそれぞれの摺動軌跡を異ならしめたため、長寿命のクリック動作が得られると共に、同じ形状の第1のU字状バネ5の向きを変えた組み込みで良く、従って、生産性が良く、安価なクリック付き回転型電気部品を提供できる。
【0027】
また、板バネからなる第2のU字状バネ6で回転体4の外円周面を弾圧するようにしたため、第1のU字状バネ5との協同で、回転体4の回転軸中心を軸心と一致させることが出来、極めてブレの少ないクリック付き回転型電気部品を提供できる。
また、ハウジング1の壁部1cは、多角形の外壁1fを有し、該外壁1fの角部と対向する壁部1cの内壁の部分に収納部1gを形成したため、スペースファクタの良い第1、第2のU字状バネ5、6の取付ができ、U字状バネ5、6の取付が小型で、確実なクリック付き回転型電気部品を提供できる。
また、複数個の収納部1gの一つには、少なくとも第1のU字状バネ5が収納されると共に、他の収納部1gには、第1、或いは第2のU字状バネ5、6を収納し、複数個のU字状バネ5、6で回転体4を回転軸心方向に弾圧したため、回転体4の回転軸中心を軸心と一致させることが出来、極めてブレの少ないクリック付き回転型電気部品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリック付き回転型電気部品の第1実施例を示す要部の断面図。
【図2】本発明のクリック付き回転型電気部品の第1実施例に係り、ハウジングに操作部材を取り付けた状態を示す裏面図。
【図3】本発明のクリック付き回転型電気部品の第1実施例に係り、U字状バネの取付状態を示す要部の断面図。
【図4】本発明のクリック付き回転型電気部品の第1実施例に係る第1のU字状バネの斜視図。
【図5】本発明のクリック付き回転型電気部品の第1実施例に係る第2のU字状バネの斜視図。
【図6】本発明のクリック付き回転型電気部品の第1実施例の動作を説明するための説明図。
【図7】本発明のクリック付き回転型電気部品の第1実施例の動作を説明するための説明図。
【図8】本発明のクリック付き回転型電気部品の第1実施例の動作を説明するための説明図。
【図9】本発明のクリック付き回転型電気部品の第2実施例を示す要部の断面図。
【図10】本発明のクリック付き回転型電気部品の第1実施例に係り、ハウジングに操作部材を取り付けた状態を示す裏面図。
【図11】本発明のクリック付き回転型電気部品の第1実施例に係り、U字状バネの取付状態を示す要部の断面図。
【図12】従来のクリック付き回転型電気部品の要部の断面図。
【図13】従来のクリック付き回転型電気部品に係る板バネの斜視図。
【符号の説明】
1 ハウジング
1a 軸受け部
1b 前側板
1c 壁部
1d 開放部
1e 収容部
1f 外壁
1g 収納部
1h 係合凸部
2 操作部材
3 操作部
3a 孔
4 回転体
4a 凹部
4b 係合凹部
5 第1のU字状バネ
5a 連結部
5b 自由端部
5c 凸部
6 第2のU字状バネ
6a 連結部
6b 自由端部
7 絶縁基板
7a 孔
8 取付板
9 回転部
9a 受け部
9b 軸部
9c 凸部
10 摺動子
11 バネ
21 ハウジング
21a 軸受け部
21b 前側板
21c 壁部
21d 開放部
21e 収容部
21f 外壁
21g 収納部
22 操作部材
23 操作部
24 回転体
24a 凹部
25 第1のU字状バネ
25a 連結部
25b 自由端部
25c 凸部
26 摺動子
27 絶縁基板
28 取付板
29 Oリング

Claims (9)

  1. ハウジングと、該ハウジングに回転可能に取り付けられた操作部と、前記ハウジング内に収納され、前記操作部によって回転可能な回転体とを備え、板バネからなる第1のU字状バネを有し、該第1のU字状バネは、前記ハウジングに設けられた凹状の収納部に収納されて取り付けられ、前記回転体の外円周面と前記第1のU字状バネ何れか一方には凸部、また、他方には凹部を設け、前記回転体の回転によって、前記凹凸部が係脱を行ってクリック感を持たせるようにしたことを特徴とするクリック付き回転型電気部品。
  2. 前記回転体には前記凹部を設けると共に、前記第1のU字状バネには、前記凸部を設けたことを特徴とする請求項1記載のクリック付き回転型電気部品。
  3. 前記凸部を凸条に形成すると共に、前記凹部を凹条に形成したことを特徴とする請求項2記載のクリック付き回転型電気部品。
  4. 前記ハウジングには、後方の一端が開放した開放部を有する筒状の壁部を有し、前記収納部が前記操作部の軸方向に対して平行に前記壁部において形成され、前記第1のU字状バネ自由端側を前記開放部側、或いは前記収納部の奥部の一方に、また、前記第1のU字状バネの連結部側を前記開放部側、或いは前記収納部の奥部の他方に位置させて、前記第1のU字状バネを前記収納部に収納したことを特徴とする請求項2、又は3記載のクリック付き回転型電気部品。
  5. 2個の前記第1のU字状バネを前記収納部に取り付け、前記回転体に対する2個の前記第1のU字状バネの前記凸部のそれぞれの摺動軌跡を異ならしめたことを特徴とする請求項4記載のクリック付き回転型電気部品。
  6. 2個の前記第1のU字状バネの内の1個は、前記自由端側を前記開放部側に位置すると共に、前記連結部側を前記奥部に位置させ、また、もう1個は、前記自由端側を前記奥部に位置させると共に、前記連結部側を前記開放部側に位置させて取り付け、前記回転体に対する2個の前記第1のU字状バネの前記凸部のそれぞれの摺動軌跡を異ならしめたことを特徴とする請求項5記載のクリック付き回転型電気部品。
  7. 板バネからなる第2のU字状バネを有し、該第2のU字状バネで前記回転体の外円周面を弾圧するようにしたことを特徴とする請求項2、又は3、又は4、又は5、又は6記載のクリック付き回転型電気部品。
  8. 前記ハウジングの前記壁部は、多角形の外壁を有し、該外壁の角部と対向する前記壁部の内壁の部分に前記収納部を形成したことを特徴とする請求項2、又は3、又は4、又は5、又は6、又は7記載のクリック付き回転型電気部品。
  9. 複数個の前記収納部の一つには、少なくとも前記第1のU字状バネが収納されると共に、他の前記収納部には、前記第1、或いは第2のU字状バネを収納し、複数個の前記U字状バネで前記回転体を回転軸心方向に弾圧したことを特徴とする請求項7、又は8記載の記載のクリック付き回転型電気部品。
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