JP3587162B2 - データ転送制御装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ転送制御装置及び電子機器に関し、特に、USB規格に準じたデータ転送を行うためのデータ転送制御装置及び電子機器に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、パーソナルコンピュータと周辺機器(広義には電子機器)とを接続するためのインターフェース規格として、USB(Universal Serial Bus)が注目を集めている。このUSBには、従来は別々の規格のコネクタで接続されていたマウスやキーボードやプリンタなどの周辺機器を、同じ規格のコネクタで接続できると共にいわゆるプラグ&プレイやホットプラグも実現できるという利点がある。
【0003】
一方、このUSBには、同じくシリアルバスインターフェース規格として脚光を浴びているIEEE1394に比べて、転送速度が遅いという問題点がある。
【0004】
そこで、従来のUSB1.1の規格に対する下位互換性を持ちながら、USB1.1に比べて格段に高速な480Mbps(HSモード)のデータ転送速度を実現できるUSB2.0規格が策定され、注目を浴びている。また、USB2.0の物理層回路や論理層回路のインターフェース仕様を定義したUTMI(USB2.0 Transceiver Macrocell Interface)も策定されている。
【0005】
さて、このUSB2.0では、従来のUSB1.1で定義されていたFS(Full Speed)モードに加えて、HS(High Speed)モードと呼ばれる転送モードが用意されている。このHSモードでは480Mbpsでデータ転送が行われるため、12Mbpsでデータ転送が行われるFSモードに比べて格段に高速なデータ転送を実現できる。従って、USB2.0によれば、高速な転送速度が要求されるハードディスクドライブや光ディスクドライブなどのストレージ機器に最適なインターフェースを提供できるようになる。
【0006】
しかしながら、このHSモードでのデータ転送時には、転送データのサンプリングのために、480MHzの周波数のクロックを生成する必要があり、そのような高周波数のクロックを生成する回路(PLL)の消費電力が非常に大きくなってしまうという問題がある。そして、このような電力が、低速なFSモードでのデータ転送時にも消費されてしまうと、電力消費の無駄となる。
【0007】
また、転送モード(HSモード、FSモード)が切り替わり、生成されるクロックが切り替わった場合に、データ転送制御装置や後段の回路が誤動作するのを防止しなければならないという課題もある。
【0008】
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、生成されるクロックの周波数を、動作不良を起こすことなくダイナミックに切り替えることができるデータ転送制御装置及び電子機器を提供することにある。
【0009】
また本発明の他の目的は、異なる転送モードでのデータ転送を低消費電力で実現できるデータ転送制御装置及び電子機器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、バスを介したデータ転送のためのデータ転送制御装置であって、第1、第2のクロックを含む複数のクロックを生成するクロック生成手段と、前記クロック生成手段でのクロック生成を制御し、前記クロック生成手段により生成されるクロックに基づいて、データ転送制御装置及び後段のデータ処理手段の少なくとも一方が使用するシステムクロックを生成するクロック制御手段とを含み、前記クロック制御手段が、前記クロック生成手段の第1のクロックの生成動作をディスエーブルする前に前記クロック生成手段の第2のクロックの生成動作をイネーブルし、第2のクロックの生成動作が安定したと判断された後に、システムクロックを生成するためのクロックを第1のクロックから第2のクロックに切り替えることを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、クロック生成手段により生成された第1、第2のクロックに基づいて、データ転送制御装置内部や後段のデータ処理手段で使用されるシステムクロックが生成される。そして本発明では、クロック生成手段での第1のクロックの生成動作がディスエーブルされる前に、第2のクロックの生成動作がイネーブルされる。そして、イネーブルされた第2のクロックの生成動作が安定したと判断されると、システムクロックの生成元になるクロックが第1のクロックから第2のクロックに切り替わり、第1のクロックに代えて、第2のクロックに基づいてシステムクロックが生成されるようになる。
【0012】
このようにすれば、システムクロックの生成元になるクロックの切り替え時において、クロック生成手段から第のクロックが安定して出力されていることを保証できるようになる。そして、第のクロックから、この安定した第のクロックに、システムクロックの生成元となるクロックを切り替えることができる。従って、クロックの切り替え時においても、安定したシステムクロックをデータ転送制御装置内部や後段のデータ処理手段に供給できるようになり、誤動作の防止等を図れるようになる。
【0013】
また、クロックの切り替え後に第1のクロックの生成動作をディスエーブルすれば、第1のクロックの生成動作で消費される電力を節約できるようになり、データ転送制御装置の省力化を図れる。
【0014】
また本発明は、前記クロック生成手段が、第1のクロックを生成するための第1のPLLと第2のクロックを生成するための第2のPLLを含み、前記クロック制御手段が、前記第1のPLLの自走動作をディスエーブルする前に前記第2のPLLの自走動作をイネーブルし、前記第2のPLLの自走動作が安定したと判断された後に、システムクロックを生成するためのクロックを第1のクロックから第2のクロックに切り替えることを特徴とする。このようにすれば、安定したシステムクロックをデータ転送制御装置内部や後段のデータ処理手段に供給できるようになると共に、クロックの切り替え後に第1のPLLの自走動作をディスエーブルすれば、第1のPLLで消費される電力を節約できるようになる。
【0015】
また本発明は、前記クロック制御手段が、システムクロックを生成するためのクロックが第1のクロックから第2のクロックに切り替わる際に、所与の期間だけシステムクロックを第1のレベルに設定することを特徴とする。このようにすれば、切り替えにより不安定な状態になったクロックが、システムクロックとしてデータ転送制御装置内部や後段のデータ処理手段に供給される事態を防止できる。また、第1、第2のクロックの位相がずれていた場合にも、これらを適正に繋ぎ合わせることが可能になり、データ転送制御装置や後段のデータ処理手段の誤動作を防止できる。
【0016】
なお、システムクロックを第1のレベルに設定する処理は、例えばクロックが切り替わる所与の期間において第1のレベルになるマスク信号と第1又は第2のクロックとの論理積をとることなどで実現できる。
【0017】
また本発明は、システムクロックが第1のレベルに設定される前記所与の期間が、前記クロック生成手段でのクロック生成に用いられるベースクロックに基づいて設定されることを特徴とする。このようにすれば、クロック切り替え時にも安定した信号状態になっているベースクロックに基づいて、クロックの切り替え期間の長さ等が設定されるようになる。従って、データ転送制御装置や後段のデータ処理手段に供給するシステムクロックを更に安定化できる。
【0018】
また本発明は、前記クロック制御手段が、第1のクロックが第1のレベルになったことを条件に、第1のクロックに基づき生成されているシステムクロックを第1のレベルに設定し、第2のクロックが第1のレベルになったことを条件に、第2のクロックに基づきシステムクロックを生成することを特徴とする。このようにすれば、クロックの切り替え時において、第1のクロックが第2のレベルから第1のレベルに変化した後、例えば第1のレベルから第2のレベルに変化する前に、システムクロックを第1のレベルに固定できるようになる。これにより、クロックの切り替え時において、システムクロックにグリッチが発生するのを効果的に防止できる。また、第2のクロックが第2のレベルから第1のレベルに変化した後、例えば第1のレベルから第2のレベルに変化する前に、第2のクロックに基づきシステムクロックが生成されるようになる。従って、システムクロックのパルスが細くなってグリッチになってしまう事態も防止できるようになる。
【0019】
また本発明は、バスを介したデータ転送のためのデータ転送制御装置であって、第1、第2のクロックを含む複数のクロックを生成するクロック生成手段と、前記クロック生成手段でのクロック生成を制御し、前記クロック生成手段により生成されるクロックに基づいて、データ転送制御装置及び後段のデータ処理手段の少なくとも一方が使用するシステムクロックを生成するクロック制御手段とを含み、前記クロック制御手段が、システムクロックを生成するためのクロックが第1のクロックから第2のクロックに切り替わる際に、所与の期間だけシステムクロックを第1のレベルに設定することを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、クロック生成手段により生成された第1、第2のクロックに基づいて、データ転送制御装置内部や後段のデータ処理手段で使用されるシステムクロックが生成される。そして本発明では、システムクロックの生成元になるクロックの切り替え時において、システムクロックが第1のレベルに設定される。従って、クロックの切り替えにより不安定な状態になったクロックが、システムクロックとしてデータ転送制御装置内部や後段のデータ処理手段に供給される事態を防止できると共に、第1、第2のクロックの位相がずれていた場合にも、これらを適正に繋ぎ合わせることが可能になる。
【0021】
また本発明は、バスを介したデータ転送のためのデータ転送制御装置であって、第1、第2のクロックを含む複数のクロックを生成するクロック生成手段と、前記クロック生成手段でのクロック生成を制御し、前記クロック生成手段により生成されるクロックに基づいて、データ転送制御装置及び後段のデータ処理手段の少なくとも一方が使用するシステムクロックを生成するクロック制御手段とを含み、前記クロック制御手段が、第1のクロックが第1のレベルになったことを条件に、第1のクロックに基づき生成されているシステムクロックを第1のレベルに設定し、第2のクロックが第1のレベルになったことを条件に、第2のクロックに基づきシステムクロックを生成することを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、クロック生成手段により生成された第1、第2のクロックに基づいて、データ転送制御装置内部や後段のデータ処理手段で使用されるシステムクロックが生成される。そして本発明では、システムクロックの生成元になるクロックの切り替え時において、第1のクロックが第2のレベルから第1のレベルに変化した後、システムクロックを第1のレベルに固定できるようになる。そして、このようにシステムクロックが第1のレベルに固定された後、第2のクロックが第2のレベルから第1のレベルに変化すると、この第2のクロックに基づきシステムクロックが生成されるようになる。このようにすることで、システムクロックにグリッチが発生するのを防止でき、データ転送制御装置や後段のデータ処理手段の安定動作を保証できるようになる。
【0023】
また本発明は、バスを介したデータ転送を高速な第1の転送モード又は低速な第2の転送モードを用いて行うためのデータ転送制御装置であって、第1のクロックを生成する第1のPLLと第2のクロックを生成する第2のPLLを含むクロック生成手段と、前記クロック生成手段が含む前記第1、第2のPLLを制御するクロック制御手段とを含み、前記クロック制御手段が、高速な前記第1の転送モードから低速な前記第2の転送モードに転送モードが切り替わった場合に、前記第1の転送モード用の第1のクロックを生成する前記第1のPLLの自走動作をディスエーブルすることを特徴とする。
【0024】
本発明によれば、高速な第1の転送モードでは、第1のPLLで生成される第1のクロックに基づいて、例えばデータ転送やシステムクロックの生成等を行うことが可能になる。そして、第1の転送モードから低速な第2の転送モードに切り替わると、第1のPLLの自走動作がディスエーブルされる。従って、第2の転送モードでは不要な第1のPLLが、第2の転送モード時には動作しないようになるため、第1のPLLにおいて無駄な電力が消費されるのが防止され、データ転送制御装置の省力化を図れるようになる。
【0025】
また本発明は、前記第1のPLLにより生成される第1のクロックで動作している状態で、バスに接続されるポートが前記第1の転送モードをサポートしているか否かが検出され、第1の転送モードがサポートされていないと検出された場合には、後段のデータ処理手段からの選択信号に基づいて、前記第1のPLLの自走動作がディスエーブルされることを特徴とする。このようにすれば、データ転送制御装置が、第1の転送モードをサポートしていないポートにバスを介して接続され、第2の転送モードで動作するような場合に、第1のPLLにおいて無駄な電力が消費されるのが防止され、データ転送制御装置の省力化を図れるようになる。
【0026】
また本発明は、前記クロック制御手段が、前記第1のPLLの自走動作をディスエーブルにする前に前記第2のPLLの自走動作をイネーブルし、前記第2のPLLの自走動作が安定したと判断された後に、前記第1のPLLの自走動作をディスエーブルすることを特徴とする。このようにすれば、第1のPLLからの第1のクロックと第2のPLLからの第2のクロックを切り替えて使用するような場合に、安定して出力されるクロックを使用できるようになり、データ転送制御装置の安定動作を保証できるようになる。
【0027】
また本発明は、USB(Universal Serial Bus)の規格に準拠したデータ転送を行うことを特徴とする。このようにすれば、例えばUSB2.0で規格化されたHSモードでのデータ転送等についても適正に実現できるようになる。
【0028】
更に本発明によれば、HSモードからFSモードへの切り替え時や、FSモードからHSモードへの切り替え時において、データ転送制御装置の安定動作を保証できるようになる。
【0029】
また本発明に係る電子機器は、上記のいずれかのデータ転送制御装置と、前記データ転送制御装置及び前記バスを介して転送されるデータの出力処理又は取り込み処理又は記憶処理を行う装置とを含むことを特徴とする。
【0030】
本発明によれば、電子機器に使用されるデータ転送制御装置の低コスト化、信頼性の向上を図れるため、電子機器の低コスト化、信頼性の向上も図れるようになる。また、本発明によれば、高速な転送モードでデータ転送を行うことができるようになるため、電子機器の処理の高速化を図れるようになる。
【0031】
更に本発明によれば、転送モードに応じた最適なクロックを使用できるようになるため、電子機器の省力化を図ることも可能になる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0033】
1.構成及び動作
1.1 データ転送制御装置
図1に本実施形態のデータ転送制御装置の構成の例を示す。
【0034】
本実施形態のデータ転送制御装置は、データハンドラ回路400、HS(High Speed)回路410、FS(Full Speed)回路420、アナログフロントエンド回路430、クロック生成回路440、クロック制御回路450を含む。なお、本発明のデータ転送制御装置は、図1に示す回路ブロックの全てを含む必要はなく、それらの一部を省略する構成としてもよい。
【0035】
データハンドラ回路400(広義にはデータ転送を行うための所与の回路)は、USB等に準拠したデータ転送のための種々の処理を行う。より具体的には、送信時には、送信データにSYNC(synchronization)、SOP(Start Of Packet)、EOP(End Of Packet)を付加する処理や、ビットスタッフィング処理などを行う。一方、受信時には、受信データのSYNC、SOP、EOPを検出/削除する処理や、ビットアンスタッフィング処理などを行う。更に、データの送受信を制御するための各種のタイミング信号を生成する処理も行う。
【0036】
なお、受信データはデータハンドラ回路400から後段の回路(後段のデータ処理手段)であるSIE(Serial Interface Engine)に出力され、送信データはSIEからデータハンドラ回路400に入力されることになる。
【0037】
HS回路410は、データ転送速度が480MbpsとなるHS(High Speed)でのデータの送受信を行うためのロジック回路であり、FS回路420は、データ転送速度が12MbpsとなるFS(Full Speed)でのデータの送受信を行うためのロジック回路である。
【0038】
ここで、HSモードは、USB2.0により新たに定義された転送モードである。一方、FSモードは、従来のUSB1.1で既に定義されている転送モードである。
【0039】
USB2.0では、このようなHSモードが用意されているため、プリンタ、オーディオ、カメラなどにおけるデータ転送のみならず、ハードディスクドライブや光ディスクドライブ(CDROM、DVD)などのストレージ機器におけるデータ転送も実現できるようになる。
【0040】
HS回路410は、HSDLL(High Speed Delay Line PLL)回路10、エラスティシティバッファ(elasticity buffer)12を含む。
【0041】
ここでHSDLL回路10は、受信データとクロック生成回路440(PLL)からのクロックとに基づいて、データのサンプリングクロックを生成する回路である。
【0042】
またエラスティシティバッファ12は、内部装置(データ転送制御装置)と外部装置(バスに接続される外部装置)とのクロック周波数差(クロックドリフト)等を吸収するための回路である。
【0043】
アナログフロントエンド回路430は、FSやHSでの送受信を行うためのドライバやレシーバを含むアナログ回路である。USBではDP(Data+)とDM(Data−)を用いた差動信号によりデータを送受信する。
【0044】
クロック生成回路440は、装置内部で使用する480MHzのクロックや、装置内部及びSIEで使用する60MHzのクロックを生成する。
【0045】
クロック生成回路440は、OSC、PLL480M、PLL60Mを含む。
【0046】
ここでOSC(発振回路)は、例えば外部振動子との組み合わせによりベースクロックを生成する。
【0047】
PLL480Mは、OSC(発振回路)で生成されたベースクロックに基づいて、HSモードで必要な480MHzのクロックと、FSモード、装置内部及びSIEで必要な60MHzのクロックを生成するPLL(Phase Locked Loop)である。なお、HSモードで送受信を行う場合には、このPLL480Mによるクロック生成を有効にする必要がある。
【0048】
PLL60Mは、OSC(発振回路)で生成されたベースクロックに基づいて、FSモード、装置内部及びSIEで必要な60MHzのクロックを生成する。なお、このPLL60Mによるクロック生成を有効にしている時には、HSモードでの送受信は不可となる。
【0049】
クロック制御回路450は、SIEからの各種の制御信号を受け、クロック生成回路440を制御する処理などを行う。なお、クロック生成回路440により生成された60MHzのシステムクロックはクロック制御回路450を介してSIEに出力される。
【0050】
1.2.1 クロック生成回路、クロック制御回路の構成
図2に、本実施形態のクロック生成回路440(クロック生成手段)、クロック制御回路450(クロック制御手段)の構成例を示す。
【0051】
クロック生成回路440が含むOSC(発振回路)は、XIN、XOUTに接続された外部振動子を用いて発振動作を行い、ベースクロックRCLK(例えば12〜24MHz)を生成する。そして、このベースクロックRCLKは、PLL480M、PLL60M、クロック制御回路450に出力される。
【0052】
なお、XINに入力された外部クロックを直接にベースクロックとして用いることも可能である。
【0053】
また、OSCENBは、OSCの発振及びXIからの外部クロックの入力の有効、非有効を設定するための信号である。例えば、OSCENB=「0」(論理レベル。以下同じ)にすると、OSCの発振及び外部クロックの入力が非有効になり、「1」にすると有効になる。例えばSUSPENDMによって装置がサスペンド状態になっている時に、OSCENBを「0」にすれば、OSCも動作しない完全なサスペンドモードに移行できる。
【0054】
クロック生成回路440が含むPLL480Mは、クロック制御回路450からの信号ENB480Mが「1」であることを条件に、ベースクロックRCLKに位相同期した480MHzのクロックを生成する。そして、この480MHzのクロックを分周することで得られる60MHzのクロックをCLKHとしてクロック制御回路450に出力する。なお、480MHzのクロックの分周をクロック制御回路450側で行うようにしてもよい。
【0055】
クロック生成回路440が含むPLL60Mは、クロック制御回路450からの信号ENB60Mが「1」であることを条件に、ベースクロックRCLKに位相同期した60MHzのクロックを生成する。そして、この60MHzのクロックをCLKFとしてクロック制御回路450に出力する。
【0056】
クロック制御回路450は、SIE(Serial Interface Engine)から信号SUSPENDM、PLLSELを受け、クロック生成回路440でのクロック生成動作(PLL480M、PLL60Mの自走動作)を制御する。そして、クロック生成回路440により生成されたクロックCLKH、CLKFに基づいて、データ転送制御装置内部やSIE(後段のデータ処理手段)で使用するシステムクロックSYCLK(同期のための参照クロック)を生成して出力する。
【0057】
なお、信号SUSPENDMは、データ転送制御装置(トランシーバマクロ)をサスペンドするための信号であり、SUSPENDMが「0」になりデータ転送制御装置がサスペンドされると、OSC(発振回路)以外の全ての回路が停止する。
【0058】
また、信号PLLSELは、PLL480MとPLL60Mのどちらを自走動作させるかをSIEが選択するための信号であり、PLLSELが「0」の時にはPLL480Mが選択され、「1」の時にはPLL60Mが選択される。なお、HSモード時、チャープ(CHIRP)送受信時は、PLLSELを「0」にして、PLL480Mを選択する必要がある。
【0059】
1.2.2 動作
次に、本実施形態の動作について図3のタイミング波形図を用いて説明する。
【0060】
図3のタイミングT0でPLLSELが「0」になると、480MHzのクロックを生成するPLL480Mが選択される。そして、タイミングT1で、SUSPENDMが「1」になりサスペンドが解除されると、ENB480Mが「1」になり、PLL480Mの自走動作(クロック生成動作)がイネーブルされる。
【0061】
そして、OSCからのベースクロックRCLK(或いはRCLKを分周したクロック)に基づくカウント動作が開始し、タイミングT3でカウント動作が終了すると、STABLE480Mが「1」になる。即ち、PLL480Mの自走動作が安定したと想定されるタイミング(USB2.0の規格で要求される480MHz+/−500ppmのクロックが生成されると想定されるタイミング)で、STABLE480Mが「1」になる。
【0062】
すると、信号SYCLKENB(SYCLKのマスク信号)が「1」になり、PLL480MからのCLKH(480MHzを分周した60MHzのクロック)で生成されるシステムクロックSYCLK(同じく60MHzのクロック)が、データ転送制御装置内部及びSIE(後段のデータ処理手段)に供給されるようになる。
【0063】
なお図3では、タイミングT1〜T3の期間(PLL480Mの自走動作の安定に要する期間)を測定するために、発振回路OSCからのベースクロックRCLKに基づくカウント動作を行っている。このRCLKは、図2の信号OSCENBが「1」になり、発振回路OSCの発振動作が安定すると、それ以降は安定したクロックになる。従って、このRCLKを用いることで、T1〜T3の期間を安定して測定できるようになる。
【0064】
タイミングT4でPLLSELが「1」になると、60MHzのクロックを生成するPLL60Mが選択されると共にENB60Mが「1」になり、PLL60Mの自走動作(クロック生成動作)がイネーブルされる。
【0065】
そして、ベースクロックRCLKに基づくカウント動作が開始し、タイミングT6でカウント動作が終了すると、STABLE60M(PLL60Mの自走動作が安定したことを示す信号)が「1」になり、システムクロックSYCLKのマスク信号であるSYCLKENBを用いたクロック切り替えが行われる。より具体的には、クロック切り替え前は、PLL480MからのCLKHに基づき生成されていたシステムクロックSYCLKが、クロック切り替え後はPLL60MからのCLKFに基づき生成されて、データ転送制御装置内部及びSIEに供給されるようになる。
【0066】
本実施形態では、図3のA1に示すようにPLL480Mの自走動作(クロック生成動作)をディスエーブル(終了)する前に、A2に示すようにPLL60Mの自走動作をイネーブル(開始)している。そして、A3に示すようにPLL60Mの自走動作が安定したと判断された後に、A4に示すようにシステムクロックSYCLKを生成するためのクロックを、CLKH(PLL480M)からCLKF(PLL60M)に切り替えている。
【0067】
このようにすれば、図3のA4に示すクロック切り替え時において、PLL60MからのクロックCLKFが安定して出力されていることが保証(A3参照)される。そして、クロックCLKHから、この安定したクロックCLKFに、システムクロックSYCLKの生成元となるクロックが切り替わる。従って、図3のA4に示すクロック切り替えを行った場合にも、常に安定したシステムクロックSYCLKをデータ転送制御装置やSIEに対して供給できるようになり、これらのデータ転送制御装置やSIEが誤動作するのを防止できる。
【0068】
そして、このようなクロック(PLL)の切り替えを行い、図3のA1に示すようにPLL480Mの自走動作をディスエーブルすれば、その後は、PLL480Mは動作しなくなり、PLL60Mだけが動作するようになる。従って、PLL480Mでの消費電力をほぼ零にすることが可能になり、データ転送制御装置全体の消費電力を大幅に低減できる。
【0069】
即ち、高速なHSモードでは、PLL480Mが動作し、PLL480MからのCLKHでSYCLKが生成される一方で、低速なFSモードでは、PLL480Mの動作が停止し、PLL60MからのCLKFでSYCLKが生成されるようになる。従って、FSモードにおいてPLL480Mが動作しなくて済むようになり、FSモードにおいて無駄な電力が消費されるのが防止され、FSモードでの消費電力を大幅に低減できる。
【0070】
例えば、本実施形態の比較例として、PLL480Mだけをクロック生成回路に設け、FSモードの時にはこのPLL480Mからのクロックを分周してシステムクロックSYCLKを生成する構成を考えることができる。
【0071】
しかしながら、この比較例では、FSモードの時もPLL480Mが動作することになるため、FSモードにおいて無駄な電力が消費され、FSモードでの消費電力を低減できない。
【0072】
これに対して本実施形態では、FSモードでは、PLL480Mは動作せずに、消費電力の少ないPLL60Mだけが動作するようになるため、上記の比較例に比べてFSモードでの消費電力を格段に低減できる。
【0073】
1.3 クロック切り替え時におけるシステムクロックのマスク
図4、図5に、クロックの切り替え時(図3のタイミングT4〜T7)における本実施形態の動作を説明するための詳細なタイミング波形図を示す。
【0074】
図4のタイミングT4でPLLSELが「1」になると、ENB60Mが「1」になり、PLL60Mの自走動作がイネーブルされる。そして、タイミングT5でPLL60Mの自走動作が非安定状態(斜線部分)から安定状態になり、タイミングT6でベースクロックRCLKに基づくカウント動作が終了すると、図4のB1に示すようにRCLKの立ち上がりエッジでカウント終了信号COVERが「1」になる。これにより、B2に示すように信号STABLE480Mが「1」から「0」に変化する。
【0075】
次に、図4のB3に示すようにRCLKの次の立ち上がりエッジで信号DCOVERが「1」になる。これにより、B4に示すように信号STABLE60Mが「0」から「1」に変化する。
【0076】
そして、これらの信号STABLE480M、STABLE60Mの例えば論理和をとることで、図4のB5に示すようにクロックの切り替え期間において「0」(第1のレベル)になる信号SYCLKENBが生成される。そして、この信号SYCLKENBによりシステムクロックSYCLKをマスクすることで(SYCLKENBとSYCLKの論理積をとることで)、B6に示すようにSYCLKが所与の期間TMだけ「0」(第1のレベル。「1」でもよい)に設定されるようになる。
【0077】
このように本実施形態では、システムクロックSYCLKを生成するためのクロックをCLKH(PLL480M)からCLKF(PLL60M)に切り替える際に、SYCLKが期間TMだけ「0」に設定される。従って、CLKHからCLKFへの切り替えにより不安定な状態となったクロックが、SYCLKとしてデータ転送制御装置やSIE(後段のデータ処理手段)に供給されないようになる。また、CLKHの位相とCLKFの位相がずれていた場合にも、これらを上手く繋ぎ合わせることが可能になる。この結果、SYCLKに発生するグリッチ(細いひげ状のパルス)等が原因となってデータ転送制御装置やSIEが誤動作する事態を、効果的に防止できる。
【0078】
なお本実施形態では、システムクロックSYCLKが「0」に設定される期間TMが、PLL480MやPLL60Mのクロック生成に用いられるベースクロックRCLK(例えば12〜24MHz)に基づいて設定される。即ち、期間TMが、図4のB1、B3に示すRCLKのエッジ間の間隔になる(RCLKの1クロック分の長さになる)。従って、クロック切り替え時においても安定した信号状態になっているベースクロックRCLKに基づいて、クロックの切り替え期間TMの長さを設定できるようになる。またクロック切り替え時に、CLKHやCLKFを、信号SYCLKENBを用いて確実にマスクできるようになる。
【0079】
1.4 グリッチ発生の防止
本実施形態ではクロック切り替え時におけるグリッチの発生を確実に防止するために、次に説明するような手法を採用している。
【0080】
即ち図5のC1に示すように、カウント終了信号COVERが「1」になると、PLL480MからのCLKHが「0」になるのを探す(「0」になるのを待つ)。そして、CLKHが「0」(第1のレベル)になったことを条件に(CLKHの立ち下がりエッジで)、図5のC2に示すように、マスク信号SYCLKENBを「0」に設定し、SYCLKENBとCLKHとの論理積に基づき生成されているシステムクロックSYCLKを、「0」レベルに固定する。
【0081】
このようにすれば、システムクロックSYCLKが図5のC3に示すように「1」から「0」に変化した後、「0」から「1」に変化する前に、SYCLKが「0」のレベルに固定されるようになる。即ち、C4に示すCLKHのクロックパルスが、SYCLKENBの「0」レベルでマスクされて、SYCLKに「1」のレベルのグリッチが生じるのを確実に防止できる。
【0082】
また本実施形態では、図5のC5に示すように、カウントオーバ信号COVERをRCLKの1クロック分だけ遅らせた信号DCOVERが「1」になると、PLL60MからのCLKFが「0」になるのを探す(「0」になるのを待つ)。そして、CLKFが「0」(第1のレベル)になったことを条件に(CLKFの立ち下がりエッジで)、図5のC6に示すように、マスク信号SYCLKENBを「1」に設定し、SYCLKENBとCLKFの論理積に基づきシステムクロックSYCLKを生成するようにする。
【0083】
このようにすれば、システムクロックSYCLKが図5のC7に示すように「0」から「1」に変化する前に、信号SYCLKENBによる「0」レベルのマスクが解除され、CLKFがSYCLKとして出力されるようになる。従って、C8に示すSYCLKのクロックパルスが細くなってグリッチになってしまう事態を確実に防止できるようになる。
【0084】
このように本実施形態によれば、クロックの切り替え期間TMにおいてグリッチが発生するのを確実に防止できる。従って、このグリッチが原因となってデータ転送制御装置やSIEが含むDフリップフロップが誤ったデータを保持するなどの事態を防止でき、装置の安定した動作を保証できるようになる。
【0085】
なお、以上のように説明した図3、図4、図5では、CLKH(PLL480M)からCLKF(PLL60M)にクロックを切り替える場合のタイミング波形例を示したが、CLKF(PLL60M)からCLKH(PLL480M)へのクロックの切り替えも、図3、図4、図5と同様のタイミング波形で実現できる。
【0086】
1.5 クロック制御回路の詳細な動作
図6、図7、図8に、図2のクロック制御回路450の詳細な動作を説明するための状態遷移図を示す。
【0087】
装置の電源がオンになった後、完全停止の状態で待機している時に(状態S0)、信号SUSPENDMが「1」になると、初期化処理が行われる(状態S1)。そして、信号PLLSELが「0」の場合には、信号ENB480Mが「1」になり(状態S2。図3のT1)、PLL480Mの自走動作がイネーブルされる。
【0088】
次に、ベースクロックRCLKによるカウント動作が開始し(状態S3)、カウントオーバになるとPLL480MからのクロックCLKHが「0」になるのを探す(状態S4)。そして、クロックCLKHが「0」になったことを条件にCLKHをシステムクロックSYCLKとして出力し(状態S5)、通常動作状態S6に移行する。このようにCLKHが「0」になったことを条件にCLKHをSYCLKとして出力すれば、SYCLKにグリッチが発生するのを効果的に防止できる。
【0089】
一方、状態S1において信号PLLSELが「1」の場合には、信号ENB60Mが1になり(状態S7)、PLL60Mの自走動作がイネーブルされる。
【0090】
次に、ベースクロックRCLKによるカウント動作が開始し(状態S8)、カウントオーバになるとPLL60MからのクロックCLKFが「0」になるのを探す(状態S9)。そして、CLKFが「0」になったことを条件にCLKFをシステムクロックSYCLKとして出力し(状態S10)、通常動作状態S6に移行する。
【0091】
通常動作状態S6において信号SUSPENDMが「0」になると、システムクロックSYCLKが「0」になるのを探す(状態S11)。そして、SYCLKが「0」になると、SYCLKの出力を停止し(状態S12)、信号ENB480M、ENB60Mを「0」に設定し(状態S13)、完全停止状態S0に移行する。
【0092】
また通常動作状態S6で信号PLLSELが「0」から「1」に切り替わると、信号ENB60Mが「1」に設定される(図7の状態S20)。すると、ベースクロックRCLKによるカウント動作が開始し(状態S21)、カウントオーバになるとPLL480MからのクロックCLKHが「0」になるのを探す(状態S22。図5のC1)。そして、CLKHが「0」になると、SYCLKの出力をマスク信号SYCLKENBを用いて停止する(状態S23。図5のC2)。
【0093】
次に、PLL60MからのクロックCLKFが「0」になるのを探す(状態S24。図5のC5)。そしてCLKFが「0」になると、信号SYCLKENBを「1」に設定して(図5のC6)、CLKFをシステムクロックSYCLKとして出力し(状態S25)、図6に示す通常動作のステートS6に移行する。
【0094】
図7の状態S22〜S25のようにクロック切り替えを行えば、CLKHからCLKFへのクロック切り替え時に、システムクロックSYCLKにグリッチが発生するのを効果的に防止できる。
【0095】
一方、図6の通常動作状態S6で信号PLLSELが「1」から「0」に切り替わると、信号ENB480Mが「1」に設定される(図8の状態S30)。すると、ベースクロックRCLKによるカウント動作が開始し(状態S31)、カウントオーバになるとPLL60MからのクロックCLKFが「0」になるのを探す(状態S32)。そして、CLKFが「0」になると、SYCLKの出力をマスク信号SYCLKENBを用いて停止する(状態S33)。
【0096】
次に、PLL480MからのクロックCLKHが「0」になるのを探す(状態S34)。そしてCLKHが「0」になると、信号SYCLKENBを「1」に設定して、CLKHをシステムクロックSYCLKとして出力し(状態S35)、図6に示す通常動作のステートS6に移行する。
【0097】
図8の状態S32〜S35のようにクロック切り替えを行えば、CLKFからCLKHへのクロック切り替え時に、システムクロックSYCLKにグリッチが発生するのを効果的に防止できる。
【0098】
1.6 PLL480M、PLL60Mの詳細例
図9にPLL480Mの詳細な構成例を示す。
【0099】
このPLL480Mは、位相比較器80、チャージポンプ回路82、フィルタ回路84、VCO(Voltage Controlled Oscillator)86、分周器88などを含む。
【0100】
ここで位相比較器80は、ベースクロックRCLK(例えば12〜24MHz)と分周器88からのクロックDCLK4の位相を比較し、位相誤差信号PUP、PDWを出力する(PUPは位相進み信号、PDWは位相遅れ信号)。
【0101】
チャージポンプ回路82は、位相比較器80からのPUP、PDWに基づいてチャージポンプ動作を行う。より具体的には、PUPがアクティブになると、フィルタ回路84が含むコンデンサを充電する動作を行い、PDWがアクティブになると、コンデンサを放電する動作を行う。そして、フィルタ回路84により平滑化された制御電圧VCがVCO86に与えられる。
【0102】
VCO86は、制御電圧VCに応じてその発振周波数が可変に制御される発振動作を行い、480MHzのクロックQCLK0〜4を生成する。例えば、制御電圧VCが高くなると発振周波数も高くなり、制御電圧VCが低くなると発振周波数も低くなる。
【0103】
VCO86により生成されたクロックQCLK0〜4は、バッファBF00〜04、BF10〜14を介してCLK0〜4として外部に出力される。なお、BF20〜23はBF24との負荷合わせのためのダミーのバッファである。
【0104】
分周器88は、バッファBF04、BF24を介してVCO86から入力されるクロックQCLK4を分周(1/N)して、分周後のクロックDCLK4を位相比較器80に出力する。
【0105】
図9の構成のPLL480Mによれば、ベースクロックRCLKに位相同期した高周波数の480MHzのクロックCLK4を生成できるようになる。なお、この生成されたクロックCLK4は、図示しない分周器により分周されて、60MHzのCLKHとして図2のクロック制御回路450に出力されることになる。
【0106】
図10に、図9のVCO86の構成例を示す。
【0107】
このVCO86は、5段(広義には奇数段)のシリアル接続された差動出力コンパレータDCP0〜4(反転回路)を含み、各DCP0〜4の差動出力Q、XQは、シングルエンド出力コンパレータSCP0〜4の差動入力に入力される。そして、SCP0〜4の出力がVCO86の出力クロックQCLK0〜4になる。また、制御電圧VCが変化すると、差動出力コンパレータDCP0〜4の電流源に流れる電流が変化し、発振周波数が変化する。
【0108】
図11に、PLL60Mの詳細な構成例を示す。
【0109】
このPLL60Mは、分周器89、位相比較器90、チャージポンプ回路92、フィルタ回路94、VCO96、分周器97、98などを含む。
【0110】
ここで位相比較器90は、分周器89からのクロックDRCLK(ベースクロックRCLKを分周したクロック)と分周器98からのクロックDCLKFの位相を比較し、位相誤差信号PUP、PDWを出力する。
【0111】
チャージポンプ回路92は、位相比較器90からのPUP、PDWに基づいてチャージポンプ動作を行う。より具体的には、PUPがアクティブになると、フィルタ回路94が含むコンデンサを充電する動作を行い、PDWがアクティブになると、コンデンサを放電する動作を行う。そして、フィルタ回路94により平滑化された制御電圧VCがVCO96に与えられる。
【0112】
VCO96は、制御電圧VCに応じてその発振周波数が可変に制御される発振動作を行い、120MHzのクロックQCLKを生成する。
【0113】
分周器97は、VCO96から入力されるクロックQCLKを分周(1/2)して、分周後の60MHzのクロックCLKFを図2のクロック制御回路450に出力する。
【0114】
分周器98は、分周器97から入力されるクロックQCLKFを分周(1/N)して、分周後のクロックDCLKFを位相比較器90に出力する。
【0115】
図11の構成のPLL60Mによれば、ベースクロックRCLKに位相同期した60MHzのクロックCLKFを生成し、図2のクロック制御回路450に出力できるようになる。
【0116】
図12に、図11のVCO96の構成例を示す。
【0117】
このVCO96は、3段のシリアル接続された差動出力コンパレータDCP10〜12(反転回路)を含む。そして、最終段の差動出力コンパレータDCP12の差動出力XQ、Qは、シングルエンド出力コンパレータSCP10の差動入力に入力され、SCP10の出力がVCO96の出力クロックQCLKになる。また、制御電圧VCが変化すると、差動出力コンパレータDCP10〜12の電流源に流れる電流が変化し、発振周波数が変化する。
【0118】
図13(A)に、図10、図12のVCOが含む差動出力コンパレータ(差動増幅器)の構成例を示す。この差動出力コンパレータは、差動入力I、XIがゲート電極に接続され、差動出力XQ、Qがドレイン電極に接続されたN型トランジスタNT1、NT2と、差動出力Qがゲート電極に接続され、差動出力XQ、Qがドレイン電極に接続されたP型トランジスタPT1、PT2と、制御電圧VCがゲート電極に接続されたN型トランジスタNT3(電流源)を含む。
【0119】
さて、図12のVCO96(120MHz発振)では、差動出力コンパレータDCP10〜12やシングルエンド出力コンパレータSCP10が含むトランジスタのサイズ等が、120MHz(60MHz)の発振用に最適化されている。従って、図10のVCO86(480MHz発振)に比べて、図12のVCO96の消費電力は格段に小さくなる。このため、図10のVCO86を含むPLL480Mの消費電流は例えば約33mAというように非常に大きくなるのに対して、図12のVCO96を含むPLL60Mの消費電流は例えば約1.5mAというように非常に小さくなる。
【0120】
従って、HSモードの時にはPLL480Mを用いてクロックを生成する一方で、FSモードの時にはPLL480Mの動作を停止し、PLL60Mのみを用いてクロックを生成するようにすれば、PLLでの消費電流を例えば約1/22倍にすることが可能になり、データ転送制御装置の省力化を図れる。
【0121】
なお図9、図11のPLL480M、PLL60Mにおいて、チャージポンプ回路82、92を設けない構成としてもよい。また、VCO86、96の代わりに電流制御の発振手段を設けるようにしてもよい。
【0122】
また、VCO86、96に含ませる反転回路は図13(A)に示す差動出力コンパレータに限定されず、種々の変形実施が可能である。例えば図13(B)に示す反転回路では、P型トランジスタPT4、PT5、N型トランジスタNT4、NT5が直列接続される。そして、これらのトランジスタに流れる電流が、PT4、NT5のゲート電極に接続される制御電圧VCQ、VCにより制御されて、発振周波数が可変に制御される。
【0123】
1.7 クロックの切り替えタイミング
次に、USB2.0におけるクロックの最適な切り替えタイミングについて説明する。
【0124】
図14は、本実施形態のデータ転送制御装置(電子機器)がバスに接続された時(デバイスアタッチ)のタイミング波形図の例である。
【0125】
デバイスアタッチの時には、本実施形態のデータ転送制御装置はHSモードで動作を開始する。このため、信号PLLSELは「0」に設定される(PLL480Mを選択)。また、信号XCVRSEL(「0」の時にHSのトランシーバを有効にし、「1」の時にFSのトランシーバを有効にする信号)、信号TERMSEL(「0」の時にHSターミネーションを有効にし、「1」の時にFSターミネーションを有効にする信号)は共に「0」に設定される。
【0126】
図14のタイミングT0でVBUSが有効であると判断されると、タイミングT1でSIEが、信号RESETをアサートすると共に信号SUSPENDMをネゲートする。そして、デバイスアタッチの時には、PLLSELが「0」に設定されてPLL480Mが選択されているため、タイミングT1でPLL480Mの自走動作がイネーブルされる。
【0127】
次に、タイミングT2で信号RESETがネゲートされ、タイミングT3でPLL480Mが安定したクロックCLKHを出力するようになる。そして、このCLKHに基づいて生成されたシステムクロックSYCLKがSIEに供給される。
【0128】
次に、タイミングT4で信号XCVRSEL、TERMSELが「1」になり、FSトランシーバ及びFSターミネーションが有効になる。そして、タイミングT5で、ダウンストリームのポートからリセット(SE0)が送出され、HS検出のハンドシェークが開始される。
【0129】
図15は、HSモードをサポートしていないポートに本実施形態のデータ転送制御装置が接続された場合の、HS検出ハンドシェークのタイミング波形図の例である。
【0130】
図15のタイミングT0でHS検出ハンドシェークが開始される。そして、タイミングT1で、信号XCVRSELが「0」になり、HSトランシーバが有効になる。そして、チャープ(K)の送出が開始される。なお、このチャープ(K)の送出時には、ビットスタッフ(BS)処理及びNRZI処理はディスエーブルされ、「0」で埋め尽くされたデータが出力される。
【0131】
タイミングT2で、チャープ(K)の送出が終了する。そして、ダウンストリームのポートがHSモードをサポートしている場合には、タイミングT3からチャープ(K)の送出が開始される。しかしながら、タイミングT4では、チャープを検出できなかったため、この時点で、本実施形態のデータ転送制御装置はFSモードに戻り、リセットシーケンスが終了するのを待つ。そして、タイミングT6でリセットシーケンスが終了し、タイミングT7でFSモードでの通常動作に移行する。
【0132】
このようにタイミングT4になると転送モードがFSモードに確定する。また、タイミングT4とT6の間はFSモードのリセットフェーズであるため、パケットが送受信されることもない。そこで本実施形態では図15に示すように、タイミングT4とT6の間のタイミングT5で、SIEが信号PLLSELを「1」に設定し、PLL480Mの自走動作をディスエーブルすると共にPLL60Mの自走動作をイネーブルする。すると、図3で説明したようなクロック切り替えが行われ、システムクロックSYCLKの生成元になるクロックが、PLL480MのクロックCLKHからPLL60MのクロックCLKFに切り替わる。
【0133】
このように本実施形態では、PLL480MからのクロックCLKHで動作している状態で、バスに接続されるポートがHSモード(第1の転送モード)をサポートしてる否かが検出される。
【0134】
そして、バスに接続されるポートがHSモードをサポートしていないと検出された場合には、SIE(後段のデータ処理手段)からの信号PLLSEL(選択信号)に基づいて、PLL480Mの自走動作がディスエーブルされる。これにより、それ以降は、PLL60MからのクロックCLKFでデータ転送制御装置及びSIEが動作するようになる。そして、PLL480Mの自走動作はディスエーブルされるため、このPLL480Mで無駄な電力が消費されるのを防止できるようになり、データ転送制御装置の省力化を図れる。
【0135】
なお、PLL60MのCLKFからPLL480MのCLKHにクロックを切り替える場合としては、FSモードで動作している状態で本実施形態のデータ転送制御装置がバスから取り外され(デタッチ)、その後に、HSモードのポートが接続されるバスにアタッチされた場合などを考えることができる。
【0136】
2.電子機器
次に、本実施形態のデータ転送制御装置を含む電子機器の例について説明する。
【0137】
例えば図16(A)に電子機器の1つであるプリンタの内部ブロック図を示し、図17(A)にその外観図を示す。CPU(マイクロコンピュータ)510はシステム全体の制御などを行う。操作部511はプリンタをユーザが操作するためのものである。ROM516には、制御プログラム、フォントなどが格納され、RAM517はCPU510のワーク領域として機能する。DMAC518は、CPU510を介さずにデータ転送を行うためのDMAコントローラである。表示パネル519はプリンタの動作状態をユーザに知らせるためのものである。
【0138】
USBを介してパーソナルコンピュータなどの他のデバイスから送られてきたシリアルの印字データは、データ転送制御装置500によりパラレルの印字データに変換される。そして、変換後のパラレル印字データは、CPU510又はDMAC518により、印字処理部(プリンタエンジン)512に送られる。そして、印字処理部512においてパラレル印字データに対して所与の処理が施され、プリントヘッダなどからなる印字部(データの出力処理を行う装置)514により紙に印字されて出力される。
【0139】
図16(B)に電子機器の1つであるスキャナの内部ブロック図を示し、図17(B)にその外観図を示す。CPU520はシステム全体の制御などを行う。操作部521はスキャナをユーザが操作するためのものである。ROM526には制御プログラムなどが格納され、RAM527はCPU520のワーク領域として機能する。DMAC528はDMAコントローラである。
【0140】
光源、光電変換器などからなる画像読み取り部(データの取り込み処理を行う装置)522により原稿の画像が読み取られ、読み取られた画像のデータは画像処理部(スキャナエンジン)524により処理される。そして、処理後の画像データは、CPU520又はDMAC528によりデータ転送制御装置500に送られる。データ転送制御装置500は、このパラレルの画像データをシリアルデータに変換し、USBを介してパーソナルコンピュータなどの他のデバイスに送信する。
【0141】
図16(C)に電子機器の1つであるCD−RWドライブの内部ブロック図を示し、図17(C)にその外観図を示す。CPU530はシステム全体の制御などを行う。操作部531はCD−RWをユーザが操作するためのものである。ROM536には制御プログラムなどが格納され、RAM537はCPU530のワーク領域として機能する。DMAC538はDMAコントローラである。
【0142】
レーザ、モータ、光学系などからなる読み取り&書き込み部(データの取り込み処理を行う装置又はデータの記憶処理を行うための装置)533によりCD−RW532から読み取られたデータは、信号処理部534に入力され、エラー訂正処理などの所与の信号処理が施される。そして、信号処理が施されたデータが、CPU530又はDMAC538によりデータ転送制御装置500に送られる。データ転送制御装置500は、このパラレルのデータをシリアルデータに変換し、USBを介してパーソナルコンピュータなどの他のデバイスに送信する。
【0143】
一方、USBを介して他のデバイスから送られてきたシリアルのデータは、データ転送制御装置500によりパラレルのデータに変換される。そして、このパラレルデータは、CPU530又はDMAC538により信号処理部534に送られる。そして、信号処理部534においてこのパラレルデータに対して所与の信号処理が施され、読み取り&書き込み部533によりCD−RW532に記憶される。
【0144】
なお、図16(A)、(B)、(C)において、CPU510、520、530の他に、データ転送制御装置500でのデータ転送制御のためのCPUを別に設けるようにしてもよい。
【0145】
本実施形態のデータ転送制御装置を電子機器に用いれば、USB2.0におけるHSモードでのデータ転送が可能になる。従って、ユーザがパーソナルコンピュータなどによりプリントアウトの指示を行った場合に、少ないタイムラグで印字が完了するようになる。また、スキャナへの画像取り込みの指示の後に、少ないタイムラグで読み取り画像をユーザは見ることができるようになる。また、CD−RWからのデータの読み取りや、CD−RWへのデータの書き込みを高速に行うことができるようになる。
【0146】
また、本実施形態のデータ転送制御装置を電子機器に用いれば、バスに接続される他の電子機器の転送モード(HSモード、FSモード)に応じた最適なクロックで、データ転送制御装置や電子機器を動作させることが可能になる。これにより、電子機器の省力化を図れる。また、クロック切り替え時に動作不良が生じるのを防止できるため、電子機器の動作安定性、信頼性を向上できる。
【0147】
なお本実施形態のデータ転送制御装置を適用できる電子機器としては、上記以外にも例えば、種々の光ディスクドライブ(CD−ROM、DVD)、光磁気ディスクドライブ(MO)、ハードディスクドライブ、TV、VTR、ビデオカメラ、オーディオ機器、電話機、プロジェクタ、パーソナルコンピュータ、電子手帳、ワードプロセッサなど種々のものを考えることができる。
【0148】
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0149】
例えば、本発明のデータ転送制御装置の構成は、図1に示す構成に限定されるものではない。
【0150】
また、クロック生成手段、クロック制御手段の構成や動作も図2〜図7で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
【0151】
また、第1、第2のPLL(PLL480M、PLL60M)の構成も図9〜図13(B)で説明したものに限定されない。例えば、第1、第2のPLLの発振手段(VCO86、96)以外のブロック(位相比較手段、チャージポンプ手段、フィルタ手段又は分周手段等)の一部又は全てを、第1、第2のPLL間で共通化するようにしてもよい。このようにすれば、これらの第1、第2のPLLを含むクロック生成手段の小規模化を図れるようになる。
【0152】
また、本発明は、USB2.0でのデータ転送に適用されることが特に望ましいが、これに限定されるものではない。例えばUSB2.0と同様の思想に基づく規格やUSB2.0を発展させた規格におけるデータ転送にも本発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のデータ転送制御装置の構成例を示す図である。
【図2】クロック生成回路、クロック制御回路の構成例を示す図である。
【図3】本実施形態の動作について説明するためのタイミング波形図である。
【図4】本実施形態の動作について説明するためのタイミング波形図である。
【図5】本実施形態の動作について説明するためのタイミング波形図である。
【図6】クロック制御回路の動作を説明するための状態遷移図である。
【図7】クロック制御回路の動作を説明するための状態遷移図である。
【図8】クロック制御回路の動作を説明するための状態遷移図である。
【図9】PLL480Mの構成例を示す図である。
【図10】PLL480Mが含むVCOの構成例を示す図である。
【図11】PLL60Mの構成例を示す図である。
【図12】PLL60Mが含むVCOの構成例を示す図である。
【図13】図13(A)、(B)は、反転回路の構成例を示す図である。
【図14】デバイスアタッチ時のタイミング波形図である。
【図15】HS検出ハンドシェーク時のタイミング波形図である。
【図16】図16(A)、(B)、(C)は、種々の電子機器の内部ブロック図の例である。
【図17】図17(A)、(B)、(C)は、種々の電子機器の外観図の例である。
【符号の説明】
OSC 発振回路
PLL480M PLL(480MHz)
PLL60M PLL(60MHz)
10 HSDLL回路
12 エラスティシティバッファ
80 位相比較器
82 チャージポンプ回路
84 フィルタ回路
86 VCO(発振手段)
88 分周器
89 分周器
90 位相比較器
92 チャージポンプ回路
94 フィルタ回路
96 VCO(発振手段)
97 分周器
98 分周器
400 データハンドラ回路
410 HS回路
420 FS回路
430 アナログフロントエンド回路
440 クロック生成回路(クロック生成手段)
450 クロック制御回路(クロック制御手段)

Claims (7)

  1. 高速な第1の転送モードと低速な第2の転送モードをサポートするUSB(Universal Serial Bus)の規格に準拠したデータ転送を行うためのデータ転送制御装置であって、
    第1のクロックを生成する第1のPLLと第2のクロックを生成する第2のPLLを含むクロック生成手段と、
    前記クロック生成手段が含む前記第1、第2のPLLを制御するクロック制御手段とを含み、
    前記データ転送制御装置がハンドシェーク期間において、
    前記第1のPLLにより生成される第1のクロックで動作している状態で、バスに接続されるポートが前記第1の転送モードをサポートしているか否かを検出し、
    前記クロック制御手段が、
    前記第1の転送モードがサポートされていないことが検出されて、高速な前記第1の転送モードから低速な前記第2の転送モードに転送モードが切り替わった場合に、前記第1の転送モード用の第1のクロックを生成する前記第1のPLLの自走動作をディスエーブルすると共に、
    前記第1の転送モードから前記第2の転送モードに切り替わって前記第1のPLLの自走動作がディスエーブルされるタイミングが、
    データ転送制御装置によるチャープ送出に対してバスに接続されるポートからのチャープを検出できなかったタイミングと、リセットシーケンスが終了してバス上でのパケット送受信が開始するタイミングとの間のタイミングであることを特徴とするデータ転送制御装置。
  2. 請求項において、
    前記クロック制御手段が、
    前記第1のPLLの自走動作をディスエーブルにする前に前記第2のPLLの自走動作をイネーブルし、前記第2のPLLの自走動作が安定したと判断された後に、前記第1のPLLの自走動作をディスエーブルすることを特徴とするデータ転送制御装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記クロック制御手段が、
    前記クロック生成手段により生成されるクロックに基づいて、データ転送制御装置及び後段のデータ処理手段の少なくとも一方が使用するシステムクロックを生成する制御を行うと共に、システムクロックを生成するためのクロックが第1のクロックから第2のクロックに切り替わる際に、所与の期間だけシステムクロックを第1のレベルに設定することを特徴とするデータ転送制御装置。
  4. 請求項において、
    システムクロックが第1のレベルに設定される前記所与の期間が、前記クロック生成手段でのクロック生成に用いられるベースクロックに基づいて設定されることを特徴とするデータ転送制御装置。
  5. 請求項において、
    前記第1、第2のPLLは、前記ベースクロックに位相同期した前記第1、第2のクロックを生成し、
    前記ベースクロックは、前記第1、第2のPLLの自走動作のディスエーブル時にも発振している発振回路からのクロックであり、前記第1、第2のクロックよりも遅い周波数のクロックであることを特徴とするデータ転送制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記クロック制御手段が、
    前記クロック生成手段により生成されるクロックに基づいて、データ転送制御装置及び後段のデータ処理手段の少なくとも一方が使用するシステムクロックを生成する制御を行うと共に、第1のクロックが第1のレベルになったことを条件に、第1のクロックに基づき生成されているシステムクロックを第1のレベルに設定し、第2のクロックが第1のレベルになったことを条件に、第2のクロックに基づきシステムクロックを生成することを特徴とするデータ転送制御装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかのデータ転送制御装置と、
    前記データ転送制御装置及び前記バスを介して転送されるデータの出力処理又は取り込み処理又は記憶処理を行う装置と、
    を含むことを特徴とする電子機器。
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