JP3586945B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、空気調和機はマイクロコンピュータの進歩に伴い、複雑な制御が可能となり、信頼性追求のためより高機能化されている。その一例として従来のこの種の空気調和機について説明する。従来の空気調和機では、室内温度検出手段の出力がt1以上である時、室内温度検出手段が断線等により異常であると判断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の空気調和機では、過負荷空調で暖房運転時等、室内熱交換器温度が高温の時に、ユーザーが誤ってリモコン停止ボタンを押してしまい、空気調和機が停止した場合、室内熱交換器からの輻射熱で、室内温度検出手段の雰囲気温度が上昇する。その状態で、ユーザーが慌ててリモコン運転ボタンを押し、空気調和機を運転させ、室内熱交換器からの輻射熱により、室内温度検出手段の出力がt1以上となった場合、室内温度検出手段が正常であるにもかかわらず誤って断線等の異常であると判断してしまうという課題を有していた。
【0004】
本発明は、このような従来の空気調和機の課題を考慮し、室内温度検出手段異常の誤動作を防止できる空気調和機を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、室内温度を検出する室内温度検出手段と、あらかじめ設定された温度を記憶する設定温度記憶手段と、前記室内温度検出手段により検出された室内温度が前記設定温度記憶手段に記憶された設定温度以上であることを検出し出力する温度比較手段と、前記温度比較手段から出力があるときにカウントする計時手段と、あらかじめ設定された時間を記憶する設定時間記憶手段と、前記計時手段の出力が前記設定時間記憶手段に記憶された設定時間に達したことを判定する時間判定手段と、前記時間判定手段の出力により前記室内温度検出手段が異常であるかを判定する異常判定手段と、室内側ファンの回転速度を検出するファン速度検出手段と、あらかじめ設定されたファン速度を記憶する設定ファン速度記憶手段と、前記ファン速度検出手段により検出されたファン速度が前記設定ファン速度記憶手段に記憶された設定ファン速度以上であることを検出し出力するファン速度比較手段と、前記ファン速度比較手段から出力があるときにカウントする計時手段とを備え、
室内温度検出手段の出力が設定された設定温度以上、かつ室内側ファンの回転速度が設定されたファン回転速度以上の状態を設定された設定時間継続して運転した場合に前記室内温度検出手段が異常であると判定し、運転停止手段で空気調和機の運転を停止するとともに、異常表示手段で前記室内温度検出手段の異常を表示するものである。
【0008】
さらに本発明は、室内側熱交換器の配管温度を検出する配管温度検出手段と、あらかじめ設定された温度を記憶する設定温度記憶手段と、前記配管温度検出手段により検出された配管温度が前記設定温度記憶手段に記憶された設定温度以上であることを検出し出力する温度比較手段と、前記温度比較手段から出力があるときにカウントする計時手段とを備えたものである。
【0010】
さらに本発明は、室内温度検出手段が異常であるかを判定する異常判定手段の出力により運転モードを変更する運転モード変更手段を備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、室内温度検出手段の出力及び室内側ファンの回転速度を検出し、室内温度検出手段の出力が設定された設定温度以上、かつ室内側ファンの回転速度が設定されたファン回転速度以上の状態を、設定された設定時間継続して運転した場合、室内温度検出手段
が異常であると判定し、空気調和機の運転を停止するとともに室内温度検出手段の異常を表示する。
【0015】
さらに本発明は、室内側熱交換器の配管温度を検出し、配管温度が設定された設定温度以下の状態を、設定された設定時間継続して運転した場合、室内温度検出手段が異常であると判定する。
【0017】
さらに本発明は、室内温度検出手段が異常であると判定した場合、空気調和機の運転モードを変更する。
【0019】
【実施例】
以下本発明の一実施例における空気調和機について図面とともに説明する。
【0020】
図1は本発明の一実施例における空気調和機の要部ブロック図であり、図2はその動作を説明するフローチャートである。図1において、101は室内温度を検出する室内温度検出手段、102は設定温度を記憶する設定温度記憶手段、103は室内温度検出手段101により検出された室内温度が設定温度記憶手段102に記憶された設定温度以上であることを検出し出力する温度比較手段、104は温度比較手段103から出力があるときにカウントする計時手段、105は設定時間を記憶する設定時間記憶手段、106は計時手段104の出力が設定時間記憶手段105に記憶された設定時間に達したことを判定する時間判定手段、107は時間判定手段106の出力により室内温度検出手段101が異常であるかを判定する異常判定手段である。
【0021】
上記構成による動作を図2を用いて説明する。運転開始とともに、室内温度検出手段101により室内温度tが検出され(ステップ201)、設定温度記憶手段102にあらかじめ設定された設定温度t1とを温度比較手段103で比較する(ステップ202)。そして、t≧t1であれば、計時手段104のカウントが進む(ステップ203)。次に計時時間Tが設定時間記憶手段105に記憶された設定時間T1に達したかどうか、時間判定手段106で判定する(ステップ204)。そして、T≧T1になれば、異常判定手段107で室内温度検出手段101が異常であると判定する(ステップ205)。
【0022】
したがって、室内温度検出手段101の出力を検出し、室内温度検出手段101の出力が設定された設定温度t1以上の状態を、設定された設定時間T1の間、継続して運転した場合、室内温度検出手段101が異常であると判定することにより、暖房過負荷再立ち上げ時等においても、室内側熱交換器温度がT1の間に低下するため、輻射熱による室内温度検出手段101の異常判定の誤動作を防止することができる。
【0023】
図3は本発明の他の実施例における空気調和機の要部ブロック図であり、図4はその動作を説明するフローチャートである。図3において、101は室内温度を検出する室内温度検出手段、102は設定温度を記憶する設定温度記憶手段、103は室内温度検出手段101により検出された室内温度が設定温度記憶手段102に記憶された設定温度以上であることを検出し出力する温度比較手段、108は室内側ファンが回転しているかどうか判定するファン回転判定手段、104は温度比較手段103及びファン回転判定手段108から出力があるときにカウントする計時手段、105は設定時間を記憶する設定時間記憶手段、106は計時手段104の出力が設定時間記憶手段105に記憶された設定時間に達したことを判定する時間判定手段、107は時間判定手段106の出力により室内温度検出手段101が異常であるかを判定する異常判定手段である。
【0024】
上記構成による動作を図4を用いて説明する。運転開始とともに、室内温度検出手段101により室内温度tが検出され(ステップ201)、設定温度記憶手段102にあらかじめ設定された設定温度t1とを温度比較手段103で比較する(ステップ202)。そして、t≧t1であれば、ファン回転判定手段108で室内側ファンが回転しているか判定する(ステップ206)。そして、室内側ファンが回転していれば、計時手段104のカウントが進む(ステップ203)。次に計時時間Tが設定時間記憶手段105に記憶された設定時間T1に達したかどうか、時間判定手段106で判定する(ステップ204)。そして、T≧T1になれば、異常判定手段107で室内温度検出手段101が異常であると判定する(ステップ205)。
【0025】
したがって、室内温度検出手段101の出力及び室内側ファンの回転状態を検出し、室内温度検出手段101の出力が設定された設定温度t1以上、かつ室内側ファンが回転の状態を、認定された設定時間T1の間、継続して運転した場合、室内温度検出手段101が異常であると判定することにより、暖房過負荷再立ち上げ時等においても、室内側熱交換器温度がT1の間に低下するため、輻射熱による室内温度検出手段101の異常判定の誤動作を防止することができる。しかも、室内側ファンが回転状態の時に動作するため、室内側熱交換器からの輻射による影響が少なくなり、より確実に制御を行うことができる。
【0026】
図5は本発明の他の実施例における空気調和機の要部ブロック図であり、図6はその動作を説明するフローチャートである。図5において、101は室内温度を検出する室内温度検出手段、102は設定温度を記憶する設定温度記憶手段、103は室内温度検出手段101により検出された室内温度が設定温度記憶手段102に記憶された設定温度以上であることを検出し出力する温度比較手段、109は室内側ファンの回転速度を検出するファン速度検出手段、110は設定ファン速度を記憶する設定ファン速度記憶手段、111はファン速度検出手段109により検出されたファン速度が設定ファン速度記憶手段110に記憶された設定ファン速度以上であることを検出し出力するファン速度比較手段、104は温度比較手段103及びファン速度比較手段111から出力があるときにカウントする計時手段、105は設定時間を記憶する設定時間記憶手段、106は計時手段104の出力が設定時間記憶手段105に記憶された設定時間に達したことを判定する時間判定手段、107は時間判定手段106の出力により室内温度検出手段101が異常であるかを判定する異常判定手段である。
【0027】
上記構成による動作を図6を用いて説明する。運転開始とともに、室内温度検出手段101により室内温度tが検出され(ステップ201)、設定温度記憶手段102にあらかじめ設定された設定温度t1とを温度比較手段103で比較する(ステップ202)。そして、t≧t1であれば、ファン速度検出手段109により室内側ファン速度nが検出され(ステップ207)、設定ファン速度記憶手段110にあらかじめ記憶された設定ファン速度n1とをファン速度比較手段111で比較する(ステップ208)。そして、n≧n1であれば、計時手段104のカウントが進む(ステップ203)。次に計時時間Tが設定時間記憶手段105に記憶された設定時間T1に達したかどうか、時間判定手段106で判定する(ステップ204)。そして、T≧T1になれば、異常判定手段107で室内温度検出手段101が異常であると判定する(ステップ205)。
【0028】
したがって、室内温度検出手段101の出力及び室内側ファンの回転速度を検出し、室内温度検出手段101の出力が設定された設定温度t1以上、かつ室内側ファンの回転速度が設定されたファン回転速度n1以上の状態を、設定された設定時間T1の間、継続して運転した場合、室内温度検出手段101が異常であると判定することにより、暖房過負荷再立ち上げ時等においても、室内側熱交換器温度がT1の間に低下するため、輻射熱による室内温度検出手段101の異常判定の誤動作を防止することができる。しかも、室内側ファン回転速度がn1以上の時に動作するため、効率的かつ効果的であり、また室内側熱交換器からの輻射による影響が少なくなるため、より確実に制御を行うことができる。
【0029】
図7は本発明の他の実施例における空気調和機の要部ブロック図であり、図8はその動作を説明するフローチャートである。図7において、101は室内温度を検出する室内温度検出手段、112は室内側熱交換器の配管温度を検出する配管温度検出手段、102は設定温度を記憶する設定温度記憶手段、103は室内温度検出手段101及び配管温度検出手段112により検出された室内温度が設定温度記憶手段102に記憶された設定温度以上または以下であることを検出し出力する温度比較手段、104は温度比較手段103から出力があるときにカウントする計時手段、105は設定時間を記憶する設定時間記憶手段、106は計時手段104の出力が設定時間記憶手段105に記憶された設定時間に達したことを判定する時間判定手段、107は時間判定手段106の出力により室内温度検出手段101が異常であるかを判定する異常判定手段である。
【0030】
上記構成による動作を図8を用いて説明する。運転開始とともに、室内温度検出手段101により室内温度tが検出され(ステップ201)、設定温度記憶手段102にあらかじめ設定された設定温度t1とを温度比較手段103で比較する(ステップ202)。そして、t≧t1であれば、配管温度検出手段112により室内側熱交換器の配管温度Hが検出され(ステップ209)、設定温度記憶手段102にあらかじめ設定された設定温度H1とを温度比較手段103で比較する(ステップ210)。そして、H≦H1であれば、計時手段104のカウントが進む(ステップ203)。次に計時時間Tが設定時間記憶手段105に記憶された設定時間T1に達したかどうか、時間判定手段106で判定する(ステップ204)。そして、T≧T1になれば、異常判定手段107で室内温度検出手段101が異常であると判定する(ステップ205)。
【0031】
したがって、室内温度検出手段101の出力及び室内側熱交換器の配管温度を検出し、室内温度検出手段101の出力が設定された設定温度t1以上、かつ配管温度が設定された設定温度H1以下の状態を、設定された設定時間T1の間、継続して運転した場合、室内温度検出手段101が異常であると判定することにより、暖房過負荷再立ち上げ時等においても、室内側熱交換器温度がT1の間に低下するため、輻射熱による室内温度検出手段101の異常判定の誤動作を防止することができる。しかも、室内側熱交換器の配管温度がH1以下の時に動作するため、より精度よく、また室内側熱交換器からの輻射による影響が少なくなるため、より確実に制御を行うことができる。
【0032】
図9は本発明の一実施例における空気調和機の要部ブロック図であり、図10はその動作を説明するフローチャートである。図9において、101は室内温度を検出する室内温度検出手段、102は設定温度を記憶する設定温度記憶手段、103は室内温度検出手段101により検出された室内温度が設定温度記憶手段102に記憶された設定温度以上であることを検出し出力する温度比較手段、104は温度比較手段103から出力があるときにカウントする計時手段、105は設定時間を記憶する設定時間記憶手段、106は計時手段104の出力が設定時間記憶手段105に記憶された設定時間に達したことを判定する時間判定手段、107は時間判定手段106の出力により室内温度検出手段101が異常であるかを判定する異常判定手段、113は異常判定手段107の出力により空気調和機の運転を停止する運転停止手段である。
【0033】
上記構成による動作を図10を用いて説明する。運転開始とともに、室内温度検出手段101により室内温度tが検出され(ステップ201)、設定温度記憶手段102にあらかじめ設定された設定温度t1とを温度比較手段103で比較する(ステップ202)。そして、t≧t1であれば、計時手段104のカウントが進む(ステップ203)。次に計時時間Tが設定時間記憶手段105に記憶された設定時間T1に達したかどうか、時間判定手段106で判定する(ステップ204)。そして、T≧T1になれば、異常判定手段107で室内温度検出手段101が異常であると判定する(ステップ205)。そして、異常判定手段107で室内温度検出手段101が異常であると判定されると、運転停止手段113により空気調和機の運転を停止する(ステップ211)。
【0034】
したがって、室内温度検出手段101の出力を検出し、室内温度検出手段101の出力が設定された設定温度t1以上の状態を、設定された設定時間T1の間、継続して運転した場合、室内温度検出手段101が異常であると判定することにより、暖房過負荷再立ち上げ時等においても、室内側熱交換器温度がT1の間に低下するため、輻射熱による室内温度検出手段101の異常判定の誤動作を防止することができる。また、室内温度検出手段101が異常であると判定した場合、空気調和機の運転を停止するため、室内温度検出手段101の異常による空気調和機の異常運転を防止することができる。
【0035】
図11は本発明の一実施例における空気調和機の要部ブロック図であり、図12はその動作を説明するフローチャートである。図11において、101は室内温度を検出する室内温度検出手段、102は設定温度を記憶する設定温度記憶手段、103は室内温度検出手段101により検出された室内温度が設定温度記憶手段102に記憶された設定温度以上であることを検出し出力する温度比較手段、104は温度比較手段103から出力があるときにカウントする計時手段、105は設定時間を記憶する設定時間記憶手段、106は計時手段104の出力が設定時間記憶手段105に記憶された設定時間に達したことを判定する時間判定手段、107は時間判定手段106の出力により室内温度検出手段101が異常であるかを判定する異常判定手段、114は異常判定手段107の出力により空気調和機の運転モードを変更する運転モード変更手段である。
【0036】
上記構成による動作を図12を用いて説明する。運転開始とともに、室内温度検出手段101により室内温度tが検出され(ステップ201)、設定温度記憶手段102にあらかじめ設定された設定温度t1とを温度比較手段103で比較する(ステップ202)。そして、t≧t1であれば、計時手段104のカウントが進む(ステップ203)。次に計時時間Tが設定時間記憶手段105に記憶された設定時間T1に達したかどうか、時間判定手段106で判定する(ステップ204)。そして、T≧T1になれば、異常判定手段107で室内温度検出手段101が異常であると判定する(ステップ205)。そして、異常判定手段107で室内温度検出手段101が異常であると判定されると、運転モード変更手段114により空気調和機の運転モードを変更する(ステップ212)。
【0037】
したがって、室内温度検出手段101の出力を検出し、室内温度検出手段101の出力が設定された設定温度t1以上の状態を、設定された設定時間T1の間、継続して運転した場合、室内温度検出手段101が異常であると判定することにより、暖房過負荷再立ち上げ時等においても、室内側熱交換器温度がT1の間に低下するため、輻射熱による室内温度検出手段101の異常判定の誤動作を防止することができる。また、室内温度検出手段101が異常であると判定した場合、空気調和機の運転モードを変更することにより(例えば、運転周波数を低周波数に固定する等)、応急的な運転が可能となる。
【0038】
図13は本発明の一実施例における空気調和機の要部ブロック図であり、図14はその動作を説明するフローチャートである。図13において、101は室内温度を検出する室内温度検出手段、102は設定温度を記憶する設定温度記憶手段、103は室内温度検出手段101により検出された室内温度が設定温度記憶手段102に記憶された設定温度以上であることを検出し出力する温度比較手段、104は温度比較手段103から出力があるときにカウントする計時手段、105は設定時間を記憶する設定時間記憶手段、106は計時手段104の出力が設定時間記憶手段105に記憶された設定時間に達したことを判定する時間判定手段、107は時間判定手段106の出力により室内温度検出手段101が異常であるかを判定する異常判定手段、115は異常判定手段107の出力により室内温度検出手段101の異常を外部に表示する異常表示手段である。
【0039】
上記構成による動作を図14を用いて説明する。運転開始とともに、室内温度検出手段101により室内温度tが検出され(ステップ201)、設定温度記憶手段102にあらかじめ設定された設定温度t1とを温度比較手段103で比較する(ステップ202)。そして、t≧t1であれば、計時手段104のカウントが進む(ステップ203)。次に計時時間Tが設定時間記憶手段105に記憶された設定時間T1に達したかどうか、時間判定手段106で判定する(ステップ204)。そして、T≧T1になれば、異常判定手段107で室内温度検出手段101が異常であると判定する(ステップ205)。そして、異常判定手段107で室内温度検出手段101が異常であると判定されると、異常表示手段115により室内温度検出手段101の異常を外部に表示する(ステップ213)。
【0040】
したがって、室内温度検出手段101の出力を検出し、室内温度検出手段101の出力が設定された設定温度t1以上の状態を、設定された設定時間T1の間、継続して運転した場合、室内温度検出手段101が異常であると判定することにより、暖房過負荷再立ち上げ時等においても、室内側熱交換器温度がT1の間に低下するため、輻射熱による室内温度検出手段101の異常判定の誤動作を防止することができる。また、室内温度検出手段101が異常であると判定した場合、室内温度検出手段101の異常を外部に表示することにより、サービス性を大幅に向上できる。
【0041】
【発明の効果】
本発明は上記説明から明らかなように、室内温度検出手段の出力を検出し、室内温度検出手段の出力が設定された設定温度t1以上の状態を、設定された設定時間T1の間、継続して運転した場合、室内温度検出手段が異常であると判定することにより、暖房過負荷再立ち上げ時等においても、室内側熱交換器温度がT1の間に低下するため、輻射熱による室内温度検出手段異常判定の誤動作をコストの増大を招くことなく有効に、かつ安全に防止することができる。
【0043】
また本発明は、室内温度検出手段の出力及び室内側ファンの回転速度を検出し、室内温度検出手段の出力が設定された設定温度t1以上、かつ室内側ファンの回転速度が設定されたファン回転速度n1以上の状態を、設定された設定時間T1の間、継続して運転した場合、室内温度検出手段が異常であると判定することにより、暖房過負荷再立ち上げ時等においても、室内側熱交換器温度がT1の間に低下するため、輻射熱による室内温度検出手段異常判定の誤動作をコストの増大を招くことなく有効に、かつ安全に防止することができる。しかも、室内側ファン回転速度がn1以上の時に動作するため、効率的かつ効果的であり、また室内側熱交換器からの輻射による影響が少なくなるため、より確実に制御を行うことができる。
【0044】
また本発明は、室内温度検出手段の出力及び室内側熱交換器の配管温度を検出し、室内温度検出手段の出力が設定された設定温度t1以上、かつ配管温度が設定された設定温度H1以下の状態を、設定された設定時間T1の間、継続して運転した場合、室内温度検出手段が異常であると判定することにより、暖房過負荷再立ち上げ時等においても、室内側熱交換器温度がT1の間に低下するため、輻射熱による室内温度検出手段異常判定の誤動作をコストの増大を招くことなく有効に、かつ安全に防止することができる。しかも、室内側熱交換器の配管温度がH1以下の時に動作するため、より精度よく、また室内側熱交換器からの輻射による影響が少なくなるため、より確実に制御を行うことができる。
【0045】
また本発明は、室内温度検出手段の出力を検出し、室内温度検出手段の出力が設定された設定温度t1以上の状態を、設定された設定時間T1の間、継続して運転した場合、室内温度検出手段が異常であると判定することにより、暖房過負荷再立ち上げ時等においても、室内側熱交換器温度がT1の間に低下するため、輻射熱による室内温度検出手段異常判定の誤動作をコストの増大を招くことなく有効に、かつ安全に防止することができる。また、室内温度検出手段が異常であると判定した場合、空気調和機の運転を停止するため、室内温度検出手段異常による空気調和機の異常運転を防止することができる。
【0046】
また本発明は、室内温度検出手段の出力を検出し、室内温度検出手段の出力が設定された設定温度t1以上の状態を、設定された設定時間T1の間、継続して運転した場合、室内温度検出手段が異常であると判定することにより、暖房過負荷再立ち上げ時等においても、室内側熱交換器温度がT1の間に低下するため、輻射熱による室内温度検出手段異常判定の誤動作をコストの増大を招くことなく有効に、かつ安全に防止することができる。また、室内温度検出手段が異常であると判定した場合、空気調和機の運転モードを変更することにより(例えば、運転周波数を低周波数に固定する等)、応急的な運転が可能となる。
【0047】
また本発明は、室内温度検出手段の出力を検出し、室内温度検出手段の出力が設定された設定温度t1以上の状態を、設定された設定時間T1の間、継続して運転した場合、室内温度検出手段が異常であると判定することにより、暖房過負荷再立ち上げ時等においても、室内側熱交換器温度がT1の間に低下するため、輻射熱による室内温度検出手段異常判定の誤動作をコストの増大を招くことなく有効に、かつ安全に防止することができる。また、室内温度検出手段が異常であると判定した場合、室内温度検出手段の異常を外部に表示することにより、サービス性を大幅に向上でき、商品価値を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の空気調和機の要部ブロック図
【図2】本発明の一実施例の空気調和機の動作を説明するフローチャート
【図3】本発明の他の実施例の空気調和機の要部ブロック図
【図4】本発明の他の実施例の空気調和機の動作を説明するフローチャート
【図5】本発明の他の実施例の空気調和機の要部ブロック図
【図6】本発明の他の実施例の空気調和機の動作を説明するフローチャート
【図7】本発明の他の実施例の空気調和機の要部ブロック図
【図8】本発明の他の実施例の空気調和機の動作を説明するフローチャート
【図9】本発明の他の実施例の空気調和機の要部ブロック図
【図10】本発明の他の実施例の空気調和機の動作を説明するフローチャート
【図11】本発明の他の実施例の空気調和機の要部ブロック図
【図12】本発明の他の実施例の空気調和機の動作を説明するフローチャート
【図13】本発明の他の実施例の空気調和機の要部ブロック図
【図14】本発明の他の実施例の空気調和機の動作を説明するフローチャート
【符号の説明】
101 室内温度検出手段
102 設定温度記憶手段
103 温度比較手段
104 計時手段
105 設定時間記憶手段
106 時間判定手段
107 異常判定手段

Claims (3)

  1. 室内温度を検出する室内温度検出手段と、あらかじめ設定された温度を記憶する設定温度記憶手段と、前記室内温度検出手段により検出された室内温度が前記設定温度記憶手段に記憶された設定温度以上であることを検出し出力する温度比較手段と、前記温度比較手段から出力があるときにカウントする計時手段と、あらかじめ設定された時間を記憶する設定時間記憶手段と、前記計時手段の出力が前記設定時間記憶手段に記憶された設定時間に達したことを判定する時間判定手段と、前記時間判定手段の出力により前記室内温度検出手段が異常であるかを判定する異常判定手段と、
    室内側ファンの回転速度を検出するファン速度検出手段と、あらかじめ設定されたファン速度を記憶する設定ファン速度記憶手段と、前記ファン速度検出手段により検出されたファン速度が前記設定ファン速度記憶手段に記憶された設定ファン速度以上であることを検出し出力するファン速度比較手段と、前記ファン速度比較手段から出力があるときにカウントする計時手段とを備え、
    室内温度検出手段の出力が設定された設定温度以上、かつ室内側ファンの回転速度が設定されたファン回転速度以上の状態を設定された設定時間継続して運転した場合に前記室内温度検出手段が異常であると判定し、
    運転停止手段で空気調和機の運転を停止するとともに、異常表示手段で前記室内温度検出手段の異常を表示することを特徴とする空気調和機。
  2. 室内側熱交換器の配管温度を検出する配管温度検出手段と、あらかじめ設定された温度を記憶する設定温度記憶手段と、前記配管温度検出手段により検出された配管温度が前記設定温度記憶手段に記憶された設定温度以上であることを検出し出力する温度比較手段と、前記温度比較手段から出力があるときにカウントする計時手段とを備え、配管温度が設定された設定温度以上の状態を、設定された設定時間継続して運転した場合に室内温度検出手段が異常であると判定することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 室内温度検出手段が異常であるかを判定する異常判定手段の出力により空気調和機の運転モードを変更する運転モード変更手段を備え, 前記室内温度検出手段が異常であると判定した場合、空気調和機の運転モードを例えば運転周波数を低周波数に固定する等変更することにより、応急的な運転を可能とすることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
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