JP3586616B2 - ファイル管理方法 - Google Patents

ファイル管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3586616B2
JP3586616B2 JP2000111055A JP2000111055A JP3586616B2 JP 3586616 B2 JP3586616 B2 JP 3586616B2 JP 2000111055 A JP2000111055 A JP 2000111055A JP 2000111055 A JP2000111055 A JP 2000111055A JP 3586616 B2 JP3586616 B2 JP 3586616B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
history
attribute
entity
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000111055A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001297019A (ja
Inventor
正孝 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Communication Systems Ltd
Original Assignee
NEC Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Communication Systems Ltd filed Critical NEC Communication Systems Ltd
Priority to JP2000111055A priority Critical patent/JP3586616B2/ja
Publication of JP2001297019A publication Critical patent/JP2001297019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3586616B2 publication Critical patent/JP3586616B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【0001】
【産業上の技術分野】
本発明は、CAD(Computer Aided Design)データ等のデータを管理するためのデータ管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、CADデータ等をはじめとする各種データが製品の開発や製造等の各種用途に利用されている。
例えば、製品のCADデータ等の製品データを管理するために、製品データ管理(PDM:Product Data Management)システムが使用されている。一般にPDMシステムは、クライアントとサーバから構成され、磁気ディスク等の記録媒体に記録したCADデータの履歴管理、承認管理、データ間のひも付け管理、構成管理等の機能を有している。クライアントからCADデータファイルの登録指示を行うと、前記ファイルがサーバへ転送され前記記録媒体に記録されて管理される。
【0003】
図8は、プリント基板(PCB;Print Circuit Board)のCADデータが随時変更、更新されて、改版される様子を示す図である。PCBのCADデータは、1つのファイルに複数種類の情報を有している。即ち、前記CADデータは、1つのファイルであるが、配置図部分111と配線図部分112の2つの部分から構成されており、2種類の情報を有している。
【0004】
図8では、配置図111の部分と配線図112の部分が、図8(a)、(b)、(c)の順に、別々に改版されていく様子を示している。CADデータ11は配置図111が1版、配線図112が1版の状態であり、CADデータ12は配置図111が2版、配線図112が1版の状態であり又、CADデータ13は配置図111が3版、配線図112が2版の状態を表わしている。このようにして、配置図111と配線図112は別々に改版され、CADデータ11、12、13のように改版される。
【0005】
図9は、従来のPDMシステムにおいて、サーバにおけるデータ管理を説明するための概念図である。
図9において、サーバ61には、データを格納するための複数個の入れ物(以下、ノードと称す。)62、65、66が設けられている。例えば、ノード62の中には、データの識別ID(IDentification)、所有者名、作成日時、状態及び備考等の属性63とファイル64が格納され、ノード62に対する登録行為は全て記録されており、全ての属性63と登録された磁気データは履歴テーブル67で管理するように構成されている。ノード65、66についても同様に属性とファイルが格納されており、ノード65の全ての属性及び登録された磁気データは履歴テーブル68で管理し、ノード66の全ての属性及び登録された磁気データは履歴テーブル69で管理するように構成されている。
【0006】
ノード62、属性63、ファイル64及び履歴情報部67が1対1対1対1の関係にあり、これが1セットとなって複数個存在している。即ち、ノード65、ノード65に格納された属性及びファイル、履歴情報部68も1対1対1対1の関係にあり、これが1セットとなっている。また、ノード66、ノード66に格納された属性及びファイル、履歴情報部69も1対1対1対1の関係にあり、これが1セットとなっている。
【0007】
ところで、 図8(a)に示すように、PCBのCADデータ11は1つのファイルであるが、配置図111と配線図112の2種類の情報から構成されており、図8(b)、(c)に示すように、配置図111と配線図112は別々に改版されいくため(CADデータ12、13)、配置図111と配線図112を各々別個に管理することが好ましい。
従来のPDMシステムで前記CADデータを管理する場合、以下に示す管理方法が考えられる。
【0008】
先ず、第1の方法として、図10に示すように、サーバ71に、配線図ノード72、配置図ノード75を作成し、配線図の属性73及び配置図の属性76を各々、配線図ノード72、配置図ノード75に格納すると共に、PCBのCADデータは全く同じものを配線図ノード72及び配置図ノード75に各々、CADデータ74、77をコピーし、履歴情報部78、79で各々履歴管理する方法が考えられる。
【0009】
また、第2の方法として、図11に示すように、サーバ81に、CADデータノード82を設け、CADデータノード82に属性83及びCADデータを格納すると共に、PCBのCADデータを管理しているノードを指し示す配置図インデックス86と配線図インデックス85を設け、配置図インデックス86、配線図インデックス85に対して行われる登録の履歴を全て、PCBのCADデータノード82の履歴情報部87によって管理する方法(インデックス方式)が考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記第1の方法では、まったく同じファイルが複数個コピーされるため、サーバにおける記録媒体の容量を圧迫する恐れがあるという問題があった。
また、前記第2の方法では、配置図インデックス86、配線図インデックス85に対して行われる登録の履歴は、全てPCBのCADデータノード82の履歴情報部87によって管理されるため、配置図、配線図の履歴を個別に管理する事ができないという問題があった。
さらに、CADデータ等のファイルは、適宜改版されるものであり、古い版数のファイルの参照を確実に防ぐ事が望まれていた。
【0011】
本発明は、複数種類の情報を有するファイルの各情報を個々に履歴管理する場合に、記録媒体の使用量を抑制することが可能なファイル管理方法を提供することを課題としている。
また、本発明は、古い版数のファイルの不用意な参照を防ぐ事が可能なファイル管理方法を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、複数種類の情報を有するファイルを管理するファイル方法において、前記情報の種類毎の属性履歴とファイル実体の履歴とを分離して個別に管理すると共に、前記各属性履歴とファイル実体の履歴とを関連付けして管理するようにしたことを特徴とするファイル管理方法が提供される。ファイルの各情報の属性履歴とファイル実体の履歴とを分離して個別に管理すると共に、前記属性履歴とファイル実体の履歴とを関連付けすることにより、ファイル管理が行われる。
【0013】
また、本発明によれば、複数種類の情報を有するファイルを管理するファイル方法において、前記情報の種類毎の属性情報を有する複数の属性部とファイル実体の情報を有するファイル実体部とを分離すると共に、前記各属性部の履歴情報を管理する複数の属性管理専用履歴情報部と、前記ファイル実体部の履歴情報を管理する履歴情報部とを設け、前記複数の属性管理専用履歴情報部と履歴情報部とを関連付けして管理するようにしたことを特徴とするファイル管理方法が提供される。情報の種類毎の属性情報を有する複数の属性部とファイル実体の情報を有するファイル実体部とを分離すると共に、前記各属性部の履歴情報を管理する複数の属性管理専用履歴情報部と、前記ファイル実体部の履歴情報を管理する履歴情報部とを設け、前記複数の属性管理専用履歴情報部と履歴情報部とを関連付けして管理することにより、ファイル管理が行われる。
ここで、前記各属性管理専用履歴情報部及び履歴情報部に共通してファイル実体を表す実体管理識別コードを設定し、前記実体管理識別コードによって前記各属性部の履歴情報とファイル実体部の履歴情報とを関連付けして管理するようにしてもよい。
【0014】
また、本発明によれば、複数種類の情報を有するファイルを管理するファイル方法において、前記情報の種類毎の属性情報とファイル実体の情報を分離して第1のテーブルに格納し、前記第1のテーブルにおける各属性の履歴情報を第2のテーブルに格納し、前記第1のテーブルにおけるファイル実体の履歴情報を第3のテーブルに格納し、前記第2のテーブルの履歴情報と前記第3のテーブルの履歴情報を関連付けて管理することを特徴とするファイル管理方法が提供される。情報の種類毎の属性情報とファイル実体部の情報を分離して第1のテーブルに格納し、前記第1のテーブルにおける各属性の履歴情報を第2のテーブルに格納し、前記第1のテーブルにおけるファイル実体の履歴情報を第3のテーブルに格納し、前記第2のテーブルの履歴情報と前記第3のテーブルの履歴情報を関連付けて管理することにより、ファイル管理が行われる。
【0015】
ここで、前記第1のテーブルには前記各属性に固有の識別コード及びファイル実体に固有の識別コードが格納され、前記第2のテーブルには前記各属性に固有の識別コード、属性履歴及びファイル実体の履歴を表す固有の識別コードが格納され、前記第3のテーブルには前記ファイル実体に固有の識別コード、ファイル実体の履歴及び前記ファイル実体の履歴を表す固有の識別コードが格納され、前記第1のテーブルの属性は前記属性に固有の識別コードによって前記第2のテーブルの属性履歴に関連付けられ、前記第1のテーブルのファイル実体は前記ファイル実体に固有の識別コードによって前記第3のテーブルのファイル実体の履歴に関連付けられ、前記第2のテーブルの属性は前記ファイル実体に固有の識別コードによって前記第3のテーブルのファイル実体の履歴に関連付けられているようにしてもよい。
【0016】
また、前記第3のテーブルには、前記ファイル実体の履歴を表す固有の識別コードに対応して、ファイルの保管場所を表すデータが格納されているようにしてもよい。
尚、前記ファイルにはCADデータが格納され、情報の種類として、配置図及び配線図の情報を備えて成るようにしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係るファイル管理方法に使用するシステムの構成を示す図で、PDMシステムの例を示している。
図1において、複数のクライアントコンピュータ101a〜101nがサーバコンピュータ102に接続されている。サーバ102は、プログラムやCADデータ等の各種データを記憶するための記憶手段としてのハードディスク等の記録媒体104、中央処理装置(CPU)等によって構成され記録媒体104に格納されたソフトウェアプログラムを実行して、記録媒体104に記録したCADデータの履歴管理、承認管理、データ間のひも付け管理、構成管理等の各種処理を行うサーバ本体103を備えている。本発明の実施の形態に係るファイル管理処理方法は、サーバ本体103によって実行される。尚、クライアント101a〜101nからCADデータファイルの登録指示を行うと、前記ファイルがサーバ102へ転送されて、後述するように、記録媒体104に記録されてファイルが管理される。
【0018】
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るファイル管理方法を説明するための概念図で、図1のPDMシステムを用いて実現される。
図2に示すように、PDMシステムのサーバ20では、PCBのCADデータを管理する場合、ファイル実体部としてのPCBのCADデータノード230、属性部としての配置図ノード210、属性部としての配線図ノード220の3つのノードを用いて管理する。
【0019】
配置図ノード210、配線図ノード220にはファイルを管理しないようにし、属性の履歴のみ管理する属性管理専用履歴情報212、222を設ける。属性管理専用履歴情報212、222は、属性管理専用履歴情報部を構成している。配置図ノード210、配線図ノード220に対して行われる登録処理の履歴は、全て属性管理専用履歴情報212、222によって管理される。配置図ノード210、配線図ノード220に対して登録されたファイルの実体は、CADデータノード230で管理する。
属性は、配置図ノード210、配線図ノード220の属性管理専用履歴情報212、222によって管理される。
実体ファイルを参照する事が可能なように、属性管理専用履歴情報212、222に履歴情報232へのポインタ213、223を持たせている。履歴情報232は履歴情報部を構成している。
【0020】
図3は、図2のシステム構成図をテーブルイメージにした概念図である。図2のCADデータノード230、配置図ノード210および配線図ノード220は、図3における第1のテーブルとしてのノードテーブル31で表現される。テーブル31のカラムは、各ノードを一意に識別するためのノードID、ノードの所有者、タイトルおよびノードのタイプのカラムから構成される。配置図の属性に固有の識別コードとしてノードID1000が設定され、配線図の属性に固有の識別コードとしてノードID1001が設定され、CADデータのファイル実体に固有の識別コードとしてノードID1002が設定されている。
【0021】
属性管理専用履歴情報212、222を管理するテーブルが第2のテーブルとしての属性管理専用履歴テーブル33に相当する。
属性管理専用履歴テーブル33のカラムは、属性の履歴を一意に表す属性履歴に固有の識別コードである識別ID、各属性に固有の識別コードであり履歴の対象となるノードID、属性の更新履歴でありノード対しての属性の登録日時、ファイル実体を表すと共にファイル実体の履歴を表す固有の識別コードでありファイル実体を管理している実体管理識別ID等から構成される。テーブル32、33に実体管理識別IDを設定することで、実体ファイルへのポインタ213、223を実現する。
【0022】
履歴情報232を管理するテーブルが、第3のテーブルとしての実体管理用履歴テーブル32となる。実体管理用履歴テーブル32のカラムは、ファイル実体に固有の識別コードであり履歴の対象となるノードID、ファイル実体の更新履歴でありノード対してのファイル実体の登録日時、ファイル実体を表すと共にファイル実体の履歴を表す固有の識別コードであり実体ファイルを管理している実体管理識別ID、ファイルの格納場所を示すデータから構成されており、属性管理専用履歴テーブル33と相違するところは実体ファイルを管理している点である。
【0023】
以上のように、テーブル31には各属性に固有の識別コード及びファイル実体に固有の識別コードが格納され、テーブル33には前記各属性に固有の識別コード、属性履歴及びファイル実体の履歴を表す固有の識別コードが格納され、テーブル32には前記ファイル実体に固有の識別コード及び前記ファイル実体の履歴を表す固有の識別コードが格納され、テーブル31の属性は前記属性に固有の識別コードによってテーブル33の属性履歴に関連付けられ、テーブル31のファイル実体は前記ファイル実体に固有の識別コードによってテーブル32のファイル実体の履歴に関連付けられ、テーブル33の属性は前記ファイル実体に固有の識別コードによってテーブル32のファイル実体の履歴に関連付けられている。
【0024】
このように、属性管理専用履歴情報212、222と履歴情報232を分けて管理する事により、即ち、情報の種類毎の属性の履歴情報とファイル実体部の履歴情報とを分離して管理することにより、最新のファイルは一つでよく、同一の複数のファイルをコピーする必要が無くなり、記録媒体の使用量を増やさず、かつ、1つのファイルに複数種類の情報を有するCADデータを管理する事が可能になる。
【0025】
図4乃至図6は、実体管理用履歴テーブル32および属性管理専用履歴テーブル33が、図8に対応して、随時改版される様子を説明するための図である。以下、図4乃至図6、図8を参照して、本第1の実施の形態について詳細に説明する。
図8(a)、(b)、(c)において、CADデータ11の配置図111の部分と配線図112の部分が別々に改版され、CADデータ11は配置図111が1版、配線図112が1版の状態、CADデータ12は配置図111が2版、配線図112が1版の状態、CADデータ13は、配置図111が3版、配線図112が2版の状態である。
【0026】
図4乃至図6に沿って、図8のCADデータの版数の遷移に合わせて、各テーブルの遷移を説明する。配置図111が1版、配線図112が1版の状態のCADデータを初めて登録した状態が図4である。第1のテーブルとしてのノードテーブル411に配置図111、配線図112、CADデータ11の情報が格納されている。即ち、テーブル411のカラムには、各ノードを一意に識別するためのノードID(配置図の属性は「1000」、配線図の属性は「1001」、ファイル実体は「1002」と相互に相違する固有の識別コードが付与される)、ノードの所有者、タイトルおよびノードのタイプ(属性か実体かを表わす)が格納されている。
【0027】
配置図111、配線図112の履歴情報は、第2のテーブルとしての属性管理専用履歴テーブル412に格納されて管理される。即ち、属性管理専用履歴テーブル412のカラムには、属性の履歴を一意に識別するための識別ID(配置図の属性の1版は「2000」、配線図の属性の1版は「2001」と各属性毎に相違すると共に版数毎に相違する固有の識別コードが付与される)、履歴の対象となるノードID、ノード対しての属性の登録日時、また、実体ファイルを管理している実体管理識別ID、版数が格納されている。尚、テーブル412のノードIDはテーブル411における各属性のノードIDに対応している。
【0028】
CADデータ11の履歴は第3のテーブルとしての実体管理用履歴テーブル413に格納されて管理される。実体管理用履歴テーブル413のカラムには、履歴の対象となるノードID、ノード対しての属性の登録日時、実体ファイルを管理している実体管理識別ID、ファイルの格納場所を示すデータ等が格納されている。
尚、テーブル413のノードIDはテーブル411におけるファイル実体のノードIDに対応している。また、属性管理専用履歴テーブル412の実体管理識別IDカラムに、実体管理用履歴テーブル413の識別IDと同一の識別ID(3000)が格納され、ポインタ414が設定され、これにより、属性管理専用履歴テーブル412と実体管理用履歴テーブル413が関連付けされる。
【0029】
図4の状態からCADデータの配置図111を改版し、配置図111が2版、配線図112が1版の状態のCADデータ12を登録した状態が図5である。配置図111だけが改版されているので、配置図111の登録だけが行われ、履歴として第2のテーブルとしての属性管理専用履歴テーブル422の識別ID2002が追加される。属性管理専用履歴テーブル422における識別ID2002に対応するカラムは、同一のノードID1000により、第1のテーブルとしてのノードテーブル421に関連付けされる。
ファイル実体の登録も行われるので、第3のテーブルとしての実体管理用履歴テーブル423には、新たな識別ID3001、登録日時及び改版されたファイル実体の新たな格納場所のデータが追加される。実体管理用履歴テーブル423における識別ID3001に対応する行は、同一のノードID1002により、ノードテーブル421に関連付けされる。属性管理専用履歴テーブル422の識別ID2002の実体管理識別IDには、実体管理用履歴テーブル423の識別ID3001をセットすることにより、ポインタ424が設定され、これにより、属性管理専用履歴テーブル422と実体管理用履歴テーブル423が関連付けされる。
【0030】
次に、配置図111及び配線図112の双方を改版し、配置図111が3版、配線図112が2版の状態のCADデータ13を登録した状態が図6である。初回の登録と同じように、配置図111、配線図112の履歴(新たな識別ID2003、2004、登録日時、版数、新たな実体管理識別ID3002)が、第2のテーブルとしての属性管理専用履歴テーブル432に追加される(配置図の属性は識別ID2004の行、配線図の属性は識別ID2003の行に追加されている)。属性管理専用履歴テーブル432における識別ID2004に対応するカラムは、同一のノードID1000により、第1のテーブルとしてのノードテーブル431の配置図のカラムに関連付けされ又、識別ID2003に対応するカラムは、同一のノードID1001により、ノードテーブル431の配線図の行に関連付けされる。
また、第3のテーブルとしての実体管理テーブル433にも履歴(新たな実体管理識別ID3002、登録日時、新たなファイルの格納場所)が追加される(識別ID3002の行)。実体管理用履歴テーブル433における識別ID3002に対応する行は、同一のノードID1002により、ノードテーブル421の実体の行に関連付けされる。
このとき、属性管理専用履歴テーブル432の識別ID2003、2004の実体管理識別IDに対応して、実体管理用履歴テーブル433の識別ID3002をセットすることにより、ポインタ434が設定され、これにより、属性管理専用履歴テーブル432と実体管理用履歴テーブル433が関連付けされる。
このように、実体管理用履歴テーブルに最小限のレコードを管理する事により、サーバの記録媒体の使用量が削減できる。
【0031】
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るファイル管理方法を説明するための概念図で、PDMシステムの例を示しており、PCBのCADデータが、配置図部分と配線図部分に加えて、さらに印刷図部分の3つの部分から構成され、配置図、配線図、印刷図を別々に管理する場合の例である。
【0032】
図7に示すように、PDMシステムのサーバ50に、配置図の属性511を有する配置図ノード510、配線図の属性521を有する配線図ノード520、CADデータの属性542及びCADデータ544を有するCADデータノード540、配置図属性の履歴を管理する属性管理専用履歴情報512、配線図属性の履歴を管理する属性管理専用履歴情報522、CADデータの履歴を管理する履歴情報542に加えて、印刷図の属性531を有する印刷図ノード530と印刷図属性の履歴を管理する属性管理専用履歴情報532を新たに設け、CADデータノード540、配置図ノード510、配線図ノード520、印刷図ノード530の4つのノードを用いて管理する。
【0033】
配置図ノード510、配線図ノード520、印刷図ノード530にはファイルを管理しないようにし、属性管理専用履歴情報512、522、532で各属性の履歴のみを管理する。配置図ノード510、配線図ノード520、印刷図ノード530に対して行われる登録処理の履歴は、各々、全て属性管理専用履歴情報512、522、532に管理される。
【0034】
配置図ノード510、配線図ノード520、印刷図ノード530に対して登録されたファイルの実体は、CADデータノード540で管理する。実体ファイルを参照する事が可能なように、属性管理専用履歴情報512、522、532に履歴情報542へのポインタ513、523、533を持たせ、属性管理専用履歴情報512、522、532と履歴情報542を関連付けしている。
このように、1つのファイルに複数箇所履歴管理したい部分が存在しても属性管理専用履歴情報と履歴情報を分けて管理する事により、記録媒体の使用量を増やさず、かつ、1つのファイルに複数箇所の意味を持つデータを管理する事が可能になる。
【0035】
以上述べたように、前記各実施の形態に係るファイル管理方法は、複数種類の情報を有するファイルを管理するファイル方法において、前記情報の種類毎の属性履歴とファイル実体の履歴とを分離して個別に管理すると共に、前記各属性履歴とファイル実体の履歴とを関連付けして管理するようにしている。
また、複数種類の情報を有するファイルを管理するファイル方法において、前記情報の種類毎の属性情報を有する複数の属性部とファイル実体の情報を有するファイル実体部とを分離すると共に、前記各属性部の履歴情報を管理する複数の属性管理専用履歴情報部と、前記ファイル実体部の履歴情報を管理する履歴情報部とを設け、前記複数の属性管理専用履歴情報部と履歴情報部とを関連付けして管理するようにしている。ここで、前記各属性管理専用履歴情報部及び履歴情報部に共通してファイル実体を表す実体管理識別コードを設定し、前記実体管理識別コードによって前記各属性部の履歴情報とファイル実体部の履歴情報とを関連付けして管理するようにしている。
【0036】
また、複数種類の情報を有するファイルを管理するファイル方法において、前記情報の種類毎の属性情報とファイル実体の情報を分離して第1のテーブルに格納し、前記第1のテーブルにおける各属性の履歴情報を第2のテーブルに格納し、前記第1のテーブルにおけるファイル実体の履歴情報を第3のテーブルに格納し、前記第2のテーブルの履歴情報と前記第3のテーブルの履歴情報を関連付けて管理するようにしている。ここで、前記第1のテーブルには前記各属性に固有の識別コード及びファイル実体に固有の識別コードが格納され、前記第2のテーブルには前記各属性に固有の識別コード、属性履歴及びファイル実体の履歴を表す固有の識別コードが格納され、前記第3のテーブルには前記ファイル実体に固有の識別コード、前記ファイル実体の履歴を表す固有の識別コード及び前記ファイル実体の履歴を表す固有の識別コードに対応してファイルの保管場所を表すデータが格納され、前記第1のテーブルの属性は前記属性に固有の識別コードによって前記第2のテーブルの属性履歴に関連付けられ、前記第1のテーブルのファイル実体は前記ファイル実体に固有の識別コードによって前記第3のテーブルのファイル実体の履歴に関連付けられ、前記第2のテーブルの属性は前記ファイル実体に固有の識別コードによって前記第3のテーブルのファイル実体の履歴に関連付けられているようにしている。前記第3のテーブルには、前記ファイル実体の履歴を表す固有の識別コードに対応して、ファイルの保管場所を表すデータが格納されているようにしている。
【0037】
即ち、前記各実施の形態においては、1つのファイルに複数の意味を持った部分があり、それぞれで履歴管理したい場合、属性履歴とファイル実体の履歴とを切り離して管理することにより実体ファイル部分の無駄なコピーを行わないようにしている、即ち、単純に1つのファイルを履歴管理したい個数だけコピーするようなことは行わないようにしている。したがって、記録媒体の使用量を減らすことが可能になる。
また、実体のファイルを一元管理しているため、実体のファイルは常に最新の状態に保たれ、古い版数のファイルが不用意に参照されることを防ぐことが可能になる。
尚、前記各実施の形態においては、PDMシステムにおけるCADデータの例を示したが、複数種類の情報を有するファイルであれば、前記同様にして管理することが可能である。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、複数種類の情報を有するファイルの各情報を個々に履歴管理する場合に、記録媒体の使用量を抑制することが可能になる。
また、古い版数のファイルの不用意な参照を防ぐ事が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るファイル管理方法に使用するシステム構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るファイル管理方法を説明するための概念図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るファイル管理方法を説明するための概念図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るファイル管理方法を説明するための概念図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るファイル管理方法を説明するための概念図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るファイル管理方法を説明するための概念図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るファイル管理方法を説明するための概念図である。
【図8】CADデータが改版される様子を示す説明図である。
【図9】従来のPDMシステムにおけるファイル管理方法を説明するための概念図である。
【図10】従来のファイル管理方法を説明するための図である。
【図11】従来のファイル管理方法を説明するための図である。
【符号の説明】
31、411、421、431・・・第1のテーブルとしてのノードテーブル
32、412、422、432・・・第3のテーブルとしての実体管理用履歴テーブル
33、413、423、433・・・第2のテーブルとしての属性管理専用履歴テーブル
101a〜101n・・・クライアント
20、50、61、71、81、102・・・サーバ
103・・・サーバ本体
104・・・記録媒体
210、510・・・属性部としての配置図ノード
212、222、512、522、532・・・属性管理専用履歴情報
232、542・・・履歴情報
220、520・・・属性部としての配線図ノード
230、540・・ファイル実体部としてのCADデータノード
530・・・印刷図ノード

Claims (2)

  1. 複数種類の情報を有するファイルを管理するファイル管理方法において、
    前記情報の種類毎の属性情報とファイル実体の情報を分離して第1のテーブルに格納し、前記第1のテーブルにおける各属性の履歴情報を第2のテーブルに格納し、前記第1のテーブルにおけるファイル実体の履歴情報を第3のテーブルに格納し、前記第2のテーブルの履歴情報と前記第3のテーブルの履歴情報を関連付けて管理するようにし、
    前記第1のテーブルには前記各属性に固有の識別コード及びファイル実体に固有の識別コードが格納され、前記第2のテーブルには前記各属性に固有の識別コード、属性履歴及びファイル実体の履歴を表す固有の識別コードが格納され、前記第3のテーブルには前記ファイル実体に固有の識別コード、前記ファイル実体の履歴を表す固有の識別コードが格納され、前記第1のテーブルの属性情報は前記属性に固有の識別コードによって前記第2のテーブルの属性履歴に関連付けられ、前記第1のテーブルのファイル実体の情報は前記ファイル実体に固有の識別コードによって前記第3のテーブルのファイル実体の履歴に関連付けられ、前記第2のテーブルの属性情報は前記ファイル実体の履歴を表す固有の識別コードによって前記第3のテーブルのファイル実体の履歴に関連付けられて成り、
    前記第3のテーブルには、前記ファイル実体の履歴を表す固有の識別コードに対応して、ファイルの保管場所を表すデータが格納されていることを特徴とするファイル管理方法。
  2. 前記ファイルにはCADデータが格納され、情報の種類として、配置図及び配線図の情報を備えて成ることを特徴とする請求項1記載のファイル管理方法。
JP2000111055A 2000-04-12 2000-04-12 ファイル管理方法 Expired - Fee Related JP3586616B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000111055A JP3586616B2 (ja) 2000-04-12 2000-04-12 ファイル管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000111055A JP3586616B2 (ja) 2000-04-12 2000-04-12 ファイル管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001297019A JP2001297019A (ja) 2001-10-26
JP3586616B2 true JP3586616B2 (ja) 2004-11-10

Family

ID=18623462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000111055A Expired - Fee Related JP3586616B2 (ja) 2000-04-12 2000-04-12 ファイル管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3586616B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2711794B1 (de) * 2012-09-25 2014-11-12 dSPACE digital signal processing and control engineering GmbH Verfahren zur zeitweiligen Separierung von Objektdaten von Entwurfsmodellen

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001297019A (ja) 2001-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101196896A (zh) 文档提供***和方法
US5897643A (en) System for maintaining a record of documents including document copies
US5493679A (en) Automated logistical relational database support system for engineering drawings and artwork
US7487138B2 (en) System and method for chunk-based indexing of file system content
US6763346B1 (en) Document service integrated system
JP4816281B2 (ja) 文書利用管理システム、文書管理サーバ及びそのプログラム
CN102224492B (zh) 数据维护***
US7386549B2 (en) Integration of business process and use of fields in a master database
CN100361064C (zh) 写入过程管理方法和***
US7650363B2 (en) Document management system, document management program and recording medium
CN101477516A (zh) 一种电子数据处理方法和***
JP3586616B2 (ja) ファイル管理方法
JP3831239B2 (ja) 文書管理システムおよび文書管理装置
CN103514185B (zh) 导航地图多个更新区域的数据库文件访问管理方法及装置
JP5082455B2 (ja) 文書管理サーバ及びプログラム
JP3769775B2 (ja) 分散リンク情報維持方法
JP3641353B2 (ja) ディレクトリ情報管理方法、および、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体
JP2020024507A (ja) 文書ファイル移行装置
JP4776706B2 (ja) 文書管理装置及び文書管理プログラム
JP2006004024A (ja) ディレクトリサーバに実行させるためのプログラム
JPH11120054A (ja) 電子文書管理装置および電子文書管理方法並びに電子文書管理プログラムを記録した記録媒体
JPH01134664A (ja) 情報処理システム
JP2004157794A (ja) 電子カルテシステム
JP2000113007A (ja) Cad/pdm連携システム、cad/pdm連携方法、cad/pdm連携プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2021144663A (ja) ストレージシステム、移行元のストレージ装置および移行先のストレージ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040416

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040713

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070813

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees