JP2021144663A - ストレージシステム、移行元のストレージ装置および移行先のストレージ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】テープ媒体を使用したストレージ装置をリプレイスする際に、コストを抑える。【解決手段】ストレージシステム9は、テープ媒体を用いた第1のストレージ装置1と第2のストレージ装置2とを備える。第1のストレージ装置1から第2のストレージ装置2に置き換えるために、オブジェクト単位のデータを移行する際に、第1のストレージ装置1は、オブジェクト単位のデータの代わりに、データに対応するダミーデータを生成し、オブジェクトを管理する管理情報およびダミーデータを第2のストレージ装置2に送信する。第2のストレージ装置2は、管理情報をオブジェクトに対応付けて管理情報DB222に格納し、ダミーデータを破棄する。【選択図】図1
Description
本発明は、ストレージシステムなどに関する。
テープ媒体を使用したストレージ装置をリプレイスする技術が開示されている。
例えば、第1の記録媒体に記録されたデータを第2の記録媒体へ移行する移行を支援する装置は、第1の記録媒体に記録された各データについて、第1の記録媒体から各データが読み出された回数を取得する。そして、装置は、取得した回数を用いて各データのアクセス頻度を把握し、アクセス頻度に基づいて第2の記録媒体における各データの記録位置を決定する(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、第1のストレージ装置に保存されている保存データを第2のストレージ装置に移行する際に、動作環境特定情報および保存ソフト環境を、保存データに関連付けて第2のストレージ装置に格納する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、テープ媒体を使用したストレージ装置をリプレイスする際に、コストがかかるという問題がある。例えば、テープ媒体を使用したストレージシステムは、第1のストレージ装置から第2のストレージ装置へデータを移行する際に、第1のストレージ装置のテープ媒体に記録されたデータを読み込む。そして、ストレージシステムは、読み込んだデータを第2のストレージ装置へ書き込む。このため、データの移行に時間がかかる。すなわち、テープ媒体を使用したストレージ装置をリプレイスする際に、コストがかかってしまう。
1つの側面では、本発明は、テープ媒体を使用したストレージ装置をリプレイスする際に、コストを抑えることを目的とする。
本願の開示するストレージシステムは、カートリッジのストレージ媒体を用いた第1ストレージ装置と第2ストレージ装置とを備える。前記第1ストレージ装置から前記第2ストレージ装置に置き換えるために、オブジェクト単位のデータを移行する際に、前記第1ストレージ装置は、前記オブジェクト単位のデータの代わりに、前記データに対応するダミーデータを生成する生成部と、前記オブジェクトを管理する管理情報および前記ダミーデータを前記第2ストレージ装置に送信する送信部と、を有する。前記第2ストレージ装置は、前記管理情報を前記オブジェクトに対応付けて記憶部に格納する管理情報格納部と、前記ダミーデータを破棄するデータ破棄部と、を有する。
本願の開示するシステムの1つの態様によれば、テープ媒体を使用したストレージ装置をリプレイスする際に、コストを抑えることができる。
以下に、本願の開示するストレージシステム、移行元のストレージ装置および移行先のストレージ装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、テープカートリッジを使用したストレージ装置のリプレイスの参考例を。図8を参照して説明する。図8は、テープカートリッジを使用したストレージ装置のリプレイスの処理の参考例を示す図である。図8では、テープカートリッジを使用した旧ストレージ装置から新ストレージ装置へストレージ装置をリプレイスする場合である。ここでいうテープカートリッジは、オブジェクトストレージである。オブジェクトストレージは、データをオブジェクト単位で扱う記憶媒体である。オブジェクトは、メタデータによって管理される。
オブジェクトストレージとしてのテープカートリッジを使用したストレージ装置は、AFSOLおよびLTFS(Linear Tape File System)を備える。AFSOLとは、各テープカートリッジのフォルダを1つのフォルダにみせる機能のことをいうものとする。また、LTFSとは、テープカートリッジごとにファイルシステムのフォルダとしてみせる機能のことをいうものとする。AFSOLおよびLTFSは、テープカートリッジにファイルシステムの概念を導入するために用いられる。
旧ストレージ装置において、旧AFSOLが、オブジェクトの移行(マイグレーション)命令を受け取ると、管理情報DBを基に、該当するオブジェクトのIDに対応付けられた旧テープカートリッジから該当するオブジェクトを読み出す。ここでは、移行命令がされたオブジェクトは、OBJ#11、OBJ#1nであるとすると、旧AFSOLは、旧テープカートリッジからOBJ#11、OBJ#1nを読み出す。
そして、旧ストレージ装置は、読み出されたオブジェクトを新ストレージ装置へ送信する。ここでは、OBJ#11、OBJ#1nが新ストレージ装置へ送信される。
そして、新ストレージ装置において、新AFSOLが、送信されたオブジェクトのIDと新テープカートリッジとを対応付け、管理情報DBへ記録する。ここでは、新AFSOLは、OBJ#11、OBJ#1nを、それぞれ新テープカートリッジ#2−1、#2−nと対応付けて、管理情報DBへ記録する。
そして、新AFSOLは、送信されたオブジェクトを新テープカートリッジへ記録する。ここでは、OBJ#11は、新テープカートリッジ#2−1に記録され、OBJ#1nは、新テープカートリッジ#2−nに記録される。
このようにして、テープカートリッジを使用したストレージ装置をリプレイスする際に、システムは、旧ストレージ装置からオブジェクトを読み込み、新ストレージ装置へオブジェクトを書き込むため、オブジェクトの読み書きに時間がかかる。すなわち、テープカートリッジを使用したストレージ装置をリプレイスする際に、コストがかかってしまう。特に、オブジェクトの移行命令は、テープカットリッジ上のオブジェクトの記録順に発行されるわけではないので、ストレージ装置は、テープカートリッジ上のオブジェクトの読み込み時にシークが多発し、読み込みに時間がかかる。すなわち、テープカートリッジを使用したストレージ装置をリプレイスする際に、コストがかかってしまう。
そこで、実施例では、テープカートリッジを使用したストレージ装置をリプレイスする際に、コストを抑えることができるストレージシステムについて説明する。
[ストレージシステムの機能構成]
図1は、実施例に係るストレージシステムの機能構成の一例を示す図である。図1に示すように、ストレージシステム9は、ストレージサーバ3と、第1のストレージ装置1と、第2のストレージ装置2とを有する。ストレージシステム9は、第1のストレージ装置1から第2のストレージ装置2へストレージ装置を置き換えるために、オブジェクト単位のデータを移行する。以降では、データの移行のことを「マイグレーション」という場合がある。
図1は、実施例に係るストレージシステムの機能構成の一例を示す図である。図1に示すように、ストレージシステム9は、ストレージサーバ3と、第1のストレージ装置1と、第2のストレージ装置2とを有する。ストレージシステム9は、第1のストレージ装置1から第2のストレージ装置2へストレージ装置を置き換えるために、オブジェクト単位のデータを移行する。以降では、データの移行のことを「マイグレーション」という場合がある。
なお、ストレージシステム9が扱うストレージは、オブジェクトストレージである。オブジェクトストレージは、データをオブジェクト単位で扱う記憶媒体である。実施例では、テープカートリッジが、オブジェクトストレージであるとする。また、第1のストレージ装置1および第2のストレージ装置2は、AFSOLおよびLTFSを有するものとする。AFSOLとは、各テープカートリッジのフォルダを1つのフォルダにみせる機能のことをいう。LTFSとは、テープカートリッジごとにファイルシステムのフォルダとしてみせる機能のことをいう。AFSOLおよびLTFSは、テープカートリッジにファイルシステムの概念を導入するために用いられる。すなわち、AFSOLおよびLTFSは、各テープカートリッジをフォルダ(ディレクトリ)としてみせることができる。また、以降、テープカートリッジのことを、「カートリッジ」と略記する場合がある。
ストレージサーバ3は、リプレイス元(移行元)およびリプレイス先(移行先)の第1のストレージ装置1および第2のストレージ装置2を制御するサーバである。ストレージサーバ3は、オブジェクトのマイグレーション処理命令をリプレイス元の第1のストレージ装置1に送信する。オブジェクトのマイグレーション処理命令は、例えば、リプレイス元(移行元)の第1のストレージ装置1のテープ装置にあるドライブが故障した場合やテープ装置の規格が変わった場合に発行される。また、オブジェクトのマイグレーション処理命令には、例えば、マイグレーションを行う単数または複数のオブジェクトのIDが含まれる。
第1のストレージ装置1は、リプレイス元のストレージ装置である。第1のストレージ装置1は、データ管理機能部11、テープ制御機能部12およびテープ装置13を有する。
データ管理機能部11は、オブジェクトストレージのデータを管理する。データ管理機能部11は、オブジェクトという単位で扱われるデータ(オブジェクトストレージのデータ)およびフォルダを管理する。例えば、データ管理機能部11は、後述する移行制御機能部123によって生成される、移行対象のオブジェクトのデータに対応するダミーデータをオブジェクトのメタデータとともに第2のストレージ装置2へ送信する。メタデータには、データの作成日、作成者、データの種類、保存期間やコピー回数等が含まれる。
テープ制御機能部12は、テープカートリッジを制御する。テープ制御機能部12は、更新機能部121、管理情報DB122および移行制御機能部123を有する。なお、テープ制御機能部12は、AFSOLに対応する機能部である。
更新機能部121は、管理情報DB122に対して、オブジェクトに対応する管理情報を格納する。
管理情報DB122は、管理情報を記憶する。管理情報には、オブジェクトの情報およびテープカートリッジの情報並びにオブジェクトとテープカートリッジとの対応付けの情報が含まれる。ここで、管理情報DB122の一例を、図2を参照して説明する。
図2は、実施例に係る管理情報DBの一例を示す図である。図2に示すように、管理情報DB122は、対応管理テーブル122aおよびカートリッジ管理テーブル122bを有する。
対応管理テーブル122aは、オブジェクトの情報およびカートリッジのID(IDentifier)を対応付けて記憶する。オブジェクトの情報には、ID、DBシステム上のパス、状態およびサイズが含まれる。IDは、オブジェクトを一意に表す識別子である。DBシステム上のパスは、LTFSによって管理されるDBシステム上のオブジェクトのパスを示す。状態は、オブジェクトの現在の状態を示す。状態には、新規に追加された状態を示す「新」、更新された状態を示す「更新」、削除された状態を示す「削除」等が含まれる。サイズは、オブジェクトの大きさを示す。カートリッジのIDは、オブジェクトが記憶されているカートリッジのIDを示す。カートリッジのIDとオブジェクトのIDとが対応付けられる。
カートリッジ管理テーブル122bは、ID、状態、庫内外および規格IDを対応付けて記憶する。IDは、カートリッジを一意に表す識別子である。状態は、カートリッジの現在の状態を示す。状態には、通常であることを示す「通常」、読み込みの故障を示す「読故障」、書込みの故障を示す「書故障」が含まれる。庫内外は、カートリッジの存在する場所を示す。庫内外には、保管庫内にあることを示す「庫内」、保管庫外にあることを示す「庫外」、廃棄したことを示す「廃棄」が含まれる。規格IDは、カートリッジの規格を示すIDである。
図1に戻って、移行制御機能部123は、オブジェクトのマイグレーション(移行)制御を行う。例えば、移行制御機能部123は、オブジェクトの移行開始を第2のストレージ装置2へ通知する。また、移行制御機能部123は、管理情報DB122を参照して、移行対象のオブジェクトのサイズを取得する。移行制御機能部123は、移行対象のオブジェクトに対して、取得したサイズのダミーデータを生成する。すなわち、移行制御機能部123は、オブジェクトのデータをカートリッジから読み込まず、オブジェクトに対応するダミーデータを生成する。また、移行制御機能部123は、第2のストレージ装置2上の予め定められた規定の場所(HDD:Hard Disk Drive)からオブジェクトに対応するメタデータを読み込む。また、移行制御機能部123は、オブジェクトの移行終了を第2のストレージ装置2へ通知する。また、移行制御機能部123は、移行対象のオブジェクトに紐付いた管理情報を第2のストレージ装置2へ送信する。ここでいう管理情報には、オブジェクトのIDに対応付けられる対応管理テーブル122aの情報およびカートリッジ管理テーブル122bの情報が含まれる。
テープ装置13は、複数のテープドライブを搭載することが可能な装置である。テープドライブは、テープカートリッジを搭載する。なお、テープ装置13は、テープカートリッジごとにファイルシステムのフォルダとしてみせるLTFSに対応する。
第2のストレージ装置2は、リプレイス先のストレージ装置である。第2のストレージ装置2は、データ管理機能部21、テープ制御機能部22およびテープ装置23を有する。
データ管理機能部21は、オブジェクトストレージのデータを管理する。データ管理機能部21は、オブジェクトという単位で扱われるデータ(オブジェクトストレージのデータ)およびフォルダを管理する。例えば、データ管理機能部21は、第1のストレージ装置1から送信されたダミーデータおよびメタデータを受信する。
テープ制御機能部22は、テープカートリッジを制御する。テープ制御機能部22は、更新機能部221、管理情報DB222および移行制御機能部223を有する。なお、テープ制御機能部22は、AFSOLに対応する機能部である。
更新機能部221は、管理情報DB222に対して、オブジェクトに対応する管理情報を格納する。例えば、更新機能部221は、後述する移行制御機能部223から管理情報の更新の依頼を受け取ると、第1のストレージ装置1から送信された、移行対象のオブジェクトに紐付いた管理情報を管理情報DB222に登録する。
管理情報DB222は、管理情報を記憶する。管理情報には、オブジェクトの情報およびテープカートリッジの情報並びにオブジェクトとテープカートリッジの対応付けの情報が含まれる。なお、管理情報DB222のデータ構造は、管理情報DB122と同様であるので、その説明を省略する。
移行制御機能部223は、オブジェクトのマイグレーション(移行)を行う。例えば、移行制御機能部223は、オブジェクトの移行開始の通知を受け取った後に、オブジェクトに対応するメタデータを受信すると、受信したメタデータを予め定められた規定の場所に記録する。また、移行制御機能部223は、オブジェクトの移行開始の通知を受け取った後に、オブジェクトに対応するダミーデータを受信すると、受信したダミーデータを破棄する。また、移行制御機能部223は、オブジェクトの移行終了の通知を受け取った後に、オブジェクトに対応する管理情報を受信すると、受信した管理情報の更新を更新機能部221に依頼する。管理情報の更新の依頼を受けた更新機能部221が、オブジェクトに対応する管理情報を管理情報DB222に登録すると、このオブジェクトが記録されたテープカートリッジを再利用することが可能となる。
つまり、仮にオブジェクトの本来のデータが移行される場合には、カートリッジのIDやLTFSによって管理されるDBシステム上のパスは、データの移行に伴い変わってしまうので、管理情報とカートリッジの整合性が取れなくなる。移行制御機能部223は、オブジェクトに対応するデータをダミーデータとして破棄する。加えて、移行制御機能部223は、カートリッジのIDやLTFSによって管理されるDBシステム上のパスを第1のストレージ装置1の管理情報と同じにすることで、管理情報とカートリッジの整合性を取ることができる。この結果、移行対象のオブジェクトが記録されたテープカートリッジを再利用することが可能となる。
テープ装置23は、複数のテープドライブを搭載することが可能な装置である。テープドライブは、テープカートリッジを搭載する。なお、テープ装置23は、テープカートリッジごとにファイルシステムのフォルダとしてみせるLTFSに対応する。
[第1のストレージ装置の移行処理のフローチャート]
図3は、実施例に係る第1のストレージ装置の移行処理のフローチャートの一例を示す図である。なお、図3では、データ管理機能部11をオブジェクトストレージ(ObjectStorage)のデータ(Data)を管理する(Manage)機能としてOSDM#1と記載する。テープ制御機能部12をAFSOL#1と記載する。移行制御機能部123をマイグレーション(Migration)を制御する(Control)機能(Function)としてMCF#1と記載する。データ管理機能部21をオブジェクトストレージのデータを管理する機能としてOSDM#2と記載する。テープ制御機能部22をAFSOL#2と記載する。移行制御機能部223をマイグレーションを制御する機能としてMCF#2と記載する。ここでは、ストレージサーバ3が、OSDM#1からOSDM#2へのオブジェクトのマイグレーション(移行)処理命令を発行したとする。マイグレーション(移行)処理命令には、マイグレーション処理における対象のオブジェクトのIDが複数含まれているとする。
図3は、実施例に係る第1のストレージ装置の移行処理のフローチャートの一例を示す図である。なお、図3では、データ管理機能部11をオブジェクトストレージ(ObjectStorage)のデータ(Data)を管理する(Manage)機能としてOSDM#1と記載する。テープ制御機能部12をAFSOL#1と記載する。移行制御機能部123をマイグレーション(Migration)を制御する(Control)機能(Function)としてMCF#1と記載する。データ管理機能部21をオブジェクトストレージのデータを管理する機能としてOSDM#2と記載する。テープ制御機能部22をAFSOL#2と記載する。移行制御機能部223をマイグレーションを制御する機能としてMCF#2と記載する。ここでは、ストレージサーバ3が、OSDM#1からOSDM#2へのオブジェクトのマイグレーション(移行)処理命令を発行したとする。マイグレーション(移行)処理命令には、マイグレーション処理における対象のオブジェクトのIDが複数含まれているとする。
第1のストレージ装置1において、OSDM#1が、OSDM#1からOSDM#2へのオブジェクトのマイグレーション処理命令を受け付ける(ステップS11)。MCF#11が、OSDM#1からオブジェクトのマイグレーション処理命令を受けると、第2のストレージ装置2におけるMCF#2へマイグレーション処理の開始を通知する(ステップS12)。
MCF#1が、OSDM#1から対象のオブジェクトの読込命令を受けると、管理情報DB122に記録されている対象のオブジェクトのサイズのダミ―データを生成する(ステップS13)。すなわち、MCF#1は、対象のオブジェクトのデータをテープカートリッジから読み込まないで、当該オブジェクトのサイズと同じ大きさのダミーデータを生成する。そして、MCF#1が、ダミーデータと対象のオブジェクトに対応するメタデータとをOSDM#1へ返す(ステップS14)。
そして、OSDM#1が、ダミーデータと対象のオブジェクトに対応するメタデータとを第2のストレージ装置2におけるOSDM#2へ送信する(ステップS15)。
そして、MCF#1は、オブジェクトのマイグレーション処理が終了したか否かを判定する(ステップS16)。オブジェクトのマイグレーション処理が終了していないと判定した場合には(ステップS16;No)、MCF#1は、次の対象のオブジェクトをマイグレーション処理すべく、ステップS13に移行する。
一方、オブジェクトのマイグレーション処理が終了したと判定した場合には(ステップS16;Yes)、MCF#1が、マイグレーション処理終了を第2のストレージ装置2におけるOSDM#2へ通知する(ステップS17)。
そして、MCF#1は、対象のオブジェクトに対応する管理情報を第2のストレージ装置2におけるMCF#2へ送信する(ステップS18)。そして、第1のストレージ装置1は、マイグレーション(移行)処理を終了する。
[第2のストレージ装置の移行処理のフローチャート]
図4は、実施例に係る第2のストレージ装置の移行処理のフローチャートの一例を示す図である。なお、図4では、図3と同様に、データ管理機能部11をOSDM#1と記載する。テープ制御機能部12をAFSOL#1と記載する。移行制御機能部123をMCF#1と記載する。データ管理機能部21をOSDM#2と記載する。テープ制御機能部22をAFSOL#2と記載する。移行制御機能部223をMCF#2と記載する。ここでは、第2のストレージ装置2におけるOSDM#2が、ダミーデータおよびメタデータを受信したとする。
図4は、実施例に係る第2のストレージ装置の移行処理のフローチャートの一例を示す図である。なお、図4では、図3と同様に、データ管理機能部11をOSDM#1と記載する。テープ制御機能部12をAFSOL#1と記載する。移行制御機能部123をMCF#1と記載する。データ管理機能部21をOSDM#2と記載する。テープ制御機能部22をAFSOL#2と記載する。移行制御機能部223をMCF#2と記載する。ここでは、第2のストレージ装置2におけるOSDM#2が、ダミーデータおよびメタデータを受信したとする。
第2のストレージ装置2において、MCF#2が、受信データがダミーデータであるか否かを判定する(ステップS21)。受信データがダミーデータであると判定した場合には(ステップS21;Yes)、MCF#2は、マイグレーション用のダミーデータを破棄する(ステップS22)。そして、MCF#2は、ステップS24に移行する。
一方、受信データがダミーデータでないと判定した場合には(ステップS21;No)、メタデータを受けたMCF#2が、第2のストレージ装置2上の予め定められた規定の場所に記録する(ステップS23)。そして、MCF#2は、ステップS24に移行する。
ステップS24において、AFSOL#2が、OSDM#2経由でマイグレーション処理終了通知を受け付けたか否かを判定する(ステップS24)。OSDM#2経由でマイグレーション処理通知を受け付けていないと判定した場合には(ステップS24;No)、MCF#2は、次の受信データの処理をすべく、ステップS21に移行する。
一方、OSDM#2経由でマイグレーション処理通知を受け付けたと判定した場合には(ステップS24;Yes)、MCF#2は、第1のストレージ装置1におけるMCF#1から送信された、対象のオブジェクトに対応する管理情報を更新機能部221に登録依頼する(ステップS25)。そして、登録依頼を受けた更新機能部221は、対象のオブジェクトに対応する管理情報を管理情報DB222に登録する(ステップS26)。
そして、MCF#2は、管理情報DB222、オブジェクトのデータおよびメタデータの管理を通常運用で実施する(ステップS27)。
そして、運用者が、第1のストレージ装置1のテープ装置13に搭載されたテープカートリッジを第2のストレージ装置2のテープ装置23へ移し替えする(ステップS28)。これにより、テープカートリッジのマイグレーション(移行)処理が終了する。
そして、運用者が、第1のストレージ装置1を撤去する(ステップS29)。この結果、ストレージ装置のリプレイスが終了する。
これにより、ストレージシステム9は、テープカートリッジを使用したストレージ装置をリプレイスする際に、オブジェクトの読み書きをしないでオブジェクトの移行を行うので、オブジェクトの移行時間のコストを抑制できる。また、ストレージシステム9は、オブジェクトの読み書きをしないでオブジェクトの移行を行うので、テープカートリッジ上のオブジェクトの読み込み時のシークがなくなり、読み込みにかかるコストを抑制でき、オブジェクトの移行時間のコストを抑制できる。
[移行処理のシーケンス]
図5は、実施例に係る移行処理のシーケンスの一例を示す図である。なお、図5では、図3,4と同様に、データ管理機能部11をOSDM#1と記載する。テープ制御機能部12をAFSOL#1と記載する。移行制御機能部123をMCF#1と記載する。データ管理機能部21をOSDM#2と記載する。テープ制御機能部22をAFSOL#2と記載する。移行制御機能部223をMCF#2と記載する。
図5は、実施例に係る移行処理のシーケンスの一例を示す図である。なお、図5では、図3,4と同様に、データ管理機能部11をOSDM#1と記載する。テープ制御機能部12をAFSOL#1と記載する。移行制御機能部123をMCF#1と記載する。データ管理機能部21をOSDM#2と記載する。テープ制御機能部22をAFSOL#2と記載する。移行制御機能部223をMCF#2と記載する。
図5に示すように、第1のストレージ装置1において、OSDM#1(11)は、ストレージサーバ3から発行されたオブジェクトのマイグレーション処理の開始命令を受け付けると、AFSOL#1(12)を経由してMCF#1(123)に通知する(<1>)。MCF#1(123)は、オブジェクトのマイグレーション処理の開始命令を第2のストレージ装置2のMCF#2(223)に通知する(<2>)。
第1のストレージ装置1において、OSDM#1(11)が、オブジェクトの読込命令を、AFSOL#1(12)を経由してMCF#1(123)に通知する。MCF#1(123)は、対象のオブジェクトのダミーデータおよびメタデータをAFSOL#1(12)を経由してOSDM#1(11)に返信する(<3>)。例えば、MCF#1(123)は、管理情報DB122を参照して、移行対象のオブジェクトのサイズを取得し、取得したサイズのダミーデータを生成する。すなわち、MCF#1(123)は、オブジェクトのデータをカートリッジから読み込まず、オブジェクトに対応するダミーデータを生成する。MCF#1(123)は、第1のストレージ装置1上の予め定められた規定の場所からオブジェクトに対応するメタデータを読み込む。そして、MCF#1(123)は、対象のオブジェクトに対応するダミーデータおよびメタデータをOSDM#1(11)に返信する。
第1のストレージ装置1において、OSDM#1(11)は、対象のオブジェクトに対応するダミーデータおよびメタデータを第2のストレージ装置2のOSDM#2(21)へ送信する。第2のストレージ装置2において、OSDM#2(21)は、受信した対象のオブジェクトに対応するダミーデータおよびメタデータをAFSOL#2(22)を経由してMCF#2(223)に送信する(<4>)。
第2のストレージ装置2において、MCF#2(223)は、受信した対象のオブジェクトに対応するダミーデータを破棄する(<5>)。そして、MCF#2(223)は、受信した対象のオブジェクトに対応するメタデータの更新を更新機能部221に依頼する(<6>)。そして、更新機能部221は、対象のオブジェクトに対応するメタデータを規定の場所に記録する。
第1のストレージ装置1において、対象のオブジェクトに対応するダミーデータおよびダミーデータを送信したOSDM#1(11)は、オブジェクトのマイグレーション終了通知を、ストレージサーバ3に送信する。また、OSDM#1(11)は、オブジェクトのマイグレーション終了通知を、AFSOL#1(12)を経由してMCF#1(123)に通知する(<7>)。MCF#1(123)は、オブジェクトのマイグレーション終了通知を第2のストレージ装置2のMCF#2(223)に通知する(<8>,<9>)。
また、MCF#1(123)は、対象のオブジェクトに紐付いた管理情報を管理情報DB122から読み込み、第2のストレージ装置2のMCF#2(223)に送信する(<10>)。ここでいう管理情報には、対象のオブジェクトのIDに対応付けられる対応管理テーブル233aの対応管理情報およびカートリッジ管理テーブル122bのカートリッジ管理情報が含まれる。
第2のストレージ装置2において、対象のオブジェクトに対応する管理情報を受信したMCF#2(223)は、当該管理情報の更新を更新機能部221に依頼する(<11>)。管理情報の更新の依頼を受け付けた更新機能部221は、管理情報DB222に対して、当該管理情報を対象のオブジェクトのIDに対応付けて登録する(<12>)。
そして、第2のストレージ装置2において、MCF#2(223)は、通常運用モードへ変更する(<13>)。すなわち、MCF#2(223)は、オブジェクトのデータおよびメタデータの管理を通常運用で実施する。
この後、運用者は、第1のストレージ装置1のテープ装置13に搭載されたテープカートリッジを第2のストレージ装置2のテープ装置23へ移動する(<14>)。これにより、テープカートリッジのマイグレーション(移行)処理が終了する。そして、運用者は、第1のストレージ装置1を撤去する(<15>)。この結果、ストレージ装置のリプレイスが終了する。
[移行中の読み書き処理のシーケンス]
図6は、実施例に係る移行中の読み書き処理のシーケンスの一例を示す図である。なお、図5に示す移行処理と同一の処理については同一符号を示すことで、その重複する処理の説明については省略する。また、破線の矢印が読み書き処理である。
図6は、実施例に係る移行中の読み書き処理のシーケンスの一例を示す図である。なお、図5に示す移行処理と同一の処理については同一符号を示すことで、その重複する処理の説明については省略する。また、破線の矢印が読み書き処理である。
図6に示すように、ストレージサーバ3は、移行中に、第1のストレージ装置1に対して、オブジェクトの読込み要求を発行したとする(<20>)。すると、第1のストレージ装置1において、OSDM#(11)は、オブジェクトの読込み要求を受け付けると、AFSOL#1(12)を経由してMCF#1(123)に通知する。MCF#1(123)は、テープ装置13から読み込み要求のオブジェクトを読み込んで、AFSOL#1(12)を経由してOSDM#1(11)に返す。OSDM#1(11)は、読み込まれたオブジェクトをストレージサーバ3に返す。
また、ストレージサーバ3は、移行中に、第1のストレージ装置1に対して、オブジェクトの書き込み要求を発行したとする(<30>)。すると、第1のストレージ装置1において、OSDM#(11)は、オブジェクトの書き込み要求を受け付けると、AFSOL#1(12)を経由してMCF#1(123)に通知する。MCF#1(123)は、オブジェクトの書き込み要求を第2のストレージ装置2のMCF#2(223)に通知する。MCF#2(223)は、書き込み要求のオブジェクトの書き込みを更新機能部221に依頼する。更新機能部221は、テープカートリッジの移行処理が終了した後、すなわち、テープカートリッジをテープ装置23へ移動したタイミングで、書き込み要求のオブジェクトをテープ装置23に書き込む。また、更新機能部221は、書き込み要求のオブジェクトがテープ装置23に書き込まれた後に、オブジェクトに対応する管理情報を更新する。
[実施例の効果]
上記実施例によれば、ストレージシステム9は、カートリッジのストレージ媒体を用いた第1のストレージ装置1と第2のストレージ装置2とを備える。第1のストレージ装置1から第2のストレージ装置2に置き換えるために、オブジェクト単位のデータを移行する際に、第1のストレージ装置1は、オブジェクト単位のデータの代わりに、データに対応するダミーデータを生成する。第1のストレージ装置1は、オブジェクトを管理する管理情報およびダミーデータを第2のストレージ装置2に送信する。第2のストレージ装置2は、管理情報をオブジェクトに対応付けて管理情報DB222に格納する。そして、第2のストレージ装置2は、ダミーデータを破棄する。かかる構成によれば、ストレージシステム9は、カートリッジのストレージ媒体を用いた第1のストレージ装置1を第2のストレージ装置2にリプレイスする際に、コストを抑えることができる。
上記実施例によれば、ストレージシステム9は、カートリッジのストレージ媒体を用いた第1のストレージ装置1と第2のストレージ装置2とを備える。第1のストレージ装置1から第2のストレージ装置2に置き換えるために、オブジェクト単位のデータを移行する際に、第1のストレージ装置1は、オブジェクト単位のデータの代わりに、データに対応するダミーデータを生成する。第1のストレージ装置1は、オブジェクトを管理する管理情報およびダミーデータを第2のストレージ装置2に送信する。第2のストレージ装置2は、管理情報をオブジェクトに対応付けて管理情報DB222に格納する。そして、第2のストレージ装置2は、ダミーデータを破棄する。かかる構成によれば、ストレージシステム9は、カートリッジのストレージ媒体を用いた第1のストレージ装置1を第2のストレージ装置2にリプレイスする際に、コストを抑えることができる。
また、上記実施例によれば、第1のストレージ装置1は、第1のストレージ装置1に用いられたカートリッジのストレージ媒体から読み込んで得られるオブジェクト単位のデータを用いないで、オブジェクト単位のデータの大きさのダミーデータを生成する。第2のストレージ装置2は、第2のストレージ装置2に用いられたカートリッジのストレージ媒体にオブジェクト単位のデータを書き込まないで、ダミーデータを破棄する。かかる構成によれば、ストレージシステム9は、第1のストレージ装置1からデータを読み込み、第2のストレージ装置2へデータを書き込まないで、読み込み時間のコストを抑えることができる。
また、上記実施例によれば、第2のストレージ装置2は、第1のストレージ装置1のオブジェクトに対応するストレージ媒体のカートリッジを第2のストレージ装置2に差し替えることでオブジェクト単位のデータを移行し、前記ダミーデータを破棄する。かかる構成によれば、ストレージシステム9は、第1のストレージ装置1に用いられたカートリッジを第2のストレージ装置2に差し替えることで、カートリッジを再利用することができ、新たなカートリッジを購入する費用(コスト)を抑えることができる。
また、上記実施例によれば、第1のストレージ装置1は、オブジェクト単位のデータを移行中に、上位装置からデータの読み込み命令を受け取ると、読み込み命令に対応するデータをストレージ媒体から読み込み、読み込みデータを上位装置へ返却する。かかる構成によれば、第1のストレージ装置1は、データの移行中であっても、読み込み命令をブロックしないで、読み込み処理を行うことで、システムの可用性を高めることができる。
また、上記実施例によれば、第1のストレージ装置1は、オブジェクト単位のデータを移行中に、上位装置からデータの書き込み命令を受け取ると、データの書き込み命令を第2のストレージ装置2に通知する。第2のストレージ装置2は、データの書き込み命令を受け取ると、データの書き込み命令を、オブジェクト単位のデータの移行を終えた後に実行する。かかる構成によれば、第2のストレージ装置2は、データの移行中であっても、書き込み命令をブロックしないで、書き込み命令を蓄積することで、システムの可用性を高めることができる。
[その他]
なお、図示した第1のストレージ装置1の各機能部の機能は、第2のストレージ装置2の同一名称の機能部の機能を備え、第2のストレージ装置2の各機能部の機能は、第1のストレージ装置1の同一名称の機能部の機能を備えても良い。これにより、第2のストレージ装置2が、他のストレージ装置にリプレイスする場合には、第1のストレージ装置1に記載の各機能部を用いることができる。
なお、図示した第1のストレージ装置1の各機能部の機能は、第2のストレージ装置2の同一名称の機能部の機能を備え、第2のストレージ装置2の各機能部の機能は、第1のストレージ装置1の同一名称の機能部の機能を備えても良い。これにより、第2のストレージ装置2が、他のストレージ装置にリプレイスする場合には、第1のストレージ装置1に記載の各機能部を用いることができる。
また、図示した装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、装置の分散・統合の具体的態様は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、データ管理機能部11と、テープ制御機能部12とを1個の部として統合しても良い。一方、移行制御機能部123を、ダミーデータを生成する機能部と、メタデータを読み込む読込部と、第2のストレージ装置2と通信する通信部とを分散しても良い。
また、上記実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図1に示した第1のストレージ装置1および第2のストレージ装置2と同様の機能を実現する移行処理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図7は、移行処理プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図7に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU203と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置215と、表示装置209を制御する表示制御部207とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラムなどを読取るドライブ装置213と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行う通信制御部217とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するメモリ201と、HDD(Hard Disk Drive)205を有する。そして、メモリ201、CPU203、HDD205、表示制御部207、ドライブ装置213、入力装置215、通信制御部217は、バス219で接続されている。
ドライブ装置213は、例えばリムーバブルディスク211用の装置である。HDD205は、移行処理プログラム205aおよび移行処理関連情報205bを記憶する。
CPU203は、移行処理プログラム205aを読み出して、メモリ201に展開し、プロセスとして実行する。かかるプロセスは、第1のストレージ装置1および第2のストレージ装置2の各機能部に対応する。移行処理関連情報205bは、管理情報DB122,222に対応する。そして、例えばリムーバブルディスク211が、移行処理プログラム205aなどの各情報を記憶する。
なお、移行処理プログラム205aについては、必ずしも最初からHDD205に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、光磁気ディスク、IC(Integrated Circuit)カードなどの「可搬用の物理媒体」に当該プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ200がこれらから移行処理プログラム205aを読み出して実行するようにしても良い。
1 第1のストレージ装置
11 データ管理機能部
12 テープ制御機能部
121 更新機能部
122 管理情報DB
123 移行制御機能部
13 テープ装置
2 第2のストレージ装置
21 データ管理機能部
22 テープ制御機能部
221 更新機能部
222 管理情報DB
223 移行制御機能部
23 テープ装置
3 ストレージサーバ
9 ストレージシステム
11 データ管理機能部
12 テープ制御機能部
121 更新機能部
122 管理情報DB
123 移行制御機能部
13 テープ装置
2 第2のストレージ装置
21 データ管理機能部
22 テープ制御機能部
221 更新機能部
222 管理情報DB
223 移行制御機能部
23 テープ装置
3 ストレージサーバ
9 ストレージシステム
Claims (7)
- カートリッジのストレージ媒体を用いた第1ストレージ装置と第2ストレージ装置とを備えるストレージシステムであって、
前記第1ストレージ装置から前記第2ストレージ装置に置き換えるために、オブジェクト単位のデータを移行する際に、
前記第1ストレージ装置は、
前記オブジェクト単位のデータの代わりに、前記データに対応するダミーデータを生成する生成部と、
オブジェクトを管理する管理情報および前記ダミーデータを前記第2ストレージ装置に送信する送信部と、
を有し、
前記第2ストレージ装置は、
前記管理情報を前記オブジェクトに対応付けて記憶部に格納する管理情報格納部と、
前記ダミーデータを破棄するデータ破棄部と、
を有することを特徴とするストレージシステム。 - 前記生成部は、前記第1ストレージ装置に用いられたカートリッジのストレージ媒体から読み込んで得られるオブジェクト単位のデータを用いないで、オブジェクト単位のデータの大きさのダミーデータを生成し、
前記データ破棄部は、前記第2ストレージ装置に用いられたカートリッジのストレージ媒体にオブジェクト単位のデータを書き込まないで、前記ダミーデータを破棄する
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。 - 前記データ破棄部は、前記第1ストレージ装置の前記オブジェクトに対応するストレージ媒体のカートリッジを前記第2ストレージ装置に差し替えることで前記オブジェクト単位のデータを移行し、前記ダミーデータを破棄する
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。 - 前記第1ストレージ装置は、
前記オブジェクト単位のデータを移行中に、上位装置からデータの読み込み命令を受け取ると、前記読み込み命令に対応するデータを前記ストレージ媒体から読み込み、読み込みデータを前記上位装置へ返却する読書部
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。 - 前記第1ストレージ装置は、
前記オブジェクト単位のデータを移行中に、上位装置からデータの書き込み命令を受け取ると、前記データの書き込み命令を前記第2ストレージ装置に通知する通知部
をさらに有し、
前記第2ストレージ装置は、
前記データの書き込み命令を受け取ると、前記データの書き込み命令を蓄積し、オブジェクト単位のデータの移行を終えた後に実行する書込部
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。 - カートリッジのストレージ媒体を用いた第1ストレージ装置から第2ストレージ装置に置き換えるために、オブジェクト単位のデータを移行する際に、前記オブジェクト単位のデータの代わりに、前記データに対応するダミーデータを生成する生成部と、
オブジェクトを管理する管理情報および前記ダミーデータを前記第2ストレージ装置に送信する送信部と、
を有することを特徴とする移行元のストレージ装置。 - カートリッジのストレージ媒体を用いた第1ストレージ装置から第2ストレージ装置に置き換えるために、オブジェクト単位のデータを移行する際に、前記第1ストレージ装置から送信されるオブジェクトを管理する管理情報を前記オブジェクトに対応付けて記憶部に格納する管理情報格納部と、
前記第1ストレージ装置から送信される、前記オブジェクト単位のデータの移行に対応するダミーデータを破棄するデータ破棄部と、
を有することを特徴とする移行先のストレージ装置。
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