JP3585711B2 - シート後処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機等の画像形成装置から排出されるシートに対して後処理を行うシート後処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機等の画像形成装置が益々普及しており、中でもデジタル複写機の開発、発展は目覚ましいものとなっている。これに伴い、上記複写機から排出されるシートに対してステープル、パンチ、糊付け(製本)等の後処理を行うシート後処理装置の開発も、現在盛んに行われている。
【0003】
ところで、このようなシート後処理装置を複写機本体に連結する方法として、例えば特開昭62−222967号公報に開示された技術を利用する方法がある。上記公報では、図15に示すように、ソータ装置101の連結部材102の先端をソータ装置121の係止孔122に嵌合すると共に、ソータ装置101からソータ装置121へシートを搬送するための搬送用ビン103の先端を、ソータ装置121の係止溝123に挿入することにより、ソータ装置101とソータ装置121とを連結している。
【0004】
これにより、複写機本体から搬送されるシートは、必要に応じて、ソータ装置101にて複数部数に仕分けされ、ソータ装置101に設けられた各トレイ104に排出される。ここで、仕分け部数がトレイ104の数よりも多い場合、すなわち、ソータ装置101にてシートを仕分けしきれない場合には、ソータ装置101の収容量を越えるシートが、搬送用ビン103によってソータ装置121に搬送される。そして、上記シートがソータ装置121にて同様に仕分けされた後、ソータ装置121に設けられた各トレイ124に排出される。したがって、ソータ装置101とソータ装置121とを連結することによって、ソータ装置101単独では処理不可能な多部数の仕分けが可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記構成では、連結部材102および係止孔122は、いずれも所定の高さ位置に固定的に設けられているため、ソータ装置101とソータ装置121とを連結する際には、係止孔122に対する連結部材102の位置合わせを特に高さ方向において正確に行う必要がある。
【0006】
したがって、上記構成をシート後処理装置と複写機本体との連結に利用した場合には、以下のような問題が生ずる。すなわち、シート後処理装置および複写機本体でのジャム処理を考慮すれば、シート後処理装置と複写機本体との連結機構としては、シート後処理装置が複写機本体に対して容易に離接可能であることが前提となる。しかし、上記公報の構成を利用しても、離接動作、特に連結動作を容易に行うことはできない。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、複写機本体に対する離接を容易に行うことができるシート後処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明に係るシート後処理装置は、上記の課題を解決するために、画像形成装置に対するシート後処理装置の離接方向に延び、上記画像形成装置に設けられた摺動部材と摺動することによって、上記画像形成装置に対する上記シート後処理装置の離接を案内する案内部材を備えていることを特徴としている。
【0009】
上記の構成によれば、シート後処理装置は、摺動部材と摺動する案内部材によって画像形成装置に対する離接が案内されるので、画像形成装置に対するシート後処理装置の離接を滑らかにかつ容易に行うことができる。特に、シート後処理装置の画像形成装置への連結時には、シート後処理装置を画像形成装置に対して位置合わせする必要もない。
【0010】
発明に係るシート後処理装置は、上記の課題を解決するために、上記構成において、上記案内部材は、当該案内部材が上記摺動部材に乗り上げて摺動することによって、上記シート後処理装置が上記画像形成装置に対して所定の高さ位置で連結されるように、上記シート後処理装置から上記画像形成装置側に向かうにつれて上昇する傾斜が付けられた傾斜案内部材であることを特徴としている。
【0011】
上記の構成によれば、傾斜した案内部材が摺動部材に乗り上げて摺動することにより、シート後処理装置が画像形成装置に対して所定の高さ位置で連結される。したがって、画像形成装置からシート後処理装置へのシートの搬送を確実にかつ安定して行うことができる。
【0012】
発明に係るシート後処理装置は、上記の課題を解決するために、上記構成において、上記案内部材は、画像形成装置に対するシート後処理装置の離接方向に水平に延び、上記画像形成装置に設けられた摺動部材と摺動することによって、上記シート後処理装置の離接を水平方向に案内する水平案内部材であることを特徴としている。
【0013】
上記の構成によれば、シート後処理装置は、摺動部材と摺動する水平案内部材によって画像形成装置に対する離接が水平に案内されるので、画像形成装置に対するシート後処理装置の水平方向の離接を容易に行うことができる。
【0014】
発明に係るシート後処理装置は、上記の課題を解決するために、上記構成において、上記摺動部材が、上記案内部材との摺動によって回転する回転体であることを特徴としている。
【0015】
上記の構成によれば、摺動部材が回転体であるので、画像形成装置に対するシート後処理装置の離接動作をより滑らかに行うことができる。
【0016】
発明に係るシート後処理装置は、上記の課題を解決するために、上記構成において、上記案内部材には、上記摺動部材と係合する係合部が設けられていることを特徴としている。
【0017】
上記の構成によれば、摺動部材が案内部材の係合部と係合するので、シート後処理装置と画像形成装置との連結状態が確実に維持される。これにより、シート後処理装置が、例えばその重みや第三者との接触に起因して不用意に離間するのを防止することができる。
【0018】
発明に係るシート後処理装置は、上記の課題を解決するために、上記構成において、上記係合部は、上記案内部材における上記摺動部材との摺動面であって、上記画像形成装置から上記シート後処理装置へ向かう方向に徐々に下がるテーパー部と、上記テーパー部の上記シート後処理装置側端部でもって上記摺動部材と係合する係合端部とからなっていることを特徴としている。
【0019】
上記の構成によれば、シート後処理装置を画像形成装置側へ押圧すると、テーパー部が摺動部材に乗り上げ、その後、上記摺動部材はテーパー部のシート後処理装置側端部である係合端部と係合する。つまり、シート後処理装置の画像形成装置への連結時には、シート後処理装置をわざわざ持ち上げなくても、シート後処理装置を画像形成装置側へ押圧するだけで摺動部材が係合端部と係合する。したがって、シート後処理装置連結時における操作者の負担を軽減することができる。
【0020】
発明に係るシート後処理装置は、上記の課題を解決するために、画像形成装置に対するシート後処理装置の離接方向に水平に延び、上記画像形成装置に設けられた摺動部材と摺動することによって、上記シート後処理装置の離接を水平方向に案内する水平案内部材を備え、上記水平案内部材には、上記シート後処理装置が上記画像形成装置から所定距離以上離間しようとする際に、上記摺動部材と当接する当接部材が設けられていることを特徴としている。
【0021】
上記の構成によれば、シート後処理装置は、摺動部材と摺動する水平案内部材によって画像形成装置に対する離接が水平に案内されるので、画像形成装置に対するシート後処理装置の水平方向の離接を容易に行うことができる。
【0022】
また、シート後処理装置が画像形成装置から所定距離以上離間しようとする際には、水平案内部材に設けられた当接部材が摺動部材と当接する。したがって、シート後処理装置の画像形成装置からの所定距離以上の離間動作を防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1ないし図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0024】
本実施の形態におけるシート後処理装置1は、図2に示すように、画像形成装置としての複写機2のシート排紙口3側に設置され、この複写機2から排出されたシートにステープル処理等の後処理や、シートの仕分け処理を行うものである。上記の複写機2は、例えばプリンタおよびFAX機能を有するデジタル(カラー)複写機、またはその他の一般的な複写機である。また、上記シートとは、用紙やOHP(overhead projector)で用いられる透明シート等である。
【0025】
なお、上記シート後処理装置1がシートに対して行う後処理としては、上述のようなステープル処理の他に、パンチング処理や、糊付け処理等が考えられるが、本実施の形態においては、後処理としてステープル処理が行われる場合を例示する。
【0026】
上記シート後処理装置1は、複写機2およびシート後処理装置1のジャム処理やステープル針交換時には、複写機2から紙排出方向へ離接可能な構造となっている。上記シート後処理装置1を複写機2に接続する場合には、シート後処理装置1側に装着した傾斜レール61が複写機2側のガイド部材62に乗り、複写機2のシート排紙口3と、シート後処理装置1のシート入紙口4との高さを精度良く揃えることが可能となっている。
【0027】
また、複写機2のシート後処理装置1との接続部側側面上方には、本体側フック63が設けられている一方、シート後処理装置1の複写機2との接続部側側面上方には、本体側フック63と係合可能なシート後処理装置側フック64が設けられている。これら両フックの上方位置での係合により、複写機2とシート後処理装置1とがさらに安定して接続されるようになる。
【0028】
なお、シート後処理装置1と複写機2との連結機構の詳細については後述する。
【0029】
上記シート後処理装置1は、例えば、ステープル処理された多量のコピーの排出先として、昇降動作およびオフセット仕分け動作が可能なオフセットトレイ11を有している。
【0030】
上記オフセットトレイ11は、昇降用モータ51の駆動力が、ギヤ等で構成される駆動力伝達系52と駆動用ワイヤ53とによって伝達されることで、昇降動作を行う。したがって、オフセットトレイ11を昇降させる昇降手段としての昇降装置50は、昇降用モータ51、駆動力伝達系52、駆動用ワイヤ53で構成される。
【0031】
さらに、上記オフセットトレイ11は、下部のオフセットトレイ補強板11aと上部のオフセットトレイ板11bとの二重構造になっている。上記オフセットトレイ板11bは、オフセットモータ54の駆動力により、オフセットトレイ補強板11aを、シートの搬送方向に対して垂直となる方向に水平移動させることができる。
【0032】
これにより、複数部数のシートまたはシート束を排出し、オフセット仕分けする場合には、シート等を1部排出する度に、上記オフセットトレイ板11bを左右に交互に移動させることにより、上記オフセットトレイ11上に、排出されたシート等が左右に交互にずれた状態で蓄積される。したがって、特に、上記シート束にステープル処理がされない場合に、シート束の仕分けが極めて容易となる。
【0033】
上記シート後処理装置1は、オフセットトレイ11の他に上固定トレイ12および下固定トレイ13の2つの固定トレイを有している。そして、本実施の形態で用いられている複写機2は、コピーモードの他に、ファックスモードおよびプリンタモードの動作モードにも対応しており、例えば、上固定トレイ12がファックスモード時の排出先トレイとして設定され、下固定トレイ13がプリンタモード時の排出先トレイとして設定されている。
【0034】
シート後処理装置1は、その内部に、排出されるシートのサイズ、ステープル処理の有無、反転排出の要否、および排出先トレイ等に応じて、種々の組み合わせを可能とする複数のパスを有しており、これら複数のパスの中から所望のパスを組み合わせて1つの搬送経路を形成し、シートに必要な処理を施して排出するようになっている。
【0035】
上記の複数のパスは、具体的には、ダイレクトパス21、迂回パス22、反転パス23、連絡パス24、上固定トレイ排出パス25、下固定トレイ排出パス26、オフセットトレイ排出パス27、および下ステープルトレイ15から構成される。
【0036】
ダイレクトパス21は、シート入紙口4から下方向に延びており、反転ローラ42を通して、後述するように、垂直に延びる上ステープルトレイ14と下ステープルトレイ15との間に設けられる隙間部分へ繋がっている。このため、複写機2から排出されたシートは、ダイレクトパス21および反転ローラ42を通って、下ステープルトレイ15へ搬送される。
【0037】
上記迂回パス22は、シート入紙口4から上方向に延びており、上記上ステープルトレイ14の上端部を湾曲して迂回し、迂回後はシート後処理装置1のトレイ側の側面付近を下方向に延びて、さらにオフセットトレイ11の上部側手前で再び湾曲し、下ステープルトレイ15の下端部に繋がっている。また、上記迂回パス22は、シート入紙口4から下ステープルトレイ15の下端部に繋がるまでの全区間で、迂回パス22a〜22cの3つの部分に分割されている。そして、迂回パス22aと迂回パス22bとの接続部より、上固定トレイ12にシートを排出する場合のパスとなる上固定トレイ排出パス25が枝分かれされる一方、迂回パス22bと迂回パス22cとの接続部より、下固定トレイ13にシートを排出する場合のパスとなる下固定トレイ排出パス26が枝分かれされている。
【0038】
上記反転パス23は、上記のダイレクトパス21の下端の反転ローラ42近傍において、上ステープルトレイ14および下ステープルトレイ15の間の隙間部分との接続部付近から、複写機2側にほぼ鉛直方向に延びている。これにより、上記ダイレクトパス21を通って搬送されてきたシートを、前記下ステープルトレイ15へ搬送する以外に、反転パス23側へ搬送することも可能となる。上記反転パス23に導入されたシートは、その後、反転ローラ42の反転により連絡パス24から迂回パス22へ送出されるようになっている。したがって、上記反転パス23および連絡パス24は、迂回パス22に対してシートを一旦スイッチバックさせて送り込む場合に使用されるパスとなっている。
【0039】
上記オフセットトレイ排出パス27は、下ステープルトレイ15の下端部から上記迂回パス22のさらに下側を通って延びており、下ステープルトレイ15の下端部より送り出されるシートは該オフセットトレイ排出パス27からオフセットトレイ11上へ排出される。
【0040】
なお、上記の各搬送パスの切り替えは、各パスの分岐部分に設けられるゲートと、搬送ローラの回転方向とを切り替えることによって行われるが、これらの切り替え動作について、後に詳細に説明する。
【0041】
下ステープルトレイ15は、ステープル処理が施されるシート束を一旦スタックするために垂直に延びるステープルトレイの一部分であり、本実施の形態では、この下ステープルトレイ15を搬送経路の一部を構成するパスとして利用している。
【0042】
すなわち、本実施の形態では、ステープルトレイは、シート後処理装置1の上部付近において、上ステープルトレイ14と下ステープルトレイ15とに分離された状態で、ほぼ垂直に配置されている。そして、上ステープルトレイ14と下ステープルトレイ15との間には隙間が設けられているので、上述したように、この隙間を通して、前記ダイレクトパス21から下ステープルトレイ15にシートを搬入することが可能となっている。
【0043】
上記シート後処理装置1において、シートに対してステープル処理を行う場合には、該シートはステープルトレイ上にスタックされる。この場合、該シートの下端がシート支持台55上に載置される状態となり、該シート支持台55によりシートの下端が整合される。
【0044】
ただし、ステープルトレイ上に搬送されてきた上記シートが、静電気等により上記シート支持台55上で十分に整合しない場合もある。これを防止するため、シートが1枚搬送されてくる毎に、パドラー56の回転(図2において反時計回り方向)によって該シートに下方向への搬送力が与えられ、シートが確実に整合される。上記パドラー56は、例えばゴム等の弾性材料によって形成された可撓性の羽根部によって、上記シートに搬送力を与えることができる。なお、上記パドラー56は、ステープルトレイ上にシートが1枚搬送されてくる度に1回転するものとする。また、上記シート支持台55上に載置されるシート束の側端は、整合板57によって、該シート束の側面から保持されることにより整合される。
【0045】
ここで、上記ステープルトレイは、上述したように上下方向に延設されており、しかも、上ステープルトレイ14の領域においては、スタックされるシートの片面側しか支持していないため、該シートがステープルトレイと反対側に倒れ込むおそれがある。
【0046】
これを防止するために、スタックされるシートの少なくとも上端部付近にペーパーガイド部58を配置し、ステープルトレイとペーパーガイド部58とによって、シートを挟み込むように保持する。上記ペーパーガイド部58は、例えば、2枚の連接板58a・58bによって構成されており、ジャム処理時等には、手動により退避位置に移動させることが可能である。
【0047】
上記ステープルトレイの下方にはステープラー59が配置されている。上記シート支持台55上に所定枚数のシートがスタックされると、該シート支持台55がシート束を保持した状態で、上記ステープラー59のステープル処理位置まで下降する。上記ステープラー59によりステープル処理されたシート束は、シート支持台55がシート束を保持した状態で上昇することにより、再びステープルトレイの位置まで戻される。そして、上記シート束は、シート支持台55の下降によって、オフセットトレイ排出パス27を通ってオフセットトレイ11へ排出される。
【0048】
上記構成によるシート後処理装置1では、複写機2の動作モードや、搬入されるシートのサイズ等に応じて、ゲートや搬送ローラの動作が制御され、搬送経路が切り替えられる。以下に、複写機2の各動作モードにおけるシート後処理装置1の動作を説明する。
【0049】
(コピーモード動作)
複写機2のコピーモード時に、複写機2から排出される所定枚数のシート束毎にステープル処理を行う場合、該シートのサイズがレターサイズ(A4横)よりも大きいか、あるいはレターサイズ以下かによって、シート後処理装置1内での搬送経路が異なる。
【0050】
まず、シートサイズがレターサイズ以下の場合を説明する。なお、この場合の搬送経路は、図3において、ダイレクトパス21→ステープルトレイ(下ステープルトレイ15のみ)→オフセットトレイ排出パス27→オフセットトレイ11の順序となる。
【0051】
図2に示すように、複写機2のシート排紙口3から排出されてきたシートは、シート後処理装置1のシート入紙口4を通して入紙され、入紙ローラ41によって該シート後処理装置1内部のダイレクトパス21へ搬入される。その後、反転ローラ42によってダイレクトパス21から下ステープルトレイ15へと搬送される。
【0052】
なお、上記反転ローラ42は、回転方向を順逆自在に切り替え可能なローラであって、該反転ローラ42が順回転することにより、シートはダイレクトパス21から下ステープルトレイ15へ、あるいは反転パス23へと送り込まれる。また、上記反転ローラ42が逆回転するときには、シートはダイレクトパス21から連絡パス24を介して迂回パス22へと送り込まれる。
【0053】
ここで、上記入紙ローラ41と反転ローラ42との付近においては、該入紙ローラ41の下流側直後に、入紙されたシートの搬送パスをダイレクトパス21および迂回パス22の何方かに切り替える入紙ゲート31が設けられている。一方、反転ローラ42の上流側には、該反転ローラ42の順回転時と逆回転時とで切り替えられる反転ゲート32が設けられている。さらに、上記反転ローラ42の下流側直後には、該反転ローラ42の順回転時にシートの搬送パスを下ステープルトレイ15および反転パス23の何方かに切り替える切替ゲート33が設けられている。
【0054】
したがって、複写機2のコピーモード時に、レターサイズ以下のシートに対してステープル処理を行う場合、入紙ゲート31、反転ゲート32および切替ゲート33は、図4(a)に示すような位置に切り替えられている。
【0055】
ダイレクトパス21を搬送されたシートは、切替ゲート33の誘導によって、上ステープルトレイ14と下ステープルトレイ15との間の隙間を通って、図5(a)に示すように、下ステープルトレイ15の上端部から下ステープルトレイ15上へスタックされる。このとき、上記シートのサイズがレターサイズより小さいので、該シートは下ステープルトレイ15からはみ出すことはない。
【0056】
こうして、シート支持台55上に所定枚数のシートからなるシート束がスタックされると、図5(b)に示すように、該シート支持台55が下降して、該シート束がステープラー59まで移動され、ステープル処理が行われる。なお、このとき、上記下ステープルトレイ15の下流側に設けられ、かつシート束の搬送先をオフセットトレイ11およびステープラー59の何方に切り替える切替ゲート34は、上記シート束がステープラー59に送られる位置に切り替えられている。
【0057】
上記ステープラー59によりステープル処理が終了すると、シート支持台55が上昇し、図5(c)に示すように、上記シート束は切替ゲート34よりも高い位置まで戻され、その後、切替ゲート34がオフセットトレイ11への排出位置に切り替わる。この状態で、図5(d)に示すように、上記シート支持台55を下降させると共に、上記切替ゲート34の上流側の搬送ローラ43にてシート束を押圧しながら回転させることにより、上記シート束がオフセットトレイ排出パス27へ送出される。そして、上記シート束は、さらに出紙ローラ44によりオフセットトレイ排出パス27を通ってオフセットトレイ11へ排出される。
【0058】
なお、上記搬送ローラ43は、駆動ローラ43aと、2つの従動ローラ43b・43cとから構成されており、上記シート束をオフセットトレイ排出パス27へ送出する場合には、駆動ローラ43aと従動ローラ43bとが使用される。一方、従動ローラ43cは、迂回パス22を搬送されてきたシートをステープルトレイに送り込む場合に、駆動ローラ43aと同時に使用される。また、上記従動ローラ43bは、駆動ローラ43aに対して離接可能であり、シート束をステープラー59へ移動するときには、該従動ローラ43bが退避位置に移動しており、該シート束の移動を妨げることはない。
【0059】
次に、シートサイズがレターサイズよりも大きい場合を説明する。なお、この場合の搬送経路は、図3において、ダイレクトパス21→反転パス23→連絡パス24→迂回パス22→ステープルトレイ(上ステープルトレイ14および下ステープルトレイ15)→オフセットトレイ排出パス27→オフセットトレイ11の順序となる。
【0060】
図2に示すように、複写機2より入紙されるシートは、先ず、ダイレクトパス21から反転パス23へ送り込まれる。このときの入紙ゲート31、反転ゲート32および切替ゲート33は、図4(b)に示す位置に切り替えられている。
【0061】
こうして、上記シートが反転パス23へ送り込まれ、該シートの後端が、反転ゲート32を超えると、該反転ゲート32が、図4(c)に示すように、シートを反転パス23から迂回パス22へ送り込む位置に切り替えられ、同時に反転ローラ42の回転方向が逆方向に切り替えられる。これにより、複写機2より入紙されてきたシートは、上記反転パス23によって一旦スイッチバックされた後、連絡パス24を介して迂回パス22へ送り込まれる。
【0062】
なお、本実施の形態において、シートの後端とは、該シートが複写機2より排紙される時点での後端部をシートの後端であると定義し、同様に、該シートが複写機2より排紙される時点での先端部をシートの先端であると定義する。つまり、上記反転パス23でスイッチバックされたシートは、該シートの後端を前にした状態で迂回パス22を搬送されることとなる。
【0063】
また、シートを迂回パス22へ送り込む前に、反転パス23にてスイッチバックを行うのは以下の理由による。
【0064】
複写機2がコピーモードの場合、該複写機2からは、シートが最終ページから排出されてくる。したがって、シートにステープル処理を施す場合、ステープルトレイ上にスタックされるシートは、後から送られてくるシートの画像形成面が常に表を向く、いわゆるフェイスアップの状態でスタックされなければならない。
【0065】
しかしながら、本実施の形態のシート後処理装置1では、複写機2より排出されてくるシートを、直接迂回パス22を通してステープルトレイにスタックさせると、フェイスダウンでスタックされてしまう。このため、上記シート後処理装置1では、シートを迂回パス22へ送り込む前に、反転パス23にて一旦スイッチバックを行い、ステープルトレイ上にシートがフェイスアップでスタックされるようにしている。
【0066】
迂回パス22へ搬送されたシートは、該迂回パス22の全周を通って、下ステープルトレイ15の下端部から、搬送ローラ43によってステープルトレイへ送り込まれる。ここで、搬送ローラ43としては、駆動ローラ43aと従動ローラ43cとが用いられる。このとき、上記シートのサイズがレターサイズよりも大きいので、該シートは上ステープルトレイ14および下ステープルトレイ15の両方に渡って支持された状態でスタックされる。
【0067】
すなわち、シートサイズがレターサイズを超える場合には、ダイレクトパス21を用いて該シートをステープルトレイに送り込むと、シートサイズが大きすぎるために、該シートが下ステープルトレイ15に収まりきらず、ダイレクトパス21内で搬送ジャムを引き起こす。このため、この場合は迂回パス22を利用してシートがステープルトレイへ送り込まれる。
【0068】
ステープルトレイにスタックされた後のシートの処理に関しては、シートサイズがレターサイズ以下の場合と同様であるので、説明を省略する。
【0069】
また、ステープル処理を行わない場合のコピーモード時においては、シートのサイズに関わらず、この場合の搬送経路は、図3において、ダイレクトパス21→ステープルトレイ(下ステープルトレイ15のみ)→オフセットトレイ排出パス27→オフセットトレイ11の順序となる。
【0070】
すなわち、この場合、複写機2から搬入されてくるシートは、下ステープルトレイ15上でスタックされる必要は無く、シートは1枚毎にオフセットトレイ11上に排出される。したがって、このとき、シート支持台55は下降状態で維持され、かつ、切替ゲート34もオフセットトレイ11への排出位置に維持されている。
【0071】
(ファックスモードおよびプリンタモード動作)
既に説明したように、複写機2から排出されるシートは、ファックスモード時には上固定トレイ12に排出され、プリンタモード時には下固定トレイ13に排出される。ただし、コピーモードでは最終ページから通常フェイスアップで排出されるが、ファックスモードおよびプリンタモードでは先頭ページから排出される。
【0072】
このため、コピーモードと同様にフェイスアップで排出すると排出後のページ順序が逆になってしまうので、ファックスモードおよびプリンタモードでは、トレイへの排出の前に、一度シートをスイッチバックさせ、オフセットトレイ11上にフェイスダウンで排出させる。
【0073】
すなわち、ファックスモード時の搬送経路は、図3において、ダイレクトパス21→反転パス23→連絡パス24→迂回パス22a→上固定トレイ排出パス25→上固定トレイ12の順序となる。一方、プリンタモード時の搬送経路は、図3において、ダイレクトパス21→反転パス23→連絡パス24→迂回パス22a→迂回パス22b→下固定トレイ排出パス26→下固定トレイ13の順序となる。
【0074】
このように、ファックスモードおよびプリンタモードでは、複写機2から入紙されるシートは、一旦、反転パス23へ送られ、ここでスイッチバックされた後、迂回パス22へ送られる。このときのシート後処理装置1の動作は、レターサイズ以上のシートをステープル処理する場合のコピーモード動作と同じである。
【0075】
こうして、迂回パス22へ送り込まれたシートは、図2に示すように、該迂回パス22の途中から上固定トレイ12または下固定トレイ13に排出される。すなわち、ファックスモード時には、出紙ゲート35が切り替わることによって、迂回パス22を搬送されているシートが上固定トレイ排出パス25を通って、出紙ローラ45によって上固定トレイ12へ排出され、プリンタモード時には、出紙ゲート36が切り替わることによって、下固定トレイ排出パス26を通って、出紙ローラ46によって下固定トレイ13へ排出される。
【0076】
なお、複写機2が大容量のメモリを有していて、送られてくる画像データを該メモリに全て保管してから、最終ページからプリントして排出することが可能である場合には、シートをスイッチバックさせる必要がないので、複写機2より入紙されるシートを、反転パス23を利用することなく、シート入紙口4から直接迂回パス22へ送り込んで、上固定トレイ12または下固定トレイ13に排出すればよい。この場合、入紙ゲート31は、図4(d)に示す位置に切り替えられている。
【0077】
また、ファックスモードまたはプリンタモード時において、ステープル処理を行う場合においても、複写機2がメモリを有しているか否かによって、シート後処理装置1の搬送経路は異なる。
【0078】
複写機2がメモリを有していれば、シートはコピーモード時と同様に最終ページからプリントして排出されるので、シート後処理装置1の搬送経路もコピーモード時と同じとなる。すなわち、シートがレターサイズ以下であれば、ダイレクトパス21→ステープルトレイ(下ステープルトレイ15のみ)→オフセットトレイ排出パス27→オフセットトレイ11の順序の搬送経路となる。一方、シートがレターサイズ以上であればダイレクトパス21→反転パス23→連絡パス24→迂回パス22→ステープルトレイ(上ステープルトレイ14および下ステープルトレイ15)→オフセットトレイ排出パス27→オフセットトレイ11の順序の搬送経路となる。また、各ローラやゲートの切替動作もコピーモード時と同じとなる。
【0079】
一方、複写機2がメモリを有していなければ、シートは先頭ページからプリントして排出される。したがって、ステープルトレイ上にスタックされるシートは、フェイスダウンでスタックされなければならない。このとき、ダイレクトパス21を用いて、シートを直接下ステープルトレイ15へ送り込むと、シートをフェイスダウンでスタックさせることができないため、この場合は、シートのサイズに関わらず、迂回パス22を用いて、シートをステープルトレイに搬送することになる。
【0080】
すなわち、この場合の搬送経路は、図3において、迂回パス22→ステープルトレイ(下ステープルトレイ15のみ、または、上ステープルトレイ14および下ステープルトレイ15)→オフセットトレイ排出パス27→オフセットトレイ11の順序となる。
【0081】
なお、複写機2がメモリを有していても、メモリに記憶される画像データが該メモリの記憶容量を越えてしまう場合もある。このような場合、複写機2は先頭ページよりシート排出を行うため、シート後処理装置1は、複写機2がメモリを有していない場合と同様の動作を行う。
【0082】
以上が、本実施の形態のシート後処理装置1における複写機2の各動作モードにおける搬送経路である。
【0083】
次に、シート後処理装置1と複写機2との連結機構の詳細について、図1、図6ないし図9に基づいて以下に説明する。
【0084】
図1に示すように、複写機2の下面であって、複写機2の奥行き方向(シート後処理装置1の離接方向に垂直な方向)の略中央部には、シート後処理装置1に取り付けられた傾斜レール61を、上記離接方向に案内するレール案内部60が設けられている。このレール案内部60は、傾斜レール61と摺動可能なガイド部材62(摺動部材)と、ストッパー65とからなっている。
【0085】
ガイド部材62は、シート後処理装置1が複写機2に対して離接する際に、シート後処理装置1と共に移動する傾斜レール61の内側上面と摺動しながら回転するコロ(回転体)である。このように、ガイド部材62を回転体で構成することにより、複写機2に対するシート後処理装置1の離接動作を滑らかに行うことができる。
【0086】
ストッパー65は、レール案内部60において、ガイド部材62よりもシート後処理装置1とは反対側に設けられている。これにより、シート後処理装置1が複写機2から所定以上離間しようとするときには、傾斜レール61がその先端部61aにてストッパー65と当接し、傾斜レール61がレール案内部60から抜けないようになっている。
【0087】
なお、例えばシート後処理装置1または複写機2におけるジャム処理、メンテナンス等のために、シート後処理装置1を複写機2から完全に離間させたいときがある。このときには、シート後処理装置1の複写機2側を若干持ち上げれば、先端部61aとストッパー65との当接、および先端部61aとガイド部材62との当接が容易に解除されるようになっている。これにより、傾斜レール61をレール案内部60から容易に抜くことができると共に、シート後処理装置1を複写機2から完全に離間させることができる。
【0088】
一方、シート後処理装置1の下面には、先端側キャスター71・71と後端側キャスター72・72とがキャスター支持部73を介して取り付けられている。これにより、シート後処理装置1が複写機2に対して離接方向に移動することが可能となっている。なお、先端側キャスター71・71は、シート後処理装置1における複写機2側のキャスターであり、後端側キャスター72・72は、シート後処理装置1における複写機2とは反対側のキャスターである。
【0089】
また、シート後処理装置1の下面であって、シート後処理装置1の奥行き方向(上記離接方向に垂直な方向)の略中央部には、上記離接方向に延び、複写機2に設けられたガイド部材62と摺動することによって、複写機2に対するシート後処理装置1の離接を案内する傾斜レール61(案内部材、傾斜案内部材)が取り付けられている。
【0090】
この傾斜レール61には、傾斜レール61がガイド部材62に乗り上げて摺動することによって、シート後処理装置1が複写機2に対して所定の高さ位置で連結されるように、シート後処理装置1から複写機2側に向かうにつれて所定部位から上昇する傾斜が付けられている。これにより、シート後処理装置1の複写機2への押圧時には、シート後処理装置1の先端側キャスター71・71が浮き上がり、シート後処理装置1のシート入紙口4(図2参照)と複写機2のシート排紙口3(図2参照)とが略同程度の高さとなる。
【0091】
また、この傾斜レール61には、複写機2に対してシート後処理装置1が所定の高さ位置で連結された際にガイド部材62と係合する係合部66が設けられている。この係合部66は、ガイド部材62との摺動面である傾斜レール61上面であって、複写機2からシート後処理装置1へ向かう方向に徐々に下がるテーパー部66aと、シート後処理装置1を複写機2側へ押圧したときに、シート入紙口4がシート排紙口3と同程度の高さとなったところで、テーパー部66aのシート後処理装置1側端部でもってガイド部材62と係合する係合端部66bとからなっている。
【0092】
これにより、シート後処理装置1を複写機2側へ押圧すると、テーパー部66aがガイド部材62に乗り上げ、その後、ガイド部材62は、テーパー部66aのシート後処理装置1側端部である係合端部66bと係合するようになる。
【0093】
次に、複写機2に対するシート後処理装置1の離接動作について説明する。
【0094】
まず、図6に示すように、シート後処理装置1が複写機2から離間した状態では、ガイド部材62は傾斜レール61の先端側(複写機2側)の内側上面と当接している。また、さらに傾斜レール61の先端部61aがストッパー65と当接している場合もある。なお、この状態では、同図に示すように、シート後処理装置1の先端側キャスター71・71は、後端側キャスター72・72と共に床面に接している。
【0095】
次に、シート後処理装置1を複写機2へ向かう方向へ押圧すると、ガイド部材62が傾斜レール61の内側上面と摺動しつつ、シート後処理装置1が上記押圧方向へ移動するに連れて、先端側キャスター71・71が浮き上がる。
【0096】
そして、シート後処理装置1を上記方向にさらに押圧すると、テーパー部66aがガイド部材62に乗り上げて摺動する。その後、シート入紙口4がシート排紙口3と同程度の高さとなったところで、図1に示すように、ガイド部材62は係合端部66bと係合し、シート後処理装置1の複写機2に対する連結動作が終了する。
【0097】
一方、シート後処理装置1を複写機2から離間させるときには、シート後処理装置1の後端側キャスター72・72を支点としてシート後処理装置1の複写機2側を若干持ち上げつつ、シート後処理装置1を上記離間方向に少し移動させる。これにより、係合端部66bとガイド部材62との係合が解除される。その後は、傾斜レール61の傾斜によって、シート後処理装置1の重みが若干上記離間方向に働くので、シート後処理装置1を複写機2から容易に離間させることができる。
【0098】
上記の構成によれば、シート後処理装置1は、ガイド部材62と摺動する傾斜レール61によって複写機2に対する離接が案内されるので、複写機2に対するシート後処理装置1の離接を滑らかにかつ容易に行うことができる。また、傾斜レール61のような案内部材を設けることにより、特に、シート後処理装置1の複写機2への連結時に、シート後処理装置1を複写機2に対して位置合わせする手間を省くことができる。さらに、シート後処理装置1を複写機2から離間させたときには、シート後処理装置1と複写機2との間が広くなるので、傾斜レール61をレール案内部60から完全に抜かなくても、シート後処理装置1または複写機2におけるジャム処理等のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0099】
また、シート後処理装置1を複写機2側へ押圧したときには、傾斜レール61がガイド部材62に乗り上げて摺動し、連結完了時には、シート入紙口4とシート排紙口3とが略同程度の高さとなる。その結果、複写機2からシート後処理装置1へのシートの搬送を確実にかつ安定して行うことができる。
【0100】
また、ガイド部材62と係合部66とのロック機構を設けることにより、シート後処理装置1と複写機2との連結状態が確実に維持されるので、シート後処理装置1がその重みや第三者との接触に起因して複写機2から不用意に離間するのを確実に防止することができる。
【0101】
また、シート後処理装置1の複写機2への連結時には、シート後処理装置1を複写機2側へ押圧するだけで、テーパー部66aがガイド部材62に乗り上げ、その後、ガイド部材62が係合端部66bと係合する。したがって、上記連結時にはシート後処理装置1をわざわざ持ち上げなくても済み、シート後処理装置1の連結時における操作者の負担を軽減することができる。
【0102】
なお、本実施形態では、傾斜レール61をシート後処理装置1側に設ける一方、ガイド部材62を複写機2側に設けている。しかし、傾斜レール61を複写機2側に、ガイド部材62をシート後処理装置1側に設けるようにしてもよい。
【0103】
なお、本実施形態では、傾斜レール61とガイド部材62とをロックさせる係合部66を傾斜レール61に設けたが、このような係合部66を必ずしも設ける必要はない。例えば図7に示すように、係合部のない傾斜レール61′(案内部材、傾斜案内部材)を用いた場合でも、傾斜レール61′によって複写機2に対するシート後処理装置1の離接が案内されるので、上記離接を滑らかにかつ容易に行うことができる。また、シート入紙口4とシート排紙口3とが略同程度の高さとなるので、複写機2からシート後処理装置1へのシートの搬送も確実にかつ安定して行うことができる。
【0104】
ただし、この場合、係合部が設けられていないことによって、傾斜レール61′がガイド部材62と摺動しながらシート後処理装置1が自然に複写機2から離間することが考えられる。しかし、シート後処理装置1と複写機2との連結状態においては、通常、シート後処理装置1は、その重みによって複写機2から離脱しにくい。また、複写機2とシート後処理装置1とは、前述したように、本体側フック63(図2参照)とシート後処理装置側フック64(図2参照)との係合によっても連結されている。したがって、傾斜レール61′とガイド部材62とが係合されていなくても、上記のようにシート後処理装置1が複写機2から離間するようなことはない。
【0105】
なお、本実施形態では、ガイド部材62を回転可能なコロで構成した例を示したが、これに限定されることはない。例えば図8および図9に示すように、係合部のない傾斜レール61′と、回転せずにこの傾斜レール61′と摺動する、例えばゴム等の弾性体からなる摺動部材67とを用いる構成であっても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0106】
この場合、図9に示すように、シート後処理装置1を複写機2に連結したときには、摺動部材67と傾斜レール61′との間には、ある程度の摩擦抵抗が発生するので、シート後処理装置1が自然に複写機2から離間することがない。したがって、シート後処理装置1と複写機2との連結状態を確実に維持することができる。また、この場合、本体側フック63とシート後処理装置側フック64との係合を併用すれば、さらに確実に上記連結状態を維持することができる。
【0107】
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について、図10ないし図14に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0108】
通常、シート入紙口4の開口部は、シート排紙口3の開口部よりも十分大きく設けられている。それゆえ、シート排紙口3に対するシート入紙口4の高さ方向の位置精度については、実際には厳密に要求する必要はない。
【0109】
そこで、本実施形態では、複写機2に対するシート後処理装置1の連結の際に、高さ方向の位置精度についてあまりこだわらなくてもよい場合について説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1で用いた部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
【0110】
本実施形態では、図10に示すように、実施の形態1で用いた傾斜レール61の代わりに、傾斜の付けられていない水平レール80(案内部材、水平案内部材)を用いている。この水平レール80は、複写機2に対するシート後処理装置1の離接方向に水平に延びるように、シート後処理装置1の下面に設けられ、複写機2に設けられたガイド部材62と摺動することによって、シート後処理装置1の離接を水平方向に案内するようになっている。
【0111】
なお、この水平レール80には、シート後処理装置1と複写機2との連結状態を確実に維持するため、傾斜レール61に設けられたものと同様の係合部66が設けられている。また、本実施形態では、水平レール80の内側上面と摺動する摺動部材として、実施の形態1で用いたガイド部材62を用いているが、ガイド部材62の代わりに摺動部材67を用いてもよい。
【0112】
ここで、図11(a)および図11(b)は、水平レール80の取り付けられたシート後処理装置1が複写機2から離間している状態を示している。一方、図12(a)および図12(b)は、上記シート後処理装置1が複写機2に連結されている状態を示している。このうち、図11(a)および図12(a)は、水平レール80の側面図を示している。一方、図11(b)および図12(b)は、シート後処理装置1および複写機2を底面から見た下面図を示している。
【0113】
図11(a)および図11(b)に示すように、シート後処理装置1が複写機2から離間した状態では、ガイド部材62は水平レール80の先端側(複写機2側)の内側上面と当接している。なお、この状態では、シート後処理装置1の先端側キャスター71・71は、後端側キャスター72・72と共に床面に接している。
【0114】
次に、シート後処理装置1を複写機2へ向かう方向へ押圧すると、ガイド部材62が水平レール80の内側上面と摺動しつつ、シート後処理装置1が上記押圧方向へ移動する。このとき、本実施形態ではレールが水平なため、実施の形態1のように先端側キャスター71・71は浮き上がらず、先端側キャスター71・71および後端側キャスター72・72が床面と接して回転しつつ、シート後処理装置1が上記方向に移動する。
【0115】
さらに、シート後処理装置1を上記方向に押圧すると、テーパー部66aとガイド部材62とが摺動しながら、テーパー部66aがガイド部材62に乗り上げる。このとき、先端側キャスター71・71は若干浮き上がる。しかし、図12(a)および図12(b)に示すように、さらなるシート後処理装置1の上記方向への押圧により、ガイド部材62が係合端部66bと係合すると、先端側キャスター71・71は床面に着地し、シート後処理装置1の複写機2に対する連結動作が終了する。一方、シート後処理装置1を複写機2から離間させるときについては、実施の形態1と同様である。
【0116】
上記の構成によれば、水平レール80によって複写機2に対するシート後処理装置1の水平方向の離接が案内されるので、上記離接を滑らかにかつ容易に行うことができる。
【0117】
また、水平レール80を用いることにより、シート後処理装置1の複写機2への連結時には、先端側キャスター71・71が浮き上がらず、複写機2に対するシート後処理装置1の高さ方向の連結位置が実施の形態1とは異なる。しかし、通常、シート入紙口4の開口部は、シート排紙口3の開口部よりも大きく形成されているため、実際には、実施の形態1ほどの位置精度が要求されなくてもよい。したがって、本実施形態の構成によっても、複写機2からシート後処理装置1へのシートの搬送に支障が生じることはない。
【0118】
なお、実施の形態1と同様、本体側フック63とシート後処理装置側フック64との係合によっても、シート後処理装置1と複写機2とが連結されるので、水平レール80の代わりに、例えば図13および図14に示すように、係合部のない水平レール80′(案内部材、水平案内部材)を用いてもよい。
【0119】
ここで、図13は、水平レール80′の下側にガイド部材62を位置させ、水平レール80′の下面とガイド部材62とを摺動させる構成を示している。一方、図14は、水平レール80′の上側にガイド部材62を位置させ、水平レール80′の上面とガイド部材62とを摺動させる構成を示している。
【0120】
この場合、水平レール80′の複写機2側先端付近に、シート後処理装置1の複写機2からの所定距離以上の離間を防止する離間防止部82を設けることが好ましい。この離間防止部82は、例えばストッパー83(当接部材)と付勢部材84とから構成される。
【0121】
ストッパー83は、シート後処理装置1が複写機2から所定距離以上離間しようとする際に、ガイド部材62と当接するようになっている。また、付勢部材84は、例えば板ばねからなり、常にガイド部材62と当接可能なようにストッパー83を付勢する一方、ガイド部材62との当接が不要な場合に、ガイド部材62との当接が不可能な位置にストッパー83を退避させることが可能となっている。
【0122】
したがって、このような離間防止部82を設けることにより、水平レール80′の抜けを確実に防止して、シート後処理装置1の複写機2からの所定以上の離間を確実に防止することができる。また、上記構成によれば、例えばストッパー83を指で押さえる等、必要に応じてガイド部材62とストッパー83との当接を故意に解除することもできる。したがって、シート後処理装置1または複写機2のメンテナンス等を行うときに、水平レール80′を抜いて、シート後処理装置1を複写機2から完全に離間させることができる。その結果、メンテナンス等の作業性を向上させることができる。
【0123】
【発明の効果】
発明に係るシート後処理装置は、以上のように、画像形成装置に対するシート後処理装置の離接方向に延び、上記画像形成装置に設けられた摺動部材と摺動することによって、上記画像形成装置に対する上記シート後処理装置の離接を案内する案内部材を備えている構成である。
【0124】
それゆえ、シート後処理装置は、摺動部材と摺動する案内部材によって画像形成装置に対する離接が案内されるので、画像形成装置に対するシート後処理装置の離接を滑らかにかつ容易に行うことができるという効果を奏する。
【0125】
発明に係るシート後処理装置は、以上のように、上記構成において、上記案内部材は、当該案内部材が上記摺動部材に乗り上げて摺動することによって、上記シート後処理装置が上記画像形成装置に対して所定の高さ位置で連結されるように、上記シート後処理装置から上記画像形成装置側に向かうにつれて上昇する傾斜が付けられた傾斜案内部材である構成である。
【0126】
それゆえ、シート後処理装置が画像形成装置に対して所定の高さ位置で連結されるので、上記構成による効果に加えて、画像形成装置からシート後処理装置へのシートの搬送を確実にかつ安定して行うことができるという効果を奏する。
【0127】
発明に係るシート後処理装置は、以上のように、上記構成において、上記案内部材は、画像形成装置に対するシート後処理装置の離接方向に水平に延び、上記画像形成装置に設けられた摺動部材と摺動することによって、上記シート後処理装置の離接を水平方向に案内する水平案内部材である構成である。
【0128】
それゆえ、画像形成装置に対するシート後処理装置の水平方向の離接を容易に行うことができるという効果を奏する。
【0129】
発明に係るシート後処理装置は、以上のように、上記構成において、上記摺動部材が、上記案内部材との摺動によって回転する回転体である構成である。
【0130】
それゆえ、上記構成による効果に加えて、画像形成装置に対するシート後処理装置の離接動作をより滑らかに行うことができるという効果を奏する。
【0131】
発明に係るシート後処理装置は、以上のように、上記構成において、上記案内部材には、上記摺動部材と係合する係合部が設けられている構成である。
【0132】
それゆえ、シート後処理装置と画像形成装置との連結状態が確実に維持されるので、請求項4の構成による効果に加えて、シート後処理装置が、例えばその重みや第三者との接触に起因して不用意に離間するのを防止することができるという効果を奏する。
【0133】
発明に係るシート後処理装置は、以上のように、上記構成において、上記係合部は、上記案内部材における上記摺動部材との摺動面であって、上記画像形成装置から上記シート後処理装置へ向かう方向に徐々に下がるテーパー部と、上記テーパー部の上記シート後処理装置側端部でもって上記摺動部材と係合する係合端部とからなっている構成である。
【0134】
それゆえ、シート後処理装置の画像形成装置への連結時には、シート後処理装置を画像形成装置側へ押圧するだけで摺動部材が係合端部と係合する。したがって、上記構成による効果に加えて、シート後処理装置連結時における操作者の負担を軽減することができるという効果を奏する。
【0135】
発明に係るシート後処理装置は、以上のように、画像形成装置に対するシート後処理装置の離接方向に水平に延び、上記画像形成装置に設けられた摺動部材と摺動することによって、上記シート後処理装置の離接を水平方向に案内する水平案内部材を備え、上記水平案内部材には、上記シート後処理装置が上記画像形成装置から所定距離以上離間しようとする際に、上記摺動部材と当接する当接部材が設けられている構成である。
【0136】
それゆえ、シート後処理装置は、摺動部材と摺動する水平案内部材によって画像形成装置に対する離接が水平に案内されるので、画像形成装置に対するシート後処理装置の水平方向の離接を容易に行うことができるという効果を奏する。
【0137】
また、シート後処理装置が画像形成装置から所定距離以上離間しようとする際には、当接部材が摺動部材と当接するので、シート後処理装置の画像形成装置からの所定距離以上の離間動作を防止することができるという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート後処理装置と複写機とが、傾斜レールとガイド部材との摺動によって連結されている状態を示す断面図である。
【図2】上記シート後処理装置の全体構成を概略的に示す断面図である。
【図3】シートが各トレイへ排出される際に通るパスを示す説明図である。
【図4】(a)は、シートが下ステープルトレイへ直接搬送される際の、入紙ゲート、反転ゲートおよび切替ゲートの位置を示す説明図である。(b)は、シートが反転パスへ搬送される際の、入紙ゲート、反転ゲートおよび切替ゲートの位置を示す説明図である。(c)は、反転パスから迂回パスへシートが搬送される際の、入紙ゲート、反転ゲートおよび切替ゲートの位置を示す説明図である。(d)は、反転パスを介さずに直接シートが迂回パスへ搬送される際の、入紙ゲート、反転ゲートおよび切替ゲートの位置を示す説明図である。
【図5】(a)は、シートがステープル処理される前のシート支持台および切替ゲートの位置を示す断面図である。(b)は、シートがステープル処理されているときのシート支持台および切替ゲートの位置を示す断面図である。(c)は、ステープル処理されたシートが排出される前のシート支持台および切替ゲートの位置を示す断面図である。(d)は、上記シートが排出されている様子を示す断面図である。
【図6】上記シート後処理装置が上記複写機から離間している状態を示す断面図である。
【図7】係合部のない傾斜レールとガイド部材とが摺動することによって、シート後処理装置と複写機とが連結されている状態を示す断面図である。
【図8】係合部のない傾斜レールを備えたシート後処理装置が、摺動部材を備えた複写機から離間している状態を示す断面図である。
【図9】上記シート後処理装置が上記複写機に連結されている状態を示す断面図である。
【図10】係合部を有する水平レールとガイド部材とが摺動することによって、シート後処理装置と複写機とが連結されている状態を示す断面図である。
【図11】(a)は、上記水平レールを有する上記シート後処理装置が上記複写機から離間しているときの、上記水平レールの側面図である。(b)は、上記離間時における上記シート後処理装置および上記複写機を底面から見た下面図である。
【図12】(a)は、上記シート後処理装置が上記複写機に連結されているときの、上記水平レールの側面図である。(b)は、上記連結時における上記シート後処理装置および上記複写機を底面から見た下面図である。
【図13】係合部のない水平レールが、上記水平レールよりも下方位置にあるガイド部材と摺動することによって、シート後処理装置と複写機とが連結されている状態を示す断面図である。
【図14】係合部のない水平レールが、上記水平レールよりも上方位置にあるガイド部材と摺動することによって、シート後処理装置と複写機とが連結されている状態を示す断面図である。
【図15】複数のソータ装置同士を連結部材を介して連結するようにした従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シート後処理装置
2 複写機(画像形成装置)
61 傾斜レール(案内部材、傾斜案内部材)
61′ 傾斜レール(案内部材、傾斜案内部材)
62 ガイド部材(摺動部材、回転体)
66 係合部
66a テーパー部
66b 係合端部
67 摺動部材
80 水平レール(案内部材、水平案内部材)
80′ 水平レール(案内部材、水平案内部材)
81 係合部
83 ストッパー(当接部材)

Claims (8)

  1. 画像形成装置に対するシート後処理装置の離接方向に延び、上記画像形成装置に設けられた摺動部材と摺動することによって、シート後処理装置が、その画像形成装置側を浮き上がらせた状態で上記画像形成装置に対して所定の高さ位置で連結されるように、上記画像形成装置に対する上記シート後処理装置の離接を案内する案内部材を備えていることを特徴とするシート後処理装置。
  2. 画像形成装置に対するシート後処理装置の離接方向に延び、上記画像形成装置に設けられた摺動部材と摺動することによって、上記画像形成装置に対する上記シート後処理装置の離接を案内する案内部材を備え、
    上記案内部材は、当該案内部材が上記摺動部材に乗り上げて摺動することによって、上記シート後処理装置が上記画像形成装置に対して所定の高さ位置で連結されるように、上記シート後処理装置から上記画像形成装置側に向かうにつれて上昇する傾斜が付けられた傾斜案内部材であることを特徴とするシート後処理装置。
  3. 画像形成装置に対するシート後処理装置の離接方向に延び、上記画像形成装置に設けられた摺動部材と摺動することによって、上記画像形成装置に対する上記シート後処理装置の離接を案内する案内部材を備え、
    上記案内部材は、画像形成装置に対するシート後処理装置の離接方向に水平に延び、上記画像形成装置に設けられた摺動部材と摺動することによって、上記シート後処理装置の離接を水平方向に案内する水平案内部材であることを特徴とするシート後処理装置。
  4. 画像形成装置に対するシート後処理装置の離接方向に延び、上記画像形成装置に設けられた摺動部材と摺動することによって、上記画像形成装置に対する上記シート後処理装置の離接を案内する案内部材を備え、
    上記摺動部材が、上記案内部材との摺動によって回転する回転体であることを特徴とするシート後処理装置。
  5. 上記摺動部材が、上記案内部材との摺動によって回転する回転体であることを特徴とする請求項2または3に記載のシート後処理装置。
  6. 上記案内部材には、上記摺動部材と係合する係合部が設けられていることを特徴とする請求項4または5に記載のシート後処理装置。
  7. 上記係合部は、上記案内部材における上記摺動部材との摺動面であって、上記画像形成装置から上記シート後処理装置へ向かう方向に徐々に下がるテーパー部と、上記テーパー部の上記シート後処理装置側端部でもって上記摺動部材と係合する係合端部とからなっていることを特徴とする請求項6に記載のシート後処理装置。
  8. 画像形成装置に対するシート後処理装置の離接方向に水平に延び、上記画像形成装置に設けられた摺動部材と摺動することによって、上記シート後処理装置の離接を水平方向に案内する水平案内部材を備え、
    上記水平案内部材には、上記シート後処理装置が上記画像形成装置から所定距離以上離間しようとする際に、上記摺動部材と当接する当接部材が設けられていることを特徴とするシート後処理装置。
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