JP3584632B2 - 部品整送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は部品整送装置に関するものであり、更に詳しくは、部品の天地または表裏の姿勢や、移送の向きなどを整えて移送する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
部品整送装置においては、例えば部品の表裏の選別や移送の向きの選別は部品を移送する振動パーツフィーダのトラック上に直列に配置したそれぞれ専用の選別機構で行い、所定の姿勢、所定の移送の向きでない部品を噴出空気で吹き飛ばして排除し、所定の姿勢、移送の向きにある部品のみを下流端から排出させることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、近年になって微小なサイズの電子部品を整送対象とすることが多く、それに伴って振動パーツフィーダも例えば直径が200mm程度に小型化しているので選別機構を設置するためのスペース的な自由度が小さくなっている。すなわち、精度の高い選別のためには同一選別機構を直列に並べてダブルチェックし、所定の姿勢、移送の向きでないものを排除することが好ましいが、それ以外に移送量調整機構、単層・単列化機構も必要とするので、選別機構を充分な余裕をもってトラック上に配置することが困難になっている。また、選別機構毎に付随する噴出空気の配管も場所を取るので、部品の補給装置など他に必要な付帯設備を設けるためのスペース的な自由度も小さくなっている。
【0004】
従って本発明は、選別機構が充分な余裕をもって配置され得る部品整送装置、その結果として付帯設備の設置においてもスペース的に自由度の大きい部品整送装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、反射型光ファイバーセンサ、透過型光センサを組み合せて部品を選別する上での部品の姿勢や移送の向きを同一の箇所でチェックし、これらの何れかが所定通りでない部品は選別して排除するようにしている。従って、選別機構の構成はやや複雑化するが、選別機構の数は減少するのでスペース的に自由度が高くなり、ダブルチェックも充分に可能で選別精度の高い部品整送装置が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。
【0007】
図11は部品選別ユニット171を示し、同一箇所で透過型光センサ161’と反射型光ファイバーセンサ181とによって部品Aの姿勢と移送の向きとについて選別するようになっている。部品Aは取付けブロック152’上のトラックブロック153’に形成されているボウル121の径外方へ向かって若干下向き傾斜の選別トラック154’をトラックブロック153’に取り付けた側板155’に接して移送される。透過型光センサ161’の発光素子161A’と受光素子161B’とが空所159’、側板155’の切欠き157’、およびプロテクタ163’の孔164’を光路として設けられており、部品Aが所定の姿勢にあって、本体1を選別トラック154’から浮かせている場合には照射光が遮断されないのでそのまま通過させるが、所定の姿勢でない場合に照射光が遮断されることにより、圧縮空気配管169’からの空気が側板155’に設けた空気噴出孔156’から噴出されて当該部品Aを吹き飛ばして排除する。
【0008】
更には、レンズを内蔵する鏡筒182を先端部に備えた反射型光ファイバーセンサ181が支持バー162上の支持柱172に固定されて、その照射光の光軸Pは選別トラック154’上で所定の移送の向きにある部品Aを外して傾斜面158’に向けられており、横向きの部品Aが移送されて来た場合にのみ大きい強度の反射光が受光されるようになっている。そして反射強度が大きい場合には同じく空気噴出孔156’から空気が噴出されて横向きの当該部品Aを吹き飛ばし排除する。
【0009】
また、図24は他の選別ユニット271を示し、反射型光ファイバーセンサ281と反射型光ファイバーセンサ291とによって同一箇所で部品Dの姿勢と移送の向きについて選別するようになっている。部品Dはボウル221の径外方へ向かって下向き傾斜の選別トラック274を側壁275に接して移送されるが、支持部材279に固定した反射型光ファイバーセンサ281の先端部がトラックブロック272の側壁275へ開口する光センサ孔276に挿入されており、部品Dのリード9を検知することによって部品Dの前後を検知している。すなわち、部品Dが後向きでリード9が検知される場合には、抑えブロック273に取り付けた圧縮空気配管289からの空気が空気噴出孔286から噴出されて当該部品Dを吹き飛ばして排除する。
【0010】
更には、レンズを内蔵する鏡筒292を先端部に備えた反射型光ファイバーセンサ291が支持部材295上の取付け部材296に固定されて、その照射光の光軸Qは選別トラック274上で所定の移送の向きにある部品Dを外して設定されており、横向きの部品Dが移送されて来た場合にのみ小さい強度の反射光が受光されるようになっている。そして反射強度が小さい場合には同じく空気噴出孔286から空気が噴出されて横向きの当該部品Dを吹き飛ばして排除する。
【0011】
このように選別する上での部品の姿勢と移送の向きが異なる部品、例えば縦長の部品であって、移送時における正規の姿勢および移送の向きが、本体が足部によって選別トラックから浮かしており、かつ長手方向に移送するものである場合や両側面に非対称に設けられているリードの非対称性をそのまま維持して長手方向に移送するものである場合にこれら部品の姿勢や移送の向きを同一箇所でチェックして何れかが所定通りでない場合には空気噴出孔から空気を噴出させて排除し選別するようにしているので、従来のように部品の姿勢や移送の向き毎に選別機構を設けていた場合に比べて選別機構の数が削減され、従って同一の選別機構を直列に設置してのダブルチェックが充分に可能で選別精度の高い部品整送装置が得られる。また、選別機構以外に設置が必要な単層・単列化機構、移送量調整機構などの付帯装置も充分な余裕をもって設置することができるので、その面からも選別精度が向上する。
【0012】
【実施例】
以下、実施例による本発明の部品整送装置について、図面を参照し具体的に説明する。
【0013】
(実施例1)図1は実施例1の部品整送装置100の整送対象である電子部品A(以降、部品Aと称す)の斜視図であり、絶縁材で被覆された直方体形状の本体1の両端部に端面を揃え、かつ底面G側において中央部で部分的に欠落された鉢巻状の金属性電極2を有しているそして、端面Hを示す図2のA、および側面Fを示す図2のBも参照して、電極2は天面Eと側面Fとにおいて本体1と同一面をなすように本体1内へ沈められているが、底面Gにおいては電極2の厚さ分だけ本体1を浮き上がらせてギャップgが形成されている。また、部品Aは長さ方向に関して前後対称であり、図1に示す姿勢で端面Hを先頭にして白抜き矢印の方向へ移送することが望まれている。
【0014】
この姿勢の部品Aを選別するに際しての正規の姿勢は本体1が移送面から浮き上がっていることにあり、所定の姿勢の部品Aと所定の姿勢でない部品Aは、この浮き上がりのギャップgを透過する光を遮断するか、遮断しないかによって選別される。また、部品Aの移送の向きについては、側面Fと端面Hとの長さ、すなわち縦横の長さの違いによって選別される。ちなみに部品Aのサイズは幅w2.0mm、長さl(エル)2.5mm、高さh2.0mmである。
【0015】
図3は図1の部品Aと同等な部品Bの斜視図であり、本体3と底面側の厚さtの透明部材4とからなっており、透明部材4を透過する光によって部品Aと同様に選別される。同じく図4も同等な部品Cの斜視図であり、本体5の底面側に4本の足6を有し、本体5を足6の高さ分だけ浮き上がらせてギャップjが形成されており、ギャップjを透過する光によって部品Aと同様に選別される。すなわち、部品B、部品Cは以降に説明する部品整送装置100によって部品Aと同様に整送され得る部品である。
【0016】
図5は部品整送装置100の部分破断側面図であり、図6はその平面図である。図5を参照して、部品整送装置100は部品Aを収容し整送する深皿状のボウル121と、これに捩り振動を与える駆動部111とからなっている。
【0017】
駆動部111においては、ボウル121の底板と一体的な可動ブロック112が等角度間隔に配置した傾斜板ばね113によって下方の固定ブロック114と連結されている。固定ブロック114上にはコイル115を巻装した電磁石116が可動ブロック112の下面側の可動コア112cと僅かな間隙をあけ対向して設けられている。また、駆動部111はその周囲を防音カバー117で覆われており、ボウル121と共に防振ゴム118を介して基板119上に設置されている。そしてコイル115に交流が通電されることによりボウル121に上方から見て反時計方向の捩り振動を与える。ボウル121に設けられている各種の機構は図6において説明する。
【0018】
ボウル121においては、図6を参照して、底面122に多数の部品Aが収容され(図6においては簡明化のために散在的に示している)、周辺部に起点124sを有する平板トラック124がボウル121の周壁123に沿い反時計方向にスパイラル状に上昇して設けられている。平板トラック124はボウル121の径外方へ向かって若干下向き傾斜に形成されており、捩り振動を受けて移送される部品Aは平板トラック124の側壁125に接して移送される。
【0019】
平板トラック124がほぼ一周半した以降には、非定常時に部品Aを抜き出すための早出しゲート131、流量調整用の切欠き135と余剰の部品Aを底面122へ戻すための切欠き136、部品Aを所定の移送の向きにさせるJ溝トラック141、142、更には丸溝トラック143の下流側に第1選別ユニット151、ワイパー174、第2選別ユニット171、および排出部191が設けられているが、これらを順次説明する。
【0020】
早出しゲート131は図6、および図6における[7]−[7]線方向の断面図である図7を参照して、ボウル121の周壁123の二段の切欠き132の上段にボルト133bで固定し、切欠き132の下段の上方に渡した取付けバー133に対して、内周側の面を平板トラック124の側壁125にほぼ整合させて取り付けられ、外周側からボルト131bで螺着固定されている。早出しゲート131の下端部は平板トラック124の面を僅かに切り下げて係止されている。
【0021】
早出しゲート131は部品Aの品種切替え時、作業終了時など、底面122上の部品Aを抜き出す場合にボルト131bを弛めて取り外し、部品Aを外周側へ導くためのものである。すなわち、早出しゲート131の裏面、外周側には周壁123を切り欠いて、部品Aを外部へ取り出すための排出溝134が形成されている。早出しゲート131からは最短距離で部品Aをボウル121の外へ取り出すのが一般的であるが、場所的な制約から上記のような排出溝134を経由させる場合もある。
【0022】
切欠き135は平板トラック124のトラック幅を狭めて多列で移送されてくる内周側の部品Aを陥落させ移送量を調整するべく設けられている。切欠き135へ陥落した部品Aは切欠き135内のボウル121の径外方へ向かって凸の側壁に沿って移送され、底面122へ落下する。
【0023】
円弧状に形成されているJ溝トラック141は、図6における[8]−[8]線方向の断面図である図8を参照して、断面が上に開いて傾斜したJ字形状に形成され、内周側の丸溝部は平板トラック124から下方への僅かの段差を介した位置に設けられている。丸溝部の幅は部品Aの長さと同程度とされており、長手方向を丸溝部と交差させている横向きの部品Aは捩り振動を受けて移送される間に重心位置が低い所定の移送の向きを取るようになる。なお、図8には前述の早出しゲート131からの排出溝134が示されている。
【0024】
図6へ戻り、上流側のJ溝トラック141が下流端をJ溝トラック142の上流端部の側面に位置させ、かつ下方への僅かの段差を介して、J溝トラック141にJ溝トラック142が接続されており、部品AがJ溝トラック141から移送方向の異なるJ溝トラック142へ移行する時にも所定の移送の向きを取るようになる。
【0025】
切欠き136は主としてJ溝トラック141から溢れた部品Aが陥落して集められ、切欠き136内のボウル121の径外方へ向かって凸の側壁に沿って移送されて底面122へ落下し戻される。
【0026】
丸溝トラック143は、図6、および図6における[9]−[9]線方向の断面図である図9を参照して、ボウル121の周縁部に固定したトラックブロック147上に形成され、上流端部では側壁145を斜めにカットしてJ溝トラック142からの移行を滑らかにさせているが、全体的には一点鎖線で示すように直立したJ字形状に形成されており、上流側のJ溝トラック141、142で所定の移送の向きにされた部品Aが向きを変えることなく移送されるようになっている。丸溝トラック143の下流端部における丸溝移送面から平板移送面へ移行するための遷移部143tを介して、後述の平板トラック144が形成され、そのトラックブロック147を切り欠いて第1選別ユニット151が設置されている。
【0027】
この第1選別ユニット151は部品Aのなかで天面Eを上にしているもの、それ以外の姿勢にあるものから選別する。図6における[10]−[10]線方向の断面図である図10を参照して、第1選別ユニット151はボウル121の周縁部およびトラックブロック147を切り欠いた箇所に取付けブロック152が固定され、その上へトラックブロック153がビス153bで取り付けられている。そして、このトラックブロック153に選別トラック154が形成され、選別用の側板155がビス155bでトラックブロック153に取り付けられている。この側板155には空気噴出孔156と、光路として切欠き157とが設けられているが、その詳細は後述する。
【0028】
取付けブロック152の外周側に固定した支持台165に透過型の光センサ161の発光素子161Aがビス161cで取り付けられており、更に、取付けブロック152にはL形支持バー162がボルト162bで固定され、その先端部には光路としての孔164を設けたプロテクタ163と共に光センサ161の受光素子161Bがビス161cで取り付けられている。そして、取付けブロック152とトラックブロック153との接触部分に設けられた空所159、側板155の切欠き157、およびプロテクタ163の孔164によって、発光素子161Aと受光素子161Bとの間に光路が形成されている。すなわち、部品Aが底面Gを下側にして本体1を浮き上がらせた姿勢にある時には透過型の光センサ161の発光素子161Aから受光素子161Bに至る光を遮断しないが、それ以外の姿勢である場合には光を遮断することにより部品Aの天地の姿勢が検知される。
【0029】
更には、トラックブロック153に穿設したジグザグ状の貫通穴167に外周側から圧縮空気配管169の継手168が挿入螺着されており、貫通穴167の内周側の開口は側板155の空気噴出孔156に連なっている。そして、光センサ161の光が遮断されると、圧縮空気配管169の図示しない電磁弁が瞬時的に開かれ、側板155の空気噴出孔156から空気が噴出されて、光を遮断した部品Aを吹き飛ばして排除するようになっている。
【0030】
図6へ戻り、第1選別ユニット151と第2選別ユニット171との間には、周壁123にボルト173bで固定した取付けブロック173に対してワイパー174の根元部がボルト174bで取り付けられ、ワイパーの主体は選別トラック154の上方に斜交させて設けられている。ワイパー174は選別トラック154の移送面から部品Aが一個分だけ通過し得る高さに設けられており、重なって移送されて来る部品Aのうち選別トラック154に接している最下層の部品Aはワイパー174の下を通過するが、2層目以上の部品Aはワイパー174によって移送を妨げられ、ワイパー174に沿い内周側へ導かれてボウル121へ落下する。
【0031】
第2選別ユニット171は、図6における[11]−[11]線方向の断面図である図11を参照して、図10に示した第1選別ユニット151と同様な透過型の光センサ161’の発光素子161A’と受光素子161B’との間の光の遮断の有無による部品Aの姿勢の選別機構を有している。従って光センサ161’を含めて第1選別ユニット151の部材に対応する部材には( ’)付きの同一の符号を付してこの部分の説明は省略する。
【0032】
また更には、上記の透過型の光センサ161’に加え、L形支持バー162’の中間部に立ててボルト172bで固定した逆立ちのL形支持柱172の切欠き内に、レンズを内蔵する鏡筒182を先端部に備えた反射型の光ファイバーセンサ181のネジ加工部183が挟み込まれており、図示しない抑え板で外側を抑えてボルト181bで固定されている。反射型の光ファイバーセンサ181においては、発光素子から光ファイバーを経由して検知対象に照射される光の反射光が再度光ファイバーを経由して受光素子に戻るが、その時の反射強度の大小によって検知対象の状態を検知するセンサである。光ファイバーセンサ181の照射光の光軸Pは選別トラック154上で所定の移送の向きにある部品Aを外して設定されており、部品Aが横向きの場合にのみ強度の大きい反射光が戻るようになっている。そして、横向きの部品Aが検知された場合には圧縮空気配管169’の図示しない電磁弁が瞬時的に開かれ、継手168’から導入される圧縮空気が側板155’の空気噴出孔156’から空気が噴出されて、横向きの部品Aを吹き飛ばして排除するようになっている。すなわち、空気噴出孔156’は透過型の光センサ161’と反射型の光ファイバーセンサ181との両方で兼用され、第2選別ユニット171では部品Aの姿勢と移送の向きとが同時にチェックされて、それらの何れかが所定通りでない場合に空気が噴出される。従って、圧縮空気配管の設備費が低減される。
【0033】
第2選別ユニット171の下流側には排出部191が設けられている。図6における[14]−[14]線方向の断面図である図14、および[15]−[15]線方向の断面図である図15を参照し、ボウル121の周縁部を切り欠いてトラックブロック192が設けられ、トラックブロック192には上流側の選別トラック154と接続する位置に、排出トラック194の平面状の移送面と側壁195が形成され、図15に示すようにボルト192bで固定されている。また、トラックブロック192の内周側の表面にはガイドプレート193がネジ193bで取り付けられ、側壁195側の表面には抑えプレート196が‘つまみ’付きネジ196bで固定されてトンネル状の排出トラック194が形成されており、所定の姿勢と移送の向きにある部品Aが単列、単層でのみ移送されるようになっている。なお、図14には上流側のトラックブロック152、153がこれらを固定するボルト152b、153bと共に示されている。なお、この部品整送装置100には部品Aを次工程へ供給するための直線振動パーツフィーダが接続されているが、これについては説明を省略する。
【0034】
実施例1の部品整送装置100は以上のように構成されるが、次ぎにその作用を説明する。
【0035】
図5、図6に示す部品整送装置100において、ボウル121の底面122には部品Aが多数に収容され、コイル114には交流が通電されて、ボウル121に上方から見て反時計方向の捩り振動が与えられ、第1選別ユニット151、第2選別ユニット171における各種光センサ、その他圧縮空気源も稼動状態にあるものとする。
【0036】
図6を参照して、ボウル121の底面122上においてランダムな姿勢にある部品Aは捩り振動の遠心力によって周辺部へ移動されつつ矢印mの方向へ移送力を受け、起点124sから平板トラック124に乗り、姿勢と移送の向きは不定のまま側壁125に接して移送される。
【0037】
部品Aは平板トラック124を移送されて早出しゲート131に至るが、図7も参照して、定常時には側壁125にほぼ整合された早出しゲート131の内周側の面に接して移送されそのまま通過する。そして、早出しゲート131にほぼ対向する位置に平板トラック124に設けられている切欠き135によってトラック幅が狭められていることから、多列になって過剰気味に移送されてくる部品Aのうち内周側の部品Aは切欠き135へ陥落して部品Aの移送量が調整される。切欠き135へ落ちた部品Aは切欠き135内を移送されてその下流端から底面122へ落下し戻される。
【0038】
切欠き135の外周側を通過した部品Aは図8も参照して、平板トラック124の下流端から小さい段差を経てJ溝トラック141へ移行する。この間、平板トラック124から上流側のJ溝トラック141へ移行時に溢れる部品Aは切欠き136へ陥落し、切欠き135におけると同様に底面122へ戻される。そして、J溝トラック141の丸溝部を移送される間に部品Aは重心位置が低くなる向き、すなわち所定の移送の向きを取るようになるので、所定の移送の向きの部品Aの割合が増大する。また、移送方向が変わるJ溝トラック141とJ溝トラック142との接続箇所において、また続くJ溝トラック142においても、残る所定の移送の向きでない部品Aが所定の移送の向きを取るようになる。従ってJ溝トラック142の下流端では部品Aは天地の向きは不定のまま殆どは所定の移送の向きとなっている。
【0039】
部品Aはついで、図9を参照し、丸溝トラック143へ移行して移送の向きを保持されつつ移送され、次いで図6に示す遷移部143tを経由し、後述の平板トラック144を切り欠いて挿入したトラックブロック153に形成されている第1選別ユニット151へ移行する。
【0040】
第1選別ユニット151において部品Aは、図10に示すように、選別トラック154上を側板155に接して移送され、透過型の光センサ161の発光素子161Aから受光素子161Bに至る光の遮断の有無による姿勢の選別を受けて、所定の姿勢でない部品Aは側板155の空気噴出孔156からの噴出空気によって吹き飛ばされて排除され、所定の姿勢である部品Aのみが下流側へ移送される。この第1選別ユニット151における姿勢の選別は第2選別ユニット171における姿勢の選別と同様であるので、選別の詳細は第2選別ユニット171において説明する。
【0041】
第1選別ユニット151を通過した部品Aは続くワイパー174を通過することによって積み重なっている部品Aがある場合、最下層の部品Aのみが下流側の第2選別ユニット171へ移送され、2層目以上の部品Aはワイパー174に沿って内周側へ導かれてボウル221内へ落下する。
【0042】
ワイパー174を通過した部品Aは、図11に示す第2選別ユニット171において、姿勢の選別と、移送の向きの選別とを受ける。第1選別ユニット151におけると同様、部品Aは、選別トラック154’上を側板155’に接して移送されるが、姿勢の選別の詳細は図11における[12]−[12]線方向の部分破断矢視図である図12に示されている。図12のA、Bは同一箇所の図であるが、平板トラック144、その側壁145、平板トラック144からボウル121の径内方へ向かっての下向きの傾斜面148が形成されているトラックブロック147を切り欠いて嵌め込まれた取り付けたトラックブロック153’に選別トラック154’、上流側の傾斜面148と同様な傾斜面158’が形成され、上流側の側壁145と面を整合させた側板155’がビス155b’でトラックブロック153’に取り付けられている。そして、側板155’には圧縮空気用の貫通穴167’に続く空気噴出孔156’が開口され、光センサ161’の光路としての切欠き157’が形成されている。上方に設置されているのは移送の向きを選別するための光ファイバーセンサ181の鏡筒である。
【0043】
図12において部品Aは右方から左方へ移送されるが、図12のAに示すように、部品Aが所定の姿勢にあって本体1が選別トラック154’から電極2の厚さ分だけ浮き上がっている場合には、光センサ161の光路としての切欠き157を一時に完全に遮蔽することはないので、空気噴出孔156からは空気は噴出されず、部品Aはそのまま通過する。これに対して、図12のBに示すように、部品Aが底面Gを上側にし、天面Eを下側にして選別トラック154に接して移送される場合には光路の切欠き157が遮蔽されるので、空気噴出孔156から空気が噴出されて部品Aは一点鎖線で示すように吹き飛ばされ排除される。図12のBでは、部品Aが天面Eを下側にした例を示したが、両側面Fの何れかを下側にしている場合も同様である。
【0044】
また、移送の向きの選別の詳細は図11における[13]−[13]線方向の部分破断平面図である図13に示されている。図13は図12と同一の箇所を異なった角度から見た図であり、図13のA、Bは同一箇所の図であるが、前述したように、平板トラック144を有するトラックブロック147を切り欠いて固定したトラックブロック153’に選別トラック154’が形成され、側板155’がトラックブロック153’に取り付けられており、側板155’には圧縮空気用の貫通穴167’に続く空気噴出穴156’が開口されている。そして、選別トラック154’の内周側の傾斜面158’上に一点鎖線で示す光ファイバーセンサ181の照射点Rが設定されている。そのほか、反射型の光センサ161’の発光素子161A’と二点鎖線で示す受光素子161B’が近傍に存在する。
【0045】
図13において部品Aは右方から左方へ移送されるが、図13のAに示すように、部品Aが端面Hを側板155’に接触させ横向きとなって移送されている場合には、光ファイバーセンサ181の照射光が部品Aから反射され、その反射強度は大きいので空気噴出孔156’から空気が噴出されて当該部品Aは一点鎖線で示すように吹き飛ばされて排除される。これに対して、図13のBに示すように、部品Aが側面Fを側板155’に接して移送されて所定の移送の向きにある場合には、光ファイバーセンサ181は斜面158’からの反射光を受光することになるのでその反射強度は極めて小さく、この場合には空気噴出孔156’から空気が噴出されないので、部品Aはそのまま通過する。
【0046】
以上のようにして、第2選別ユニット171’で部品Aの姿勢と移送の向きとが同時に選別され、第2選別ユニット171’からは所定の姿勢と移送の向きである部品Aのみが排出部191へ移送される。排出部191においては図14、図15に示すように、傾斜した上流側の平板トラック144から水平な移送面の排出トラック194とされると共に、ガイドプレート193および抑えプレート196によって、所定の姿勢と移送の向きである部品Aが単列、単層でのみ移送され得るトンネル状とされているので、部品Aはその姿勢と移送の向きを乱されることなく移送されて下流端から排出され、説明を省略した直線振動パーツフィーダを経て次工程へ供給される。
【0047】
(実施例2) 図16は実施例2の部品整送装置200の整送対象である部品Dの斜視図であり、黒色の樹脂でモールドされた角柱形状の本体7と、側面K側において天面Jに近い角落とし部から天面Jに平行に側方へ突き出すステンレス製の2本のリード8、および側面L側において底面Mに近い角落とし部から側面Lに平行に立ち上がるステンレス製のリード9とを備えている。そして、部品Dは図16のAに示した姿勢で白抜き矢印で示す方向へ移送すること、すなわち端面N1 を先頭にして移送することが望まれている。リード8、9の形状が異なるために、図16のBに示すように、同じく天面Jを上側にする姿勢であっても、図16のAとは反対の、端面N2 を先頭にして移送される部品Dは排除されなければならない。
【0048】
図17は部品Dの端面N1 と側面Kを示し、図18は端面N2 と側面Lを示す図である。
【0049】
図19は部品整送装置200の部分破断側面図であり、図20は平面図である。図19を参照して、部品整送装置200は深皿状のボウル221と、これに捩り振動を与える駆動部211とからなっている。
【0050】
駆動部211においては、ボウル221の底板と一体的な可動ブロック212が等角度間隔に配置した傾斜板ばね213によって下方の固定ブロック214と連結されており、固定ブロック214の上にはコイル215を巻装した電磁石216が可動ブロック212の下面の可動コア212cと僅かの間隙をあけ対向して設けられている。また、駆動部211はその周囲を防音カバー217で覆われており、ボウル221と共に防振ゴム218を介して基板219上に設置されている。そして、コイル215に交流が通電されることにより、ボウル221に上方から見て時計方向の捩り振動を与える。ボウル221に取り付けられている各種の機構は図20において説明する。
【0051】
ボウル221は図20を参照して、底面222に多数の部品Dを収容し(図20においては簡明化のために散在的に示している)、底面222の周辺部に起点224sを有する平板トラック224がボウル221の周壁223に沿い時計方向にスパイラル状に上昇して設けられている。平板トラック224はボウル221の径外方へ向かって若干下向き傾斜に形成されており、部品Dは捩り振動を受けて平板トラック224の側壁225に接して移送される。
【0052】
平板トラック224の下流部分には、トラック幅を狭めて部品Dの移送量を調整する切欠き227、228、229が設けられ、周壁223を切り欠いて早出しゲート231、重なって移送される部品Dを崩す分離板234、移送量調整ブロック237が設けられており、続いてJ溝トラック241、242、更には空気噴出孔266、第1選別ユニット271、第2選別ユニット271’の後、排出部301が設けられている。これらについて順次説明する。
【0053】
早出しゲート231については実施例1の図7も参照して、周壁223の二段の切欠き232の上段にボルト233bで固定した取付けバー233が切欠き232の下段の上方に渡され、この取付けバー233に対して、平板トラック224の側壁225にほぼ整合させた内周側の面を有する早出しゲート231が外周側からのボルト231bで螺着固定されている。そして、非定常時、例えば部品Dの品種の切換え時、作業の終了時など、ボウル221から部品Dを抜き出したい時に、ボルト231bを弛めて早出しゲート231を取り外すことにより、部品Dは切欠き232の下段を経由し外部へ抜き出される。
【0054】
分離板234は周壁223の切欠き235において部品Dの厚さよりは薄い厚さの板として側縁を側壁225から平板トラック224の移送方向と斜交するように設けられ、抑えブロック236で固定されている。積み重なって移送されてくる部品Dのうち、最下層の部品Dは分離板234の側縁によって内周側へ導かれ、2層目以上の部品Dは分離板234に乗り上げ側壁225に接して移送されることから、積み重なった部品Dが崩される。
【0055】
平板トラック224に設けられている切欠き227、228、229はトラック幅を狭めており、多列で移送される部品Dのうち内周側の部品Dを陥落させて移送量を調整する。切欠き228に相対する位置で周壁223の切欠き238には、移送量調整ブロック237がそれ自身に設けたボウル221の径方向の長穴239を挿通するボルト237bによって、切欠き228との間のトラック幅を調整可能に取り付けられており、移送量を調整することができるようになっている。
【0056】
円弧状に形成されているJ溝トラック241は図20における[21]−[21]線方向の断面図である図21を参照して、断面が上に開いて傾斜したJ字形状に形成され、内周側の丸溝部は平板トラック224から下方への僅かな段差を介した位置に設けられている。丸溝部の幅は部品Dの長さと同程度とされており、長さ方向を丸溝部と交差させている横向きの部品Dは捩り振動を受けて移送される間に重心位置が低くなる所定の移送の向きをとるようになる。図20に示すように、J溝トラック241の内周側には、J溝トラック241へ入り切れずに溢れる部品Dを陥落させてボウル221内へ戻すための切欠き247が設けられている。
【0057】
また、J溝トラック241が下流端をJ溝トラック242の上流端部の側面に位置させ、かつ下方の僅かな段差を介して、J溝トラック241にJ溝トラック242が接続されており、J溝トラック241とJ溝トラック242とは移送方向が異なることからこの接続部において、またJ溝トラック242を移送される間にも、横向きの部品Dは所定の移送の向きを取るようになる。
【0058】
J溝トラック242の下流側においては、下方への僅かな段差を介して、平板トラック254が接続されている。図20、および図20における[22]−[22]線方向の断面を拡大して示す図22を参照して、ボウル221の周縁部を削った水平面にトラックブロック252と抑えブロック253が重ねて固定され、このトラックブロック252上に平板トラック254がボウル221の径外方へ向かって若干下向き傾斜に形成され、これに直角な側壁255が設けられている。そして部品Dが天面Jを上側にしている場合に、リード8または9が側面255に接触しないように切り溝257が設けられている。図22に示すように、接続箇所においては、上流側のJ溝トラック242から移行される部品Dの障害とならないように、側壁255はJ溝トラック242の傾斜と合わせるように削られている。
【0059】
次いで、図20に示すように、また図22に一点鎖線で示すように、平板トラック254は幅が狭められており、天面Jを上側にした部品Dはリード8または9を切り溝257内に入れ得るので平板トラック254上をそのまま移送されるが、天面Jを下側にした部品Dはリード8または9が側面255に接触して本体7が内周側へスライドされ、重心が平板トラック254から外れることからボウル221内へ転落して排除される。側面Kを下側にした部品はリード8と本体7の稜線が平板トラック254に接し、側面Lを下側にした部品Dはリード9が平板トラック254に接して移送されるが、何れも本体7が内周側へスライドされ、同様に平板トラック254から落下し排除される。
【0060】
更に、図20における[23]−[23]線方向の断面を示す図23を参照して、トラックブロック252に形成されている平板トラック254、側壁255、切り溝257に加え、端面N1 またはN2 の上に立って移送される部品Dがある場合にこれを排除するための空気噴出孔266が抑えブロック253に設けられている。すなわち、抑えブロック253に穿設した空気穴267に外周側から継手268が螺着されて圧縮空気配管269が接続されており、空気穴267の先端部に設けた垂直方向の孔から水平方向に空気噴出孔266が設けられている。空気噴出孔266は端面N1 またはN2 の上に立つ部品Dの上端部の高さ位置に開口されて常時空気が噴出されており、端面N1 またはN2 の上に立って移送される部品Dを吹き飛ばして排除するようになっている。なお、ボルト252bはトラックブロック252をボウル221に固定している。
【0061】
空気噴出孔266の下流側に、第1選別ユニット271、第2選別ユニット271’が設けられているが、第2選別ユニット271’は第1選別ユニット271と全く同様に構成されているので、その構成は第1選別ユニット271によって説明し、第1選別ユニット271に対応する各構成要素には必要な場合には(’)付きの同一の符号を付して説明を省略する。
【0062】
第1選別ユニット271は図20における[24]−[24]線方向の断面を示す図24を参照し、図23のトラックブロック252を切り欠いて嵌め込まれたトラックブロック272と、その上に固定された抑えブロック273に対して、直線状の選別トラック274と、これに直角な側壁275、およびリード8または9の通路としての切り溝277が形成されており、これらの外周側に部品Dのリード9を検知するための反射型光ファイバーセンサ281と、上方に部品Dの移送の向きを検知するための反射型光ファイバーセンサ291が取り付けられている。なお、反射型の光ファイバーセンサ281と光ファイバーセンサ291とはレンズを内蔵する鏡筒292の有無を含め外形は異なるが機能的に同等であり、実施例1における反射型光ファイバーセンサ181と同様に作用する。
【0063】
光ファイバーセンサ281はボウル221の側縁部の下面にボルト279bで固定した支持部材279に対して、ネジ加工部283が螺着されてセットビス283bで固定され、光ファイバーが外被282と共にトラックブロック272に設けた光センサ孔276に挿入されている。
【0064】
すなわち、光ファイバーセンサ281は部品Dが通過しない時には何等作動せず、また天面Jを上側にして移送されてくる部品Dのうち、端面N1 を先頭にしている部品Dは側面Kが光ファイバーセンサ281側となるので、光ファイバーセンサ281は黒色の本体7からの反射光を受光するが、この時にも何等作動させないように設定されている。これに対して端面N2 を先頭にしている部品Dは側面Lが光ファイバーセンサ281側となるので、光ファイバーセンサ281は黒色の本体7からの反射光のなかにステンレス金属色のリード9からの強度の大きい反射光を受光するが、この時のみ後述するように空気を噴出させる。すなわち、部品Dが前向きであるか、後向きであるかが検知されて選別されるようになっている。
【0065】
また、抑えブロック273上に支持部材295がボルト295bで固定され、これにボルト296bで固定した取付け部材296の切欠き内に、レンズを内蔵する鏡筒292を先端部に備えた反射型光ファイバーセンサ291のネジ加工部293が挟み込まれており、抑え板294で外側を抑えてボルト294bで固定されている。そして、光ファイバーセンサ291の照射光の光軸Qは所定の移送の向きにある部品Dを外して設定されており、部品Dが所定の移送の向きにある場合には選別トラック274からの反射光を受光するが、部品Dが横向きの場合には黒色の本体7からの低強度の反射光が受光されるようになっており、これによって横向きの部品Dが検知されるようになっている。
【0066】
また更には、抑えブロック273に穿設した空気穴287に外周側から螺着された継手288を介して圧縮空気配管289が接続されており、空気穴287の先端部に設けた下方への垂直な孔を経由する水平方向の空気噴出孔286が側壁275に開口されている。そして、光ファイバーセンサ281によって部品Dのリード9が検知され後向きの部品Dが検知された場合、または光ファイバーセンサ291によって横向きで所定の移送の向きでない部品Dが検知された場合に、圧縮空気配管289の図示しない電磁弁が瞬時的に開かれて空気噴出孔286から空気が噴出され、これらの部品Dを吹き飛ばして排除するようになっている。すなわち、空気噴出孔286は光ファイバーセンサ281と光ファイバーセンサ291とによって兼用されている。なお、空気噴出孔286は外周側へも開口されているが、これは空気噴出孔286における空気の流速を減少させるためである。流速が大きいと部品Dが側壁275に張り付き気味になって排除されない場合があるからである。
【0067】
第2選別ユニット271’の下流側には排出部301が設けられている。図20における[27]−[27]線方向の断面図である図27、および[28]−[28]線方向の断面図である図28を参照して、ボウル221の周縁部を切り欠いてトラックブロック302が固定され、このトラックブロック302には上流側の選別トラック274と接続する位置に、排出トラック304の平面状の移送面と側壁305が形成されている。トラックブロック302の内周側にはガイドプレート303がその表面上を所定の移送の向きにある部品Dのリード9を走らせる高さとされてビス303bで取り付けられ、側壁305側の上面には所定の移送の向きにある部品Dのリード8を走らせる切り溝307をトラックブロック302と共に形成させた抑えプレート306がボルト306bで固定され、排出トラック304全体としては、内周側上部に間隙を有するが、ほぼトンネル状とされ、部品Dが所定の姿勢、移送の方向を乱すことなく移送されるようになっている。
【0068】
図27を参照して排出部301の上流部分では、傾斜した選別トラック274からの移行される部品Dの障害とならないように抑えプレート306の下面及び切り溝307が選別トラック274の傾斜に平行に削られており、更には、抑えプレート306上には取り付け部材312がビス312bで固定され、取付け部材312内に垂直方向に穿設した縦方向の空気穴317に挿入螺着した継手318を介して圧縮空気配管319が接続されている。そして、空気穴317の下端から下流側へ向かって下向き傾斜の空気噴出孔316が設けられており、常時空気を噴出させている。すなわち、噴出空気は排出トラック304の内周側上部において、ガイドプレート303と抑えプレート306との間に形成されている間隙から排出トラック304内へ吹き込まれ、部品Dを後押しするようになっている。
【0069】
この後押し用の空気は、部品Dの端面N1 、N2 からやや内側へ入った箇所にリード9が設けられていることにより、部品Dがやや幅の広い排出トラック304内で先頭または後尾を左右へ振り気味に移送されて移送速度が低下することを防ぐ。なお、図示せずとも排出トラック304の下流端から排出される部品Dは天地を反転されて直線振動パーツフィーダへ送られ、次工程へ供給されるようになっている。本実施の形態においては、部品Dの反転を説明から除いていることから、実際の天地を逆にして説明している。
【0070】
実施例2の部品整送装置200は以上のように構成されるが、次ぎにその作用を説明する。
【0071】
図19、図20に示す部品整送装置200において、ボウル221の底面222には部品Dが多数に収容され、コイル214には交流が通電されて、ボウル221に上方から見て時計方向の捩り振動が与えられ、第1選別ユニット271、第2選別ユニット271’における各種光センサ、その他圧縮空気源も稼動状態にあるものとする。
【0072】
図20を参照して、ボウル221の底面222上においてランダムな姿勢にある部品Dは捩り振動の遠心力によって周辺部へ移動されつつ矢印nの方向へ移送力を受け、起点224sから平板トラック224に乗り、姿勢と移送の向きは不定のまま側壁225に接して移送される。
【0073】
部品Dは平板トラック224を移送されて早出しゲート231に至るが、定常時には側壁225にほぼ整合された早出しゲート231の内周側の面に接して移送され、そのまま通過する。そして、早出しゲート231の直下流において平板トラック224は切欠き227によってトラック幅が狭められていることから、多列になって過剰気味に移送されてくる部品Dのうち内周側の部品Dは切欠き227へ陥落して、部品Dの移送量が調整される。切欠き227へ落ちた部品Dは切欠き227内を移送され、その下流端から底面222へ落下し戻される。
【0074】
切欠き227の外周側を通過した部品Dは分離板234に至り、積み重なって移送されてくる部品Dのうち、最下層の部品Dは分離板234に沿って内周側へ導かれ、2層目以上の部品Dは分離板234に乗り上げ側壁255に接して移送されることから、積み重なった部品Dは崩される。
【0075】
部品Dは更に上流側の切欠き227と同様な切欠き228に至り、狭められた平板トラック224によって移送量の調整が行なわれるが、切欠き228に対向して設けられている移送量調整ブロック237をボウル221の径内方向にスライドさせることによりトラック幅が調整され、最も好ましい移送量とされて移送される。
【0076】
続いて部品Dは同様な切欠き229の外周側を移送されて、図21に示すように、平板トラック224の下流端から小さい段差を経てJ溝トラック241へ移行する。そして、J溝トラック241の丸溝部を移送される間に部品Dは重心位置が低くなる向き、すなわち所定の移送の向きを取るようになる。この間、J溝トラック241へ入り切れずに溢れる部品Dは内周側の切欠き247へ陥落し、切欠き247内を移送されてその下流端からボウル221内へ落下し戻される。
【0077】
また、部品DはJ溝トラック241から移送方向の異なるJ溝トラック242へ移行するが、この接続箇所において、また続くJ溝トラック242を移送される間においても、所定の移送の向きでない部品Dは所定の移送の向きを取るようになる。従って、J溝トラック242の下流端では部品Dは天地の姿勢は不定のまま、殆どは所定の移送の向きとなって下流側の平板トラック254へ移行する。
【0078】
図20、図22を参照し、J溝トラック242から下方への僅かの段差を介して平板トラック254が接続されている箇所において側壁255が削られていることから部品Dは滑らかに移行するが、図22において一点鎖線で示すように、下流側において側壁255は平板トラック254に直角とされ、かつ平板トラック254の幅が狭められている。従って、天面Jを上側にした姿勢の部品Dはリード8または9を切り溝257に挿入して移送されるが、それ以外の姿勢の部品Dはリード8または9の存在によって平板トラック254の内周側へ移動されバランスを失ってボウル221内へ落下し排除される。また、端面N1 またはN2 の上に立って移送される部品Dがあれば、図23に示すように、内周側へ張り出された抑えブロック253に導かれて内周側へ移動されると共に、部品Dの上端部に相当する箇所に開口している空気噴出孔266から常時噴出されている空気によって吹き飛ばされ排除される。
【0079】
このようにして空気噴出孔266以降においては、部品Dは天面Jを上側にしてリード9を内周側にしたものと、リード9を外周側にしたものとになって、第1選別ユニット270へ至る。すなわち、図24を参照し、部品Dは平板トラック254に続く選別トラック274を移送されつつ外周側からの反射型の光ファイバーセンサ281によって側面Lのリード9の有無を検知され、すなわち端面N1 を先頭にする部品Dか、端面N2 を先頭にする部品Dであるか、すなわち側面L(またはK)の向きが検知され、上方からの反射型の光ファイバーセンサ291によって部品Dが所定の移送の向きであるか、横向きとなっているかが検知されて、何れかが所定通りでない部品Dは空気噴出孔286から瞬時的に噴出される空気によって吹き飛ばされ排除される。
【0080】
この時の側面K(またはL)の向きの選別の詳細は図24における[25]−[25]線方向の部分破断矢視図である図25に示されている。図25のA、Bは同一箇所の図であるが、平板トラック254に続く選別トラック274の側壁275に開口されている光ファイバーセンサ281の光センサ孔276から部品Dのリード9の検知が行なわれ、部品Dが側面Lを光ファイバーセンサ281側に向けている場合には圧縮空気の穴287に続く空気噴出孔286から空気が瞬時的に噴出される。すなわち、図25において部品Dは左方から右方へ移送されるが、図25のAに示すように、部品Dがリード9を内周側に向けている場合には、光ファイバーセンサ281は側面Kの黒色からのみの反射光を受光するので空気噴出孔286からは空気は噴出されず、部品Dはそのまま通過する。これに対して図25のBに示すように、部品Dがリード8を内周側としリード9を外周側に向けている場合には、光ファイバーセンサ281は黒色の側面Lからの反射光のなかにステンレス電極9からの強度の大きい反射光を受光することによって後向きの部品Dを検知し、空気噴出孔286から空気が瞬時的に噴出されて当該部品Dは一点鎖線で示すように吹き飛ばされ排除される。
【0081】
また、移送の向きの選別の詳細は図24における[26]−[26]線方向の部分破断平面図である図26に示されている。図26は図25と同一の箇所を異なった角度から見た図であり、図26のA、Bは同一箇所の図であるが、前述したように、平板トラック254に続く選別トラック274を側壁275に沿って移送される部品Dに対して上方から光ファイバーセンサ291の照射点Sが設定されており、部品Dの移送の向き検知が行なわれる。部品Dが横向きで所定の移送の向きでない場合には空気噴出孔286から瞬時的に噴出される空気によって吹き飛ばされ排除される。すなわち、図26において部品Dは左方から右方へ移送されるが、図26のAに示すように、部品Dが横向きの場合には、光ファイバーセンサ291は天面Jの黒色からの強度の小さい反射光を受光するので空気噴出孔286から空気が瞬時的に噴出されて当該部品Dは一点鎖線で示すように吹き飛ばされ排除される。これに対して図25のBに示すように、部品Dが所定の移送の向きである場合には、光ファイバーセンサ281は選別トラック274からの強度の大きい反射光を受光するが、この場合には、空気噴出孔286から空気は噴出されず、部品Dはそのまま通過し下流側へ移送される。以上のようにして、第1選別ユニット271では部品Dの姿勢と移送の向きとが同時に選別され、所定の姿勢と移送の向きである部品Dは下流側の第2選別ユニット271’へ移送される。
【0082】
第2選別ユニット271’の作用は第1選別ユニット271の作用と全く同一である。すなわち、選別精度の向上のために、同一の選別手段が直列に並べられている。従って、その作用の説明は省略する。
【0083】
第2選別ユニット271’を通過した所定の姿勢と移送の向きである部品Dは排出部301へ移行される。排出部301の上流部においては、図27に示すように、上流側の選別トラック274から傾斜して移行される部品Dに障害とならないように抑えプレート306の先端部の下面および切り溝307が削られていることから、部品Dは排出部301の水平な排出トラック304へ円滑に移行され、更には、上方から移送方向へ向かって下向きに設けられている空気噴出孔316から後押し用の空気が常時吹き出されており、ガイドプレート303と抑えプレート306との間に設けた間隙から吹き込まれている。
【0084】
また、図28に示すように、排出部301の下流部では、内周側上部に空気の吹き込まれる間隙を残し、ガイドプレート303と抑えプレート306とによってトンネル状とされた排出トラック304を所定の姿勢と移送の向きである部品Dはその姿勢と移送の向きを乱されることなく、吹き込まれる空気によって後押しされつつ単列、単層で移送され、下流端から排出される。次いで、部品Dは説明を省略したが上下を反転され、次いで接続されている直線振動パーツフィーダを経由して次工程へ供給される。
【0085】
以上、本発明の部品整送装置の各実施例について説明したが、勿論、本発明はこれらに限られることなく、本発明の技術的精神に基づいて種々の変形が可能である。
【0086】
例えば実施例1においては、部品Aの天地の姿勢の検知に透過型光センサ161’、移送の向きの検知に反射型光ファイバーセンサ181を使用したが反射型光ファイバーセンサ181に替えて透過型光センサを設け、長手方向を選別トラック154と直交させている部品Aの選別トラック154からのはみ見出し部によって透過型光センサの発光素子から受光素子に至る光線を遮断させて、正規でない移送の向きを検知させるようにしてもよい
【0087】
また実施例1においては、選別トラック154と底面Gとの間にギャップgを有する部品Aについて、ギャップgを透過型光センサ161の光路として部品Aの天地の姿勢を検出したが、姿勢検出用の光路は、天地の間で中心部から偏奇して存在する限りにおいて、必ずしも底面側でなくてもよい。
【0088】
また、部品の姿勢、移送の向きによって部品を選別するに際し、実施例1においては、部品Aの天地の姿勢の選別について光路としてのギャップgを使用し、移送の向きの選別について端面Hと比較して大である側面Fの長さを使用し、実施例2においては、部品Dの姿勢(前後の向き)の選別について側面K側には存在しない側面L側のリード9を使用し、移送の向きの選別については端面N1 、N2 と比較して大きい側面K(L)の長さを使用したが、勿論、これら以外で、透過型光センサ、または反射型光ファイバーセンサによって検知して区別し得るもの、例えば、部品の形状的寸法のほか、表面に存在する切欠きないしは凹凸、天地(表裏)や両側面における色相の差ないしは反射率の大小、マークの有無などによって、部品の姿勢、移送の方向を選別するようにしてもよい
【0089】
また上記のように、部品の選別に際して実施例1では光路としてのギャップgと端面Hより大である側面Fの長さを使用し、実施例2では側面L側のリード9と端面Nと比較して大である側面K(L)の長さを使用したが例えば、部品の天地、移送の向き、マー クの有無について同一の選別トラックでチェックして選別するようにしてもよい
【0090】
また各実施例においては、部品Aまたは部品Dの移送の向きを可及的に整えるようにJ溝トラック141、142、またはJ溝トラック242、242のように二段に設けたが、これは一段としてもよく、また部品の長さが幅に比べて大であり捩り振動を受けて配向され易い場合には、J溝トラックを省略し得る。
【0091】
また実施例1においては、J溝トラック141、142で整えられた部品Aの移送の向きを保持して移送するべく丸溝トラック143を設けたが、丸溝トラック143に代えて部品Aが単列でのみ移送される幅の平板トラックとしてもよい。
【0092】
また各実施例においては、部品の排除に空気噴出孔から空気を噴出させたが、細径ノズルから噴出させることもできる。
【0093】
【発明の効果】
本発明は以上に説明したような形態で実施され、次ぎに述べるような効果を奏する。
【0094】
本発明の部品整送装置は、部品を姿勢や移送の向きで選別するに当たり、姿勢と移送の向きとを同一箇所(同一選別トラック)で検知し、所定の姿勢や所定の向きでない部品は同一の空気噴出孔からの噴出空気で排除するようにしているので、捩り振動パーツフィーダのボウルの周囲に選別機構を配置する場合にスペース的な余裕が得られる。従って、選別機構を直列に並べて部品の姿勢や移送の向きをダブルチェックすることが容易であり、選別精度を向上させる場合に効果的である。
【0095】
また、部品を姿勢や移送の向きで選別するに当たり当たり、姿勢と移送の向きとを同一箇所で検知して選別し、選別機構の占有スペースを小さくしているので、その結果、部品の単層・単列化機構や移送量調節機構をボウル内のトラックに余裕をもって組み込むことができ、この面からも選別精度が向上される。また、ボウルの周縁部にスペース的な余裕があるので、ボウル内の部品の欠乏監視機構、ないしは部品の補給装置などを設置するための自由度が高く、部品選別装置の設置場所に応じた設計が可能となる。
【0096】
また、同一箇所で検知する姿勢や移送の向きが所定通りでない部品の排除同一の空気噴出からの空気で行なっているので、圧縮空気配管の設備費が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の部品整送装置の整送対象である部品Aの斜視図である。
【図2】同部品Aを示し、図2のAは端面を示す正面図、Bは側面図である。
【図3】部品Aと同等な部品Bの斜視図である。
【図4】部品Aと同等な部品Cの斜視図である。
【図5】実施例1の部品整送装置の部分破断側面図である。
【図6】同平面図である。
【図7】図6における[7]−[7]線方向の断面図である。
【図8】図6における[8]−[8]線方向の断面図である。
【図9】図6における[9]−[9]線方向の断面図である。
【図10】図6における[10]−[10]線方向の断面図である。
【図11】図6における[11]−[11]線方向の断面図である。
【図12】図11における[12]−[12]線方向の部分破断矢視図である。
【図13】図11における[13]−[13]線方向の部分破断平面図である。
【図14】図6における[10]−[10]線方向の断面図である。
【図15】図6における[10]−[10]線方向の断面図である。
【図16】実施例2の部品整送装置の整送対象である部品Dの斜視図であり、Aは一方の側面を示し、Bは他方の側面を示す。
【図17】同部品Dの一方の端面を示す正面図と一方の側面を示す側面図である。
【図18】同部品Dの他方の端面を示す正面図と他方の側面を示す側面図である。
【図19】実施例2の部品整送装置の部分破断側面図である。
【図20】同平面図である。
【図21】図20における[21]−[21]線方向の断面図である。
【図22】図20における[22]−[22]線方向の断面図である。
【図23】図20における[23]−[23]線方向の断面図である。
【図24】図20における[24]−[24]線方向の断面図である。
【図25】図24における[25]−[25]線方向の部分破断矢視図である。
【図26】図24における[26]−[26]線方向の部分破断平面図である。
【図27】図20における[27]−[27]線方向の断面図である。
【図28】図20における[28]−[28]線方向の断面図である。
【符号の説明】
1 本体
2 電極
7 本体
8 リード
9 リード
100 部品整送装置
111 駆動部
121 ボウル
124 平板トラック
131 早出しゲート
141 J溝トラック
142 J溝トラック
143 丸溝トラック
151 第1選別ユニット
154 選別トラック
155 側板
156 空気噴出孔
157 切欠き(光路)
161 光センサ
161A 発光素子
161B 受光素子
171 第2選別ユニット
174 ワイパー
181 光ファイバーセンサ
191 排出部
194 排出トラック
200 部品整送装置
211 駆動部
221 ボウル
224 平板トラック
227 切欠き
228 切欠き
229 切欠き
231 早出しゲート
234 分離板
237 流量調整ブロック
241 J溝トラック
242 J溝トラック
254 平板トラック
257 切り溝
266 空気噴出孔
269 圧縮空気配管
271 第1選別ユニット
271’ 第2選別ユニット
274 選別トラック
276 光センサ孔
277 切り溝
281 光ファイバーセンサ
286 空気噴出孔
289 圧縮空気配管
291 光ファイバーセンサ
301 排出部
304 排出トラック
307 切り溝
316 空気噴出孔
A 部品
D 部品
P 光軸
Q 光軸
R 照射点
S 照射

Claims (8)

  1. 端面の幅より大の長さの側面を有する直方体形状の本体の両端部にバンド状に巻かれ、前記本体の前記端面、天面、および前記側面とは同一面をなすように前記本体内へ沈められ、底面では突出部となって中央部で部分的に欠落した帯状部材を有する部品を長手方向へ前記底面側を下にして移送する振動パーツフィーダからなる部品整送装置であって
    前記振動パーツフィーダのボウルの周縁部に形成された断面がJ字形状のJ溝トラックを経由して移送方向を整えられた前記部品が移行される前記部品と同程度の幅の平板状で一方に側壁を備えた選別トラックにおいて
    前記選別トラックの移送面に沿い前記選別トラックと交差する方向の光線を有する第1透過型光センサが設けられ、かつ前記選別トラックの外方で前記側壁からの距離が前記部品の側面の長さよりも短い地点を通る上方からの光線を有する反射型光ファイバーセンサ、または前記地点を上下方向に通る光線を有する第2透過型光センサが設けられており
    前記帯状部材の前記突出部を前記選別トラックの移送面に接することなく移送される前記部品は第1透過型光センサの光線を遮断することによって検知されて排除され
    また同一の場所で、前記側面を移送方向と直交させ一端面を前記側壁に接し、他端部を前記選別トラックからはみ出して移送される前記部品は、前記はみ出し部が前記反射型光ファイバーセンサの光線を反射させるか、または前記第2透過型光センサの光線を遮断することによって検知されて排除され、前記底面側を下にして長手方向を移送方向とする正規の姿勢の前記部品のみが選別されて下流側へ移送される
    ことを特徴とする部品整送装置
  2. 前記正規の姿勢とされた前記部品が単層、単列で移送されるトンネル状の移送路において、移送方向に平行な間隙が天井部に設けられ、かつ該間隙内へ上方から移送方向へ向かって下向き傾斜に空気が吹き込まれており、前記トンネル状の移送路内において前記部品が前記空気の吹き込みに介助されて移送されることを特徴とする請求項1に記載の部品整送装置
  3. 端面の幅より大の長さの側面を有する直方体形状の本体の底面の四隅部にそれぞれ足部を有する部品を長手方向へ前記底面側を下にして移送する振動パーツフィーダからなる部品整送装置であって
    前記振動パーツフィーダのボウルの周縁部に形成された断面がJ字形状のJ溝トラックを経由して移送方向を整えられた前記部品が移行される前記部品と同程度の幅の平板状で一方に側壁を備えた選別トラックにおいて
    前記選別トラックの移送面に沿い前記選別トラックと交差する方向の光線を有する第1透過型光センサが設けられ、かつ前記選別トラックの外方で前記側壁からの距離が前記部品の側面の長さよりも短い地点を通る上方からの光線を有する反射型光ファイバーセンサ、または前記地点を上下方向に通る光線を有する第2透過型光センサが設けられており
    前記足部を前記選別トラックの移送面に接することなく移送される前記部品は第1透過型光センサの光線を遮断することによって検知されて排除され
    また同一の場所で、前記側面を移送方向と直交させ一端面を前記側壁に接し、他端部を前記選別トラックからはみ出して移送される前記部品は、前記はみ出し部が前記反射型光ファイバーセンサの光線を反射させるか、または前記第2透過型光センサの光線を遮断することによって検知されて排除され、前記底面側を下にして長手方向を移送方向とする正規の姿勢の前記部品のみが選別されて下流側へ移送される
    ことを特徴とする部品整送装置
  4. 前記正規の姿勢とされた前記部品が単層、単列で移送されるトンネル状の移送路において、移送方向に平行な間隙が天井部に設けられ、かつ該間隙内へ上方から移送方向へ向かって下向き傾斜に空気が吹き込まれており、前記トンネル状の移送路内において前記部品が前記空気の吹き込みに介助されて移送されることを特徴とする請求項3に 記載の部品整送装置
  5. 端面の幅より大の長さの側面を有する直方体形状の本体の底面に一定の厚さの透明部材が接合された部品を長手方向へ前記底面側を下にして移送する振動パーツフィーダからなる部品整送装置であって
    前記振動パーツフィーダのボウルの周縁部に形成された断面がJ字形状のJ溝トラックを経由して移送方向を整えられた前記部品が移行される前記部品と同程度の幅の平板状で一方に側壁を備えた選別トラックにおいて
    前記選別トラックの表面に沿い前記選別トラックと交差する方向の光線を有する第1透過型光センサが設けられ、かつ前記選別トラックの外で前記側壁からの距離が前記部品の側面の長さよりも短い地点を通る上方からの光線を有する反射型光ファイバーセンサ、または前記地点を上下方向に通る光線を有する第2透過型光センサが設けられており
    前記透明部材を前記選別トラックの移送面に接することなく移送される前記部品は第1透過型光センサの光線を遮断することによって検知されて排除され
    また同一の場所で、前記側面を移送方向と直交させ一端面を前記側壁に接し、他端部を前記選別トラックからはみ出して移送される前記部品は、前記はみ出し部が前記反射型光ファイバーセンサの光線を反射させるか、または前記第2透過型光センサの光線を遮断することによって検知されて排除され、前記底面側を下にして長手方向を移送方向とする正規の姿勢の前記部品のみが選別されて下流側へ移送される
    ことを特徴とする部品整送装置
  6. 前記正規の姿勢とされた前記部品が単層、単列で移送されるトンネル状の移送路において、移送方向に平行な間隙が天井部に設けられ、かつ該間隙内へ上方から移送方向へ向かって下向き傾斜に空気が吹き込まれており、前記トンネル状の移送路内において前記部品が前記空気の吹き込みに介助されて移送されることを特徴とする請求項5に記載の部品整送装置
  7. 端面の幅より大の長さの側面を有する直方体形状の樹脂製本体の天面と一方の側面との稜線の角落とし部から前記天面に平行に前記一方の側面の外側方へ突き出された2本の第1金属性リードと、他方の側面と底面との稜線の角落とし部から前記他方の側面に平行に立ち上がり先端部が前記第1金属性リードと同じ高さで前記他方の側面の外側へ曲げられた2本の第2金属性リードを有する部品を長手方向へ所定の端面を先頭にし、かつ前記底面を下にして移送する振動パーツフィーダからなる部品整送装置であって
    前記振動パーツフィーダのボウルの周縁部に形成された断面がJ字形状のJ溝トラックを経由して移送方向を整えられ、平板トラックへ移行されて前記底面を下にした姿勢以外の横臥した姿勢の部品、前記端面に立つ姿勢の部品が排除された後に、前記部品が移行される前記部品の側面の長さより大の幅の平板状で、前記第1金属性リードの先端部および前記第2金属性リードの先端部の何れもが通り得る通路の形成された側壁を一方に有する選別トラックにおいて
    前記側壁の開口に前記部品の第2金属性リードからの反射光を検知する第1反射型光ファイバーセンサが設けられ、かつ前記側壁からの距離が前記部品の前記端面の幅より大で側面の長さよりも小の前記選別トラック上の地点を照射する光線を備えた第2反射型光ファイバーセンサが設けられており
    前記第1反射型光ファイバーセンサによって前記第2金属性リードが検知されるか検知されないかによって移送方向の正逆が判定されて前記所定の端面を先頭にしていない逆向きの前記部品は排除され
    また同一の場所で、前記側面を移送方向と直交させ一端面を前記側壁に接し、他端部を前記選別トラックからはみ出して移送される前記部品は、前記はみ出し部が前記第2反射型光ファイバーセンサの光線を前記樹脂製本体で反射させることによって検知されて排除され
    前記所定の端面を先頭にし前記底面を下に向けた正規の姿勢の部品のみが選別されて下流側へ移送される
    ことを特徴とする部品整送装置
  8. 前記正規の姿勢とされた前記部品が単層、単列で移送されるトンネル状の移送路において、移送方向に平行な間隙が天井部に設けられ、かつ該間隙内へ上方から移送方向へ向かって下向き傾斜に空気が吹き込まれており、前記トンネル状の移送路内において前記部品が前記空気の吹き込みに介助されて移送されることを特徴とする請求項7に記載の部品整送装置
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