JP3584202B2 - 縦葺外装構造 - Google Patents

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    • E04BUILDING
    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
    • E04D3/00Roof covering by making use of flat or curved slabs or stiff sheets
    • E04D3/36Connecting; Fastening
    • E04D3/361Connecting; Fastening by specially-profiled marginal portions of the slabs or sheets
    • E04D2003/3612Separate fastening elements fixed to the roof structure and comprising plastic parts for avoiding thermal bridges

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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は屋根や外壁として有用な縦葺外装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、縦葺外装材は、成形機を現場に持ち込んで成型しながら施工する方法と、工場で一定長さの屋根材を成型し、現場で流れ方向に接続しながら施工する方法が採られているが、前者の現場成形は、成形機を持ち込むため、スケジュール調整等、搬入路、成形機の設置場所が必要になるという問題がある。
後者は、水下側に位置する縦葺外装材の水上側端部と水上側に位置する縦葺外装材の水下側端部をプレス成形等によって加工し、重合、係止、差込、嵌合等によって接続するものが提案されている(特開平8−260627号公報、特開平8−120845号公報参照)。
しかし、上記先願は、水下側、水上側の形状が複雑になるため、成形に手間とコストがかかり、しかも、端部同士が直接的に接続されているため、成形誤差、変形・潰れ等があった場合に接続できなくなるという問題があった。また、特開平8−260627号公報に記載されたもののような重合タイプの場合、躯体に不陸等があった場合に重合部分が開く恐れがあり、その場合、その開き個所から雨水が裏面側に侵入し易くなることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする課題は、第1には、縦葺外装材を、工場生産可能で、成形手間およびコストの負担が少なく、仮に、少々の成形誤差や変形・潰れ等があっても容易に確実に施工することができ、また、不陸等があっても口開き現象が起こるようなことのない縦葺外装構造を、第2には、さらに、流れ方向の接続部分における縦葺外装材の取付け・接続作業が容易で、縦葺外装材の加工が単純で生産効率が高くコストが低い縦葺外装構造を、第3には、さらに、縦葺外装材の長手方向の接続部分における接続作業が単純且つ簡単であると共に、長手方向の熱伸縮への追従性が極めて高い縦葺外装構造を、第4には、さらに、流れ方向の接続部分に2重の排水能力を有する縦葺外装構造を、第5には、さらに、仮に、長手方向の接続部分内でオーバーフローが起きても、このオーバーフロー水を左右の縦葺外装材の接続部分を経て水下側へ排水可能である縦葺外装構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した課題を達成するため、左右側縁に成形部を備えた流れ方向に定尺な縦葺外装材を接続部材を介して下地上に敷設する縦葺外装構造にあって、前記縦葺外装材の左右側縁の成形部裏面には流れ方向に沿って流水空間を有する保持部材を配し、前記接続部材は、両端部が前記保持部材の流水空間に臨む排水部と、縦葺外装材の流れ方向の端部を保持する取付部と、縦葺外装材の前記端部を覆う化粧部からなり、前記縦葺外装材の流れ方向端部の少なくとも一方を前記接続部材の取付部に取り付けると共に、この縦葺外装材の流れ方向に隣り合う両端部を化粧部で被覆して接続したことを特徴とする。
また本発明では、取付部は、排水部内に形成された取付片からなることを特徴とする。
また本発明では、取付部は、流れ方向に開口する溝部からなることを特徴とする。
また本発明では、接続部材は、排水部内に流れ方向に交わる方向に起立部を形成したことを特徴とする。
また本発明では、縦葺外装材の裏面には、左右端部が流水空間内に臨む下地材を配したことを特徴とする。
【0005】
本発明における縦葺外装材は、チタン合金板、ステンレス鋼、アルミ合金板、表面化粧板、ラミネート鋼、メッキ鋼、銅板、真鍮板、鉛板等の公知の金属素材または複合材であって、ロール成形などによって成形される。
この縦葺外装材の概略断面は、屋根面が略平坦状である屋根意匠のように、成形部が下方に折曲した態様のものでも、屋根面に桟状部分が形成されている屋根意匠のように、成形部が上方に折曲した態様のものであっても良く、公知の断面形状の縦葺外装材であれば良い。
縦葺外装材の流れ方向の端部は、略平坦状に形成されていれば良く、その態様は、面板部と同一レベルにある態様、後記する化粧部材の上面が縦葺外装材の面板部と略同一面になるように面板部より一段低くしてある態様等がある。
縦葺外装材の流れ方向端部は、平坦状(平板状)である態様、裏面側に折り曲げ可能な係止部を形成した態様、下方側に折り曲げ可能な位置規制部を設けた態様のいずれであっても良い。この流れ方向の端部は、両端が同一形状であっても良いし、上記異なる態様の組み合わせからなる態様のものであっても良い。
縦葺外装材の係止部は、外装材の幅方向全域に設けても部分的に設けても良く、また、取付片に係止可能な態様に予め折曲しているものでも、施工時に取付片に対して係止可能に折り曲げるようにしてあるものであっても良い。
【0006】
接続部材は、排水部、取付部、化粧部からなり、これらの各部は、一体に形成されても、別体の化粧部材に対して排水部と取付部が一体に形成されても、別体の排水部材に対して取付部と化粧部が一体に形成されても、別体の排水部材、取付部材、化粧部材として形成されるいずれの態様のものであっても良い。
排水部内に延在している取付部は、縦葺外装材の流れ方向の端部が係止或いは直止め可能な取付片とした態様、または、縦葺外装材の流れ方向の端部が挿入可能な溝部からなる態様、または、縦葺外装材の流れ方向の端部を挟持可能な態様が挙げられる。
排水部、取付部、化粧部が一体の態様としては、押し出し型材等によって予め一体化されているもの、複数の押し出し型材を嵌合、係合、接着等によって一体化させた態様、ロール成形によって形成された態様、複数のロール成形材を嵌合、係合、接着等によって一体化させた態様、また、押し出し型材とロール成形品を一体化させた態様が挙げられる。
接続部材の取付片は、接続部材の長手方向すなわち水勾配に交わる方向に連続した通し状のもの、または、ピース状のものであっても良い。
接続部材の取付片は、流れ方向に隣り合う少なくとも一方の縦葺外装材を取付け可能な形状であれば良い。その取付方法は、嵌合、係止、ビス等による直止め等の公知の取付手段であれば良く、この取付片に対して縦葺外装材の端部を係止若しくは直止め等によって取り付けることで、縦葺外装材の脱落防止、位置規制が行なえることになる。
取付片は、接続部材に一体に設けられていても、別部材の取付部材に形成されているものでも良い。
取付片を設ける場合、少なくとも1つ設ければ良く、一方の縦葺外装材端部を係止する1つの取付片であっても、水上側端部、水下側端部を個々に係止する2つの取付片であっても良い。また、取付片が一方の縦葺外装材端部とのみ係止する態様の場合、他方の縦葺外装材端部は、溝部に挿入される態様でも、化粧部材と排水部材とで挟持される態様のいずれであっても良い。
【0007】
化粧部は、流れ方向に隣接する縦葺外装材の流れ方向端部を覆って化粧可能な態様であれば良い。また、化粧部は、前記した縦葺外装材の流れ方向の接続部の化粧の他に、縦葺外装材の流れ方向端部の押えすなわち浮き上がりを防止したり、縦葺外装材の流れ方向の熱伸縮を妨げない態様のものであっても良い。
化粧部を別部材で構成する場合、化粧部材には少なくとも一方の縦葺外装材の流れ方向端部が挿入可能な溝部を形成した態様としても良い。
化粧部は、接続部材に対して嵌合、係合等によって取り付けられても、接続部材上に載置される態様のいずれであっても良い。
接続部材は、長手方向の両端を下方へ折曲させて、侵入水の排水と水切りをし易くしても良く、また、流水空間を形成している保持部材との当接部分に止水材を配しても良い。
縦葺外装材の流れ方向端部が挿入可能な溝部は、排水部または排水部材に一体に設けられても良いし、化粧部または化粧部材に設けられても良い。
溝部を設ける場合、少なくとも一方の縦葺外装材の端部が挿入可能な溝部を設ければ良く、また、流れ方向に隣り合う縦葺外装材における水上側と水下側の両端部が個々に挿入可能な2つの溝部を設けても良い。
溝部が一方の縦葺外装材端部のみ挿入される態様の場合、他方の縦葺外装材端部は、前記した取付片に係止される態様であっても、化粧部材と排水部材で挟持される態様でも良い。
この溝部に縦葺外装材の端部が挿入されて接続することで、溝部と端部の挿入代により、熱伸縮に柔軟に対応可能となる。
【0008】
化粧部或いは化粧部材を位置規制、脱落防止して働く起立部は、排水部材から立設するものでも、取付部材から立設するものでも良い。
起立部は、接続部材の長手方向(水勾配に交わる方向)に沿って連続的に設けても、部分的に設けても良い。また、部分的に設ける場合、ピース材として部分的に配しても、連続成形された部材を部分的に切り欠くことで起立部を形成しても良い(例えば、連続形成された取付部材と一体に成形された場合等)。
起立部の上端は化粧部材内に位置する関係にしても良く、化粧部材の取付時の位置決め、熱伸縮時等のズレ防止が確実に行なわれることになる。
保持部材は、縦葺外装材を躯体に取り付ける部材であり、保持部材に流水空間が一体的に形成された態様であっても、保持部材と流水空間すなわち樋部材が別体に形成される態様のいずれでもよい。
下地材は、合成樹脂からなる断熱材であり、縦葺外装材裏面の結露水および接続部分から縦葺外装材の裏面に廻った侵入水を下地材の裏面に侵入させることなく排水空間に排出し得るように、発泡ポリスチレンなどの公知の非透水性部材が適している。
また、下地材は、表面側に雨水等を流水空間に円滑に排出する溝を設けるようにしても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1〜図8には本発明の縦葺外装構造における実施の1形態として縦葺屋根構造を例示している。
建築躯体となる野地板1上にはアスファルトルーフィング等の防水部材2が敷設されており、この防水部材2上には長尺状の樋部材3が軒棟方向に敷かれている。樋部材3は、軒先から棟までに亘る長尺状のもの又は5〜10m程度の定尺部材を適宜接続してなる長尺状のもので、底面部3aの中央には水返し台部3bが、左右の立ち上げ部3c上縁には水返し部3dがそれぞれ形成されており、この樋部材3は、流水空間3e内における水返し台部3bを跨ぐようにして載置された保持体4ともどもビス等の固定具5で躯体側に取付固定されている。
そして、左右の樋部材3間には、後で説明する縦葺屋根材12と同じ長さの定尺状の断熱材6が敷設されている。流れ方向(軒棟方向)に隣り合う断熱材6は、水下側の断熱材6棟側の上面部における段部6aと、水上側の断熱材6の軒側端部6bとで、流れ方向と交叉する方向に長い凹段部7を形成していて、この凹段部7内には接続部材8が嵌合状に納められている。断熱材6の上面には溝部6cが形成されていて、結露水や侵入水などを断熱材左右側縁へ導いて同側縁から樋部材3の流水空間3eに排出し得るようにしてある。
【0010】
保持体4はピース材で、座部4aの左右には起立部4bが対向状に立設されていて、この左右の起立部4bにおける上縁近く外側には顎状被嵌合係止部4cがそれぞれ形成されていると共に、座部4aの左右側縁には回動規制立上部4dが起立部4bとそれぞれ対向状に立設され、且つ、左右の回動規制立上部4d上縁にはそれぞれ外側へ水平状に伸びる支持部4eが延設されている。
そして、左右の回動規制立上部4dは、後で説明する縦葺屋根材12の組み付け状態において、縦葺屋根材12に負圧(屋根材を引き上げる力)が作用して、負圧力が樋部12gの内側壁12hに段違い部12fを経て負荷された際に、顎状被嵌合係止部4cを軸中心として回動しようとする内側壁12hの動きを、この内側壁12h下方と当接することで回動阻止して働く態様に形成してある。内側壁12hの具体的な動きは、顎状被嵌合係止部4cと縦葺屋根材12の嵌合係止部12jとの接点を軸中心として回動しようとする動きあり、顎状被嵌合係止部4cを軸中心とする動きになる。この保持体4における座部4aの一部と起立部4bと回動規制立上部4dで形成されている左右の嵌合凹部4fには、左右に隣り合う縦葺屋根材12の左右の樋部12gがそれぞれ嵌合されていて嵌合係止状態に組み付けられている。
【0011】
接続部材8は、別体の排水部材9と取付部材10と化粧部材11からなり、排水部材9は、流れ方向と交叉する桁行き方向の長さが左右の樋部材の水返し部3d上に跨る長さ比で、流れ方向の幅が凹段部7と同幅比の略樋状に形成されている。この排水部材9における排水空間9aを形成している水上側壁部9c上縁には水上側へ向けて折り曲げられた上フランジ部9eが、水下側壁部9d上縁には水下側へ向けて折り曲げられた下フランジ部9fが、それぞれ形成されていると共に、底面部9bには、桁行き方向に平行状の一対の突条9gが突設されている。また、底面部9bにおける両端には折り下げ部9hがそれぞれ形成されていると共に、この折下げ部9hまで水上側壁部9cおよび水下側壁部9dの両端部が延びていて、排水空間9a内に侵入した結露水や雨水が折り下げ部9hおよび水下側壁部9d両端部の延長部分9d1さらに水上側壁部9c両端部の延長部分9c1からも樋部材3の流水空間3eへ導かれるようにしてある。
この排水部材9は、凹段部7内に嵌合状に収められた状態で、左右の樋部材3間に跨り架設されており、上フランジ部9eが水上側の断熱材6上面に、下フランジ部9fが断熱材6上面に、それぞれ載乗していて、排水空間9a内が溢れるようなことがあった場合でも、水下側の断熱材6上面に誘導して、同上面の溝部6cから流水空間3eへ排出し得るようにしてある。そして、排水部材9の折り下げ部9hおよび延長部分9c1、9d1は流水空間3e内に臨み出ていて、排水空間9aから流水空間3eへの排水が確実に行われるようにしてある。
【0012】
取付部材10は、排水部材9と略同等の長さ比に形成されており、底部10aの水下側立上部10b上部には水上側に向けて水平状の取付片10cが縦葺屋根材12の係止片12dと係止可能に延設されていると共に、この水下側立上部10b上端と取付片10c基部上面には止水突条部10dが縦葺屋根材12の裏貼り材12bと密接状に噛合可能に突設されている。また、底部10aの水上側立上部10e中央部分には切欠き部10fが設けられていて、この切欠き部10fスペースを使って縦葺屋根材12の係止片12dを水下側へ折り曲げて取付片10cに係止可能にしてある。また、水上側立上部10eは、化粧部材11の流れ方向の位置関係を固定して働く。
この取付部材10は、排水部材9の底面部9bにおける突条9g間に載置されて、排水空間9a内における位置・姿勢関係を同空間の略中央位置にあって流れ方向と直交した向きに規制された状態で、両端が流水空間3eに臨み出ていて、屋根面の傾斜が急勾配である際の流れ方向の縦葺屋根材12の接続部分からの侵入水を、底部10aおよび水下側立上部10bで誘導して流水空間3eへ排水し得るようにしてある。そして、取付片10cには、縦葺屋根材12水上側端の係止片12dが係止していると共に、この係止状態に化粧部材11で押え込まれている。
【0013】
化粧部材11は、左右の保持体4の支持部4e上に跨る長さ比に形成されていて、化粧面部11aの水下側縁には、同側縁から裏面側に折り返された押え部11bが縦葺屋根材12の係止片12dを係止状態に押え可能に形成されていると共に、押え部11b先端からは脚部11cが係止片12dと取付部材10の水上側立上部10eとの間に差し込み可能に垂設されている。また、化粧面部11aの水上側縁の裏面側には、同側縁から裏面側に折り返された後に若干の空間を残して再度裏面側へ折り返されて形成された取付溝部11dが設けられている。そして、水下側の脚部11cと水上側の取付溝部11dとの隙間・間隔は、脚部11cが係止片12dと水上側立上部10eとの間に差し込まれて、押え部11bが係止片12dを取付片10cとの係止状態に押え込んだ状態で、脚部11cが水上側立上部10eを水下側から、取付溝部11dが水上側立上部10eを水上側から、それぞれ挟持するように位置することで、取付部材10に対する化粧部材11の流れ方向のズレ動きが生じないようにしてある。化粧部材11両端の被押え部11eは、後で説明するカバー部材13左右側縁の押え部13bの高さ分だけ化粧面部11aよりも低く形成されており、被押え部11eがカバー部材13の押え部で押え込まれた状態で、化粧面部11aとカバー面部13aが同一水平面状になるようにしてある。
この化粧部材11は、脚部11cが係止片12dと水上側立上部10eとの間に差し込まれていて、押え部11bで係止片12dを取付片10cとの係止状態に押え込んでいると共に、取付溝部11dに水上側の縦葺屋根材12の係止縁部12eが流れ方向にスライド可能に挿入されていて、流れ方向の縦葺屋根材12の接続部分を接続状態に被覆している。そして、化粧部材11両端の被押え部11eは、カバー部材13の押え部13bで保持体4に一体的に押え付けられていて、流れ方向の縦葺屋根材12の接続部分を、屋根材の流れ方向のズレ動きを阻止して且つ屋根材そのものの流れ方向の熱伸縮を妨げない接続状態に被覆・固定している。
【0014】
縦葺屋根材12は、軒棟方向に長尺な定尺状のもので、断熱材などの裏貼り材12bが貼着されている屋根面部12aの水上側端部には、一段低い段違い部12cを経て左右一対の舌状係止片12dが、水下側端部には、一段低い係止縁部12eが、それぞれ形成されている。水下側の段違い部12cは化粧部材11の押え部11bの高さ分だけ屋根面部12aよりも低く形成されている。
この縦葺屋根材12は、水上側の左右一対の係止片12dが裏面・水下側に折り曲げられた状態で取付片10cと係止していると共に、水下側の係止縁部12eが取付溝部11dに挿入・係止して葺かれている。
【0015】
また、縦葺屋根材12における屋根面部12aの左右側縁には、一段低い段違い部12fを経て樋部12gが垂設されている。段違い部12fはカバー部材13左右側縁の押え部13bの高さ分だけ屋根面部12aよりも低く形成されている。左右の樋部12gは、段違い部12fの外側縁から折り下げられていて、且つ、回動規制立上部4dと接触又は若干の隙間を経て隣り合う内側壁12hと、この内側壁12h下縁より外側へ折り返されていて、高さが内側壁12hよりも低い外側壁12iとからなる断面略V字状の左右対称状に形成されている。
外側壁12iには同壁上縁から内側へ略水平状に折り曲げられている嵌合係止部12jが顎状被嵌合係止部4cと弾性嵌合係止状態に取り付け可能に形成されていると共に、この嵌合係止部12jには同部先縁から外側斜め上向きに折り返されている突縁部12kが形成されていて、この突縁部12kの内側壁12h側への可動により嵌合係止部12jと顎状被嵌合係止部4cとの嵌合係止状態が解除されるようにしてある。突縁部12kと起立部4bの関係は、顎状被嵌合係止部4cと嵌合係止部12jとの接点が確実に得られて、顎状被嵌合係止部4cを軸中心とする内側壁12hの動きを妨げないようにしてある。また、突縁部12k先端はカバー部材13裏面の裏貼り材13dに密接状に噛合している。
左右の樋部12gは嵌合凹部4fにそれぞれ嵌合されていて、内側壁12hが回動規制立上部4dと接触又は若干の隙間を残して隣接していると共に、嵌合係止部12jが顎状被嵌合係止部4cに嵌合係止しており、縦葺屋根材12に負圧力が作用した際における顎状被嵌合係止部4cを軸中心とした内側壁12hの回動が、接触状又は若干の隙間を経て隣り合う回動規制立上部4dに即座に当接することによって即応性良く阻止されていて、嵌合係止部12jは顎状被嵌合係止部4cに対して嵌合係止状態に位置規制されている。
【0016】
カバー部材13は軒先から棟までに亘る長尺状又は5〜10m程度の定尺部材を適宜接続してなる長尺状のもので、隣接する縦葺屋根材12の左右側縁間を覆い可能な幅比にしてあるカバー面部13aの左右側縁には、同側縁から裏面側に折り返された押え部13bが形成されていると共に、この左右の押え部13b内側縁には係止部13cが外側壁12iにおける嵌合係止部12jと背合せ状の被係止部12mへ弾性係止可能にそれぞれ垂設されている。また、係止部13cが被係止部12mに弾性係止することで、顎状被嵌合係止部4cと嵌合係止部12jとの嵌合係止状態が強化されている。このカバー部材13は左右に隣接する縦葺屋根材12の左右側縁間に装着されており、左右の係止部13cが被係止部12mにそれぞれ弾性係止して、左右の押え部13bが化粧部材11の被押え部11eおよび縦葺屋根材12の段違い部12fにそれぞれ当接して、カバー面部13aおよび化粧面部11aが屋根面部12aと同一水平面状になっている。
【0017】
図9には本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
取付部材10は、止水突条部10dおよび水上側立上部10eが除かれて形成されている。この取付部材10の取付片10cには水下側の縦葺屋根材12の係止片12dが係止して、同係止状態に化粧部材11の押え部11bで固定され、取付溝部11dには水上側の縦葺屋根材12の係止縁部12eが挿入・係止している。
【0018】
図10には本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
取付部材10は、取付片10cおよび止水突条部10dを有する第1部材10gと、水上側立上部10eを有する第2部材10hとに分割形成されており、また、排水部材9は、突条9gが除かれて形成されている。第1および第2部材10g、10hは排水空間9a内にあって、取付片10cには係止片12dが係止して、化粧部材11における脚部11cと取付溝部11d間には水上側立上部10eが介在している。この取付部材10の取付片10cには水下側の縦葺屋根材12の係止片12dが係止して、同係止状態に化粧部材11の押え部11bで固定され、取付溝部11dには水上側の縦葺屋根材12の係止縁部12eが挿入・係止している。
【0019】
図11には本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
接続部材8は、排水部材9と取付部材10が同一体に形成されており、水下側立上部10bが水下側壁部9dを兼ねる一方で、下フランジ部9fが除かれて形成されている。この取付部材10の取付片10cには水下側の縦葺屋根材12の係止片12dが係止して、同係止状態に化粧部材11の押え部11bで固定され、取付溝部11dには水上側の縦葺屋根材12の係止縁部12eが挿入・係止している。
【0020】
図12には本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
接続部材8は、排水部材9と取付部材10が同一体に形成されており、上フランジ部9eと下フランジ部9fはともに内側斜め上向きに突設されていて、水上側と水下側の縦葺屋根材12裏面の裏貼り材12bにそれぞれ密接状に噛合している。そして、取付片10cには水下側の縦葺屋根材12の係止片12dが係止して、同係止状態に化粧部材11の押え部11bで固定され、取付溝部11dには水上側の縦葺屋根材12の係止縁部12eが挿入・係止している。
【0021】
図13には本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
排水部材9における排水空間9a内の略中央部位の支持台部9iには取付凹部9jが形成されていて、この取付凹部9jには取付部材10が桁行き方向にのみ抜き差し可能に備えられている。取付部材10は断面略エ字状のもので、水上側の取付溝部10iには水上側の縦葺屋根材12水下側端における係止縁部12eが、水下側の取付溝部10iには水下側の縦葺屋根材12水上側端における係止縁部12eが、それぞれ挿入・係止されている。そして、取付部材10には化粧部材11が被着されていて、流れ方向の縦葺屋根材12の接続端部を、屋根材の流れ方向のズレ動きを阻止する一方で、屋根材そのものの流れ方向の熱伸縮を妨げない接続状態に被覆・固定している。
また、排水部材9の上フランジ部9eと下フランジ部9fはともに内側斜め上向きに突設されていて、水上側と水下側の縦葺屋根材12裏面の裏貼り材12bにそれぞれ密接状に噛合している。水下側の取付溝部10i内における係止縁部12eと化粧部材11の返し部分間には防水シール14が設けられ、雨仕舞能力が高められている。
【0022】
図14には本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
接続部材8は、別体の排水部材9と化粧部材11で構成されている。排水部材9は、上フランジ部9eと下フランジ部9fがともに内側斜め上向きに突設されていて、水上側と水下側の縦葺屋根材12裏面の裏貼り材12bにそれぞれ密接状に噛合している。排水部材9の底面部9bには、起立部9kが水上側と水下側に対向状に立設されていて、この起立部9kにおける上縁近く内側には顎状被嵌合係止部9mがそれぞれ形成されていると共に、起立部9k内側に位置する回動規制立上部9nが起立部9kとそれぞれ対向状に立設され、且つ、左右の回動規制立上部9n上縁にはそれぞれ内側へほぼ水平状に伸びる支持部9pが延設されている。
この排水部材9における底面部9bの一部と起立部9kと回動規制立上部9nで形成されている左右の嵌合凹部9rには、化粧部材11の水上側と水下側の樋部11fがそれぞれ嵌合されて嵌合・係止状態に予め組み付けられていると共に、化粧部材11の水上側の取付溝部11dには水上側の縦葺屋根材12水下側端における係止縁部12eが、水下側の取付溝部11dには水下側の縦葺屋根材12水上側端における係止縁部12eが、それぞれ挿入・係止されて流れ方向に接続されている。この取付溝部11dと係止縁部12eとの係止部分は支持部9pで支持されている。
そして、回動規制立上部9nは、縦葺屋根材12に負圧(屋根材を引き上げる力)が作用して、負圧力が化粧部材11を経て負荷された際に、顎状被嵌合係止部9mを軸中心とした樋部11fの内側壁11gの回動が、接触状又は若干の隙間を経て隣り合う回動規制立上部9nに即座に当接することによって即応性良く阻止されていて、樋部11fの外側壁11hの嵌合係止部11iは顎状被嵌合係止部9mに対して嵌合係止状態に位置規制されている。
また、水上側と水下側の双方の取付溝部11d内には係止縁部12eとの間に防水シール14が設けられ、雨仕舞能力が高められている。
【0023】
図15には本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示しており、構成は前記した図14の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
排水部材9は、排水空間9a内の底面部9bに支持台部9sが突設されていて、この支持台部9sと化粧部材11の押え部11bとの間には水上側の縦葺屋根材12における水下側端の係止縁部12eが挿入状態に挟持されていると共に、支持台部9sの水下側に形成された顎部9tには押え部11bから垂下状の鍔部11jが係合して、前記挟持関係に固定している。また、挟持された係止縁部12e先端から垂設されている位置規制部12nは、支持台部9sと鍔部11jとの間に介在して、係止縁部12eの挟持・固定状態が維持されるようにしている。
そして、化粧部材11における水下側の取付溝部11dには水下側の縦葺屋根材12水上側端の係止縁部12eが挿入・係止されており、この取付溝部11dから垂設された略U字状の支持脚部11kは底面部9bに載乗していると共に、支持脚部11kの先端部11mは水下側の縦葺屋根材12裏面の裏貼り材12bに密接状に噛合している。また、底面部9bにおける支持台部9sの水下側には、支持脚部11kの水下側脇に位置する位置決め突部9xが立設されていて、この位置決め突部9xと支持台部9sとで化粧部材11の流れ方向の位置関係を位置決めし且つズレ動きがないように固定している。
【0024】
図16には本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示しており、構成は前記した図15の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
排水部材9は、底面部9bにおける支持台部9sの水下側に、化粧部材11の流れ方向の位置関係を固定して働く位置決め立上部9uが突設されており、支持台部9sと化粧部材11の押え部11bとの間には水上側の縦葺屋根材12における水下側端の係止縁部12eが挿入状態に挟持されていると共に、位置決め立上部9uの水上側に形成された顎部9tには押え部11bから垂下状の鍔部11jが係合して、前記挟持関係に固定している。また、挟持された係止縁部12e先端から垂設されている位置規制部12nは、支持台部9sと鍔部11jとの間に介在して、係止縁部12eの挟持・固定状態が維持されるようにしている。
そして、化粧部材11における水下側の取付溝部11dには水下側の縦葺屋根材12水上側端の係止縁部12eが挿入・係止されており、この取付溝部11dから垂設された支持足部11nは底面部9bに載乗している。
【0025】
図17には本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
凹段部7は、水上側と水下側の断熱材6間に別体の薄い断熱材15を敷設することによって形成されており、この凹段部7内の排水部材9における水上側壁部9c上端および水下側壁部9d上端からそれぞれ内側斜め上向きに突出されている突起部9vは縦葺屋根材12裏面の裏貼り材12bと密接状に噛合している。そして、排水空間9a内の底面部9bにおける流れ方向の略中央部位には取付係合部9wが形成されていて、この取付凹部9wには取付部材10が桁行き方向にのみ抜き差し可能に備えられている。
取付部材10は、水上側と水下側の取付片10cが内側に対向して配設されており、水上側の取付片10cには水上側の縦葺屋根材12水下側端における係止片12dが、水下側の取付片10cには水下側の縦葺屋根材12水上側端における係止片12dが、それぞれ係止されている。そして、取付片10cに対する係止片12dの係止状態は、化粧部材11の押え部11bによって固定されている。化粧部材11は、係合鍔部11pが取付部材10の被係合部10jに係合されていることで、流れ方向の縦葺屋根材12の接続端部を、屋根材の流れ方向のズレ動きが阻止された接続状態に被覆・固定している。
【0026】
次に、図1〜図8に例示した縦葺屋根構造の施工例を工程順に説明する。
第1段階
野地板1上に防水部材2を敷き、防水部材2上に樋部材3を軒棟方向に敷設して、流水空間3e内の保持体4ともどもビス等の固定具5で躯体側に取付固定する。この左右の樋部材3間に断熱材6を敷いて、流れ方向(軒棟方向)に隣り合う断熱材6の凹段部7内に排水部材9を、両端部が左右の樋部材3の水返し部3d上に跨って載乗した状態に、嵌合状に納めて、折り下げ部9hを流水空間3e内へ臨み出させる。
第2段階
水下側の縦葺屋根材12水上側端の係止片12dを取付部材10の取付片10cに係止させた後、樋部12gを保持体4の嵌合凹部4fに嵌合させて、排水部材9の底面部9bにおける突条9g間に取付部材10を載置する。この取付部材10底面には接着層が形成されていて底面部9bに接着固定される。次に、水上側の縦葺屋根材12水下側端に化粧部材11を、その取付溝部11dに係止縁部12eを挿入・係止させて取付ける。
第3段階
化粧部材11脚部11cを係止片12dと水上側立上部10eとの間に差し込むと共に、樋部12gを嵌合凹部4fに嵌合する。然る後に、カバー部材13の係止部13cを被係止部12mにそれぞれ弾性係止して、左右に隣接する縦葺屋根材12の左右側縁間に装着して、左右の押え部13bで化粧部材11の被押え部11eおよび縦葺屋根材12の段違い部12fを上側から強制的に押え込み、カバー面部13aおよび化粧面部11aそして屋根面部12aを同一水平面状に葺いている。
前記した施工法において、取付部材10を先に排水部材9に載置して、その後に、取付片10cに係止片12dを取り付けて施工するようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】
A.請求項1により、縦葺外装材を、工場生産可能で、成形手間およびコストの負担が少なく、仮に、少々の成形誤差や変形・潰れ等があっても容易に確実に施工することができ、また、不陸等があっても、縦葺外装材における水上側端および水下側端の両端を化粧部にて押え付けているから、口開き現象が起こるようなことがない。
B.請求項2により、さらに、流れ方向の接続部分における縦葺外装材の取付け・接続作業が容易で、縦葺外装材の加工が単純で生産効率が高くコストが低い。
C.請求項3により、さらに、縦葺外装材の長手方向の接続部分における接続作業が単純且つ簡単であると共に、長手方向の熱伸縮性が極めて高い。
D.請求項4により、さらに、流れ方向の接続部分に2重の排水能力を有する。
E.請求項5により、さらに、仮に、長手方向の接続部分内でオーバーフローが起きても、このオーバーフロー水を左右の縦葺外装材の接続部分を経て水下側へ排水可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦葺外装構造における実施の1形態として縦葺屋根構造を例示している斜視図。
【図2】図1の(2)−(2)拡大縦断面図。
【図3】図1の(3)−(3)拡大縦断面図。
【図4】縦葺屋根材の斜視図。
【図5】断熱材の拡大斜視図。
【図6】排水部材の拡大斜視図。
【図7】取付部材の拡大斜視図。
【図8】化粧部材の拡大斜視図。
【図9】本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示して拡大縦断面図。
【図10】本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示して拡大縦断面図。
【図11】本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示して拡大縦断面図。
【図12】本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示して拡大縦断面図。
【図13】本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示して拡大縦断面図。
【図14】本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示して拡大縦断面図。
【図15】本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示して拡大縦断面図。
【図16】本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示して拡大縦断面図。
【図17】本発明の縦葺外装構造における実施の他の1形態として縦葺屋根構造を例示して拡大縦断面図。
【符号の説明】
1 野地板1
2 防水部材
3 樋部材(保持部材)
3a 底面部
3b 水返し台部
3c 立ち上げ部
3d 水返し部
3e 流水空間
4 保持体(保持部材)
4a 座部
4b 起立部
4c 顎状被嵌合係止部
4d 回動規制立上部
4e 支持部
4f 嵌合凹部
5 固定具
6、15 断熱材
6a 段部
6b 軒側端部
6c 溝部
7 凹段部
8 接続部材
9 排水部材(排水部)
9a 排水空間
9b 底面部
9c 水上側壁部
9c1、9d1 延長部分
9d 水下側壁部
9e 上フランジ部
9f 下フランジ部
9g 突条
9h 折り下げ部
9i 支持台部
9j 取付凹部
9k 起立部
9m 顎状被嵌合係止部
9n 回動規制立上部
9p 支持部
9r 嵌合凹部
9s 支持台部
9t 顎部
9u 位置決め立上部
9v 突起部
9w 取付係合部
9x 位置決め突部
10 取付部材
10a 底部
10b 水下側立上部
10c 取付片(取付部)
10d 止水突条部
10e 水上側立上部
10f 切欠き部
10g 第1部材
10h 第2部材
10i、11d 取付溝部(取付部)
11 化粧部材(化粧部)
11a 化粧面部
11b 押え部
11c 脚部
11d 取付溝部(取付部)
11e 被押え部
11f 樋部
11g 内側壁
11h 外側壁
11i 嵌合係止部
11j 鍔部
11k 支持脚部
11m 先端部
11n 支持足部
11p 係合鍔部
12 縦葺屋根材(縦葺外装材)
12a 屋根面部
12b 裏貼り材
12c、12f 段違い部
12d 係止片
12e 係止縁部
12g 樋部
12h 内側壁
12i 外側壁
12j 嵌合係止部
12k 突縁部
12m 被係止部
12n 位置規制部
13 カバー部材
13a カバー面部
13b 押え部
13c 係止部
13d 裏貼り材
14 接着剤

Claims (5)

  1. 左右側縁に成形部を備えた流れ方向に定尺な縦葺外装材を接続部材を介して下地上に敷設する縦葺外装構造にあって、
    前記縦葺外装材の左右側縁の成形部裏面には流れ方向に沿って流水空間を有する保持部材を配し、
    前記接続部材は、両端部が前記保持部材の流水空間に臨む排水部と、縦葺外装材の流れ方向の端部を保持する取付部と、縦葺外装材の前記端部を覆う化粧部からなり、
    前記縦葺外装材の流れ方向端部の少なくとも一方を前記接続部材の取付部に取り付けると共に、この縦葺外装材の流れ方向に隣り合う両端部を化粧部で被覆して接続したことを特徴とする縦葺外装構造。
  2. 取付部は、排水部内に形成された取付片からなることを特徴とする請求項1記載の縦葺外装構造。
  3. 取付部は、流れ方向に開口する溝部からなることを特徴とする請求項1または2記載の縦葺外装構造。
  4. 接続部材は、排水部内に流れ方向に交わる方向に起立部を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の縦葺外装構造。
  5. 縦葺外装材の裏面には、左右端部が流水空間内に臨む下地材を配したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の縦葺外装構造。
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