JP3583488B2 - デファレンシャル装置 - Google Patents

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智 相場
弘和 上林
賢司 平石
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、車両のデファレンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平6−207645号公報に図5のようなデファレンシャル装置201が記載されている。
【0003】
各デファレンシャル装置201は、デフケース205と、ヘリカルギヤで形成されたピニオンギヤ209及びこれらと噛み合って対をなす他のヘリカルギヤで形成されたピニオンギヤからなるピニオンギヤ組と、ヘリカルギヤで形成された出力側サイドギヤ213,215を備えており、デフケース205を回転させるエンジンの駆動力はピニオンギヤ組からサイドギヤ213、215を介して車輪側に伝達される。各ピニオンギヤ組はデフケース205の収納孔221にそれぞれ摺動回転自在に収納されている。ピニオンギヤ209は第1と第2のギヤ部225,227とこれらを連結する小径の軸部229とからなる。
【0004】
トルクを伝達している間、各ピニオンギヤ組はサイドギヤ213、215との噛み合い反力により歯先を収納孔221の壁面に押し付けられて摩擦抵抗が生じると共に、ヘリカルギヤの噛み合いスラスト力によって、各サイドギヤ213、215の間、あるいはピニオンギヤ組やサイドギヤ213、215と各デフケース205との間で摩擦抵抗が生じ、これらの摩擦抵抗により差動制限力を得ている。
【0005】
しかし、上記のように収納孔221の壁面に押し付けられるピニオンギヤ組の歯先には大きな摩擦力が働くから、これらの歯先と収納孔221との摺動部は潤滑が不充分であると、焼け、カジリ、磨耗、異音などが生じ、差動制限特性が不安定になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
デファレンシャル装置201ではピニオンギヤ209の歯先摺動部での潤滑油の流れを阻害せず潤滑性を向上させるために、歯先を極端に小さくしたチャンファ形状としている。
【0007】
しかしながら、ピニオンギヤ209の歯先を極端に小さくしたチャンファ形状とした場合には、ピニオンギヤ209が回転すると、ピニオンギヤ209と収納孔221との間での摺動により、ピニオンギヤ209の歯先が小さくなっていることから、歯先の摩耗が著しくなり、各ギヤの噛み合いが悪くなったり、ピニオンギヤと収納孔221との間の隙間が大きくなるため駆動力が掛かる時に異音発生や、円滑な差動回転がてきなくなる虞れがあった。また、ピニオンギヤ209の歯先が小さくなっている事から充分な差動制限力が得られないという問題も有していた。
【0008】
そこでピニオンギヤの歯先の大きさを充分に確保するために歯先をチャンファ形状とせず、歯先端部に微少の面取りを施す事が考えられ、このような形状として図6は、ピニオンギヤ231の歯先端部に小さな面取り部235を形成したものである。また、図7のようにピニオンギヤ237の歯239の歯先に油溝を形成することも考えられる。
【0009】
そこで、本出願人は図6と図7の対策を施した各デファレンシャル装置(図1に示す全体構造)に後述のような耐久試験を行い車両搭載の可否を判定した。
【0010】
図10の試料No1とNo2はそれぞれ図6と図7の各対策の条件と耐焼き付き試験の結果を示している。試料No1のように、図6の従来例はピニオンギヤ231の歯先に微少の面取りだけを施したものであり、面取り角度aは25°、面取り幅bは0.21mmである。又、試料No2のように、図7の従来例はピニオンギヤ237の歯先に油溝だけを設けたものであり、油溝241はローレット加工により網目に形成され、その溝幅は0.21〜0.25mmであり、歯239の回転方向両側にバリ取りが形成されている。
【0011】
耐焼き付き試験の結果、図6の従来例では、図8に示すように、ピニオンギヤ231の歯233の軸方向中央部両脇にテンパーカラー部(青焼き法での青色の皮膜に似た変色部)が発生し、更に、図10に示すように、デフケース243の収納孔245(短いピニオンギヤ231用)に焼けとカジリが発生した。これは、油切れによる潤滑不足が原因と考えられる。
【0012】
又、図7の従来例では、図8に示すように、ピニオンギヤ237の歯239の軸方向中央部にテンパーカラー部が発生し、更に溝241の軸方向中央部に磨耗が発生した。又、図10に示すように、デフケース247の収納孔249(短いピニオンギヤ237用)に焼けとカジリが発生した。これは、歯の両側の端部が他方のピニオンギヤ又はサイドギヤとの噛み合い時に潰れて歯先外周方向にダレが発生することにより歯先油溝を塞いで油切れが発生したことによる潤滑不足が原因と考えられる。
【0013】
これに加えて、短いピニオンギヤ231、237は、デファレンシャル装置の長いピニオンギヤと異なって、小径の軸部を持たずギヤ部が長いから、中央部でこのような潤滑不足が発生し易いことも考えられる。
【0014】
そこで、この発明は、ピニオンギヤと収納孔との摺動部を充分に潤滑して焼けやカジリなどを防止し、耐久性があり安定しかつ充分な差動制限機能を得るデファレンシャル装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1のデファレンシャル装置は、エンジンの駆動力により回転するデフケースと、デフケースの内部に回転自在に支承された一対の出力側サイドギヤと、これらのサイドギヤと各別に噛み合う第1ギヤ部及び互いに噛み合う第2ギヤ部を有するピニオンギヤと、デフケースに形成されピニオンギヤを摺動回転自在に収納する収納孔と、ピニオンギヤの歯先に形成され収納孔との摺動部に潤滑油を供給する油溝と、ピニオンギヤの歯先と歯の側面部との間に形成され前記油溝に潤滑油を供給する面取り部とを備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項2のデファレンシャル装置は、ピニオンギヤが、第1と第2のギヤ部の間に小径の軸部を有する長いピニオンギヤと、第1と第2のギヤ部が連続して形成された短いピニオンギヤとからなり、軸方向一側のサイドギヤが短いピニオンギヤと噛み合い、軸方向他側のサイドギヤが長いピニオンギヤと噛み合うと共に、各第2ギヤ部がサイドギヤの軸方向一側で噛み合った請求項1のデファレンシャル装置である。
【0017】
【作用】
請求項1のデファレンシャル装置では、ピニオンギヤの歯先に油溝を形成して収納孔との摺動部に潤滑油を供給すると共に、ピニオンギヤの歯先と歯の側面部との間に前記油溝に潤滑油を供給する面取り部を形成したから、これらの相乗効果によってピニオンギヤの歯先と収納孔との摺動部が充分に潤滑され、焼け、カジリ、磨耗、異音などが防止されると共に、安定した差動制限機能が得られる。
【0018】
請求項2のデファレンシャル装置は、ピニオンギヤを、第1と第2のギヤ部の間に小径の軸部を有する長いピニオンギヤと、第1と第2のギヤ部が連続した、全長が短くギヤ部が長いピニオンギヤとで構成したものであり、請求項1のデファレンシャル装置と同様に、油溝と面取り部の相乗効果によって潤滑効果が向上し、焼けやカジリなどが防止され、安定した差動制限機能が得られる。
【0019】
これに加えて、短いピニオンギヤにおいて第1と第2のギヤ部によって形成された長いギヤ部の中央部も充分に潤滑される。このように、この発明による潤滑効果は長短のピニオンギヤ用いたデファレンシャル装置で、特に有効である。
【0020】
【実施例】
図1乃至図4と図10により本発明の実施例を説明する。この実施例は請求項1、2の発明の特徴を備えている。図1は実施例の縦断面図であり、図4は各実施例を用いた車両の動力系を示す。左右の方向はこの車両及び図1での左右の方向であり、符号を与えていない部材等は図示されていない。
【0021】
図4のように、この動力系はエンジン1、トランスミッション3、プロペラシャフト5、リヤデフ7(後輪側に配置された図1のデファレンシャル装置)、後車軸9,11、左右の後輪13,15、左右の前輪17,19などから構成されている。
【0022】
リヤデフ7のデフケース21はデフキャリヤ23内に回転自在に配置されており、デフケース21にはリングギヤ25が固定されている。このリングギヤ25はドライブピニオンギヤ27と噛み合っており、ドライブピニオンギヤ27はプロペラシャフト5側に連結されたドライブピニオンシャフト29と一体に形成されている。
【0023】
こうして、エンジン1の駆動力はトランスミッション3とプロペラシャフト5とを介してデフケース21を回転駆動する。なお、デフキャリヤ23内にはオイル溜りが形成されている。
【0024】
図1のように、デフケース21はケーシング本体31とカバー33とをボルト35で固定して構成されている。デフケース21の内部には左右のヘリカルギヤで形成されたサイドギヤ37,39が配置されている。
【0025】
各サイドギヤ37,39の中空のボス部41,43はデフケース21の支承部45,47によって回転自在に支承されている。ボス部41,43の内側に形成された大径部49,51には、これらの内周に跨がってスラストブロック53が配置され、サイドギヤ37,39の各自由端を支承しセンターリングしている。
【0026】
左右の後車軸9,11はそれぞれデフケース21のボス部55,57を貫通し、サイドギヤ37,39にスプライン連結されている。サイドギヤ37,39とデフケース21との間にはスラストワッシャ59がそれぞれ配置されており、サイドギヤ37,39の間(スラストブロック53の外周側)にはスラストワッシャ61が配置されている。
【0027】
デフケース21には長短の収納孔63,65が周方向に複数組形成されている。これらの収納孔63,65にはそれぞれ長短のヘリカルピニオンギヤ67,69が摺動回転自在に収納されている。
【0028】
長いピニオンギヤ67は、第1と第2のギヤ部71,73とこれらを連結する小径の軸部75とからなり、第1ギヤ部71は右のサイドギヤ39(軸方向他側のサイドギヤ)と噛み合っている。また、短いピニオンギヤ69は、互いに連続して形成された第1と第2のギヤ部77,79からなり、第1ギヤ部77は左のサイドギヤ37(軸方向一側のサイドギヤ)と噛み合い、第2ギヤ部79はピニオンギヤ67の第2ギヤ部73と噛み合っている。
【0029】
図2に示すように、ピニオンギヤ67,69の各ギヤ部71,73、77,79の歯先にはローレット加工により網目の油溝81が形成されている。図3のように、油溝81の溝幅cは0.21〜0.25mmであり、各凸部の高さdは0.06〜0.07mmであり、各凸部の摺動面幅eは縦横それぞれ0.35〜0.37mmである。又、各歯の歯先と歯の側面部との間である歯先端部84には面取り角度a、面取り幅bの面取り部83,83が形成されている。
【0030】
図10の試料No3ないしNo5において、各面取り部83の面取り角度aと面取り幅bはそれぞれa=27°、b=0.26mm、a=45°,b=0.21mm、a=25°,b=0.21mmである。試料No3とNo4とは面取り角度a及び面取り幅bを異ならせたものであり、a,b各値を任意とした時の耐焼き付き性を比較することができる。また、試料No5はNo4に対し面取り角度aを異ならせている。これは面取り幅bを一定としたときの任意の面取り角度での耐焼き付き性を比較することができる。なお、白抜きの矢印はピニオンギヤ67,69の差動回転方向である。
【0031】
図1のように、デフケース21には開口85,87,89が設けられており、ボス部55,57の内周には螺旋状のオイル溝91,91が形成されている。リヤデフ7が回転するとオイル溜りから撥ね上げられたオイルが、これらの開口85,87,89とオイル溝91,91からデフケース21に流出入し、各ギヤの噛み合い部や各摺動部に供給されて潤滑する。
【0032】
このとき、ギヤ部71,73、77,79の歯先ではピニオンギヤ67,69の回転によりオイルが面取り部83から油溝81に導かれるから、ピニオンギヤ67,69と収納孔63,65との摺動部が充分に潤滑されて、焼け、カジリ、磨耗、異音などが防止される。
【0033】
デフケース21を回転させるエンジン1の駆動力はピニオンギヤ67,69からサイドギヤ37,39を介して左右の後輪13,15に分配され、悪路での片輪空転などによって、後輪間に駆動抵抗差が生じるとピニオンギヤ67,69の自転によりエンジン1の駆動力は左右各側に差動分配される。
【0034】
トルクの伝達中、各ピニオンギヤ67,69の歯先はサイドギヤ37,39との噛み合い反力により収納孔63,65の壁面に押し付けられて摩擦抵抗が発生する。又、ヘリカルギヤの噛み合いスラスト力によって各ピニオンギヤ67,69の端面とデフケース21との間で摩擦抵抗が発生し、スラストワッシャ59を介してサイドギヤ37,39とデフケース21との間で、又スラストワッシャ61を介してサイドギヤ37,39の間で摩擦抵抗が発生する。これらの摩擦抵抗により、トルク感応型の差動制限機能が得られる。
【0035】
リヤデフ7は、上記のような油溝81と面取り部83とによる潤滑の向上効果を確認するために、次のような条件で耐焼き付き試験を行い、車両搭載の可否を判定した。
【0036】
この耐焼き付き試験は、デフケース21内のオイルを低温(油流れの悪い不利な条件)にし、差動回転数と入力トルクとを所定の値(例えば、実車走行で遭遇し得る条件)にした状態で、車両の左右旋回を想定し、所定の時間間隔を置いて左右の差動回転を与えるサイクルを数回繰り返した後、リヤデフ7を分解して内部を調査し、焼けやカジリなどの有無を確認した。
【0037】
その結果、図10の試料No3ないしNo5に示すように、テーパーカラー、焼け、カジリ、磨耗、異音などは認められず、焼付き耐久性はOKと判定された。又、このような潤滑の向上効果によって安定かつ充分な差動制限機能が得られた。
【0038】
こうして、リヤデフ7が構成されている。
【0039】
図4の車両は、安定したリヤデフ7の差動制限機能によって、優れた操縦性と安定性とが得られる。
【0040】
なお、面取り角度aと面取り幅bは任意に形成でき、また油溝のパターンは任意であり、網目に限らず溝が交差しないものでもよい。溝の間隔や深さも任意に選択できる。又、面取り部の面取り角度と面取り幅も任意に選択してよい。
【0041】
なお、本発明において、各ギヤはヘリカルギヤでなくスパーギヤでもよい。
【0042】
以上、リヤデフ7を例にして説明したが、この発明のデファレンシャル装置はリヤデフに限らず、フロントデフ(前輪側の車軸デフ)やセンターデフ(前輪と後輪とに駆動力を分配するデファレンシャル装置)にも用いられる。
【0043】
【発明の効果】
請求項1のデファレンシャル装置では、ピニオンギヤの歯先部に油溝と、この油溝に潤滑油を供給する面取り部とを形成したから、これらの相乗効果によってピニオンギヤの歯先と収納孔との摺動部が充分に潤滑され、焼け、カジリ、磨耗、異音などが防止され耐久性に優れ、安定しかつ必要充分な差動制限機能が得られる。
【0044】
請求項2のデファレンシャル装置は、ピニオンギヤを、第1と第2のギヤ部の間に小径の軸部を有する長いピニオンギヤと、第1と第2のギヤ部が連続して形成されギヤ部が長く全長が短いピニオンギヤとで構成したものであり、請求項1のデファレンシャル装置と同様に、油溝と面取りの相乗効果によって潤滑効果が向上し、焼けやカジリなどが防止され、安定しかつ必要充分な差動制限機能が得られる。
【0045】
これに加えて、潤滑の困難な長いギヤ部の中央部も充分に潤滑されるから、この発明による潤滑向上効果はギヤ幅の長いピニオンギヤ用いたデファレンシャル装置で、特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本実施例に用いられたピニオンギヤの歯先を示す斜視図である。
【図3】各実施例においてピニオンギヤの歯先に形成された油溝を示す斜視図である。
【図4】実施例を用いた車両の動力系を示すスケルトン機構図である。
【図5】従来例の断面図である。
【図6】面取りだけを施した従来のピニオンギヤの歯先を示す斜視図である。
【図7】油溝だけを形成した従来のピニオンギヤの歯先を示す斜視図である。
【図8】テンパーカラーなどが発生した従来のピニオンギヤの側面図である。
【図9】焼けなどが発生した従来のデフケースの斜視図である。
【図10】各実施例の低温焼き付き試験の結果を従来例と比較する図表である。
【符号の説明】
7 リヤデフ(デファレンシャル装置)
21 デフケース
37,39 出力側ヘリカルサイドギヤ
63,65 収納孔
67 長いヘリカルピニオンギヤ
69 短いヘリカルピニオンギヤ
71,77 第1ギヤ部
73,79 第2ギヤ部
81 油溝
83 面取り部

Claims (2)

  1. エンジンの駆動力により回転するデフケースと、デフケースの内部に回転自在に支承された一対の出力側サイドギヤと、これらのサイドギヤと各別に噛み合う第1ギヤ部及び互いに噛み合う第2ギヤ部を有するピニオンギヤと、デフケースに形成されピニオンギヤを摺動回転自在に収納する収納孔と、ピニオンギヤの歯先に形成され収納孔との摺動部に潤滑油を供給する油溝と、ピニオンギヤの歯先と歯の側面部との間に形成され前記油溝に潤滑油を供給する面取り部とを備えたことを特徴とするデファレンシャル装置。
  2. ピニオンギヤが、第1と第2のギヤ部の間に小径の軸部を有する長いピニオンギヤと、第1と第2のギヤ部が連続して形成された短いピニオンギヤとからなり、軸方向一側のサイドギヤが短いピニオンギヤと噛み合い、軸方向他側のサイドギヤが長いピニオンギヤと噛み合うと共に、各第2ギヤ部がサイドギヤの軸方向一側で噛み合った請求項1のデファレンシャル装置。
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