JP3583359B2 - 論理レベル変換回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、単一電源を使用し、エミッタ結合型論理回路(ECL)の論理レベル信号をCMOS論理回路に適合する論理レベルの信号に高速且つ正確に変換する論理レベル変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の論理レベル変換回路として、例えば、特開平6−196995号公報に記載されている回路が知られている。図3は、上記公報に記載されているECL/CMOS論理レベル変換回路図である。以下に図3を参照しながら、上記従来の論理レベル変換回路について説明する。
【0003】
図3の論理レベル変換回路は、カレントスイッチ回路1、エミッタフォロワ回路2、ゲート接地PMOS増幅回路5、および出力バッファ回路6から構成され、カレントスイッチ回路1の入力端子INにECLレベルの入力論理信号が印加され、出力バッファ回路6の出力端子OUTからCMOSレベルの論理信号が出力される。この論理信号出力は、CMOS負荷ゲート回路4として代表的に示されているCMOSゲートを駆動する。このCMOS負荷ゲート回路4は、論理レベル変換回路により駆動されるフリップフロップ等のゲート回路である。
【0004】
ECLレベル信号は、上記カレントスイッチ回路1内のNPNトランジスタQ1、定電流源I1からなるエミッタフォロワによるレベルシフトを介して、カレントスイッチ1内へ入力される。このカレントスイッチ回路1は、差動対をなす一対のNPNトランジスタQ2・Q3、抵抗R1・R2、及び共通エミッタ電流を制御する定電流源I2からなる。上記NPNトランジスタQ3のベースには入力閾値を定める基準電圧Vbbが入力されている。
【0005】
上記エミッタフォロワ回路2は、NPNトランジスタQ4・Q5によって構成され、上記カレントスイッチ回路1の出力をそれぞれベースで受けて、各エミッタから上記ゲート接地PMOS増幅回路5に出力している。
【0006】
上記ゲート接地PMOS増幅回路5は、ソース駆動制御されたPMOSトランジスタMP1・MP2、抵抗R3・R4、ダイオードD1・D2、NMOSトランジスタMN1から構成されるベース電流引き抜き回路によって構成される。上記PMOSトランジスタMP1・MP2のゲートには、バイアス電圧Vggが加えられている。
【0007】
上記出力バッファ回路6は、上記PMOSトランジスタMP1・MP2のドレインに各ベースが接続されたNPNトランジスタQ9・Q10、及びこのNPNトランジスタQ9・Q10のエミッタにそれぞれドレインが接続されたNMOSトランジスタMN2・MN3から構成されている。NMOSトランジスタMN2・MN3は互いにソース及びゲートがそれぞれ接続されることにより、カレントミラー回路として動作する。
【0008】
上記CMOS負荷ゲート回路4は、PMOSトランジスタMPおよびNMOSトランジスタMNからなるCMOSインバータを構成しており、多数の負荷を代表している。ここで、CMOS負荷ゲート回路4の高電位電源Vdd(CMOS用電源)には、上記出力端子OUTからの信号振幅を有効に使うために、バイポーラ用電源Vccから2Vf(Vfはダイオード順電圧)分降下した電位が与えられている。
【0009】
次に、図3の論理レベル変換回路の動作の概要を説明する。ECL振幅の入力信号は入力端子INに入力され、カレントスイッチ回路1によって1〔V〕程度の振幅の相補信号として出力される。この相補信号は、エミッタフォロワ回路2内のNPNトランジスタQ4・Q5によってレベルシフトされ、次段のソース駆動制御されたPMOSトランジスタMP1・MP2に送られる。上記エミッタフォロワ回路2を通すことによって出力インピーダンスが下がり、PMOSトランジスタMP1・MP2のゲートの入力容量による伝達時間の遅延を低減している。
【0010】
上記PMOSトランジスタMP1・MP2の各ゲートには、バイアス電圧Vggが印加され、エミッタフォロワ回路2の出力とバイアス電圧Vggの電位差が電流出力に変換される。PMOSトランジスタMP1を流れる電流は、抵抗R3、ダイオードD1、及びNMOSトランジスタMN1によって電圧に変換されて、NPNトランジスタQ9のベースに入力される。同様に、PMOSトランジスタMP2を流れる電流は、抵抗R4、及びダイオードD2によって電圧に変換されて、NPNトランジスタQ10のベースに入力される。
【0011】
上記の抵抗R3、ダイオードD1、及びNMOSトランジスタMN1は、上記NPNトランジスタQ9のオフ時のベース電荷を引き抜き、オフ速度を速める機能と、上記NPNトランジスタQ9のベース電位がオフ状態で下がり過ぎることによるスイッチオン時の応答遅れを抑える機能とを有している。また、上記抵抗R4、及びダイオードD2も、上記NPNトランジスタQ10のオフ時のベース電荷を引き抜き、オフ速度を速める機能と、上記NPNトランジスタQ10のベース電位がオフ状態で下がり過ぎることによるスイッチオン時の応答遅れを抑える機能とを有している。
【0012】
上記NPNトランジスタQ9・Q10のエミッタは、上記NMOSトランジスタMN2とMN3で構成されたカレントミラー回路に接続されており、上記NPNトランジスタQ10のエミッタの振幅と駆動能力を十分確保できるようになっている。このようにして、上記CMOS負荷ゲート回路4内のCMOSを十分にオン/オフさせるに足る振幅が得られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術は、次のような問題点を有している。すなわち、上記従来の論理レベル変換回路によれば、(1) 上記NPNトランジスタQ9のベース電圧の立ち上がり時間は、該PMOSトランジスタMP1のオン抵抗と、上記PMOSトランジスタMP1のドレインのノードの寄生容量による時間分だけ遅れるため、入出力間の伝播遅延時間も遅くなり、近年のデータ処理速度の高速化に伴うICの遅延時間に対する要求を満たすことができないと共に、(2) 上記出力端子OUTからの論理信号出力のハイレベルが低く、CMOS負荷ゲートを駆動するためにはCMOS用電源Vddとバイポーラ用電源Vccが必要である。CMOS用電源Vddを3〔V〕にするために、バイポーラ用電源Vccは(3+2・Vf)〔V〕以上が必要となり、消費電力の増加を招来する。例えば、バイポーラ用電源Vccを4.5〔V〕とし、CMOS用電源Vddを3〔V〕としたときの入力端子INのハイレベルからローレベルへの変化と、出力端子のハイレベルからローレベルへの変化について、SPICEによるシミュレーションを行った結果、図4のようになり、入出力間の遅延時間は1〔ns〕より長くなった。
【0014】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、単一電源を使用し、ECLレベル信号をCMOS論理回路に適合する論理レベルに高速且つ正確に変換することが可能な論理レベル変換回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る論理レベル変換回路は、上記課題を解決するために、ECLレベル信号に基づいて相補信号を生成し、該相補信号をそれぞれレベルシフトし、上記ECLレベル信号をCMOS論理レベル信号に変換する論理レベル変換回路において、以下の措置を講じたことを特徴としている。
【0016】
即ち、上記論理レベル変換回路は、(a) 所定のバイアス電圧がゲートに印加され、レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と逆相及び同相の信号によりそれぞれ駆動される第1及び第2MOSトランジスタと、(b) 上記第1及び第2MOSトランジスタとグランドとの間にそれぞれ接続された第1及び第2バイポーラトランジスタとからなり、上記第1MOSトランジスタに流れる電流に基づいて上記第1及び第2バイポーラトランジスタのベースがそれぞれ駆動されるカレントミラー回路とを備えていることを特徴としている。
【0017】
上記構成によれば、ECLレベル信号に基づいて相補信号が生成され、この相補信号はそれぞれレベルシフトされる。レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と逆相関係になるものと所定のバイアス電圧との差に基づいて第1MOSトランジスタは駆動され、同相関係になるものと上記所定のバイアス電圧との差に基づいて第2MOSトランジスタは駆動される。
【0018】
これらの第1及び第2MOSトランジスタは、カレントミラー回路内の第1及び第2バイポーラトランジスタにそれぞれ接続されており、第1MOSトランジスタに流れる電流に基づいて上記第1及び第2バイポーラトランジスタのベースがそれぞれ駆動される。これにより、第1及び第2バイポーラトランジスタにはそれぞれ同じ電流が流れ、ベース電流の大きさに応じて第2バイポーラトランジスタの出力インピーダンスが変化する。
【0019】
例えば、ECLレベル信号がローレベルの場合、レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と逆相のハイレベルの信号が第1MOSトランジスタに印加される。これに伴って、第1MOSトランジスタを流れる電流が大きくなり、第1及び第2バイポーラトランジスタに流れる電流が大きくなる。これにより、第2バイポーラトランジスタの出力インピーダンスが小さくなる。
【0020】
このとき、レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と同相のローレベルの信号が第2MOSトランジスタに印加される。これにより、第2MOSトランジスタを流れる電流が小さくなり、第2MOSトランジスタの出力インピーダンスが大きくなる。
【0021】
一方、ECLレベル信号がハイレベルの場合、レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と逆相のローレベルの信号が第1MOSトランジスタに印加される。これに伴って、第1MOSトランジスタを流れる電流が小さくなり、第1及び第2バイポーラトランジスタに流れる電流が小さくなる。これにより、第2バイポーラトランジスタの出力インピーダンスが大きくなる。
【0022】
このとき、レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と同相のハイレベルの信号が第2MOSトランジスタに印加される。これにより、第2MOSトランジスタの出力インピーダンスが小さくなる。
【0023】
以上のように、ECLレベル信号がローレベルの場合、第2MOSトランジスタの出力インピーダンスが大きくなると共に、第2バイポーラトランジスタの出力インピーダンスが小さくなる。
【0024】
また、ECLレベル信号がハイレベルの場合、第2MOSトランジスタの出力インピーダンスが小さくなると共に、第2バイポーラトランジスタの出力インピーダンスが大きくなる。つまり、ECLレベル信号がハイレベルの場合、第2バイポーラトランジスタの出力インピーダンスが大きくなるので、第2バイポーラトランジスタと第2MOSトランジスタの接続点を出力として引き出せば、レベル値の大きいハイレベル(CMOS論理レベルのハイレベル)を実現できる。
【0025】
したがって、論理レベル変換回路においては、直接CMOS負荷を駆動するのに十分な出力レベルを確保できるので、動作電源として単一種類のCMOS用電源を設ければよく、それゆえ、消費電力の増加を確実に回避できる(従来の論理レベル変換回路においては、低いハイレベルの出力信号しか出力できないために、2種類の電源が必要であり、消費電力の増加を招来していた。)。
【0026】
上記論理レベル変換回路は、具体的には、(1) 差動対をなす一対のNPNトランジスタからなり、ECLレベル信号に基づいて相補信号を生成するカレントスイッチ回路と、(2) 上記相補信号毎に設けられたNPNトランジスタからなり、上記相補信号をそれぞれレベルシフトするエミッタフォロワ回路と、(3) 所定のバイアス電圧がゲートに印加され、レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と逆相及び同相の信号によりそれぞれ駆動される第1及び第2MOSトランジスタと、上記第1及び第2MOSトランジスタとグランドとの間にそれぞれ接続された第1及び第2バイポーラトランジスタとからなり、上記第1MOSトランジスタに流れる電流に基づいて上記第1及び第2バイポーラトランジスタのベースがそれぞれ駆動されるカレントミラー回路とを有する増幅回路とを備えていることが好ましい。
【0027】
この場合、上述のように、論理レベル変換回路においては、直接CMOS負荷を駆動するのに十分な出力レベルを確保できるので、動作電源としては単一種類のCMOS用電源だけを設ければよく、それゆえ、消費電力の増加を確実に回避できる。
【0028】
上記の第1MOSトランジスタは、ソース−ドレイン間にキャパシタが接続されていることが好ましい。レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と逆相の信号は、第1MOSトランジスタを介して第1バイポーラトランジスタに印加されるが、第1MOSトランジスタのオン抵抗と第1MOSトランジスタのドレインのノードの寄生容量とにより決まる時間だけ遅延してしまい、近年のデータの処理速度の高速化の観点から好ましくない。そこで、上記のように、第1MOSトランジスタのソース−ドレイン間にキャパシタを接続すると、上記信号の変化が上記キャパシタを介して高速に伝搬されるので、上記遅延時間を確実に短くできる。
【0029】
上記第2バイポーラトランジスタが飽和領域で動作しないように、所定電圧でクランプするクランプ回路を備えていることが好ましい。第2バイポーラトランジスタの出力インピーダンスが小さくなり、両端の電圧(エミッタ−コレクタ間の電圧)が小さくなると(第2バイポーラトランジスタが飽和領域で動作すると)、それから回復するのに時間を要し、上記高速化の観点から好ましくない。そこで、上記のように、クランプ回路を設けることによって、第2バイポーラトランジスタが所定電圧でクランプされるので、両端の電圧が必要以上に小さくなることを確実に回避でき、高速動作が可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1及び図2に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、図3で示す論理レベル変換回路と同じ機能を有する部材については同じ参照符号を付記する。
【0031】
本実施の形態に係る論理レベル変換回路は、図1に示すように、カレントスイッチ回路1、エミッタフォロワ回路2、およびゲート接地PMOS増幅回路3から構成され、カレントスイッチ回路1の入力端子INにECLレベルの入力論理信号(ECLレベル信号)が印加され、ゲート接地PMOS増幅回路3の出力端子OUTからCMOSレベルの論理信号が出力される。この論理信号出力は、CMOS負荷ゲート回路4として代表的に示されているCMOSゲートを駆動する。このCMOS負荷ゲート回路4は、論理レベル変換回路により駆動されるフリップフロップ等のゲート回路である。なお、上記ゲート接地PMOS増幅回路3が、図3の従来の論理レベル変換回路の出力バッファ回路6の機能を兼ね備えている。
【0032】
ECLレベル信号は、上記カレントスイッチ回路1内のNPNトランジスタQ1、定電流源I1からなるエミッタフォロワによるレベルシフトを介して、カレントスイッチ1内へ入力される。このカレントスイッチ回路1は、差動対をなす一対のNPNトランジスタQ2・Q3、抵抗R1・R2、及び共通エミッタ電流を制御する定電流源I2からなり、振幅1〔V〕程度の相補信号を生成する。上記NPNトランジスタQ3のベースには入力閾値を定める基準電圧Vbbが入力されている。
【0033】
上記エミッタフォロワ回路2は、NPNトランジスタQ4・Q5によって構成され、上記カレントスイッチ回路1の出力をそれぞれベースで受けて、各エミッタから上記ゲート接地PMOS増幅回路5に出力している。
【0034】
つまり、エミッタフォロワ回路2でレベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と逆相及び同相の信号は、PMOSトランジスタMP1及びMP2(第1及び第2MOSトランジスタ)のソースをそれぞれ駆動するように接続されている。
【0035】
上記ゲート接地PMOS増幅回路3は、ソース駆動制御された上記PMOSトランジスタMP1・MP2、カレントミラー回路を構成するNPNトランジスタQ6・Q7(第1及び第2バイポーラトランジスタ)、上記PMOSトランジスタMP1のソース−ドレイン間に設けられたキャパシタC1、及び上記NPNトランジスタQ7の飽和防止用NPNトランジスタQ8(クランプ回路)から構成される。
【0036】
飽和防止用NPNトランジスタQ8のベースにはクランプ電圧Vclpが印加されている。また、上記PMOSトランジスタMP1・MP2のゲートには、バイアス電圧Vggが加えられている。
【0037】
上記CMOS負荷ゲート回路4は、PMOSトランジスタMPおよびNMOSトランジスタMNからなるCMOSインバータを構成しており、多数の負荷を代表している。ここで、CMOS負荷ゲート回路4の高電位電源として、電源Vcc(バイポーラ用電源であると共にCMOS用電源でもある。)が直接印加されている。
【0038】
ここで、上記論理レベル変換回路の動作について説明する。ECLレベルの入力信号は入力端子INに入力され、カレントスイッチ回路1によって1〔V〕程度の振幅の相補信号が生成されて出力される。この相補信号は、エミッタフォロワ回路2内のNPNトランジスタQ4・Q5によってレベルシフトされ、次段のソース駆動制御されるPMOSトランジスタMP1・MP2に送られる。上記エミッタフォロワ回路2を通すことによって出力インピーダンスが小さくなり、これによりPMOSトランジスタMP1・MP2のゲートの入力容量による伝達時間の遅延を防いでいる。
【0039】
上記ゲート接地PMOS増幅回路3においては、PMOSトランジスタMP1・MP2は、各ゲートにバイアス電圧Vggが印加されており、各ドレインにはNPNトランジスタQ6・Q7からなるカレントミラー回路が接続されている。これにより、エミッタフォロワ回路2の出力(PMOSトランジスタMP1・MP2のソース電圧)とバイアス電圧Vggの電圧差に応じたドレイン電流が上記PMOSトランジスタMP1・MP2を流れる。
【0040】
上記PMOSトランジスタMP1のドレイン電流は、NPNトランジスタQ6のコレクタ電流と、NPNトランジスタQ6・Q7の各ベース電流となり、上記ドレイン電流の変化に伴ってNPNトランジスタQ7の出力インピーダンスが変化する。
【0041】
すなわち、例えば、ローレベルのECLレベル信号が入力端子INに印加されると、PMOSトランジスタMP1のソース電圧はハイレベルになる。このように、PMOSトランジスタMP1のソース電圧がハイレベルになると、バイアス電圧Vggとの電圧差が大きくなるので、PMOSトランジスタMP1のドレイン電流が大きくなる。これに伴って、NPNトランジスタQ6・Q7のベース電流が大きくなってNPNトランジスタQ6・Q7のコレクタ電流も大きくなるので、NPNトランジスタQ7の出力インピーダンスは小さくなる。NPNトランジスタQ7は、コレクタに接続される負荷が同じであれば、コレクタ−エミッタ間の電圧Vceは低下する。
【0042】
このとき、PMOSトランジスタMP2のソース電圧はローレベルになっているので、PMOSトランジスタMP2のソース−ゲート間電圧は小さくなり、PMOSトランジスタMP2のドレイン電流が小さくなる。その結果、PMOSトランジスタMP2の出力インピーダンスは大きくなる。
【0043】
以上のように、PMOSトランジスタMP1のソース電圧がハイレベルになると、NPNトランジスタQ7の出力インピーダンスは小さくなると共に、PMOSトランジスタMP2の出力インピーダンスは大きくなるので、出力端子OUTからローレベル(CMOS論理レベルのローレベル)の論理信号が出力される。なお、このローレベルの論理信号を受領すると、CMOS負荷ゲート回路4は、PMOSトランジスタMPがオンすると共にNMOSトランジスタMNがオフして、ハイレベルの信号を出力する。
【0044】
一方、ハイレベルのECLレベル信号が入力端子INに印加されると、PMOSトランジスタMP1のソース電圧はローレベルになる。このように、PMOSトランジスタMP1のソース電圧がローレベルになると、バイアス電圧Vggとの電圧差が小さくなるので、PMOSトランジスタMP1のドレイン電流が小さくなる。これに伴って、NPNトランジスタQ6・Q7のベース電流が小さくなってNPNトランジスタQ6・Q7のコレクタ電流も小さくなるので、NPNトランジスタQ7の出力インピーダンスは大きくなる。NPNトランジスタQ7は、コレクタに接続される負荷が同じであれば、コレクタ−エミッタ間の電圧Vceは大きくなる。
【0045】
このとき、PMOSトランジスタMP2のソース電圧はハイレベルになっているので、PMOSトランジスタMP2のソース−ゲート間電圧は大きくなり、PMOSトランジスタMP2のドレイン電流が大きくなる。その結果、PMOSトランジスタMP2の出力インピーダンスは小さくなる。
【0046】
以上のように、PMOSトランジスタMP1のソース電圧がローレベルになると、NPNトランジスタQ7の出力インピーダンスは大きくなると共に、PMOSトランジスタMP2の出力インピーダンスは小さくなるので、出力端子OUTからハイレベル(CMOS論理レベルのハイレベル)の論理信号が出力される。なお、このハイレベルの論理信号を受領すると、CMOS負荷ゲート回路4は、PMOSトランジスタMPがオフすると共にNMOSトランジスタMNがオンして、ローレベルの信号を出力する。
【0047】
ところで、上記説明において、NPNトランジスタQ7において、コレクタ電位が下がりすぎて(コレクタ−エミッタ間の電圧Vceが低下しすぎて)、飽和領域に入ってしまう(飽和領域で動作してしまう)と、その状態から回復するのに時間を要することになる。そこで、本発明においては、NPNトランジスタQ7のコレクタ電位が低下しすぎることを回避するために、NPNトランジスタQ8からなるクランプ回路が設けられている。
【0048】
上記クランプ回路は、NPNトランジスタQ7のコレクタにNPNトランジスタQ8のエミッタを接続し、NPNトランジスタQ8のベースにクランプ電圧Vclpを印加し、NPNトランジスタQ8のコレクタに電源Vccを印加する構成を有している。これにより、出力端子OUTからローレベル(CMOS論理レベルのローレベル)が出力される場合、NPNトランジスタQ7のコレクタ電位は(Vclp−Vf)にクランプされる(Vfは、NPNトランジスタQ8のベース−エミッタ間の順方向降下電圧である。)。
【0049】
例えば、クランプ電圧Vclpを2Vfとすると、出力端子OUTからハイレベル(CMOS論理レベルのハイレベル)が出力される場合、このハイレベルの電圧は(Vcc−Vf)となる。一方、出力端子OUTからローレベル(CMOS論理レベルのローレベル)が出力される場合、このローレベルの電圧は(2Vf−Vf)=Vfとなる。つまり、このとき、Vf〜(Vcc−Vf)まで振幅を広げることができるので、従来のように2種類の電源Vcc及びVddを別々に設けなくても(つまり、単一電源Vccだけで)、CMOS負荷ゲート回路4のPMOSトランジスタMPおよびNMOSトランジスタMNを駆動するのに十分な振幅を確保することができる。したがって、上記論理レベル変換回路によれば、直接CMOS負荷を駆動するのに十分な出力レベルを確保できるので、動作電源としては単一種類のCMOS用電源だけを設ければよく、それゆえ、従来のように2個の電源を別々に設ける必要がなくなり、消費電力の増加を確実に回避できる。
【0050】
本発明においては、PMOSトランジスタMP1のソース−ドレイン間にキャパシタC1を設けているが、ここでこれについて説明する。
【0051】
上記キャパシタC1は、上記PMOSトランジスタMP1のソース電圧がハイレベルのとき、ドレイン電圧を素早くハイレベルに立ち上げるために設けられている。上記キャパシタC1は、ハイパスフィルタとして機能している。この場合、図2から明らかなように、ハイレベルからローレベル(何れもCMOS論理レベル)に遷移する際に生じる入出力間伝播遅延時間を1〔ns〕以下に抑えることが可能となる。
【0052】
以上のように、本発明の論理レベル変換回路によれば、ECL/CMOS論理レベル変換にあたり、ECL側電源とCMOS側電源を共通にしたままで(すなわち、単一電源を使用して)、ハイレベルからローレベルに遷移するECLレベル信号を高速にCMOS論理回路に適合する論理レベルに変換することが可能となる。例えば、入力端子INにECLレベルでハイレベルからローレベルに遷移するとき、Vcc=3〔V〕、Vgg=0.5〔V〕、Vclp=1.4〔V〕、C1=3pF(キャパシタC1の静電容量をC1とする。)で、SPICEによるシミュレーションを行った結果、入出力間伝播遅延時間は1〔ns〕となった。
【0053】
なお、本発明は、図1の構成に限定されるものではなく、同様の動作が実現できる構成であればよいことは言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】
本発明に係る論理レベル変換回路は、以上のように、(a) 所定のバイアス電圧がゲートに印加され、レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と逆相及び同相の信号によりそれぞれ駆動される第1及び第2MOSトランジスタと、(b) 上記第1及び第2MOSトランジスタとグランドとの間にそれぞれ接続された第1及び第2バイポーラトランジスタとからなり、上記第1MOSトランジスタに流れる電流に基づいて上記第1及び第2バイポーラトランジスタのベースがそれぞれ駆動されるカレントミラー回路とを備えていることを特徴としている。
【0055】
上記構成によれば、第1及び第2MOSトランジスタは、カレントミラー回路内の第1及び第2バイポーラトランジスタにそれぞれ接続されており、第1MOSトランジスタに流れる電流に基づいて上記第1及び第2バイポーラトランジスタのベースがそれぞれ駆動される。これにより、第1及び第2バイポーラトランジスタにはそれぞれ同じ電流が流れ、ベース電流の大きさに応じて第2バイポーラトランジスタの出力インピーダンスが変化する。
【0056】
例えば、ECLレベル信号がローレベルの場合、レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と逆相のハイレベルの信号が第1MOSトランジスタに印加される。これに伴って、第2バイポーラトランジスタの出力インピーダンスが小さくなる。このとき、レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と同相のローレベルの信号が第2MOSトランジスタに印加される。これにより、第2MOSトランジスタの出力インピーダンスが大きくなる。
【0057】
一方、ECLレベル信号がハイレベルの場合、レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と逆相のローレベルの信号が第1MOSトランジスタに印加される。これに伴って、第2バイポーラトランジスタの出力インピーダンスが大きくなる。このとき、レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と同相のハイレベルの信号が第2MOSトランジスタに印加される。これにより、第2MOSトランジスタの出力インピーダンスが小さくなる。
【0058】
以上のように、ECLレベル信号がローレベルの場合、第2MOSトランジスタの出力インピーダンスが大きくなると共に、第2バイポーラトランジスタの出力インピーダンスが小さくなる。
【0059】
また、ECLレベル信号がハイレベルの場合、第2MOSトランジスタの出力インピーダンスが小さくなると共に、第2バイポーラトランジスタの出力インピーダンスが大きくなる。つまり、ECLレベル信号がハイレベルの場合、第2バイポーラトランジスタの出力インピーダンスが大きくなるので、第2バイポーラトランジスタと第2MOSトランジスタの接続点を出力として引き出せば、レベル値の大きいハイレベル(CMOS論理レベルのハイレベル)を実現できる。
【0060】
したがって、論理レベル変換回路においては、直接CMOS負荷を駆動するのに十分な出力レベルを確保できるので、動作電源として単一種類のCMOS用電源を設ければよく、それゆえ、消費電力の増加を確実に回避できるという効果を奏する。
【0061】
上記論理レベル変換回路は、具体的には、(1) 差動対をなす一対のNPNトランジスタからなり、ECLレベル信号に基づいて相補信号を生成するカレントスイッチ回路と、(2) 上記相補信号毎に設けられたNPNトランジスタからなり、上記相補信号をそれぞれレベルシフトするエミッタフォロワ回路と、(3) 所定のバイアス電圧がゲートに印加され、レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と逆相及び同相の信号によりそれぞれ駆動される第1及び第2MOSトランジスタと、上記第1及び第2MOSトランジスタとグランドとの間にそれぞれ接続された第1及び第2バイポーラトランジスタとからなり、上記第1MOSトランジスタに流れる電流に基づいて上記第1及び第2バイポーラトランジスタのベースがそれぞれ駆動されるカレントミラー回路とを有する増幅回路とを備えていることが好ましい。
【0062】
この場合、論理レベル変換回路においては、直接CMOS負荷を駆動するのに十分な出力レベルを確保できるので、動作電源として単一種類のCMOS用電源を設ければよく、それゆえ、消費電力の増加を確実に回避できるという効果を奏する。
【0063】
上記の第1MOSトランジスタは、ソース−ドレイン間にキャパシタが接続されていることが好ましい。レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と逆相の信号は、第1MOSトランジスタを介して第1バイポーラトランジスタに印加されるが、第1MOSトランジスタのオン抵抗と第1MOSトランジスタのドレインのノードの寄生容量とにより決まる時間だけ遅延してしまい、近年のデータの処理速度の高速化の観点から好ましくない。そこで、上記のように、第1MOSトランジスタのソース−ドレイン間にキャパシタを接続すると、上記信号の変化が上記キャパシタを介して高速に伝搬されるので、上記遅延時間を確実に短くできるという効果を併せて奏する。
【0064】
上記第2バイポーラトランジスタが飽和領域で動作しないように、所定電圧でクランプするクランプ回路を備えていることが好ましい。第2バイポーラトランジスタの出力インピーダンスが小さくなり、両端の電圧(エミッタ−コレクタ間の電圧)が小さくなると(第2バイポーラトランジスタが飽和領域で動作すると)、それから回復するのに時間を要し、上記高速化の観点から好ましくない。そこで、上記のように、クランプ回路を設けることによって、第2バイポーラトランジスタが所定電圧でクランプされるので、両端の電圧が必要以上に小さくなることを確実に回避でき、高速動作が可能となるという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る論理レベル変換回路の構成例を示す回路図である。
【図2】上記論理レベル変換回路の入出力伝播遅延時間を示すSPICEによるシミュレーション結果を示すグラフである。
【図3】従来の論理レベル変換回路の構成例を示す回路図である。
【図4】従来の論理レベル変換回路の入出力伝播遅延時間を示すSPICEによるシミュレーション結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 カレントスイッチ回路
2 エミッタフォロワ回路
3 ゲート接地PMOS増幅回路
MP1 PMOSトランジスタ(第1MOSトランジスタ)
MP2 PMOSトランジスタ(第2MOSトランジスタ)
Q6 NPNトランジスタ(第1バイポーラトランジスタ)
Q7 NPNトランジスタ(第2バイポーラトランジスタ)
Q8 飽和防止用NPNトランジスタ(クランプ回路)
C1 キャパシタ
Claims (4)
- ECLレベル信号に基づいて相補信号を生成し、該相補信号をそれぞれレベルシフトし、上記ECLレベル信号をCMOS論理レベル信号に変換する論理レベル変換回路において、
所定のバイアス電圧がゲートに印加され、レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と逆相及び同相の信号によりそれぞれ駆動される第1及び第2MOSトランジスタと、
上記第1及び第2MOSトランジスタとグランドとの間にそれぞれ接続された第1及び第2バイポーラトランジスタとからなり、上記第1MOSトランジスタに流れる電流に基づいて上記第1及び第2バイポーラトランジスタのベースがそれぞれ駆動されるカレントミラー回路とを備えていることを特徴とする論理レベル変換回路。 - 差動対をなす一対のNPNトランジスタからなり、ECLレベル信号に基づいて相補信号を生成するカレントスイッチ回路と、
上記相補信号毎に設けられたNPNトランジスタからなり、上記相補信号をそれぞれレベルシフトするエミッタフォロワ回路と、
所定のバイアス電圧がゲートに印加され、レベルシフトされた上記相補信号のうち上記ECLレベル信号と逆相及び同相の信号によりそれぞれ駆動される第1及び第2MOSトランジスタと、上記第1及び第2MOSトランジスタとグランドとの間にそれぞれ接続された第1及び第2バイポーラトランジスタとからなり、上記第1MOSトランジスタに流れる電流に基づいて上記第1及び第2バイポーラトランジスタのベースがそれぞれ駆動されるカレントミラー回路とを有する増幅回路とを備えていることを特徴とする論理レベル変換回路。 - 上記の第1MOSトランジスタは、ソース−ドレイン間にキャパシタが接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の論理レベル変換回路。
- 上記第2バイポーラトランジスタが飽和領域で動作しないように所定電圧でクランプするクランプ回路を備えたことを特徴とする請求項3に記載の論理レベル変換回路。
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