JP3582687B2 - 魚釣用リ−ルの釣糸案内装置 - Google Patents

魚釣用リ−ルの釣糸案内装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、釣糸をスプ−ルに平行に巻き上げる魚釣用リ−ルの釣糸案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、リ−ル本体の側板間に回転自在に支持したスプ−ルに釣糸を平行に巻回するための釣糸案内装置を備えた魚釣用リ−ルは、例えば実開昭57−141768号公報、実開昭59−50269 号公報、実開昭62−162967号公報等で見られるように従来より一般的に知られている。
これらの釣糸案内装置の釣糸案内部の形状は、幅広のスプ−ルに釣糸を平行に巻回する機能上、通常丸形又は幅狭の長円形に形成されている。
【0003】
10(a)のように釣糸放出操作時に、スプ−ル13から放出される釣糸18は仕掛け(錘り、ルア−)が糸を引く速度とスプ−ル回転時に働く遠心力の関係により、巻着径よりδのように上方に広がりながら前方へ放出される。
又、図10(b)のように、釣糸案内装置B′の釣糸案内部52とスプ−ル13の幅とあや巻き角度の関係に依りスプ−ルの幅分左右に広がるため、スプ−ルに巻回されている釣糸の繰出し位置と釣糸案内部にズレが生じる場合がある。
他方釣糸案内部の横幅全体を広くすると、糸巻き状態が悪くなる。
実釣の釣糸放出操作時には前記図10(a)、図10(b)の影響により、釣糸案内部に釣糸が接触して抵抗を受け、飛距離が低下すると共に不必要な摩擦抵抗を受けることにより釣糸にキズをつけたり等、釣糸の寿命を低下させてしまう等の課題が残されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、仕掛けが糸を引く速度とスプ−ル回転時に働く遠心力の関係により、巻着径より上方に広がりながら前方へ放出されることと、スプ−ルに巻回されている釣糸の繰出し位置と釣糸案内部にズレが生じることから、釣糸案内部に釣糸が接触して抵抗を受け、飛距離が低下すると共に不必要な摩擦抵抗を受けることにより釣糸にキズをつけたり等、釣糸の寿命を低下させてしまう等の欠点がある。
【0005】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、釣糸巻回時には釣糸案内部の幅狭い下方部で案内して平行巻きし、放出時は幅広い上方部で摩擦抵抗を低減して飛距離及び釣糸の寿命が向上させる魚釣用リ−ルの釣糸案内装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、リ−ル本体の側板間に回転自在に支持したスプ−ルに釣糸を平行に巻回する釣糸案内装置をスプ−ル前方の側板間に往復動自在に設けた魚釣用リールの釣糸案内装置において、前記釣糸案内装置の釣糸案内部の釣糸案内孔の形状を上方部を幅広に下方部を幅狭に連設形成すると共に、該幅狭部の底部を前記スプールのフランジ外周径より上側の高さに配設したことを要旨とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、釣糸案内部 9 hの釣糸案内孔 9m 9n 9o 9p の形状が幅αの幅広い上方部bと幅εの幅狭部 9k ′の下方部cで形成されると、スプ−ル 13 に釣糸 18 が巻回される時は幅εの幅狭部 9k ′の下方部cで釣糸 18 が案内されて平行巻きされ、スプ−ル 13 から釣糸 18 が繰出されて放出される時は幅αの幅広い上方部bを釣糸 18 が挿通されるので、放出操作時に釣糸 18 が上方へ広がった場合には、釣糸 18 の摩擦抵抗が低減されて飛距離及び釣糸の寿命が向上される。
又、釣糸案内部 9 hの釣糸案内孔 9m 9n 9o 9p の上方部bが幅広に形成されているため、釣糸 18 を容易に釣糸案内孔 9m 9n 9o 9p に通し易く、糸通しの作業性が良くなる。
【0008】
【実施例】
以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、図1から図6は第1実施例で、図1は魚釣用リ−ルの一部断面平面図、図2は反ハンドル側のスプ−ル軸支持機構の拡大断面平面図、図3は魚釣用リ−ルの側枠内側の断面側面図、図4は魚釣用リ−ルの正面図、図5は釣糸案内装置の拡大正面図、図6は駆動機構側の拡大断面平面図である。
【0009】
リ−ル本体Aは側枠1と側枠1の左右両側枠 1a 1b に取り付けられた左側側板 10 と右側側板2で構成されている。
側枠1の左右両側枠 1a 1b は複数本の支柱 11 とリ−ル脚 12 の固定板 1c と指載せ杆 1d で一体的に、かつ左右両側枠 1a 1b が平行に保持されている。
両側枠 1a 1b には夫々スプ−ルカバ−3、4が図示しないビスで取り付けられている。
両側枠 1a 1b 間にはスプ−ル 13 が回転可能に支持され、スプ−ル 13 が固定されたスプ−ル軸5はスプ−ルカバ−3に取り付けられた一方のラジアル軸受 14 とスプ−ルカバ−4に取り付けられた他方のラジアル軸受 15 で回転可能に軸承されている。
左右両側枠 1a 1b 間のスプ−ル 13 より釣糸繰出し方向側に釣糸案内装置Bが設けられている。
スプ−ル 13 は釣糸巻回胴部 13a と一側フランジ 13b と他側フランジ 13c と中心軸部 13d で形成されている。
スプ−ル軸5には、クラッチ機構Cを構成するピンからなる係合突起 17 が固定されている。
【0010】
スプ−ルカバ−3のカバ−部 3a の外側外周は側枠 1a の透孔 1e に装脱自在に嵌合されて図示しないビスでスプ−ルカバ−3は側枠 1a の外側に取り付けられている。
スプ−ルカバ−3の内側中心には筒部 3b が形成されて筒部 3b 内は二段の凹部に形成されて前記軸受 14 とラジアル軸受 19 とが取り付けられている。
軸受 19 にはスラスト軸受板 20 が支持されてスラスト軸受板 20 にスプ−ル軸5の小径部 5a が当接されている。
筒部 3b には円周溝 3c が形成されると共に円周溝 3c の上下の周面内にマグネット 21 22 が一定の間隔をおいて対向するように固定されている。
【0011】
スプ−ル軸5の太径部 5b の端部外周にはころがり式一方向クラッチDの複数個の棒状ころがり部材 23 が回転可能に載せられて外輪 24 の外側に磁気制動部材6の軸筒部 6a が固定されている。
磁気制動部材6は軸筒部 6a と大径の筒部 6b で形成されて大径の筒部 6b はマグネット 21 22 の間に挿入されている。
ころがり式一方向クラッチDは複数個の棒状ころがり部材 23 と外輪 24 と合成樹脂材の保持体 25 と図示しない発条とで構成され、スプ−ル 13 に釣糸 18 が巻回される方向にハンドル 26 が回転されると磁気制動部材6は回転不能でスプ−ル 13 と一体的に回転せず、釣糸 18 が繰出されてスプ−ル軸5が逆方向に回転されると磁気制動部材6はスプ−ル 13 と一体的に回 転する構成となっている。
【0012】
スプ−ルカバ−4の内側中心には二段の筒部 4b が一体に形成されている。
筒部 4b の内側には前記軸受 15 が装脱自在に嵌合され、その右側の内側にはラジアル軸受 28 が取り付けられて抜け止めされている。スプ−ルカバ−4に取り付けられた軸受 28 と右側側板2に取り付けられた軸受 29 でピニオン7が夫々回転自在にかつ軸方向に移動可能に軸承されている。
ピニオン7の中心孔に押圧軸杆 16 が軸方向に移動可能に嵌合されている。
【0013】
スプ−ル軸5の係合突起 17 とピニオン7の切り溝 7e は、クラッチ操作レバ− 30 で作動板 31 が操作されて係合・離脱され、周溝 7d に作動板 31 が係合されている。ピニオン7には駆動軸8に嵌合された駆動歯車 32 が噛合されて駆動機構Eが構成されている。
【0014】
右側側板2の内側に軸筒部 2a が突出形成されて前記軸受 29 が取り付けられ、軸受 29 の外側には軸筒部 2b が突出形成されて外周に螺子部 2c が形成されている。
軸筒部 2b の外周螺子部 2c には調整ツマミ 33 の外側の筒部内側が螺合されている。
調整ツマミ 33 の内側の筒部内にはスラスト軸受 34 が取り付けられ、スラスト軸受 34 に押圧軸杆 16 の他側が当接されている。
【0015】
駆動軸8は右側枠 1b に設けられたラジアル軸受 35 と側板2に取り付けられたメタル軸受部 36 にカラ− 37 を介して軸承され、軸受 35 側の駆動軸8の一端鍔部 8a は止め板 38 で抜け止めされている。
カラ− 37 は駆動軸8の外周に回り止め嵌合されている。駆動軸8の外周のメタル軸受部 36 の外側にはドラグ調整ツマミ 39 が螺合されてドラグ調整ツマミ 39 の筒部がカラ− 37 に当接され、駆動軸8の他端 8b にはハンドル 26 がナット 40 で取り付けられている。
駆動軸8にはクラッチ反転用歯車 41 が回り止め嵌合されて駆動軸8の鍔部 8c に当接され、クラッチ反転用歯車 41 とカラ− 37 の間に摩擦板 42 と駆動歯車 32 と摩擦板 43 が嵌合されている。
【0016】
スプ−ル軸5の係合突起 17 とピニオン7の切り溝 7e が離脱されたクラッチOFFのスプ−ルフリ−回転状態から係合されたクラッチON状態に切換えられる構成は、スプ−ル 13 の釣糸巻回胴部外周に釣糸 18 が巻回される方向にハンドル 26 が回転された時、クラッチ反転用歯車 41 で離脱位置の作動板 31 が係合位置に移動されて係合突起 17 と切り溝 7e が係合されるように構成されている。
側板2のメタル軸受部 36 より内側に凹部からなる円筒支持部 2d が突出形成されて円筒支持部 2d 内にころがり式一方向クラッチFの外輪 24 が回り止め嵌合されている。
ころがり式一方向クラッチFは前記ころがり式一方向クラッチDと略同形で、スプ−ル 13 に釣糸 18 が巻回される方向にハンドル 26 が回転可能で、ハンドル 26 は逆方向に回転不能に構成されている。
【0017】
前記駆動歯車 32 には歯車 44 が噛合されている。
歯車 44 には釣糸案内装置Bのトラバ−スカム軸 45 が取り付けられている。
釣糸案内装置Bは、案内筒 46 と、案内筒 46 外周を左右に摺動する釣糸案内体9と、案内筒 46 の両端に固定された図示されない軸受で軸承された前記トラバ−スカム軸 45 と、トラバ−スカム軸 45 のトラバ−ス溝に係合される釣糸案内体9内に収容された係合子 47 と、係合子 47 を抜け止め保持するキャップ 48 と釣糸案内体9の上部に一体に形成されている釣糸案内部 9h とで構成されている。
案内筒 46 の前側には案内杆 49 が設けられて案内筒 46 と案内杆 49 に沿って釣糸案内体9が長手方向に移動案内される。
【0018】
釣糸案内体9は案内筒 46 の外周に嵌合される本体 9a と、本体 9a に穿設された案内筒 46 が嵌合される貫通孔 9b と、本体 9a に穿設された案内杆 49 が嵌合される貫通孔 9c と、本体 9a から下方に突出した突出部 9d と突出部 9d に穿設されて係合子 47 が挿入される透孔 9e と、突出部 9d の外周にキャップ 48 が螺合されるネジ部 9f とで形成されている。
釣糸案内体9の上部に釣糸案内部 9h が一体に形成され、釣糸案内部 9h には硬質釣糸ガイド材9″が固定されている。
釣糸案内部 9h に固定された硬質釣糸ガイド材9″の釣糸案内孔 9m の形状は円形の上方部bと、下側に釣糸 18 の巻回時の幅狭部 9k ′が形成されて下方部cとなる。
上方部bの釣糸案内孔 9m の内径は幅αの幅広に、下方部cの幅狭部 9k ′はスプ−ル 13 のフランジ 13b 13c 外周径より上側に幅εの幅狭に形成されている。幅εは例えば釣糸 18 の径が0.3〜0.4mmの時、0.5〜1mmに形成されていると、釣糸の不要な動きが規制されて糸道が安定し、良好な糸巻き状態で釣糸をスプ−ルに巻回することが出来る。上方部bの幅αは釣糸の放出時の抵抗を考慮すると広い方がよく、図示より広いスプ−ル幅の半分〜スプ−ル幅が好ましい。
【0019】
魚釣用リ−ルの動作は、スプ−ル軸5の係合突起 17 とピニオン7の切り溝 7e が係合されたクラッチON状態で、スプ−ル 13 に釣糸 18 が巻回される方向にハンドル 26 が回転されると、駆動軸8とカラ− 37 と駆動歯車 32 とピニオン7とスプ−ル軸5とスプ−ル 13 が正回転される。
スプ−ル 13 の回転に制動力を付与するために調整ツマミ 33 が回動される時は、スプ−ル軸5の外方延出端部に押圧軸杆 16 を介して押圧力が加減調整される。
スプ−ル 13 が正回転される時ころがり式一方向クラッチDで磁気制動部材6は回転されないのでスプ−ル軸5の回転に制動力は掛けられない。
駆動歯車 32 が回転されると、釣糸案内装置Bのトラバ−スカム軸 45 は歯車 44 を介して回転されて釣糸案内体9は案内筒 46 に沿って往復動され、釣糸 18 は図3のγのように硬質釣糸ガイド材9″の釣糸案内孔 9m の幅εの幅狭部 9k ′の下方部cで案内されて巻回される。
【0020】
次にクラッチON状態における魚釣用リ−ルの逆転防止動作は、獲物の引きでスプ−ル 13 に巻回された釣糸 18 が繰り出されると、スプ−ル 13 が逆回転され、この回転で駆動軸8とカラ− 37 が逆回転される。
駆動軸8とカラ− 37 が逆回転されると、ころがり式一方向クラッチFで逆回転が阻止される。
この逆回転でスプ−ル 13 はころがり式一方向クラッチFで敏速に停止される。 その後は駆動歯車 32 に掛けられたドラグ調整ツマミ 39 で設定された制動力と、スプ−ル軸5に掛けられた調整ツマミ 33 で設定された制動力と、マグネット 21 22 と磁気制動部材6による制動力に抗してスプ−ル 13 は逆回転される。
【0021】
クラッチON状態からクラッチOFF状態のスプ−ルフリ−回転状態に操作される時は、クラッチ操作レバ− 30 で作動板 31 が操作されると、ピニオン7が軸方向に移動されてスプ−ル軸5の係合突起 17 からピニオン7の切り溝 7e が離脱される。
クラッチ操作レバ− 30 の回動でクラッチ機構CがOFF状態でスプ−ル 13 に巻回された釣糸 18 が繰り出される時は、スプ−ル 13 の回転に連動してトラバ−スカム軸 45 が回転されて釣糸案内体9は案内筒 46 に沿って往復動される。
尚、公知のようにクラッチOFF状態の釣糸繰出し時にスプ−ル 13 に釣糸案内体9を連動しないように構成してもよい。
クラッチ機構CがOFF状態でスプ−ル 13 に巻回された釣糸 18 が繰り出されると、釣糸 18 は図3のδのように硬質釣糸ガイド材9″の釣糸案内孔 9m の幅αの幅広い上方部bを通して繰り出される。
【0022】
このように釣糸案内装置Bが構成されると、釣糸 18 の放出時、図3のδのように上方部 bの幅αの中で抵抗を小さく放出され、釣糸 18 の巻回時、フランジ 13b 13c 外周径より上側の幅狭部 9k ′の底で図3のγのように案内されて糸道が安定して確実に平行巻きされる。
【0023】
前記のように魚釣用リ−ルが構成されると、スプ−ル 13 に釣糸 18 が巻回される時は幅εの幅狭部 9k ′の下方部cで釣糸 18 が案内されて平行巻きされ、放出操作時に釣糸 18 が上方へ広がった場合には、釣糸 18 の摩擦抵抗が低減されて飛距離及び釣糸の寿命が向上される。
又、硬質釣糸ガイド材9″の釣糸案内孔 9m の上方部bが幅広に形成されているため、釣糸 18 を容易に釣糸案内孔 9m に通し易く、糸通しの作業性が良くなる。
【0024】
図7は第1実施例の第1変形例で、図7は魚釣用リ−ルの釣糸案内装置の拡大正面図である。
【0025】
第1実施例の第1変形例は、釣糸案内装置Bの釣糸案内体9の上部に釣糸案内部 9h が一体に形成されている。
釣糸案内部 9h には硬質釣糸ガイド材9″が固定されている。
釣糸案内部 9h に固定された硬質釣糸ガイド材9″の釣糸案内孔 9n の形状は四角形の上方部bと、下側に釣糸 18 の巻回時の幅狭部 9k ′が形成されて下方部cとなる。
上方部bの釣糸案内孔 9n の内径は幅αの幅広に、下方部cの幅狭部 9k ′はスプ−ル 13 のフランジ 13b 13c 外周径より上側に幅εの幅狭に形成されている。
【0026】
図8は第1実施例の第2変形例で、図8は魚釣用リ−ルの釣糸案内装置の拡大正面図である。
【0027】
第1実施例の第2変形例は、釣糸案内装置Bの釣糸案内体9の上部に釣糸案内部 9h が一体に形成されている。
釣糸案内部 9h には硬質釣糸ガイド材9″が固定されている。
釣糸案内部 9h に固定された硬質釣糸ガイド材9″の釣糸案内孔 9o の形状は逆三角形の上方部bと、下側に釣糸 18 の巻回時の幅狭部 9k ′が形成されて下方部cとなる。
上方部bの釣糸案内孔 9o の内径は幅αの幅広に、下方部cの幅狭部 9k ′はスプ−ル 13 のフランジ 13b 13c 外周径より上側に幅εの幅狭に形成されている。
【0028】
図9は第1実施例の第3変形例で、図9は魚釣用リ−ルの釣糸案内装置の拡大正面図である。
【0029】
第1実施例の第3変形例は、釣糸案内装置Bの釣糸案内体9の上部に釣糸案内部 9h が一体に形成されている。
釣糸案内部 9h には硬質釣糸ガイド材9″が固定されている。
釣糸案内部 9h に固定された硬質釣糸ガイド材9″の釣糸案内孔 9p の形状はV字形の上方部bと、下側に釣糸 18 の巻回時の幅狭部 9k ′が形成されて下方部cとなる。
上方部bの釣糸案内孔 9p の間隔は幅αの幅広に、下方部cの幅狭部 9k ′はスプ−ル 13 のフランジ 13b 13c 外周径より上側に幅εの幅狭に形成されている。
【0030】
前記説明では、駆動軸8の外周にころがり式一方向クラッチFが組み込まれているが、ころがり式一方向クラッチFは省略してもよい。
前記説明では、側枠1の左右両側枠 1a 1b と固定板 1c と指載せ杆 1d が一体的に形成されたが、別体に形成して両側枠 1a 1b を平行に保持してもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0032】
本発明によれば、巻取時に幅狭部で釣糸の不要な動きを規制することで糸道が安定して糸巻き状態が良好なものになり、放出時は釣糸の上方への広がりによる摩擦抵抗の軽減が図れて飛距離が向上すると共に釣糸の寿命も向上し、更に糸通しの作業性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、魚釣用リ−ルの一部断面平面図である。
【図2】同反ハンドル側のスプ−ル軸支持機構の拡大断面平面図である。
【図3】同魚釣用リ−ルの側枠内側の断面側面図である。
【図4】同魚釣用リ−ルの正面図である。
【図5】同釣糸案内装置の拡大正面図である。
【図6】同駆動機構側の拡大断面平面図である。
【図7】第1実施例の第1変形例で、魚釣用リ−ルの釣糸案内装置の拡大正面図である。
【図8】同第2変形例で、魚釣用リ−ルの釣糸案内装置の拡大正面図である。
【図9】同第3変形例で、魚釣用リ−ルの釣糸案内装置の拡大正面図である。
【図10】従来の魚釣用リ−ルの(a)側枠内側の断面側面図と(b)要部断面平面図である。
【符号の説明】
A リ−ル本体
B 釣糸案内装置
b 上方部
c 下方部
2、10 側板
13b 、13c フランジ
9 釣糸案内体
9h 釣糸案内部
9m、9n、9o、9p 釣糸案内孔
9k′ 幅狭部
13 スプ−ル
18 釣糸

Claims (1)

  1. リ−ル本体の側板間に回転自在に支持したスプ−ルに釣糸を平行に巻回する釣糸案内装置をスプ−ル前方の側板間に往復動自在に設けた魚釣用リールの釣糸案内装置において、前記釣糸案内装置の釣糸案内部の釣糸案内孔の形状を上方部を幅広に下方部を幅狭に連設形成すると共に、該幅狭部の底部を前記スプールのフランジ外周径より上側の高さに配設したことを特徴とする魚釣用リ−ルの釣糸案内装置。
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