JP3581648B2 - 音声認識システム、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システム、そのシステムを構成する情報処理装置及びそれらの制御方法、コンピュータ可読メモリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、キーボードやマウス等に加えて、音声が入力インタフェースとして用いられるようになってきた。
【0003】
しかし、入力された音声を認識する音声認識では、音声認識の対象となる認識語彙が多くなる程、認識率が低下し、また、処理時間を必要とする。そのため、音声認識の対象となる認識語彙(例えば、読みと表記)を登録した認識辞書を複数持ち、入力対象や状況に応じて、認識辞書を切り換える(複数の認識辞書を同時に使用する場合もある)方法がとられている。
【0004】
また、登録されていない語彙は認識することができないといった問題がある。この問題を解決する方法の一つに、ユーザ辞書(ユーザが音声認識の対象となる認識語彙を登録したもの)を用いる方法がある。
【0005】
一方、リソースの小さい端末上で、音声認識を実現するために、クライアント・サーバ型の音声認識システムが研究されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の3つの技術は、既知であるが、これらの3つの技術を組み合わせたシステムは、現在のところ実現されていない。
【0007】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、クライアント・サーバ型の音声認識システムにおいて、ユーザからの要求に応じて、ユーザ辞書を使用することにより、音声入力の効率を向上し、システム全体の処理負荷を低減することができる音声認識システム、情報処理装置及びそれらの制御方法、コンピュータ可読メモリを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明による音声認識システムは以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムであって、
前記クライアントは、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信手段と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信手段とを備え、
前記サーバは、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報と、前記ユーザ辞書と、該音声を前記クライアントから受信する受信手段と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、その選択した認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信手段と
を備える。
また、好ましくは、
前記サーバは、
複数種類の認識辞書を保持する保持手段を更に備え、
前記音声認識手段は、前記複数種類の認識辞書それぞれに対応する前記入力フォーム識別情報の対応を管理するテーブルを参照して、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書を前記保持手段から選択し、その選択した認識辞書と、前記選択した認識対象語彙を用いて、該音声を認識する。
【0009】
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記クライアントとして機能する情報処理装置であって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信手段と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信手段と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する、前記ユーザ辞書中の選択された認識対象語彙を用いて、前記サーバによって認識された該音声の音声認識結果を該サーバから受信する受信手段と
を備える。
【0010】
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記サーバとして機能する情報処理装置であって、
前記クライアントで入力された音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を該クライアントから受信する受信手段と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、その選択した認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信手段と
を備える。
【0011】
上記の目的を達成するための本発明による音声認識システムは以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムであって、
前記クライアントは、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信手段と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記サーバが保持する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信手段とを備え、
前記サーバは、
複数種類の認識辞書を保持する保持手段と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報と、前記ユーザ辞書と、該音声を前記クライアントから受信する受信手段と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書を前記保持手段から選択し、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、それらの選択した認識辞書及び認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信手段と
を備える。
【0012】
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記クライアントとして機能する情報処理装置であって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信手段と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記サーバが保持する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信手段と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書と、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する、前記ユーザ辞書中の選択された認識対象語彙を用いて、前記サーバによって認識された該音声の音声認識結果を該サーバから受信する受信手段と
を備える。
【0013】
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記サーバとして機能する情報処理装置であって、
複数種類の認識辞書を保持する保持手段と、
前記クライアントで入力された音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を保持するユーザ辞書と、該音声を該クライアントから受信する受信手段と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書を前記保持手段から選択し、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、それらの選択した認識辞書及び認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信手段と
を備える。
【0014】
上記の目的を達成するための本発明による音声認識システムの制御方法は以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムの制御方法であって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する第1送信工程と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、その選択した認識対象語彙を用いて、該音声を前記サーバで認識する音声認識工程と、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する第2送信工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記クライアントとして機能する情報処理装置の制御方法であって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信工程と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する、前記ユーザ辞書中の選択された認識対象語彙を用いて、前記サーバによって認識された該音声の音声認識結果を該サーバから受信する受信工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記サーバとして機能する情報処理装置の制御方法であって、
前記クライアントで入力された音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を該クライアントから受信する受信工程と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、その選択した認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識工程と、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による音声認識システムの制御方法は以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムの制御方法であって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユー ザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記サーバが保持する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する第1送信工程と
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書を選択し、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、それらの選択した認識辞書及び認識対象語彙を用いて、該音声を前記サーバで認識する音声認識工程と、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する第2送信工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記クライアントとして機能する情報処理装置の制御方法であって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記サーバが保持する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信工程と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書と、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する、前記ユーザ辞書中の選択された認識対象語彙を用いて、前記サーバによって認識された該音声の音声認識結果を該サーバから受信する受信工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記サーバとして機能する情報処理装置の制御方法であって、
複数種類の認識辞書を保持する保持工程と、
前記クライアントで入力された音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を保持するユーザ辞書と、該音声を該クライアントから受信する受信工程と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書を前記保持工程から選択し、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、それらの選択した認識辞書及び認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識工程と、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信工程と
を備える。
【0015】
上記の目的を達成するための本発明によるコンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムの制御のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程のプログラムコードと、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する第1送信工程のプログラムコードと、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、その選択した認識対象語彙を用いて、該音声を前記サーバで認識する音声認識工程のプログラムコードと、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する第2送信工程のプログラムコードと
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるコンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記クライアントとして機能する情報処理装置の制御のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程のプログラムコードと、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信工程のプログラムコードと、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する、前記ユーザ辞書中の選択された認識対象語彙を用いて、前記サーバによって認識された該音声の音声認識結果を該サーバから受信する受信工程のプログラムコードと
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるコンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記サーバとして機能する情報処理装置の制御のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、
前記クライアントで入力された音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を該クライアントから受信する受信工程のプログラムコードと、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、その選択した認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識工程のプログラムコードと、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信工程のプログラムコードと
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるコンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムの制御のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程のプログラムコードと、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記サーバが保持する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する第1送信工程のプログラムコードと
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書を選択し、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、それらの選択した認識辞書及び認識対象語彙を用いて、該音声を前記サーバで認識する音声認識工程のプログラムコードと、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する第2送信工程のプログラムコードと
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるコンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記クライアントとして機能する情報処理装置の制御のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程のプログラムコードと、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記サーバが保持する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信工程のプログラムコードと、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書と、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する、前記ユーザ辞書中の選択された認識対象語彙を用いて、前記サーバによって認識された該音声の音声認識結果を該サーバから受信する受信工程のプログラムコードと
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるコンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記サーバとして機能する情報処理装置の制御のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、
複数種類の認識辞書を保持する保持工程のプログラムコードと、
前記クライアントで入力された音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を保持するユーザ辞書と、該音声を該クライアントから受信する受信工程のプログラムコードと、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書を前記保持工程から選択し、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、それらの選択した認識辞書及び認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識工程のプログラムコードと、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信工程のプログラムコードと
を備える。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は実施形態1の音声認識システムのハードウェア構成を示す図である。
【0017】
CPU101は、クライアント100全体を統括制御するものであり、ROM102に格納されているプログラムをRAM103に読み出し、その読み出したプログラムに基づいて、各種処理動作を実行する。ROM102は、CPU101で実行する処理の各種プログラムを格納している。RAM103は、ROM102に格納されている各種プログラムの実行に必要な記憶領域を提供する。
【0018】
二次記憶装置104は、OSや各種プログラムを格納している。但し、クライアント100をパーソナルコンピュータ等の汎用装置ではなく、専用装置で構成する場合には、ROM102内にOSや各種プログラムを格納しても構わない。この格納されたプログラムをRAM103に読み出すことによって、CPU101が処理を実行することが可能である。また、二次記憶装置104としては、ハードディスク装置、フロッピーディスクドライブ、CD−ROM等がある。つまり、記憶媒体は如何なるものであっても構わない。
【0019】
ネットワークI/F(インタフェース)105は、サーバ200のネットワークI/F205と接続される。
【0020】
入力装置106は、マウスやキーボード、マイク等で構成され、CPU101で実行される処理の各種指示の入力を可能とし、これら複数の機器を同時に接続して使用できる。出力装置107は、ディスプレイ(CRTやLCD等)で構成され、入力装置106より入力された情報や、CPU101で実行される各種処理で制御される表示画面を表示する。バス108は、クライアント100の各種構成要素を相互に接続する。
【0021】
CPU201は、サーバ200全体を統括制御するものであり、ROM202に格納されているプログラムをRAM203に読み出し、その読み出したプログラムに基づいて、各種処理動作を実行する。ROM202は、CPU201で実行する処理の各種プログラムを格納している。RAM203は、ROM202に格納されている各種プログラムの実行に必要な記憶領域を提供する。
【0022】
二次記憶装置204は、OSや各種プログラムを格納している。但し、サーバ200が、パーソナルコンピュータ等の汎用装置ではなく、専用装置で構成する場合には、ROM202内にOSや各種プログラムを格納しても構わない。この格納されたプログラムをRAM203に読み出すことによってCPU201が処理を実行することが可能である。また、二次記憶装置204としては、ハードディスク装置、フロッピーディスクドライブ、CD−ROM等がある。つまり、記憶媒体は如何なるものであっても構わない。
【0023】
ネットワークI/F205は、クライアント100のネットワークI/F105と接続される。バス106は、サーバ200の各種構成要素を相互に接続する。
【0024】
次に、実施形態1の音声認識システムの機能構成について、図2を用いて説明する。
【0025】
図2は実施形態1の音声認識システムの機能構成を示すブロック図である。
【0026】
音声入力部121は、マイク(入力装置106)からユーザが発生した音声を入力し、その入力された音声認識対象の音声データ(音声認識用データ)のA/D変換を行う。通信部122は、ユーザ辞書124a、音声認識用データ124b、辞書管理情報124c等をサーバ200に送信し、送信した音声認識用データ124bに対する音声認識結果等をサーバ200から受信する。
【0027】
通信部221は、ユーザ辞書124a、音声認識用データ124b、辞書管理情報124c等をクライアント100から受信し、受信した音声認識用データ124bに対する音声認識結果等をクライアント100に送信する。
【0028】
表示部123は、サーバ200から受信した音声認識結果を、例えば、出力装置108で表示される本音声認識システムで実行される処理によって表示される表示画面上の入力フォーム等に格納して表示する。
【0029】
辞書管理部223は、入力対象や状況等に応じて、音声認識に使用する認識分野別(例えば、名前用、住所用、英数字記号用等)に用意された複数種類の認識辞書群225(認識辞書1〜認識辞書N、N:正の整数)及びクライアント100から受信したユーザ辞書124a)を切り換えて、選択する(複数種類の辞書を同時に使用する場合もある)。
【0030】
尚、この複数種類の認識辞書群225は、後述するクライアント100から送信されてくる辞書管理情報124c(入力フォーム識別子)毎に用意されており、各認識辞書225にはその認識辞書の認識分野を示す認識辞書識別子が付与されており、辞書管理部223は、この認識辞書識別子と入力フォーム識別子を対応づけた、図5に示すような識別子テーブル223aを管理している。
【0031】
音声認識部224は、クライアント100から受信した音声認識用データ124b、辞書管理情報124cに基づいて辞書管理部223が音声認識用に指定する認識辞書225、ユーザ辞書124aを使用して音声認識を行う。
【0032】
尚、ユーザ辞書124aは、ユーザが音声認識の対象となる認識語彙を登録したものであり、実施形態1の場合、例えば、図3に示すように、認識対象語彙の読みと表記を対応づけて構成される。
【0033】
また、音声認識用データ124bは、音声入力部121においてA/D変換された音声データであっても良いし、その音声データを符号化したデータであっても良い。
【0034】
また、辞書管理情報124cは、入力対象等を示す情報である。この辞書管理情報124cは、例えば、図4に示す実施形態1の音声認識システムで表示される音声入力用画面を構成する各入力フォームに、入力された音声をサーバ200が音声認識し、その音声認識結果に対応するテキストデータを入力する場合において、図5に示すような、入力フォームの種類を示す識別子(入力フォーム識別子)である。そして、クライアント100は、この入力フォーム識別子を辞書管理情報124cとしてサーバ200に送信し、サーバ200では、辞書管理部223において、識別子テーブル223aを参照して、受信した入力フォーム識別子に対応する認識辞書識別子を取得し、音声認識に使用する認識辞書225を決定する。
【0035】
次に、実施形態1の音声認識システムで実行される処理について、図6を用いて説明する。
【0036】
図6は実施形態1の音声認識システムで実行される処理を示すフローチャートである。
【0037】
ステップS101では、クライアント100は、ユーザ辞書124aをサーバ200に送信する。
【0038】
ステップS201では、サーバ200は、ユーザ辞書124aをクライアント100から受信する。
【0039】
ステップS102では、クライアント100は、音声入力対象の入力フォームに音声入力が行われた場合に、その入力フォームの入力フォーム識別子を辞書管理情報124cとして、サーバ200に送信する。
【0040】
ステップS202では、サーバ200は、辞書管理情報124cとして、入力フォーム識別子をクライアント100から受信する。
【0041】
ステップS203では、サーバ200は、辞書管理情報124cで識別テーブル223aを参照して、受信した入力フォーム識別子に対応する認識辞書識別子を取得し、音声認識に使用する認識辞書225を決定する。
【0042】
ステップS103では、クライアント100は、各入力フォームに入力するテキストデータとして音声入力された音声認識用データ124bをサーバ200に送信する。
【0043】
ステップS204では、サーバ200は、各入力フォームに対応する音声認識用データ124bをクライアント100から受信する。
【0044】
ステップS205では、サーバ200は、音声認識用データ124bに対し、辞書管理部223で音声認識用に指定された認識辞書225、ユーザ辞書124を用いて、音声認識部224で音声認識を行う。
【0045】
尚、実施形態1では、音声認識部224による音声認識の際には必ず、クライアント100からサーバ200に送信されたユーザ辞書124a中の認識語彙を全て、認識対象語彙としている。
【0046】
ステップS206では、サーバ200は、音声認識部224から得られる音声認識結果をクライアント100に送信する。
【0047】
ステップS104では、クライアント100は、各入力フォームに対する音声認識結果をサーバ200から受信し、それぞれ対応する入力フォームに音声認識結果に対応するテキストデータを格納する。
【0048】
ステップS105では、クライアント100は、処理を終了するか否かを判定する。処理を終了しない場合(ステップS105でNO)、ステップS102に戻り、処理を繰り返す。一方、処理を終了する場合(ステップS105でYES)、サーバ200に処理を終了する旨を通知し、処理を終了する。
【0049】
ステップS207では、サーバ200は、クライアント100から処理の終了の指示があるか否かを判定する。処理の指示がない場合(ステップS207でNO)、ステップS202に戻り、処理を繰り返す。一方、処理の終了の指示がある場合(ステップS207でYES)、処理を終了する。
【0050】
尚、上記処理では、音声入力対象の入力フォームに対する音声入力が行われた時に、その入力フォームに対応する辞書管理情報124cをクライアント100からサーバ200へ送信する構成としたが、音声入力対象の入力フォームが、入力装置106の指示によってフォーカス(音声入力対象の入力フォームが確定)された時に、送信するように構成しても良い。
【0051】
また、サーバ200では、音声認識用データ124bを全て受信してから音声認識を行う構成としたが、ある入力フォームに入力するテキストデータとして音声入力が行われる毎に、その音声認識用データ124bを逐次サーバ200に送信し、リアルタイムで音声認識を行うように構成しても良い。
【0052】
以上説明したように、実施形態1によれば、クライアント・サーバ型の音声認識システムにおいて、音声認識用データ124bの音声認識に用いる適切な認識辞書225とユーザ辞書124aを併用して、サーバ200において音声認識を実行することで、クライアント100の音声認識に関わる処理負荷、記憶資源の使用を低減し、かつサーバ200における音声認識精度を向上することができる。
[実施形態2]
尚、実施形態1において、ユーザ辞書124a中の認識語彙が発生しない場合には、ユーザ辞書124aを使用する必要がないため、サーバ200は、クライアント100からユーザ辞書124aを使用するという要求がある場合にのみ、ユーザ辞書124a中の認識語彙を全て認識対象語彙としても良い。
【0053】
この場合は、例えば、辞書管理情報124cとして、ユーザ辞書124aの使用の有無を示すフラグを追加することで、ユーザ辞書124aの使用の有無をサーバ200に通知する。
[実施形態3]
また、入力対象や状況等によって、ユーザ辞書124a中の認識対象語彙中に使用しない語彙があるため、入力対象や状況に応じて、ユーザ辞書124a中の特定の認識語彙のみを認識対象語彙としても良い。
【0054】
この場合は、例えば、図7に示すように、認識語彙ごとに、入力フォーム識別子を指定して管理することにより、音声入力された入力フォームの入力フォーム識別子を持つ認識語彙のみを、認識対象語彙とすることができる。また、ある認識語彙に対して複数の入力フォーム識別子を指定しても良い。加えて、図8に示すように、入力フォーム識別子の代わりに、認識辞書識別子を指定して管理しても良い。
[実施形態4]
実施形態2と実施形態3を組み合わせることにより、音声認識部4による音声認識処理の更なる効率化を図ることができる。
[実施形態5]
本装置は、上記の処理のほとんどがプログラムによって実現できる。先に説明したように、装置としては、パーソナルコンピュータ等の汎用装置で良いわけであるから、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても実現はできるのはもちろんである。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が、前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0055】
また、本発明は、前述したプログラムコードを記録した記録媒体をコンピュータに供給し、そのコンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現されていることによっても達成できる。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータによって挿入された機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等がプログラムコードの指示に基づいて実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には前述の図3のフローチャートに対応するプログラムコードを格納することになる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、クライアント・サーバ型の音声認識システムにおいて、ユーザからの要求に応じて、ユーザ辞書を使用することにより、音声入力の効率を向上し、システム全体の処理負荷を低減することができる音声認識システム、情報処理装置及びそれらの制御方法、コンピュータ可読メモリを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の音声認識システムのハードウェア構成を示す図である。
【図2】実施形態1の音声認識システムの機能構成を示すブロック図である。
【図3】実施形態1のユーザ辞書の構成を示す図である。
【図4】実施形態1の音声入力用画面を示す図である。
【図5】実施形態1の識別子テーブルを示す図である。
【図6】実施形態1の音声認識システムで実行される処理を示すフローチャートである。
【図7】実施形態3の入力フォーム識別子を付加したユーザ辞書の構成を示す図である。
【図8】実施形態3の認識辞書識別子を付加したユーザ辞書の構成を示す図である。
【符号の説明】
100 クライアント
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 二次記憶装置
105 ネットワークI/F
106 入力装置
107 出力装置
108 バス
121 音声入力部
122 通信部
123 表示部
124a ユーザ辞書
124b 音声認識用データ
124c 辞書管理情報
200 サーバ
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 二次記憶装置
205 ネットワークI/F
206 バス
221 通信部
223 辞書管理部
223a 識別子テーブル
224 音声認識部
225 認識辞書
Claims (19)
- 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムであって、
前記クライアントは、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信手段と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信手段とを備え、
前記サーバは、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報と、前記ユーザ辞書と、該音声を前記クライアントから受信する受信手段と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、その選択した認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信手段と
を備えることを特徴とする音声認識システム。 - 前記サーバは、
複数種類の認識辞書を保持する保持手段を更に備え、
前記音声認識手段は、前記複数種類の認識辞書それぞれに対応する前記入力フォーム識別情報の対応を管理するテーブルを参照して、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書を前記保持手段から選択し、その選択した認識辞書と、前記選択した認識対象語彙を用いて、該音声を認識する
ことを特徴とする請求項1に記載の音声認識システム。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記クライアントとして機能する情報処理装置であって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信手段と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信手段と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する、前記ユーザ辞書中の選択された認識対象語彙を用いて、前記サーバによって認識された該音声の音声認識結果を該サーバから受信する受信手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記サーバとして機能する情報処理装置であって、
前記クライアントで入力された音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を該クライアントから受信する受信手段と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、その選択した認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムであって、
前記クライアントは、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信手段と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記サーバが保持する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信手段とを備え、
前記サーバは、
複数種類の認識辞書を保持する保持手段と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報と、前記ユーザ辞書と、該音声を前記クライアントから受信する受信手段と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書を前記保持手段から選択し、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、それらの選択した認識辞書及び認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信手段と
を備えることを特徴とする音声認識システム。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記クライアントとして機能する情報処理装置であって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信手段と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記サーバが保持する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信手段と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書と、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する、前記ユーザ辞書中の選択された認識対象語彙を用いて、前記サーバによって認識された該音声の音声認識結果を該サーバから受信する受信手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記サーバとして機能する情報処理装置であって、
複数種類の認識辞書を保持する保持手段と、
前記クライアントで入力された音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を保持するユーザ辞書と、該音声を該クライアントから受信する受信手段と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書を前記保持手段から選択し、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、それらの選択した認識辞書及び認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムの制御方法であって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する第1送信工程と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、その選択した認識対象語彙を用いて、該音声を前記サーバで認識する音声認識工程と、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する第2送信工程と
を備えることを特徴とする音声認識システムの制御方法。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記クライアントとして機能する情報処理装置の制御方法であって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信工程と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する、前記ユーザ辞書中の選択された認識対象語彙を用いて、前記サーバによって認識された該音声の音声認識結果を該サーバから受信する受信工程と
を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記サーバとして機能する情報処理装置の制御方法であって、
前記クライアントで入力された音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を該クライアントから受信する受信工程と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、その選択した認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識工程と、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信工程と
を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムの制御方法であって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記サーバが保持する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する第1送信工程と
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書を選択し、また、前 記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、それらの選択した認識辞書及び認識対象語彙を用いて、該音声を前記サーバで認識する音声認識工程と、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する第2送信工程と
を備えることを特徴とする音声認識システムの制御方法。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記クライアントとして機能する情報処理装置の制御方法であって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程と、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記サーバが保持する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信工程と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書と、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する、前記ユーザ辞書中の選択された認識対象語彙を用いて、前記サーバによって認識された該音声の音声認識結果を該サーバから受信する受信工程と
を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記サーバとして機能する情報処理装置の制御方法であって、
複数種類の認識辞書を保持する保持工程と、
前記クライアントで入力された音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を保持するユーザ辞書と、該音声を該クライアントから受信する受信工程と、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書を前記保持工程から選択し、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、それらの選択した認識辞書及び認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識工程と、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信工程と
を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムの制御のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程のプログラムコードと、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する第1送信工程のプログラムコードと、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、その選択した認識対象語彙を用いて、該音声を前記サーバで認識する音声認識工程のプログラムコードと、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する第2送信工程のプログラムコードと
を備えることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記クライアントとして機能する情報処理装置の制御のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程のプログラムコードと、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信工程のプログラムコードと、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する、前記ユーザ辞書中の選択された認識対象語彙を用いて、前記サーバによって認識された該音声の音声認識結果を該サーバから受信する受信工程のプログラムコードと
を備えることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記サーバとして機能する情報処理装置の制御のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、
前記クライアントで入力された音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記入力フォーム識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を該クライアントから受信する受信工程のプログラムコードと、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、その選択した認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識工程のプログラムコードと、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信工程のプログラムコードと
を備えることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムの制御のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程のプログラムコードと、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記サーバが保持する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する第1送信工程のプログラムコードと
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書を選択し、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、それらの選択した認識辞書及び認識対象語彙を用いて、該音声を前記サーバで認識する音声認識工程のプログラムコードと、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する第2送信工程のプログラムコードと
を備えることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記クライアントとして機能する情報処理装置の制御のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、
音声入力部から入力された音声を受信する音声受信工程のプログラムコードと、
前記音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する前記サーバが保持する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を対応づけて保持するユーザ辞書と、該音声を前記サーバへ送信する送信工程のプログラムコードと、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書と、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する、前記ユーザ辞書中の選択された認識対象語彙を用いて、前記サーバによって認識された該音声の音声認識結果を該サーバから受信する受信工程のプログラムコードと
を備えることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。 - 複数種類の入力フォームからなる入力フォームに情報を入力するために、クライアントで入力された音声をサーバで認識するクライアント・サーバ型の音声認識システムにおける前記サーバとして機能する情報処理装置の制御のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、
複数種類の認識辞書を保持する保持工程のプログラムコードと、
前記クライアントで入力された音声の入力先となる前記入力フォームの種類を示す入力フォーム識別情報と、ユーザによって指定された認識対象語彙とその認識対象語彙に対する認識辞書の種類を示す認識辞書識別情報を保持するユーザ辞書と、該音声を該クライアントから受信する受信工程のプログラムコードと、
前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識辞書を前記保持工程から選択し、また、前記音声に対する前記入力フォーム識別情報に対応する認識対象語彙を、前記ユーザ辞書中の認識対象語彙から選択し、それらの選択した認識辞書及び認識対象語彙を用いて、該音声を認識する音声認識工程のプログラムコードと、
前記音声認識工程で認識した音声認識結果を前記クライアントに送信する送信工程のプログラムコードと
を備えることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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