JP3581434B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、たとえば、パチンコ遊技機やコイン遊技機あるいはスロットマシン等で代表される遊技機に関し、詳しくは、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様になった場合に所定の遊技価値が付与可能となる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技機において、従来から一般的に知られているものに、たとえば、図柄等からなる複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装置が設けられ、その可変表示装置が可変開始された後停止制御される等して表示結果が導出表示され、その表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777)になった場合に、所定の遊技価値が付与可能となるように構成されたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この種の従来の遊技機においては、可変表示装置による予め定められた特定の表示態様が何の前兆もなく表示されるため、可変表示装置の可変表示の表示結果が導出表示される以前から遊技者の期待感を盛上げることがあまりできず、せっかく可変表示装置を設けたにもかかわらずその可変表示装置の面白さを十分に演出できないという欠点を有していた。
【0004】
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであって、可変表示装置による可変表示の面白さを十分に演出し遊技者の期待感をより一層向上させることのできる遊技機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の識別情報の組合せとなったときに所定の遊技価値が付与可能となる遊技機であって、
前記可変表示装置を可変開始させた後、表示結果を導出表示させる可変表示制御を行なう可変表示制御手段と、
前記可変表示装置を可変開始させるための可変開始条件が成立したときに、その可変開始条件の成立回数を所定の上限値の範囲内で記憶し、該可変開始条件の成立に応じて前記可変表示制御が実行される毎に記憶数を減算更新する可変開始条件記憶手段(遊技制御基板のCPU,RAM,ROMにより、前記可変表示装置の可変表示中に,該可変表示装置を可変開始させるための可変開始条件が成立した場合に、その可変開始条件の成立を記憶しておき、前記可変表示装置が再度可変開始可能な状態になってからその記憶に基づいて前記可変表示装置を再可変表示させるための可変開始条件記憶手段が構成されている。)と、
前記可変開始条件が成立したときにランダムカウンタ(C RND1)から抽出した抽出値が予め定められた判定値と一致するか否かを判定することによって、前記可変表示装置の表示結果内容を前記特定の識別情報の組合せにするか否かを前記可変開始条件記憶手段に記憶される可変開始条件の成立の段階から前記可変開始条件記憶手段の個々の記憶別に予め決定しておく表示結果内容事前決定手段と、
前記表示結果内容事前決定手段により前記可変表示装置の表示結果内容を前記特定の識別情報の組合せにすることが決定されたときに、ランダムカウンタ(図3のC RND2)から抽出された抽出値を判定することによって、前記特定の識別情報の組合せが表示されることを遊技者に予告報知するか否かを決定する予告報知決定手段とを含み、
前記可変表示制御手段は、前記予告報知決定手段が前記予告報知をすることを決定したときに、表示結果内容が前記特定の識別情報の組合せとなる可変表示制御の実行以前の複数回の可変表示制御の各々において前記可変表示装置によるリーチ状態を強制的に発生させ大当りが事前決定され、大当り予告を行なう場合には、さらに、後述する図8の第1の大当り予告テーブルにより、大当りが事前決定されたときの始動入賞記憶数に応じて、前述のように強制的に発生される各リーチ表示の際の中停止図柄が決定される。この可変表示制御の第2の例においては、大当りを発生させることが事前決定された場合に、図4に示される第1の例と同様に、大当りとなる図柄の決定と、大当り予告用のリーチ図柄の決定とがなされるが、第1の例のように大当り予告用の中停止図柄の決定がなされるのではなく、大当り予告用のリーチの種類が決定される。そのリーチの種類の決定においては、強制的に発生されるリーチ表示の各回のリーチの種類が後述する図9に示される第2の大当り予告テーブルを用いて事前に決められる。)、かつ、前記複数回の可変表示制御のうちの2以上の可変表示制御においてリーチ状態を成立させるときには、前記リーチ状態が成立してから表示結果が導出表示するまでの間のリーチ表示態様について、各リーチ状態同士の関係を予め定められた特定の関係にする(図11および図12に示された可変表示制御の第1の例においては、大当りを発生させることが事前決定された場合には、連続的にリーチ表示がなされ、それらのリーチ表示において、リーチ表示の際の表示結果が段階的に大当りの表示状態に近づくようにされる。第2の例では、大当り予告報知を、連続的に発生するリーチ状態の表示により行ない、それらのリーチ表示の間の関係を、大当り状態の発生を予感させる予め定められた特定の相関関係にする可変表示制御動作を行なう例を説明する。前記可変表示制御手段により、特定の表示態様が表示結果として導出表示される予定となっている回の可変表示以前の段階における複数回の可変表示結果を、予め定められた特定の関係にする場合の特定の関係には、複数の可変表示において段階的に大当りが発生しやすいリーチ表示になる関係,複数のリーチ状態において最終的な停止図柄の間に相関関係がある関係,複数のリーチ表示において同じ種類のリーチ表示が連続する関係,リーチ表示において識別情報の滑りあるいは戻りが発生する関係,等を含んでいる。ここで、滑りとは、図柄の停止直前に図柄を停止予測位置から滑らせることであり、戻りとは、図柄の予定停止位置を一旦通過させた後に図柄を予定停止位置に戻すことである。)ことを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記遊技機は、前記特定の識別情報の組合せのうちの予め定められた確率向上態様となったときに前記可変表示装置の表示結果が前記特定の識別情報の組合せとなる確率が向上する確率向上状態となり、
前記予告報知決定手段は、前記表示結果内容事前決定手段により前記可変表示装置の表示結果内容を前記確率向上態様にすることが決定されたときに、予告報知するか否かを決定する(また、本実施例においては、大当りを発生させることが事前決定された場合に連続的なリーチ表示を行なうことにより大当りの予告をするようにしたが、これに限らず、そのような連続的なリーチ表示は、高確率状態に移行することが可能な大当りを発生させることが事前決定された場合に行なうようにしてもよい。)ことを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記可変表示制御手段は、前記可変開始条件記憶手段に複数の記憶があるときに、前記特定の識別情報の組合せにすることが決定されている記憶に基づく可変表示制御の実行前の段階から、前記可変表示装置によるリーチ状態において識別情報の滑りあるいは戻りが発生するように制御すること(前記可変表示制御手段により、特定の表示態様が表示結果として導出表示される予定となっている回の可変表示以前の段階における複数回の可変表示結果を、予め定められた特定の関係にする場合の特定の関係には、…リーチ表示において識別情報の滑りあるいは戻りが発生する関係,等を含んでいる。ここで、滑りとは、図柄の停止直前に図柄を停止予測位置から滑らせることであり、戻りとは、図柄の予定停止位置を一旦通過させた後に図柄を予定停止位置に戻すことである。)を特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記可変表示装置は、リーチ状態が成立した後に、予め定められた配列で複数種類の識別情報を可変表示してからいずれかの識別情報を表示結果として導出表示し、
前記特定の関係とは、リーチ状態が成立する可変表示制御を重ねるほど、リーチ状態が成立した後に導出表示させる識別情報として前記特定の識別情報の組合せを満たす識別情報の配列位置により近い位置に配列されている識別情報が選択される関係であること(図4は、可変表示装置4の可変表示制御の第1の例を示すフローチャートである。この第1の例では、大当り予告報知を、連続的に発生するリーチ状態の表示により行ない、それぞれのリーチ状態における停止図柄を段階的に大当り状態に近づける可変表示制御動作を行なう例を説明する。)を特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記可変表示制御手段は、前記リーチ表示態様が異なりかつ前記特定の識別情報の組合せが導出表示される割合が異なる複数種類のリーチ変動パターン(リーチ1〜リーチ4)の各々と、前記複数回の可変表示制御のうちの2以上の可変表示制御においてリーチ状態を成立させるときの各可変表示制御に用いるリーチ変動パターンとの対応関係を規定したテーブルデータ(図9)に基づいて選択されたリーチ変動パターンで前記識別情報を可変表示し、
前記特定の関係とは、前記テーブルデータを用いて選択される前記リーチ変動パターンが、リーチ状態が成立する可変表示制御を重ねるほど、リーチ状態が成立した後に前記特定の識別情報の組合せが導出表示される割合が高いリーチ変動パターンとなっている関係であること(第2の大当り予告テーブルにおいては、可変表示の回が、大当りが事前決定されている可変表示の回に近づくにつれて、リーチの種類が、大当りになりやすい種類に設定されている。すなわち、第2の大当り予告テーブルでは、大当り以前に表示されるリーチの種類が相関関係を有するように設定されている。したがって、遊技者は、リーチ表示が連続して行なわれたことを視認し、かつそれらのリーチ表示の種類に特定の相関関係があることを視認することにより、大当りが発生することを予感することができる。)を特徴とする。
請求項6に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記可変表示装置には複数の当りラインが設定されており、該複数の当りラインのいずれかに前記特定の識別情報の組合せが導出表示されたときに前記所定の遊技価値が付与可能となり、
前記特定の関係とは、リーチ状態が成立する可変表示制御を重ねるほど、リーチ状態を成立させている当りライン数が増加する関係であること(複数の当たりラインが設定されている場合において、大当り予告として、連続する複数の可変表示の回において、段階的にリーチライン数を増やしていく制御を行なう。このようにすれば、大当りを発生させる予定となっている回の可変表示以前の段階からの複数回の可変表示結果が、リーチライン数が増加するという特定の関係になるため、遊技者は、そのような特定の関係が得られたことを視認することにより大当りが発生することを予感することができる。)を特徴とする。
請求項7に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記特定の関係とは、リーチ状態が成立するときの各可変表示制御において、同じ種類のリーチ変動パターンが選択される関係であること(大当り予告としては、大当りを発生させることが事前決定された場合において、同じ種類のリーチ表示を連続的に行なうことによる予告をするようにしてもよい)特徴とする。
【0008】
【作用】
請求項1に記載の本発明によれば、可変表示制御手段の働きにより、可変表示装置が可変開始された後表示結果が導出表示される。可変開始条件記憶手段の働きにより、前記可変表示装置を可変開始させるための可変開始条件が成立したときに、その可変開始条件の成立回数が所定の上限値の範囲内で記憶され、該可変開始条件の成立に応じて前記可変表示制御が実行される毎に記憶数が減算更新される。表示結果内容事前決定手段の働きにより、前記可変開始条件が成立したときにランダムカウンタから抽出した抽出値が予め定められた判定値と一致するか否かが判定されることによって、前記可変表示装置の表示結果内容を前記特定の識別情報の組合せにするか否かが前記可変開始条件記憶手段に記憶される可変開始条件の成立の段階から前記可変開始条件記憶手段の個々の記憶別に予め決定される。予告報知決定手段の働きにより、前記特定の識別情報の組合せが表示されることを遊技者に予告報知するか否かが決定される。前記可変表示制御手段の働きにより、前記予告報知決定手段が前記予告報知をすることを決定したときに、表示結果内容が前記特定の識別情報の組合せとなる可変表示制御の実行以前の複数回の可変表示制御の各々において前記可変表示装置によるリーチ状態を強制的に発生させ、かつ、前記複数回の可変表示制御のうちの2以上の可変表示制御においてリーチ状態を成立させるときには、前記リーチ状態が成立してから表示結果が導出表示するまでの間のリーチ表示態様について、各リーチ状態同士の関係が予め定められた特定の関係にされる。
【0009】
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、前記遊技機は、前記特定の識別情報の組合せのうちの予め定められた確率向上態様となったときに前記可変表示装置の表示結果が前記特定の識別情報の組合せとなる確率が向上する確率向上状態となり、前記予告報知決定手段の働きにより、前記表示結果内容事前決定手段により前記可変表示装置の表示結果内容を前記確率向上態様にすることが決定されたときに、予告報知するか否かが決定される。
【0010】
請求項3に記載の本発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、前記可変表示制御手段の働きにより、前記可変開始条件記憶手段に複数の記憶があるときに、前記特定の識別情報の組合せにすることが決定されている記憶に基づく可変表示制御の実行前の段階から、前記可変表示装置によるリーチ状態において識別情報の滑りあるいは戻りが発生するように制御される。
請求項4に記載の本発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、前記可変表示装置は、リーチ状態が成立した後に、予め定められた配列で複数種類の識別情報を可変表示してからいずれかの識別情報を表示結果として導出表示し、前記特定の関係とは、リーチ状態が成立する可変表示制御を重ねるほど、リーチ状態が成立した後に導出表示させる識別情報として前記特定の識別情報の組合せを満たす識別情報の配列位置により近い位置に配列されている識別情報が選択される関係である。
請求項5に記載の本発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、前記可変表示制御手段の働きにより、前記リーチ表示態様が異なりかつ前記特定の識別情報の組合せが導出表示される割合が異なる複数種類のリーチ変動パターンの各々と、前記複数回の可変表示制御のうちの2以上の可変表示制御においてリーチ状態を成立させるときの各可変表示制御に用いるリーチ変動パターンとの対応関係を規定したテーブルデータに基づいて選択されたリーチ変動パターンで前記識別情報が可変表示される。前記特定の関係とは、前記テーブルデータを用いて選択される前記リーチ変動パターンが、リーチ状態が成立する可変表示制御を重ねるほど、リーチ状態が成立した後に前記特定の識別情報の組合せが導出表示される割合が高いリーチ変動パターンとなっている関係である
請求項6に記載の本発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、前記可変表示装置には複数の当りラインが設定されており、該複数の当りラインのいずれかに前記特定の識別情報の組合せが導出表示されたときに前記所定の遊技価値が付与可能となり、前記特定の関係とは、リーチ状態が成立する可変表示制御を重ねるほど、リーチ状態を成立させている当りライン数が増加する関係である。
請求項7に記載の本発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、前記特定の関係とは、リーチ状態が成立するときの各可変表示制御において、同じ種類のリーチ変動パターンが選択される関係である。
【0011】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機やスロットマシン等であってもよく、表示状態が変化可能な可変表示部を有する可変表示装置を含み、前記可変表示部により表示される複数の表示結果が予め複数種類定められた特定の表示態様のうちのいずれかになった場合に所定の遊技価値が付与可能となる遊技機であれば、すべてに適用することが可能である。
【0012】
図1は、本発明に係る遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面の構成を示す正面図である。パチンコ遊技機の遊技盤1の前面には、遊技領域3が形成されている。パチンコ遊技機は、遊技者が打球操作するための打球操作ハンドル(図示せず)が設けられており、この打球操作ハンドルを遊技者が操作することにより、パチンコ玉を1個ずつ発射することができる。発射されたパチンコ玉は、区画レール2の間を通って遊技領域3内に導かれる。
【0013】
遊技領域3の中央には、複数種類の識別情報を可変表示して表示状態が変化可能な可変表示装置4が設けられている。可変表示装置4の下方には、可変入賞球装置10が設けられている。この可変入賞球装置10は、ソレノイド27が励磁状態にされることにより開閉板12が開成して打玉が入賞可能な遊技者にとって有利となる第1の状態と、ソレノイド27が非励磁状態にされることにより開閉板12が閉成して打玉が入賞不可能な遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能に構成されている。遊技領域3内に打込まれた打玉が通過口17に進入すれば、その通過玉が通過玉検出器20により検出され、その検出出力に基づいて普通図柄表示器14が可変開始される。
【0014】
普通図柄表示器14はたとえば7セグメントで構成されている。この普通図柄表示器14の表示結果が予め定められた特定の識別情報(たとえば7)となれば、ソレノイド28が励磁されて、左右1対の可動片24が所定期間だけ開成して始動口9が開成状態となり、打玉がより入賞しやすい状態(小当り)となる。この始動口9に入賞した始動入賞玉は始動玉検出器21により検出され、その検出出力に基づいて可変表示装置4が可変開始される。
【0015】
この可変表示装置4は、たとえば液晶表示装置等で構成されており、可変表示部5が設けられている。この可変表示部5は、図1に示すように、左可変表示部と中可変表示部と右可変表示部とに3分割されており、すべての可変表示部が一斉に可変開始することにより複数種類の図柄等からなる識別情報が上から下に向かってスクロール表示され、まず左可変表示部が停止制御され、次に右可変表示部が停止制御され、最後に中可変表示部が停止制御される。
【0016】
この可変表示装置4が可変停止された状態で、識別情報が、予め定められた特定の識別情報の組合せ(たとえば777)となり、表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場合には、特定遊技状態が発生して可変入賞球装置10が第1の状態に制御されて所定の遊技価値が付与可能な大当り状態となる。このように、このパチンコ遊技機には、図柄を可変表示するものとして、第1の図柄表示装置としての普通図柄表示器14と、第2の図柄表示装置としての可変表示装置4とが設けられている。したがって、このパチンコ遊技機においては、普通図柄表示器14による第1の図柄と、可変表示装置4による第2の図柄とが表示されることとなる。
【0017】
このような可変表示装置4の可変表示中においては、リーチ状態が発生する場合がある。ここで、リーチとは、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変表示装置が時期を異ならせて複数の表示結果を導出表示し、該複数の表示結果が予め定められた特定の表示態様の組合せになった場合に、所定の遊技価値が付与される遊技機において、前記複数の表示結果の一部がまだ導出表示されていない段階で、既に導出表示されている表示結果が前記特定の表示態様の組合せとなる条件を満たしている表示態様をいう。
【0018】
可変入賞球装置10内には、特定入賞領域が設けられており、この特定入賞領域に入賞した入賞玉が特定玉検出器22により検出される。また可変入賞球装置10内に入賞したすべての入賞玉が入賞玉検出器23により検出される。第1の状態となった可変入賞球装置10内に進入した打玉が所定個数(たとえば10個)入賞玉検出器23により検出された場合または所定期間(たとえば30秒間)経過した場合のうちのいずれか早い方の条件が成立した場合に可変入賞球装置10の第1の状態が終了して第2の状態となる。なお入賞玉検出器23による検出個数は個数表示器13により表示される。そして、可変入賞球装置10が第1の状態となっている期間中に進入した打玉が特定入賞領域に入賞して特定玉検出器22により検出されれば、その回の第1の状態が終了するのを待って一旦第2の状態になって再度可変入賞球装置10を第1の状態にする繰返し継続制御が実行される。この繰返し継続制御の実行上限回数はたとえば16回と定められている。
【0019】
可変表示装置4が可変表示中に打玉が再度始動口9に入賞して始動玉検出器21により検出されれば、その始動入賞玉が記憶され、可変表示装置4が可変停止した後、再度可変開始可能な状態になってから前記始動入賞記憶に基づいて可変表示装置4が再度可変開始される。この始動入賞記憶の上限は、たとえば「4」と定められている。現時点における始動入賞記憶個数が始動記憶表示器6により表示される。可変表示装置4の上方部分にはワープ入口7が設けられており、このワープ入口7に進入した打玉は、可変表示装置4の裏面側を通って下方に流下してワープ出口8から再度遊技領域3に放出される。このワープ出口8が前記始動口9のちょうど上方部分に位置するため、ワープ出口8から放出された打玉は前記始動口9に比較的入賞しやすい状態となる。
【0020】
遊技領域3内には、さらに風車19,通常の入賞口11,15,遊技領域3内に打込まれた打玉がいずれの入賞領域や可変入賞球装置にも入賞しなかった場合にアウト玉として回収するアウト口16が設けられている。さらに、遊技盤1には、レール飾り26が設けられており、このレール飾り26に遊技状態に応じて点灯または点滅制御されるレール飾りランプ25が設けられている。さらに遊技盤1には、飾り図柄表示用のサイドランプ18が設けられている。
【0021】
本実施例におけるパチンコ遊技機には、パチンコ遊技機の遊技状態を制御するための制御回路として、制御用のプログラムを記憶しているプログラム記憶手段としてのROM,そのROMに記憶されているプログラムに従って制御動作する制御中枢手段としてのCPU,そのCPUにより制御される遊技機の遊技データを記憶する遊技データ記憶手段としてのRAM,外部との信号の整合性をとるためのI/Oポート等を有する遊技制御基板が設けられている。
【0022】
図2は、可変表示装置4に用いられている画像制御基板29に形成された回路の構成を示すブロック図である。画像制御基板29には、基本回路32、キャラクタROM33、VDP(Video Display Processor)34、VRAM35、ワークRAM36、制御ROM37、発振回路38およびリセット回路39が設けられている。
【0023】
基本回路32は、コネクタ30を介して、前述した遊技制御基板(図示せず)と接続されている。基本回路32は、遊技制御基板からコネクタ30を介して画像の表示のためのコマンドデータDAT1〜DAT7、コマンドデータのストローブ信号STRVを受ける。さらに、基本回路32は、コネクタ30を介して+12Vおよび+5Vの2種類の電源電圧の供給を受ける。基本回路32は、CPUを内蔵し、画像制御基板に形成された回路の全体を制御する。
【0024】
基本回路32は、受信したコマンドデータDAT1〜DAT7に応答して、画像制御基板29に形成された回路全体を制御する。基本回路32は、VDP34および制御ROM37に、アドレス信号、データ信号および制御信号を送り、VDP34と制御ROM37との間で、データ信号の送受信を行なう。そして、基本回路32は、受信したデータに基づいて、ワークRAM36を作業領域として用いて、画像制御基板29に形成された回路全体の制御を行なう。制御ROM37は、基本回路32の動作を制御するための制御用プログラムを予め記憶しており、基本回路32から送信されてきたアドレス信号および制御信号に応答して、該当する制御用プログラムをデータ信号として基本回路32へ返信する。
【0025】
VDP34は、発振回路38から供給されるクロック信号を受けて動作し、リセット回路39から供給されるリセット信号を受けて動作がリセットされる。このVDP34は、基本回路32からの制御信号に応答して、画像データを生成する。VDP34は、VRAMアドレス信号、VRAMデータ信号、およびVRAM制御信号等の信号をVRAM35へ送信する。VRAM35からVDP34へは、VRAMデータ信号等の信号が返信される。VDP34は、キャラクタROMアドレス信号、キャラクタROMデータ信号およびキャラクタROM制御信号をキャラクタROM33へ送信する。キャラクタROM33からVDP34へは、キャラクタROMデータ信号等の信号が返信される。
【0026】
VDP34は、基本回路32から出力される制御信号に応答して、可変表示部5に表示される画像を構成するための画像データを生成する。VRAM35は、VDP34が生成した画像データを一時的に記憶する。VDP34が生成し、VRAM35に記憶される画像データは、所定数のドットの集合を単位としたキャラクタの識別番号である。
【0027】
画像データには、複数のキャラクタの識別番号が、表示される配置関係に従って含まれている。これをマップデータという。個々のキャラクタの識別番号は、制御ROM37に予め記憶されている。可変表示部5に表示される画面を構成するために必要なキャラクタの識別番号が制御ROM37から読出され、VDP34により、表示画面におけるキャラクタの配置関係を示すためのマップデータとして、VRAM35に記憶される。
【0028】
キャラクタROM33は、キャラクタの識別番号に対応するドットデータを予め記憶している。VDP34は、所定のタイミングでVRAM35からマップデータを読出し、マップデータに含まれる各キャラクタの識別番号に基づいて、各キャラクタのドットデータを読出す。VDP34は、読出したドットデータに基づいて、RGB信号(RED,GREN,BLUE)信号を生成する。
【0029】
VDP34は、生成したRGB信号をコネクタ31を介してLCDモジュール(図示せず)へ送信する。さらにVDP34は、復号同期信号SYNCおよび+12Vの電源電圧をコネクタ31を介してLCDモジュールへ供給する。LCDモジュールは、送信されてきたRGB信号および復号同期信号SYNCに基づいて、可変表示部5に画像を表示する。なお、図1に示した可変表示装置4の可変表示部5は、LCDモジュールに含まれる画像表示面である。
【0030】
図3は、可変表示装置4の可変表示制御に用いられる各種ランダムカウンタを説明するための説明図である。C RND1は、大当りを発生させるか否かを事前決定するために用いられ、0からカウントアップしてその上限である219までカウントアップし、再度0からカウントアップし直すように構成されている。このカウントアップの加算更新は、割込処理毎にC RND1が1ずつ加算されることにより行なわれる。前述の遊技制御基板に設けられたCPUは、定期的(たとえば2msec毎)に定期リセット回路からリセット信号が入力され、プログラムを先頭から実行してその最後まで実行した後リセット待ち状態となっており前記リセット信号が入力されることにより再度プログラムを先頭から実行しなおすことを繰返し、リセット信号の入力毎にプログラムを先頭から最後まで実行することを繰返すことにより、遊技機の遊技状態を制御できるように構成されている。そして、このたとえば2msec毎に入力されるリセットパルスの入力毎に、このC RND1が「1」ずつ加算更新される。
【0031】
C RND ZU1は、外れと事前決定された場合の可変表示装置4の左可変表示部の停止時に表示する予定の予定停止図柄の種類を決定するために用いられるものであり、0からカウントアップしてその上限である14までカウントアップした後再度0からカウントアップし直されるものである。そのカウントアップの更新は、割込処理余り時間を利用して無限ループによりC RND ZU1が「2」ずつ加算されることにより行なわれる。前記CPUは、プログラムの先頭から最後まで実行した段階で、リセット信号が入力されてくるまでの割込処理余り時間を利用して、無限ループによりこのC RND ZU1の値に対し「2」を加算更新するのであり、その加算した結果その上限である「14」を超えた場合には再度「0」から2ずつ加算更新する処理が行なわれる。
【0032】
次にC RND ZU2は、外れと事前決定された場合の可変表示装置4の中可変表示部に停止表示するべき予定停止図柄を事前決定するために用いられるものであり、0からカウントアップしてその上限である14までカウントアップした後再度0からカウントアップし直される。このカウントアップの更新は、前記C RND ZU1の桁上げのときにC RND ZU2が「1」ずつ加算されることにより行なわれる。すなわち、C RND ZU1の値が「14」から「0」に変化したときに「1」ずつこのC RND ZU2が加算更新されるのである。
【0033】
次にC RND ZU3は、外れと事前決定された場合の可変表示装置4の右可変表示部に停止表示する予定の予定停止図柄を事前決定するためのものであり、0からカウントアップされてその上限である14までカウントアップした後再度0からカウントアップし直される。このカウントアップの更新は、前記C RND ZU2の桁上げのときにC RND ZU3が「1」ずつ加算されることにより行なわれる。すなわち、C RND ZU2の値が「14」から「0」に変化したときに「1」ずつC RND ZU3が加算更新されるのである。
【0034】
次に、C RND RCHは、リーチの種類を決定するためのものであり、0からカウントアップしてその上限である10までカウントアップした後、再度0からカウントアップし直されるものである。そして、そのカウントアップの更新は、C RND ZU3の桁上げのときにC RND RCHが「1」ずつ加算されることにより行なわれる。すなわち、C RND ZU3の値が「14」から「0」に変化したときにC RND RCHが「1」ずつ加算更新されるのである。
【0035】
次にC RND2は、大当り予告決定用に用いられ、0からカウントアップしてその上限である1までカウントアップした後、再度0からカウントアップし直される。このカウントアップの加算更新は、C RND RCHの桁上げ、すなわち、C RND RCHの値が「10」から「0」に変化したときに、C RND2が「1」ずつ加算更新されるのである。このC RND2の抽出値が「0」の場合には、大当り予告をしない旨が事前決定され、その抽出値が「1」の場合には、大当り予告を行なう旨が事前決定される。
【0036】
図4は、可変表示装置4の可変表示制御の第1の例を示すフローチャートである。この第1の例では、大当り予告報知を、連続的に発生するリーチ状態の表示により行ない、それぞれのリーチ状態における停止図柄を段階的に大当り状態に近づける可変表示制御動作を行なう例を説明する。
【0037】
打玉が始動口9に入賞して始動玉検出器21により検出されれば、その時点におけるC RND1の値を抽出し、その抽出値が「3」以外のときには、はずれが事前決定される。その場合には、C RND ZU1の抽出値により左可変表示部の予定停止図柄が決定され、C RND ZU2の抽出値により中可変表示部の予定停止図柄が決定され、C RND ZU3の抽出値により右可変表示部の予定停止図柄が決定される。
【0038】
なお、これら3つのランダムカウンタの抽出値により予定停止図柄を決定した際に、その決定内容がたとえばぞろ目となり大当りを発生させるための図柄の組合せが偶然一致した場合には、C RND ZU2の抽出値に「1」を加算して強制的にはずれの図柄となるように制御する。
【0039】
一方、C RND1の抽出値が「3」のときには、大当りを発生させることが事前決定される。そして、大当りを発生させることが事前決定された場合には、以下のように、大当りとなる図柄の決定、大当り予告用のリーチ図柄の決定、および、大当り予告用の中停止図柄の決定がなされる。
【0040】
C RND ZU1の抽出値により、大当りとなる図柄が決定される。さらに、大当り予告用のリーチ図柄の決定は、C RND2の抽出値が「1」になった場合に、次のようになされる。
【0041】
すなわち、大当りを発生させることが事前決定された前に始動入賞記憶が2つある場合に、各始動入賞記憶に対応する可変表示においてリーチ表示を強制的に行なわせるために、各可変表示におけるC RND ZU3の値がC RND
ZU1の抽出値に一致させられる。たとえば、始動入賞記憶値が「3」の場合を仮定すると、1回目の可変表示において、C RND ZU3の値を、1回目の可変表示に伴って抽出したC RND ZU1の値に一致させる動作が行なわれるとともに、2回目の可変表示において、C RND ZU3の値を、2回目の可変表示に伴って抽出したC RND ZU1の値に一致させる動作が行なわれる。その結果、実際に大当りとなる識別情報の組合せが表示される以前に連続して2回にわたって、左停止図柄(左可変表示部の停止図柄)、右停止図柄(右可変表示部の停止図柄)とが同じ種類の図柄となり、強制的なリーチ表示が行なわれる。
【0042】
遊技者は、このように連続したリーチ表示を視認して、大当りが発生することを予感する。なお、稀に偶然リーチ表示が連続して行なわれる場合も生じるが、その場合には、実際には大当りが発生しない。
【0043】
大当りが事前決定され、大当り予告を行なう場合には、さらに、後述する図8の第1の大当り予告テーブルにより、大当りが事前決定されたときの始動入賞記憶数に応じて、前述のように強制的に発生される各リーチ表示の際の中停止図柄が決定される。それらの中停止図柄は、左,中,右の停止図柄が段階的に大当り状態に近づく図柄になるように、第1の大当り予告テーブルによって予め定められている。
【0044】
また、遊技状態が後述する確率向上状態(高確率状態)のときには、C RND1の抽出値が、3,5,7,11,13のときに大当りを発生させることが事前決定され、それ以外のときにはずれが事前決定される。
【0045】
ここで、確率向上状態について説明する。確率向上状態とは、大当りが発生する確率が向上した状態であり、この確率向上状態においては、以下のような制御が行なわれる。大当り状態の発生時における可変表示装置4の表示結果が特定の識別情報の組合せとなっていた場合に、以降の大当りが発生する確率が向上する高確率状態に制御される。そして、この高確率中においては、可変表示装置4により表示される大当りとなるように予め定められた特定の識別情報の組合せ(特定の表示態様)の表示される確率が向上するのであり、その可変表示装置4により特定の識別情報の組合せが表示された場合には、再度大当り制御が開始される。また、この確率向上状態においては、普通図柄表示器14において小当りが発生する確率が高くなるように制御される。さらに、その場合には、普通図柄表示器14における図柄(第1図柄)の変動時間を短縮する制御も行なわれる。このような制御が行なわれることにより、可動片24が開成する頻度が高くなり、その結果、打玉が始動入賞しやすい状態になると同時に持玉が減りにくくなる。
【0046】
図5は、可変表示装置4の可変表示制御の第2の例を示すフローチャートである。この第2の例では、大当り予告報知を、連続的に発生するリーチ状態の表示により行ない、それらのリーチ表示の間の関係を、大当り状態の発生を予感させる予め定められた特定の相関関係にする可変表示制御動作を行なう例を説明する。
【0047】
この図5の可変表示制御が図4のものと異なるのは、C RND1の抽出値が「3」のときに大当りを発生させることが事前決定された場合の決定内容である。すなわち、この可変表示制御の第2の例においては、大当りを発生させることが事前決定された場合に、図4に示される第1の例と同様に、大当りとなる図柄の決定と、大当り予告用のリーチ図柄の決定とがなされるが、第1の例のように大当り予告用の中停止図柄の決定がなされるのではなく、大当り予告用のリーチの種類の決定がなされる。
【0048】
そのリーチの種類の決定においては、強制的に発生されるリーチ表示の各回のリーチの種類が後述する図9に示される第2の大当り予告テーブルを用いて事前に決められる。そのように事前決定されるリーチの種類は、第2の大当り予告テーブルにおいて、大当りの発生を遊技者に予感させる予め定められた特定の相関関係に設定されている。
【0049】
遊技者は、連続したリーチ表示を視認することおよびそれらのリーチ表示に予め定められた特定の相関関係があることを視認することにより、大当りが発生することを予感することが可能となる。
【0050】
図6は、可変表示装置4において可変表示される図柄の配列構成を示す説明図である。図6に示される複数種類の図柄(第2図柄)は、左,中,右可変表示部において、それぞれ1〜Fの15種類に定められている。そして、図柄の配列も、左,中,右図柄において同一の配列となっている。それらの各図柄に対応する図柄ポジションが、00〜14まで割り振られている。そして、C RND ZU1,2,3の各抽出値が図柄ポジションの番号と一致する場所の図柄が、予定停止図柄として選択決定される。
【0051】
次に、可変表示装置4における図柄の変動表示を制御するための具体的手順について説明する。
【0052】
図7は、可変表示装置4における図柄の変動状態の種類を説明する説明図である。図柄の変動状態には、A〜Fの6種類の変動状態(変動パターン)がある。
【0053】
可変表示装置4においては、基本的に、図柄がスクロール表示されることにより図柄が変動させられる。変動状態Aでは、図柄の変動速度を、徐々に加速し、その後、一定の速度にする。変動状態Bでは、図柄の変動速度を徐々に減速し、その後、図柄を停止させる。変動状態Cでは、図柄を、一定の高速度で変動させた後、急停止させる。変動状態Dでは、図柄を、一定の低速度で変動させた後、一時停止させ、さらに再び変動させた後、再度停止させる。変動状態Eでは、図柄をスクロールさせずに一定の場所に表示し、その場で図柄を切替える。変動状態Fでは、大当りの対象となる2図柄手前から、大当りの対象となる図柄が通過するまでゆっくりとした変動をさせ、その他の場合に、速い変動をさせる。
【0054】
このような変動状態の選択は、C RND RCHの抽出値に応じて行なわれる。すなわち、その抽出値と、変動状態との関係が予め定められており、その抽出値に応じてリーチ表示における変動パターンが決定される。ただし、可変表示制御の第2の例においては、大当りが事前決定された場合に、変動パターンが第2の大当り予告テーブルに基づいて決定される。
【0055】
次に、図4および図5において説明した可変表示制御の第1の例および第2の例のそれぞれで用いられる大当り予告テーブルの内容を詳細に説明する。
【0056】
図8は、第1の大当り予告テーブルの内容を示す説明図である。この図8に示される第1の大当り予告テーブルにおいては、大当り予告を行なう場合の「大当り予告処理内容」が、大当りを発生させることが事前決定された際に存在する始動入賞記憶数である「大当り判定時の始動記憶数」に応じて予め定められている。
【0057】
大当り予告処理内容を詳しく説明すると次のとおりである。大当り判定時の始動記憶数が「1」である場合には、1回目の可変表示において、中停止図柄をリーチ図柄の3図柄手前の図柄にする。そして、2回目の可変表示において、大当たりを発生させる。大当り判定時の始動記憶数が「2」である場合には、1回目の可変表示において、中停止図柄をリーチ図柄の3図柄手前の図柄にする。そして、2回目の可変表示において中停止図柄をリーチ図柄の1図柄手前に図柄にする。そして、3回目の可変表示において、大当りを発生させる。大当り判定時の始動記憶数が「3」である場合には、1回目の可変表示において、中停止図柄をリーチ図柄の5図柄手前の図柄にする。そして、2回目の可変表示において、中停止図柄をリーチ図柄の3図柄手前の図柄にする。そして、3回目の可変表示において、中停止図柄をリーチ図柄の1図柄手前の図柄にする。そして、4回目の可変表示において、大当りを発生させる。
【0058】
この第1の大当り予告テーブルに設定された大当り予告処理内容に基づいて得られる左,中,右可変表示部の停止図柄の具体的な一例を挙げると次のようになる。たとえば、大当り判定時の始動記憶数が「2」である状態において、大当り予告を行ない、左,中,右の大当り図柄が「777」になる場合を仮定すると、各可変表示において、「414」、「545」、「777」のようになる。これは単なる一例である。このように、第1の大当り予告テーブルにおいては、可変表示の回が、大当りが事前決定されている可変表示の回に近づくにつれて、リーチ表示の際の停止図柄が大当りに近づくように中停止図柄が設定されている。
【0059】
したがって、第1の例の可変表示制御が行なわれると、遊技者は、リーチ表示が連続して行なわたことを視認し、かつ、各リーチ表示の際の停止図柄が大当りに近づいていくことを視認することにより、大当りが発生することを予感することができる。
【0060】
図9は、第2の大当り予告テーブルの内容を示す説明図である。この第2の大当り予告テーブルが図8に示された第1の大当り予告テーブルと異なるのは、「大当り判定時の始動記憶数」のそれぞれに対応する「大当り予告処理内容」である。この第2の大当り予告テーブルでは、大当り予告処理内容が以下のように設定されている。
【0061】
以下に示すリーチ1〜リーチ4は、それぞれリーチ表示の種類を示すものである。そのリーチの種類の具体例としては、たとえば、リーチ表示の際の図柄の変動パターン(図7参照)の種類などが挙げられる。図柄の変動パターンがリーチの種類として設定されている場合には、リーチ1〜リーチ4の種類が、この順に遊技者が大当りの発生を予感しやすいような変動パターンに設定されている。たとえば、リーチ1は出現頻度が高いが大当りになりにくいリーチ表示の種類とし、リーチ1からリーチ4になるに従って、出現頻度が低いが大当りになりやすいリーチ表示の種類とする設定が、第2の大当り予告テーブルにおいてなされる。
【0062】
また、リーチの種類によって大当りを予感するための識別力を遊技者が得るのは、過去の遊技経験による場合が多いため、リーチ1〜リーチ4の種類の相関関係は、予め一定に定められた特定の関係であればどのような相関関係があってもよい。
【0063】
第2の大当り予告テーブルの大当り予告処理内容は次のとおりである。大当り判定時の始動記憶数が「1」である場合には、1回目の可変表示において、リーチ2が実行され、2回の可変表示においてリーチ4が実行される。このリーチ4の可変表示が停止すると大当りが発生する。大当り判定時の始動入賞記憶数が「2」である場合には、1回目の可変表示においてリーチ2が実行され、2回目の可変表示においてリーチ3が実行され、さらに、3回目の可変表示においてリーチ4が実行される。このリーチ4の可変表示が停止した場合に大当りが発生する。大当り判定時の始動記憶数が「3」である場合には、1回目の可変表示においてリーチ1が実行され、2回目の可変表示においてリーチ2が実行され、3回目の可変表示においてリーチ3が実行され、さらに、4回目の可変表示においてリーチ4が実行される。このリーチ4の可変表示が停止結果が大当りとなる。
【0064】
このように、第2の大当り予告テーブルにおいては、可変表示の回が、大当りが事前決定されている可変表示の回に近づくにつれて、リーチの種類が、大当りになりやすい種類に設定されている。すなわち、第2の大当り予告テーブルでは、大当り以前に表示されるリーチの種類が相関関係を有するように設定されている。したがって、遊技者は、リーチ表示が連続して行なわれたことを視認し、かつそれらのリーチ表示の種類に特定の相関関係があることを視認することにより、大当りが発生することを予感することができる。
【0065】
次に、図10〜14を参照して、可変表示装置4の変動表示の手順を説明する。なお、各図において※マークを記した時間は高確率時の時間である。
【0066】
図10は、大当りを発生させず、また、リーチも成立させないときの通常時における可変表示装置4の可変表示の制御手順を示すタイミングチャートである。可変入賞球装置10に打玉が入賞し、その入賞玉が始動玉検出器21(図1参照)により検出される。その検出パルスが立上がるタイミングで、CPUによりCRND1の値が抽出され、RAMに格納される。そして、CPUは、始動口9への打玉の始動入賞が検出された後、0.002秒が経過した後に、検出パルスの立下がりのタイミングで、RAMに格納されているC RND1の値の読出および判定を行なう。同時に、CPUは、C RND2の値の抽出を行なう。この場合、CPUは、C RND1の値により外れとすることを決定し、その決定結果に基づいて可変表示装置4の可変表示を制御する。
【0067】
そして、始動入賞があった後に、0.216〜0.230秒経過した後に、C
RND ZU1〜C RND ZUのそれぞれの値の抽出およびC RND
RCHの値の抽出を行ない、それと同時に、左側,中央,右側の各可変表示部のそれぞれで一斉に図柄の変動を開始させる。
【0068】
左可変表示部では、変動を開始してから5.340秒間は変動状態Aの表示制御を行なう。その後、1.000秒間は変動状態Bの制御を行なう。この変動状態Bでは、初めに、C RND ZU1の値により決定された停止図柄の6図柄手前の図柄がセットされ、その後1.000秒間のうちに6図柄分の変動表示を行ない、最終的に、予め定めた停止図柄で変動表示が停止するように制御が行なわれる。高確率時には、変動状態Aの時間は、2.840秒とする。これは、前述の第1の図柄の変動時間を短縮したのと同じ理由で、この可変表示装置4における高確率時の第2の図柄の変動時間を短縮して、第2の図柄の始動記憶が速やかに消化されるようにするためである。
【0069】
右可変表示部では、変動が開始されてから6.340秒間にて変動状態Aで変動表示が制御され、その後、0.650秒間にて変動状態Bで変動表示が制御される。変動状態Bにおける表示の制御は、前述の左可変表示部と同様に、予め定めた停止図柄の6図柄手前の図柄をセットした後、0.650秒間でその6図柄を変動させ、最終的に、決定した停止図柄で変動表示を停止制御する。また、高確率時には、左側と同様に変動状態Aの時間を3.840秒に短縮する。
【0070】
中可変表示部では、変動表示を開始してから6.990秒間変動状態Aで表示制御し、その後、0.650秒間にて変動状態Bで変動表示を制御する。変動状態Bにおける表示制御は、予め定めた停止図柄の6図柄手前の図柄をセットした後、0.650秒間でその6図柄を変動表示し、最終的に、決定した停止図柄で変動表示を停止させる。また、高確率時には、変動状態Aの時間を4.490秒に短縮する。
【0071】
図11および図12は、図4に示された第1の例の可変表示制御動作を行なう場合に、大当りが事前決定されたときの表示制御の手順を示すタイミングチャートである。この場合の表示制御は、図11から図12にわたって行なわれる。
【0072】
この図11および図12に示す制御手順は、次のような場合の制御手順である。すなわち、連続的に4回の始動入賞があり、最後の4回目の始動入賞時に図4に示す可変表示制御動作の第1の例において大当りが事前決定され、1回目から3回目までの始動入賞のそれぞれに対応する可変表示状態を、大当り予告のための強制的なリーチ表示にする場合の手順である。
【0073】
可変入賞球装置10に打玉が順次4個入賞し、それぞれの入賞玉が始動玉検出器21(図1参照)により順次検出される。そして、それらの入賞玉の検出に応答して、順次検出パルスが発生する(図11参照)。それらの検出パルスが立上がるそれぞれのタイミングで、CPUによりC RND1の値がRAMに格納される。この場合には、4つの抽出値が、RAMに順次格納される。
【0074】
そして、CPUは、始動口9への4個の入賞玉の各々の始動入賞が検出された後、0.002秒が経過した後に、各検出パルスの立上がりのタイミングで、RAMに格納されているC RND1の各値の読出しおよび判定を行なう。同時に、CPUは、各始動入賞に対応するC RND2の抽出を行なう。
【0075】
この場合、CPUは、1回目〜3回目の始動入賞の各々については、C RND1の値によりはずれとすることを決定し、一方、4回目の始動入賞については、C RND1の値により大当りを発生させることを事前決定する。そして、CPUは、その大当りの事前決定結果に基づいて、1回目〜3回目の始動入賞のそれぞれに対応する可変表示を、大当り予告のために強制的にリーチ表示にする制御を行なう。
【0076】
1回目の始動入賞に対応する1回目の可変表示を開始する際には、C RNDZU1の値の抽出およびC RND RCHの値の抽出を行なう。そして、左,中,右の各可変表示部のそれぞれで一斉に図柄の変動を開始させる。
【0077】
左可変表示部では、変動を開始してから5.340秒間は変動状態Aで表示が制御され、その後、1.00秒間は変動状態Bで表示が制御される。変動状態Bでは、可変表示開始時に抽出されたC RND ZU1の値により決定された停止図柄の6図柄手前の図柄をセットした後、1.00秒間でその6図柄を変動表示し、最終的に、決定した停止図柄で表示を停止させる。また、高確率時には、変動状態Aの時間を2.840秒とする。
【0078】
右可変表示部では、変動表示が開始されてから6.340秒間は変動状態Aで表示が制御され、その後、0.650秒間は変動状態Bで表示が制御される。変動状態Bでは、C RND ZU1の抽出値に一致させられたC RND ZU3の値により決定された停止図柄の6図柄手前の図柄をセットした後、0.650秒間でその6図柄を変動表示し、最終的に決定された停止図柄で表示を停止させる。また、高確率時には、前述と同様に、変動状態Aの時間を3.840秒に短縮する。
【0079】
中可変表示部では、変動表示が開始されてから10.540〜25.500秒間において、まず変動状態Aで表示が制御され、その後、C RND RCHの抽出値によって決定されたリーチの種類に対応する変動状態C,DまたはEのいずれかで表示が制御される。この場合の変動状態Aと変動状態C,DまたはEのいずれかとを合せた期間では、39〜54個の図柄の変動表示を行なう。そして、変動状態C,DまたはEにおいては、第1の大当り予告テーブルに基づいて決定された中停止図柄の6図柄手前の図柄を所定のタイミングでセットした後、所定時間でその6図柄を変動表示し、最終的に、決定された停止図柄で表示を停止させる。
【0080】
以上のような1回目の始動入賞に対応する1回目の可変表示と同様の動作が、残りの2回目〜4回目の始動入賞のそれぞれに対応する2回目〜4回目の可変表示においてそれぞれ行なわれる(図11および図12参照)。ただし、大当りを発生させる4回目の可変表示(図12参照)においては、中図柄の変動状態C,DまたはEのいずれかの変動状態において大当り図柄の6図柄手前の図柄をセットした後、その6図柄を所定時間変動表示し、最終的に、決定された大当りの停止図柄で表示を停止させる。
【0081】
このように、図11および図12に示された可変表示制御の第1の例においては、大当りを発生させることが事前決定された場合には、連続的にリーチ表示がなされ、それらのリーチ表示において、リーチ表示の際の表示結果が段階的に大当りの表示状態に近づくようにされる。したがって、遊技者は、このような連続的なリーチの発生を視認し、リーチ状態の発生頻度が高くなったことを認識することにより大当りが発生することを予感することができる。さらに、遊技者は、連続的なリーチ状態における表示結果を視認することにより、大当りが発生することを確実に予感することができる。
【0082】
図13および図14は、図5に示された第2の例の可変表示制御動作により大当りが事前決定された場合の表示制御の手順を示すフローチャートである。この場合の表示制御は、図13から図14にわたって行なわれる。この図13および図14に示す制御手順は、次に示す場合の制御手順である。すなわち、連続的に4個の始動入賞があり、最後の4回目の始動入賞時に図5に示された第2の例の可変表示制御によって大当りが事前決定され、1回目から3回目までの始動入賞のそれぞれに対応する可変表示状態を、大当り予告のための強制的なリーチ表示にする場合の制御手順である。
【0083】
4回分の始動入賞があってから1回目の可変表示が開始されるまでの手順は、可変表示を開始させるタイミングで、C RND RCHを抽出せず、さらにCRND ZU2の値を抽出すること以外は、図11および図12に示した内容と同様であるので、ここでの説明は省略する。また、各始動入賞に対応する可変表示において、左可変表示部および右可変表示部の変動表示の制御手順は、可変表示を開始させるタイミングで、C RND RCHを抽出せず、さらにC RND ZU2の値を抽出すること以外は図11および図12に示した内容と同等であるので、ここではその説明を省略する。
【0084】
この図13および図14の表示制御の手順の特徴的な部分は中可変表示部における変動表示の制御手順である。図13を参照して、まず、1回目の始動入賞に対応する1回目の可変表示において、中可変表示部では、変動表示が開始されてから10.540〜25.500秒間において、まず変動状態Aで表示を制御し、その後、第2の大当り予告テーブルを用いて決定されたリーチの種類(リーチ1)に従って、変動状態Cで表示を制御する。この場合の変動状態AおよびCでは、39〜54個の図柄の変動表示を行なう。そして、変動状態Cにおいては、C RND ZU3の抽出値によって予め定めた停止図柄の6図柄手前の図柄を所定のタイミングでセットした後、所定時間でその6図柄を変動表示し、最終的に決定した停止図柄で表示を停止させる。
【0085】
そして、2回目の始動入賞に対応する2回目の可変表示においては、1回目の可変表示において行なわれた変動状態Cの代わりに、変動状態D(リーチ2)で表示が制御される。さらに、図14を参照して、3回目の始動入賞に対応する3回目の可変表示においては、2回目の可変表示の変動状態Dの代わりに、変動状態E(リーチ3)で表示が制御される。そして、4回目の始動入賞に対応する4回目の可変表示においては、3回目の可変表示における変動状態Eの代わりに、変動状態F(リーチ4)で表示が制御される。
【0086】
この4回目の可変表示においては、大当り停止図柄である、予め定めた停止図柄の6図柄手前の図柄を所定のタイミングでセットした後、その6図柄を所定時間変動表示し、最終的に、予め定めた大当り図柄で中可変表示部を停止させる。これにより4回目の可変表示が停止した時点で、大当り状態が表示される。
【0087】
このように、図13および図14に示された可変表示制御の第2の例においては、大当りを発生させることが事前決定された場合には、連続的にリーチ表示がなされ、それらのリーチ表示において、図柄の変動パターン(リーチ種類)が特定の相関関係にされる。したがって、遊技者は、このような連続的なリーチの発生を視認し、リーチ状態の発生頻度が高くなったことを認識することにより、大当りが発生することを予感することができる。さらに、遊技者は、連続的なリーチ状態における変動パターンの相関関係を視認することにより、大当りが発生することを確実に予感することができる。
【0088】
なお、以上の実施例においては、可変表示部5に表示される識別情報(図柄)の当たりラインが1本設定されている場合を示したが、本発明は、これに限らず、複数の当たりラインが設定されている場合にも適用可能である。すなわち、可変表示装置4において複数の当たりラインが設定されている場合に、可変表示の回ごとに、リーチ状態となるライン数(リーチライン数)が増えていくように制御してもよい。
【0089】
その具体的な例は次のとおりである。たとえば、複数の当たりラインが設定されている可変表示装置は、左右方向に3分割され、かつ上下方向に3分割された3行×3列の9個の可変表示領域を可変表示部に有しており、それらの領域において、横方向上段,中段,下段の3本と、縦方向左列,中列,右列の3本と、斜め対角線上の2本との合計8本の当たりラインが設定されているものが一例として挙げられる。
【0090】
このように複数の当たりラインが設定されている場合において、大当り予告として、連続する複数の可変表示の回において、段階的にリーチライン数を増やしていく制御を行なう。このようにすれば、大当りを発生させる予定となっている回の可変表示以前の段階からの複数回の可変表示結果が、リーチライン数が増加するという特定の関係になるため、遊技者は、そのような特定の関係が得られたことを視認することにより大当りが発生することを予感することができる。
【0091】
また、本実施例においては、大当りを発生させることが事前決定された場合にすべての始動入賞記憶に対応する可変表示をリーチ表示にするようにした。しかし、これに限らず、複数の始動入賞記憶について1つおきに強制的にリーチ表示をさせるようにしてもよく、また、予め定められた始動入賞記憶の箇所(たとえば、2つ目の始動入賞記憶)に対応する可変表示の回に強制的にリーチ表示をさせるようにしてもよい。また、本実施例においては、大当りを発生させることが事前決定された場合に、大当り以前の始動入賞記憶に対応する可変表示を強制的にリーチ表示にするようにしたが、これに限らず、リーチ状態を発生させる確率をランダムカウンタによって高くするようにしてもよい。すなわち、大当りを発生させることが事前決定された場合に、リーチ表示がなされる頻度が高くなる制御が行なわれればよい。
【0092】
また、本実施例においては、大当りを発生させることが事前決定された場合に連続的なリーチ表示を行なうことにより大当りの予告をするようにしたが、これに限らず、そのような連続的なリーチ表示は、高確率状態に移行することが可能な大当りを発生させることが事前決定された場合に行なうようにしてもよい。
【0093】
また、連続的なリーチ表示は、次のような大当りの2段階抽選をする場合にも行なってよい。その2段階抽選とは、大当りの発生を2つのランダムカウンタを用いて2段階で決定するものである。具体的には、大当り決定用の第1のランダムカウンタと、大当り決定用の第2のランダムカウンタとを有し、第1のランダムカウンタの抽出値に基づいて第1の抽選を行ない、その結果、第1の条件が満たされた場合に第2のランダムカウンタの抽出値に基づいて第2の抽選を行ない、その結果、第2の条件が満たされたことにより最終的に大当りを発生させることが決定される。そのような2段階抽選を行なう場合において、第1の抽選により、第2の抽選を行なうことが可能になった状態(最終的に大当りを発生させるか否かの決定を行なうことが可能になった状態)が得られた場合に、前述したような連続的なリーチ表示を行なうようにしてもよい。
【0094】
また、本実施例においては、大当りを発生させることが事前決定された場合に連続的に表示されるリーチ表示について、段階的に大当りに近づくリーチ表示と、リーチ表示時の停止図柄の間に相関関係があるリーチ表示とを大当り予告のために行なう例を説明した。しかし、これに限らず、大当り予告としては、大当りを発生させることが事前決定された場合において、同じ種類のリーチ表示を連続的に行なうことによる予告をするようにしてもよく、または、リーチ表示において識別情報の滑り表示が発生することによる予告をするようにしてもよい。このような表示を行なう場合においても、遊技者は、可変表示の状態を視認することにより、大当りの発生を予感することができる。
【0095】
次に、以上に説明した実施例の特徴や変形例等を以下に列挙する。
(1) 図2に示した画像制御基板29に形成された回路および図8または図9に示した大当り予告テーブルにより、可変表示装置を可変開始させた後、表示結果を導出表示させる制御を行なうとともに、表示結果内容事前決定手段による表示結果内容を特定の表示態様に相当するものにする決定が行なわれる場合に、特定の表示態様が表示結果として導出表示される予定となっている回の可変表示以前の段階から、可変表示装置によるリーチ状態が導出表示される割合を向上させる制御を行なう可変表示制御手段が構成されている。また、図4または図5に示したフローチャートにより、可変表示装置の表示結果内容を可変表示装置が可変開始する以前の段階から予め決定しておく表示結果内容事前決定手段が構成されている。
【0096】
また、図2に示した画像制御基板29上に形成された回路および図4または図5に示したフローチャートにより、表示結果内容事前決定手段により表示結果内容を特定の表示態様に相当する旨の判別が行なわれた場合に、特定の表示態様が表示結果として導出表示される予定となっている回の可変表示以前の段階からの複数回の可変表示結果を、予め定められた特定の関係にする制御を行なう可変表示制御手段が構成されている。
【0097】
さらに、可変表示装置4は、画像を可変表示可能な液晶表示装置により構成されているが、その他に、CRTやプラズマ表示やエレクトロルミネセンスあるいはドットマトリックス表示を利用したものであってもよい。すなわち、可変表示装置4により、画像を可変表示可能な可変画像表示装置が構成されている。以上の実施例では、可変表示装置4は画像表示式のものを示した。しかし、これに限らず、可変表示装置は次のような機械式のものであってもよい。すなわち、▲1▼回転ドラム式,▲2▼複数の図柄が付されたベルトが巡回することにより表示状態が変化するいわゆるベルト式,▲3▼リーフ式,▲4▼複数の図柄が付された回転円盤が回転することにより表示状態が変化するいわゆるディスク式等のものであってもよい。
【0098】
(2) 特定の表示態様には、▲1▼大当り状態となるよう定められた表示態様,▲2▼確率向上状態に移行する大当り状態となるよう定められた表示態様,▲3▼後述する特別遊技状態に移行する大当り状態となるように定められた表示態様,等を含んでいる。また、前記可変表示制御手段により、特定の表示態様が表示結果として導出表示される予定となっている回の可変表示以前の段階における複数回の可変表示結果を、予め定められた特定の関係にする場合の特定の関係には、▲1▼複数の可変表示において段階的に大当りが発生しやすいリーチ表示になる関係,▲2▼複数のリーチ状態において最終的な停止図柄の間に相関関係がある関係,▲3▼複数のリーチ表示において同じ種類のリーチ表示が連続する関係,▲4▼リーチ表示において識別情報の滑りあるいは戻りが発生する関係,等を含んでいる。ここで、滑りとは、図柄の停止直前に図柄を停止予測位置から滑らせることであり、戻りとは、図柄の予定停止位置を一旦通過させた後に図柄を予定停止位置に戻すことである。
【0099】
また、前記可変表示装置によるリーチ状態が導出表示される割合を向上させる制御には、▲1▼特定の表示態様が表示結果として導出される予定となっている回の可変表示以前の段階から複数の可変表示の回においてすべてを強制的にリーチ状態にすること,▲2▼複数の可変表示の回において1回おきに強制的にリーチ表示をさせること,▲3▼リーチ表示を行なうことを決定する確率を高くすること,等が含まれる。
【0100】
(3) 可変表示装置に表示される特定の表示態様は、複数種類予め定められている。そして、その複数種類の特定の表示態様は、前記所定の遊技価値以外に遊技者にとって有利となる特別遊技状態(たとえば確率向上状態)となるように定められた特別の表示態様を含んでいる。なお、前記特別遊技状態は、本実施例では前記大当り,小当りの確率変動状態を示したが、これに限らず、たとえば、大当りと小当りのいずれか一方のみの発生確率の変動であってもよく、また、小当りの発生確率を変動させることなく前記普通図柄表示器14の可変表示期間を通常より短縮して単位時間当りの表示結果の導出回数を増やして可動片24が頻繁に開成して可変表示装置4が頻繁に可変開始する状態,可動片24の開成期間を長くして(たとえば2秒開放から6秒開放または1回開放から3回開放)可変表示装置4が頻繁に可変開始されるとともに入賞玉の増加による景品玉の払出数が増える状態等、種々のものが考えられる。また、前述の遊技制御基板のCPU,RAM,ROMにより、前記可変表示装置の可変表示中に,該可変表示装置を可変開始させるための可変開始条件が成立した場合に、その可変開始条件の成立を記憶しておき、前記可変表示装置が再度可変開始可能な状態になってからその記憶に基づいて前記可変表示装置を再可変表示させるための可変開始条件記憶手段が構成されている。
【0101】
(4) なお、以上説明した実施例では、特定の表示態様が表示結果として導出表示される予定となっている回の可変表示以前の段階から、前記特定の表示態様が表示されることを遊技者に事前に報知するものを示したが、それに加えて、前記特定の表示態様が表示結果として導出表示される予定となっている回の可変表示の段階から始めて、前記特定の表示態様が表示されることを遊技者に事前に報知するようにしてもよい。
【0102】
(5) 前記可変入賞球装置10の第1の状態は、開成状態と閉成状態とを繰返す状態であってもよく、可変入賞球装置10の第2の状態は、打玉が入賞可能ではあるが入賞困難な状態であってもよい。以上説明した実施例の遊技機は、可変表示装置の表示結果内容を事前に決定するために用いられるランダムカウンタからなる乱数発生手段を有している。
【0103】
(6) 可変表示装置4の表示結果が特定の表示態様になった場合には、付与される遊技価値として、可変入賞球装置10を第1の状態に制御するのに代えて、景品玉またはコインを直接払出してもよく、または、遊技機がスロットマシンである場合においては、コインの払出しや得点の加算等のような価値付与の確率が向上するボーナスゲームを発生させたり、あるいは、そのボーナスゲームの発生確率が向上するビッグボーナスゲームを発生させてもよい。このように、本発明の遊技機は、可変表示装置4の表示結果が予め定められた特定の表示態様になった場合に、前述したような遊技価値が付与可能となるように構成されている。
【0104】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、表示結果内容が前記特定の識別情報の組合せとなる可変表示制御の実行以前の複数回の可変表示制御の各々において、可変表示装置によるリーチ状態を強制的に発生させ、しかも、そのような予告報知による複数回の可変表示制御のうちの2以上の可変表示制御において成立するリーチ状態の各リーチ表示態様についての関係が予め定められた特定の関係になっているために、遊技者は、リーチ状態が導出表示される頻度が高くなったことを認識することにより、特定の識別情報の組合せが表示されることに対して期待を抱くことができる。その結果、特定の識別情報の組合せが可変表示装置により表示される予定となっている回の可変表示以前の段階から遊技者の期待感を高めることができ、可変表示の面白さを十分に演出し遊技者の期待感をより一層向上させることができる遊技機を提供し得るに至った。
【0105】
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、可変表示制御手段による予告報知は、可変表示装置の表示結果内容が確率向上態様にすることが決定されたときに行われるために、確率向上状態となることに対する期待感も向上させることができる。
【0106】
請求項3に記載の本発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、可変開始条件記憶手段に複数の記憶があるときに、前記特定の識別情報の組合せにすることが決定されている記憶に基づく可変表示制御の実行前の段階から、可変表示装置によるリーチ状態において識別情報の滑りあるいは戻りが発生するために、その滑りあるいは戻りの発生によって、遊技者に特定の識別情報の組合せに対する遊技者の期待感を向上させることができる。
請求項4に記載の本発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、リーチ状態が成立する可変表示制御を重ねるほど、リーチ状態が成立した後に導出表示される識別情報として前記特定の識別情報の組合せを満たす識別情報の配列位置により近い位置に配列されている識別情報が表示されるようになることで、遊技者の特定の識別情報の組合せに対する期待感を高めることができる。
請求項5に記載の本発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、リーチ状態が成立する可変表示制御を重ねるほど、リーチ状態が成立した後に前記特定の識別情報の組合せが導出表示される割合が高いリーチ変動パターンで識別情報が可変表示されることで、遊技者の特定の識別情報の組合せに対する期待感を高めることができる。
請求項6に記載の本発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、リーチ状態が成立する可変表示制御を重ねるほど、リーチ状態を成立させている当りライン数が増加することで、遊技者の特定の識別情報の組合せに対する期待感を高めることができる。
請求項7に記載の本発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、リーチ状態が成立する可変表示制御の各可変表示制御において、同じ種類のリーチ変動パターンで識別情報が可変表示されることで、遊技者の特定の識別情報の組合せに対する期待感を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面の正面図である。
【図2】可変表示装置に用いられている画像制御基板に形成された回路の構成を示すブロック図である。
【図3】可変表示装置の可変表示制御に用いられる各種ランダムカウンタを説明するための説明図である。
【図4】可変表示装置の可変表示制御の第1の例を示すフローチャートである。
【図5】可変表示装置の可変表示制御の第2の例を示すフローチャートである。
【図6】可変表示装置において可変表示される図柄の配列構成を示す説明図である。
【図7】可変表示装置における図柄の変動状態の種類を説明する説明図である。
【図8】第1の大当り予告テーブルの内容を示す説明図である。
【図9】第2の大当り予告テーブルの内容を示す説明図である。
【図10】可変表示装置の可変表示動作を示すタイミングチャートである。
【図11】可変表示制御動作の第1の例により大当りが事前決定された場合の表示制御の手順を示すタイミングチャートである。
【図12】可変表示制御動作の第1の例により大当りが事前決定された場合の表示制御の手順を示すタイミングチャートである。
【図13】可変表示制御動作の第2の例により大当りが事前決定された場合の表示制御の手順を示すタイミングチャートである。
【図14】可変表示制御動作の第2の例により大当りが事前決定された場合の表示制御の手順を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1は遊技盤、3は遊技領域、4は可変表示装置、5は可変表示部、6は始動記憶表示器、9は始動口、10は可変入賞球装置、14は普通図柄表示器、18はサイドランプ、20は通過玉検出器、21は始動玉検出器、22は特定玉検出器、23は入賞玉検出器、29は画像制御基板である。

Claims (7)

  1. 表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の識別情報の組合せとなったときに所定の遊技価値が付与可能となる遊技機であって、
    前記可変表示装置を可変開始させた後、表示結果を導出表示させる可変表示制御を行なう可変表示制御手段と、
    前記可変表示装置を可変開始させるための可変開始条件が成立したときに、その可変開始条件の成立回数を所定の上限値の範囲内で記憶し、該可変開始条件の成立に応じて前記可変表示制御が実行される毎に記憶数を減算更新する可変開始条件記憶手段と、
    前記可変開始条件が成立したときにランダムカウンタから抽出した抽出値が予め定められた判定値と一致するか否かを判定することによって、前記可変表示装置の表示結果内容を前記特定の識別情報の組合せにするか否かを前記可変開始条件記憶手段に記憶される可変開始条件の成立の段階から前記可変開始条件記憶手段の個々の記憶別に予め決定しておく表示結果内容事前決定手段と、
    前記表示結果内容事前決定手段により前記可変表示装置の表示結果内容を前記特定の識別情報の組合せにすることが決定されたときに、ランダムカウンタから抽出された抽出値を判定することによって、前記特定の識別情報の組合せが表示されることを遊技者に予告報知するか否かを決定する予告報知決定手段とを含み、
    前記可変表示制御手段は、前記予告報知決定手段が前記予告報知をすることを決定したときに、表示結果内容が前記特定の識別情報の組合せとなる可変表示制御の実行以前の複数回の可変表示制御の各々において前記可変表示装置によるリーチ状態を強制的に発生させ、かつ、前記複数回の可変表示制御のうちの2以上の可変表示制御においてリーチ状態を成立させるときには、前記リーチ状態が成立してから表示結果が導出表示するまでの間のリーチ表示態様について、各リーチ状態同士の関係を予め定められた特定の関係にすることを特徴とする、遊技機。
  2. 前記遊技機は、前記特定の識別情報の組合せのうちの予め定められた確率向上態様となったときに前記可変表示装置の表示結果が前記特定の識別情報の組合せとなる確率が向上する確率向上状態となり、
    前記予告報知決定手段は、前記表示結果内容事前決定手段により前記可変表示装置の表示結果内容を前記確率向上態様にすることが決定されたときに、予告報知するか否かを決定することを特徴とする、請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記可変表示制御手段は、前記可変開始条件記憶手段に複数の記憶があるときに、前記特定の識別情報の組合せにすることが決定されている記憶に基づく可変表示制御の実行前の段階から、前記可変表示装置によるリーチ状態において識別情報の滑りあるいは戻りが発生するように制御することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記可変表示装置は、リーチ状態が成立した後に、予め定められた配列で複数種類の識別情報を可変表示してからいずれかの識別情報を表示結果として導出表示し、
    前記特定の関係とは、リーチ状態が成立する可変表示制御を重ねるほど、リーチ状態が成立した後に導出表示させる識別情報として前記特定の識別情報の組合せを満たす識別情報の配列位置により近い位置に配列されている識別情報が選択される関係であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  5. 前記可変表示制御手段は、前記リーチ表示態様が異なりかつ前記特定の識別情報の組合せが導出表示される割合が異なる複数種類のリーチ変動パターンの各々と、前記複数回の可変表示制御のうちの2以上の可変表示制御においてリーチ状態を成立させるときの各可変表示制御に用いるリーチ変動パターンとの対応関係を規定したテーブルデータに基づいて選択されたリーチ変動パターンで前記識別情報を可変表示し、
    前記特定の関係とは、前記テーブルデータを用いて選択される前記リーチ変動パターンが、リーチ状態が成立する可変表示制御を重ねるほど、リーチ状態が成立した後に前記特定の識別情報の組合せが導出表示される割合が高いリーチ変動パターンとなっている関係であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  6. 前記可変表示装置には複数の当りラインが設定されており、該複数の当りラインのいずれかに前記特定の識別情報の組合せが導出表示されたときに前記所定の遊技価値が付与可能となり、
    前記特定の関係とは、リーチ状態が成立する可変表示制御を重ねるほど、リーチ状態を成立させている当りライン数が増加する関係であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  7. 前記特定の関係とは、リーチ状態が成立するときの各可変表示制御において、同じ種類のリーチ変動パターンが選択される関係であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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