JP3579832B2 - 3軸加速度/角速度計 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、3軸加速度/角速度計に関し、特に、ネジその他の固着部品を極力少なくし、全体の部品点数の少ない、組み立て工数の少ない、加速度センサおよび角速度センサの直角度の調整を容易にし、これを長期に亘って保持する3軸加速度/角速度計に関する。
【0002】
【従来の技術】
3軸加速度/角速度計を構成するには、XYZ3軸方向の加速度を検出する少なくとも2個の加速度センサとXYZ3軸方向の角速度を検出する3個の角速度センサを使用する。これらの加速度センサおよび角速度センサは、一般に、ネジの如き固着部品を使用して加速度センサおよび角速度センサを基板に取り付け、基板に取り付けられた状態で加速度センサおよび角速度センサは水平或は鉛直に調整設定保持される必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
加速度センサおよび角速度センサを以上の通りに基板に取り付ける場合、加速度センサおよび角速度センサを基板に取り付け保持する固着部品は省略することはできない。
この発明は、加速度センサおよび角速度センサを水平或は鉛直に調整設定保持するに、ネジその他格別の固着部品を使用せず、組み立て工程数を少なくして鉛直水平に関するバラツキの少ない3軸加速度/角速度計を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1:カバー2およびベース3より成るケースを具備し、ベース3に水平左側支持板354および水平右側支持板355を一体形成すると共に底壁35に複数の鉛直ツメ状ガイド対353を一体形成し、XY軸センサ基板をZ軸センサ基板に直角にT字型に取り付けた状態でXY軸センサ基板の下端縁を鉛直ツメ状ガイド対353に圧入して嵌合固定し、Z軸センサ基板を水平左側支持板354および水平右側支持板355に係合せしめた3軸加速度/角速度計を構成した。
【0005】
そして、請求項2:請求項1に記載される3軸加速度/角速度計において、カバー2に左側支持板354に対向する左上側支持片23を形成すると共に右側支持板355に対向する右上側支持片24を形成し、ベース3の周縁部に下向きに傾斜した嵌合突部311、321を形成し、カバー2の周縁部には嵌合舌片211を垂下形成したことを特徴とする3軸加速度/角速度計を構成した。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図の実施例を参照して説明する。
先ず、図1を参照するに、これは加速度センサ角速度センサ組み立て体を説明する斜視図である。
図1において、1は加速度センサ組み立て体の全体を示す参照符号である。11はXY軸センサ基板、12はZ軸センサ基板である。
XY軸センサ基板11には、XY2軸加速度センサ4XYと、Y軸角速度センサ5Y と、Z軸角速度センサ5Z を取り付けておく。Z軸角速度センサ5Z は、コ字状切り欠き120を介してZ軸センサ基板12の上下面に亘った状態で、XY軸センサ基板11に取り付けられている。
【0007】
Z軸センサ基板12には、その下面にX軸角速度センサ5X と、Z軸加速度センサ4Z を取り付けておく。Z軸加速度センサ4Z としては、実際は、2軸加速度センサが採用され、その内の1方向のセンサを不動作の状態として使用する。121はZ軸センサ基板12の左右両側端部に形成された係合切り欠きである。ここで、以上の通りに加速度センサおよび角速度センサが取り付けられたXY軸センサ基板11とZ軸センサ基板12は、XY軸センサ基板11を鉛直にすると共にZ軸センサ基板12を水平にしたT字型に相互に結合組み立てられる。なお、T字型の相互組み立ては完全なものではない。詳細な説明は省略するが、この不完全な組み立てはXY軸センサ基板11とZ軸センサ基板12の双方に形成されるレセプタクルにコネクタ6を接続することにより行われる。
【0008】
図2および図3は加速度センサ組み立て体を収容するケースを説明する斜視図であり、図2はこのケースを構成するカバー、図3はこのケースを構成するベースを示す。
図2において、2はカバー全体を示す参照符号である。カバー2は高さの低いカバー前部21と高さの高いカバー後部22より成る。カバー後部22は立設されるXY軸センサ基板11の高さに対応してカバー前部21と比較して高く設計製造される。カバー2の全側壁の開口周縁部は、全周に亘って薄肉周縁部に形成して外周に段部を構成している。カバー2の薄肉周縁部の内の前縁部には嵌合舌片211が離散的に複数個垂下形成されている。カバー2の薄肉周縁部の内の後縁部にも、同様に、図示されない嵌合舌片が嵌合舌片211に対応して離散的に複数個垂下形成されている。カバー2の左側壁には後で説明される左側支持板354に対向する左上側支持片23が形成され、カバー2の右側壁には後で説明される右側支持板355に対向する右上側支持片24が形成されている。
【0009】
図3において、3はベース全体を示す参照符号である。31は前側壁、32は後側壁、33は左側壁、34は右側壁、35は底壁である。ベース3の全側壁の開口周縁部は、全周に亘って薄肉周縁部に形成して内周に段部を構成している。前側壁31の薄肉周縁部にはその内側に下向きに傾斜した嵌合突部311が離散的に複数個形成され、同様に、後側壁32の薄肉周縁部にもその内側に下向きに傾斜した嵌合突部321が嵌合舌片211に対応して離散的に複数個形成されている。左側壁33の内側面および底壁35に一体に、Z軸センサ基板12を下から支持する上端縁が水平な左側支持板354が形成されている。左側支持板354の上端縁には位置決め突起3541が形成されている。同様に、右側壁34の内側面および底壁35に一体に、Z軸センサ基板12を下から支持する上端縁が水平な右側支持板355が形成され、右側支持板355の上端縁には位置決め突起3551が形成されている。351は前側壁31および底壁35に一体に形成された補強片である。352は補強リブであり、左側支持板354と右側支持板355の間に亘って、これらと底壁35に一体に形成されている。353は鉛直ツメ状ガイド対であり、その複数対が後側壁32に平行に一直線上に配列して底壁35から植立形成されている。鉛直ツメ状ガイド対353は互いに対向して鉛直方向エッジが形成されている。この鉛直ツメ状ガイド対353各々の対向する鉛直方向エッジ間には、XY軸センサ基板11の下端縁を圧入し、鉛直方向エッジは変形せしめられる。
【0010】
図4をも参照して3軸加速度/角速度計の組み立て方を説明する。
先に説明した通り、XY軸センサ基板11に対して、XY2軸加速度センサ4XYと、Y軸角速度センサ5Y と、Z軸角速度センサ5Z を取り付けたXY軸センサ基板11を構成しておく。この場合、XY軸センサ基板11には図示されない電気配線が形成されており、これらのセンサおよび角速度センサはXY軸センサ基板11に電気機械的に接続される。Z軸センサ基板12に対して、その下面にX軸角速度センサ5X と、Z軸加速度センサ4Z を取り付けたZ軸センサ基板12を構成しておく。この場合も、Z軸センサ基板12には図示されない電気配線が形成されており、これらのセンサおよび角速度センサはZ軸センサ基板12に電気機械的に接続される。
【0011】
ここで、コネクタ6を介して不完全にT字型に相互組み立てられたXY軸センサ基板11とZ軸センサ基板12をベース3に組み込む。この鉛直ツメ状ガイド対353各々の対向する鉛直方向エッジの間にXY軸センサ基板11の下端縁を圧入する。これにより、XY軸センサ基板11は鉛直方向エッジを圧迫変形しながら圧入され、XY軸センサ基板11の下端縁がベース3の表面に到達したところで鉛直ツメ状ガイド対353により鉛直に保持される。この圧入により、鉛直方向エッジのつぶし代は微小な0. 2mmとしている。この状態において、Z軸センサ基板12は、その下面が上端縁が水平な左側支持板354および上端縁が水平な右側支持板355に衝合し、これらにより水平に下から支持される。この支持状態は、Z軸センサ基板12の左右両側端部に形成された係合切り欠き121が、左側支持板354の上端縁に形成される位置決め突起3541および右側支持板355の上端縁に形成される位置決め突起3551に嵌合し、ずれることなく確実に保持される。コネクタ6を介して不完全にT字型に相互組み立てられていたXY軸センサ基板11とZ軸センサ基板12は、XY軸センサ基板11が鉛直に保持されると共にZ軸センサ基板12が水平に保持されることにより、正確にT字型に直交して相互組み立てられたことになる。
【0012】
カバー2の開口周縁部をベース3の開口周縁部に位置合わせして圧し下げることにより、嵌合舌片211は対応する嵌合突部321に弾性的に係合し、カバー2はベース3を閉塞する。カバー2がベース3を閉塞したところで、カバー2の左上側支持片23が左側支持板354に対向してZ軸センサ基板12に上から係合すると共に、右上側支持片24は右側支持板355に対向してZ軸センサ基板12に上から係合し、Z軸センサ基板12はこれら支持片および支持板により上下から挟持されて完全にこの状態は保持される。
【0013】
【発明の効果】
以上の通りであって、この発明によれば、XY軸センサ基板11を鉛直ツメ状ガイド対353により鉛直に設定保持すると共に、Z軸センサ基板12を左側支持板354と左上側支持片23により、そして右側支持板355と右上側支持片24により水平に設定保持することにより、これらXY軸センサ基板11およびZ軸センサ基板12に取り付けられる加速度センサおよび角速度センサをいずれも鉛直或は水平に設定保持されることになる。即ち、ネジその他格別の固着部品を必要とせず、鉛直ツメ状ガイド対と支持片と支持板のみにより、組み立て工程数を少なくして3軸加速度/角速度計を構成することができる。更に、鉛直水平の設定保持を鉛直ツメ状ガイド対と支持片と支持板という少い部材により実施するところから、3軸加速度/角速度計全体における組み立てスペース、固定部品スペースを少なくすることができる。また、以上の組み立てによる鉛直水平に関するバラツキは少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】加速度センサおよび角速度センサの組み立て体を説明する斜視図。
【図2】カバーを説明する斜視図。
【図3】ベースを説明する斜視図。
【図4】組み立て順序を説明する斜視図。
【符号の説明】
2 カバー
3 ベース
35 底壁
353 鉛直ツメ状ガイド対
354 水平左側支持板
355 水平右側支持板
【発明の属する技術分野】
この発明は、3軸加速度/角速度計に関し、特に、ネジその他の固着部品を極力少なくし、全体の部品点数の少ない、組み立て工数の少ない、加速度センサおよび角速度センサの直角度の調整を容易にし、これを長期に亘って保持する3軸加速度/角速度計に関する。
【0002】
【従来の技術】
3軸加速度/角速度計を構成するには、XYZ3軸方向の加速度を検出する少なくとも2個の加速度センサとXYZ3軸方向の角速度を検出する3個の角速度センサを使用する。これらの加速度センサおよび角速度センサは、一般に、ネジの如き固着部品を使用して加速度センサおよび角速度センサを基板に取り付け、基板に取り付けられた状態で加速度センサおよび角速度センサは水平或は鉛直に調整設定保持される必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
加速度センサおよび角速度センサを以上の通りに基板に取り付ける場合、加速度センサおよび角速度センサを基板に取り付け保持する固着部品は省略することはできない。
この発明は、加速度センサおよび角速度センサを水平或は鉛直に調整設定保持するに、ネジその他格別の固着部品を使用せず、組み立て工程数を少なくして鉛直水平に関するバラツキの少ない3軸加速度/角速度計を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1:カバー2およびベース3より成るケースを具備し、ベース3に水平左側支持板354および水平右側支持板355を一体形成すると共に底壁35に複数の鉛直ツメ状ガイド対353を一体形成し、XY軸センサ基板をZ軸センサ基板に直角にT字型に取り付けた状態でXY軸センサ基板の下端縁を鉛直ツメ状ガイド対353に圧入して嵌合固定し、Z軸センサ基板を水平左側支持板354および水平右側支持板355に係合せしめた3軸加速度/角速度計を構成した。
【0005】
そして、請求項2:請求項1に記載される3軸加速度/角速度計において、カバー2に左側支持板354に対向する左上側支持片23を形成すると共に右側支持板355に対向する右上側支持片24を形成し、ベース3の周縁部に下向きに傾斜した嵌合突部311、321を形成し、カバー2の周縁部には嵌合舌片211を垂下形成したことを特徴とする3軸加速度/角速度計を構成した。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図の実施例を参照して説明する。
先ず、図1を参照するに、これは加速度センサ角速度センサ組み立て体を説明する斜視図である。
図1において、1は加速度センサ組み立て体の全体を示す参照符号である。11はXY軸センサ基板、12はZ軸センサ基板である。
XY軸センサ基板11には、XY2軸加速度センサ4XYと、Y軸角速度センサ5Y と、Z軸角速度センサ5Z を取り付けておく。Z軸角速度センサ5Z は、コ字状切り欠き120を介してZ軸センサ基板12の上下面に亘った状態で、XY軸センサ基板11に取り付けられている。
【0007】
Z軸センサ基板12には、その下面にX軸角速度センサ5X と、Z軸加速度センサ4Z を取り付けておく。Z軸加速度センサ4Z としては、実際は、2軸加速度センサが採用され、その内の1方向のセンサを不動作の状態として使用する。121はZ軸センサ基板12の左右両側端部に形成された係合切り欠きである。ここで、以上の通りに加速度センサおよび角速度センサが取り付けられたXY軸センサ基板11とZ軸センサ基板12は、XY軸センサ基板11を鉛直にすると共にZ軸センサ基板12を水平にしたT字型に相互に結合組み立てられる。なお、T字型の相互組み立ては完全なものではない。詳細な説明は省略するが、この不完全な組み立てはXY軸センサ基板11とZ軸センサ基板12の双方に形成されるレセプタクルにコネクタ6を接続することにより行われる。
【0008】
図2および図3は加速度センサ組み立て体を収容するケースを説明する斜視図であり、図2はこのケースを構成するカバー、図3はこのケースを構成するベースを示す。
図2において、2はカバー全体を示す参照符号である。カバー2は高さの低いカバー前部21と高さの高いカバー後部22より成る。カバー後部22は立設されるXY軸センサ基板11の高さに対応してカバー前部21と比較して高く設計製造される。カバー2の全側壁の開口周縁部は、全周に亘って薄肉周縁部に形成して外周に段部を構成している。カバー2の薄肉周縁部の内の前縁部には嵌合舌片211が離散的に複数個垂下形成されている。カバー2の薄肉周縁部の内の後縁部にも、同様に、図示されない嵌合舌片が嵌合舌片211に対応して離散的に複数個垂下形成されている。カバー2の左側壁には後で説明される左側支持板354に対向する左上側支持片23が形成され、カバー2の右側壁には後で説明される右側支持板355に対向する右上側支持片24が形成されている。
【0009】
図3において、3はベース全体を示す参照符号である。31は前側壁、32は後側壁、33は左側壁、34は右側壁、35は底壁である。ベース3の全側壁の開口周縁部は、全周に亘って薄肉周縁部に形成して内周に段部を構成している。前側壁31の薄肉周縁部にはその内側に下向きに傾斜した嵌合突部311が離散的に複数個形成され、同様に、後側壁32の薄肉周縁部にもその内側に下向きに傾斜した嵌合突部321が嵌合舌片211に対応して離散的に複数個形成されている。左側壁33の内側面および底壁35に一体に、Z軸センサ基板12を下から支持する上端縁が水平な左側支持板354が形成されている。左側支持板354の上端縁には位置決め突起3541が形成されている。同様に、右側壁34の内側面および底壁35に一体に、Z軸センサ基板12を下から支持する上端縁が水平な右側支持板355が形成され、右側支持板355の上端縁には位置決め突起3551が形成されている。351は前側壁31および底壁35に一体に形成された補強片である。352は補強リブであり、左側支持板354と右側支持板355の間に亘って、これらと底壁35に一体に形成されている。353は鉛直ツメ状ガイド対であり、その複数対が後側壁32に平行に一直線上に配列して底壁35から植立形成されている。鉛直ツメ状ガイド対353は互いに対向して鉛直方向エッジが形成されている。この鉛直ツメ状ガイド対353各々の対向する鉛直方向エッジ間には、XY軸センサ基板11の下端縁を圧入し、鉛直方向エッジは変形せしめられる。
【0010】
図4をも参照して3軸加速度/角速度計の組み立て方を説明する。
先に説明した通り、XY軸センサ基板11に対して、XY2軸加速度センサ4XYと、Y軸角速度センサ5Y と、Z軸角速度センサ5Z を取り付けたXY軸センサ基板11を構成しておく。この場合、XY軸センサ基板11には図示されない電気配線が形成されており、これらのセンサおよび角速度センサはXY軸センサ基板11に電気機械的に接続される。Z軸センサ基板12に対して、その下面にX軸角速度センサ5X と、Z軸加速度センサ4Z を取り付けたZ軸センサ基板12を構成しておく。この場合も、Z軸センサ基板12には図示されない電気配線が形成されており、これらのセンサおよび角速度センサはZ軸センサ基板12に電気機械的に接続される。
【0011】
ここで、コネクタ6を介して不完全にT字型に相互組み立てられたXY軸センサ基板11とZ軸センサ基板12をベース3に組み込む。この鉛直ツメ状ガイド対353各々の対向する鉛直方向エッジの間にXY軸センサ基板11の下端縁を圧入する。これにより、XY軸センサ基板11は鉛直方向エッジを圧迫変形しながら圧入され、XY軸センサ基板11の下端縁がベース3の表面に到達したところで鉛直ツメ状ガイド対353により鉛直に保持される。この圧入により、鉛直方向エッジのつぶし代は微小な0. 2mmとしている。この状態において、Z軸センサ基板12は、その下面が上端縁が水平な左側支持板354および上端縁が水平な右側支持板355に衝合し、これらにより水平に下から支持される。この支持状態は、Z軸センサ基板12の左右両側端部に形成された係合切り欠き121が、左側支持板354の上端縁に形成される位置決め突起3541および右側支持板355の上端縁に形成される位置決め突起3551に嵌合し、ずれることなく確実に保持される。コネクタ6を介して不完全にT字型に相互組み立てられていたXY軸センサ基板11とZ軸センサ基板12は、XY軸センサ基板11が鉛直に保持されると共にZ軸センサ基板12が水平に保持されることにより、正確にT字型に直交して相互組み立てられたことになる。
【0012】
カバー2の開口周縁部をベース3の開口周縁部に位置合わせして圧し下げることにより、嵌合舌片211は対応する嵌合突部321に弾性的に係合し、カバー2はベース3を閉塞する。カバー2がベース3を閉塞したところで、カバー2の左上側支持片23が左側支持板354に対向してZ軸センサ基板12に上から係合すると共に、右上側支持片24は右側支持板355に対向してZ軸センサ基板12に上から係合し、Z軸センサ基板12はこれら支持片および支持板により上下から挟持されて完全にこの状態は保持される。
【0013】
【発明の効果】
以上の通りであって、この発明によれば、XY軸センサ基板11を鉛直ツメ状ガイド対353により鉛直に設定保持すると共に、Z軸センサ基板12を左側支持板354と左上側支持片23により、そして右側支持板355と右上側支持片24により水平に設定保持することにより、これらXY軸センサ基板11およびZ軸センサ基板12に取り付けられる加速度センサおよび角速度センサをいずれも鉛直或は水平に設定保持されることになる。即ち、ネジその他格別の固着部品を必要とせず、鉛直ツメ状ガイド対と支持片と支持板のみにより、組み立て工程数を少なくして3軸加速度/角速度計を構成することができる。更に、鉛直水平の設定保持を鉛直ツメ状ガイド対と支持片と支持板という少い部材により実施するところから、3軸加速度/角速度計全体における組み立てスペース、固定部品スペースを少なくすることができる。また、以上の組み立てによる鉛直水平に関するバラツキは少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】加速度センサおよび角速度センサの組み立て体を説明する斜視図。
【図2】カバーを説明する斜視図。
【図3】ベースを説明する斜視図。
【図4】組み立て順序を説明する斜視図。
【符号の説明】
2 カバー
3 ベース
35 底壁
353 鉛直ツメ状ガイド対
354 水平左側支持板
355 水平右側支持板
Claims (2)
- カバーおよびベースより成るケースを具備し、
ベースに水平左側支持板および水平右側支持板を一体形成すると共に底壁に複数の鉛直ツメ状ガイド対を一体形成し、
XY軸センサ基板をZ軸センサ基板に直角にT字型に取り付けた状態で、XY軸センサ基板の下端縁を鉛直ツメ状ガイド対に圧入して嵌合固定し、
Z軸センサ基板を水平左側支持板および水平右側支持板に係合せしめたことを特徴とする3軸加速度/角速度計。 - 請求項1に記載される3軸加速度/角速度計において、
カバーに左側支持板に対向する左上側支持片を形成すると共に右側支持板に対向する右上側支持片を形成し、
ベースの周縁部に下向きに傾斜した嵌合突部を形成し、カバーの周縁部には嵌合舌片を垂下形成したことを特徴とする3軸加速度/角速度計。
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Cited By (1)
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CN104567922B (zh) * | 2014-12-05 | 2017-09-12 | 中国航空工业集团公司北京航空精密机械研究所 | 基于加速度计的轴系垂直度动基座测量方法 |
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- 2001-06-07 JP JP2001172097A patent/JP3579832B2/ja not_active Expired - Fee Related
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