JP3577822B2 - 情報提示装置及び情報提示方法 - Google Patents

情報提示装置及び情報提示方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多くの情報を分類し、可視化する情報提示装置及び情報提示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、多くの情報の中から所望の情報を検索する場合、所望の情報が特定されていることは少なく、情報の絞り込みを行なって最終的に所望の情報を得る場合が多い。このような情報の絞り込みを行なう場合、情報の傾向を把握し、多くの観点から絞り込めることが望ましい。そのため、情報を分類し、可視化することで、検索を支援することができる。また、検索に限らず、情報の統計的な傾向をサーチするなど、種々の分野において、情報の分類、可視化が望まれている。
【0003】
従来、複数の視点から情報群を表示するものとして、例えば、特公平5−24551号公報に記載されている多次元ブラウジング方式がある。この方式では、ある分類軸を選択し、その分類軸に従って文書を分類して、見出しを作成する。この見出しを用いて、その分類に含まれる文書を参照する。これによって、文書を選択した分類軸に従って分類し、表示させることができ、分類軸を変えることによって複数の視点から文書を分類することができる。しかし、この方式では、一時に1つの分類軸でしか分類することができず、見出しを用いてその分類の文書を参照できるだけである。
【0004】
また、たとえば特開平6−223112号公報に記載されている利用者嗜好反映データベース装置では、利用者によるデータベースの検索結果と利用者の嗜好に関連する利用者モデルとの対応関係をマトリクス表示する。これにより、その利用者が、どの利用者モデルに該当するかを判断でき、利用できる。ここで表示されるのは利用者のグループ分けと、検索結果の属性によるグループ分けのみである。情報内容を複数の視点で分類したものではない。
【0005】
さらに、特開平7−121565号公報に記載されている情報提示装置では、情報群を複数(2個)の軸で表わされる空間にマップし、分布を示すことができる。この軸は視点と言うことができ、複数の視点の相関を見ることができる。しかし、この軸は、例えば情報のサイズや日付といった情報の付加的な値に関するものであり、情報内容から抽出されるものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、情報群をその情報の内容に基づいて複数の視点で分類し、視点と座標軸を対応させて、情報の分布を可視化することのできる情報提示装置及び情報提示方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、情報提示装置において、情報の集合を保持する情報要素集合保持手段と、検索式及び中心概念が入力される入力手段と、前記入力手段で入力された検索式によって限定される前記情報要素集合中の部分集合について該部分集合に属する情報のテキスト情報部分を解析し前記入力手段で入力された中心概念と関係をもつ語とその関係を抽出する関係抽出手段と、分類を行なうための関係を指定する関係指定手段と、前記関係指定手段で指定された関係について前記関係抽出手段で抽出された関係を基に前記部分集合中の各情報を分類する関係語分類手段と、前記関係指定手段で指定された関係を軸として前記関係語分類手段による分類結果を可視化する分類結果出力手段を有することを特徴とするものである。
同様に請求項7に記載の発明は、情報提示方法において、情報の集合を情報要素集合保持手段に保持しておき、入力手段で入力された検索式によって限定される前記情報要素集合中の部分集合について該部分集合に属する情報のテキスト情報部分を解析して前記入力手段で入力された中心概念と関係をもつ語とその関係を関係抽出手段で抽出し、関係指定手段で指定された分類を行なうための関係について前記関係抽出手段で抽出された関係を基に前記部分集合中の各情報を関係語分類手段で分類し、前記関係指定手段で指定された関係を軸として前記関係語分類手段による分類結果を分類結果出力手段で可視化することを特徴とするものである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報提示装置において、前記関係語分類手段は、シソーラスを用いて分類された各情報をさらに適切な数のグループにまとめることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の情報提示装置において、前記分類結果出力手段は、前記関係指定手段で指定された関係のうちの2つを軸としてマトリクスを構成し該マトリクスにそれぞれの情報をマップし該マトリクスの各セルにマップされた情報の個数に応じて該セルの表示形式を決定することを特徴とするものである。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の情報提示装置において、前記分類結果出力手段は、分類結果の一部が指定されたとき指定された分類に含まれる情報を細分類して可視化することを特徴とするものである。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の情報提示装置において、前記分類結果出力手段は、分類結果の一部が指定されたとき指定された分類に含まれる情報を前記関係指定手段で指定された別の関係により細分類して可視化することを特徴とするものである。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の情報提示装置において、前記分類結果出力手段は、可視化した分類結果に従ってある情報が指定されたとき該情報のテキスト部分を可視化して出力することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の情報提示装置の実施の一形態を示すブロック図である。図中、1は情報要素集合保持部、2は入力部、3は関係抽出部、4は関係インデックス保持部、5は関係指定部、6は関係語分類部、7はシソーラス保持部、8は分布計算部、9は分布表示部である。
【0014】
情報要素集合保持部1は、任意の大きさの情報要素からなる情報要素集合を保持する。情報要素は、新聞記事やデータベースの1レコードなど任意に設定できる。また、各情報要素はテキストで表現される部分を持つ。もちろんテキストのほか、図表や画像などを含んでいてもよい。例えば、新聞記事、論文などや、画像データベースにつけられる説明部分も対象となる。入力部2は、情報要素集合のなかの部分集合を規定する検索式が入力される。また、関係抽出部3で関係を解析するための中心概念が入力される。関係抽出部3は、入力部2において入力された検索式に合致する情報要素集合の部分集合に対して、その部分集合に属する情報要素のテキスト情報部分を解析し、入力部2で入力された中心概念と関係をもつ語とその関係を抽出する。関係インデックス保持部4は、中心概念、それと関係を持つ語、その関係をキーとして情報要素集合の情報要素を特定するためのインデックスを保持する。関係指定部5は、関係語分類部6で分類を行なうための2つまたは3つの関係名を指定する。関係語分類部6は、関係指定部5で入力されたそれぞれの関係名に対して、各情報要素を分類する。このとき、シソーラス保持部7に保持されているシソーラスを用いて分類を適切な数のグループにまとめる。シソーラス保持部7は、シソーラスを保持する。分布計算部8は、関係指定部5で指定された関係名を軸としてマトリクスを構成し、そのマトリクスにそれぞれの情報要素をマップする。そして、マトリクスの各セルの個数に応じて、そのセルの表示形式を決定する。分布表示部9は、分布計算部8で得られたマトリクスを表示する。
【0015】
図2は、本発明の情報提示装置の実施の一形態における動作の一例を示すフローチャートである。S11において、ユーザは入力部2より情報要素集合を限定するクエリーを入力する。ここでは、クエリーは単語(キーワード)で表わされるものとするが、例えば、特願平6−111602号に記載されている関係表現検索装置を用いれば単語と単語の関係を指定することもできる。
【0016】
関係抽出部3は、まず、情報要素集合保持部1から、入力されたキーワードを含む情報を抽出する。キーワードを含む情報の抽出には、キーワードインデックスによる方法や全文検索による方法があるが、いずれの方法をとってもよい。
【0017】
次にS12において、ユーザは入力部2より中心概念を入力する。これはクエリーで用いた単語そのものまたは複数あるキーワードの一部でもよいし、クエリーが単語と単語間の関係を指定するものの場合には関係を構成する単語の一つでもよい。ここでは一例として、情報要素集合を限定する際に用いたキーワードそのものを中心概念とする。この場合、新たに中心概念を入力する必要はない。
【0018】
S13において、関係抽出部3は、限定された情報要素集合に含まれる情報要素から、中心概念を含む文を抽出し、その文中の各単語の中心概念との関係の抽出を行なう。関係の抽出は、構文解析により解析する方法、形態素解析+パターンマッチにより行なう方法などがある。その実現手法は、例えば、上述の特願平6−111602号に記載されている方法などを利用できる。
【0019】
関係抽出部3で抽出された中心概念との関係は、S14において、関係インデックス保持部4に登録される。ここでは、関係インデックス保持部4に保持されている関係インデックスは、関係−文インデックスと文テーブルの二段構成をとる。図3は、関係インデックスの一例の説明図である。図3(A)に示す関係−文インデックス41には、抽出された文中の中心概念とある関係をもつ語が、その関係の種類とともに記載される。さらに、これらの語と関係の対から、図3(B)に示す文テーブルへのポインタを持つ。また、関係−文インデックスは、概念カテゴリというフィールドを持つ。このフィールドについては後述する。図3(B)に示す文テーブルは、文の解析結果と、情報要素へのポインタと、その文の情報要素内での位置として文番号が記載される。図3では、「利用する」という中心概念をもとに関係を抽出した結果を示している。
【0020】
図4は、関係インデックスの別の例の説明図である。図3では、1つの文中に中心概念と関係を有する複数の語が存在するとき、それぞれについてインデックスを生成したが、例えば、図4に示すように、文インデックスと合わせ、1つの文に1つのインデックスレコードを対応させ、1つのインデックスレコードに複数の関係を保持させてもよい。
【0021】
係り受けを用いて解析される関係は、上述の特願平6−111602号に記載されている方法によれば、有限個の個数になる。ここでは、以下の関係を考える。
主体 AがBする
対象 AをBする
目的 AのためにBする
手段 AによってBする
場所
時間
属性 AのB
行き先(受領者) AへBする
行為別分類 Bする
なお、主体、対象、目的、手段、行き先の各関係の例示において、動詞で与えられるBが中心概念であり、AがBに対して有する関係によって分類している。これらの例示においてAが中心概念で与えられている場合には、行為別分類を行なうことができる。
【0022】
次にS15において、ユーザは関係指定部5から分布を見る関係を入力する。入力する関係は、上述のいずれかの関係である。これらを直接入力させてもよいし、メニューから選ばせてもよい。また、メニューで選択する場合は、関係インデックスに現れるもののみを選択肢に入れるようにすることもできる。
【0023】
S16において、関係語分類部6は、各々の関係で情報群を整理する。例えば、第1の視点として、関係「対象」を選んだとする。まず、関係インデックス保持部4中の関係インデックスの全レコードを順に参照し、中心概念と関係「対象」でつながる単語とその個数をカテゴリカウントテーブルに記載する。図5は、カテゴリカウントテーブルの一例の説明図である。図5に示すカテゴリカウントテーブルは、単語・カテゴリ、出現頻度カウントのフィールドをもつ。このカテゴリカウントテーブルを出現頻度カウントでソートする。
【0024】
このカテゴリカウントテーブルのエントリー数が一定数を超える場合、シソーラス保持部7中のシソーラスを用いて複数の単語をその上位概念の単語にマージする。ここでは、この一定数を10とする。
【0025】
図6は、単語のマージ処理の一例を示すフローチャートである。まずS31において、カテゴリカウントテーブル中の最も出現頻度の低い単語を選択する。これをW1とする。S32において、シソーラス保持部7中のシソーラスを参照し、その単語またはカテゴリを含む一つ上位のカテゴリをW0とする。S33において、カテゴリカウントテーブルの単語のうち、シソーラス中でそのカテゴリW0の下位概念にあるすべての単語をW0に置き換える。同時に、S34において、それらの単語に対して、関係インデックス保持部4中の関係インデックスの概念カテゴリフィールドにW0を記入する。S35において、カテゴリカウントテーブル中で単語および概念カテゴリフィールドにカテゴリW0をもつものの頻度カウントをすべて合計し、その値をC0とする。S36において、既存のカテゴリW0を単語または概念カテゴリに持つレコードをすべて削除し、C0を頻度カウントとする新しいW0のレコード1個と置き換える。S37において、カテゴリカウントテーブルのレコード数が一定数以下になったか否かを判定し、一定数以下になるまでこれらの処理を繰り返し行なう。こうして得られたカテゴリカウントテーブルのカテゴリフィールドの単語が、一つの軸上に乗る要素の集合となる。
【0026】
上述の単語のマージ処理を、具体例を用いて図5、図7を参照しながら説明する。図7は、シソーラスの構造の一例の説明図である。以下の具体例では、図7に示すようなシソーラスがシソーラス保持部7に保持されているものとする。
【0027】
図5に示したカテゴリカウントテーブルでは、「W/S」が最も頻度の小さい単語となっている。この上位概念W0は図7に示すシソーラスから「計算機」であることがわかる。W0の下には、「パソコン」、「ミニコン」などが来ており、また、「パソコン」の下には「デスクトップ」などがある。これらをすべて「計算機」の概念に統合する。これにより、図5に示すカテゴリカウントテーブルのうち、「パソコン」、「計算機」、「W/S」が「計算機」に統合され、カウント値C0は32となる。
【0028】
上述のマージ処理は、マージの一方法を示したものであり、他の方法も考えられる。たとえば、上述の方法では、「計算機」が最も頻度が少ない概念であった場合に、たとえその概念の下位概念の単語が多く現れても、低頻度概念として統一されてしまう。この問題をさけるために、上述の単語のマージ処理において、最低頻度のものを選択する際に、その下位概念が存在しないことを条件とすることができる。
【0029】
関係語分類部6は、第1の視点について、上述のような処理によって得られたカテゴリカウントテーブルから、カテゴリの集合を得る。同様の処理によって、もう一つの軸となる第2の視点についてのカテゴリの集合も得る。
【0030】
図2に戻り、S17において軸の設定を行なう。軸は、ユーザが関係指定部5から入力した第1の視点および第2の視点である。各視点については関係語分類部6でカテゴリの集合が得られている。このカテゴリの集合の要素の数でそれぞれの軸を分割し、表示平面上をメッシュ状に分割する。さらに、各軸をひき、等間隔に要素ラベルを並べる。このとき、上述のマージ処理をさらに数回適用して、ラベルをいくつかまとめる上位概念のラベルを付加してもよい。
【0031】
次に、S18において、分布計算部8により、各情報要素が所属するセルを決定する。S17で設定した2つの軸の各分類に対して、カウントマトリクスを用意する。図8は、カウントマトリクスの概念図である。図7に示したマトリクスの各セルには、それぞれの軸のカテゴリごとに対応する情報要素の文インデクスへのポインタのリストが書き込まれる。図7では、ポインタを「*」で示している。例えば、右上隅のセルには、4つの文テーブルへのポインタが書き込まれている。
【0032】
分布計算部8は各情報要素を順次参照し、それに対応する関係−文インデックスを参照し、対応するカテゴリを各軸について選択する。x軸とy軸の位置を決め、カウントマトリクスにポインタを記入していく。
【0033】
S19において、一つのセルにおける情報要素の個数をもとに、各セルの表示を決定する。例えば、情報要素の個数によって濃度を変化させたり、色を変えて表示することができる。この場合、情報要素の個数をいくつかのレベルに分け、各レベルごとに濃度や色を設定して表示することができる。このとき設定するレベルは、最大の個数を持つセルを基準に適切な段階を設定すればよい。ここでは、1つのセルに含まれる情報要素の個数の最大値が90〜99の範囲にあると仮定し、10段階に分割することを考える。このとき、情報要素の個数が0〜9、10〜19、20〜29、30〜39、・・・、90〜99のように範囲を設定することができる。
【0034】
S20において、分布表示部9は、このようにして得られたマトリクスを表示する。図9は、表示画面の一例の説明図である。図9では5段階(0〜20、20〜40、40〜60、60〜80、80以上)の表示を行なっており、各セルの表示レベルを、図示の都合上、ハッチングを変えて示している。また、図9では、一例として、中心概念として「利用する」が指定され、2つの軸として目的と対象を選択した場合の分布の表示を示している。例えば、左上隅のセルは、対象が「計算機」であり、目的が「制御」であるから、「制御のために計算機を利用する」旨の記載のあるテキストを含む情報要素が80以上存在することを示している。
【0035】
図9ではセルの濃度や色などの表示方法を、情報要素の数に従って変化させる例を示したが、これに限らず、種々の表示方法を用いることができる。例えば、セル内にその情報要素の数だけドットを表示し、粗密を表現することができる。この表示のためには、例えば、特開平7−121565に示された技術が利用可能である。特に要素数の少ない場合には有効になる。さらに、要素を示すドットのそばにその要素が持つ情報の要点、すなわち、中心概念に対して関係を持つ2つの語とそれらの関係を表す語を付与すると、絞り込みを行なう際に有効である。また、図9では2つの視点を指定して2次元のマトリクスを表示する例を示したが、3つの視点を指定し、3次元状の表示を行なうことも可能である。
【0036】
このような表示を参照することにより、ユーザは第1の視点と第2の視点の関係を知ることができる。図9に示した具体例では、目的と対象、すなわち何のために何を利用しているかを知ることができる。なお、ここでは図9に示すようなマトリクスとして表示する例を示したが、このようなマトリクスを印刷出力してもよいし、他の装置に画像通信により転送してもよい。さらに、このようなマトリクスを形成せずに内容のみを他のソフトウェアの入力として用いることも可能である。
【0037】
図9に示した例において、目的が「経済」、対象が「経済」という分類が多く現れている。これは、例えば「貯蓄に国債を利用する」といった情報の、「貯蓄」も「国債」も「経済」のカテゴリの中に含まれているためである。それぞれの軸が広範囲になっているため、グループ化した場合に抽象度の高い語を選ばざるを得ないためである。このように抽象度の高いセルや、情報要素の数が多いセルでは、セルに含まれる情報要素をさらに細分化することによって、それぞれのセルに含まれる情報要素の内容をさらに的確に把握できる分類を行なわせることが可能である。図10が、その細分化された例である。図10の見方と意味は、図9と同様である。この場合、ユーザに細分化する1以上のセルを指定してもらい、指定されたセルを特定する各軸のカテゴリを下位概念に展開するとともに、指定されたセルに含まれる情報要素を展開した下位概念に従って分類すればよい。この処理は、指定されたセルに含まれる情報要素を対象とした関係語分類部6以降の処理を行なえばよい。これにより、分野を特化した中で、同じ観点での関係を知ることができるようになる。
【0038】
さらに、1以上のセルを指定し、指定されたセルに含まれる情報要素を別の観点で分類することも可能である。例えば、図9に示す表示画面において、対象が「計算機」、目的が「制御」である情報要素を、今度は主体や手段で分類させることが可能である。この場合も、指定されたセルに含まれる情報要素を対象として、関係語分類部6以降の処理を行なえばよい。このとき、関係指定部5からユーザが新たな視点を入力すればよい。また、細分類する際に、同じ視点を用いるか否かを選択可能に構成してもよい。
【0039】
このようなセルを指定して情報要素を限定し、更なる細分類を行なって行くことにより、ユーザは所望の情報に近づいて行くことができる。最終的に1個または数個あるいは数十個程度に絞られたところで、ユーザは1以上のセルを指定し、セルに含まれる情報要素の全部または一部について、その内容の表示または印刷出力などを行なわせることができる。
【0040】
なお、ユーザによる視点の入力や細分類などの操作を順に記憶しておくことにより、操作前の状態に戻ったり、あるいは途中の状態からやり直せるように構成することもできる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、情報群をその内容を基にして複数の視点で分類することができ、視点と座標軸を対応させて、2次元または3次元で情報の分布を表示させることができる。これにより、ある情報群に関する複数の視点での相関をみることができる。視点は、個々の情報中の文の単語の関係から得ることができる。
【0042】
また、複数の視点での分布の表示から一部の領域を選択することにより、情報の部分集合についての細分類を行なうことができる。これにより、情報の絞り込みを行ない、所望の情報を容易に得ることができる。細分類の際には、同じ視点のほか、別の視点で分類を追加して絞り込みを加えていくこともできる。
【0043】
このようにして、情報検索の知識やノウハウのないユーザであっても、所望の情報を容易に得ることができるように支援することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報提示装置の実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の情報提示装置の実施の一形態における動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】関係インデックスの一例の説明図である。
【図4】関係インデックスの別の例の説明図である。
【図5】カテゴリカウントテーブルの一例の説明図である。
【図6】単語のマージ処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】シソーラスの構造の一例の説明図である。
【図8】カウントマトリクスの概念図である。
【図9】表示画面の一例の説明図である。
【図10】図9の表示画面の細分化された一例の説明図である。
【符号の説明】
1…情報要素集合保持部、2…入力部、3…関係抽出部、4…関係インデックス保持部、5…関係指定部、6…関係語分類部、7…シソーラス保持部、8…分布計算部、9…分布表示部。

Claims (7)

  1. 情報の集合を保持する情報要素集合保持手段と、検索式及び中心概念が入力される入力手段と、前記入力手段で入力された検索式によって限定される前記情報要素集合中の部分集合について該部分集合に属する情報のテキスト情報部分を解析し前記入力手段で入力された中心概念と関係をもつ語とその関係を抽出する関係抽出手段と、分類を行なうための関係を指定する関係指定手段と、前記関係指定手段で指定された関係について前記関係抽出手段で抽出された関係を基に前記部分集合中の各情報を分類する関係語分類手段と、前記関係指定手段で指定された関係を軸として前記関係語分類手段による分類結果を可視化する分類結果出力手段を有することを特徴とする情報提示装置。
  2. 前記関係語分類手段は、シソーラスを用いて分類された各情報をさらに適切な数のグループにまとめることを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  3. 前記分類結果出力手段は、前記関係指定手段で指定された関係のうちの2つを軸としてマトリクスを構成し該マトリクスにそれぞれの情報をマップし該マトリクスの各セルにマップされた情報の個数に応じて該セルの表示形式を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  4. 前記分類結果出力手段は、分類結果の一部が指定されたとき指定された分類に含まれる情報を細分類して可視化することを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  5. 前記分類結果出力手段は、分類結果の一部が指定されたとき指定された分類に含まれる情報を前記関係指定手段で指定された別の関係により細分類して可視化することを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  6. 前記分類結果出力手段は、可視化した分類結果に従ってある情報が指定されたとき該情報のテキスト部分を可視化して出力することを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  7. 情報の集合を情報要素集合保持手段に保持しておき、入力手段で入力された検索式によって限定される前記情報要素集合中の部分集合について該部分集合に属する情報のテキスト情報部分を解析して前記入力手段で入力された中心概念と関係をもつ語とその関係を関係抽出手段で抽出し、関係指定手段で指定された分類を行なうための関係について前記関係抽出手段で抽出された関係を基に前記部分集合中の各情報を関係語分類手段で分類し、前記関係指定手段で指定された関係を軸として前記関係語分類手段による分類結果を分類結果出力手段で可視化することを特徴とする情報提示方法。
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