JP3574788B2 - 移動通信システムにおけるサービスクオリティの制御 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、パケットデータ送信性能を有する移動通信システムにおけるサービスクオリティ(QoS)の制御に係る。
【0002】
【背景技術】
移動通信システムとは、一般に、ユーザがシステムのサービスエリア内を移動するときにワイヤレス通信を行えるようにするテレコミュニケーションシステムを指す。典型的な移動通信システムは、公衆地上移動ネットワーク(PLMN)である。移動通信ネットワークとは、通常、ユーザに、外部ネットワーク、ホスト、又は特定のサービスプロバイダーにより提供されるサービスへのワイヤレスアクセスを与えるアクセスネットワークである。
【0003】
汎用パケット無線サービスGPRSは、GSMシステム(移動通信用のグローバルシステム)の新たなサービスであり、そしてETSI(ヨーロピアンテレコミュニケーションズスタンダードインスティテュート)におけるGSMフェーズ2+の規格化作業の1つの目的である。GPRSのオペレーション環境は、GPRSバックボーンネットワークにより相互接続された1つ以上のサブネットワークサービスエリアを含む。サブネットワークは、サービスGPRSサポートノードSGSNと称する多数のパケットデータサービスノードを備え、その各々は、GSM移動通信ネットワーク(通常は、ベースステーションシステムBSS)に接続され、多数のベースステーション即ちセルを経て移動データターミナルに対してパケットサービスを提供することができる。中間の移動通信ネットワークは、サポートノードと移動データターミナルとの間にパケット交換データ送信を与える。次いで、異なるサブネットワークが、GPRSゲートウェイサポートノードGGSNを経て、外部データネットワーク、例えば、公衆交換データネットワークPSPDNに接続される。GSNという語は、SGSN及びGGSNの両方を共通に指す。従って、GPRSサービスは、GSMネットワークがアクセスネットワークとして機能するときに移動データターミナルと外部データネットワークとの間にパケットデータ送信を与えることができる。
【0004】
GPRSサービスにアクセスするために、移動ステーション(MS)は、先ず、GPRSアタッチを行うことによりその存在をネットワークに知らせねばならない。このオペレーションは、MSとSGSNとの間に論理的リンクを確立し、そしてMSがGPRSを経てショートメッセージサービス(SMS)を利用し、SGSNを経てページングを行い、そして到来するGPRSデータを通知できるようにする。より詳細には、MSがGPRSネットワークにアタッチするとき、即ちGPRSアタッチ手順において、SGSNは、移動管理コンテクスト(MMコンテクスト)を形成する。又、ユーザの認証は、GPRSアタッチ手順においてSGSNにより実行される。GPRSデータを送信及び受信するために、MSは、PDP(パケットデータプロトコル)アクチベーション手順を要求することにより、それが使用したいパケットデータアドレスをアクチベートしなければならない。このオペレーションは、対応するGGSNにMSを知らしめ、そして外部データネットワークとのインターワーキングを開始できるようにする。より詳細には、PDPコンテクストが、MS並びにGGSN及びSGSNにおいて形成される。PDPコンテクストは、異なるデータ送信パラメータ、例えば、PDP形式(例えば、X.25又はIP)、PDPアドレス(例えば、X.121アドレス)、サービスクオリティQoS、及びNSAPI(ネットワークサービスアクセスポイント識別子)を定める。MSは、PDPコンテクストを特定のメッセージ即ち「PDPコンテクストアクチベート要求」でアクチベートし、これは、「一時的論理リンク認識(TLLI)」、PDP形式、PDPアドレス、必要なQoS及びNSAPIに関する情報を与え、そして任意であるが、アクセスポイント名APNを与える。
【0005】
図1は、GSMシステムで実施されるGPRSパケット無線ネットワークを示す。GPRSの詳細な説明については、ETSI GSM03.06、バージョン6.1.0及びそのクロスレファレンスを参照されたい。
GSMシステムの基本的な構造は、2つのサブシステム、即ちベースステーションシステムBSS及びネットワークサブシステムNSSを含む。BSSと移動ステーションMSは、無線リンクを経て互いに通信する。ベースステーションサブシステムBSSにおいては、各セルがベースステーションBTSによりサービスされる。多数のベースステーションがベースステーションコントローラBSCに接続され、このBSCは、BTSに使用される高周波及びチャンネルを制御する。ベースステーションコントローラBSCは、移動サービス交換センターMSCに接続される。GSMシステムの更に詳細な説明については、ETSI/GSM推奨勧告、及び「移動通信用のGSMシステム(The GSM System for Mobile Communications)」、M.モーリ及びM.ポーテット、パライゼウ、フランス、1992年、ISBN:2−957190−07−7を参照されたい。
【0006】
図1において、GSMネットワークに接続されたGPRSシステムは、1つのGPRSネットワークを備え、このネットワークは、次いで、1つのサービスGPRSサポートノード(SGSN)と、多数のGPRSゲートウェイサポートノード(GGSN)とを備えている。異なるサポートノードSGSN及びGGSNは、イントラ・オペレータバックボーンネットワークにより相互接続される。GPRSネットワークでは、いかなる数のサービスサポートノード及びゲートウェイサポートノードがあってもよい。
【0007】
サービスGPRSサポートノードSGSNは、移動ステーションMSにサービスするノードである。各SGSNは、セルラーパケット無線ネットワーク内の1つ以上のセルのエリア内でパケットデータサービスを制御し、それ故、各SGSNは、GSMシステムのあるローカル要素に(Gbインターフェイスを経て)接続される。この接続は、通常、ベースステーションシステムBSSへと確立され、即ちベースステーションコントローラBSC又はベースステーションBTSへと確立される。あるセルに位置する移動ステーションMSは、移動通信ネットワークを経、無線インターフェイスを経てBTSと通信し、そして更に、そのサービスエリアにセルが属するところのSGSNと通信する。原理的に、SGSNとMSとの間の移動通信ネットワークは、これら2つの間にパケットを中継するだけである。これを達成するために、移動通信ネットワークは、MSとSGSNとの間でデータパケットのパケット交換送信を行う。移動通信ネットワークは、MSとSGSNとの間の物理的接続を与えるだけであり、従って、その厳密な機能及び構造は、本発明については重要でないことに注意されたい。又、SGSNには、移動通信ネットワークのビジター位置レジスタVLR及び/又は移動サービス交換センターへのシグナリングインターフェイスGs、例えば、シグナリング接続SS7が与えられる。SGSNは、MSC/VLRへ位置情報を送信し及び/又はMSC/VLRからGPRS加入者をサーチするための要求を受信する。
【0008】
GPRSゲートウェイサポートノードGGSNは、オペレータのGPRSネットワークを、外部システム、例えば、他のオペレータのGPRSシステム、データネットワーク11、例えば、IPネットワーク(インターネット)又はX.25ネットワーク、及びサービスセンターに接続する。ボーダーゲートウェイBGは、インター・オペレータGPRSバックボーンネットワーク12へのアクセスを与える。又、GGSNは、プライベート・コーポレート・ネットワーク或いはホストに直接接続されてもよい。GGSNは、GPRS加入者のPDPアドレス及びルート情報、即ちSGSNアドレスを含む。ルート情報は、データネットワーク11からMSの現在交換ポイント、即ちサービスSGSNへプロトコルデータユニットPDUをトンネル転送するのに使用される。SGSN及びGGSNの機能は、同じ物理的ノードに接続することができる。
【0009】
GSMネットワークのホーム位置レジスタHLRは、GPRS加入者データ及びルート情報を含み、そして加入者のIMSIをPDP形式及びPDPアドレスの1つ以上の対へとマップする。又、HLRは、各PDP形式及びPDPアドレス対を1つ以上のGGSNへとマップする。SGSNは、HLRへのGrインターフェイス(直接シグナリング接続、又は内部バックボーンネットワーク13を経ての)を有する。ローミングするMSのHLR及びそのサービスSGSNは、異なる移動通信ネットワークにあってもよい。
【0010】
オペレータのSGSN及びGGSN装置を相互接続するイントラ・オペレータバックボーンネットワーク13は、例えば、IPネットワークのようなローカルネットワークにより実施することができる。又、オペレータのGPRSネットワークは、例えば、1つのコンピュータに全ての特徴を与えることにより、イントラ・オペレータバックボーンネットワークを伴わずに実施できることにも注意されたい。
インター・オペレータバックボーンネットワークは、異なるオペレータのGPRSネットワーク間で通信を行えるようにする。
GPRSデータを送信及び受信するために、MSは、PDPアクチベーション手順を要求することにより、それが使用を望むパケットデータアドレスをアクチベートしなければならない。このオペレーションは、対応するSGSNにMSを知らしめ、そして外部データネットワークとのインターワーキングを開始することができる。より詳細には、MS並びにGGSN及びSGSNにおいてPDPコンテクストが形成される。
【0011】
その結果、MSの3つの異なるMM状態、即ちアイドル状態、スタンバイ状態及びレディ状態が、GPRS加入者の移動管理(MM)について典型的なものとなる。各状態は、MS及びSGSNに割り当てられた特定の機能及び情報レベルを表す。MMコンテクストと称するこれら状態に関連した情報セットは、SGSN及びMSに記憶される。SGSNのコンテクストは、加入者のIMSI、TLLI、位置及びルート情報等の加入者データを含む。
アイドル状態においては、MSは、GPRSネットワークからこれに到達することができず、MSの現在状態又は位置に関する動的な情報即ちMMコンテクストは、ネットワークに維持されない。スタンバイ及びレディ状態では、MSがGPRSネットワークにアタッチされる。GPRSネットワークでは、動的なMMコンテクストがMSに対して形成され、そしてMSとSGSNとの間にプロトコル層において論理的リンクLLC(論理的リンク制御)が確立される。レディ状態は、MSがユーザデータを送信及び受信できる実際のデータ送信状態である。
【0012】
スタンバイ及びレディ状態では、MSは、MMコンテクストに関連してサービスSGSNに記憶された1つ以上のPDPコンテクスト(パケットデータプロトコル)を有することもできる。PDPコンテクストは、PDP形式(例えば、X.25又はIP)、PDPアドレス(例えば、X.121アドレス)、QoS及びNSAPIのような異なるデータ送信パラメータを定める。MSは、PDUコンテクストを特定メッセージ「PDPコンテクストアクチベート要求」でアクチベートし、これは、TLLI、PDP形式、PDPアドレス、必要なQoS及びNSAPIに関する情報を与え、そして任意であるが、アクセスポイント名APNを与える。MSが新たなSGSNのエリアへローミングするときには、新たなSGSNが古いSGSNからMM及びPDPコンテクストを要求する。
【0013】
図2に示すように、GPRSシステムは、ユーザ情報をシグナリングしそして送信するための平面と称する積層プロトコル構造を備えている。シグナリング平面は、送信平面の機能を制御しそしてサポートするためのプロトコルで構成される。送信平面は、関連情報転送制御手順(例えば、流れ制御、エラー検出、エラー修正及びエラー回復)と共に、ユーザ情報転送を与える積層プロトコル構造で構成される。Gbインターフェイスは、その下の無線インターフェイスとは独立してNSSプラットホームの送信平面を保持する。
【0014】
「GPRSトンネルプロトコル(GTP)」は、GPRSバックボーンネットワークにおいてGPRSサポートノード間にユーザデータ及びシグナリングをトンネル転送する。全てのPDP−PDUは、GTPによりカプセル化されねばならない。GTPは、もし必要であれば、GSN間の流れ制御を行うメカニズムを形成する。GTPは、GSM09.60に規定されている。「送信制御プロトコル(TCP)」は、信頼性のあるデータリンクを必要とするプロトコル(例えば、X.25)に対してGPRSバックボーンネットワークにおいてGTP−PDUを搬送し、そしてUDPは、信頼性のあるデータリンクを必要としないプロトコル(例えば、IP)に対してGTP−PDUを搬送する。TCPは、失われ及び崩壊したGTP−PDUに対する流れ制御及び保護を与える。ユーザデータグラムプロトコル(UDP)は、崩壊したGTP−PDUに対する保護を与える。TCPは、RFC793に規定されている。UDPは、RFC768に規定されている。「インターネットプロトコル(IP)」は、ユーザデータ及び制御シグナリングをルート指定するのに使用されるGPRSバックボーンネットワークプロトコルである。GPRSバックボーンネットワークは、最初に、IPバージョン4(IPv4)プロトコルをベースとしてもよい。最終的に、IPバージョン6(IPv6)が使用される。IPバージョン4は、RFC7912規定されている。
【0015】
「サブネットワーク従属収斂プロトコル(SNDCP)」は、ネットワークレベルの特性をその下のネットワークの特性へとマップする送信機能である。SNDCPは、GSM04.65に規定されている。「論理的リンク制御(LLC)」は、非常に信頼性の高い暗号化された論理的リンクを与える。LLCは、NSSに対して最小の変更で別のGPRS無線解決策を導入できるようにするために、その下の無線インターフェイスプロトコルとは独立していなければならない。LLCは、GSM04.64に規定されている。中継機能は、BSSにおいて、Um及びGbインターフェイス間にLLC−PDUを中継する。SGSNでは、中継機能は、Gb及びGnインターフェイス間にPDP−PDUを中継する。「ベースステーションシステムGPRSプロトコル(BSSGP)」は、BSSとSGSNとの間にルート及びQoS関連情報を搬送する。BSSGPは、GSM08.18に規定されている。「フレーム中継」層は、BSSGP PDUを搬送する。RLC/MAC層は、次の2つの機能を含む。即ち、「無線リンク制御」機能は、無線解決策に従属した信頼性の高いリンクを与える。「媒体アクセス制御」機能は、無線チャンネルに対するアクセスシグナリング(要求及び許可)手順と、GSM物理的チャンネルへのLLCフレームのマッピングとを制御する。RLC/MACは、GSM03.64に規定されている。
【0016】
又、図1は、データパケットDPの構造も示している。これは、実際のユーザ情報を搬送するペイロードPLと、識別、ルート指定及びプライオリティ情報等に対する多数のヘッダHとを含む。各プロトコル層は、それ自身のヘッダをデータパケットに追加する。項目PrTは、以下で説明する。
GPRSでは種々の認識が使用される。独特の「国際移動加入者認識(IMSI)」が、GSMにおける各移動加入者に割り当てられねばならない。GPRSのみの移動加入者についてもそうである。IMSIで識別されたGPRS加入者は、1つ以上の一時的及び/又は永久的に関連付けされたネットワーク層アドレス、即ち使用される各ネットワーク層サービスの標準アドレス構成に合致するPDPアドレスを有していなければならない。PDPアドレスは、IPアドレス又はX.121アドレスである。PDPアドレスは、SM(セッション管理)手順を介してアクチベート及びデアクチベートされる。
【0017】
NSAPI及びTLLIは、ネットワーク層のルート指定に使用される。NSAPI/TLLI対は、所与のルートエリア内で明確なものである。MSにおいては、NSAPIがPDPサービスアクセスポイント(PDP−SAP)を識別する。SGSN及びGGSNでは、NSAPIは、PDPアドレスに関連したPDPコンテクストを識別する。MSとSGSNとの間で、TLLIは、論理的リンクを明確に識別する。NSAPIは、トンネル識別子(TID)の一部分である。TIDは、PDPコンテクストを識別するためにGSN間のGPRSトンネルプロトコルにより使用される。TIDは、IMSI及びNSAPIより成る。IMSIとNSAPIとの組合せは、単一のPDPコンテクストを独特に識別する。TIDは、PDPコンテクストアクチベーションの際にGGSNへ送給され、そしてGGSNとSGSNとの間でのユーザデータのその後のトンネル転送に使用されて、SGSN及びGGSNにおいてMSのPDPコンテクストを識別する。又、TIDは、SGSN間ルート更新の後に、古いSGSNから新たなSGSNへN−PDU(ネットワークレベルパケットデータユニット)を送給するのに使用される。
【0018】
各SGSN及びGGSNは、GPRSバックボーンネットワークを経て相互通信するために形式IPv4又はIPv6のIPアドレスを有する。GGSNについては、このIPアドレスは、論理的GSN名にも対応する。
GPRSは、外部ネットワークとMSとの間にPDP−PDUを透過的に搬送する。SGSNとGGSNとの間で、PDP−PDUは、IPプロトコルと共にルート指定されそして転送される。GPRSトンネルプロトコルGTPは、トンネルを通してデータを転送する。トンネルは、トンネル識別子(TID)及びGSNアドレスによって識別される。GPRSルート指定の目的で全てのPDP−PDUがカプセル化及びカプセル化解除される。カプセル化機能は、MS、SGSN及びGGSNに存在する。カプセル化は、PDP−PDUをMS、SGSN又はGGSNへ供給して、その正しいPDPコンテクストに関連させることができる。2つの異なるカプセル化構成が使用され、その一方は、2つのGSN間のGPRSバックボーンに対するものであり、そして他方は、SGSNとMSとの間のGPRS接続に対するものである。
【0019】
SGSNとGGSNとの間で、GPRSバックボーンネットワークは、PDP−PDUをGPRSトンネルプロトコルヘッダでカプセル化し、そしてこのGTP−PDUをTCP−PDU又はUDP−PDUに挿入し、これは、再び、IP−PDUに挿入される。IP及びGTP−PDUヘッダは、GSN PDPコンテクストを独特にアドレスするのに必要なGSNアドレス及びトンネル終了点識別子を含む。
SGSNとMSとの間で、PDPコンテクストは、TLLI/NSAPI対で独特にアドレスされる。TLLIは、MSがアタッチ機能を開始するときに指定される。NSAPIは、MSがPDPコンテクストアクチベーション機能を開始するときに指定される。
【0020】
サービスクオリティ(QoS)は、GPRSネットワークを経て送信する間にパケットデータユニット(PDU)がいかに取り扱われるかを定義する。例えば、PDPアドレスに対して定義されるQoSは、特に混雑状態の場合にSGSN及びGGSNにおけるPDUの送信順序、バッファ動作(PDU待ち行列)及び破棄を制御する。それ故、異なるQoSレベルは、エンドユーザに対して、例えば、異なる端−端遅延、ビットレート及び損失PDUの数を生じさせる。
各PDPアドレスには、QoSプロファイルが関連される。例えば、あるPDPアドレスは、長い応答時間を許容し得るEメールに関連される。他のアプリケーションは、遅延を許容できず、非常に高いレベルのスループットを必要とし、対話型アプリケーションは、その一例である。これらの異なる必要性は、QoSに反映される。QoS要求がPLMNの能力を越える場合は、PLMNがQoSを、必要なQoSにできるだけ近いものとしてネゴシエーションする。MSは、そのネゴシエーションされたQoSを受け入れるか、又はPDPコンテクストをデアクチベートするかのいずれかである。
【0021】
現在、GPRSのQoSプロファイルは、5つのパラメータ、即ちサービス優先順位、遅延クラス、信頼性、平均ビットレート、及びピークビットレートを含む。サービス優先順位は、あるPDPコンテクストに属するパケットに対するある種のプライオリティを定義する(即ち、これらのパケットは、混雑の場合にはドロップされる)。遅延クラスは、そのコンテクストに属する各データパケットを転送するための平均及び最大遅延を定義する。次いで、信頼性は、LLC(論理的リンク制御)及びRLC(無線リンク制御)層に確認されたサービスが使用されるか又は未確認のサービスが使用されるかを指定する。更に、未確認サービスの場合に保護モードを使用すべきかどうか、そしてPDPコンテクストに属するデータパケットを転送するためにGPRSバックボーンがTCPを使用すべきかUDPを転送すべきかを指定する。更に、これらの変化するQoSパラメータは、LLC層に使用できる4つのSAPI(サービスアクセスポイント識別子)へとマップされる。
【0022】
GPRSネットワークは、インターネットアプリケーションの種々のQoS要求を満足することができない。IP(インターネットプロトコル)トラフィックは、移動ホストと、外部ネットワーク、例えばインターネットに配置された固定ホストとの間に生じる。異なるインターネットアプリケーションは、その下のネットワークから異なる種類のサービス、即ちQoSを必要とする。従って、移動ホストがGPRSを使用してインターネットにアクセスするときには、GPRSネットワークは、インターネットアプリケーションの種々のQoS要求を満足できねばならない。実際には、少なくとも2つのIPトラフィック形式、即ちリアルタイムトラフィック及び非リアルタイムトラフィックを考慮しなければならない。リアルタイムトラフィックの一例は、音声送信である。Eメール及びファイル転送は、非リアルタイムアプリケーションの例である。
【0023】
現在、QoSパラメータは、あるPDPコンテクストにしか関連付けることができない(即ち、PDP形式がIPである場合には、あるIPアドレス)。それ故、同じIPアドレスを使用する異なるアプリケーションに対して異なるQoS値を設定することができない。これは、現在のQoS構成の甚だしい欠点である。又、現在のGPRS仕様は、非常に静的なQoS特性のみを定義する。即ち、移動ステーションは、PDPコンテクストを開始するときにQoSネゴシエーションしか開始できない。主な問題を要約すると、次のようになる。GPRSのQoSは、静的であり過ぎ、即ちQoSは、それが最初にネゴシエーションされた後にMS又はGGSNによって変更することができず、そして更に、同じIPアドレスを使用する全てのアプリケーションは、同じQoSプロファイル、即ちQoS値を使用しなければならない。これは、音声送信、リアルタイム映像、圧縮映像、Eメール転送、ファイル転送、及びプライオリティの高い制御情報交換のような種々のインターネットアプリケーション及びトラフィック流の要件をサポートするのに充分でないことが明らかである。
【0024】
インターネットは、現在、2つの異なるQoS構成、即ち「一体化されたサービス」及び「区別化されたサービス」を含む。一体化されたサービスは、3つのトラフィック形式、即ち「保証型サービス」、「制御型負荷サービス」及び「最良努力サービス」で構成される。保証型サービスは、システムに大量のオーバーヘッドを導入せずに提供することが非常に困難である。このオーバーヘッドの理由は、異なるアプリケーション接続に対して端−端トラフィック流を確立しなければならないことである。それ故、これは、多量のデータベース管理、制御情報交換、及びシステムのトラフィック規制を必要とする。制御型負荷は、混雑した状態のもとでも負荷のかからないネットワーク特性を与える。制御型負荷は、プライオリティによって実施することができる。それ故、制御型負荷サービスの実施は、送信遅延等に対して厳密な保証を必要とする保証型サービスよりおそらく容易である。最良努力サービスは、QoSに対する保証を必要とせず、従って、いかなるネットワークにおいても非常に容易に実施できる。
【0025】
インターネットにおける区別化されたサービスは、データ流が必要とされず、むしろ各データパケットがQoS情報自体を搬送するという考え方をベースとする。これは、あるQoSをアプリケーションに与える非常に融通性のあるそして容易な方法である。その欠点は、あるアプリケーション流に固定容量が割り当てられないために、容量を完全に保証できないことである。しかしながら、この構成は、一体化されたサービス構成よりも、容量及びシステムの観点から非常に効率的である。
いかなる移動通信ネットワークにおいても上記と同様の問題が発生する。
【0026】
【発明の開示】
本発明の目的は、パケットデータ送信能力を有する移動通信システムにおいて公知のQoS構成よりも柔軟性のある新規で且つ改良されたサービスクオリティ(QoS)構成を提供することである。
本発明の別の目的は、パケットデータ送信能力を有する移動通信システムに対しインターネットアプリケーション及びそれらのQoS要求をサポートする新規なQoS構成を提供することである。
本発明のこれら目的は、独立請求項に記載したことを特徴とする方法及び装置によって達成される。本発明の好ましい実施形態は、従属請求項に記載する。
【0027】
本発明によれば、PDPコンテクストアクチベーションに関連して(即ちその間又はその後に)、移動ステーションMSは、PDPコンテクスト内の2つ以上のQoSプロファイルをアクチベートすることができる。換言すれば、MSに対するアクティブなPDPコンテクストは、多数のQoSプロファイルを含む。送信されるパケットには、そのパケットがどのプロファイルに関連しているかを指示するプロファイルタグ又はプロファイル指示子が設けられる。このプロファイルタグは、好ましくは、2、3又は4ビット長さであり、即ちコンテクスト当たり4、8又は16の異なるプロファイルがある。
【0028】
MSが、既存のプロファイルで提供できない異なるサービスを必要とする新たなアプリケーション(即ちこのセッション中に使用されなかったもの)を実行し始めるときには、それに対応するプロファイルをSGSNに定義しなければならない。例えば、MSは、FTPがプロファイル2を必要とし、H323がプロファイル3を必要とし等々を指示することができる。或いは又、この情報は、手動で構成することもできるし、ある外部シグナリング方法、例えば、QoSプロファイル確立手順又はRSVP(リソース指定プロトコル)シグナリングによって構成することもできる。
【0029】
本発明の簡単な実施形態によれば、PDPコンテクストに対する公知の単一プロファイルが、各アプリケーション、アプリケーション形式又はデータ流に対して1つづつの、或いは多数の流れに対して集合した多数のプロファイルに置き換えられる。これら多数のプロファイルは、流れ関連プロファイルと称されるか、又は単に流れプロファイルと称される。好ましい実施形態によれば、公知の単一プロファイルと、簡単な実施形態で形成される個別の流れプロファイル(即ち、各アプリケーション、形式又は流れに対して1つのプロファイル)の概念との間のハイブリッド構成が提供される。このハイブリッド構成は、1つのMS関連プロファイルと、多数のアプリケーション関連流れプロファイルとで構成される。このハイブリッドプロファイル概念は、あるQoSパラメータが、MSの最大能力(MTとTEとの間のR基準点に関する最大ビットレートのような)を特徴付けるか、又はユーザの最大権利(最大許容レート又はユーザの重要度、即ち第1クラス、ビジネス等)を特徴付けるという考え方に基づく。このような最大能力又は権利は、共通のMS関連プロファイルにおいて定義されるのが好ましい。流れプロファイルの1つがあるパラメータを欠いている場合には、MS関連プロファイル対応パラメータ(即ち全てのプロファイルに共通の値)が使用される。或いは又、幾つかの又は全てのPDPコンテクストに対してデフォールトQoSプロファイルがあり、及び/又はQoSプロファイルに対してデフォールト値があってもよい。
【0030】
流れプロファイルに対する典型的なパラメータは、信頼性、ピークビットレート、平均ビットレート、優先順位及び遅延クラスである(後者は、特定の流れのリアルタイム特性を指示し、ひいては、各流れごとに異なる)。
プロファイルを直接指示するのではなく、パケットは、外部QoSへのマッピングを指示してもよい(リソース指定プロトコルRSVP又はIP区別化サービス)。例えば、移動ステーションは、RSVP要求を受信するときに、RSVPに対してQoSプロファイル(プロファイル4のような)を追加することができ、これにより、全てのRSVPパケットは、プロファイル4を指示するGTPパケットにカプセル化され、そして適当なSAPIのLLC層において搬送される。「適当な」とは、各SAPI値に関連されるか又はそれと共に予め構成されたあるQoSが存在することを意味する。換言すれば、QoSプロファイルは、正しいSAPI(4レベルQoS値)へマップされねばならない。これは、MSごとのベースで(プロファイルベースではなく)、ピークスループットを定義できることを意味する。又、ピークスループットは、当該MSと各流れの両方(又はそれらのあるもの)に対して定義することもできる。従って、流れ当たりのトラフィックもMSの全トラフィックも、対応するネゴシエーションされたピークスループットを越えることはない。新たなQoSプロファイルは、RSVPシグナリング、パラメータネゴシエーション、タグ割り当て手順によって確立又はトリガーすることもできるし、或いはアプリケーションごとのベースであらかじめ定義することもできる。
【0031】
インターネットアプリケーションは、典型的に、非対称的であり、即ちアップリンク及びダウンリンクの流れが異なるQoS要求を有する。例えば、ビデオ・オン・デマンドアプリケーション、ビデオゲーム等では、アップリンクトラフィックは、典型的に、信頼性の高い送信を必要とするが厳密な遅延要求はもたないシグナリングリンクである。それに対応するダウンリンクトラフィックは、丁度逆の要求をもつダウンロードされたビデオ情報であり、即ち遅延に対して上限を有するが、欠落したフレームは、甚だしい影響を及ぼさずに無視することができる。2つのパラメータセットをネゴシエーションしなければならない(アップリンク及びダウンリンクに対して別々のQoSとして、或いはQoSプロファイルがアップリンク及びダウンリンクに対して2つの別々の値を含む)。
【0032】
本発明は、実質上いかなる数のQoSプロファイルも同時に使用することができ、例えば、多数のインターネットユーザアプリケーション各々の専用QoSプロファイルが、同じIPアドレスをもつ移動ステーションで実行される。(2個の異なるプロファイル間でnビットのプロファイルタグを区別することができる。)それ故、本発明は、1つのIPアドレスのみを使用して種々のインターネットアプリケーション及びそれらのQoS要求をサポートし、これは、GPRSの現在のQoS構成を用いて行うことはできない。更に、QoSプロファイルを再ネゴシエーションしなければならない場合にも、同じプロファイルタグを依然として使用することができる。これは、静的な公知のQoS構成に関する問題を克服する。更に、本発明は、全体として移動通信システムにほとんどオーバーヘッドを導入しない。
【0033】
本発明を実施する場合、幾つかの新たな問題を伴う。それらの1つは、ネットワークの縁が正しい流れ又はプロファイルからパケットをいかにマップできるかである。1つの考えられる解決策によれば、TE/MT/MS及びGGSN(又は他のノード)のプロセスが流れ/プロファイル関連付けを管理し、そしてどの流れがどのアプリケーション(又は高レベルQoS構成/集合流、例えばRSVP)に関連するかを追跡する。このプロセスは、規制(policing)及びスケジューリングを実行しそして適切な手段(LLC確認又は未確認)を用いてパケットを送給するためにMSが使用する流れ/プロファイルタグを各パケットに与えることにより、これらの関連付けをTE/MT/MSに指示することができる。この点において、「適切な手段」とは、例えば、特定のSAPI/QoS値を用いる適切なLLCリンクを意味する(ネゴシエーションされたQoSプロファイル値に基づいてその下の層へとマッピングし、そしてプロファイル流に対して指定の容量を使用する)。或いは又、TEは、他の何らかの手段を使用することができ、そしてMSは、その情報に基づいてプロファイルタグを追加することができる。次いで、TE/MT/MSは、それが送信する各パケットにおいてプロファイルタグを送給する。
【0034】
ネットワークの縁(MS及びGGSNのような)では、プロセスが各到来パケットを分析し、そして所与のパケットがどの流れ/プロファイルに関連しているか推測し、それに対応するプロファイルタグをパケットに挿入する。この分析及び推測は、IPプライオリティフィールド(IPv4におけるToS又はDS、IPv6におけるトラフィッククラス又はDS)、ソース及び行先アドレス、TCP/UDPポート番号、又はRSVP流をベースとして行うことができる(流れは、そのIPアドレス及びポート番号で識別される)。両方の縁は、プロファイルタグをそれに対応するアプリケーション(又はより高いレベルのQoS構成)にリンクするテーブルを維持しなければならない。新たなプロファイル関連付けを確立する縁は、その関連付けを他の縁に信号しなければならない。この種のシグナリングのメカニズムは、GPRS特有のメカニズムでもよいし、又は他の適当なメカニズム、例えば、GPRSを横切って搬送されてGPRS特有のシグナリング手段(即ち新たなQoSプロファイル確立手順)へとマッピングされるRSVPでもよい。
【0035】
MTにおけるTEは、ATコマンドを使用して、例えば、プロファイルタグとTCP/UDPポート番号との間の適切なマッピングのようなマッピング情報をMS及びネットワークに信号することができる。この動作及びプロファイル確立動作の後、各パケットは、GGSN及びMSの両方のポート番号に対応する正しいQoSプロファイル及び流れへとマッピングすることができる。又、例えば、あるアプリケーション/ポート番号に関連したデータパケットを搬送するようにあるQoSプロファイルを予め確立することができる。
GTPは、RFC−1883に定義された流れラベルを、非デフォールドQoS又はリアルタイムサービスのようにIPv6ルータによる特殊な取り扱いを要求するところのパケットをソースがラベル表示できるようにするメカニズムとして使用する。GTPを使用するネットワークでは、流れラベルを使用して、パケットがどの流れ及びQoSプロファイルに関連しているかを指示するためのプロファイルタグを搬送することができる。
【0036】
又、各PDPコンテクストごとに多数の流れが使用され、そしてパケットは、流れ識別子だけでなく、他の関連するQoSパラメータも搬送することが考えられる。例えば、GPRSでは、パケットごとに優先順位を指示することができ、従って、これは、QoSプロファイルの部分でないか、又は流れのその値をオーバーライドする。しかしながら、流れのQoSプロファイルは、優先順位に対するデフォールト値を依然として含む。このようなパラメータは、外部QoSパラメータ(この場合は、IPプライオリティ)をマップさせるために、又はネゴシエーションされた以上のトラフィックが転送されそして付加的なパケットがマーキングされるので、ネットワークの縁によりセットすることができる。このようなマーキングは、廃棄ビットの使用と同様である。或いは又、SNDCP及びGTPヘッダに適当なタグを挿入することもできる。
【0037】
本発明は、動的な再ネゴシエーションを容易にする。各流れに関連したQoSパラメータは、他の流れに影響することなく、いつでも再ネゴシエーションすることができる。このような再ネゴシエーションは、ネットワークの縁又は中間ノードのいずれかにより開始することができる。更に、必要性が生じた場合には、縁も外部パラメータへのマッピング又はポート番号を再ネゴシエーションすることができる。
QoSプロファイルのネゴシエーション及び再ネゴシエーションは、プロファイルに含まれる全てのパラメータ、パラメータのサブセット、又はQoSクラス(例えば、ビットベクトル又は整数値)を伴うことができる。考えられるQoSクラス値は、独立したパラメータに対する値を指示及び定義することもできる。換言すれば、クラスと独立したパラメータとの間には良好に定義された関係が存在する。クラスは、LLC及びSNDCPパラメータと同様にネゴシエーションを1つの段階で実行できるように、あるランキング順序A、B、等で定義することができる。これは、ネットワーク要素がクラスAをサポートする場合に、それより低い全てのクラス、即ちB、C等もサポートしなければならない。ネゴシエーションにおけるQoSプロファイルは、4ないし8ビット(16ないし256の異なるクラス)のみのQoSクラスフィールドに置き換えねばならない。これは、ピーク及び平均ビットレートが常にMS特有である(流れ特有でない)ことを必要とすることにより簡単化することができる。このような要求が厳し過ぎると考えられる場合には、付加的なフィールド又は2つのフィールドをビットマップとして使用して、(再)ネゴシエーションにおける所与のクラス番号が、MS特有の値と組合されたピーク/平均ビットレートを有することを指示することができる。更に別のやり方は、ピーク/平均ビットレートをクラスから分離し、そしてそれらを、クラスとは別にネゴシエーションされたMS特有のパラメータとして定義することである。
【0038】
ネットワークの両縁において、新たな外部QoS指定要求(例えば、RSVP PATHメッセージ)が到着したときに、プロセスは、新たな流れを確立すべきか又は同時流の数を制限するために既存の流れを再使用(もし必要であれば、変更)すべきかを決定する。パケットが流れ識別子を含まない場合には、1つの流れが、パケットが関連付けされるデフォールト流でなければならない。
パケットの規制(policing)は、LLC又はSNDCP層において実行することができる。この規制は、課金がN−PDUをカウントするので、N−PDUに対して実行されねばならない。パケットのスケジューリングは、セル特有のパイプを見て多数のMSに関連したトラフィックを検索するので、BSSGP層において実行することができる。スケジューリングアルゴリズムは、当該QoSプロファイルで定義された遅延及び優先順位(ユーザプライオリティ)を考慮しなければならない。受け入れ制御は、全負荷を考慮し、そして個々のMSにどんなビットレートを割り当てできるか計算/判断しなければならない。これは、次のように要約できる。SNDPC層のプロセスは流れを規制し、そしてパケットを送給し、これらパケットは、LLC層を横切ってBSSGP層のスケジューラへポリサー(規制子)を通す。スケジューラはパケットをBSSへ送信するか、又は過負荷状態ではそれらを破棄する。流れ/プロファイル確立に関連して、受け入れ制御は、全負荷状態に基づいて、所与の流れに対してどのビットレートを保証できるか計算する。
【0039】
本発明の好ましい実施形態によれば、各データパケットに関連したプロファイルタグにより指示されたプロファイルは、少なくとも、プライオリティ情報及び遅延要求を含む。遅延クラス情報は、パケットの重要性を指示する2つ以上の値を有し、従って、データパケットを処理しなければならない順序を定義する。換言すれば、ネットワーク混雑の場合に使用されるべきドロップ優先順位を定義する。又、プライオリティ情報は、SIMA解決策(簡単な一体的媒体アクセス、以下の例1を参照)として知られたような「公称ビットレート」を定義することもできる。異なる遅延要求をもつ少なくとも2つのトラフィック形式、即ちリアルタイムトラフィック及び非リアルタイムトラフィック、を区別することができる。例えば、非リアルタイムトラフィック形式の場合には、次のサブ形式を区別することができる。即ち、制御トラフィック、対話トラフィック、付随型大量転送、非付随型データ転送、フィラートラフィック、非特徴付けトラフィック及び最良努力トラフィック。これらは、各形式ごとに異なる遅延クラス値を使用することにより指示できる。トラフィック形式は、ネットワークにおける再送信戦略及びデータ待ち行列に影響を及ぼす。例えば、リアルタイムトラフィックの場合に、失われたデータパケットの再送信は、通常、必要とされず、そしてリアルタイムデータパケットを、著しく遅れて受信器へ送信するよりも、ドロップした方が良いことがしばしばある。
【0040】
本発明の別の実施形態によれば、公知技術で現在行なわれているようにPDPコンテクストレベルの信頼性を使用するのではなく、又はそれに加えて、データパケットに関連したプロファイルに信頼性が直接的に関連付けされる。例えば、LLC層における通信ネットワークは、異なる接続を与えるように構成され、各接続が異なる信頼性及びQoSサポートに関連付けされる。これら接続は、移動通信ネットワークにおける1つ又は多数の岐路に設けられ、例えば、無線インターフェイス及び/又はネットワーク内の2つのノード間の送信リンクに設けられる。1つの接続は、例えば、再送信プロトコルにより高い信頼性をもつ接続指向の経路であり、そして別の接続は、信頼性の低い無接続経路(例えば、UDPを使用する)である。データパケットは、当該プロファイルに関連した信頼性及びQoS情報をベースとするこれらの接続(即ちQoSプロファイルに含まれるか又はパケットで指示された)上にマルチプレクスされる。信頼性の高い送信を要求するQoSプロファイルタグで識別された流れは、信頼性の高い接続指向の経路を経て送信されねばならない。信頼性の高い接続指向の経路を必要としない流れにおけるパケットは、無接続経路を経て送信されねばならない。接続指向及び無接続の両経路は、1つのPDPコンテクストのみのパケットを転送するために確立することができ、或いは多数のPDPコンテクストにより使用することができる。更に、異なる信頼性特性をもつ異なる経路の確立は、動的であっても静的であってもよい(即ち、要求に応じて、又はトンネル(PDPコンテクスト)が形成されるとき)。本発明のこの観点は、いかなるパケットデータ通信ネットワーク、例えば、TCP/IP、ATM又はX.25ネットワークのようなPDPコンテクストを使用しないものにも適用できる。
【0041】
上述したように、PDPコンテクストは、移動通信ネットワークを通る特定の特性を有するある種の送信トンネルを定義する。従来のネットワークと同様に、PDPコンテクストのパラメータは、PDP形式(例えば、X.25又はIP)、PDPアドレス(例えば、IPアドレス)及びNSAPIを含む。又、PDPコンテクストは、1つ以上のQoSパラメータを任意に含んでもよい。例えば、全PDPコンテクストに対する平均及びピークビットレートを使用することができる。又、PDPコンテクストのQoSは信頼性を含んでもよい。PDPレベルのQoSプロファイル及び付加的なQoSプロファイルの両方を使用すべき場合には、トラフィック規制は、PDPコンテクストに関連したQoS値、例えば、平均及びピークビットレートに一部基づく。それ故、ユーザが非常に高い速度で送信している場合には、ある流れのユーザデータパケットのプライオリティをシステムにより一時的に減少することができる。これは、必要に応じて、PDPレベルのQoS契約に合致しないパケットが破棄されるよう保証する。更に、PDPコンテクスト内の付加的なQoSプロファイルにおけるQoS情報を当該PDPコンテクスト内のみに関連させることができる。この場合には、ある流れのQoSプロファイルが、PDPコンテクストのグローバルなデフォールトQoSプロファイルのみに関連して考慮される。
【0042】
本発明の更に別の特徴は、移動通信ネットワークに使用されるQoSパラメータを、上記移動パケットデータターミナルのユーザアプリケーションに使用されるもの、又は外部通信システムに使用されるものへとマップし、そしてそれとは逆にマッピングすることである。このマッピングは、移動通信システムに出入りする各パケットに対して実行される。
データパケットのプロファイルタグは、パケットヘッダ、下位層プロトコルヘッダ、又はデータ自体の一部分として配置することができる。又、QoSの制御は、あるPDPコンテクストに関連したQoSプロファイルのQoS情報、データパケットに含まれたプライオリティ及びトラフィック形式情報、又はその両方をベースとしてもよい。
【0043】
本発明の1つの実施形態は、ユーザの課金も含む。ユーザは、通常のPDPレベル属性に加えて、独立したQoSプロファイルの属性に基づいて課金することができる。これは、GPRSにおけるGSNのような移動通信ネットワークノードが、転送されたデータパケット及びそれに対応する流れ/プロファイルに関する情報を収集することを必要とする。一方、本発明は、PDPコンテクストの平均及びピークビットレートのような通常のPDPレベル属性を用いた課金構成、又はこれら構成の組合せを許す。
【0044】
本発明の更に別の好ましい実施形態によれば、移動通信ネットワークは、UMTSシステムにおけるGSMの「汎用パケット無線サービス(GPRS)」又はその進化型のようなパケット無線ネットワークである。又、本発明は、独占的な方法で実施することもでき、即ちデータパケットのペイロードがプロファイルタグを含むことができるが、現在のGPRS QoSは、依然として使用される。 又、本発明は、UMTSのような種々の将来の移動ネットワークにも適用できる。
【0045】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1に示すように、本発明は、パケットデータ送信能力を有するいかなる移動通信システムにも適用することができる。
ここで使用する「パケットデータプロトコル(PDP)」又は「PDPコンテクスト」という語は、移動ステーション及び少なくとも1つのネットワーク要素における状態又は機能であって、移動通信ネットワークを通る特定のパラメータセットを伴うデータパケット送信経路又はトンネルを形成する状態一般的に指すものとして理解されたい。又、ここで使用する「ノード」という語は、PDPチャンネルを経て転送されるデータパケットを取り扱うネットワーク要素又は機能を一般的に指すものとして理解されたい。
【0046】
本発明は、パンヨーロピアンデジタル移動通信システムGSM又はそれに対応する移動通信システム、例えば、DCS1800(GSM1800としても知られている)及びPCS(パーソナル通信システム)において汎用パケット無線サービスGPRSを提供するのに使用できるのが特に好ましい。以下、本発明の好ましい実施形態は、GPRSサービス及びGSMシステムにより形成されたGPRSパケット無線ネットワークについて説明するが、本発明は、この特定のパケット無線システムに限定されるものではない。
【0047】
公知のデータパケットDPは、ペイロード部分PLと、各プロトコル層に対して1つづつの種々のヘッダHとで構成される。本発明によれば、移動ステーションMS及びサポートノードSGSN、GGSN等は、多数のプロファイルPrを維持し、各プロファイルは、プロファイルタグPrTでタグ付けされる。又、各データパケットDPは、多数のプロファイルPrの関連する1つを指示するプロファイルタグPrTも含む。ほとんどのプロトコルは、ヘッダを使用し、その幾つかのビットは、未使用であるか、冗長なものであるか、又は将来の使用のために指定されている。このようなスペアビットは、プロファイルタグPrTを指示するのに使用することができる。というのは、通常、2ないし4ビットしか必要とされないからである(MS当たり4ないし16個の異なるプロファイル)。ヘッダがこのような冗長なビットをもたない場合には、ヘッダを拡張することもできるし、又はプロファイルタグPrTをペイロード部分PLに付随させることもできる。
【0048】
図3は、本発明のハイブリッドプロファイル概念を示す。各PDPコンテクストごとに、MS特有の及び/又はPDPコンテクスト特有のデフォールトプロファイルPrがあり、これは、QoSパラメータの幾つか又は全部に対してデフォールト値を与える。MSに関連した各アプリケーション、アプリケーション形式又は流れに対して、個別のプロファイルPrがある。個別のプロファイルPrは、少数のビット(例えば、2ないし4ビット)をもつプロファイルタグで関連プロファイルPrを指示するに充分なようにPDPコンテクストに関連付けされる。図3は、識別子2を有しそしてFTPアプリケーションに関連した1つのこのようなプロファイルを示す。このアプリケーションの場合に、サービス優先順位(y1)、遅延クラス(y2)、信頼性(y3)及び平均ビットレート(y4)に対して個別の値が存在する。しかしながら、ピークビットレートについては値が定義されず、従って、デフォールトプロファイルPrのデフォールト値(x5)が使用される。
【0049】
PrTで指示されたプロファイルに関連したQoS情報は、データパケットの送信をスケジューリングしそして規制するためにGPRSシステムの種々のノードに使用される。上述したように、現在のGPRS仕様では、QoSがPDPコンテクストに関連され、これにより、上記の種々の問題が生じる。本発明によれば、各データパケットDPがプロファイルタグPrTを備え、従って、パケットごとのベースで(流れに基づいて)スケジューリング及び規制を行うことができる。より詳細には、各データパケットDPに関連したプロファイルPrは、少なくとも1つのQoSパラメータを指示し、そしてデータパケットの送信のスケジューリング及び規制は、プロファイルで指示されるこのQoSパラメータに基づいてパケットごとのベースで、しかも、当該PDPコンテクストに対してデフォールトが定義されている場合には、PDPコンテクストにより定義された「送信トンネル」内で行なわれる。
【0050】
本発明の好ましい実施形態によれば、プロファイルタグで指示されたプロファイルに関連したQoS情報は、少なくとも、プライオリティ情報及び遅延クラス情報を含み、そして任意であるが、信頼性情報を含む。遅延クラス情報は、パケットの重要性を指示する2つ以上の値を有し、従って、ネットワーク混雑の場合にデータパケットを取り扱わねばならない順序も定義する。又、プライオリティ情報は、SIMA解決策の場合のように「公称ビットレート」を定義するか、又はパケット/流れの廃棄順序を指示する。平均及びピークビットレートをプロファイルに任意に有するのに加えて、本発明のこの好ましい実施形態は、通常、GPRS仕様に対して次の変更を必要とする。
【0051】
1)図2に示すように、SNDCP及びGTPヘッダは、プロファイルタグを送信するための付加的なビットを搬送しなければならない(GTPビットは、両方向に必要とされ、SNDCPビットは、ある場合には、アップリンクデータに対してしか使用できない)。更に、IPv4のサービス形式フィールド又はIPv6のプライオリティフィールド又はトラフィッククラスフィールドは、IPルータ等がパケットのプライオリティ化及びQoSベースの待ち行列化又はスケジューリングもサポートしなければならない場合に、GPRSバックボーンに使用することができる。又、RSVPは、独立したQoS取り扱いで特定の流れを形成するためにGPRSバックボーン内に使用することができる。IPv6トラフィック流は、あるトラフィック形式に属するデータを送信するように確立することができる。又、GTPヘッダに余計なビットが割り当てられず、プロファイル情報が下位層により搬送されることも考えられる。例えば、その下のGPRSバックボーンネットワークがこのようなメカニズムをサポートする場合には、この情報をIPヘッダ又は他の何らかの下位層プロトコルヘッダに含ませることができる。このような場合に、SGSN及びGGSNは、この下位層情報を回復してそれを再使用できねばならない。プロファイルタグは、Gbインターフェイスにおいてもデータパケットに追加することができ、例えば、BSSGPプロトコルメッセージに追加することができる。次いで、QoS情報は、SGSN及びBSSにおいてフレーム中継又はATM概念へとマップすることができる。
【0052】
2)公知のシステムでは、PDPコンテクストは、単一のSAPIを使用する単一のQoSプロファイルを有する。多数のPDPコンテクストは、それらのQoSプロファイルが同様である場合に同じSAPIを使用することができる。本発明によれば、単一のPDPコンテクストが多数のSAPIを使用することができる。同じSAPIを使用する流れは、同様のQoSプロファイルをもたねばならない。PDPコンテクストは、多数のLLC SAPI上にマルチプレクスされる(例えば、信頼性がQoSパラメータの1つとして使用される場合)。換言すれば、SNDC層は、以下で詳細に述べるように、LLC層におけるQoSプロファイル情報に基づいて多数のSAPIにおけるNSAPIをマルチプレクスできねばならない。
【0053】
RLCのような下位の無線インターフェイスプロトコルでは、変更が必ずしも必要とされない。しかしながら、無線インターフェイスプロトコルは、ワイドバンドCDMA(WCDMA)のような新たなプロトコルに後で置き換えることができる。又、本発明は、このような場合にも適用することができ、そしてここに述べるものと同様のQoSサポート(プライオリティ、トラフィック形式/遅延)をこれらの無線プロトコルに対して固有に実施することができる。
図4は、異なるネットワーク要素間のインターワーキングを示す。これら変更の後に、インターネット及びGPRSにおける区別化されたサービス間のパラメータレベルのマッピングを例えば次のように行うことができる。
インターネットにおけるプライオリティ情報は、GPRSにおけるサービス優先順位へとマップされる。
【0054】
インターネットにおけるリアルタイム対非リアルタイム要求に関する指示が、GPRSにおける遅延クラス及び/又は信頼性情報へとマップされ、即ち少なくとも2つの遅延形式が必要とされるが、多数の遅延クラスへのより詳細なトラフィック形式のマッピングも考えられる。
信頼性情報は、各アプリケーションの信頼性要求を少なくとも2つの信頼性クラスの一方の形態で指示するのに使用される。信頼性の高い送信(再送信、チェック和及び/又はTCP)が必要とされる場合には、データパケットに関連したプロファイルが、信頼性クラス1を指示する。無線インターフェイスを経て信頼性の高い供給が必要とされるが、GPRSバックボーンにおけるUDPが充分である場合には、データパケットに関連したプロファイルが信頼性クラス2を指示する。要求に基づいて、データパケットに関連したプロファイルは、信頼性クラス3、4又は5を交互に指示する。信頼性クラス4及び5は、リアルタイムトラフィックに使用される。
【0055】
本発明の更に別の特徴は、移動通信ネットワークに使用されるQoSパラメータを、移動パケットデータターミナルのユーザアプリケーションに使用されるもの、又は外部通信ターミナルに使用されるものへマッピングし、そしてその逆にもマッピングすることである。このマッピングは、移動通信システムに出入りする各パケットごとに行われる。以下、マッピングの2つの例を説明する。
例1:
簡単な一体化型媒体アクセス(SIMA)は、1997年6月にノキア・リサーチ・センターのK.キルッキ氏によりインターネット・ドラフトとして公表された新規な簡単な解決策である。インターネット・ドラフトは、インターネット・エンジニアリング・タスク・フォース(IETF)、そのエリア及びワーキンググループに関する研究文書である。SIMAは、インターネットQoS構成の一例として使用される。というのは、これは、リアルタイムアプリケーションに対し散漫な遅延及びパケット損失に関する要求を伴わずに、非常に厳密なクオリティ及び利用性要求で、TCP/IPプロトコルを使用するファイル転送アプリケーションから異なるニーズに対して均一なサービス概念を提供できるからである。SIMA概念によれば、各ユーザは、接続設定の前に2つの事柄、即ち公称ビットレート(NBR)と、リアルタイム及び非リアルタイムサービスクラス間の選択とを定義すればよい。NBRは、8個の値0ないし7を有する。SIMAからGPRSへ及びそれとは逆のパラメータのマッピングは、例えば、次の通りである。
【0056】
リアルタイム/非リアルタイムビット:このビットがリアルタイム要求を指示する場合には、GPRS遅延クラス1へマップされ、さもなくば、遅延クラス4にマップされる。しかしながら、最良努力トラフィックを指示する特殊な方法がある場合には、非リアルタイムサービスに対して遅延クラス3が使用され、例えば、このビットは、常に存在する必要がなく、又はリアルタイム、非リアルタイム及び最良努力トラフィックを区別するために、より正確な定義が使用される。リアルタイムトラフィックには、GPRSにおける非リアルタイムトラフィックより低い信頼性クラス値が指定されてもよい。一般に、信頼性クラス1、2及び3は、通常、非リアルタイムトラフィックに対して使用され、そして信頼性クラス3、4及び5は、GPRSにおけるリアルタイムトラフィックに使用される。非リアルタイムトラフィックの場合、NBRが高いほど、送信に適した信頼性クラス値は低い。
Figure 0003574788
【0057】
サービス優先順位及び遅延クラスパラメータは、ここでは、これらパラメータがPDPコンテクストに関連していて各アプリケーションに関連していない現在のGPRS仕様とは若干異なる意味をもつことに注意されたい。従って、パラメータに対して、プライオリティ又は公称ビットレート及びトラフィック形式のような異なる名前を選択することもできる。QoSプロファイルは、全ての既存のパラメータ(サービス優先順位、信頼性クラス、遅延クラス、平均ビットレート及びピークビットレート)を含むことができる。或いは又、これらパラメータの一部分、例えば、平均及びピークビットレートのみを含んでもよい。又、QoSプロファイルは、バッファ割り当て手順を容易にするために最大バーストサイズパラメータを含むこともできる。
【0058】
GPRSネットワーク要素(例えば、SGSN及びGGSN)におけるQoSスケジューリングは、遅延クラスをベースとする。これは、少なくとも2つのバッファ(及びせいぜいそれと同数の異なる遅延クラス)が存在することを必要とし、その1つは、リアルタイムパケットに対するものであり(このバッファは、非常に小型でなければならない)、そしてもう1つは、非リアルタイムパケットに対するものである。リアルタイムトラフィックは、常に、非リアルタイムトラフィックの前に送信されねばならない。サービス優先順位は、ネットワーク混雑の場合にパケットをドロップできる順序を定義する。
【0059】
例2:
IP PDUのヘッダにおけるサービス形式(ToS)オクテットがGPRS属性へとマッピングされる。IPヘッダにおけるToSオクテットは、現在、広く使用されていない。その元々の目的は、トラフィック形式情報を含み、そしてパケット供給からどんな形式のサービスが要求されるか指定することであった。ToSオクテットは、今日、一般的に使用されていないので、本発明の目的に対してこのオクテットにおけるビットを再定義することができる。ToSオクテットの定義は、RFC791に与えられている。ToSのビット0ないし2は、優先順位を与え、ビット3ないし5は、パケットにより必要とされるToSを与え(例えば、遅延、スループット及び要求された信頼性レベル)、そしてビット6ないし7は、将来の使用のために指定される。RFC1349は、ToSフィールドを1ビット(「将来のために指定された」ビットから取り出した)だけ拡張する。従って、ToSを指示するのに4ビットを使用することができる。
【0060】
優先順位ビット(ToSにおける0ないし2)と、GPRSサービス優先順位との間のマッピングは、次の通りである。
Figure 0003574788
トラフィック形式情報(即ち、ToSオクテットにおけるToSフィールド)とGPRS遅延クラスとの間のマッピングを実行する3つの異なる方法が存在する。
ToSフィールドのビット3のみを使用して、IPヘッダにおける遅延要求を指示する場合には、ビット2の値0がGPRS遅延クラス2へマッピングされ、そしてビット2の値1がGPRS遅延クラス4(最良努力)へマッピングされる。
【0061】
ToSの全ToSフィールドが遅延要求を指示するのに使用され、即ちその目的で4ビット(ビット3−6)が使用できる場合には、1つの考えられるマッピングは、次のようになる。ビット値1000は、GPRS遅延クラス1(即ち、ビット値000)へとマップされ、ビット値0100は、GPRS遅延クラス2(即ち値001)へとマップされ、ToS値0010及び0001は、GPRS遅延クラス3(即ち、値010)へとマップされ、そしてToS値0000は、GPRS遅延クラス4(即ち、値011)へとマップされる。
IPのToSビットをGPRS遅延クラスへマッピングする別の方法は、11xを遅延クラス1へ、10xを遅延クラス2へ、01xを遅延クラス3へそして00xを遅延クラス4へマッピングすることである。この場合に、xは、ToSに使用される付加的なビットが1つ以上あってもよいことを意味するが、それらは、GPRS遅延クラスを選択するプロセスに何ら影響しない。GPRSに対して後でより多くの遅延クラスが定義される場合には、これらの付加的なビットをマッピングに考慮することもできる。
【0062】
現在、IP ToSフィールドには、所望の信頼性レベルを指定するビットも1つある。このビットが将来も使用でき、例えば、上記の第1の選択肢が選ばれる場合には、このビットは、信頼性情報を搬送することができ、そしてGPRS信頼性クラスへ次のようにマッピングすることができる。即ち、ToSオクテット内部のビット5の値0は、信頼性クラス000(契約した信頼性クラス)へマッピングされ、そして値1は、信頼性クラス001(最も信頼できるサービスを定義する)へマッピングされる。しかし、このビットの使用は、非常に漠然としたものである。というのは、GPRSが他の多数の信頼性レベルも定義し、1つのビットのみを使用してこれを表すことができないからである。
例2について上述したマッピングは、IPv6に若干類似したやり方で適用することができる。従って、適当なフィールドの名前は、ToSではなく「トラフィッククラス」である。
【0063】
図4は、GPRS移動ステーション及びGPRSネットワーク要素のオペレーションを示すと共に、本発明の多QoS概念及びプロファイルタグが使用されるときの外部ネットワークQoS概念との一体化も示している。MS、又はより正確には、ターミナル装置TE(例えば、ラップトップコンピュータ)のソフトウェア、及びGGSNは、上記例で述べたように、GPRS QoSメカニズムへの外部ネットワークQoS要求のマッピング及びそれとは逆のマッピングを与える。TEは、例えば、「アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)」を経てQoS機能を発揮することができる。アプリケーションレベルのソフトウェアは、データパケット、例えば、IPヘッダ自体の中に、QoS情報又はプロファイルタグを挿入することができ、或いは他の適当な手段を使用してパケットが属する正しい流れを指示することができる。又、これは、RSVPを使用して、必要な情報を、適当なマッピング層を経て下位層へ搬送することもできる。これらオペレーションのいずれも実行しない場合には、GPRS特有のソフトウェアが、使用できる情報に基づき、プライオリティ及びトラフィック形式情報を指示するプロファイルタグをデータパケットに与えねばならない。このソフトウェアは、例えば、使用されるソース及び行先IPアドレス、或いはソース及び行先ポート番号に基づいてQoSプロファイルを決定することができる。
【0064】
移動発信(MO)データの場合、MSは、ターミナル装置におけるGPRSプロトコルの組又はアプリケーションから受信したQoS情報(例えば、プロファイルタグ)に基づいてデータパケットをスケジューリングする。MSは、到来するMOパケットをその遅延クラスに基づいてスケジューリングする。SNDC層では、MSは、PDPコンテクストアクチベーション又は変更中にSGSNで指示された適当なLLC SAP(サービスアクセスポイント)を選択する。
【0065】
図5は、コンテクストアクチベーション手順を示す。ステップ5−1において、MSは、「PDPコンテクストアクチベート要求」(NSAPI、PDP形式、PDPアドレス、アクセスポイント名、要求されたQoSプロファイル及び関連プロファイルタグPrT、インターワーキングパラメータ及びそれに関連したPrT、並びにPDP構成オプションより成る)をSGSNへ送信する。セキュリティ機能は、ステップ5−2において実行されるが、これは、本発明を理解する上では関係のないものである。ステップ5−3において、SGSNは、要求5−1を有効なものとする。SGSNは、要求されたPDPコンテクストに対してトンネル識別子TIDを形成する。SGSNは、その容量、現在負荷及び契約されたQoSプロファイルが与えられた場合に、要求されたQoS属性を制限することができる。次いで、ステップ5−3において、SGSNは、「PDPコンテクスト形成要求」(PDP形式、PDPアドレス、アクセスポイント名、ネゴシエーションされたQoSプロファイル及びそれに関連したPrT、インターワーキングパラメータ及びそれに関連したPrT、TID、並びにPDP構成オプションより成る)をGGSNへ送信する。又、GGSNは、その容量及び現在負荷が与えられた場合に、要求されたQoS属性を制限することができる。ステップ5−4において、GGSNは、「PDPコンテクスト形成応答」(TID、PDPアドレス、プロファイルタグPrTをもつネゴシエーションされたQoSプロファイル、及びPDP構成オプションより成る)をSGSNへ返送する。SGSNは、GGSNアドレスをもつNSAPIをPDPコンテクストに挿入する。次いで、ステップ5−5において、SGSNは、各ネゴシエーションされたQoSプロファイルに基づいて「無線プライオリティレベル」を選択し、そして「PDPコンテクストアクチベート受け入れ」(PDP形式、PDPアドレス、NSAPI、関連するプロファイルタグPrTをもつネゴシエーションされたQoSプロファイル、各QoSプロファイルに対する無線プライオリティレベル及びSAPI、インターワーキングパラメータ及びそれに関連したPrT、並びにPDP構成オプションより成る)をMSへ返送する。ここで、SGSNは、GGSNとMSとの間にPDP PDUをルート指定することができる。SAPIは、どのQoSプロファイルがどのSAPIを使用するか指示する。
【0066】
図6は、コンテクスト変更手順を示す。ステップ6−1において、SGSNは、「PDPコンテクスト更新要求」(TID、ネゴシエーションされたQoSプロファイル及びそれに関連するPrT、インターワーキングパラメータ及びそれに関連するPrTより成る)をGGSNへ送信する。このメッセージは、PDPコンテクストのQoSプロファイルを追加、変更又は打ち消しするのに使用される。GGSNが、変更されつつあるPDPコンテクストに適合しないネゴシエーションされたQoSをSGSNから受信する(例えば、信頼性クラスがPDP形式をサポートするのに不充分である)場合には、GGSNが要求を拒絶する。適合するQoSプロファイルは、GGSNオペレータにより構成される。GGSNは、この場合も、その容量及び現在負荷が与えられた場合には、要求されたQoS属性を制限することができる。GGSNは、ネゴシエーションされたQoS値を記憶し、そしてステップ6−2において、「PDPコンテクスト更新応答」(TID、ネゴシエーションされたQoSプロファイル及びそれに関連したPrT、インターワーキングパラメータ及びそれに関連したPrTより成る)をSGSNに返送する。次いで、ステップ6−3において、SGSNは、「PDPコンテクスト変更要求」(NSAPI、関連するプロファイルタグPrTを伴うネゴシエーションされたQoSプロファイル、各QoSプロファイルに対する無線プライオリティレベル及びSAPI、インターワーキングパラメータ及びそれに関連したPrTより成る)をMSに送信する。ステップ6−4では、MSは、「PDPコンテクスト変更受け入れ」メッセージを返送することにより確認する。MSが、ネゴシエーションされたQoSプロファイルを受け入れない場合には、それに対応するPDPコンテクストを、「PDPコンテクストデアクチベーション」手順を用いることによりデアクチベートすることができる。
【0067】
LLC/RLCレベルにおいて再送信を使用するか又はチェック和を使用するかの選択は、対応するプロファイルの信頼性クラスに基づいて行なわれる。信頼性クラスは、LLC、RLC及びGTPの確認又は未確認サービスのいずれかを定義する。下位層におけるスケジューリングは、それに対応するプロファイルの遅延クラスに基づいて実行される。
又、MSは、QoSプロファイルのネゴシエーションされたPDPコンテクスト属性の規制も実行することができる。これは、非適合パケットをドロップする(又はこれらパケットのサービス優先順位(即ちプライオリティ)を考えられる最悪状態へ変更し、即ち最良の努力を指示する)ことができる。MSだけでなく、SGSNも、ネゴシエーションされたQoSプロファイル又はPDPコンテクストレベル属性に基づいてトラフィックの規制を任意に行うことができる。ネットワークノードは、スループットレベル、並びに使用される遅延クラス、信頼性クラス及びサービス優先順位値を規制することができる。PDPコンテクストに対してネゴシエーションされる値は、プロファイルに対する最大許容値又はデフォールト値として解釈される。PDPコンテクスト又はプロファイル依存のQoS属性は、課金の基礎を形成する。例えば、ユーザを課金するのに使用される各プロファイルに関連した異なるカウンタがあってもよい。
【0068】
LLCは、新たなQoSプロファイルがアクチベートされて新たなSAPIを要求するときに、SAPIを通る接続を確立する。これは、PDPコンテクストアクチベーション又は変更(例えば、新たなQoSプロファイルの形成)において生じる。SAPIを用いる全ての(QoSプロファイルの)流れが解放されたときには、このSAPIを通るLLC接続も解放される。異なるQoSプロファイルをMSとSGSNとの間に使用することができる。例えば、平均スループットが異なる場合には同じSAPIを使用できるが、遅延クラスが異なる場合には使用できない。従って、LLC/SNDCP層は、1人のユーザの多数のNSAPIを、MS及びSGSNにおける多数のSAPIへマルチプレクスしなければならない。SGSNにおけるLLC/SNDCP層は、QoSプロファイルに基づいて、ある流れにおいてパケットを転送するためにどのSAPIを使用するか判断する。SNDC層は、対応するプロファイルタグをデータパケットに追加する。これは、SN−PDUのセグメント化を通常通りに行うことができる。次いで、SNDC層は、適当なSAPIを使用してLLC層にパケットを与える。LLC層は、LLC/無線接続を経てパケットを通常通りに送信する。他方の端では、SNDC層は、異なるLLEからパケットを受信し、そしてそれらを正しいNSAPIに関連付けると共に、プロファイルタグに基づき対応するプロファイルに更に関連付ける。異なるQoS値/プロファイルを用いてパケットの順序を維持することは重要でない。というのは、異なるQoSを用いるパケットは、異なるアプリケーションレベルの接続に属するか、又はQoS値を第1の場所にもたせる目的でそれらのQoS値に基づいて順序付けし直されるからである。
【0069】
SGSNは、アップリンクSNDCPパケットに関連したプロファイルのQoS情報、即ちサービス優先順位、遅延クラス、平均及びピークビットレート、及び信頼性クラスを読み取り、そしてこのQoSプロファイルに基づいてパケットをスケジューリングする。各々の割り当てられた遅延クラスに対して異なるバッファが存在する。遅延クラスが低いほど、関連パケットクラスを待ち行列化するために割り当てられるバッファのサイズを小さくしなければならない。これは、あるパケットが遅延に敏感であり、従って、長い待ち行列化遅延に対処できないからである。低い遅延クラスは、通常、高い遅延クラスパケットの前に送信される。各バッファ即ち待ち行列は、定められたスレッシュホールド値を有する。このスレッシュホールド値を越えるときには、低いサービス優先順位値を有する到来パケット(当該クラスの)が破棄される。SGSNは、GGSNへの信頼性のある経路及び信頼性のない経路の両方を維持することができる。これら経路は、あるユーザ/プロファイルに専用とされてもよいし、或いは多数のユーザ及びプロファイルが同じ経路に対してマルチプレクスされてもよい。各データパケットを送給する正しい経路は、プロファイルに含まれた信頼性クラス情報に基づいて選択されるか、或いは判断を行うに充分な情報が対応プロファイルにない場合にはデフォールト値に基づいて選択される。信頼性のある接続指向の経路は、信頼性クラス1に対して選択され、そして無接続経路は、他の信頼性クラスに対して選択される。SGSNは、プロファイルタグをGTPヘッダに追加する。この情報は、ヘッダの第10、第19又は第20番目のオクテットに含まれる(将来の使用のために現在指定済である)。
【0070】
GGSNは、アップリンクGTPヘッダからのプロファイルタグを回復する。又、これは、トラフィック規制も実行する。GGSNは、課金機能を実行し、そしてその目的のためにプロファイルに関連したQoS情報を使用することができる。GGSN又は外部ホストは、外部データネットワークのQoS定義と、GPRS QoSとの間のマッピングを与えることができる。これは、アップリンク及びダウンリンクの両データ供給に適用される。
同じ手順が、送信方向のみを逆転して移動着信(MT)データパケットに適用される。この場合には、GGSNは、適切なQoSプロファイル及びGTP経路を選択する。SGSNは、ダウンリンクGTPヘッダの内部を見てプロファイルタグを見出し、そしてそのローカルプロファイル記録からQoS情報を推測する。又、SGSNは、プロファイルタグをダウンリンクSNDCPパケットに追加し、流れ/プロファイルの遅延クラスに基づいてスケジューリングを行い、そしてプロファイルに関連した正しいLLC SAPIを使用する。移動ターミナルは、ダウンリンクデータパケットのQoSをターミナル装置(TE)に通知するためにアプリケーションのIPヘッダを変更することができる。或いは又、MSは、あるGPRS又はPPP特有のメカニズムを使用して、同じ情報をTEに与えてもよい。ネットワーク要素内部のスケジューリング及び規制オペレーションは、基本的に、両方向に同じである。
【0071】
上述したように、アップリンクデータの場合に、GGSN又は外部ホストは、GPRS QoS情報を、外部パケットデータネットワークに使用できるQoS概念に対して変更する。同様に、ダウンリンクデータの場合に、GGSN又は外部ホストは、外部ネットワークのQoSを各データパケットにおけるGPRS QoS定義へと変換しなければならない。GGSN又は外部ホストは、任意に、異なるアプリケーション接続及びトラフィック流に関する情報を維持してもよいが、これは必要とされない。流れ情報は、例えば、ネットワークにおけるRSVPシグナリングを介して得ることができる。GGSN又は外部ホストは、外部RSVPメッセージ自体に応答してもよいし、或いはRSVPシグナリングの一部分を担うRSVPメッセージをMSへ通してもよい。RSVP応答メッセージに指示された容量は、GPRSネットワークにおける対応するQoSプロファイルに指定された容量と調和されねばならない。
【0072】
上記例に述べたように、SIMA解決策と同様のインターネットにおける区別化されたサービスは、これらの新たなGPRS QoS概念へと極めて容易にマッピングすることができる。区別化されたサービスの場合に、ネットワークから特定のサービスを要求する各トラフィック形式(即ち、属性の組み合わせ、ホップごとの振舞い)に対して個別のQoSプロファイルを確立することができる。一体化されたサービスは、通常、GPRS内の異なるQoSプロファイルへとマッピングすることのできるトラフィック流に関連される。従って、保証されたサービスは、RSVPの場合と同様に定義することができ、即ちGGSN又は外部ホスト、並びに他の側のMSは、QoSプロファイルと外部トラフィック流との間のマッピング、並びにQoSパラメータのマッピングを与えることができる。RSVPネゴシエーション中に、GPRSシステムは、種々のトークンバケットサイズ又は最大パケットサイズをサポートできないことを指示する。従って、これらのパラメータは、RSVP指定を受け入れる前に、そのサポートされた値に合致するようにセットされることを要求する。又、MS、SGSN、GGSN又は外部ホストは、ネットワークの空き容量を知り、この情報に基づいて、各指定要求の受入に関する判断を行うことができる。
【0073】
又、ATM(非同期転送モード)又はX.25は、GPRSシグナリング及びデータトラフィックを搬送するための外部データネットワーク又は送信媒体として使用することもできる。ATM一定ビットレート(CBR)及びリアルタイム可変ビットレート(r−VBR)トラフィックは、リアルタイムトラフィッククラスにマッピングすることができ、そして他のATMトラフィッククラスは、非リアルタイムトラフィックにマッピングすることができる。プライオリティは、使用されるトラフィッククラス(非リアルタイム可変ビットレート、別のビットレート、又は非指定ビットレート)及び他の接続関連パラメータ、例えば、平均及び最大ビットレートの両方に基づいて判断することができる。
【0074】
IPネットワークは、GPRSバックボーンにおいてその下の送信ネットワークとして使用される。GPRS QoS概念は、IPv4における「サービス形式」パラメータ又はIPv6における「プライオリティ/トラフィッククラス」フィールドへ及びそれとは逆にマッピングすることができる。又、IPv6における流れは、ある容量を指定すると共に、あるトラフィック形式、アプリケーション接続又はPDPコンテクストを取り扱うように使用することもできる。外部インターネットネットワークもこれらの方法を使用する場合には、GGSN又は外部ホストが、GPRSネットワークとインターネットとの間で概念のマッピングを同様に行うことができる。
【0075】
本発明は、実質的にGPRSについて上述したように、いかなる移動通信ネットワークにも適用できる。本発明の原理を適用できる潜在的な移動ネットワークは、第3世代の移動通信システム、例えば、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)及び未来型公衆移動テレコミュニケーションシステム(FPLMTS)又はIMT2000、或いはセルラーデジタルパケットデータ(CDPD)である。
以上の説明は、本発明の好ましい実施形態を端に例示するものに過ぎない。しかしながら、本発明は、これらの例に限定されるものではなく、請求の範囲内で種々の変更がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】GPRSネットワークのアーキテクチャーを示す図である。
【図2】GPRS送信平面及び本発明によるプロファイルタグの使用を示す図である。
【図3】単一のPDPコンテクスト内における多数のプロファイルの好ましい構成を示す図である。
【図4】異なるネットワーク要素間のインターワーキングを示す図である。
【図5】コンテクストアクチベーション手順を示す図である。
【図6】コンテクスト変更手順を示す図である。

Claims (18)

  1. パケットデータ送信性能を有する移動通信システム(HPLMN,VPLMN)において移動ステーション(MS)への/からの多数のデータ流でデータパケット(DP)を送信する方法であって、上記移動通信システム(HPLMN,VPLMN)を通してデータパケット(DP)をルート指定するために移動ステーション(MS)用のデータ送信経路を設定し、上記移動通信システム(HPLMN)を経て上記移動ステーション(MS)と外部通信システム(11,12,VPLMN,HPLMN)との間にデータパケット(DP)を送信し、上記データ送信経路に少なくとも1つのプロファイル(Pr)を関連させ、この少なくとも1つのプロファイルは、少なくとも1つのサービスクオリティパラメータ即ちQoSパラメータを含み、そして上記プロファイル(Pr)で指示された少なくとも1つのQoSパラメータ内でデータパケット(DP)の送信をスケジューリングしそして規制する段階を含む方法において、
    送信経路に多数のプロファイル(Pr)を関連させ、各プロファイル(Pr)は、少なくとも1つのQoSパラメータを含み、
    上記多数の流れの各々に、当該送信経路に関連した多数のプロファイル(Pr)の1つを指示するプロファイルタグ(PrT)を与え、そして
    当該データ流に関連したプロファイルタグ(PrT)により指示されるプロファイル(Pr)の上記少なくとも1つのQoSパラメータに基づいて個々のデータパケット(DP)の送信をスケジューリングしそして規制する、
    という段階を更に含むことを特徴とする方法。
  2. 上記移動ステーション(MS)において少なくとも2つのアプリケーションを実行し、各アプリケーションは、あるクラス/形式に属し、そしてそれに関連した少なくとも1つの流れを有し、
    単一の送信経路内で上記少なくとも2つのアプリケーションのデータパケット(DP)を送信し、そして
    各アプリケーションクラス/形式の各流れに、各アプリケーションクラス/形式で必要とされるQoSパラメータを指示するプロファイルタグ(PrT)を与えるという段階を更に含む請求項1に記載の方法。
  3. 各個々のアプリケーションの各流れにプロファイルタグ(PrT)を与える請求項2に記載の方法。
  4. 実質的に各個々のデータパケット(DP)にプロファイルタグ(PrT)を与える請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. QoSパラメータとして、各プロファイル(Pr)に、少なくとも2つのプライオリティレベルの1つを指示するプライオリティ情報を与える請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
  6. 移動通信システムにおいて、少なくとも1つの接続岐路に、異なる信頼性を有する少なくとも2つの経路を与え、
    1つのQoSパラメータとして、各プロファイル(Pr)に、少なくとも2つの信頼性クラスの1つを指示する信頼性情報を与え、そして
    上記信頼性情報に基づいて上記少なくとも2つの経路に対してデータパケット(DP)をマルチプレクスする、
    という段階を含む請求項1ないし5のいずれかに記載の方法。
  7. 移動通信システムにおいて、少なくとも1つの接続岐路に、接続指向経路及び無接続経路を形成し、前者は後者より信頼性が高く、そして
    接続指向経路を経てデータパケット(DP)を送信すべきか無接続経路を経て送信すべきかを上記信頼性情報に基づいて判断する、
    という段階を含む請求項1ないし6のいずれかに記載の方法。
  8. 2つ以上のプロファイル(Pr)に関連したデータパケット(DP)を上記少なくとも1つの接続岐路における上記接続指向経路及び無接続経路に対してマルチプレクスする請求項7に記載の方法。
  9. 上記プロファイル(Pr)の少なくとも1つは、上記スケジューリング及び規制に対する更に別の限界を指示する少なくとも1つの更に別のQoSパラメータを含む請求項1ないし8のいずれかに記載の方法。
  10. 上記少なくとも1つの更に別のQoSパラメータは、平均ビットレート、ピークビットレート、サービス優先順位、遅延クラス及び信頼性のうちの1つ以上を含む請求項9に記載の方法。
  11. 上記少なくとも1つの更に別のQoSパラメータは、平均ビットレートを定め、
    移動ステーション(MS)により使用される実際の平均ビットレートを監視し、そして
    実際の平均ビットレートが上記少なくとも1つの更に別のQoSパラメータで定められた平均ビットレートを越える場合には、移動ステーション(MS)への/からのデータパケット(DP)を破棄するか又は少なくともその優先順位を下げる請求項1ないし10のいずれかに記載の方法。
  12. 移動通信システム(HPLMN,VPLMN)に使用されるQoSパラメータを、上記移動ステーション(MS)のユーザアプリケーションに使用されるもの、又は上記外部通信システム(11,12,VPLMN)に使用されるものへとマップし、そしてその逆にもマップする請求項1ないし11のいずれかに記載の方法。
  13. 上記送信経路に関連した1つのデフォールトプロファイル(Pro)、及び移動ステーションで実行される各アプリケーション又はアプリケーションクラス/形式に対する特定のプロファイル(pr)を確立し、そして
    対応するQoSパラメータが当該特定プロファイルから欠落する場合に上記デフォールトプロファイル(Pro)からQoSパラメータを読み取る請求項2ないし12のいずれかに記載の方法。
  14. パケットデータプロトコルコンテクストを送信経路に関連させる請求項1ないし13のいずれかに記載の方法。
  15. 上記多数のプロファイル(Pr)を上記パケットデータプロトコルコンテクストに関連させる請求項13に記載の方法。
  16. パケットデータ送信性能を有する移動通信システム(HPLMN,VPLMN)において多数のデータ流でデータパケット(DP)を送信する装置(MS,GGSN)であって、上記移動通信システム(HPLMN,VPLMN)を通してデータパケット(DP)をルート指定するために移動ステーション(MS)用のデータ送信経路を設定し、上記移動通信システム(HPLMN)を経て上記移動ステーション(MS)と外部通信システム(11,12,VPLMN,HPLMN)との間にデータパケット(DP)を送信し、上記データ送信経路に少なくとも1つのプロファイル(Pr)を関連させ、この少なくとも1つのプロファイルは、少なくとも1つのサービスクオリティパラメータ即ちQoSパラメータを含み、そして上記プロファイル(Pr)で指示された少なくとも1つのQoSパラメータ内でデータパケット(DP)の送信をスケジューリングしそして規制するように構成された装置において、更に、
    送信経路に多数のプロファイル(Pr)を関連させ、各プロファイル(Pr)は、少なくとも1つのQoSパラメータを含み、
    上記多数の流れの各々に、当該送信経路に関連した多数のプロファイル(Pr)の1つを指示するプロファイルタグ(PrT)を与え、そして
    当該データ流に関連したプロファイルタグ(PrT)により指示されるプロファイル(Pr)の上記少なくとも1つのQoSパラメータに基づいて個々のデータパケット(DP)の送信をスケジューリングしそして規制するように構成されたことを特徴とする装置。
  17. 上記装置は、移動無線ステーション(MS)であるか又はそれを含む請求項16に記載の装置。
  18. 上記装置は、パケット無線ネットワーク(HPLMN,VPLMN)のサポートノード(SGSN,GGSN)である請求項16に記載の装置。
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