JP3574285B2

JP3574285B2 - Vehicle door structure

Info

Publication number: JP3574285B2
Application number: JP30304196A
Authority: JP
Inventors: 秀樹中村
Original assignee: UD Trucks Corp
Current assignee: UD Trucks Corp
Priority date: 1996-11-14
Filing date: 1996-11-14
Publication date: 2004-10-06
Anticipated expiration: 2016-11-14
Also published as: JPH10138756A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インパクトビームが設けられた車両用ドアの構造に関し、特に、インパクトビームを利用して、車両の前面衝突時における安全性を向上させる技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の車両用ドアのインパクトビームは、主に側面衝突を考慮し、ドアに他車のバンパ等が衝突した際に、ドアが車室側に凹み乗員に影響が及ぶことを極力抑えるものであり、例えば、突き合わせのプレスパイプからなるインパクトビームを、ドア内部であってドアアウタパネル側に配設したものが、特開平７−１１２６１２号公報等に開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、トラック等の車両の場合には、キャブ（運転台）が高い位置に設けられていることから、側面衝突の問題よりも、追突等の前面衝突を起こした際に乗員生存空間を確保することが重要である。
しかしながら、従来のインパクトビームでは、乗員生存空間を確保すべく前面衝突時の衝突荷重をインパクトビームがしっかりと受け止めてキャブの変形を抑制しようとしても、インパクトビームの座屈荷重が低く、前面衝突時にインパクトビームが座屈し易いという問題点があった。また、インパクトビームの座屈荷重を高めるには、インパクトビームを構成するプレスパイプの外径を大きくするか、プレスパイプの板厚を厚くすること等が考えられるが、この場合には、重量増やコストアップを伴ってしまうという問題点がある。
【０００４】
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、簡単な構成でインパクトビームの座屈荷重を高め、車両が追突等の前面衝突を起こした際に、乗員生存空間を確保し、安全性を向上することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項１記載の発明は、パイプと、該パイプの両端部に夫々結合されてドアインナパネル内側面への取付部となる前部ブラケット及び後部ブラケットと、を含んで構成されるインパクトビームが略水平に取り付けられる車両用ドアの構造であって、前記インパクトビームのパイプは、後部ブラケットのドアインナパネルへの取付部の基準面に対してパイプの側部が所定の距離だけオフセットした位置に取り付けられる構成とした。
【０００６】
このようにすれば、例えば、車両が衝突等の前面衝突を起こした際に、インパクトビームはドアインナパネルに取り付けられ、インパクトビームが衝突荷重をしっかりと受け止める。また、インパクトビームを構成するパイプの後端部が所定の距離だけオフセットした位置に取り付けられているので、インパクトビームに作用する衝突荷重によりパイプに曲げモーメントが発生し、この曲げモーメントによってパイプが強制的に車両外側に曲がるようになる。即ち、座屈荷重によるパイプの座屈変形方向が必ず車両外側となり、車室内への侵入が防止される。
【０００７】
請求項２記載の発明は、前記インパクトビームのパイプは、鋼板をプレス加工して円筒形状に形成した突き合わせパイプであって、該パイプの突き合わせ面を車両外側に向けて取り付けられる構成とした。
このようにパイプの突き合わせ面を車両外側に向けて取り付ければ、インパクトビームの車両外側への曲げ剛性が向上するので、パイプの座屈荷重が高くなることで、インパクトビームの座屈変形が起こりにくくなる。
【０００８】
請求項３記載の発明は、前記インパクトビームは、前記ドアインナパネルを補強する補強部材を介在させて、該ドアインナパネル内側面に取り付けられる構成とした。
このようにすれば、インパクトビームはドアインナパネルに強固に取り付けられるため、前面衝突による大きな衝突荷重がパイプに作用しても、インパクトビームがドアインナパネルより引き離されにくくなる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、添付された図面を参照して本発明を詳述する。
本発明に係る車両用ドアの構造をトラックのドアに適用した構成を示す図１において、車両用ドア（以下「ドア」という）１は、車室側部材としてのドアインナパネル（以下「インナパネル」という）２と、インナパネル２の前端部を補強する補強部材としてのレインフォースドアインナ３と、インナパネル２の後端部に設けられるドアロック部（図示せず）を補強する補強部材としてのレインフォースドアロック４と、インナパネル２内側面に取り付けられ、車両の前面衝突時の衝突荷重をしっかりと受け止めるインパクトビーム５と、車両外側部材としてのドアアウタパネル（以下「アウタパネル」という）６と、を含んで構成されている。そして、図２（ａ）の要部断面図が示すように、インナパネル２の内側面に、インパクトビーム５がレインフォースドアインナ３及びレインフォースドアロック４を介在させてスポット溶接等により固着された後、インナパネル２とアウタパネル６とがヘミング結合される。
【００１０】
このようにインパクトビーム５をインナパネル２に取り付けるようにすれば、例えば、車両が衝突等の前面衝突を起こした際に、インパクトビーム５が衝突荷重をしっかりと受け止めるようになる。
このインパクトビーム５は、図２に示すように、一枚の平板状の高張力鋼板をプレス加工して突き合わせ面を有するパイプ（以下「突き合わせパイプ」という）に形成したビーム５ａと、インナパネル２への前端取付部となるブラケットフロント５ｂ（前部ブラケット）と、後端取付部となるブラケットリア５ｃ（後部ブラケット）と、から構成されており、ビーム５ａとブラケットフロント５ｂ及びブラケットリア５ｃは、相互にＣＯ₂溶接によって結合されている。また、ビーム５ａの突き合わせ面５ｄは、車両外側、即ち、アウタパネル６に対向するように配設されている。さらに、ビーム５ａは、ブラケットリア５ｃのインナパネル２への取付部の基準面２ａに対してビーム５ａの側部５ｅが所定の距離Δだけオフセットした位置に取り付けられている。なお、ビーム５ａは、突き合わせパイプに限らず継目のないパイプを使用しても良い。
【００１１】
かかる構成からなるドア１によれば、インパクトビーム５を構成するビーム５ａの後端部が所定の距離Δだけオフセットした位置に取り付けられているので、インパクトビーム５に作用する衝突荷重によりビーム５ａに曲げモーメントＭ（衝突荷重×オフセット量Δ）が発生し、この曲げモーメントＭによってビーム５ａが強制的に車両外側に曲がるようになる。即ち、衝突荷重によるビーム５ａの座屈変形方向が必ず車両外側となり、ビーム５ａの車室内への侵入が防止され、前面衝突時の乗員への危害を最小に抑えることができる。
【００１２】
また、ビーム５ａを安価な突き合わせパイプにより構成しているので、コストダウンを図ることが可能となる。
さらに、パイプの突き合わせ面５ｄを車両外側に向けて取り付けているので、車両外側への曲げ剛性が向上し、パイプの座屈荷重が高くなることで、インパクトビーム５の座屈変形が起こりにくくなる。即ち、かかる構成を採用することで、インパクトビーム５は、前面衝突時の座屈荷重が高まると共に、座屈変形方向が必ず車両外側となるので、充分な乗員生存空間の確保が可能となる。
【００１３】
この他には、インパクトビーム５を、補強部材としてのレインフォースドアインナ３及びレインフォースドアロック４を介在させてインナパネル２に取り付けるようにしたので、インパクトビーム５がインナパネル２に強固に取り付けられ、前面衝突による衝突荷重がインパクトビーム５に作用しても、インパクトビーム５がインナパネル２より引き離されにくくなり、安全性をより向上することができる。
【００１４】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１記載の発明によれば、例えば、車両が衝突等の前面衝突を起こした際に、衝突荷重がインパクトビームに作用しても、インパクトビームの座屈変形方向が必ず車両外側となる。従って、インパクトビームの車室内への侵入が防止され、前面衝突時の乗員への危害を最小に抑えることができ、車両の前面衝突時の安全性を向上することができる。
【００１５】
請求項２記載の発明によれば、インパクトビームの車両外側への曲げ剛性が向上するので、パイプの座屈荷重が高くなることで、インパクトビームの座屈変形を抑制することができる。従って、前面衝突時の乗員生存空間の変形が少なくなり、より安全性を向上することができる。
請求項３記載の発明によれば、インパクトビームがドアインナパネルに強固に取り付けられるため、前面衝突による衝突荷重がインパクトビームに作用しても、インパクトビームがドアインナパネルより引き離されにくくなり、さらなる安全性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明をトラックのドアに適用した実施例を示すドア構成図
【図２】同上の要部断面を示し、（ａ）はインパクトビームの取付構造を示す断面図、（ｂ）は（ａ）におけるＡ−Ａ断面を示す断面図
【符号の説明】
１車両用ドア
２ドアインナパネル
２ａ取付部の基準面
３レインフォースドアインナ
４レインフォースドアロック
５インパクトビーム
５ａビーム
５ｂブラケットフロント
５ｃブラケットリア
５ｄ突き合わせ面
５ｅパイプの側部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of a vehicle door provided with an impact beam, and more particularly to a technique for improving safety in a frontal collision of a vehicle using the impact beam.
[0002]
[Prior art]
The impact beam of a conventional vehicle door is designed to minimize the impact of occupants by recessing the door into the passenger compartment when a bumper of another vehicle collides with the door, mainly considering side collisions. For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 7-112612 discloses a structure in which an impact beam formed of a butt press pipe is disposed inside a door and on a door outer panel side.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the case of a vehicle such as a truck, since the cab (cab) is provided at a high position, the occupant survival space is secured when a frontal collision such as a rear-end collision occurs rather than the problem of a side collision. This is very important.
However, with the conventional impact beam, even if the impact beam firmly receives the collision load at the time of a frontal collision and tries to suppress the deformation of the cab in order to secure the occupant survival space, the buckling load of the impact beam is low, There is a problem that the impact beam is easily buckled. In order to increase the buckling load of the impact beam, it is conceivable to increase the outer diameter of the press pipe forming the impact beam or to increase the thickness of the press pipe. There is a problem that the cost increases.
[0004]
In view of the above-mentioned conventional problems, the present invention increases the buckling load of the impact beam with a simple configuration, secures the occupant survival space when the vehicle undergoes a frontal collision such as a rear-end collision, and provides safety. The purpose is to improve the performance.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
For this reason, the invention according to claim 1 includes an impact including a pipe, and a front bracket and a rear bracket which are respectively connected to both ends of the pipe and serve as attachments to the inner surface of the door inner panel. A vehicle door structure in which a beam is mounted substantially horizontally, wherein the impact beam pipe has a side portion of the pipe offset by a predetermined distance with respect to a reference surface of a mounting portion of the rear bracket to the door inner panel. It was configured to be attached to the position.
[0006]
In this way, for example, when the vehicle has a frontal collision such as a collision, the impact beam is attached to the door inner panel, and the impact beam securely receives the collision load. Also, since the rear end of the pipe that constitutes the impact beam is mounted at a position offset by a predetermined distance, a bending moment occurs in the pipe due to the impact load acting on the impact beam, and this bending moment forces the pipe. The vehicle will bend outward. That is, the direction of buckling deformation of the pipe due to the buckling load is always on the outside of the vehicle, thereby preventing the pipe from entering the cabin.
[0007]
In the invention according to claim 2, the impact beam pipe is a butt pipe formed by pressing a steel plate into a cylindrical shape, and the butt surface of the pipe is attached to the outside of the vehicle.
If the butt surface of the pipe is attached to the outside of the vehicle in this way, the bending rigidity of the impact beam toward the outside of the vehicle will be improved, so the buckling load of the pipe will be high, and the buckling deformation of the impact beam will not occur easily Become.
[0008]
The invention according to claim 3 is configured such that the impact beam is attached to the inner surface of the door inner panel with a reinforcing member for reinforcing the door inner panel interposed therebetween.
With this configuration, since the impact beam is firmly attached to the door inner panel, even if a large collision load due to a frontal collision acts on the pipe, the impact beam is less likely to be separated from the door inner panel.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
In FIG. 1 showing a configuration in which the structure of a vehicle door according to the present invention is applied to a truck door, a vehicle door (hereinafter referred to as “door”) 1 has a door inner panel (hereinafter referred to as “inner panel”) as a vehicle interior member. ), A reinforcement door inner 3 as a reinforcing member for reinforcing the front end of the inner panel 2, and a reinforcing member for reinforcing a door lock portion (not shown) provided at the rear end of the inner panel 2. A door lock 4, an impact beam 5 attached to the inner surface of the inner panel 2 to securely receive a collision load at the time of a frontal collision of the vehicle, and a door outer panel (hereinafter referred to as “outer panel”) 6 as a vehicle outer member. , Is configured. 2A, the impact beam 5 is fixed to the inner surface of the inner panel 2 by spot welding or the like with the reinforcement door inner 3 and the reinforcement door lock 4 interposed therebetween. After that, the inner panel 2 and the outer panel 6 are hemmed.
[0010]
If the impact beam 5 is attached to the inner panel 2 as described above, for example, when the vehicle has a frontal collision such as a collision, the impact beam 5 can securely receive the collision load.
As shown in FIG. 2, the impact beam 5 includes a beam 5a formed by pressing one flat high-tensile steel sheet into a pipe having a butt surface (hereinafter referred to as a "butt pipe"), And a bracket rear 5c (rear bracket) serving as a rear end mounting portion, and a beam 5a, a bracket front 5b and a bracket rear 5c. They are connected to each other by CO ₂ welding. The abutting surface 5d of the beam 5a is disposed outside the vehicle, that is, opposed to the outer panel 6. Further, the beam 5a is attached to a position where the side 5e of the beam 5a is offset by a predetermined distance Δ with respect to the reference surface 2a of the attachment portion of the bracket rear 5c to the inner panel 2. The beam 5a is not limited to a butt pipe, but may be a seamless pipe.
[0011]
According to the door 1 having such a configuration, since the rear end of the beam 5a constituting the impact beam 5 is mounted at a position offset by the predetermined distance Δ, the beam 5a is attached to the beam 5a by the collision load acting on the impact beam 5. A bending moment M (collision load × offset amount Δ) is generated, and the bending moment M forces the beam 5a to bend outward of the vehicle. That is, the direction of buckling deformation of the beam 5a due to the collision load is always on the outside of the vehicle, so that the beam 5a is prevented from entering the vehicle interior, and harm to the occupant during a frontal collision can be minimized.
[0012]
Further, since the beam 5a is formed by an inexpensive butting pipe, it is possible to reduce the cost.
Furthermore, since the butting surface 5d of the pipe is attached to the outside of the vehicle, the flexural rigidity to the outside of the vehicle is improved, and the buckling load of the pipe is increased, so that the buckling deformation of the impact beam 5 is less likely to occur. . That is, by employing such a configuration, the impact beam 5 increases the buckling load at the time of a frontal collision and the buckling deformation direction is always on the outside of the vehicle, so that a sufficient occupant survival space can be secured.
[0013]
In addition, since the impact beam 5 is attached to the inner panel 2 with the reinforcement door inner 3 and the reinforcement door lock 4 interposed therebetween as reinforcement members, the impact beam 5 is firmly attached to the inner panel 2. Therefore, even if a collision load due to a frontal collision acts on the impact beam 5, the impact beam 5 is less likely to be separated from the inner panel 2, and safety can be further improved.
[0014]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, for example, when a vehicle has a frontal collision such as a collision, even if a collision load acts on the impact beam, the buckling deformation direction of the impact beam is changed. Be sure to be outside the vehicle. Therefore, the impact beam can be prevented from entering the passenger compartment, harm to the occupant at the time of a frontal collision can be minimized, and the safety at the time of a frontal collision of the vehicle can be improved.
[0015]
According to the second aspect of the present invention, since the bending rigidity of the impact beam toward the outside of the vehicle is improved, the buckling load of the pipe is increased, so that the buckling deformation of the impact beam can be suppressed. Therefore, deformation of the occupant survival space at the time of a frontal collision is reduced, and safety can be further improved.
According to the third aspect of the present invention, since the impact beam is firmly attached to the door inner panel, even if a collision load due to a frontal collision acts on the impact beam, the impact beam is less likely to be separated from the door inner panel. Safety can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a door configuration diagram showing an embodiment in which the present invention is applied to a truck door. FIG. 2 is a cross-sectional view of a main part of the door, (a) is a cross-sectional view showing an impact beam mounting structure, and (b) is a cross-sectional view. Sectional view showing AA section in (a).
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Vehicle door 2 Door inner panel 2a Reference surface of attachment part 3 Reinforce door inner 4 Reinforce door lock 5 Impact beam 5a Beam 5b Bracket front 5c Bracket rear 5d Butt surface 5e Side of pipe

Claims

パイプ（５ａ）と、該パイプ（５ａ）の両端部に夫々結合されてドアインナパネル（２）内側面への取付部となる前部ブラケット（５ｂ）及び後部ブラケット（５ｃ）と、を含んで構成されるインパクトビーム（５）が略水平に取り付けられる車両用ドアの構造であって、
前記インパクトビーム（５）のパイプ（５ａ）は、後部ブラケット（５ｃ）のドアインナパネル（２）への取付部の基準面（２ａ）に対してパイプ（５ａ）の側部（５ｅ）が所定の距離だけオフセットした位置に取り付けられることを特徴とする車両用ドアの構造。A pipe (5a), said a pipe (5a) at both ends are respectively coupled front bracket comprising a mounting portion of the door inner panel (2) inner surface of the (5b) and the rear bracket (5c), comprise A structure of a vehicle door on which the impact beam (5) thus configured is mounted substantially horizontally,
The pipe (5a) of the impact beam (5 ) has a predetermined side (5e) of the pipe (5a) with respect to a reference surface (2a) of a mounting portion of the rear bracket (5c) to the door inner panel (2) . Characterized by being mounted at a position offset by a distance of?

前記インパクトビーム（５）のパイプ（５ａ）は、鋼板をプレス加工して円筒形状に形成した突き合わせパイプであって、該パイプ（５ａ）の突き合わせ面（５ｄ）が車両外側に向けて取り付けられることを特徴とする請求項１記載の車両用ドアの構造。A pipe (5a) of the impact beam (5) is a butt pipe formed by pressing a steel plate into a cylindrical shape, and a butt surface (5d) of the pipe (5a ) is attached to the outside of the vehicle. The vehicle door structure according to claim 1, wherein:

前記インパクトビーム（５）は、前記ドアインナパネル（２）を補強する補強部材（３，４）を介在させて、該ドアインナパネル（２）内側面に取り付けられることを特徴とする請求項１又は２に記載の車両用ドアの構造。The said impact beam (5) is attached to the inner surface of the door inner panel (2) through a reinforcing member (3, 4) for reinforcing the door inner panel (2). Or the structure of the vehicle door according to 2.