JP3574282B2 - ユニットケースのケーシング構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車用空気調和装置等に用いられるクーラユニット、ヒータユニット等を構成するユニットケースを解体処理するに際し、当該ユニットケースの解体を容易にするケーシング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用空気調和装置等に用いられるクーラユニット等のユニットケースは、2つのケーシング構成体を突き合わせることにより構成されているが、その突き合わせ端部には、凹凸部が形成されており、これらの凹凸部を嵌合させることによってユニットケースの気密性を維持するようになっている。そして、このユニットケースの気密性を損なわないようにするために、両ケーシング構成体を締め付け固定する必要がある。そこで、ユニットケースには、ケース外に突出するビス固定用のボス部が多数突設され、このボス部で両ケーシング構成体をビス固定しているのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、この種のユニットケースにも、製品の再利用、すなわちリサイクルが叫ばれており、これを解体して再使用可能な部品等を回収する動きが出てきている。このような部品を回収する場合、従来構造のユニットケースでは、1ケースにつき、上記のように多数のビスにより固定されているため、その解体には、これらのビスを一つづつ外す作業を必要としていた。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するもので、ケースの解体を短時間で容易に行なえ、リサイクル部品の回収が容易で、分類別の廃棄処分が可能なケーシング構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、2つのケーシング構成体を突き合わせることで当該突合せ部に気密性を保つように構成されたユニットケースのケーシング構造において、ユニットケース外に突出し2つのケーシング構成体を締め付け固定するために形成されたケース固定部に、ユニットケースの解体を容易にする破壊溝を形成したことを特徴とするユニットケースのケーシング構造である。
【0006】
かかる発明にあっては、ケース固定部に形成した破壊溝に汎用工具類の先端を差し込んで破断方向に力を加えれば、ケース固定部は、この破壊溝から破壊され、破れ落ちる。これでユニットケースの固定状態が解け、同ケースを構成する両ケーシング構成体を短時間で容易に解体することができ、また、解体後のリサイクル部品の回収も容易となる。
【0007】
ケース固定部は、ビス止めのためのボス部として構成されており、破壊溝は、このボス部でユニットケースとの境目に形成されている。この場合、破壊溝は、該ケース外面に沿ったボス部の全幅に形成することもできるが、取り付け作業時等における不用意な接触では容易に破損しないように、溝両端をボス部に残した閉じ溝とするのが好ましい。
【0008】
また、ケース固定部は、係止孔とこれに係止する係止爪を備えた係止固定部として構成することもできる。この場合の破壊溝は、係止孔や係止爪の基部付近に形成する。なお、ケース固定部がボス部である場合において、破壊溝はビス孔の位置に形成することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1ないし図3には、本発明の実施の形態1が示されている。ユニットケース11は、例えば、自動車用空気調和装置等に用いられるクーラユニット、ヒータユニット等を構成するもので、ケーシング構成体11aおよび11bにより構成されている。ケーシング構成体11a,11bの突き合わせ端部には、それぞれ凸部12および凹部13が形成され、これら凸部12と凹部13とが嵌め合わされて、ユニットケース11の気密性を維持するようになっている。ケーシング構成体11aおよび11bの突き合わせ部位の外面には、それぞれ複数のボス片14a,14bが対向して連成突設されており、これらボス片14aと14bとでボス部14を構成している。このボス部14がケース固定部20として機能する。そして、両ケーシング構成体11a,11bは、このボス部14でビス15により締め付けられ、固定されている。
【0011】
ボス部14とユニットケース11の境目には、ボス部14の上下両面から破壊溝16が形成されている。この破壊溝16は、ユニットケース11を解体するためのもので、汎用工具類17先端が挿入可能な溝幅を有している。破壊溝16は、ボス部14の両面に、一方は深溝、他方は浅溝として形成することが好ましく、また、取り付け作業時等における不用意な接触では容易に破損しないように、溝両端をボス部14に残した閉じ溝とするのが好ましい(図2参照)。
【0012】
上記ケーシング構造にあっては、破壊溝16の例えば深溝の方に汎用工具類17先端を挿入し、破断方向に力を加えれば、図3に示すように、ボス部14がこの破壊溝16から破壊され、破れ落ちる。これでユニットケース11を構成する両ケーシング構成体11a,11bを短時間で容易に解体することができ、解体後のリサイクル部品の回収も容易となる。
【0013】
図4には、本発明の実施の形態2が示されている。この実施の形態では、ケーシング構成体11a,11bの固定を、ケーシング構成体11a側に連成突設された係止爪18と、この係止爪19が係止されるケーシング構成体11b側に連成突設された係止孔19で行ない、これら係止爪18と係止孔19によりケース固定部20を構成している。そして、破壊溝16は、係止爪18と係止孔19のそれぞれの連成基部に形成されている。この実施の形態では、汎用工具類17先端を係止孔19側の深い方の破壊溝16に挿入し、破壊することになる。その他の構成、作用および効果は実施の形態1に準じる。
【0014】
図5には、本発明の実施の形態3が示されている。この実施の形態では、破壊溝16がビス15が捩じ込まれる位置に形成されている。すなわち、ビス15の止め孔21に破壊溝16が位置していることになる。この実施の形態の場合、破壊溝16は、ビス15の頭部側とねじ側の両方に形成されているが、ボス部14の厚みを変えることで、一方側だけに形成してもよい。そして、汎用工具類17の先端を破壊溝16に挿入し、破断方向に力を加えると、ボス部14は、破壊溝に沿った部分から破断することになる。その他の構成および効果は第1の実施の形態に準じる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユニットケースを構成する2つのケーシング構成体を締め付け固定するためのケース固定部に破壊溝を形成したので、この破壊溝を汎用工具類等で破壊することで、ケース固定部がユニットケースから破断され、ケースの固定状態が解ける。よって、ユニットケースを短時間で容易に解体することができ、解体後のリサイクル部品の回収も容易となり、その結果、分類別の廃棄処分も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるケーシング構造の実施の形態1を示すケース固定部の断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1における破断状態を示す断面図である。
【図4】本発明によるケーシング構造の実施の形態2を示すケース固定部の断面図である。
【図5】本発明によるケーシング構造の実施の形態3を示すケース固定部の断面図である。
【符号の説明】
11…ユニットケース
11a,11b…ケーシング構成体
12…凸部
13…凹部
14…ボス部
15…ビス
16…破壊溝
17…汎用工具
18…係止孔
19…係止孔
20…ケース固定部
21…ビス孔(止め孔)

Claims (5)

  1. 2つのケーシング構成体(11a,11b)を突き合わせることで当該突合せ部に気密性を保つように構成されたユニットケースのケーシング構造において、ユニットケース(11)外に突出し2つのケーシング構成体(11a,11b)を締め付け固定するために形成されたケース固定部(20)に、ユニットケース(11)の解体を容易にする破壊溝(16)を形成したことを特徴とするユニットケースのケーシング構造。
  2. ケース固定部(20)は、ビス止めにより固定されるボス部(14)である請求項1記載のユニットケースのケーシング構造。
  3. ケース固定部(20)は、係止孔(19)とこれに係止する係止爪(18)とを備えた係止固定部である請求項1記載のユニットケースのケーシング構造。
  4. 破壊溝(16)は、ユニットケース(11)とボス部(14)との境目に形成されている請求項2記載のユニットケースのケーシング構造。
  5. 破壊溝(16)は、ボス部(14)のビス孔(21)の位置に形成されている請求項2記載のユニットケースのケーシング構造。
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