JP3573512B2 - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、画像処理方法及び画像処理装置に関し、特に、3次元物体の認識に有効とされる情報を高速に取り出すための方法、装置及びそれらを用いた画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
産業用ロボットの視覚処理装置や、オートメーションラインの製品検査等を始めとして、3次元の物体を様々な方向から見ても認識可能な装置へのニーズは強く、様々な研究がなされてきた。
【0003】
それらの中でも、拡張ガウス像を認識に用いる方法は、有力な方法として知られている(Horn,B.K.P., & K.Ikeuchi(1984) ”The Mechanical Manipulation of Randomly Oriented Parts,” Scientific American, Vol.251, No.2, pp.100−111, August 参照) 。拡張ガウス像では、3次元物体の表面において、まず、その表面は単位面積の面素で被われていると仮定し、この面素の法線単位ベクトルを決定する。具体的に、円柱の場合の面素と法線単位ベクトルを図19(a)に示す。図中の斜線ハッチで示したものが1つの画素であり、この画素に対し1つの法線単位ベクトルが決定される。この全ての法線単位ベクトルの始点を、図19(b)に示すように、ガウス球の原点へ平行移動する。結果として、それらのベクトルの終点は、単位半径を持つ球面(ガウス球)上に乗る。さらに、ベクトル終点の存在密度に対応させて、そのベクトルの終点に重みを付け、ガウス球面上にその物体特有の質量分布を持たせたものが拡張ガウス像である。例えば、図19(a)に対応する拡張ガウス像を、ベクトルの質量をその方向に向くスパイクの長さとして表示したものが図19(c)である。スパイクの長さ、つまり、このベクトルの持つ質量は単位面積の数に対応するので、質量の総和は、物体のその方向に法線を持つ表面の面積に対応する。
【0004】
このような拡張ガウス像を用いれば、例えば、認識対象の物体の拡張ガウス像と、予め求めておいた様々な物体の拡張ガウス像とをコンピュータ内で数学的に回転させて照合し、最もよく照合の取れた拡張ガウス像の物体と認識対象の物体とが同一であると認識することができる。この照合の際に、物体の姿勢も同時に判る。
【0005】
実際には、図20(a)に示したように、例えば円柱901を観測方向902から観測すると、斜線ハッチ部分のみが観測され、単位面積の画素もその傾きによって見かけの大きさとは異なり、補正する必要がある。この円柱の場合、図20(a)中の観測方向と逆方向にZ軸、さらに、図中に示すようにX、Y軸をとれば、その場合の拡張ガウス像は、図20(b)のように、Z>0の部分にのみ存在することになる。つまり、一般の観測においては、観測可能な領域は認識対象物体901のおよそ半分である。したがって、認識の際には、様々な物体について色々な方向から観測した場合の拡張ガウス像を予め求めておき、認識対象の拡張ガウス像と比較することになる。この際に、拡張ガウス像では、拡張ガウス像を構成するベクトルとその質量の積による一次のモーメントや、二次のモーメントを計算し、その値を利用して観測物体の姿勢を大まかに決定することができ、比較する拡張ガウス像を大幅に少なくすることが可能である。具体的には、図20(b)の拡張ガウス像では、図20(a)の観測方向902から観測すれば、どんな姿勢で観測者が観測しても、認識対象の物体901の斜線部分の可視可能な表面積と、その見えている座標系(X、Y、Z)で、XY平面に投影されている面積の割合、つまり、投影率は等しくなるので、投影率の大きく異なる拡張ガウス像はそれ以上詳しく照合する必要はない。また、画像中の二次モーメントの最小の方向903は画像が回転すればそれに応じて回転するので、図20(b)が回転した画像と図20(b)を比較する際には、最小モーメントの軸方向を一致させて比較すればよい。つまり、どんな姿勢で認識対象物体901を観測しようとも、その最小モーメントの方向903をある特定の軸(例えば、図20(b)のX軸)に一致させて比較すれば、色々回転させた画像と一つ一つ比較する必要はない。このようにして、詳しく比較する拡張ガウス像の数を大きく減らすことが可能である(池内克史“拡張ガウス像に基づく被写体のいがぐり表現像から観測方向決定のための一手法”電子通信学会論文誌,1983.5.Vol.J66−D p.463〜470 参照) 。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、拡張ガウス像を用いることは有効な手段であるが、これを求めるためには、認識対象物体の含まれる画像を面素に分割して、それぞれの面素について法線ベクトルを求め、さらにその存在密度を求めなければならない。
【0007】
しかしながら、従来のように、この計算をコンピュータ上で一つ一つ逐次的に計算して求める方法では、膨大な時間を必要とし、高速な認識への最大の妨げとなっている。
【0008】
本発明は従来技術のこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、3次元物体の高速認識のために、物体の距離画像を得て、その距離画像中に含まれる平面の傾きとその近似的な面積を瞬時に検出することができる方法、装置及び、それらを用いた画像処理装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の画像処理方法は、物体の3次元情報として、距離の情報を画素の値とする距離画像を位相分布の画像に変換し、その位相分布の画像のフーリエ変換を行い、前記距離画像中に含まれる平面の法線とその近似的な面積を示す画像を得ることを特徴とする方法である。
【0010】
さらに、上記方法を実現するための本発明の画像処理装置は、図1のブロック図に示すように、物体の3次元情報として、距離画像を獲得する距離画像獲得手段401と、獲得された距離画像を位相分布として表示するための画像表示手段402と、画像表示手段402に表示された画像を読み出すための略平行なコヒーレント光と、コヒーレント光によって読み出された画像にフーリエ変換を施すためのフーリエ変換レンズとからなるフーリエ変換光学系403と、フーリエ変換光学系403によって得られるフーリエスペクトル像を検出するためのフーリエ変換スペクトル検出手段404とから構成されるものである。
【0011】
この場合、さらに、認識手段405を有し、認識対象の3次元物体を高速で認識する機能を有することが可能になる。
【0012】
また、上記方法を実現するための本発明の別の画像処理装置は、図4のブロック図に示すように、情報として、少なくとも距離画像を獲得する距離画像獲得手段1401を有する物体情報獲得手段1403と、獲得された距離画像を位相分布として表示するための第1画像表示手段1402と、獲得された物体情報から領域分割し、一部の領域を抽出する領域抽出手段1404と、領域抽出手段1404で抽出された領域を強度情報として表示するための第2画像表示手段1405と、上記第1及び第2画像表示手段1402、1405に表示された画像を読み出すための略平行なコヒーレント光と、このコヒーレント光によって読み出された画像にフーリエ変換を施すためのフーリエ変換手段1406と、上記フーリエ変換手段1406によって得られるフーリエスペクトル像を検出するための検出手段1407とから構成され、獲得する物体画像中に含まれる平面の法線とその近似的な面積を高速に検出するものである。
【0013】
この場合、さらに、上記の検出手段1407中に強度変調が可能なフィルタリングを行うフィルタリング手段を含むように構成することが可能である。
【0014】
また、さらに、認識手段1408を有し、認識対象の3次元物体を高速で認識する機能を有することが可能になる。
【0015】
【作用】
以下、本発明の詳細について説明する。例えば、図2に示すように、3次元物体を構成するある平面1が、観測者の視線方向と逆向きの方向をz軸とする座標系(x,y,z)において、z(x,y)=ax+by+cであるとし、それが観測者の視線方向に垂直な平面2の領域g(x,y)に投影されたとする。本発明の方法を用いて、この3次元の距離画像を位相分布として表すと、exp(iz(x,y))となり、この位相分布についてフーリエ変換を行えば、
Figure 0003573512
となる。ここで、G(ξ,η)はg(x,y)のフーリエ変換を示す。
【0016】
つまり、一定の傾きを有する領域g(x,y)のフーリエ変換情報が(ξ,η)=(a/2π,b/2π)だけシフトした画像となる。ここで、フーリエ変換情報の中心は、変換領域(ここでは、一定の傾きを有する領域)の面積に対応した強いピークとなるので、この点を検出することができる。したがって、フーリエ変換面において、この点とその強度を検出すれば、平面1の傾きとその近似的な面積を知ることができる。
【0017】
このような処理を施した画像は、前述した拡張ガウス像を構成するベクトル(l,m,n)をZ=−1の平面に投影した画像に相当する。したがって、拡張ガウス像が持つ様々な特徴はそのまま利用することが可能となる。
【0018】
さらに具体的には、距離画像獲得手段により得られた距離画像データを位相分布として画像表示手段に表示し、その画像についてのフーリエ変換をフーリエ変換レンズを用いて光学的に行えば、上記手法が高速に実現できる。その際のフーリエ変換レンズの焦点距離をf、使用する波長をλとし、フーリエ変換面での座標を(x’,y’)とすると、ξ=x’/fλ,η=y’/fλと置けるため、
x’=fλa/2π,
y’=fλb/2π ・・・(1)
の点に強いピークを持つことになる。
【0019】
一例として、フーリエ変換レンズの焦点距離f=1000mm,再生波長λ=632.8mmとし、図3(a)に示すように、
Figure 0003573512
の平面で構成される四角錐を含む10mm×10mmの位相分布の画像を、フーリエ変換光学系を用いたフーリエ変換のシミュレーションを行えば、そのフーリエスペクトル像は図3(b)のような結果となる。この場合、傾きとしては、(a,b)=(10,10),(10,−10),(−10,10),(−10,−10)の4つがあり、これらの点に対応するフーリエスペクトル面での点は、式(1)より、それぞれ(1mm,1mm),(1mm,−1mm),(−1mm,1mm),(−1mm,−1mm)となり、それぞれの点でピークを生じているのが判る。さらに、これらの点でのピークの値は、5mm×5mmの正方形の開口のフーリエ変換を行った場合の中心でのピークとほぼ値が等しくなるので、画像中に5mm×5mmに近い面積があることが判る。これらの点と強度が瞬時に知り得るので、物体を構成する平面の傾きとその近似的な面積を知ることができ、認識にかかる時間は大幅に減少し、高速な3次元物体の認識が可能となる。
【0020】
ところで、上述の画像処理方法は有効な方法であるが、得られる距離画像全体にわたってフーリエ変換が行われているので、距離画像中に含まれる背景等の認識対象以外の物体の情報が重ね合わさってしまい、それらの除去等の処理が必要となる。
【0021】
また、得られる面積情報においても、測定される光量は観測されている部分の正射影された面積であり、実際の表面積を求めるためには、各画素にわたって得られる光量に対して補正する必要がある。実際の認識の場合には、平面の傾きの情報だけで判断できるものが多いが、さらに高度な判断が必要とされる場合には、これらの補正がなされた表面積の情報が必要である。これらはソフトウエア的に補正することももちろん可能だが、それではこの部分において高速認識が妨げられてしまう。
【0022】
そこで、別の本発明においては、得られた距離画像中に含まれる特定の認識対象の物体を選択し、また、それを構成する平面の傾きとその近似的な面積を、他の情報と混在することなく、高精度で瞬時に検出するようにする。
【0023】
すなわち、図4の構成においては、距離画像獲得手段1401で獲得された距離画像中に存在する認識対象を構成する平面の傾きとその近似的な面積を、背景や他の物体の情報を受けることなく高速に得ることができる。
【0024】
さらに、検出手段1407中に強度変調が可能なフィルタリングを行うフィルタリング手段を含むように構成することにより、図4の装置で得られる傾きと面積を示す画像の直前に、見え方とその実際の面積が対応するように透過率が変化するフィルターを設けるので、高速な認識が可能となる。
【0025】
具体的には、z(x,y)=ax+by+cの平面が距離画像中に存在すれば、フーリエ変換レンズとして焦点点距離fのレンズを用いれば、検出面で法線を示すベクトル成分の(a、b)に比例した位置(fλa/2π,fλb/2π)にピークが生じる。その際に得られる光量は、観測している面の正射影された面積に対応しており、これは実際の表面積の1/(a+b+1)1/2 倍になっている。そこで、透過率が(a+b+1)1/2 で変化するフィルター、つまり、ある点(x,y)の位置に対して透過率が{(2πx/fλ)+(2πy/fλ)+1}1/2 で変化するフィルターを検出面の直前に配置することで、正射影による面積の補正を逐次計算する必要がなく、瞬時に表面積を求めることができる。
【0026】
【実施例】
以下、本発明の画像処理方法及び画像処理装置のいくつかの実施例について、図面を参照にして説明する。
〔実施例1〕
本発明の実施例1について、その構成を示す図5を参照にして説明する。図1に示した距離画像獲得手段401としては、レーザーレンジファインダー502、レーザーレンジファイダー502の情報をコンピュータ504に取り込むためのAD変換器とメモリを組み合せたものとしてフレームメモリ503、コンピュータ504で構成されており、表示手段402としては、コンピュータ504の情報を伝達するためにAD変換器とメモリを組み合せたものとしてフレームメモリ505、表示素子として電気アドレス型位相変調器、ここでは具体的に、電気アドレス型位相変調液晶506で構成され、検出手段404としては、スクリーン509、2次元撮像素子として、具体的にCCDカメラ510、フレームメモリ511、コンピュータ512で構成されている。
【0027】
まず、レーザーレンジファインダー502を用いて、認識対象物体501の距離情報を得る。さらに、得られた距離情報をフレームメモリ503を通してコンピュータ504で処理することで、認識対象物体501の距離画像を得る。
【0028】
次に、この得られた距離画像をフレームメモリ505を通し、電気アドレス型位相変調液晶506に位相分布として表示する。この電気アドレス型変調液晶506は、液晶の画素毎に入力される電気信号に応じて位相を変調することができ、位相の変調が簡単にできる装置である。つまり、コンピュータ504で得られる距離画像の信号をフレームメモリ505を通し液晶506に入力するだけで、距離の情報を−π〜πの位相として表示することが可能になる。ここでは、画像中の最も遠い距離のときに−π、最も近い距離のときにはπの位相分布を与えるようにしている。この位相分布として表示された画像を、レーザー発振器521から出射したレーザー光522を集光レンズ523で集光し、その集光レンズ523の後側焦点位置に置かれたピンホール524を通過してきた光をコリメータレンズ525を用いて形成した略平行なコヒーレント光507で読み出す。さらに、その透過光は、焦点距離fのフーリエ変換レンズ508を経て、レンズ508の後側焦点の位置にフーリエ変換像を形成する。スクリーン509は、レンズ508の後側焦点位置に配置されており、電気アドレス型位相変調液晶506に表示されている画像のフーリエスペクトル像がスクリーン509上に形成され、この画像データをCCDカメラ510で取り込む。
【0029】
このCCDカメラ510で得られたデータは、前述したように、電気アドレス型位相変調液晶506に表示された位相分布exp(iz(x,y))のフーリエ変換の2乗のフーリエスペクトル画像であるので、z(x,y)を構成する平面の傾きを示す点に、その面積に対応した強度のピークを生じる。したがって、その位置と強度をフレームメモリ511を通してコンピュータ512で検出すれば、電気アドレス型位相変調液晶506に表示されている画像中の平面の方程式の傾きとそのピーク値が判るので、距離画像中に含まれる平面の方程式の傾きとその近似的な面積を瞬時に検出することができる。
【0030】
〔実施例2〕
次に、図6を参照にして、本発明の実施例2を説明する。
実施例1では、距離画像獲得手段401として、高い精度の距離情報を得るために、特殊な装置であるレーザーレンジファインダー502を用いたが、ここでは一般的な装置で実現するために、2つの2次元の撮像素子としてCCDカメラ602a、602bと、AD変換器とメモリを備えた装置としてここではフレームメモリ603a、603bと、コンピュータ604で構成する。さらに、実施例1では、装置が簡略化できるように、画像表示手段402として、フレームメモリ505と電気アドレス型位相変調液晶506を用いたが、この実施例2では、入射する光の強度に応じて位相を変調し、より細かな画像を表示することが可能な表示素子として、光アドレス型位相変調器、特にここでは、光書き込み型位相変調液晶609を用いて、フレームメモリ605、書き込み光607、透過型液晶表示素子606、結像レンズ608で画像表示手段402を構成した。検出手段404としては、実施例1と同様で、スクリーン613、CCDカメラ614、フレームメモリ615、コンピュータ616で構成される。
【0031】
始めに、認識対象の物体601を、2つの画像間に適切な視差が生じるように、異なる位置に配置されている2つのCCDカメラ602a、602bで撮影する。この2つのCCDカメラにより撮影された2枚の画像をフレームメモリ603a、604bを通してコンピュータ604に入力する。このコンピュータ604に入力した2枚の画像の間には視差を生じているので、その2枚の画像の間の視差を用いて、物体601の奥行きをコンピュータ604上でソフトウエアを用い計算し、物体601に関する距離画像を得る。
【0032】
この獲得された距離画像データをフレームメモリ605を通して透過型液晶表示素子606に表示し、この画像を書き込み光607で読み出し、結像レンズ608を通して光書き込み型位相変調液晶609に距離画像を結像させ、光の強度として書き込む。光書き込み型位相変調液晶609では、光の強度の最も強いときに−π、最も弱いときにπとなるように位相変調を行う。したがって、光書き込み型位相変調器609に光の強度として書き込まれた画像は、ビームスプリッター610を透過してきた読み出し光611で位相の分布として読み出される。読み出し光611によって読み出された光は、フーリエ変換レンズ612を通してレンズ612の後側焦点面に置かれたスクリーン613に、読み出された画像のフーリエスペクトル像を形成する。このフーリエスペクトル像のデータをCCDカメラ614で取り込み、フレームメモリ615を介してコンピュータ616で検出する。ここで検出される画像は、前述したように、光書き込み型位相変調液晶609に表示されている画像中に含まれる平面の傾きを示す点に、その面積に対応した強度のピークを持つので、距離画像中に含まれる平面の方程式の傾きを瞬時に検出することができる。
【0033】
また、実施例1及び2では、表示素子として電気アドレス型位相変調液晶と光書込み型位相変調液晶を示したが、これに限定されるものではなく、位相を変調できるものなら何れでもよく、例えば、液晶やサーモプラスチック、半導体等の素子を用いてももちろんよい。
【0034】
また、位相変調の範囲としては、現在入手容易な位相変換素子の特性より−π〜πまでの情報に変換したが、位相変換範囲がnπ〜mπ(m,n:整数)まで可能であれば、距離の変換範囲をnπ〜mπの範囲内に比例して対応するように変換しても同様の効果が得られる。
【0035】
さらに、例えば図7(a)に示すように、距離の変換範囲がDであり、それが0〜mπに対応すると仮定する。これを、図7(b)に示すように、ある小さい距離d毎に0〜2πに対応するようにすれば、位相変換範囲が0〜2πまでの変換範囲内で、図7(a)と同様の効果があるのは自明である。
【0036】
〔実施例3〕
次に、図8を参照にして、本発明の実施例3を説明する。
上記実施例1、2では、画像表示手段402の中の表示素子として、位相分布を表示するために、位相変調型の液晶を用いたが、現状では特殊な素子であるので、ここでは、より一般的に使用されている強度変調型の空間光変調器、具体的に液晶用いた例を示す。
【0037】
基本的な構成は実施例1と同じで、ここでは、電気アドレス型位相変調型液晶506の代りとして、電気アドレス型強度変調型液晶706を使用する。まず、実施例1と同様に、レーザーレンジファインダー702を用いて認識対象物体701の距離情報を得る。次に、その情報をフレームメモリ703を通して、コンピュータ704で認識対象物体701の距離画像を得る。さらに、コンピュータ704内でこの距離画像z(x,y)をもとに、読み出し光707により読み出された光の中の1つがexp(iz(x,y))となるように、計算機ホログラムを作成する。一例として、図9に示す座標系(x,y,z)において、z=0の平面733に対して、波面R(x,y)731を仮定し、平面733でその波面731と位相分布exp(iz(x,y))732との干渉縞
L(x,y)=|eiz(x,y) +R(x,y)|
を計算して計算機ホログラムL(x,y)を求めればよい。この計算機ホログラムをフレームメモリ705を通して電気アドレス型強度変調液晶706に表示する。この際に、読み出し光707として、ここでは上記で仮定した波面R(x,y)を用いて読み出す。このようにすれば、その計算機ホログラムより読み出された光の中でexp(iz(x,y))の波面を持つものが存在する。そのexp(iz(x,y))の波面についてのフーリエ変換をフーリエ変換レンズ708を用いて行い、スクリーン709上に形成されるフーリエスペクトル像をCCDカメラ710で取り込み、フレームメモリ711を介してコンピュータ712で検出する。このフーリエスペトクトル像は、前述したものと同様に、認識対象物体701を構成する平面の傾きとその近似的な面積を示す画像となり、実施例1、2と同様の効果が得られる。
【0038】
以上では、距離画像獲得手段401として、CCDカメラ2個を用いた場合とレーザーレンジファインダーを用いた場合を示したが、速度は遅くなるが、CCDカメラ1個を用いて異なる位置より撮影し、それより得られる2枚の画像より距離画像を獲得する方法もある。また、認識対称物体が時間と共に移動している場合に、固定されたCCDカメラ1個であるサンプル時間で2度撮影すれば、その2枚の画像より距離画像を求めることもできる。
【0039】
また、実施例3では、表示素子として電気アドレス型強度変調液晶を示したが、光書込み型強度変調液晶や、結晶や、サーモプラスチック、半導体等の素子を用いても同様のことが実現できる。
さらに、ここまでは、2次元の撮像素子として、CCDカメラを用いた例を示したが、撮像管を用いたものや、他の固体撮像素子を用いてもよい。
【0040】
〔実施例4〕
次に、以上のようにして得られた画像を用いた認識装置についての実施例を示す。
第一に、上記手法を用いて得られた画像情報は、前述した拡張ガウス球をZ=−1の平面に投影した画像に類似するデータとなり得るので、これまでの照合方法と同様な方法をコンピュータ上でソフトウエアを用いて実現することが可能である。
【0041】
図10のブロック図を用いて具体例を示す。基本的には、参照すべき物体の情報を記録する段階と、認識すべき物体の情報と参照物体の情報との比較の2つの段階に分かれており、参照物体の情報を記録する段階の情報の流れを図10に破線で、比較する段階の情報の流れを実線で示す。まず、記録段階として、予め参照する色々な物体を色々な姿勢や角度から見た場合について、上記手法を用いて変換された画像1001を求めておく。それらの画像をコンピュータのメモリ1002上に蓄えておく。次に、比較段階として、認識対称の物体についても同様の装置により、同様の手法で距離画像を変換する。その変換された画像1001とメモリ1002上に蓄えられた画像を比較手段1003で、それらの画素毎の差の2乗を計算し、その総和を計算することで、2つの画像間の違いを求める。もし、2つの画像が等しいかもしくは似たものであれば、その総和は0に近くなり、2つの画像が等しいことが判り、認識対象の物体がどの画像であるかが判り、結果を出力する。
【0042】
また、比較手段1003において、最小2乗の和ではなく、2つの画像間の相関値を用いて比較する方法も可能である。もし、2つの画像が等しければ、その相関値は他のものとの相関値より大きな値となり、どの画像と等しいかが判る。この画像間の相関演算は、光学的に実現することも可能で、例えばジョイントトランスフォームコリレーションと呼ばれる手法があり、フーリエ変換を2度行うことで実現することができる。具体的には、図11に示すようなフーリエ変換光学系を用いる。
【0043】
まず、上記手法により得られた画像1001と予めメモリ1002に蓄えておいた参照する画像とを、コンピュータ801で電気アドレス型振幅変調液晶804上に、それぞれ原点が(x1,y1),(x2,y2)(ただし、x1≠x2,y1≠y2)上になるように、同時に表示できるようにし、フレームメモリ802を通して電気アドレス型振幅変調液晶804に表示する。この認識対象の画像と参照する画像を同時に表示した画像を読み出し光803で読み出し、フーリエ変換レンズ805を経ることでその後側焦点位置に配置されたスクリーン806上にフーリエスペクトル像を得る。次に、その画像をCCDカメラ807で撮影し、フレームメモリ808を経ることで、電気アドレス型位相変調液晶804に得られたフーリエスペクトル画像を表示する。このフーリエスペクトル画像を同様な手法でさらにフーリエ変換することで、スクリーン806上の(x1−x2,y1−y2),(−x1+x2,−y1+y2)を中心として2つの画像の相関演算を示す画像を得ることが可能となる。なお、電気アドレス型振幅変調液晶804に2つだけの画像でなく複数の画像を表示することによって、複数の画像との相関演算を瞬時に行うことができ、さらに高速な認識が可能となる。
【0044】
〔実施例5〕
次に、図12のブロック図を用いて、参照する画像を大きく減らすために、拡張ガウス球の特性を使った方法を示す。ここでも、参照物体の情報を記録する段階と、認識対象物体の情報と参照物体の情報の比較の2つの段階に分かれており、参照物体の情報を記録する段階の情報の流れを図中に破線で、比較する段階の情報の流れを実線で示す。まずは記録段階として、前述したように、参照物体について、その距離画像に上記変換を施した画像1101から、従来例で示した一次のモーメントや二次のモーメントをモーメント検出器1102で求め、二次モーメントの最小の軸を特定した軸Lと一致するように、回転手段1108でその画像を回転させる。その回転させた画像とその画像に関する一次モーメントをメモリ1103に対して多数記録しておく。
【0045】
次に、比較段階として、上記手法により、認識対象の物体の変換画像1101を得て、次にモーメント検出器1102で一次のモーメントと二次のモーメントを求める。次に、予めメモリ1103に用意してある参照する画像の一次モーメントとモーメント比較手段1104で比較し、その差があるしきい値以上の参照物体についての比較対象の画像を選択手段1105で選択する。さらに、モーメント検出1102で求めた二次モーメントが最小となる軸を特定した軸Lと等しくなるように、画像を回転手段1106で回転し、その回転した画像と比較対象としてあげられた画像とを比較する。この比較は、比較手段1107で実施例4であげられた最小2乗の総和や相関演算を行い、実行する。
【0046】
〔実施例6〕
次に、3層構造のバックプロパゲーション型のニューラルネットを用いた認識装置の例を示す。図13に示すように、例えば、上記手法によって検出手段404によって得られた画像の画素それぞれの画素値をニューラルネットの入力層1201への入力値とする。このバックプロパゲーションモデルでは、まず、学習によりニューラルネットの各層間のシナプス荷重を決定することが必要となる。これは、参照とする物体を上記手法を用いて変換し、その結果、検出手段404で得られた画像の画素値をニューラルネットの入力層1201のニューロンに順次入力し、この際、ニューラルネットの出力層1203のニューロンの発火が認識すべき物体に対して選択的に行われるように、逆伝播学習則を用いて各層間のシナプス荷重を固定すればよい。具体的には、特定の物体Aをある方向である姿勢で観測した場合の距離画像を入力した際に、出力層1203では特定のニューロン1204が発火するように、種々の物体について逆伝播学習則を用いて学習する。次に、認識の際には、認識すべき物体に対する傾きとその面積を示す画像を上記手法で得て、さらにバックプロパゲーションモデルの入力層1201に入力し、ニューラルネットの出力層1203内のニューロンの発火の状態の中で最も発火しているニューロンを検出すれば、そのニューロンに対応する物体であることが判る。また、ニューラルネットとしてバックプロパゲーションを用いる場合の原理を述べたが、ホップフィールド型のニューラルネットを用いても、実現可能なことは明らかである。
【0047】
〔実施例7〕
次に、別の本発明の実施例を図14を参照にして説明する。この実施例では、図4に示した物体情報獲得手段1403は距離画像獲得手段1401だけで、ここでは、レーザーレンジファインダー1502、レーザーレンジファインダー1502の情報をコンピュータ1504に取り込むためのAD変換器とメモリを組み合わせたものとしてフレームメモリ1503、及び、コンピュータ1504で構成されており、第1画像表示手段1402としては、コンピュータ1504の情報を伝達するためにAD変換器とメモリを組み合わせたものとしてフレームメモリ1505、表示素子1506として位相変調型の電気アドレス型空間光変調器(以下、SLMと呼ぶ。))、ここでは液晶製のSLMで構成される。また、領域抽出手段1404としては、コンピュータ1504上でソフトウエアを用いて行い、第2画像表示手段1405としては、コンピュータ1504の情報を伝達するためにAD変換器とメモリを組み合わせたものとしてフレームメモリ1507、表示素子とし強度変調型の電気アドレス型SLM1508、ここでは 液晶製のSLMで構成される。検出手段1407としては、フィルター1521、スクリーン1522、2次元撮像素子1530、ここでは具体的にCCDカメラ、さらにフレームメモリ1531で構成されている。
【0048】
まず、レーザーレンジファインダー1502を用いて、認識対象物体1501の距離情報を得る。さらに、この距離情報をフレームメモリ1503を通してコンピュータ1504で処理することで、認識対象物体1501の距離画像を得る。
【0049】
次に、この得られた距離画像をフレームメモリ1505を通し、SLM1506に位相分布として表示する。このSLM1506は、液晶製の電気アドレス型位相変調器であるため、液晶の画素毎に入力される電気信号に応じて位相を変調することができ、位相の変調が簡単にできる装置である。つまり、コンピュータ1504で得られる距離画像の信号をフレームメモリ1505を通し液晶に入力するだけで、距離の情報を−π〜πの位相として表示することが可能になる。ここでは、画像中の最も遠い距離のときに−π、最も近い距離のときにはπの位相分布を与えるようにしている。
【0050】
次に、3次元情報としてレーザーレンジファインダー1502より得られた距離画像を用い、コンピュータ1504でまず領域分割を行う。
【0051】
ここでは、重みテーブルとの積和演算により空間フィルタリングを行い、画像のエッジを求めることで領域分割を行う。重みテーブルは、ここでは3×3のマトリックスからなり、フィルタリングは、重みテーブルの成分をW(i,j)、フィルタリングを行う画像をP(x,y)とすると、各画素に対して、
Figure 0003573512
の計算を行う。ここでは、フィルターに用いる重みテーブルとして、図15(a)に示すラプラシアンのテーブルを用いる。ラプラシアンは、画像の二回微分を求めるもであるので、距離画像におけるジャンプエッジと呼ばれる濃度値がジャンプ状に変化する領域の境界を求める。この領域の境界線は、認識対象物体と背景との境界であり、このエッジに囲まれた領域が認識対象物体の存在する領域であると言える。また、このラプラシアンのオペレータにより得られたエッジ情報では1つの領域を特定できない場合には、次に、図15(b)に示すソーベルのオペレータと呼ばれる演算を画像全体にわたって施すことで、傾きが不連続に変化する境界も検出する。ソーベルのオペレータは、図中に示すように、2つの重みテーブルを作用させてそれぞれの絶対値を求め、それらを足し合わせるものである。ラプラシアンを用いて得られた境界線をソーベルのオペレータで得られた境界線を用いてつなぎ合わせることで領域分割を行い、さらに分割された領域にりある特定の領域を定めることができ、その領域を抽出する。
【0052】
この抽出された領域を開口とするパターンをコンピュータ1504で作成し、フレームメモリ1507を通して電気アドレス型で強度変調型の透過型のSLM1508に表示することで、抽出された領域の開口内は光が透過し、その他はほとんど光の透過がないようにする。
【0053】
これらのSLM1508、1506に表示されたパターンを、まず、コヒーレント光源として種々のものが考えられるが、ここではヘリウムネオンレーザー光源1510から射出したレーザー光1511をレンズ1512で集光し、その集光レンズ1512の後側焦点位置に置かれたピンホール1513を通過してきた光をコリメータレンズ1514を用いて形成した略平行なコヒーレント光1515で読み出す。
【0054】
まず、SLM1508に入射した光は、SLM1508に表示してある認識対象を開口としたパターンを読み出し、認識対象が存在する領域のみの光が次のSLM1506に入射される。さらに、認識対象物体の領域を読み出した入射光は、SLM1506に表示してある距離画像を位相分布として表現した画像の中で認識対象が存在する領域のみを読み出し、これら2つの画像を読み出した光は、焦点距離fのフーリエ変換レンズ1520を経て、レンズ1520の後側焦点の位置に配置されたスクリーン1522上に、フィルター1521を通過してフーリエ変換像を形成する。スクリーン1522上に形成される画像をCCDカメラ1530で撮影し、フレームメモリ1531を通してコンピュータ1532で取り込む。
【0055】
このCCDカメラ1530で得られたデータは、SLM1508が示す開口領域内でSLM1506に表示された位相分布exp(iz(x,y))のフーリエ変換の2乗のフーリエスペクトル画像であるので、SLM1508に示された認識対象物体を構成する平面の傾きを示す点にその面積に対応したピークを生じる。よって、その位置と強度をフレームメモリ1531を通しコンピュータ1532で検出すれば、認識対象物体を構成する各平面の方程式の傾きと近似的な面積を瞬時に検出することができる。
【0056】
フィルター1521としては、前述したように、位置(x,y)に対して{(2πx/fλ)+(2πy/fλ)+1}1/2 で透過率が変化するようにフィルムにパターンを書き込んで作製する。このフィルター1521を配置しておけば、観測される見かけ上の面積が実際の面積に対応するようにフィルタリングが行え、実際に逐次補正することなく光量が面積と対応している。
【0057】
〔実施例8〕
次に、図16を参照にして別の本発明の第2の実施例について説明する。実施例7では、物体情報獲得手段1403としての距離画像獲得手段1401では、高い精度の情報を得るために特殊な装置であるレーザーレンジファインダー1502を用いたが、ここでは、一般的な装置で実現するために、2つの2次元の撮像素子としてCCDカメラ1601、1602と、AD変換器とメモリを備えた装置としここではフレームメモリ1603、1604と、コンピュータ1605とで構成した。さらに、実施例7では、装置が簡略化できるように第1画像表示手段1402では電気アドレス型位相変調液晶1506を用いたが、実施例8では、入射する光の強度に応じて位相を変調し、より細かな画素を表示することが可能な表示素子として、位相変調型の反射型の光アドレス型SLM1626、特にここでは液晶製のSLMを用いるとし、フレームメモリ1606、書き込み光1623、強度変調型の電気アドレス型の透過型SLM1608として液晶製のSLM、結像レンズ1625で構成した。その他の構成は、実施例7と基本的に同様の構成である。
【0058】
始めに、認識対象の物体1501を、2つの画像間に適切な視差が生じるように異なる位置に配置されている2つのCCDカメラ1601、1602で撮影する。この2つのCCDカメラにより撮影された2枚の画像をフレームメモリ1603、1604を通してコンピュータ1605に入力する。このコンピュータ1605に入力した2枚の画像の間には視差を生じているので、その2枚の画像の間の視差を用いて奥行きをコンピュータ1605上でソフトウエアを用いて計算し、物体1501に関する距離画像を得る。
【0059】
一方、CCDカメラ1601、1602より得られた濃淡画像と、それによって得られた距離画像より、コンピュータ1605上で実施例7と同様の方法でソフトウエアを用いて領域抽出を行う。この領域抽出で得られた抽出領域のみを開口とするパターンをフレームメモリ1607を通して強度変調型SLM1609に表示する。
【0060】
また、獲得された距離画像データをフレームメモリ1606を通しSLM1608に表示し、この画像をインコヒーレンス光源1620から射出したインコヒーレンス光1621を拡散版1622で拡散した書き込み光1623で読み出す。結像レンズ1625はSLM1608の表示面とSLM1626の書き込み面が結像関係となるように系を配置しておき、SLM1608に表示してある距離画像を読み出した光1624はSLM1626の書き込み面に結像し、光の強度として書き込む。
【0061】
SLM1626は光書き込み型の位相変調SLMであるために、光の強度の最も強いときに−π、最も弱いときにπとなるように、コントローラ1627を用いて位相変調を行う。SLM1626に光の強度として書き込まれた画像は、ビームスプリッター1631を通過してきた略平行光1630で位相分布の画像として読み出される。読み出し光の1630よって読み出された光1632は、次にSLM1609に入射する。SLM1609には、上述したように、認識対象物体の領域のみ開口としているために、認識対象物体を示す領域のみを透過し、透過した光1633のみがフーリエ変換レンズ1634を通してレンズ後側焦点面に置かれたスクリーン1641に、フィルター1640を透過した後に、読み出された画像のフーリエスペクトル像を形成する。ここでも、フィルター1640は、実施例7と同様で、見える部分の面積と実際の表面積を補正するように、その位置により透過率が変化するようにフィルムにパターンを描いてあるフィルターである。
【0062】
このフーリエスペクトル像の強度情報が補正されたデータをCCDカメラ1642で取り込み、フレームメモリ1643を介してコンピュータ1644で検出する。ここで検出される画像は、実施例7と同様で、認識対象物体を構成する表面の傾きを示す点にその表面積に対応するピークを持つ画像なので、表面を構成する平面の方程式の傾きとその表面積を瞬時に検出することができる。
【0063】
また、これまでは、表示素子として電気アドレス型位相変調液晶と光書き込み型位相変調液晶を示したが、結晶や、サーモプラスチック、半導体等の素子を用いてもよい。
【0064】
また、位相変調の範囲として−π〜πとしたが、−nπ〜mπ(n,m:整数)にしても同様の効果が得られる。さらに、距離情報を−nπ〜mπの位相の範囲に変調すると仮定し、その得られた情報をさらに−π〜πに変換すれば、空間光変調素子が−π〜πの変調しかできなくとも、−nπ〜mπまで変調した場合と同様の効果を得ることができる。
【0065】
〔実施例9〕
次に、図17を参照にして別の本発明の第3の実施例について説明する。上記実施例7、8では、画像表示手段1402の中で、表示素子として位相分布を表示するために位相変調型のSLMを用いたが、現状では特殊な素子であるので、ここでは、より一般的に使用されている強度変調型のSLM、具体的に液晶製のSLMを用いた例に示す。
【0066】
基本的な構成は実施例7と同じで、ここでは、透過型の電気アドレス型位相変調型SLM1506の代わりとして、透過型の電気アドレス型強度変調型SLM1706、ここでは液晶製のSLMを使用し、さらに、ピークを検出する際のフィルター1721の分布を変化させてある点が異なる。
【0067】
まず、実施例7と同様に、物体情報手段としてレーザーレンジファインダー1702を用いて認識対象物体1501の形状を計測し、次に、その情報をフレームメモリ1703を通し、コンピュータ1704で認識対象物体1501の距離画像を得る。さらに、コンピュータ1704内でこの距離画像z(x,y)を求め、読み出し光1715により読み出された光の中の1つがexp(iz(x,y))となるように計算機ホログラムを作製する。
【0068】
一例として、図9に示す座標系(x,y,z)において、z=0の平面733に対して、波面R(x,y)731を仮定し、平面733でその波面731と位相分布exp(iz(x,y))732との干渉縞
L(x,y)=|eiz(x,y) +R(x,y)|
を計算して計算機ホログラムL(x,y)を求めればよい。この計算機ホログラムをフレームメモリ1705を通してSLM1706に表示する。
【0069】
一方、実施例7と同様に、レンジファイルダー1702で得られた距離画像を基に、領域抽出手段1404としてコンピュータ1704のソフトウエアを用いて行うことで、認識対象物体の領域を見出し、認識対象物体の領域のみを光を透過させるような画像を液晶製のSLM1708に表示する。
【0070】
液晶製のSLM1708、1706に表示された画像を、読み出し光1715としてここでは上記で仮定した波面R(x,y)を用いて読み出す。まず、読み出し光1715は、液晶製のSLM1708を通し認識対象物体を示す領域のみの光が透過し、その光が次に計算機ホログラムを表示している液晶製のSLM1706に入射する。このようにすれば、認識対象物体の領域内で、計算機ホログラムより読み出された光の中でexp(iz(x,y))の波面を持つものが存在する。そのexp(iz(x,y))の波面についてフーリエ変換をフーリエ変換レンズ1720を用いて行い、フィルター1721を通じ、スクリーン1722上に形成されるフーリエスペクトル像をCCDカメラ1730で取り込み、フレームメモリ1731を介しコンピュータ1732で検出する。このフーリエスペクトル像は、前述したものと同様に、認識対象物体1501を構成する平面の傾きと近似的な面積を示す画像となり、実施例7、8と同様の効果となる。
【0071】
フィルター1721は、実施例7とは異なり、観測されている部分の見かけの面積と実際の表面積とを補正するだけでなく、回折方向に依存する回折効率による光量の低下も補正するようにしてある。これは、予めSLM1706に一定の大きさで回折方向の異なるホログラムを表示し、その際の回折位置での光量を調べておく。例えば、図18に示すように、ある位置(x,y)に対してその光量より効率が判れば、その効率と、前述した見かけの面積と実際の表面積との両方を補正する透過率を求め、それらに対応したパターンをフィルムに描き、フィルター1721とする。
【0072】
実施例7〜9では、距離画像獲得手段1401としてCCDカメラ2個を用いた場合とレーザーレンジファインダーを用いた場合を示したが、速度は遅くなるが、CCDカメラ1個を異なる位置より撮影し、それより得られる2枚の画像より距離画像を獲得する方法もある。また、認識対象物体が時間と共に移動している場合に、固定されたCCDカメラ1個であるサンプル時間で2度撮影すれば、その2枚の画像より距離画像を求めることもできる。
【0073】
また、実施例9では、表示素子として電気アドレス型強度変調液晶を示したが、光書込み型強度変調液晶や、結晶、サーモプラスチック、半導体等の素子を用いても同様のことが実現できる。
【0074】
ここまで、2次元の撮影素子として、CCDカメラを用いたが、撮像管を用いたものや、他の固体撮像素子を用いてもよい。
【0075】
さらに、検出される光量と実際の面積を補正するためのフィルターとして、フィルムにパターンを描いたものを用いたが、液晶のSLM等で透過率を制御しても同様の効果が得られる。
【0076】
また、領域抽出手段として距離画像の一回微分や二回微分を用いる方法のみを示したが、ニューラルネットワークの自己組織化や、また、距離画像だけでなく、濃淡画像、色画像等も利用した領域分割方法も可能である。
【0077】
さらに、領域抽出においても、背景分離だけでなく、他の物体との区別が可能であることも明らかである。
【0078】
以上の本発明の画像処理方法及び画像処理装置は、さらに次のように構成することができる。
(i)物体の3次元情報を距離画像として獲得する距離画像獲得手段と、獲得された距離画像の位相分布の変域を該変域の最大値と最小値との差が2mπ(mは自然数)とする位相変域変換手段と、
前記位相変域変換手段により変換された位相分布を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段に表示された画像を読み出すための略平行なコヒーレント光と、該コヒーレント光によって読み出される画像にフーリエ変換を施すためのフーリエ変換レンズとを有するフーリエ変換光学系と、
前記フーリエ変換光学系によって得られるフーリエスペクトル像を検出するためのフーリエ変換スペクトル検出手段とを有し、
獲得する距離画像中に含まれる平面の法線とその近似的な面積を高速に検出することができることを特徴とする画像処理装置。
【0079】
(ii)画像表示手段が、位相変調機能を有する空間光変調器を用いる請求項2記載及び(i)記載の画像処理装置。
【0080】
(iii)画像表示手段が、ホログラムを用いる請求項2記載及び(i)の画像処理装置。
【0081】
(iv)前記認識手段が、物体の距離画像中に含まれる平面の法線とその近似的な面積等の参照データを蓄える参照データ記録手段と、
該参照データと前記画像表示装置により出力される獲得された距離画像中に含まれた平面の法線とその近似的な面積等のデータとを比較するデータ比較手段とを有する請求項3記載の画像処理装置。
【0082】
(v)物体の3次元情報として距離の情報を画素の値とする距離画像を獲得する距離画像獲得ステップと、
獲得された距離画像の位相分布の変域を該変域の最大値と最小値との差が2mπ(mは自然数)とする位相変域変換ステップと、
前記位相変域変換ステップにより変換された位相分布を画像に表示する画像表示ステップと、
前記画像表示ステップで表示された画像にフーリエ変換を施すステップと、
前記フーリエ変換によって得られるフーリエスペクトル像を検出するフーリエ変換スペクトル検出ステップとを有し、
獲得する距離画像中に含まれる平面の法線とその近似的な面積を高速に検出することができることを特徴とする画像処理方法。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、拡張ガウス像に対応する画像を高速に得ることができ、結果として3次元画像の高速な認識が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理方法を実現するための装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の画像処理方法を説明するための関数関係を示す図である。
【図3】本発明による変換前後の1つの実例を示すための図である。
【図4】本発明のもう1つ別の画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図5】実施例1の画像処理装置の構成を示す図である。
【図6】実施例2の画像処理装置の構成を示す図である。
【図7】位相変換範囲が2πより広くても2πの範囲で同様の効果が得られることを示す図である。
【図8】実施例3の画像処理装置の構成を示す図である。
【図9】実施例3の計算機ホログラムの作成方法を説明するための図である。
【図10】実施例4の認識装置のブロック図である。
【図11】実施例4の比較手段の一例である光学的ジョイントトランスフォームコリレーション装置の構成を示す図である。
【図12】実施例5の認識装置のブロック図である。
【図13】実施例6の認識装置の構成を示す図である。
【図14】実施例7の画像処理装置の構成を示す図である。
【図15】実施例7において領域分割のためのフィルターに用いる重みテーブルの例を示すための図である。
【図16】実施例8の画像処理装置の構成を示す図である。
【図17】実施例9の画像処理装置の構成を示す図である。
【図18】認識対象物体の所定位置での回折効率を模式的に示す図である。
【図19】拡張ガウス球を認識に用いる方法を説明するための図である。
【図20】実際に観察可能な拡張ガウス像が制限される様子を示す図である。
【符号の説明】
1、2…平面
401…距離画像獲得手段
402…画像表示手段
403…フーリエ変換光学系
404…フーリエ変換スペクトル検出手段
405…認識手段
501…認識対象物体
502…レーザーレンジファインダー
503、505、511…フレームメモリ
504、512…コンピュータ
506…電気アドレス型位相変調液晶
507…コヒーレント光
508…フーリエ変換レンズ
509…スクリーン
510…CCDカメラ
521…レーザー発振器
522…レーザー光
523…集光レンズ
524…ピンホール
525…コリメータレンズ
601…認識対象物体
602a、602b…CCDカメラ
603a、603b、605、615…フレームメモリ
604、616…コンピュータ
606…透過型液晶表示素子
607…書き込み光
608…結像レンズ
609…光書き込み型位相変調液晶
610…ビームスプリッター
611…読み出し光
612…フーリエ変換レンズ
613…スクリーン
614…CCDカメラ
701…認識対象物体
702…レーザーレンジファインダー
703、705、711…フレームメモリ
704、712…コンピュータ
706…電気アドレス型強度変調型液晶
707…読み出し光
708…フーリエ変換レンズ
709…スクリーン
710…CCDカメラ
731…波面
732…位相分布
733…平面
801、809…コンピュータ
802、808…フレームメモリ
803…読み出し光
805…フーリエ変換レンズ
804…電気アドレス型振幅変調液晶
806…スクリーン
807…CCDカメラ
1001…変換画像
1002…コンピュータのメモリ
1003…比較手段
1101…変換画像
1102…一次のモーメント・二次のモーメント検出器
1103…メモリ
1104…一次モーメント比較手段
1105…選択手段
1106、1108…回転手段
1107…比較手段
1201…ニューラルネットの入力層
1202…ニューラルネットの中間層
1203…ニューラルネットの出力層
1204…ニューロン
1401…距離画像獲得手段
1402…第1画像表示手段
1403…物体情報獲得手段
1404…領域抽出手段
1405…第2画像表示手段
1406…フーリエ変換手段
1407…検出手段
1408…認識手段
1501…認識対象物体
1502…レーザーレンジファインダー
1503…フレームメモリ
1504…コンピュータ
1505…フレームメモリ
1506…位相変調型の電気アドレス型SLM
1507…フレームメモリ
1508…強度変調型の電気アドレス型SLM
1510…ヘリウムネオンレーザー光源
1511…レーザー光
1512…集光レンズ
1513…ピンホール
1514…コリメータレンズ
1515…コヒーレント光
1520…フーリエ変換レンズ
1521…フィルター
1522…スクリーン
1530…CCDカメラ
1531…フレームメモリ
1532…コンピュータ
1601、1602…CCDカメラ
1603、1604…フレームメモリ
1605…コンピュータ
1606…フレームメモリ
1607…フレームメモリ
1608…強度変調型の電気アドレス型の透過型SLM
1609…強度変調型SLM
1620…インコヒーレンス光源
1621…インコヒーレンス光
1623…書き込み光
1624…読み出した光
1625…結像レンズ
1626…位相変調型の反射型の光アドレス型SLM
1627…コントローラ
1630…略平行光
1631…ビームスプリッター
1632…読み出された光
1633…透過した光
1634…フーリエ変換レンズ
1640…フィルター
1641…スクリーン
1642…CCDカメラ
1643…フレームメモリ
1644…コンピュータ
1702…レーザーレンジファインダー
1703…フレームメモリ
1704…コンピュータ
1705…フレームメモリ
1706…透過型の電気アドレス型強度変調型SLM
1708…液晶製のSLM
1715…読み出し光
1720…フーリエ変換レンズ
1721…フィルター
1722…スクリーン
1730…CCDカメラ
1731…フレームメモリ
1732…コンピュータ

Claims (6)

  1. 物体の3次元情報として、距離の情報を画素の値とする距離画像を位相分布の画像に変換し、その位相分布の画像のフーリエ変換を行い、前記距離画像中に含まれる平面の法線とその近似的な面積を示す画像を得ることを特徴とする画像処理方法。
  2. 物体の3次元情報として、距離画像を獲得する距離画像獲得手段と、獲得された距離画像を位相分布として表示するための画像表示手段と、前記画像表示手段に表示された画像を読み出すための略平行なコヒーレント光と、コヒーレント光によって読み出された画像にフーリエ変換を施すためのフーリエ変換レンズとを有するフーリエ変換光学系と、前記フーリエ変換光学系によって得られるフーリエスペクトル像を検出するためのフーリエ変換スペクトル検出手段とを有し、獲得する距離画像中に含まれる平面の法線とその近似的な面積を高速に検出することができることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2において、さらに、認識手段を有し、認識対象の3次元物体を高速で認識可能にしたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 少なくとも距離画像を獲得する距離画像獲得手段を有する物体情報獲得手段と、獲得された距離画像を位相分布として表示するための第1画像表示手段と、獲得された物体情報から領域分割し、分割された領域の一部の領域を抽出し、抽出された領域を強度情報として表示するための第2画像表示手段と、前記第1及び第2画像表示手段に表示された画像を読み出すための略平行なコヒーレント光と、コヒーレント光によって読み出された画像にフーリエ変換を施すためのフーリエ変換手段と、前記フーリエ変換手段によって得られるフーリエスペクトル像を検出するための検出手段とから構成され、獲得する物体画像中に含まれる平面の法線とその近似的な面積を高速に検出することができることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4において、さらに、前記検出手段中に強度変調が可能なフィルタリングを行うフィルタリング手段を含むことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項4において、さらに、認識手段を有し、認識対象の3次元物体を高速で認識可能にしたことを特徴とする画像処理装置。
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