JP3572712B2 - ポンプディスペンサの吐出モード切換え装置 - Google Patents

ポンプディスペンサの吐出モード切換え装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ポンプディスペンサの吐出液流の形態を可変とする吐出モード切換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のポンプディスペンサの吐出モードとしては、内容液を直線的に吐出するストリームモードと、内容液を霧状にして吐出口から放射状に吐出するスプレーモードと、内容液を泡状に吐出するフォームモードがある。
【0003】
このような吐出モードの切換えは、注口部に設けられたヒンジキャップ状のものを開閉する方法と、注口部外周にスライドバルブを装着し、このスライドバルブを回転させる方法等が多用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来からストリームモード,スプレーモード及びフォームモードのいずれか2つのモードを切換えるものはあっても、これらのモードに停止モードを加えると3モードの切換えが必要となり構造が複雑となる。
【0005】
特に、ストリームモードとスプレーモードの切換えについては、従来はストリーム用流路とスプレー用流路が一部干渉していたために、ストリーム(直進流)発生の際にスプレー(渦流)用溝に液流が干渉して渦巻傾向となり、直進流に乱れが生じるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記した従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡単な構成で、ストリームモードとスプレーモードあるいはスプレーモードとフォームモードの2つのモードに停止モードを加えた3モードの切換えを可能とするポンプディスペンサの吐出モード切換え装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、容器開口部に装着され容器内の内容液を所定量汲み出して吐出するポンプディスペンサに設けられるポンプディスペンサの吐出モード切換え装置において、霧状の吐出液流を生成するための第1の流路を備えたスプレー用アダプタと、スプレー用アダプタに装着され前記第1の流路からの霧状の吐出液流を減衰させて直進流とする第2の流路を備えたストリーム用アダプタと、該ストリーム用アダプタの第2の流路を開閉するキャップと、を備えたことを特徴とする。
【0008】
上記ストリーム用アダプタは第1ヒンジを介してスプレー用アダプタに開閉自在に連結され、さらにキャップが第2ヒンジを介して前記ストリーム用アダプタに開閉自在に連結されていることを特徴とする。
【0009】
また、容器開口部に装着され容器内の内容液を所定量汲み出して吐出するポンプディスペンサに設けられるポンプディスペンサの吐出モード切換え装置において、霧状の吐出液流を生成するための第1の流路を備えたスプレー用アダプタと、スプレー用アダプタに装着され前記第1の流路からの霧状の吐出液流と干渉すると共に空気を混合して泡を生成する第3の流路を備えたフォーム用アダプタと、該フォーム用アダプタの第3の流路を開閉するキャップと、を備えたことを特徴とする。
【0010】
フォーム用アダプタはスプレー用アダプタにスライド自在に連結され、キャップはヒンジを介してフォーム用アダプタに開閉自在に連結されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】
まず、スプレーモードとストリームモードを切り換える第1の発明について説明する。
【0012】
スプレーモードの場合には、ストリーム用アダプタをスプレー用アダプタの吐出口部から外してスプレー用アダプタの第1の流路を通じて吐出される霧状の吐出液流をそのまま吐出する。
【0013】
次に、ストリームモードの場合には、ストリーム用アダプタをスプレー用アダプタに装着する。すると、スプレー用アダプタの第1の流路から吐出された霧状の吐出液流がストリーム用アダプタの減衰用の第2の流路を通過する途上で霧状に広がる方向の力成分が減衰されて直進流となり、直進流として吐出される。
【0014】
停止モードの場合には、ストリーム用アダプタにキャップを装着して減衰用の第2の流路を閉塞する。
【0015】
ストリーム用アダプタ及びキャップを第1,第2ヒンジを介して開閉自在に連結しているので、操作が簡単になる。
【0016】
次に、スプレーモードとフォームモードを切り換える第2の発明について説明する。
【0017】
スプレーモードの場合には、ストリーム用アダプタをスプレー用アダプタの吐出口部から外してスプレー用アダプタの第1の流路を通じて吐出される霧状の吐出液流を、そのまま吐出する。
【0018】
次に、フォームモードの場合には、フォーム用アダプタをスプレー用アダプタに装着する。すると、スプレー用アダプタの第1の流路から吐出された霧状の吐出液流がフォーム用アダプタの泡生成用の第3の流路で流れが乱され、この乱流中に空気が混入されて泡が生成される。
【0019】
停止モードの場合には、フォーム用アダプタにキャップを装着して泡生成流路を閉塞する。
【0020】
フォーム用アダプタをスプレー用アダプタにスライド自在に連結し、スプレー用アダプタにヒンジを介してキャップを連結しているので、操作が簡単になる。
【0021】
【実施例】
以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
【0022】
[第1実施例]
図1及び図2は、本発明の第1実施例に係るポンプディスペンサの吐出モード切換え装置を示している。
【0023】
この吐出モード切換え装置1は、容器2の開口部に装着され容器2内の内容液を所定量汲み出して吐出するポンプディスペンサ3の吐出口部4に設けられるものである。
【0024】
本発明の吐出モード切換え装置1はどのようなタイプのポンプディスペンサにも適用可能であるが、図示例ではトリガ式ポンプディスペンサに適用した場合を例示している。
【0025】
ポンプディスペンサ3の構成を簡単に説明すると、側方に延びる吐出口部4を備えたトリガヘッド301と、容器2とトリガヘッド301とを連結するリテーナ302と、このリテーナ302に接続されるディップチューブ303と、を備えている。
【0026】
トリガヘッド301は中空部材で、その中空内部には下方に開口するシリンダ304が設けられ、このシリンダ304内周に下方からピストン部材305が上下移動可能に挿入されている。このピストン部材305の上下移動によってシリンダ304とピストン部材305間のポンプ室306の容積を膨張・収縮させ、内容液を吸入・吐出するようになっている。
【0027】
ピストン部材305の上下移動は、トリガヘッド301に揺動自在に枢支されたトリガレバー307によって操作される。すなわち、ポンプ室306内にはピストン部材305をシリンダ304から下方に引き離してポンプ室306の容積を拡張させる方向に付勢するスプリング308が装着され、スプリング308のばね力に抗してトリガレバー307を引くことによって、ポンプ室306内の容積を収縮させて内容液を吐出させる。吐出が完了するとスプリング308のばね力によってポンプ室306の容積が拡張して負圧となり内容液がポンプ室306内に吸入されるようになっている。
【0028】
吐出口部4には、内容液をポンプ室306内に吸入する際には閉じ、ポンプ室306から吐出する際には開く吐出弁機構309が設けられている。
【0029】
また、ディップチューブ303とポンプ室306とを連通すべく中空のピストン部材305内の吸入通路310には、内容液をポンプ室306内に吸入する際には開き、ポンプ室306から吐出する際には閉じる吸入弁機構311が設けられている。
【0030】
吐出モード切換え装置1は、霧状の吐出液流を生成するための第1の流路11を備えたスプレー用アダプタ10と、スプレー用アダプタ10の霧状の吐出液流を減衰させて直進流とする第2の流路21を備えたストリーム用アダプタ20と、該ストリーム用アダプタ20の第2の流路21を開閉するキャップ30と、を備えている。
【0031】
ストリーム用アダプタ20は第1ヒンジ41を介してスプレー用アダプタ10に開閉自在に連結され、さらにキャップ30が第2ヒンジ42を介して前記ストリーム用アダプタ20に開閉自在に連結されている。
【0032】
スプレー用アダプタ10は、一端が開口する中空のハウジング12と、このハウジング12の開口部を覆うように被着されるカバー13とから構成されている。ハウジング12はポンプディスペンサ3側の後端が閉塞しかつ前端が開口する筒形状であり、カバー13は前端が閉塞しかつ後端が開口する筒形状となっており、軸方向に互いに差し込んで固定される。
【0033】
ポンプディスペンサ3の吐出口部4は、トリガヘッド301のシリンダ304から上端部から側方に延びるニップル部43と、ニップル部43に差込み固定されるバルブインサート44とから構成されており、上記ハウジング12はバルブインサート44と一体成形されている。
【0034】
ハウジング12は、筒状の周壁部12aと、周壁部12aと同心的に設けられる軸部12bと、周壁部12bの後端を閉塞すると共に軸部12b後端が固定される後端壁部12cと、から構成され、後端壁部12cにポンプディスペンサ3からの吐出液流をハウジング12内に流入させる流入口12dが設けられている。
【0035】
一方、カバー13は、前記周壁部12a外周に嵌合される外筒部13aと、前記軸部12bと周壁部12a間の環状隙間に嵌合する内筒部13bと、外筒部13a及び内筒部13bの前端部を閉塞する前端壁部13cと、から構成されており、前端壁部13cの中央に吐出口13dが開口している。また、ハウジング12の軸部12bの端面はカバー13の前端壁部13cに当接している。
【0036】
そして、第1の流路11は、軸部12bと内筒部13b間に形成される。すなわち、軸部12bの端面には、吐出口13dに臨む凹部11aと、軸部12bの端面周縁から凹部11aに向かってその接線方向に延びる傾斜溝11bが設けられている。また、軸部12b外周には軸方向に延びる切欠き溝11cが設けられ、この切欠き溝11cの一端が前記流入口12dに連通し、他端が傾斜溝11bと連通している。
【0037】
ストリーム用アダプタ20は、スプレー用アダプタ10に開閉自在に連結されるキャップ状の本体部22と、この本体部22の中央に設けられる減衰用の第2の流路21を備えたノズル部23と、から構成されている。
【0038】
本体部22は断面ハット形状の中空部材で、環状壁部22aと、この環状壁部22aの前端部を閉塞しノズル部23を支持する前端壁部22bとから構成されており、前端壁部22bの中央に前記ノズル部23が一体的に設けられている。そして、環状壁部22aの上端が第1ヒンジ41を介してスプレー用アダプタ10に接続され、下端に指を掛けるための指掛け部22cが突設されている。
【0039】
環状壁部22aとスプレー用アダプタ10との当接部には、互いに係合する係止溝51及び係止突起52が設けられており、ストリーム用アダプタ20を閉じた際の固定、及びスプレー用吐出口13dとノズル部23間の位置決めを図っている。また、ストリーム用アダプタ20を閉じた際に、ノズル部23のスプレー用アダプタ側端部をスプレー用アダプタ10の吐出口13d周縁に押圧して液密状態に密接させている。
【0040】
ノズル部23は細長い円筒形状で、スプレー用の吐出口13dと同軸的に配置されている。
【0041】
キャップ30は、環状壁部31と環状壁部31の前端部を閉塞する前端壁部32とを有する断面ハット形状で、前端壁部32の裏面に、ノズル部23の先端開口部に差し込まれる栓体部33と、この栓体部33の周囲を取り囲みノズル部23の外周に嵌合する嵌合壁部34とから構成されている。
【0042】
そして、環状壁部31の下端が第2ヒンジ42を介してストリーム用アダプタ20に接続され、上端に指を掛けるための指掛け部35片が突設されている。
【0043】
また、環状壁部31とストリーム用アダプタ20との当接部には、互いに係合する係止溝53及び係止突起54が設けられている。
【0044】
上記した第1,第2ヒンジ41,42は、支点41a,42aと、弾性支持片41b,42bを備えており、弾性支持片41b,42bにて閉状態及び開状態を維持するようになっている。弾性支持片41b,42bはくの字形状で、一端がキャップ30あるいはストリーム用アダプタ20に揺動自在に接続され、他端がストリーム用アダプタ20あるいはスプレー用アダプタ10に揺動自在に接続されている。
【0045】
これら第1,第2ヒンジ41,42いずれも樹脂ヒンジで、スプレー用アダプタ10のカバー13,ストリーム用アダプタ20およびキャップ30と共に一体成形される。
【0046】
この第1実施例のモード切換え装置の切換え操作は、次の通りである。
【0047】
スプレーモードの場合には、ストリーム用アダプタ20を開いてスプレー用アダプタ10の吐出口13dを開口し、第1の流路11を通じて吐出される霧状の吐出液流をそのまま吐出する。すなわち、第1の流路11では、流入口12dから流入した液体が切欠き溝11cから傾斜溝11bを通じて凹部11aに流れ込み、凹部11aにおいて渦流でき、液体に遠心力が与えられる。この状態で吐出口13dから液流が吐出されると、作用している遠心力によって液流は吐出口13dから広がる方向に吐出される(図2(a)参照)。もちろん、渦流を形成しないでも霧状の吐出液流を形成することは可能であり、第1の流路11の構成はこれに限定されない。たとえば、細孔から圧力をかけて噴き出すだけでも霧状の吐出液流を形成することができる。
【0048】
次に、ストリームモードの場合には、ストリーム用アダプタ20をスプレー用アダプタ10に装着する。すると、スプレー用アダプタ10の第1の流路11から吐出された霧状の吐出液流がストリーム用アダプタ20の減衰用の第2の流路21を通過する途上で渦流が減衰されて直進流となり、直進流として吐出される。
【0049】
停止モードの場合には、ストリーム用アダプタ20にキャップ30を装着して減衰用の第2の流路21を閉塞する。
【0050】
ストリーム用アダプタ20及びキャップ30を第1,第2ヒンジ41,42を介して開閉自在に連結しているので、操作が簡単になる。
【0051】
[第2実施例]
図3,図4には本発明の第2実施例に係る吐出モード切換え装置を示している。
【0052】
この実施例は、吐出液流の形態として、スプレーモードとフォームモードを切換え可能としたものである。
【0053】
この吐出モード切換え装置201は、霧状の吐出液流を生成するための第1の流路211を備えたスプレー用アダプタ210と、スプレー用アダプタ210の霧状の吐出液流と干渉すると共に空気を混合して泡を生成する第3の流路261を備えたフォーム用アダプタ260と、フォーム用アダプタ260の第3の流路261を開閉するキャップ230と、を備えている。
【0054】
フォーム用アダプタ260はスプレー用アダプタ210にスライド自在に連結され、キャップ230はヒンジ241を介してフォーム用アダプタ260に開閉自在に連結されている。
【0055】
スプレー用アダプタ210は、一端が開口する中空のハウジング212と、このハウジング212の開口部を覆うように被着されるカバー213とから構成されている。ハウジング212はポンプディスペンサ3側の後端が閉塞しかつ前端が開口する筒形状であり、カバー213は前端が閉塞しかつ後端が開口する筒形状となっており、軸方向に互いに差し込んで固定される。
【0056】
ポンプディスペンサ3の吐出口部4は、トリガヘッド301のシリンダ304から上端部から側方に延びるニップル部43と、ニップル部43に差込み固定されるバルブインサート44とから構成されており、上記ハウジング212はバルブインサート44と一体成形されている。
【0057】
ハウジング212は、筒状の周壁部212aと、周壁部212aと同心的に設けられる軸部212bと、周壁部212aの後端を閉塞すると共に軸部212b後端が固定される後端壁部212cと、から構成され、後端壁部212cにポンプディスペンサ3からの吐出液流をハウジング212内に流入させる流入口212dが設けられている。
【0058】
一方、カバー213は、前記周壁部212a外周に嵌合される外筒部213aと、前記軸部212bと周壁部212a間の環状隙間に嵌合する内筒部213bと、外筒部213a及び内筒部213bの前端部を閉塞する前端壁部213cと、前端壁部213cから前方に延びるガイド壁部213eとから構成されており、前端壁部213cの中央に吐出口213dが開口している。また、ハウジング212の軸部212bの端面はカバー213の前端壁部213cに当接している。
【0059】
そして、第1の流路211は、軸部212bと内筒部213b間に形成される。すなわち、軸部212bの端面には、吐出口213dに臨む凹部211aと、軸部212bの端面周縁から凹部211aに向かって半径方向に対して傾斜して形成される傾斜溝211bが設けられている。また、軸部212b外周には軸方向に延びる切欠き溝211cが設けられ、この切欠き溝211cの一端が前記流入口212dに連通し、他端が傾斜溝211bと連通している。
【0060】
また、ハウジング212の周壁部212と、カバー213の外筒部213aの間には空気通路214が設けられている。この空気通路214の一端はカバー213の外筒部213aに設けられた空気吸入口214aを介して大気と連通し、他端はカバー213の先端壁部213cに設けられた空気吐出口214bに連通している。この空気吐出口214bはフォーム用アダプタ260内に連通している。
【0061】
フォーム用アダプタ260は、スプレー用アダプタ210のカバー212の円筒状のガイド壁部213eに軸方向にスライド自在に嵌合する環状部材で、内周がガイド壁部213e外周に嵌合する外環部262と、外環部262の内側に所定距離だけ隔てて配される内環部263と、外環部262と内環部263とを連結する補強リブ264と、から構成されている。内環部263はスプレー用アダプタ210の吐出口213dを中心とすると円周上に形成されている。
【0062】
そして、外環部262と内環部263の間の環状隙間にスプレー用アダプタ210のガイド壁部213eが軸方向にスライド自在に嵌合されており、フォーム用アダプタ260をスプレー用アダプタ210の端面に当接するまで押し込んだ第1位置A、フォーム用アダプタ260をスプレー用アダプタ210端面から離間するように引き出した第2位置B間を移動自在となっている。第2位置Bの位置決めは、ガイド壁部213eの先端部内周に設けた係合突起213fを内環部263に係合することによって行う。
【0063】
第1位置Aでは、内環部263はスプレーモードでの霧状の液流と干渉せず、しかもスプレー用アダプタ210の前端壁部213cに設けられた空気吐出口213dが閉塞される。
【0064】
第2位置Bでは、フォーム用アダプタ260の内環部263はスプレーモードの液流と干渉すると共に、空気吐出口213dが開放されて内環部263内周の第3の流路261で乱された液流に空気が混入し泡が生成される。
【0065】
キャップ230はフォーム用アダプタ260の外環部262に着脱自在に嵌合される環状壁231と、環状壁231の内径端からフォーム用アダプタ260の内環部263に向けて突出する栓体部232と、から構成される。栓体部232は、フォーム用アダプタ260の内環部263内周に嵌合される嵌合壁233と、スプレー用アダプタ210の前端壁部213cの吐出口213dの周縁に液密に密接される環状のシール部234と、から構成される。
【0066】
環状壁231の下端はヒンジ241を介してフォーム用アダプタ260に接続され、上端には指掛け部235が設けられている。
【0067】
この第2実施例は次のようにして吐出モードが切り換えられる。
【0068】
スプレーモードの場合には、フォーム用アダプタ260をスプレー用アダプタ210側の第1位置Aに移動させ、スプレー用アダプタ210の第1の流路211から吐出口213dを通じて吐出される霧状の吐出液流を、そのまま吐出する。
【0069】
次に、フォームモードの場合には、フォーム用アダプタ260を内環部263が霧状の液流と干渉する第2位置Bまでスライドさせる。
【0070】
すると、スプレー用アダプタ210の吐出口213dから吐出された霧状の吐出液流がフォーム用アダプタ260の内環部263内周の第3の流路261内で流れが乱され、この乱流中に空気を混入することによって泡が生成され、泡状となって吐出される。
【0071】
停止モードの場合には、フォーム用アダプタ260にキャップ230を装着して栓体部によって第3の流路261を閉塞すると共に、シール部234によってスプレー用アダプタ210の吐出口213dをシールする。
【0072】
本実施例では、フォーム用アダプタ260をスプレー用アダプタ210にスライド自在に連結し、フォーム用アダプタ260にヒンジ241を介してキャップ230を連結しているので、操作が簡単になる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にあっては、霧状の吐出液流を生成するための第1の流路を備えたスプレー用アダプタと、スプレー用アダプタの霧状の吐出液流を減衰させて直進流とする第2の流路を備えたストリーム用アダプタと、ストリーム用アダプタの第2の流路を開閉するキャップとを備えるだけの簡単な構成で、スプレーモード,ストリームモード及び停止モードの3モードの切換えを行うことができる。
【0074】
また、霧状の吐出液流を生成する第1の流路と、直進流を生成する第2の流路を、それぞれ別個のアダプタに独立して設けているので、安定した吐出液流を形成できる。
【0075】
さらに、ストリーム用アダプタ及びキャップを第1,第2ヒンジを介して開閉自在に連結しているので、操作が簡単になる。
【0076】
また、スプレー用アダプタとスプレー用アダプタからの霧状の吐出液流を減衰させて直進流とする第2の流路を備えたストリーム用アダプタと、ストリーム用アダプタの第2の流路を開閉するキャップと、を備えるだけの簡単な構成で、スプレーモード,フォームモード及び停止モードの3モードの切換えを行うことができる。
【0077】
この場合にも、フォーム用アダプタをスプレー用アダプタにスライド自在に連結し、スプレー用アダプタにヒンジを介してキャップを連結しているので、操作が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例にポンプディスペンサの吐出モード切換え装置を示すもので、同図(a)は全体構成を示す縦断面図、同図(b)は吐出モード切換え装置の展開図である。
【図2】図2(a),(b)は図1の吐出モード切換え装置のモード切換え状態の説明図、同図(c)は第1流路出口の説明図である。
【図3】図3は本発明の第2実施例にポンプディスペンサの吐出モード切換え装置を示す縦断面図である。
【図4】図4(a),(b)は図3の装置のモード切換え状態の説明図、同図(c)は第1流路出口の説明図である。
【符号の説明】
1 モード切換え装置
2 容器
3 ポンプディスペンサ
4 吐出口部
10,210 スプレー用アダプタ
11,211 第1の流路
12,123 ハウジング(支持部材)
13,213 カバー
13d,213d 吐出口
20 ストリーム用アダプタ
21 第2の流路
30,230 キャップ
260 フォーム用アダプタ
261 第3の流路
263 内環部
41,42,241 ヒンジ

Claims (4)

  1. 容器開口部に装着され容器内の内容液を所定量汲み出して吐出するポンプディスペンサに設けられるポンプディスペンサの吐出モード切換え装置において、
    霧状の吐出液流を生成するための第1の流路を備えたスプレー用アダプタと、
    該スプレー用アダプタに装着され、前記第1の流路からの霧状の吐出液流を減衰させて直進流とする第2の流路を備えたストリーム用アダプタと、
    該ストリーム用アダプタに装着され前記第2の流路を開閉するキャップと、を備えたことを特徴とするポンプディスペンサの吐出モード切換え装置。
  2. ストリーム用アダプタは第1ヒンジを介してスプレー用アダプタに開閉自在に連結され、さらにキャップが第2ヒンジを介して前記ストリーム用アダプタに開閉自在に連結されている請求項1に記載のポンプディスペンサの吐出モード切換え装置。
  3. 容器開口部に装着され容器内の内容液を所定量汲み出して吐出するポンプディスペンサに設けられるポンプディスペンサの吐出モード切換え装置において、
    霧状の吐出液流を生成するための第1の流路を備えたスプレー用アダプタと、
    該スプレー用アダプタに装着され、前記第1の流路からの霧状の吐出液流と干渉すると共に空気を混合して泡を生成する第3の流路を備えたフォーム用アダプタと、
    該フォーム用アダプタに装着され前記第3の流路を開閉するキャップと、を備えたことを特徴とするポンプディスペンサの吐出モード切換え装置。
  4. フォーム用アダプタはスプレー用アダプタにスライド自在に連結され、キャップはヒンジを介してフォーム用アダプタに開閉自在に連結されている請求項3に記載のポンプディスペンサの吐出モード切換え装置。
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