JP3571302B2 - サスペンション部の配線構造 - Google Patents

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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホイール内に駆動用モータを組み込んだインホイール式ドライブの電気自動車において、車体側からインホイール式モータに電力ケーブルで配線する構造であって、車体の走行中の振動によって電力ケーブルが金属疲労し、その結果破断等を起こすことを防止することができるサスペンション部の配線構造に関するものである。
【0002】
図7に示すように、電気自動車とは、電動機101の駆動力のみを用いて走行が可能な車であり、その電動機101に供給する電力源として、二次電池(バッテリー)を用いるものを狭義の電気自動車A、エンジン発電機を用いるものをシリーズハイブリッド車B、燃料電池を用いるものを燃料電池車Cと呼ぶことにする。なお、図7において、102は車輪、103はコントローラ、104は二次電池、201はエンジン、202は発電機、301は水素供給源、302は燃料電池である。
【0003】
このように、電気自動車とは、回転式電気電動機の駆動力のみを用いて走行が可能な車であり、その電気電動機に供給する電力源として、二次電池、燃料電池、内燃機関を用いた発電機、太陽電池等およびこれらを組み合わせたものを使用した車と定義する。ただし、以下の説明では、二次電池のみを用いた電気自動車を念頭におくが、燃料電池、内燃機関発電機、太陽電池を電力源とする車も当然に含まれる。
【0004】
【従来の技術】
これまでの電気自動車の駆動方式の一つとして、車輪の中に電動機を挿入するインホイールドライブ方式が本願発明者によって提案されている。このインホイールドライブ方式は、電動機から車輪へのエネルギー伝送効率が向上し、駆動系全体の重量を軽減し、かつ車室内の有効利用空間が拡大するという特徴がある。このドライブシステム方式においては、車体から電力を供給するため、2本あるいは3本の動力線が接続されるが、このドライブシステムは車体とサスペンションを通して接続されているため、車の振動によってこの動力線が破断を起こす。この振動の影響を抑止するためには、その振動が実質的に影響しない程度に長くして動力線に余裕を持たせる必要があった。
【0005】
従来、近い技術として、四輪車のリヤサスペンションのうち3リンク式と呼ばれる型式(トレーリングリンク式ともいう)のサスペンションに配線技術を適用した例がある。
【0006】
図8は従来の自動車のサスペンション構造を示す車体の背面図、図9は従来の自動車のサスペンション構造を示す車体の側面図である。
【0007】
この3リンク式のサスペンションは、図8および図9に示すように、トレーリングアーム600とラテラルロッド601によってアクスルシャフト602を車体フレーム603に支持し、コイルスプリング604とショックアブソーバ605によってアクスルシャフト602を懸架したものである。この3リンク式のサスペンションに用いられるトレーリングアーム600には、ブレーキ装置または車軸ハウジングに設けられた車輪速センサ検出部に接続されるワイヤーハーネスが配線されている。
【0008】
図10は従来のサスペンション部の配線構造を示したものであり、トレーリングアーム600の側面606にブラケット607により鋼管608を固定し、この鋼管608内にワイヤーハーネス609を通して車体側Aから車輪速センサ検出部Bに配線するようにしている。なお、610は車体フレーム側のブラケットに取り付ける外筒付きブッシュ、611はアクスルシャフト側のブラケットに取り付ける外筒付きブッシュである。
【0009】
上記のような従来のサスペンション構造の場合、走行時に、前車輪によってはね上げられた飛び石等が後車輪のトレーリングアーム600部分に飛び、この飛び石が鋼管608あるいはワイヤーハーネス609に当たり、鋼管608あるいはワイヤーハーネス609を損傷させる恐れがあった。
【0010】
この欠点を改良したものに、車体フレームとアクスルシャフトとの間に設けられたトレーリングアーム部材に沿って配線するサスペンション部の配線構造において、上記トレーリングアーム部材の上面に長手方向に沿って凹部を形成し、この凹部に沿って配線したものがある。さらには、凹部の断面形状をトレーリングアーム部材の下降側の傾斜方向にしたがって徐々に浅く形成したものがある。
【0011】
図11は従来の改良例のサスペンション部の配線構造を示す概念斜視図、図12は図11のB線断面図である。
【0012】
これらの図において、701は自動車のサスペンションを構成するトレーリングアーム部材であり、このトレーリングアーム部材701は長尺のトレーリングアーム部材本体702の両側に車体フレーム側のブラケット703に取り付ける外筒付きブッシュ704と、アクスルシャフト側のブラケット705に取り付ける外筒付きブッシュ706を設けたものである。このトレーリングアーム部材本体702は1枚の長尺の板部材をプレス成形によってハット型に成形したもので、トレーリングアーム部材本体702の上面長手方向に沿って凹部708が形成されている。この凹部708は、断面形状をトレーリングアーム部材本体702の下降側の傾斜方向にしたがって徐々に浅く形成され、最終的に外筒付きブッシュ706付近で凹部708が上面と面一になるように形成されている。
【0013】
更に、709はブレーキ装置または車軸ハウジングに設けられた車輪速センサ検出部に接続されるワイヤーハーネスであり、このワイヤーハーネス709は、上記トレーリングアーム部材本体702の凹部708内に配線され、トレーリングアーム部材本体702の両端部に溶接によって留められたクランプ710,711をワイヤーハーネス709の上に折曲げることによって固定されている。712はワイヤーハーネス709をブラケット703上面に取り付けるクランプである。
【0014】
このように構成すると、前車輪のはね上げによる飛び石がトレーリングアーム部材本体702に当たってもワイヤーハーネス709には当たらないので、飛び石によってワイヤーハーネス709が損傷することがない。
【0015】
更に、凹部708の断面形状をトレーリングアーム部材本体702の下降側の傾斜方向にしたがって徐々に浅く形成しているので、雨水等が凹部708内に入った場合にも凹部708の斜面に沿って外部に排出される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記改良例は、対象がセンサへ接続されているワイヤーハーネス程度の細線であって、電気自動車の電力線、即ち断面形状が大きい太線で、重量があり、電流容量も大きく、可撓性の乏しい電線を対象としたものではない。
【0017】
本発明は、上記状況を鑑みて、電力線を飛び石等から保護することができるとともにトレーリングアームの断面強度の低下を防止することができるサスペンション部の配線構造を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕サスペンション部の配線構造において、サスペンション部のトレーリングアーム部材またはラテラルロッドを電力線接続部を除いて絶縁し、前記トレーリングアーム部材またはラテラルロッドを電力供給路として用いることを特徴とする。
【0019】
〔2〕サスペンション部の配線構造において、アッパーアームとローアーアームとを有するダブルウィッシュボーンの各アームとそのリンク機構のロッドを電気的導電体となし、電気的絶縁体のブッシュを介してジョイント本体に接続し、前記各アームのロッドを電力供給路として用いるようにしたことを特徴とする。
【0020】
〔3〕上記〔2〕記載のサスペンション部の配線構造において、前記電気的絶縁体のブッシュは前記各アームとロッドとジョイント本体間に同軸的に螺合されることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】
図1は参考例を示すサスペンション部の配線構造(プレス成形によるトレーリングアーム部材)を示す概念斜視図、図2は図1のA線断面(プレス成形によるトレーリングアーム部材本体断面)図である。
【0023】
これらの図において、1は自動車のサスペンションを構成するトレーリングアーム部材で、このトレーリングアーム部材1には長尺のトレーリングアーム部材本体2の両側に車体フレーム側のブラケット3に取り付ける外筒付きブッシュ4とモータ側のブラケット5に取り付ける外筒付きブッシュ6が設けられている。
【0024】
特に、参考例によれば、トレーリングアーム部材本体2は1枚の長尺の板部材をプレス成形によってU字型に成形したもので、トレーリングアーム部材本体2の長手方向に沿ってU形部8が形成されている。このU形部8は、その底面に水抜き孔7が設けられている。このU形部8には、インホイール式モータに接続される複数本の電力線9が収納される。その電力線9は、トレーリングアーム部材本体2のU形部8の内部に樹脂製ステップル11−1〜11−3により移動自在に押さえられ配線されている。10は電力線9をブラケット3上面に取り付ける樹脂製クランプで、最も折り曲げの起こらない位置に電力線9を固定するようにしている。
【0025】
トレーリングアーム部材本体2を断面略U字型としたのは、
(1)電力線自体の断面形状が、かなりの面積を必要とし、これを受け入れるためには広い空間が必要である。
【0026】
(2)電力線は重量があるため、車の振動による影響が大きいが、収納空間が広いと振動により摩擦破損することが少なくなる。
【0027】
(3)電力線は折れ曲がり力が作用するように固定されているのではなく、樹脂製のステップルにより弾性的に支持されているので、折れ曲がり破断を抑制できる。また、電力線のブラケットへの支持も弾性を有する樹脂製ステップルで行うので、折れ曲がり破断を抑制して、配線することができる。
【0028】
等の理由による。
【0029】
次に、電力線9を配線する場合を説明する。
【0030】
まず、トレーリングアーム部材本体2のU形部8の内部に沿って電力線9を配線する。そして、ステップル11−1〜11−3により、電力線9を無理な力が加わらないように保持した状態でトレーリングアーム部材本体2の窪み部(又は貫通穴)2Aにステップル11−1,11−2,11−3の突出係止部11−Aを嵌合させることによりステップル11−1,11−2,11−3をトレーリングアーム部材本体2に係止する。これにより、電力線9が2本あるいは3本のとき、統括して支持することができる。
【0031】
また、第2の実施形態として、ラテラルロッド(図示なし)も同様にU字型となし、U形部を形成し、このU形部に電力線を添設するようにしてもよい。
【0032】
第3の実施形態は、電力線を接続する部分を除いて絶縁処理し、トレーリングアーム部材本体2自体を導電材で形成し、原則必要な電気的接続部以外を絶縁膜で覆うように構成することもできる。
【0033】
この結果、前車輪のはね上げによる飛び石がトレーリングアーム部材本体2に当たっても電力線9には当たらないので、飛び石によって電力線9が損傷することがない。また、U形部8の底面部に水抜き孔7を形成しているので、雨水等がU形部8の内部に入った場合にも水抜き孔7から排出される。更に、トレーリングアーム部材本体2が導電路を兼ねる場合は、電力線9を省略できると共に、電力線9の振動による破断を発生させないようにすることができる。
【0034】
次いで、電力線に接続されるインホイール式モータについて、図3を参照して参考例の実施態様を説明する。
【0035】
図3は参考例の電気自動車の駆動系を示す概念図である。
【0036】
電気自動車用の駆動機構150は、モータ200と、減速歯車機構300とブレーキ400を組み合わせて一体のユニット機構としたものであり、タイヤ500が装着される。モータ200は永久磁石式交流モータである。このモータ200のケーシング210は、アウターフレーム211とインナーフレーム212と端リング213と端板214とで構成されている。
【0037】
アウターフレーム211は円筒状となっており図中右側部にブラケット部211aを有している。インナーフレーム212はアウターフレーム211の内側に同心状に配置された円筒状部材であり図中右側部にブラケット部212aを有している。そしてこれらのブラケット部211aとブラケット部212aがボルト結合されることにより、アウターフレーム211とインナーフレーム212が連結されている。アウターフレーム211の左端面には端リング213がボルト付され、この端リング213には端板214がボルト付されている。アウターフレーム211の内周面には、固定子鉄心221及びコイル222で形成した固定子220が取り付けられている。またインナーフレーム212の外周面にはモータベアリング230を介して円筒状の回転子240が回転自在に取り付けられている。
【0038】
回転子240は回転子鉄心241及び永久磁石242により形成されている。回転子鉄心241には回転ブロック250がボルト付けされ、回転ブロック250の左端には回転速度検出器260が取り付けられ、回転ブロック250の右部にはシャフト270がセレーション結合されている。モータ200のコイル222にはケーブル280を通じて交流電流が供給され、回転速度検出器260で検出した回転速度信号はケーブル263を介して出力される。
【0039】
なお、アウターフレーム211に形成した支持リング290,291がサスペンションの支点に連結されて、この駆動機構150が電気自動車のシャーシヘ取り付けられる。
【0040】
減速歯車機構300は遊星歯車機構で構成されており、シャフト270の回転を減速してホイール軸410に伝える。この場合、減速歯車機構300のキャリア310は、ホイール軸410にセレーション結合されており、ホイール軸410の軸方向移動を許容しつつ回転力を伝えるようにしている。更に、減速車歯機構300の外径の寸法は、回転子240の内周径よりも大きくなっている。
【0041】
また、ホイール軸410が貫通しているホイール軸管411は、ブラケット部211a,212aに固定されている。そして、モータ200とブレーキ400との連結部分の空スペース、具体的にはインナーフレーム212のブラケット部212aとホイール軸管411とで囲むスペースに、前記減速歯車機構300を配置するようにしている。更にシャフト270の端面とホイール軸410との端面はピボット412によりピボット支持されている。
【0042】
また、ブレーキ400はドラムを用いた液圧ブレーキである。即ち、ホイール軸410にはホイールハブ420がボルト付けされ、このホイールハブ420にはブレーキドラム430がボルト付けされている。またホイール軸管411とホイールハブ420との間にはハブベアリング440が介装されている。このブレーキ400では、ブレーキペダルが踏まれて液圧が高くなると、ホイールシリンダ401の作用によりブレーキシュー402が押し広げられてブレーキドラム430に接触し、ブレーキが作用する。
【0043】
タイヤ500はディスクホイール505のリム510に取り付けられている。このリム510はディスクホイール505の車輪円板を介してブレーキドラム430に連結されている。
【0044】
上記した駆動機構150では、モータ200が駆動して回転子240が回転すると、この回転は回転ブロック250及びシャフト270に伝わり、減速歯車機構300で減速されてホイール軸410に伝わる。このためホイール軸410に連結されたタイヤ500及びブレーキドラム430が回転し、これにより電気自動車が走行する。
【0045】
また、減速歯車機構300は、モータ200に取り付けられるサンギヤと、このサンギヤと噛合するプラネタリーギヤと、このプラネタリーギヤと同軸の次段のプラネタリーギヤと、この次段のプラネタリーギヤと噛合するリングギヤとからなる。
【0046】
図1及び図2に示した電力線9は、バッテリから各車輪毎に設けた電力制御装置を介して車体フレームに一旦継支された後、トレーリングアーム部材本体2又はラテラルロッドに設けたU形部8に沿って移動自在に支持され、モータ200のケーブル端子にケーブル280として接続される。
【0047】
また、電力線9を用いない場合は、トレーリングアーム部材本体2又はラテラルロッドを接続部を除いて絶縁処理し、電力制御装置の出力をトレーリングアーム部材本体2又はラテラルロッドの一端にケーブル接続し、他端からモータの端子へケーブル接続する。
【0048】
図4は本発明の実施例を示すダブルウィッシュボーンからなるサスペンション機構の模式図である。
【0049】
図4において、111は車台(BBF)、112,112′、113,113′は中空のフレーム、114,114′は前部後輪、115,115′は前部前輪、120,120′はサスペンション(ダブルウィッシュボーン)、121,121′は第1のサブフレーム、122,122′は第2のサブフレーム、123,123′は緩衝部材、125,125′はローアーアーム、126,126′はアッパーアーム、106,106′,107,107′は両流体空圧シリンダ、116,116′はパイプ、117,117′はリザーバである。
【0050】
図5は本発明の実施例を示すダブルウィッシュボーンからなるサスペンション部の配線構造の模式図、図6はそのサスペンション部の配線構造の要部構成図である。
【0051】
図5に示すように、サスペンション部の配線構造において、ダブルウィッシュボーンは、アッパーアーム520とローアーアーム530とから構成され、アッパーアーム520は、第1のジョイント機構521と、電気的導電体からなる第1のアーム522と共通ジョイント機構523と、第2のジョイント機構521′と、電気的導電体からなる第2のアーム522′と共通ジョイント機構523とからなる一対のアームを備えている。
【0052】
一方、ローアーアーム530は、第1のジョイント機構531と、電気的導電体からなる第1のアーム532と共通ジョイント機構533と、第2のジョイント機構531′と、電気的導電体からなる第2のアーム532′と共通ジョイント機構533とからなる一対のアームを備えている。なお、524,524′,534,534′はロッドに溶着されるリード線である。
【0053】
そのダブルウィッシュボーンの配線構造は、図6(b)に示すように、円筒状のアーム522の先端部の外周部には雄螺子522Aを設け、その雄螺子522Aに電気的絶縁体の円筒ブッシュ525を内周部に形成された雌螺子525Aを螺合させ、その円筒ブッシュ525の外周部に形成された雄螺子525Bにはジョイント部526の先端部の内周部に形成された雌螺子526Aを螺合させるようにしている。
【0054】
図6(a)に示すように、円筒状のアーム522は電気的導体となし、電気的絶縁体の円筒状ブッシュ525を介してジョイント部526に連結し、前記各アームの第1及び第2アーム522,522′を電力供給路として用いることができ、第1アーム522の先端部からは溶着されるリード線524を介して各電気的装置(図示なし)に接続することができる。
【0055】
このように構成したので、ダブルウィッシュボーンのアームを配線(導電路)として用いることができ、しかも、電気的絶縁体のブッシュ525は前記各アームとジョイント本体間に同軸的に螺合するようにしたので、電気的絶縁を確保するとともに、アームとジョイント部との機械的強度を劣化させることなく連結することができる。
【0056】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0057】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0058】
(A)前車輪のはね上げによる飛び石がトレーリングアーム部材本体に当たっても電力線には当たらないので、飛び石によって電力線が損傷することがない。
【0059】
)また、トレーリングアーム部材本体が導電路を兼ねる場合は、電力線が省略できると共に、電力線の振動による破断を発生させないようにすることができる。
【0060】
)ダブルウィッシュボーンのアームを配線(導電路)として用いることができる。
【0061】
)電気的絶縁体のブッシュは前記各アームのロッドとジョイント本体間に同軸的に螺合するようにしたので、電気的絶縁を確保するとともに、ロッドとジョイント部との機械的強度を劣化させることなく連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例を示すサスペンション部の配線構造を示す概念斜視図である。
【図2】図1のA線断面図である。
【図3】参考例の電気自動車の駆動系を示す概念図である。
【図4】本発明の実施例を示すダブルウィッシュボーンからなるサスペンション機構の模式図である。
【図5】本発明の実施例を示すサスペンション部の配線構造を示す模式図である。
【図6】本発明の実施例を示すサスペンション部の配線構造の要部構成図である 。
【図7】電気動力自動車の基本構成を示す図である。
【図8】従来の自動車のサスペンション構造を示す車体の背面図である。
【図9】従来の自動車のサスペンション構造を示す車体の側面図である。
【図10】従来のサスペンション部の配線構造を示す図である。
【図11】従来の改良例のサスペンション部の配線構造を示す概念斜視図である。
【図12】図11のB線断面図である。
【符号の説明】
1 トレーリングアーム部材
2 トレーリングアーム部材本体
2A トレーリングアーム部材本体の窪み部(又は貫通穴)
3,5 ブラケット
4,6 外筒付きブッシュ
7 水抜き孔
8 U形部
9 電力線(ワイヤーハーネス)
10 樹脂製クランプ
11−1,11−2,11−3 樹脂製ステップル
11−A 突出係止部
106,106′,107,107′ 両流体空圧シリンダ
111 車台(BBF)
112,112′,113,113′ 中空のフレーム
114,114′ 前部後輪
115,115′ 前部前輪
116,116′ パイプ
117,117′ リザーバ
120,120′ サスペンション(ダブルウィッシュボーン)
121,121′ 第1のサブフレーム
122,122′ 第2のサブフレーム
123,123′ 緩衝部材
125,125′,520 ローアーアーム
126,126′,530 アッパーアーム
150 駆動機構
200 モータ
210 ケーシング
211 アウターフレーム
211a,212a ブラケット部
212 インナーフレーム
213 端リング
214 端板
220 固定子
221 固定子鉄心
222 コイル
230 モータベアリング
240 回転子
241 回転子鉄心
242 永久磁石
250 回転ブロック
260 回転速度検出器
263,280 ケーブル
270 シャフト
290,291 支持リング
300 減速歯車機構
310 キャリア
400 ブレーキ
401 ホイールシリンダ
402 ブレーキシュー
410 ホイール軸
411 ホイール軸管
412 ピボット
420 ホイールハブ
430 ブレーキドラム
440 ハブベアリング
500 タイヤ
505 ディスクホイール
510 リム
521,531 第1のジョイント機構
521′,531′ 第2のジョイント機構
522,532 第1のアーム(電気的導電体からなる円筒状のアーム)
522′,532′ 第2のアーム
522A,525B 雄螺子
523,533 共通ジョイント機構
524,524′,534,534′ リード線
525 電気的絶縁体の円筒ブッシュ
525A,526A 雌螺子
526 ジョイント部

Claims (3)

  1. サスペンション部の配線構造において、サスペンション部のトレーリングアーム部材またはラテラルロッドを電力線接続部を除いて絶縁し、前記トレーリングアーム部材またはラテラルロッドを電力供給路として用いるようにしたことを特徴とするサスペンション部の配線構造。
  2. サスペンション部の配線構造において、アッパーアームとローアーアームとを有するダブルウィッシュボーンの各アームとそのリンク機構のロッドを電気的導電体となし、電気的絶縁体のブッシュを介してジョイント本体に接続し、前記各アームおよびロッドを電力供給路として用いるようにしたことを特徴とするサスペンション部の配線構造。
  3. 請求項2記載のサスペンション部の配線構造において、前記電気的絶縁体のブッシュは前記各アームとロッドとジョイント本体間に同軸的に螺合されることを特徴とするサスペンション部の配線構造。
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