JP3567901B2 - 導波路型光制御デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

導波路型光制御デバイスおよびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導波路型光制御デバイスおよびその製造方法に関し、特に、方向性結合器型マッハツェンダ構成にあって、その構成を複雑にすることなく最小減衰量と最大減衰量の比(消光比)を改善することが可能な導波路型光制御デバイスおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
導波路型光制御デバイスは、集積化および低消費電力化に適していることから、光スイッチや光変調器への利用が検討されている。また、近年、高密度波長分割多重伝送(Dense Wavelength Devision Multiplexing:DWDM)の普及に伴い、波長多重時における各波長の光パワーを揃えるための手段、或いは、伝送路において任意の波長を選択して挿抜する光ADM(Add Drop Multiplexer:多重分離装置)の光部品として、可変光減衰器の必要性が高まってきている。その中でも、小型化、低電圧化および低消費電力化に有利なLiNbO (ニオブ酸リチウム:LN)基板上に、2つの方向性結合器を設け、その間に位相シフタを形成した方向性結合器型マッハツェンダ(Mach−Zehnder:MZ)構成の可変光減衰器が実用化されつつある。
【0003】
図14は、方向性結合器型マッハツェンダによる従来の導波路型光制御デバイスの構成を示す。ここでは、導波路型光制御デバイスとして、可変光減衰器を例示している。
方向性結合器型マッハツェンダによる可変光減衰器は、不図示のLN基板上に平行状態に形成された光導波路1a,1b、光導波路1a,1b内に設けられた第一の方向性結合器2、この第一の方向性結合器2に隣接して設けられた位相シフト器3、この位相シフト器3に隣接して設けられた第二の方向性結合器4を備えて構成されている。位相シフト器3は、第一の電極3a、第二の電極3b、および第三の電極3cを備えて構成され、第三の電極3cを共通電極とし、この電極に(−)電圧、第一の電極3aと第二の電極3bに(+)電圧を直流電源3dから印加し、電界を生じさせる。
【0004】
次に、図14の導波路型光制御デバイス(可変光減衰器)の動作について説明する。光導波路1aの端部から入力された信号光は、第一の方向性結合器2において、50%の比率により光導波路1aと1bに分岐され、さらに位相シフト器3に入力される。位相シフト器3は、直流電源3dからの印加電圧31の大きさに応じた動作をする。まず、印加電圧31が加えられていない場合、光導波路1aと1bに分岐された信号光は、互いに同位相で第二の方向性結合器4に入力し、その光導波路1bの出力端から全ての光が出光し、光導波路1aからは出力されない。
【0005】
次に、印加電圧31を0Vから上げていくと、光導波路1aと1bの屈折率が変化し、光導波路1aと1bを進む信号光の伝搬速度が変化する。光導波路1aと1bに印加される電圧は互いに逆方向であるため、位相シフト器3の光導波路1aと1bを進む信号光に速度差が生じる。この結果、光導波路1aと1bの各信号光は、異なる位相で第二の方向性結合器4に入力する。このため、第二の方向性結合器4の分岐比率(結合率)は当初の50%からずれ、今まで第二の方向性結合器4の光導波路1bから全て出力されていた信号光の一部が、光導波路1aからも出力されるようになる。さらに、印加電圧31が、30〜50V程度になると、ほぼ全ての信号光が光導波路1aから出力されるようになる。つまり、印加電圧31を適当な値に設定することにより、位相シフト器3における結合長Lが等価的に変化し、その変化に応じた光出力を得ることができる。
【0006】
ところで、印加電圧31を加えないとき、または、30〜50V程度の電圧を加えたときに、全ての信号光を第二の方向性結合器4の光導波路1a、または光導波路1bのいずれか一方から出力させるためには、第一の方向性結合器2と第二の方向性結合器4の分岐比率(結合率)を正確に50%にする必要がある。そのためには、光導波路1aと1bの近接した部分の長さ(結合長L=π/2γ(γはポッケルス定数))を正確に完全結合長Lc(=π/2κ(κは結合係数))の1/2にする必要がある。第一の方向性結合器2と第二の方向性結合器4の分岐比率(結合率)が50%からずれると、第二の方向性結合器4の出力端では他方の導波路への漏れが大きくなり、最小減衰量と最大減衰量の比(消光比)を悪化させることになる。
【0007】
図15は、方向性結合器のギャップと結合長の関係を示す。
方向性結合器で問題なのは、光導波路1aと1bが近接結合している部分の長さ(結合長L)とギャップGである。分岐比率(結合率)を50%にするには、ギャップGのばらつきを無くし、結合長Lを〔完全結合長Lc÷2〕にする必要がある。この2つは製造プロセスにおける重要なパラメータになっている。
【0008】
図16は、製造パラメータによる特性の相違を示す。図15に示したギャップGにばらつきがなく、また、結合長Lが完全結合長Lcの1/2に合致していれば、クロストークが最小になることにより、消光比が大きくなる理想的な特性130が得られる。しかし、ギャップGにばらつきがあったり、結合長Lが完全結合長Lcの1/2に合致していないときには、特性131のように特性が劣化する。このような状態は、結合率が50%から数パーセント変化しただけで生じることが知られている。
【0009】
この問題を解決するものとして、特公平6−72964号に提案があり、位相シフト器用の電極とは別個に方向性結合器用の電極を光導波路の方向性結合器に設け、光導波路における屈折率を制御し、等価的に結合長Lを調整する構成にしている。この構成について、図17を示して説明する。
図17は、従来の他の導波路型光制御デバイスを示す。図17においても、導波路型光制御デバイスとして可変光減衰器を用いている。
光導波路1aおよび1bの入力端と出力端の間には、第一の方向性結合器2、位相シフト器3、および第二の方向性結合部4が直列に配置して形成されており、第一の方向性結合器2、位相シフト器3、および第二の方向性結合器4のそれぞれには、バイアス電圧を印加するための電極20a,20b、電極30a,30b、電極40a,40bが設けられている。電極20a,20bと40a,40bに印加する電圧を適宜設定することにより、第一および第二の方向性結合器2,4における屈折率が制御される。この結果、等価的に結合長Lが調整され、消光比の悪化が改善される。
【0010】
また、方向性結合器おいて、光導波路間の漏れ量を低減し、ダイナミックレンジの向上を図った構成が特開平10−142569号公報に提案されている。具体的には、方向性結合器における結合長Lを完全結合長Lcの2倍または偶数倍にする構成が示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の導波路型光制御デバイスによると、特公平6−72964号のように位相シフト器と二つの方向性結合器のそれぞれに独立に専用の電極を設けた場合、可変光減衰器のデバイスサイズが大きくなるほか、電極が3つのブロックに配置されるため、電圧制御の箇所が増えることになり、制御回路が複雑になるという不具合がある。
また、特開平10−142569号公報の構成によれば、結合長Lが最短でも完全結合長Lcの2倍の長さになり、全長が長くなるため、小型化を図ることができない。
【0012】
したがって、本発明の目的は、構成を複雑化することなく、消光比やダイナミックレンジが改善が図れ、小型化が可能な導波路型光制御デバイスおよびその製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、第1の特徴として、2本の光導波路の両外側および前記2本の光導波路の間に形成された電極を有する第一の電極部が近接配置された位相シフト器と、前記2本の光導波路に連結された光導波路を部分的に近接平行させて構成されると共に、前記位相シフト器の入力側に設けられる光分岐部または出力側に設けられる光結合部の少なくとも一方に用いられる方向性結合器とを備え、前記位相シフト器の前記両外側の電極と前記導波路の間に形成された前記電極との間に印加された電圧に応じて前記2本の光導波路の屈折率を変化させる導波路型光制御デバイスであって、前記方向性結合器内の前記2本の光導波路の両外側および前記光導波路の間に設けられた電極を有し、これらの電極が前記2本の光導波路の長手方向に隣接する前記第一の電極部の各電極に電気的に接続されると共に、前記第一の電極部に印加された電圧が印加される第二の電極部を備えることを特徴とする導波路型光制御デバイスを提供する。
【0014】
この構成によれば、光分岐部または光結合部に用いられる方向性結合器は、その結合部に2本の光導波路の両外側および光導波路間のそれぞれに配置した3つの電極を持つ第二の電極部を有しており、この第二の電極部の各電極を位相シフト器の第一の電極部の3つの電極のそれぞれに個別および電気的に接続することにより、位相シフト器の第一の電極部に印加した電圧は、同時に方向性結合器の第二の電極部の電極に印加されるため、方向性結合器における屈折率が位相シフト器に印加した電圧により制御される。この結果、等価的に結合長Lが調整され、消光比の悪化が改善される。また、位相シフト器の電極と方向性結合器の電極の絶縁を必要としないので間隔をとる必要がなく、導波路型光制御デバイスのサイズが大きくなることも、制御系を複雑にすることもない。
【0015】
上記の目的を達成するために、本発明は、第2の特徴として、2本の光導波路と、該2本の光導波路の外側にそれぞれ配置される第一の電極および第二の電極と、前記2本の光導波路の間に配置される第3の電極とを含む位相シフト器と、前記位相シフト器の一方端において接続され、前記2本の光導波路の一方から入力された信号光を分岐して前記2本の光導波路に出力する第一の方向性結合器と、前記位相シフト器の他端において接続され、前記2本の光導波路から入力された信号光を結合させる第二の方向性結合器とを備えた導波路型光制御デバイスであって、前記第一の電極と前記第二の電極のいずれか少なくとも1の電極、および前記第三の電極が前記第一の方向性結合器または前記第二の方向性結合器の一部分または全部にまで延伸されていることを特徴とする導波路型光制御デバイスを提供する。
【0016】
この構成によれば、位相シフト器の第一,第二,および第三の電極は、共通の光導波路を用いる第一の方向性結合器または第二の方向性結合器の一部分または全部にまで延伸している。したがって、位相シフト器の電極に印加した電圧は位相シフト器に電界を付与すると同時に第一または第二の方向性結合器にも付与され、いずれかの方向性結合器における屈折率も制御される。この結果、等価的に結合長Lが調整されるため、消光比の悪化が改善される。また、位相シフト器の電極と方向性結合器の電極の絶縁を必要としないので間隔をとる必要がなく、導波路型光制御デバイスのサイズが大きくなることも、制御系を複雑にすることもない。
【0017】
上記の目的を達成するために、本発明は、第3の特徴として、2本の光導波路と、該2本の光導波路の外側にそれぞれ配置される第一の電極および第二の電極と、前記2本の光導波路の間に配置される第三の電極とを含む位相シフト器と、前記位相シフト器の一方端において接続され、前記2本の光導波路の一方から入力された信号光を分岐して前記2本の光導波路に出力する第一の方向性結合器と、前記位相シフト器の他端において接続され、前記2本の光導波波から入力された信号光を結合させる第二の方向性結合器とを備えた導波路型光制御デバイスであって、前記第一の電極と前記第二の電極のいずれか少なくとも1の電極、および前記第三の電極が前記第一の方向性結合器の一部分または全部にまでそれぞれ延伸され、前記第一の電極と前記第二の電極のいずれか少なくとも1の電極、および前記第三の電極が前記第二の方向性結合器の一部分または全部にまで延伸されていることを特徴とする導波路型光制御デバイスを提供する。
【0018】
この構成によれば、上記第2の特徴に加え、第一の方向性結合器と第二の方向性結合器の両方の一部分または全部にまで、位相シフト器の第一,第二,および第三の電極を延伸させている。したがって、位相シフト器における電極に印加した電圧によって、位相シフト器に電界が付与されると同時に第一および第二の方向性結合器に介在する電極部分から第一および第二の方向性結合器にも電界が付与され、方向性結合器のそれぞれにおける屈折率が制御される。この結果、等価的に結合長Lが調整されるため、消光比の悪化が改善される。また、位相シフト器の電極と方向性結合器の電極の絶縁が不必要なので間隔をとる必要がなく、導波路型光制御デバイスのサイズが大きくなることも、制御系を複雑にすることもない。
【0019】
上記の目的を達成するために、本発明は、第4の特徴として、2本の光導波路と、該2本の光導波路の外側にそれぞれ配置される第一の電極および第二の電極と、前記2本の光導波路の間に配置される第三の電極とを含む位相シフト器と、前記位相シフト器の一方端において接続され、前記2本の光導波路の一方から入力された信号光を分岐して前記2本の光導波路に出力する第一の方向性結合器と、前記位相シフト器の他端において接続され、前記2本の光導波路から入力された信号光を結合させる第二の方向性結合器とを備えた導波路型光制御デバイスであって、前記第一の方向性結合器は、方向性結合部の2本の光導波路の両外側の近傍に配置された第一の方向性結合部外側電極と、前記方向性結合部の2本の光導波路の間に配置される第一の方向性結合部中間電極とを備え、前記第一の電極および前記第二の電極が前記第一の方向性結合部外側電極に電気的に接続され、前記第三の電極が前記第一の方向性結合部中間電極に電気的に接続されていることを特徴とする導波路型光制御デバイスを提供する。
【0020】
この構成によれば、位相シフト器と共通の光導波路を用いる第一の方向性結合器は、2本の光導波路の両外側の近傍に配置された第一の方向性結合部外側電極と2本の光導波路の間に配置される第一の方向性結合部中間電極を備え、これらに位相シフト器の第一,第二,および第三の電極が電気的に接続されている。したがって、位相シフト器における電極間に印加した電圧によって、位相シフト器に電界が付与されると同時に第一の方向性結合器にも電界が付与され、方向性結合器のそれぞれにおける屈折率が制御される。この結果、等価的に結合長Lが調整されるため、消光比の悪化が改善される。また、位相シフト器の電極と方向性結合器の電極の絶縁を必要とせず、間隔をとる必要がないので、導波路型光制御デバイスのサイズが大きくなることも、制御系を複雑にすることもない。
【0021】
上記の目的を達成するために、本発明は、第5の特徴として、2本の光導波路と、該2本の光導波路の外側にそれぞれ配置される第一の電極および第二の電極と、前記2本の光導波路の間に配置される第三の電極とを含む位相シフト器と、前記位相シフト器の一方端において接続され、前記2本の光導波路の一方から入力された信号光を分岐して前記2本の光導波路に出力する第一の方向性結合器と、前記位相シフト器の他端において接続され、前記2本の光導波路から入力された信号光を結合させる第二の方向性結合器とを備えた導波路型光制御デバイスであって、前記第二の方向性結合器は、方向性結合部の2本の光導波路の両外側の近傍に配置された第二の方向性結合部外側電極と、方向性結合部の2本の光導波路の間に配置される第二の方向性結合部中間電極とを備え、前記第一の電極および前記第二の電極が前記第二の方向性結合部外側電極に電気的に接続され、前記第三の電極が前記第二の方向性結合部中間電極に電気的に接続されていることを特徴とする導波路型光制御デバイスを提供する。
【0022】
この構成によれば、位相シフト器と共通の光導波路を用いる第二の方向性結合器は、2本の光導波路の両外側の近傍に配置された第二の方向性結合部外側電極と2本の光導波路の間に配置される第二の方向性結合部中間電極を備え、これらに位相シフト器の第一,第二,および第三の電極が電気的に接続されている。したがって、位相シフト器における電極間に印加した電圧によって、位相シフト器に電界が付与されると同時に第二の方向性結合器にも電界が付与され、方向性結合器のそれぞれにおける屈折率が制御される。この結果、等価的に結合長Lが調整されるため、消光比の悪化が改善される。また、位相シフト器の電極と方向性結合器の電極の絶縁を必要としないので間隔をとる必要がなく、導波路型光制御デバイスのサイズが大きくなることも、制御系を複雑にすることもない。
【0023】
上記の目的を達成するために、本発明は、第6の特徴として、2本の光導波路の両外側および前記2本の光導波路の間に形成された電極を有する第一の電極部が近接配置された位相シフト器と、前記2本の光導波路に連結された光導波路を部分的に近接平行させて構成されると共に、前記位相シフト器の入力側に設けられる光分岐部または出力側に設けられる光結合部の少なくとも一方に用いられる方向性結合器とを備え、前記位相シフト器の前記両外側の電極と前記導波路の間に形成された前記電極との間に印加された電圧に応じて前記2本の光導波路の屈折率を変化させることにより通過光の減衰量を制御する可変光減衰器において、前記方向性結合器内の前記2本の光導波路の両外側および前記光導波路の間に設けられた電極を有し、これらの電極が前記2本の光導波路の長手方向に隣接する前記第一の電極部の各電極に電気的に接続されると共に、前記第一の電極部に印加された電圧が印加される第二の電極部を備えることを特徴とする可変光減衰器を提供する。
【0024】
この構成によれば、光分岐部または光結合部に用いられる方向性結合器は、その領域内に2本の光導波路の両外側および光導波路間のそれぞれに配置した3つの電極を持つ第二の電極部を有しており、この電極部の各電極を位相シフト器の第一の電極部の3つの電極のそれぞれに個別および電気的に接続することにより、位相シフト器の第一の電極部に印加した電圧は、同時に方向性結合器の第二の電極部の電極に印加されるため、方向性結合器における屈折率が位相シフト器に印加した電圧により制御され、光導波路を通過する信号光の減衰量が制御される。また、位相シフト器の電極と方向性結合器の電極の絶縁を必要としないので間隔をとる必要がなく、可変光減衰器のサイズが大きくなることも、制御系(減衰量制御回路)を複雑にすることもない。
【0025】
上記の目的を達成するために、本発明は、第7の特徴として、1または互いに異なる波長の複数の信号光を含む波長多重信号光が入力され、該波長多重信号光を分波して分波信号光をそれぞれ出力する光合波器と、前記分波信号光に選択的に所定の減衰量の光減衰をさせ、減衰信号光を出力する請求項21記載の可変光減衰器と、前記可変光減衰器による前記減衰信号光を合波する光合波器とを備えていることを特徴とする光イコライザ装置を提供する。
【0026】
この構成によれば、入力された波長多重信号光を分波する光合波器、この光合波器の出力信号光に所定の光減衰を施す可変光減衰器、および各可変光減衰器からの信号光を合波する光合波器より構成されている。そして、上記本発明の第6の特徴で説明したように、可変光減衰器は、位相シフト器および方向性結合器の双方に介在する電極が個別に隣接する電極に電気的に接続されているため、位相シフト器に印加された電圧により同時に方向性結合器にも電界が付与され、光導波路を通過する信号光の減衰量を制御できるので、信号光のレベル合わせが可能になる。このように、位相シフト器の電極と方向性結合器の電極の絶縁を必要としないので間隔をとる必要がなく、また、印加電圧を共用できる結果、可変光減衰器の小型化が図れ、光イコライザ装置の大型化を招くことがない。
【0027】
上記の目的を達成するために、本発明は、第8の特徴として、1または互いに異なる波長の複数の信号光を含む波長多重信号光が入力され、該波長多重信号光を分波して分波信号光をそれぞれ出力する光分波器と、前記分波信号光から選択的に所定の波長の信号光を分離する波長可変フィルタと、前記波長可変フィルタを通過した前記分波信号光に選択的に所定の減衰量の光減衰をさせ、減衰信号光を出力する請求項21記載の可変光減衰器と、前記可変光減衰器からの前記減衰信号光または外部からの挿入信号光のいずれかを選択して出力するフィルタと、前記フィルタから出力される前記減衰信号光または前記挿入信号光を合波する光合波器とを備えていることを特徴とする光挿入分離装置を提供する。
【0028】
この構成によれば、光分波器によって分波された信号光のそれぞれに対して波長可変フィルタにより選択的に所定の波長の信号光が分離され、ついで可変光減衰器により所望の光減衰が行われる。可変光減衰器からの信号光または外部からの挿入信号光が、フィルタにより選択して出力され、各フィルタからの信号光が光合波器で合波され、波長多重信号光となって出力される。可変光減衰器は、位相シフト器の第一の電極部および方向性結合器の第二の電極部が電気的に接続され、電極に印加する電圧の共用が行える結果、電極配置スペースの最小化、および制御系の簡略化により可変光減衰器の小型化が図れ、よって光イコライザ装置の小型化を図ることができる。
【0029】
上記の目的を達成するために、本発明は、第9の特徴として、2本の光導波路と、該2本の光導波路の外側にそれぞれ配置される第一の電極および第二の電極と、前記2本の光導波路の間に配置される第三の電極とを含む位相シフト器と、前記位相シフト器の一方端において接続され、前記2本の光導波路の一方から入力された信号光を分岐して前記2本の光導波路に出力する第一の方向性結合器と、前記位相シフト器の他端において接続され、前記2本の光導波路から入力される信号光を結合させる第二の方向性結合器とを備えた導波路型光制御デバイスであって、前記第一の電極と前記第二の電極のいずれか少なくとも1の電極、および前記第三の電極が前記第一の方向性結合器または前記第二の方向性結合器の一部分または全部にまで延伸し、かつ前記第三の電極から延伸した電極部分が前記2本の光導波路の一方に対して縦方向の電界を付与しうるように形成されていることを特徴とする導波路型光制御デバイスを提供する。
【0030】
この構成によれば、位相シフト器の第一,第二,および第三の電極は、共通の光導波路を用いる第一の方向性結合器または第二の方向性結合器の一部分または全部にまで延伸し、しかも、第三の電極の方向性結合器における延伸部分は、光導波路の一方に対して縦方向の電界を付与するように設けられている。したがって、位相シフト器の電極に印加した電圧は位相シフト器に電界を付与すると同時に第一または第二の方向性結合器にも垂直方向(電極厚み方向)から付与され、屈折率が制御される。縦方向の電界を付与できることにより、同一電圧のときには強い電界を付与でき、同一電界のときには低い印加電圧にすることができる。また、等価的に結合長Lが調整されるので、消光比の悪化が改善される。さらに、位相シフト器の電極と方向性結合器の電極の絶縁を必要としないので間隔をとる必要がなく、導波路型光制御デバイスのサイズが大きくなることも、制御系を複雑にすることもない。
【0031】
上記の目的を達成するために、本発明は、第10の特徴として、基板内に位相シフト器および少なくとも1の方向性結合器が構成されるように2本の光導波路を形成し、前記位相シフト器から前記方向性結合器の一部に及ぶように第一の電極および第二の電極を前記2本の光導波路の両外側に形成すると共に、前記位相シフト器から前記方向性結合器の一部に及ぶように第三の電極を前記2本の光導波路の間に形成し、同時に、前記第二および第三の電極の端部に複数の独立した電極片を所定間隔に形成しまたはヒューズで縦続接続された状態に複数の電極片を所定間隔に形成し、前記方向性結合器の特性が所望の値になるように、前記複数の独立した電極片の必要数を内側からボンディングワイヤで順次接続し、または縦続接続された前記複数の電極片の前記ヒューズを外側から順次溶断することを特徴とする導波路型光制御デバイスの製造方法を提供する。
【0032】
この方法によれば、2本の光導波路により位相シフト器と少なくとも1の方向性結合器を形成した後、それぞれに第一,第二,および第三の電極を所定の領域に形成し、方向性結合器においては第一および第二の電極の端部に複数の電極片をヒューズにより相互に接続し、或いはボンディングワイヤで接続するようにしたので、第一および第二の電極の長さを微調整、すなわち特性を最良となるようにチューニングすることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は本発明の導波路型光制御デバイスの第1の実施の形態を示す。以下の各実施の形態においては、いずれも導波路型光制御デバイスとして可変光減衰器をとりあげて説明する。
第一の方向性結合器2、位相シフト器3(位相シフト部)、および第二の方向性結合器4が直列にLN基板(図示せず)上に配置され、これらを貫通するように光導波路1a,1bが平行状態に設けられており、第一の方向性結合器2および第二の方向性結合器4の位置においては、方向性結合器が形成されるように間隔が狭められている。さらに、第一の方向性結合器2、位相シフト器3、および第二の方向性結合器4に及ぶようにして、第一の電極51、第二の電極52、および第三の電極53がLN基板上に設けられている。
【0034】
すなわち、光導波路1aの外側には第一の電極51が設けられ、光導波路1bの外側には第二の電極52が設けられ、光導波路1aと1bの間には第三の電極53が設けられている。換言すれば、図14の従来構成における第一の電極3a、第二の電極3b、および第三の電極3cが、第一の方向性結合器2および第二の方向性結合器4に入る様に延伸した構成になっている。第一の電極51および第二の電極52と、第三の電極53の間には、バイアス電圧54が直流電源55によって印加される。第一の電極51と第二の電極52には正(+)電圧が印加され、第三の電極53には負(−)電圧が印加される。
【0035】
図1の構成において、位相シフト器3に介在している第一の電極51、第二の電極52、および第三の電極53の3つの電極の組み合わせを第一の電極部とし、第一の方向性結合器2に介在している第一の電極51、第二の電極52、および第三の電極53の3つの電極の組み合わせを第二の電極部とし、更に、第一の方向性結合器2に介在している第一の電極51、第二の電極52、および第三の電極53の3つの電極の組み合わせを第三の電極部とする。
【0036】
次に、上記第1の実施の形態の動作について説明する。
光導波路1aの入力端から入力された信号光は、第一の方向性結合器2において光導波路1aと光導波路1bに50%の比率(割合)で分岐された後、位相シフト器3に入力される。位相シフト器3は、第一の電極51と第二の電極52に印加されたバイアス電圧54に応じて動作する。すなわち、バイアス電圧54が加えられていないときには、光導波路1aと1bに分岐された信号光が互いに同位相で第二の方向性結合器4に入力され、入力光の全てが光導波路1bの出力端から出光する。そして、バイアス電圧54を0Vから或る電圧に増加すると、光導波路1aおよび1bの屈折率が変化し、光導波路1aと1bを進む信号光の伝搬速度が変化する。
【0037】
バイアス電圧54は、光導波路1aと1bとでは互いに逆方向に加えられるので、位相シフト器3の光導波路1aと1bを進む信号光に速度差が生じ、光導波路1aと1bの各信号光は異なる位相により第二の方向性結合器4に入力する。このため、第二の方向性結合器4の分岐比率(結合率)は50%づつの値からずれることになり、それまで第二の方向性結合器4の光導波路1bの出力端からのみ出力されていた信号光の一部が、光導波路1aからも出力されるようになる。さらに、バイアス電圧54が、30〜50V程度になると、ほぼ全ての信号光が光導波路1aから出力されるようになる。このように、バイアス電圧54を適当な値に設定することにより、所望の光減衰量にされた光出力信号を得ることができる。
【0038】
段落番号〔0006〕で説明したように、バイアス電圧54を加えないとき、または30〜50V程度の高い電圧を加えたときに、全ての信号光を第二の方向性結合器4の光導波路1aまたは光導波路1bのいずれかより出力させるためには、方向性結合器の光導波路1aと1bの近接した部分の長さ(結合長L)を正確に完全結合長Lcの1/2にして、第一の方向性結合器2と第二の方向性結合器4の分岐比率(結合率)を正確に50%にする必要がある。分岐比率が50%からずれると、第二の方向性結合器4の出力端において他方の導波路への漏れが大きくなり、最小減衰量と最大減衰量の比(消光比)が悪くなる。
【0039】
しかし、本発明によれば、3本の電極により構成された電極部を第一の方向性結合器2および第二の方向性結合器4にも設けたため、これら方向性結合器内の光導波路にも電界が付与され、方向性結合器2,4のそれぞれの伝搬定数を調整できるようになるので、等価的に結合長Lが調整可能になる。すなわち、第一の方向性結合器2の光導波路1aと1bの近接した部分に各々逆向きの電圧を加えることにより、第一の方向性結合器2内を伝搬する信号光に速度差が生じることになり、等価的に光導波路1aと1bの伝搬定数(βa、βb)を変化させることができる。
【0040】
図2は、従来構成と本発明の特性の比較結果を示す。
図2の(a)の特性は図14に示した従来構成による特性であり、図2の(b)の特性は図1に示した本発明の導波路型光制御デバイスによる特性である。(a)の従来特性においては、最大減衰量(=挿入損失)は13dBが限度である。これに対して、(b)の本発明特性は、電極に印加する電圧を0〜数十Vの範囲としたとき、その最大減衰量は20dBに達しており、特性が顕著に改善されていることがわかる。
【0041】
図3は第一の方向性結合器2にバイアス電圧54を印加しないときと、したときの伝搬定数の変化を示す。
図3の(a)に示すように、第一の電極51,52と第三の電極53の間にバイアス電圧を印加しないときの方向性結合器における伝搬定数はβaとβbである。しかし、電極に電圧を印加すると、図3の(b)に示すように、伝搬定数は(βa−Δβ)と(βb+Δβ)になる。この結果、結合長Lは、(L−ΔL)になり、等価的に第一の方向性結合器2の結合長Lが調整される。
【0042】
図3においては、第一の方向性結合器2について説明したが、第二の方向性結合器4についても同様であることは言うまでもない。このようにして、それぞれの方向性結合器の結合長Lを調整すれば、分岐比率(結合率)を正確に50%づつにすることが可能になる。第一の方向性結合器2(または、第二の方向性結合器4)に加えられる電圧は、位相シフト器3に加えられる電圧と同一であるため、本発明の光可変減衰器のダイナミックレンジの全ての領域において最適化されているわけではない。しかし、実際に使用する領域(バイアス電圧54が0〜約50Vの範囲)において実用上十分な最小減衰量と最大減衰量の比(消光比)を確保できることを、本発明者らは確認している。
【0043】
以上の構成による導波路型光制御デバイスは、等価的に結合長Lが調整されるため、消光比の悪化を改善することができる。また、電極数が全体で3枚で済むため、図14の従来構成のようにデバイスサイズが大きくなることもなく、したがって制御系が複雑になることもない。
【0044】
〔第2の実施の形態〕
図4は、本発明の第2の実施の形態を示す。
本実施の形態は、第一の電極51、第二の電極52、および第三の電極53を設ける構成に変わりはないが、各電極の位置を光導波路1a,1bに対して直交する方向(図示の右または左の方向)にオフセットを与えたところに特徴がある。図4では、矢印方向(光導波路1b側)にシフトさせている。このような配置によっても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。この結果、光導波路1a,1bに対して電極51〜53を厳密に位置決めしなくとも済むので、製品ばらつきの低減、および歩留りの向上が可能になる。
【0045】
図5は、図3の可変光減衰器における消光比特性を示す。図5の(a)は各電極を右方向にオフセットした場合であり、図5の(b)は各電極を左方向にオフセットした場合である。このように、電極を左右のいずれかに移動(オフセット)させることにより、光パワーの出力状態を自由に変えることができる。そして、図5から明らかなように、実際に使用する領域(印加電圧=バイアス電圧54が0〜約±50V)において、実用上十分な最小減衰量と最大減衰量の比(消光比)を確保することができる。図5の(a)と(b)を比較した場合、印加電圧を0〜+50Vの範囲で用いる場合には(a)の特性が適し、0〜−50Vの範囲で用いる場合には(b)の特性が適している。
【0046】
〔第3の実施の形態〕
図6は、本発明の第3の実施の形態を示す。
本実施の形態は、第一の電極51と第二の電極52の形状を異ならせたところに特徴がある。すなわち、光導波路1a,1bの中心線56を中心にして第一の電極51と第二の電極52の長さが非対称(第二の電極52が第一の電極51よりも長さが短い)になるようにし、第一の電極51,52と第三の電極53の間にバイアス電圧54を印加する構成にしている。本実施の形態においては、第二の電極52の長さを調整することにより、伝搬定数βbをβb′に変更することができる。これにより、光導波路1aと1bとで異なる伝搬定数βを得ることができる。したがって、可変光減衰器の場合であれば、光導波路1aと1bとで異なる光量減衰値に制御することができる。
【0047】
〔第4の実施の形態〕
図7は、本発明の第4の実施の形態を示す。
本実施の形態も第一の電極51と第二の電極52の形状を異ならせたところに特徴がある。具体的には、第二の電極52の長さを位相シフト器3の光導波路1bの直進部の長さと同じにし、全体の形状を四角形にしている。この場合もバイアス電圧54は、第一の電極51と第三の電極53の間に印加する。
【0048】
図7の場合、第二の電極52は光導波路1bの第一の方向性結合器2および第二の方向性結合器4に及んでいないため、図14の光導波路1bにおける従来の電極配置と同じになる。つまり、本実施の形態は、光導波路1aに対してのみ3つの電極51〜53を有効にでき、方向性結合器2,4における光導波路1bには電界が付与されない。この構成は、消光比が光導波路1aと1bの一方についてのみ改善されれば良いという場合に効果がある。さらに、光導波路1aと1bの一方の電極を小さくできる構成のため、導波路型光制御デバイスの専有面積を小さくすることができる。
【0049】
〔第5の実施の形態〕
図8は、本発明の第5の実施の形態を示す。
本実施の形態が前記各実施の形態と異なるところは、各電極の長さを位相シフト器3の長さをやや越える程度にしたところにある。すなわち、各電極の端部が第一の方向性結合器2および第二の方向性結合器4に入り込む程度としている。この場合のバイアス電圧54の印加方法は前記各実施の形態と同一である。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態に比べ、結合率を調整する能力はやや劣るが、電極面積を小さくできるので、導波路型光制御デバイスの小型化が可能になる。
【0050】
〔第6の実施の形態〕
図9は、本発明の第6の実施の形態を示す。
本実施の形態は図8の実施の形態の変形例であり、図8の構成に図4の構成を加味したものである。すなわち、第一の電極51、第二の電極52、および第三の電極53を光導波路1a,1bの中心線56に対し、オフセットさせた構成にしている。図9では、図示の右側にシフトさせている。なお、各電極へのバイアス電圧54の印加は、図8と同じである。この構成によれば、図8と図4の特徴を併せ持ち、電極配置の自由度が得られるほか、電極面積が小さくなるために導波路型光制御デバイスの小型化を図ることができる。
【0051】
図10は、図9の実施の形態における消光比(最小減衰量と最大減衰量)特性を示す。3つの電極を同時に中心から右または左にオフセットした場合である。図10から明らかなように、実用上十分な最小減衰量と最大減衰量の比(消光比)が得られることがわかる。
【0052】
〔第7の実施の形態〕
図11は、本発明の第7の実施の形態を示す。
本実施の形態は、図1の実施の形態において、第一の電極51の両端を複数の電極片51a,51b,51e,51dに分割し、これ以外の電極部分を主電極51cとし、同様に第二の電極52の両端を複数の電極片52a,52b,52d,52eに分割し、これ以外の電極部分を主電極52cとしている。方向性結合器のそれぞれにおいて、電極片の必要数を電気的に縦続接続する。ここでは、ボンディングワイヤ6a,6bにより主電極51cと電極片51a,51b,51e,51dを接続し、ボンディングワイヤ7a,7bにより主電極52cと電極片52a,52b,52d,52eを縦続接続している。このような構成により、第一の電極51および第二の電極52の方向性結合器における長さを微調整することが可能になるため、最良の特性が得られるようにチューニングすることができる。
【0053】
なお、図11の構成においては、ボンディングワイヤを用いて電極片相互の接続、および電極片と主電極との接続を行ったが、各電極片間および主電極との接続を予めヒューズとして機能する細線で接続しておき、必要に応じて外側の電極片のヒューズからレーザビーム等により溶断し、電極片の接続数を必要に応じて減らす構成にしてもよい。
【0054】
〔第8の実施の形態〕
図12は、本発明の第8の実施の形態を示す。本実施の形態は、図1の構成において、第三の電極53を光導波路1b上に配置し、第三の電極53と光導波路1aが部分的(または全部)に厚み方向(垂直方向)の重なりをもたせ、光導波路に縦電界が付与されるようにしたものである。ここでは、光導波路1b上に第三の電極53を設けるものとしたが、光導波路1a側に設けてもよい。図12の構成によれば、光導波路と1bと第三の電極53の距離が近づくため、電圧印加時の電界を強めることができ、したがって感度を上げることができる。
【0055】
図13は、図12のA−A断面を示す。ここでは、(a)〜(d)の4つの構造例について説明する。なお、第一の方向性結合器2における断面を示したが、第二の方向性結合器4においても全く同じである。図13の(a)は第1の構造例を示し、LiNbO (ニオブ酸リチウム:LN)基板56の表面近傍に光導波路1a,1bを設けた後、LiNbO 基板56および光導波路11bの表面に第一の電極51、第二の電極52、および第三の電極53を設ける。この構成は、方向性結合器の厚みを薄くできる利点を有するが、光が吸収され易いので挿入損失が増えることは避けられない。
【0056】
図13の(b)は第2の構造例を示し、LiNbO 基板56の表面近傍に光導波路1a,1bを設けた後、LiNbO 基板56および光導波路1bの表面に、誘電体膜(酸化膜:SiO 、ITO:Indium Tin Oxide等)や半導体膜(Si等)によるバッファ層57が設けられる。更に、バッファ層57の表面には、上から見て図12の配置になるように、第一の電極51、第二の電極52、および第三の電極53が設けられる。この構成は、図13の(a)に比べ、バッファ層57を設けたことにより、光の吸収が抑えられるため、挿入損失を小さくすることができる。
【0057】
図13の(c)は第3の構造例を示し、LiNbO 基板56の表面近傍に光導波路1a,1bを設けると共に、LiNbO 基板56の裏面に第一の電極51、第二の電極52、および第三の電極53が設けられる。この場合の3つの電極は、第2の構造例における電極配置を投影させた位置に設けられる。この構造では、LiNbO基板56の厚みに応じて光導波路1a,1bと各電極との間隔(距離)を自由に設定、すなわち感度等を自由に設定できる利点がある。
【0058】
図13の(d)は第4の構造例を示し、LiNbO 基板56の表面近傍の所定位置に光導波路1a,1bを設けた後、第一の電極51、第二の電極52、および第三の電極53を設ける部位にエッチング等により溝58を形成する。この場合、第三の電極53は光導波路1b内に埋め込むことはできないので、光導波路1bに隣接する部位に設けられる。そして、溝58内に第一の電極51、第二の電極52、および第三の電極53が設けられる。この構成においては、各電極は光導波路1a,1bと同一平面上に形成される。なお、溝58を先に形成して各電極を設け、ついで光導波路1a,1bを設ける製造手順にしてもよいし、溝58を設けてから光導波路1a,1bを設け、ついで電極を設ける製造手順にしてもよい。
なお、図13の4つの構造例は、電極の位置、配置、形状等が異なるのみで上記した他の実施の形態にも同様の構造をもたせることができる。
【0059】
〔第9の実施の形態〕
図18は、本発明による導波路型光制御デバイスを用いた光イコライザ装置の構成を示す。
この光イコライザ装置は、光伝送路の途中に設けられ、入力光を波長の異なる複数の信号光に分波する光分波器としてのデマルチプレクサ(demultiplexer )101、その各々の出力光の減衰量を調整してレベル合わせを行う複数の可変光減衰器100、この可変光減衰器100のそれぞれからの信号光を合波する光合波器としてのマルチプレクサ(multiplexer )102、および可変光減衰器100の減衰量を制御するための減衰量制御回路110を備えて構成されている。可変光減衰器100には、上記した各実施の形態に示した導波路型光制御デバイスが用いられ、デマルチプレクサ101には図1に示した光導波路1aが接続され、マルチプレクサ102には光導波路1bが接続される。また、減衰量制御回路110は、図1に示した直流電源およびその出力電圧を可変する電圧可変回路を備えている。デマルチプレクサ101により分波された信号光のそれぞれの減衰量を可変光減衰器100および減衰量制御回路110で調整することにより、相互間のレベル合わせを行うことができる。上記したように、本発明の導波路型光制御デバイス(可変光減衰器100)は小型化が図れるため、図18の構成にあって、デマルチプレクサ101やマルチプレクサ102との組み合わせを行っても装置の大型化を招くことがない。
【0060】
さらに、減衰量制御回路110により、可変光減衰器100のそれぞれから出力すべき信号光のレベルが予め設定したレベル差になるように制御することもできる。例えば、光増幅器の利得の波長依存性や伝送路損失の波長依存性を考慮して光レベル差を設定しておくことにより、光増幅器の利得の波長依存性や伝送路損失の波長依存性を改善することができる。
【0061】
〔第10の実施の形態〕
図19は、本発明による導波路型光制御デバイスを適用した光挿入分離装置の構成を示す。
この光挿入分離装置は、或る距離をもって敷設された光伝送線路の途中に設けられている。光分波器としてのデマルチプレクサ101に入力される多重信号光は不図示の光増幅器で増幅された後、デマルチプレクサ101によって分波される。分波された信号のそれぞれは、1×2光スイッチ103の切り替えに応じてドロップされ(外部に取り出され)、或いは、ドロップせずに出力側へ送られる。出力側に送られた信号光は、可変光減衰器100と減衰量制御回路110により光減衰量の調整が行われ、チャンネル毎の出力レベルが揃えられる。可変光減衰器100には、上記した各実施の形態に示した導波路型光制御デバイスを用いることができる。可変光減衰器100のそれぞれからの信号光は光合波器としてのマルチプレクサ102により多重光に合波され、光伝送路へ出力される。また、2×1光スイッチ104がAdd側に切り替えられた場合、アド端から取り込まれた光情報が2×1光スイッチ104に入力され、デマルチプレクサ101から取り込まれた多重信号光に合波(Add)される。この光挿入分離装置においても、導波路型光制御デバイスを可変光減衰器100に用いることにより小型化が図れるため、デマルチプレクサ101やマルチプレクサ102との組み合わせを行っても装置の大型化を招くことがない。
【0062】
〔第11の実施の形態〕
図20は、本発明による導波路型光制御デバイスを適用した光挿入分離装置の他の構成を示す。
この光挿入分離装置は、図19の構成において、光分波器としての1×2光スイッチ103を波長可変フィルタ105に代え、光合波器としての2×1光スイッチ104をフィルタ106に代えたものである。波長可変フィルタ105は、デマルチプレクサ101により分波された信号光から選択的に所定の波長の信号光を分離する。この波長可変フィルタ105の出力光に対して可変光減衰器100と減衰量制御回路110によって所定の減衰を行う。さらに、可変光減衰器100の信号光出力または外部から挿入された信号光をフィルタ106で選択し、これをマルチプレクサ102に入力する。マルチプレクサ102は、他のフィルタ106から出力された信号光を合波して出力する。この光挿入分離装置においても、導波路型光制御デバイスを可変光減衰器100に用いることにより小型化が図れるため、波長可変フィルタ105やフィルタ106との組み合わせを行っても装置の大型化を招くことがないので、小型化および軽量化を図ることができる。
【0063】
この構成においても、減衰量制御回路110により、可変光減衰器100のそれぞれから出力すべき信号光のレベルが予め設定したレベル差になるように制御することもできる。例えば、光増幅器の利得の波長依存性や伝送路損失の波長依存性を考慮して光レベル差を設定しておくことにより、光増幅器の利得の波長依存性や伝送路損失の波長依存性を改善することができる。
【0064】
上記した第2および第3の実施の形態においては、第1の実施の形態の電極構成に対し、第二の電極52側の形状を異ならせるものとしたが、逆に、第一の電極51側の形状を異ならせるようにしてもよい。さらに、図18〜図20の構成は、相互に組み合わせた(混在した)構成が可能であるほか、図18〜図20の3種の構成の内の2種又は全種を含んでいてもよい。また、図18〜図20においては、デマルチプレクサ101に接続される可変光減衰器の全てが同一構成である必要はなく、上記した導波路型光制御デバイスのバリエーションが混在していてもよい。
【0065】
また、上記各実施の形態においては、いずれも導波路型光制御デバイスとして可変光減衰器をとりあげたが、本発明は可変光減衰器に限定されるものではなく、電極に印加する電圧に応じて光導波路を通過する光を制御する全ての導波路型光制御デバイスに適用することができる。例えば、光導波路を用いて構成された光スイッチ、光強度変調器等に適用することができる。
【0066】
さらに、上記実施の形態においては、位相シフト部の入力側に設けられる光分岐部または出力側に設けられる光結合部のそれぞれに方向性結合器を設ける構成を示したが、どちらか一方のみに設ける構成であってもよい。例えば、方向性結合器を用いなかった側には、Y分岐器を用いることができる。具体的には、Y分岐器を光分岐部に用い、光結合部に本発明にかかる方向性結合器を用いて1入力2出力の構成、或いは、光分岐部に本発明にかかる方向性結合器を用い、光結合部にY分岐器を用いて2入力1出力の構成がある。いずれの構成も、方向性結合器で問題であった製造精度(歩留り)を改善できるため、方向性結合器の使用数が少ない分だけ有利になる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の導波路型光制御デバイスによれば、位相シフト部の電極部に印加した電圧が同時に少なくとも1つの方向性結合器の各電極部の電極に印加される構成にしたので、方向性結合器のために別途制御系を設けることなく、方向性結合器における屈折率を制御できるようになり、等価的に結合長Lが調整されるため、消光比の悪化が改善される。また、電極数が位相シフト器と変わらないので、デバイスのサイズが大きくならないので導波路型光制御デバイスの小型化が可能になるほか、制御系が複雑になることがなく、制御も簡単になる。
【0068】
また、本発明の可変光減衰器によれば、方向性結合器が2本の光導波路の両外側および光導波路間のそれぞれに配置した3つの電極を持つ第二の電極部を備え、この電極部の各電極を位相シフト器の第一の電極部の3つの電極のそれぞれに個別および電気的に接続し、位相シフト器の第一の電極部に印加した電圧が同時に方向性結合器の第二の電極部の電極に印加されるように構成し、方向性結合器における屈折率が位相シフト器に印加した電圧により制御され、光導波路を通過する信号光の減衰量が制御されるように構成したので、可変光減衰器のサイズの小型化が図れ、制御系(減衰量制御回路)を複雑にすることもない。
【0069】
さらに、本発明の光イコライザ装置及び光挿入分離装置によれば、光分波器と光合波器の間に、位相シフト器と方向性結合器のそれぞれの電極部に共用の制御電圧を印加する構成の可変光減衰器を配置し、この可変光減衰器により光減衰量を制御して光分波された各信号光のレベル合わせが行えるようにしたので、可変光減衰器の小型化が図れ、光イコライザ装置や光挿入分離装置の大型化を招くことがない。
【0070】
また、本発明の導波路型光制御デバイスによれば、位相シフト器の第一,第二,および第三の電極は、共通の光導波路を用いる第一の方向性結合器または第二の方向性結合器の一部分または全部にまで延伸し、しかも、第三の電極の方向性結合器における延伸部分は、光導波路の一方に対して縦方向の電界を付与するように設けられているため、位相シフト器の電極に印加した電圧により第一または第二の方向性結合器に垂直方向(電極厚み方向)から屈折率を制御するための電界が付与され、同一電圧のときには強い電界を付与でき、同一電界のときには印加電圧を低くすることができる。更に、等価的に結合長Lが調整されるので、消光比の悪化が改善され、また、位相シフト器の電極と方向性結合器の電極の絶縁を必要としないので間隔をとる必要がなく、導波路型光制御デバイスのサイズが大きくなることも、制御系を複雑にすることがない。
【0071】
さらに、本発明の導波路型光制御デバイスの製造方法によれば、2本の光導波路により位相シフト器及び方向性結合器を形成した後、それぞれに第一,第二,および第三の電極を所定の領域に形成すると共に、方向性結合器においては第一および第二の電極の端部に複数の電極片をヒューズにより相互に接続し、或いはボンディングワイヤで接続することにより、第一,第二の電極の長さを微調整して電界形成領域を可変できるようになる。この結果、最良の特性が得られるようなチューニングが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導波路型光制御デバイスの第1の実施の形態を示す平面図である。
【図2】従来構成と本発明の特性の比較結果を示す特性図である。
【図3】第一の方向性結合器にバイアス電圧を印加しないときと、印加したときの伝搬定数の変化を示す特性図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す平面図である。
【図5】図1の導波路型光制御デバイスにおける消光比特性を示す特性図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す平面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す平面図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態を示す平面図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態を示す平面図である。
【図10】図9の実施の形態における消光比特性を示す特性図である。
【図11】本発明の第7の実施の形態を示す平面図である。
【図12】本発明の第8の実施の形態を示す平面図である。
【図13】図12のA−A断面を示し、(a)〜(e)は第1〜第4の構造例を示す断面図である。
【図14】従来の方向性結合器型マッハツェンダ(MZ)構成の導波路型光制御デバイスの構成を示す平面図である。
【図15】方向性結合器のギャップと結合長を示す模式図である。
【図16】製造パラメータによる特性の相違を示す特性図である。
【図17】従来の他の導波路型光制御デバイスを示す平面図である。
【図18】本発明による導波路型光制御デバイスを用いた光イコライザ装置の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明による導波路型光制御デバイスを適用した光挿入分離装置の構成を示すブロック図である。
【図20】本発明による導波路型光制御デバイスを適用した光挿入分離装置の他の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a,1b 光導波路
2 第一の方向性結合器
3 位相シフト器
4 第二の方向性結合器
51 第一の電極
51a,51b,51d,51e 電極片
51c,52c 主電極
52 第二の電極
52a,52b,52d,52e 電極片
53 第三の電極
54 バイアス電圧
55 直流電源
56 LiNbO 基板
57 バッファ層
58 溝
100 可変光減衰器
101 デマルチプレクサ
103 1×2光スイッチ
105 波長可変フィルタ
106 フィルタ
110 減衰量制御回路

Claims (30)

  1. 2本の光導波路の両外側および前記2本の光導波路の間に形成された電極を有する第一の電極部が近接配置された位相シフト器と、前記2本の光導波路に連結された光導波路を部分的に近接平行させて構成されると共に、前記位相シフト器の入力側に設けられる光分岐部または出力側に設けられる光結合部の少なくとも一方に用いられる方向性結合器とを備え、前記位相シフト器の前記両外側の電極と前記導波路の間に形成された前記電極との間に印加された電圧に応じて前記2本の光導波路の屈折率を変化させる導波路型光制御デバイスであって、
    前記方向性結合器内の前記2本の光導波路の両外側および前記光導波路の間に設けられた電極を有し、これらの電極が前記2本の光導波路の長手方向に隣接する前記第一の電極部の各電極に電気的に接続されると共に、前記第一の電極部に印加された電圧が印加される第二の電極部を備えることを特徴とする導波路型光制御デバイス。
  2. 前記第二の電極部は、前記第一の電極部の各電極を延伸させることにより形成されていることを特徴とする請求項1記載の導波路型光制御デバイス。
  3. 前記第二の電極部は、前記両外側の電極を非対象形にしたことを特徴とする請求項1記載の導波路型光制御デバイス。
  4. 前記第二の電極部は、前記位相シフト器との境界付近にのみ介在していることを特徴とする請求項1記載の導波路型光制御デバイス。
  5. 前記第一の電極部および前記第二の電極部は、前記2本の光導波路の中心線に対して所定のオフセットが施されていることを特徴とする請求項1記載の導波路型光制御デバイス。
  6. 前記第二の電極部の前記両外側の電極は、所定間隔に配列された複数の電極片を備えて構成され、その相互間がヒューズまたはボンディングワイヤで接続されていることを特徴とする請求項1記載の導波路型光制御デバイス。
  7. 前記第二の電極部の前記光導波路間の前記電極は、前記2本の光導波路の一方に対し、一部分または全部が厚み方向に重なりを持つことを特徴とする請求項1記載の導波路型光制御デバイス。
  8. 前記第二の電極部は、バッファ層を介して前記2本の光導波路が設けられている基板の表面に配置されていることを特徴とする請求項1記載の導波路型光制御デバイス。
  9. 前記第二の電極部の各電極は、前記2本の光導波路に対してほぼ同一平面上に配置されていることを特徴とする請求項1記載の導波路型光制御デバイス。
  10. 前記第二の電極部の各電極は、前記2本の光導波路が設けられている基板の表面に形成された凹部内に設けられていることを特徴とする請求項9記載の導波路型光制御デバイス。
  11. 前記第二の電極部は、前記2本の光導波路が設けられている基板の裏面に配置されていることを特徴とする請求項1記載の導波路型光制御デバイス。
  12. 前記方向性結合器は、前記光分岐部および前記光結合部のそれぞれに設けられ、共に前記第二の電極部が設けられていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,8または11記載の導波路型光制御デバイス。
  13. 2本の光導波路と、該2本の光導波路の外側にそれぞれ配置される第一の電極および第二の電極と、前記2本の光導波路の間に配置される第三の電極とを含む位相シフト器と、
    前記位相シフト器の一方端において接続され、前記2本の光導波路の一方から入力された信号光を分岐して前記2本の光導波路に出力する第一の方向性結合器と、
    前記位相シフト器の他端において接続され、前記2本の光導波路から入力された信号光を結合させる第二の方向性結合器とを備えた導波路型光制御デバイスであって、
    前記第一の電極と前記第二の電極のいずれか少なくとも1の電極、および前記第三の電極が前記第一の方向性結合器または前記第二の方向性結合器の一部分または全部にまで延伸されていることを特徴とする導波路型光制御デバイス。
  14. 2本の光導波路と、該2本の光導波路の外側にそれぞれ配置される第一の電極および第二の電極と、前記2本の光導波路の間に配置される第三の電極とを含む位相シフト器と、
    前記位相シフト器の一方端において接続され、前記2本の光導波路の一方から入力された信号光を分岐して前記2本の光導波路に出力する第一の方向性結合器と、 前記位相シフト器の他端において接続され、前記2本の光導波波から入力された信号光を結合させる第二の方向性結合器とを備えた導波路型光制御デバイスであって、
    前記第一の電極と前記第二の電極のいずれか少なくとも1の電極、および前記第三の電極が前記第一の方向性結合器の一部分または全部にまでそれぞれ延伸され、前記第一の電極と前記第二の電極のいずれか少なくとも1の電極、および前記第三の電極が前記第二の方向性結合器の一部分または全部にまで延伸されていることを特徴とする導波路型光制御デバイス。
  15. 2本の光導波路と、該2本の光導波路の外側にそれぞれ配置される第一の電極および第二の電極と、前記2本の光導波路の間に配置される第三の電極とを含む位相シフト器と、
    前記位相シフト器の一方端において接続され、前記2本の光導波路の一方から入力された信号光を分岐して前記2本の光導波路に出力する第一の方向性結合器と、 前記位相シフト器の他端において接続され、前記2本の光導波路から入力された信号光を結合させる第二の方向性結合器とを備えた導波路型光制御デバイスであって、
    前記第一の方向性結合器は、方向性結合部の2本の光導波路の両外側の近傍に配置された第一の方向性結合部外側電極と、前記方向性結合部の2本の光導波路の間に配置される第一の方向性結合部中間電極とを備え、前記第一の電極および前記第二の電極が前記第一の方向性結合部外側電極に電気的に接続され、前記第三の電極が前記第一の方向性結合部中間電極に電気的に接続されていることを特徴とする導波路型光制御デバイス。
  16. 前記第一の方向性結合部外側電極および前記第一の方向性結合部中間電極は、前記方向性結合部を構成する光導波路の一部分に対して電圧印加により電界を生じさせることを特徴とする請求項15記載の導波路型光制御デバイス。
  17. 2本の光導波路と、該2本の光導波路の外側にそれぞれ配置される第一の電極および第二の電極と、前記2本の光導波路の間に配置される第三の電極とを含む位相シフト器と、
    前記位相シフト器の一方端において接続され、前記2本の光導波路の一方から入力された信号光を分岐して前記2本の光導波路に出力する第一の方向性結合器と、 前記位相シフト器の他端において接続され、前記2本の光導波路から入力された信号光を結合させる第二の方向性結合器とを備えた導波路型光制御デバイスであって、
    前記第二の方向性結合器は、方向性結合部の2本の光導波路の両外側の近傍に配置された第二の方向性結合部外側電極と、方向性結合部の2本の光導波路の間に配置される第二の方向性結合部中間電極とを備え、
    前記第一の電極および前記第二の電極が前記第二の方向性結合部外側電極に電気的に接続され、前記第三の電極が前記第二の方向性結合部中間電極に電気的に接続されていることを特徴とする導波路型光制御デバイス。
  18. 前記第二の方向性結合部外側電極および前記第二の方向性結合部中間電極は、前記方向性結合部を構成する光導波路の一部分に対して電圧印加により電界を生じさせることを特徴とする請求項17記載の導波路型光制御デバイス。
  19. 前記第一の方向性結合部中間電極は、前記方向性結合部を構成する2本の光導波路の中心線に対してオフセットされていることを特徴とする請求項15または16記載の導波路型光制御デバイス。
  20. 前記第二の方向性結合部中間電極は、前記方向性結合部を構成する2本の光導波路の中心線に対してオフセットされていることを特徴とする請求項17または請求項18記載の導波路型光制御デバイス。
  21. 2本の光導波路の両外側および前記2本の光導波路の間に形成された電極を有する第一の電極部が近接配置された位相シフト器と、前記2本の光導波路に連結された光導波路を部分的に近接平行させて構成されると共に、前記位相シフト器の入力側に設けられる光分岐部または出力側に設けられる光結合部の少なくとも一方に用いられる方向性結合器とを備え、前記位相シフト器の前記両外側の電極と前記導波路の間に形成された前記電極との間に印加された電圧に応じて前記2本の光導波路の屈折率を変化させることにより通過光の減衰量を制御する可変光減衰器において、
    前記方向性結合器内の前記2本の光導波路の両外側および前記光導波路の間に設けられた電極を有し、これらの電極が前記2本の光導波路の長手方向に隣接する前記第一の電極部の各電極に電気的に接続されると共に、前記第一の電極部に印加された電圧が印加される第二の電極部を備えることを特徴とする可変光減衰器。
  22. 1または互いに異なる波長の複数の信号光を含む波長多重信号光が入力され、該波長多重信号光を分波して分波信号光をそれぞれ出力する光合波器と、
    前記分波信号光に選択的に所定の減衰量の光減衰をさせ、減衰信号光を出力する請求項21記載の可変光減衰器と、
    前記可変光減衰器による前記減衰信号光を合波する光合波器と、
    を備えていることを特徴とする光イコライザ装置。
  23. 前記減衰信号光の光レベルが均一になるように前記可変光減衰器を制御する減衰量制御回路を備えることを特徴とする請求項22記載の光イコライザ装置。
  24. 前記各減衰信号光の光レベルが予め定められたレベル差になるように前記可変光減衰器を制御する減衰量制御回路を備えることを特徴とする請求項22記載の光イコライザ装置。
  25. 1または互いに異なる波長の複数の信号光を含む波長多重信号光が入力され、該波長多重信号光を分波して分波信号光をそれぞれ出力する光分波器と、
    前記分波信号光から選択的に所定の波長の信号光を分離する波長可変フィルタと、
    前記波長可変フィルタを通過した前記分波信号光に選択的に所定の減衰量の光減衰をさせ、減衰信号光を出力する請求項21記載の可変光減衰器と、
    前記可変光減衰器からの前記減衰信号光または外部からの挿入信号光のいずれかを選択して出力するフィルタと、
    前記フィルタから出力される前記減衰信号光または前記挿入信号光を合波する光合波器とを備えていることを特徴とする光挿入分離装置。
  26. 前記各減衰信号光および各挿入信号光の光レベルが均一になるように前記可変光減衰器を制御する減衰量制御回路を備えることを特徴とする請求項25記載の光挿入分離装置。
  27. 前記各減衰信号光および各挿入信号光の光レベルが予め定められたレベル差になるように前記可変光減衰器を制御する減衰量制御回路を備えていることを特徴とする請求項25記載の光挿入分離装置。
  28. 2本の光導波路と、該2本の光導波路の外側にそれぞれ配置される第一の電極および第二の電極と、前記2本の光導波路の間に配置される第三の電極とを含む位相シフト器と、
    前記位相シフト器の一方端において接続され、前記2本の光導波路の一方から入力された信号光を分岐して前記2本の光導波路に出力する第一の方向性結合器と、
    前記位相シフト器の他端において接続され、前記2本の光導波路から入力される信号光を結合させる第二の方向性結合器とを備えた導波路型光制御デバイスであって、
    前記第一の電極と前記第二の電極のいずれか少なくとも1の電極、および前記第三の電極が前記第一の方向性結合器または前記第二の方向性結合器の一部分または全部にまで延伸し、かつ前記第三の電極から延伸した電極部分が前記2本の光導波路の一方に対して縦方向の電界を付与しうるように形成されていることを特徴とする導波路型光制御デバイス。
  29. 前記第三の電極から延伸した電極部分は、前記2本の光導波路の一方に重なりが生じるようにして、該一方の光導波路の上面又は裏面に配置されていることを特徴とする請求項28記載の導波路型光制御デバイス。
  30. 基板内に位相シフト器および少なくとも1の方向性結合器が構成されるように2本の光導波路を形成し、
    前記位相シフト器から前記方向性結合器の一部に及ぶように第一の電極および第二の電極を前記2本の光導波路の両外側に形成すると共に、前記位相シフト器から前記方向性結合器の一部に及ぶように第三の電極を前記2本の光導波路の間に形成し、同時に、前記第二および第三の電極の端部に複数の独立した電極片を所定間隔に形成しまたはヒューズで縦続接続された状態に複数の電極片を所定間隔に形成し、
    前記方向性結合器の特性が所望の値になるように、前記複数の独立した電極片の必要数を内側からボンディングワイヤで順次接続し、または縦続接続された前記複数の電極片の前記ヒューズを外側から順次溶断することを特徴とする導波路型光制御デバイスの製造方法。
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