JP3567665B2 - 電気やぐらこたつ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、やぐらこたつ本体に配置された発熱体の温度制御を食卓台に内蔵された操作部からこたつ布団を介してワイヤレスで操作できるようにした電気やぐらこたつに関するもので、特に、外部よりのノイズに影響されないシールド手段に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電気こたつの温度調節をするための操作は、電源コードの中間に設けられた温度制御用のコントローラにより行うものと、発熱体ユニットの側面などに設けられた温度調節器のツマミによって行なわれている。近年になり、例えば実公平4−26810号に開示のようにワイヤレスリモコンで食卓台の上で温度調節を行うものが知られている。
【0003】
図5は実公平4−26810号に開示の電気やぐらこたつの概要を示すものであり、やぐら本体1には発熱体ユニット3、温度制御を行う制御回路部5と食卓台2に内蔵されたリモコン送信コイル7より発信される制御信号を受信する受信コイル4とが設けられている。やぐら本体1にはこたつ布団8が掛けられ、そのこたつ布団8の上に食卓台2が載置される。その食卓台2は表面板10、裏面側11および側板12よりなる平板状の箱体であり、表面板10の裏面に外部ノイズを遮蔽するシールド材としてアルミ板13が配置されている。操作部6の操作による発熱体ユニット3の温度アップ、温度低下、電源の入り/切りに応じて発生される制御信号は送信コイル7に印加される。その制御信号は電磁誘導により前記受信コイル4に伝送されワイヤレス接続によりやぐら本体1側に伝送され、その制御信号に応じて制御回路部5により発熱体ユニット3の発熱状態を制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成の電気やぐらこたつは、食卓台2の上部に電磁調理器や電子レンジ、あるいはコードレスホン等の家庭用電気製品を置いた時、又は、これらを電気こたつ近傍に置いた時、それらから発生するノイズによりリモコンが誤動作するという問題があった。そのため食卓台2の内部にアルミ板13を配置し、上部からのノイズを遮蔽したものであるが、前述の電気製品を電気やぐらこたつの近傍に置いた時はアルミ板13が食卓台2の上部のみであるため、外部ノイズを遮蔽する効果が不十分であった。また、発熱体ユニット3と制御回路部5は制御回路部5の電子部品が熱の影響を受けるため離れた位置に別々に取り付けられ、受信コイル4もやぐら周辺に配置した構造であるため、電気やぐらこたつを組立てる構造が複雑になり、組立てにくい構造であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の電気やぐらこたつは、上面側のノイズの遮蔽は従来と同様に食卓台の表面板の裏面にアルミ箔等のシールド材を配置することにより行い、電気やぐらこたつの下面及び近傍からのノイズの遮蔽は発熱体ユニットの反射板自体がシールド材を兼ね備えた構造とし、発熱体ユニットの略中央に受信アンテナを配置したものである。すなわち、食卓台のシールド材と発熱体ユニットの反射板(シールド材)の間にリモコン送信部と受信アンテナを配置することにより、外部ノイズの影響を受けにくいワイヤレス制御が実現したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の電気やぐらこたつは、制御信号を送信するリモコン送信部を内蔵し、そのリモコン送信部の上方にシールド材が配置された食卓台と、発熱体ユニットと前記制御信号を受信するリモコン受信部とその受信した前記制御信号に応じて前記発熱体ユニットの発熱量を制御する制御部が配置されたやぐら本体とよりなる電気やぐらこたつにおいて、前記発熱体ユニットは金属よりなる反射板の下方に配置された電気発熱体を有し、かつ前記リモコン受信部が前記反射板の上方に配置されていることを特徴とするものであり、上面側のノイズの遮蔽は食卓台の表面板の裏面にアルミ箔等のシールド材を配置し、電気こたつの下面及び近傍からのノイズの遮蔽は発熱体ユニットの反射板自体がシールド材を兼ね備えた構造としたものである。すなわち、食卓台のシールド材と発熱体ユニットの反射板(シールド材)の間にリモコン送信部と受信アンテナを配置することにより、コードレスホンなどの外部ノイズの影響を受けにくいワイヤレス制御が実現しうるものである。
【0007】
次に、本発明の請求項2に記載された電気やぐらこたつは、請求項1記載の電気やぐらこたつにおいて、前記発熱体ユニットと制御部とは所定の間隙を隔てて同一の保護ガード上に固定されており、その保護ガードを、前記間隙にやぐら本体を構成する桟が位置するようにやぐら本体に取り付けたことを特徴とするものであり、発熱体ユニットと制御部とを同一の保護ガード上に固定することにより一体化し、この保護ガードをやぐらに取り付けるように構成することにより、発熱体ユニットおよび制御部を簡単にやぐらに取り付け、取り外しが出来る構造にしたものである。また、やぐらに取り付けた際にも、発熱体ユニットと制御部との間にやぐらの桟が位置するように構成されているため、制御部に使用された電子部品を発熱体ユニットからの温風による影響を木枠の桟で遮断できるものである。
【0008】
(実施の形態)
以下本発明の請求項1及び請求項2に記載された発明の実施の形態について図1乃至図4を用いて説明する。図1は、本発明の一実施の形態における電気やぐらこたつの主要部概略斜視図であり、図1において、14は、食卓台2の隅部に配置された操作部6の操作に応じて発生される制御信号でサブマイクロ波を変調して送信するリモコン送信部であり、図4に示すように食卓台2の表面側の裏面全面に設けられたアルミ箔などのシールド材13の下方に位置し、上方からのノイズの遮蔽がなされている。
【0009】
1はやぐら本体であり、その中央部には後述の構成よりなる発熱体ユニット3と、前記リモコン送信部14から送信されたマイクロ波を受信するマイクロ波受信部15が取り付けられている。また、発熱体ユニット3の側面にはマイクロ波受信アンテナ15で受信した制御信号に応じて発熱体ユニット3の発熱量を制御する制御部5が配置されている。9はリモコン受信部15から制御部5に信号を送る信号線である。
【0010】
図2は、発熱体ユニット3および制御部5の保護ガードの一部を切除した平面図、図3は、発熱体ユニット3および制御部5の裏面図、図4は、発熱体ユニット3および制御部5の断面図である。
【0011】
発熱体ユニット3は、金属板をプレス成型により二段の円錐台状の凹部24が形成された反射板18の前記凹部24内に、モータ17およびそのモータ17により駆動されるファン19が、両端が反射板18に固定されたアームにより支持された構造となっている。そして、そのファン19の外周部に位置するように電気発熱体20が配置されている。
【0012】
21は剛性を有する針金などにより形成された網かご状の保護ガードであり、前記発熱体ユニット3と制御部5とが、図3に示すようにやぐら本体1を形成する桟1aの幅以上の間隔Lを隔ててそれぞれ固定されている。この発熱体ユニット3と制御部5が固定された保護ガード21は、図2に示すように予め保護ガード21の一側面に形成された引っ掛けピン22a,22b,22cを、やぐら本体1を構成する桟に形成された係合穴に挿入し、然る後に、保護ガード21の他方の側面を取付ビス23a,23b,23cによりやぐら本体1を構成する桟に固定することによりやぐら本体1に取付け、または取外しができる。
【0013】
このとき、図4に示すようにやぐら本体1を構成する桟1aが発熱体ユニット3と制御部5の間に形成された間隔L内に位置するように構成されている。すなわち、発熱体ユニット3からの温風熱により制御部5の電子部品の劣化を防止するようにやぐら本体1の桟1aにより遮蔽する構造にしている。さらに、制御部5の外郭には放熱孔を下方および外方側面に設け電子部品の放熱をしやすくしている。
【0014】
前記発熱体ユニット3の反射板18の上部略中央にリモコン受信部15を配置し、さらに食卓台2のリモコン送信部14に対向した位置に取り付けられている。
【0015】
以上のように構成された電気やぐらこたつについて以下動作を説明する。食卓台2の隅部に設けられた操作部6の温度設定スイッチを操作すると、制御信号で変調されたマイクロ波信号が食卓台2の略中央のリモコン送信部14から送信される。送信されたマイクロ波信号はこたつ布団8を透過し、リモコン受信部15で受信される。受信されたマイクロ波は、制御部5において制御信号が復調され、発熱体ユニット3の発熱量を制御する。使用するマイクロ波は、微弱電波を使用しておりマイクロ波受信アンテナには低損失で高効率な受信特性が要求されると共に、特に電気こたつにおいては低コスト、小スペースでリモコン送受信を行うことが重要となる。本構成の電気やぐらこたつのリモコン送信部は食卓台2の略中央に配置し、該リモコン送信部の上部にはアルミ箔などのシールド材を張りつけている。また、リモコン受信部は、プレス成形された金属板の反射板をシールド板とし、そのシールド板の上部にマイクロストリップアンテナを取り付けたリモコン受信部15により構成されているため、反射板はシールド板としての機能をも備えているため、余分な部品を使用しなくてよいために発熱体ユニットが薄型にでき、組立ても簡単になりコストも安くできる。
【0016】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば食卓台からリモコンで操作可能な電気やぐらこたつで外部ノイズを受けにくく、発熱体ユニットの薄型化が可能になり、信号処理部の電子部品の温度上昇を低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における電気やぐらこたつの主要概略斜視図
【図2】同電気やぐらこたつの発熱体ユニットおよび制御部の一部切欠平面図
【図3】同電気やぐらこたつの発熱体ユニットおよび制御部の一部切欠背面図
【図4】同電気やぐらこたつの発熱体ユニットおよび食卓台の主要部の断面図
【図5】従来の電気やぐらこたつの主要概略断面図
【符号の説明】
1 やぐら本体
1a 桟
2 食卓台
3 発熱体ユニット
5 制御部
6 操作部
13 シールド板
14 送信部
15 受信部
18 反射板
20 発熱体
21 保護ガード
24 凹部
【発明の属する技術分野】
本発明は、やぐらこたつ本体に配置された発熱体の温度制御を食卓台に内蔵された操作部からこたつ布団を介してワイヤレスで操作できるようにした電気やぐらこたつに関するもので、特に、外部よりのノイズに影響されないシールド手段に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電気こたつの温度調節をするための操作は、電源コードの中間に設けられた温度制御用のコントローラにより行うものと、発熱体ユニットの側面などに設けられた温度調節器のツマミによって行なわれている。近年になり、例えば実公平4−26810号に開示のようにワイヤレスリモコンで食卓台の上で温度調節を行うものが知られている。
【0003】
図5は実公平4−26810号に開示の電気やぐらこたつの概要を示すものであり、やぐら本体1には発熱体ユニット3、温度制御を行う制御回路部5と食卓台2に内蔵されたリモコン送信コイル7より発信される制御信号を受信する受信コイル4とが設けられている。やぐら本体1にはこたつ布団8が掛けられ、そのこたつ布団8の上に食卓台2が載置される。その食卓台2は表面板10、裏面側11および側板12よりなる平板状の箱体であり、表面板10の裏面に外部ノイズを遮蔽するシールド材としてアルミ板13が配置されている。操作部6の操作による発熱体ユニット3の温度アップ、温度低下、電源の入り/切りに応じて発生される制御信号は送信コイル7に印加される。その制御信号は電磁誘導により前記受信コイル4に伝送されワイヤレス接続によりやぐら本体1側に伝送され、その制御信号に応じて制御回路部5により発熱体ユニット3の発熱状態を制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成の電気やぐらこたつは、食卓台2の上部に電磁調理器や電子レンジ、あるいはコードレスホン等の家庭用電気製品を置いた時、又は、これらを電気こたつ近傍に置いた時、それらから発生するノイズによりリモコンが誤動作するという問題があった。そのため食卓台2の内部にアルミ板13を配置し、上部からのノイズを遮蔽したものであるが、前述の電気製品を電気やぐらこたつの近傍に置いた時はアルミ板13が食卓台2の上部のみであるため、外部ノイズを遮蔽する効果が不十分であった。また、発熱体ユニット3と制御回路部5は制御回路部5の電子部品が熱の影響を受けるため離れた位置に別々に取り付けられ、受信コイル4もやぐら周辺に配置した構造であるため、電気やぐらこたつを組立てる構造が複雑になり、組立てにくい構造であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の電気やぐらこたつは、上面側のノイズの遮蔽は従来と同様に食卓台の表面板の裏面にアルミ箔等のシールド材を配置することにより行い、電気やぐらこたつの下面及び近傍からのノイズの遮蔽は発熱体ユニットの反射板自体がシールド材を兼ね備えた構造とし、発熱体ユニットの略中央に受信アンテナを配置したものである。すなわち、食卓台のシールド材と発熱体ユニットの反射板(シールド材)の間にリモコン送信部と受信アンテナを配置することにより、外部ノイズの影響を受けにくいワイヤレス制御が実現したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の電気やぐらこたつは、制御信号を送信するリモコン送信部を内蔵し、そのリモコン送信部の上方にシールド材が配置された食卓台と、発熱体ユニットと前記制御信号を受信するリモコン受信部とその受信した前記制御信号に応じて前記発熱体ユニットの発熱量を制御する制御部が配置されたやぐら本体とよりなる電気やぐらこたつにおいて、前記発熱体ユニットは金属よりなる反射板の下方に配置された電気発熱体を有し、かつ前記リモコン受信部が前記反射板の上方に配置されていることを特徴とするものであり、上面側のノイズの遮蔽は食卓台の表面板の裏面にアルミ箔等のシールド材を配置し、電気こたつの下面及び近傍からのノイズの遮蔽は発熱体ユニットの反射板自体がシールド材を兼ね備えた構造としたものである。すなわち、食卓台のシールド材と発熱体ユニットの反射板(シールド材)の間にリモコン送信部と受信アンテナを配置することにより、コードレスホンなどの外部ノイズの影響を受けにくいワイヤレス制御が実現しうるものである。
【0007】
次に、本発明の請求項2に記載された電気やぐらこたつは、請求項1記載の電気やぐらこたつにおいて、前記発熱体ユニットと制御部とは所定の間隙を隔てて同一の保護ガード上に固定されており、その保護ガードを、前記間隙にやぐら本体を構成する桟が位置するようにやぐら本体に取り付けたことを特徴とするものであり、発熱体ユニットと制御部とを同一の保護ガード上に固定することにより一体化し、この保護ガードをやぐらに取り付けるように構成することにより、発熱体ユニットおよび制御部を簡単にやぐらに取り付け、取り外しが出来る構造にしたものである。また、やぐらに取り付けた際にも、発熱体ユニットと制御部との間にやぐらの桟が位置するように構成されているため、制御部に使用された電子部品を発熱体ユニットからの温風による影響を木枠の桟で遮断できるものである。
【0008】
(実施の形態)
以下本発明の請求項1及び請求項2に記載された発明の実施の形態について図1乃至図4を用いて説明する。図1は、本発明の一実施の形態における電気やぐらこたつの主要部概略斜視図であり、図1において、14は、食卓台2の隅部に配置された操作部6の操作に応じて発生される制御信号でサブマイクロ波を変調して送信するリモコン送信部であり、図4に示すように食卓台2の表面側の裏面全面に設けられたアルミ箔などのシールド材13の下方に位置し、上方からのノイズの遮蔽がなされている。
【0009】
1はやぐら本体であり、その中央部には後述の構成よりなる発熱体ユニット3と、前記リモコン送信部14から送信されたマイクロ波を受信するマイクロ波受信部15が取り付けられている。また、発熱体ユニット3の側面にはマイクロ波受信アンテナ15で受信した制御信号に応じて発熱体ユニット3の発熱量を制御する制御部5が配置されている。9はリモコン受信部15から制御部5に信号を送る信号線である。
【0010】
図2は、発熱体ユニット3および制御部5の保護ガードの一部を切除した平面図、図3は、発熱体ユニット3および制御部5の裏面図、図4は、発熱体ユニット3および制御部5の断面図である。
【0011】
発熱体ユニット3は、金属板をプレス成型により二段の円錐台状の凹部24が形成された反射板18の前記凹部24内に、モータ17およびそのモータ17により駆動されるファン19が、両端が反射板18に固定されたアームにより支持された構造となっている。そして、そのファン19の外周部に位置するように電気発熱体20が配置されている。
【0012】
21は剛性を有する針金などにより形成された網かご状の保護ガードであり、前記発熱体ユニット3と制御部5とが、図3に示すようにやぐら本体1を形成する桟1aの幅以上の間隔Lを隔ててそれぞれ固定されている。この発熱体ユニット3と制御部5が固定された保護ガード21は、図2に示すように予め保護ガード21の一側面に形成された引っ掛けピン22a,22b,22cを、やぐら本体1を構成する桟に形成された係合穴に挿入し、然る後に、保護ガード21の他方の側面を取付ビス23a,23b,23cによりやぐら本体1を構成する桟に固定することによりやぐら本体1に取付け、または取外しができる。
【0013】
このとき、図4に示すようにやぐら本体1を構成する桟1aが発熱体ユニット3と制御部5の間に形成された間隔L内に位置するように構成されている。すなわち、発熱体ユニット3からの温風熱により制御部5の電子部品の劣化を防止するようにやぐら本体1の桟1aにより遮蔽する構造にしている。さらに、制御部5の外郭には放熱孔を下方および外方側面に設け電子部品の放熱をしやすくしている。
【0014】
前記発熱体ユニット3の反射板18の上部略中央にリモコン受信部15を配置し、さらに食卓台2のリモコン送信部14に対向した位置に取り付けられている。
【0015】
以上のように構成された電気やぐらこたつについて以下動作を説明する。食卓台2の隅部に設けられた操作部6の温度設定スイッチを操作すると、制御信号で変調されたマイクロ波信号が食卓台2の略中央のリモコン送信部14から送信される。送信されたマイクロ波信号はこたつ布団8を透過し、リモコン受信部15で受信される。受信されたマイクロ波は、制御部5において制御信号が復調され、発熱体ユニット3の発熱量を制御する。使用するマイクロ波は、微弱電波を使用しておりマイクロ波受信アンテナには低損失で高効率な受信特性が要求されると共に、特に電気こたつにおいては低コスト、小スペースでリモコン送受信を行うことが重要となる。本構成の電気やぐらこたつのリモコン送信部は食卓台2の略中央に配置し、該リモコン送信部の上部にはアルミ箔などのシールド材を張りつけている。また、リモコン受信部は、プレス成形された金属板の反射板をシールド板とし、そのシールド板の上部にマイクロストリップアンテナを取り付けたリモコン受信部15により構成されているため、反射板はシールド板としての機能をも備えているため、余分な部品を使用しなくてよいために発熱体ユニットが薄型にでき、組立ても簡単になりコストも安くできる。
【0016】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば食卓台からリモコンで操作可能な電気やぐらこたつで外部ノイズを受けにくく、発熱体ユニットの薄型化が可能になり、信号処理部の電子部品の温度上昇を低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における電気やぐらこたつの主要概略斜視図
【図2】同電気やぐらこたつの発熱体ユニットおよび制御部の一部切欠平面図
【図3】同電気やぐらこたつの発熱体ユニットおよび制御部の一部切欠背面図
【図4】同電気やぐらこたつの発熱体ユニットおよび食卓台の主要部の断面図
【図5】従来の電気やぐらこたつの主要概略断面図
【符号の説明】
1 やぐら本体
1a 桟
2 食卓台
3 発熱体ユニット
5 制御部
6 操作部
13 シールド板
14 送信部
15 受信部
18 反射板
20 発熱体
21 保護ガード
24 凹部
Claims (2)
- 制御信号を送信するリモコン送信部を内蔵し、そのリモコン送信部の上方にシールド材が配置された食卓台と、発熱体ユニットと前記制御信号を受信するリモコン受信部とその受信した前記制御信号に応じて前記発熱体ユニットの発熱量を制御する制御部が配置されたやぐら本体とよりなる電気やぐらこたつにおいて、前記発熱体ユニットは金属よりなる反射板の下方に配置された電気発熱体を有し、かつ前記リモコン受信部が前記反射板の上方に配置されていることを特徴とする電気やぐらこたつ。
- 前記発熱体ユニットと制御部とは所定の間隙を隔てて同一の保護ガード上に固定されており、その保護ガードを、前記間隙にやぐら本体を構成する桟が位置するようにやぐら本体に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の電気やぐらこたつ。
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- 1997-02-04 JP JP02120397A patent/JP3567665B2/ja not_active Expired - Fee Related
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