JP3566598B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の通信用衛星を同時に追尾することが可能なアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通信用衛星は、現在すでに約200個が比較的低高度において地球上を周回している。このため、地球上のどの地点においても、少なくとも数個の衛星と交信することが可能である。通信用衛星を利用したシステムとして、イリジウムシステムやスカイブリッジシステムが提案されている。
【0003】
通信用衛星のための従来のアンテナ装置としては、パラボラアンテナ装置やフェーズトアレイアンテナ装置が広く用いられている。
【0004】
パラボラアンテナ装置の例を図8及び図9に示す。図8に示すパラボラアンテナ装置100は、地面あるいは建物上に鉛直に設立したポスト101と、このポスト101の上端部にポスト101と平行にかつポスト101周りに回動可能に取り付けられた回動軸102と、この回動軸102に外嵌された歯車102gと、この歯車102gと噛合すると共に回動モータ(図示せず)によって回転駆動される歯車103とを備えている。
【0005】
電波集束部120の上部が、回動軸102の上端部にブラケット111を介して上下回動自在に取り付けられ、電波集束部120の下部が、電波集束部120の下部が、回動軸102の下方部に取り付けたシリンダユニット112のロッド112aの先端に取り付けられている。電波集束部120による電波集束位置には、給電部130が設けられている。
【0006】
このようなパラボラアンテナ装置100は、回動モータを駆動させることにより、歯車103、102gを介して回動軸102を回動させて電波集束部120の方位角を制御することができる。一方、シリンダユニット112を伸軸作動させることにより、電波集束部120の仰角を制御することができる。これにより、パラボラアンテナ装置100は、通信用衛星を追尾して、電波集束部120を通信用衛星に向け、通信用衛星が出力する電波を良好な通信状態で受信する、あるいは、通信用衛星に向けて電波を良好な通信状態で送信することができる。
【0007】
しかしながら、上記のような従来のパラボラアンテナ装置100では、一つの電波集束部120が一つの給電部130に対応して構成されている。したがって、追尾する衛星の数が複数ある場合には、追尾する衛星の数に応じた複数のパラボラアンテナ装置100が必要である。例えば二つの衛星を追尾するためには、二つのパラボラアンテナ装置100が必要である。
【0008】
二つのパラボラアンテナ装置100は、お互いに、電波集束部120と衛星との間の障害物とならないように配置される必要がある。例えば、電波集束部120が直径45cmの円形に構成されている場合には、一方の電波集束部120が他方の電波集束部120に「影」を形成しないようにするためには、図9に示すように、両電波集束部120が略水平に配置されると共に、略3m程度離して配置される必要がある。
【0009】
しかしながら、図9に示すような装置は、設置に広いスペースが必要であり、一般家庭に普及しにくいものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、複数の通信用衛星を同時に追尾することが可能な従来のアンテナ装置では、設置に広いスペースが必要であった。このため、複数の通信用衛星の追尾が可能で、しかもコンパクトで比較的小スペースに設置可能なアンテナ装置が要望されているが、このようなアンテナ装置の製造において、その製作、組立を容易にする方法も要望されている。
【0011】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、複数の通信用衛星の追尾が可能で、しかもコンパクトで比較的小スペースに設置可能なアンテナ装置を提供するに際し、その製作、組立を容易で、しかも電気的特性に優れた方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明に係るアンテナ装置は、電波ビームを集束するための球体レンズと、この球体レンズの下半球表面から略一定の間隔をおいて互いに独立して移動自在に支持される複数の給電装置と、前記複数の給電装置を任意の位置に移動させる駆動装置と、少なくとも前記球体レンズの電波ビーム形成面となる上半球表面を覆うレドームとを具備し、前記球体レンズと前記レドームとを発泡材の層を介して一体形成して、前記レドームにより前記球体レンズを支持するようにしたものである。
【0013】
この構成によれば、一つの球体レンズに複数の給電部が配置可能であるため、複数の通信用衛星を追尾することができ、かつ小スペースに設置可能となるが、さらに球体レンズを支持具を本体内に設ける必要がないので、よりいっそうコンパクトなものにすることができる。しかも、球体レンズの支持具が不要なため、支持具によって電波ビームが乱されることがなくなり、低仰角まで電波ビームを振らせることが可能となり、実質上、複数の給電装置の可動範囲を球体レンズの半球下面のほぼ全域まで広げることが可能となる。
【0014】
上記発泡材は、球体レンズの誘電率より低い材質とする。これにより、電波ビームへの影響をほぼなくすことができる。
【0015】
上記球体レンズと発泡材層との間、発泡材層とレドームとの間の少なくともいずれか一方には、電波ビームの波長より十分小さい深さで互いに嵌合する複数の凹部と凸部を形成しておく。この構造によれば、電波ビームに影響を与えることなく、球体レンズと発泡材層との間、発泡材層とレドームとの間の接合強度を増大することができる。
【0016】
上記アンテナ装置において、球体レンズとレドームの一体形成方法としては、前記球体レンズとレドームを位置決めした状態で両者の空間に発泡材料を充填する。この方法によれば、例えば設置場所にて球体レンズとレドームを一定形成することができるので、各部品の可搬性が良好であり、組み立てが容易で、現場での作業も容易になる。
【0017】
組立方法としては、レドームを逆さにした状態で球体レンズを位置決めした後に、発泡材料を充填して球体レンズとレドームを一体形成した後、本体所定位置にレドームを固定する。この方法によれば、充填作業が容易になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図7を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0019】
図1及び図2は、本発明の一実施の形態によるアンテナ装置11を示す概略構成図で、図1は一部切断して示す斜視図、図2は部分的な断面図である。
【0020】
図1及び図2において、本発明の一実施形態のアンテナ装置11は、略円形の固定ベース12と、第1回転軸Y周りに回転可能に固定ベース12上に取り付けられた略円形の回転ベース13と、第1回転軸Y上に中心がくるように配置された球状レンズ14とを備えている。
【0021】
固定ベース12は、地面あるいは建物上に固定される基台121に、周面側から中央に向かう数本のアーム122を形成し、各アームの先端にプーリによるベアリング123を取り付けて構成される。また、基台121には、回転ベース13を回転駆動するためのモータ15と、後述の一対の自走給電装置16、17の給電及び位置駆動制御を行う給電駆動制御装置18が載置される。モータ15は回転軸を図中上方に向けて取り付けられ、その回転軸にはローラ19が取り付けられる。
【0022】
回転ベース13は、円筒状の支持体131の底部に上記ベアリング123と勘合し、回転ベース13全体を回転自在に支持する突円部132が一体形成され、周面にはモータ15の回転軸に取り付けられたローラ19と当接して、ローラ19の回転により回転ベース13全体を回転させるための突円部133が一体形成される。さらに、支持体131の側面には、第1回転軸Yを中心として対向する位置に一対のアーム134、135が一体形成される。これらのアーム134、135は、支持体131から球体レンズ14の周面に沿って延設されたU字形状であり、先端部は、球体レンズ14の中心を通り、第1回転軸とは垂直な第2回転軸X上に位置する。
【0023】
上記一対のアーム134、135の各先端部には、それぞれ第2回転軸X上に貫通孔が形成される。これらの貫通孔には、ガイドレール20の両端部に固定された支持ピン21、22が挿通される。ガイドレール20は、球体レンズ14の中心から一定の距離となるように半円弧状に形成されたもので、上記支持ピン21、22が一対のアーム134、135の貫通孔に挿通されることによって第2回転軸X上で回動自在に軸支される。
【0024】
上記ガイドレール20の一方の端部に固定された支持ピン21は、アーム134の貫通孔に挿通され、その端部にワッシャリング23が装着されて抜き出されないように処理され、他方の端部に固定された支持ピン22は、アーム135の貫通孔に挿通され、その端部にプーリ24が装着される。また、アーム135の貫通孔を形成した下方には、その貫通孔と平行してもう一つの貫通孔が形成され、この貫通孔に回転軸を挿通させた状態で仰角調整用モータ25が装着される。このモータ25の回転軸先端には、上記プーリ24より径小のプーリ26が装着され、プーリ24、26間はベルト27がかけられる。これにより、モータ25の回転はプーリ26、ベルト27、プーリ24を介して支持ピン22に減速されて伝達され、ガイドレール20を第2回転軸X回りに回動させる。
【0025】
上記ガイドレール20には、上記一対の自走給電装置16、17が自走自在に装着される。その自走機構については、種々の方法があるが、ここでは本発明に直接関係しないので割愛する。各自走給電装置16、17はそれぞれカールコード28、29によって給電駆動制御装置18に接続され、当該制御装置18からの駆動制御信号に応じてガイドレール20上を自走し、指定位置で停止する。各自走給電装置16、17には、ビーム方向が球体レンズ14の中心方向に向くようにアンテナ素子30、31が装着され、上記給電駆動制御装置18からの給電により、球体レンズ14の中心点方向に電波を放射し、その方向からの電波を受信する。
【0026】
以上のような構造物に対し、その周囲全体は椀型のレドーム33で覆われ、そのレドーム33の底部は基台121の周縁部と接合される。このレドーム33は、電波透過性を有するとともに熱伝導率の低い材質、例えば樹脂によって構成される。
【0027】
ここで球体レンズ14は、球状誘電体レンズとも呼ばれ、同心の球面に誘電体が積層されて構成され、これを通過する略平行な電波を一点に集束させることができるものである。図3は、球体レンズ14の作用を示す概略図である。図3に示す場合、球体レンズ14は4層構造であるが、誘電体の層数はこれに限定されない。また一般に、積層される誘電体の各誘電率は、外側にいくほど低くなっている。このように各層の誘電率が異なることになり、透過電波を光学系レンズと同じように屈折させることができる。各層には、例えばポリスチレン(発泡スチロール)等による発泡材が使用され、その発泡率を変えることで誘電率を変化させている。
【0028】
その他、給電駆動制御装置18は、図示しないホスト装置に接続され、衛星の位置に関する情報が入力されるようになっている。
【0029】
次に、上記構成によるアンテナ装置の作用について図4及び図5を用いて説明する。図4は、自走給電装置の位置決め制御の概略を示す斜視図であり、図5は、自走給電装置の位置決め制御の概略を示すフローチャートである。
【0030】
まず、選択された通信可能な2つの衛星41、42の大まかな位置sl、s2が、ホスト装置から制御装置18に入力される(STEP11)。
【0031】
制御装置18は、図4に示すように、入力された2つの衛星の位置s1、s2から球体レンズ14の中心を通って延びるa1、a2上に2つの自走給電装置16、17の各々を配置するために、自走給電装置16、17(より詳細には、それらのアンテナ素子30、31)の配置されるベき2つの位置P1、P2を演算する(STEP12)。
【0032】
次に、制御装置18は、自走給電装置16、17の配置されるべき2つの位置P1、P2と球体レンズ14の中心Oとを含む第1仮想平面Sと、球体レンズ14の中心Oを通り回転ベース13の第1回転軸Yと直交する第2仮想平面Hとの交線上に第2回転軸Xが配置されるよう、回転モータ15を駆動して回転ベース13を回転させる(STEP13)。
【0033】
回転ベース13の回転に続いて、あるいは回転ベース13の回転と同時に給電駆動制御装置18は仰角調整用のモータ25を駆動させ、ガイドレール20を第2回転軸X周りに回転させて、ガイドレール20を位置P1、P2に重ね合わせる(STEP14)。
【0034】
仰角調整モータ25の駆動に続いて、あるいは仰角調整モータ25の駆動と同時に、制御装置18は自走給電装置16、17をガイドレール20上で自走させ、位置P1、P2に移動させる。(STEP15)。これにより、自走給電装置16、17の初期位置決めが達成される。
【0035】
2つの周回衛星41、42は、地平線(水平線)から現れて地平線(水平線)に沈むまで約10分という速さで、その軌道上を周回移動する。本実施の形態によるアンテナ装置11は、このように比較的高速に位置を変える衛星s1、s2を、以下のように追尾する。
【0036】
初期位置決めが達成された後、2つの衛星41、42のうち一方の衛星、例えば衛星41のより正確な位置(位置変化後の位置の意味を含む)が探索される(第1探索工程:STEP21)。衛星41の位置の探索は、例えば以下のように行われる。
【0037】
まず、仰角調整モータ25を双方向に微小量回転させてガイドレール20を第2回転軸X周りに微小に双方向に回転させると共に、ガイドレール20上で衛星41に対応して位置決めされている自走給電装置16を双方向に微小距離移動させる。これにより、自走給電装置16は2次元の微小球面内を移動する。
【0038】
この微小球面内の移動の間に、衛星41と自走給電装置16との通信状態がより良好である地点Q1を探索する。通信状態の良否は、受信信号の強度などを監視することで判断することができる。地点Q1は、衛星41のより正確な位置から球体レンズ14の中心Oを通って延びる軸線上の位置に対応していると考えることができる。すなわち、地点Q1の探索により、衛星41のより正確な位置を知ることができる。
【0039】
次に、第1探索工程で探索された一方の衛星41の位置と第1探索工程による位置変化探索前の他方の衛星42の位置とから球体レンズ14の中心Oを通って延びる各軸線上の位置が演算される。この場合、2つの位置Q1、P2が確認される(STEP22)。
【0040】
そして、自走給電装置16、17が次に配置されるべき2つの位置Q1、P2と球体レンズの中心Oとを含む新たな第1仮想平面Sと、第2仮想平面Hとの交線上に第2回転軸Xが配置されるよう回転モータ15が駆動されて回転ベース13が回転される(STEP23)。
【0041】
回転ベース13の回転に続いて、あるいは回転ベース13の回転と同時に、制御装置18は仰角調整モータ25を駆動させ、ガイドレール20を第2回転軸X周りに回転させて位置Q1、P2に重ね合わせる(STEP24)。
【0042】
仰角調整モータ25の駆動に続いて、あるいは仰角調整モータ25の駆動と同時に、制御装置18は自走給電装置16、17をガイドレール20に沿って位置Q1、P2に移動させる(STEP25)。これにより自走給電装置17の位置P2を保存しつつ、自走給電装置16の追尾位置決めが達成される。このような制御形態は非干渉制御と呼ばれるものである。
【0043】
自走給電装置16の追尾位置決めが達成された後、2つの衛星41、42のうち他方の衛星42のその時点のより正確な位置(位置変化後の位置の意味を含む)が探索される(第2探素工程:STEP31)。衛星42の位置の探索は、衛星41の位置の探索と同様に行われる。
【0044】
第2探索工程で探索された衛星42の位置と第2探索工程による位置探索前(第1探索工程による位置探索後)の衛星41の位置とから球体レンズ14の中心Oを通って延びる各軸線上の位置が演算される。この場合、2つの位置Q1、Q2が確認される。(STEP32)。
【0045】
そして、自走給電装置16、17が次に配置されるべき2つの位置Q1、Q2と球体レンズ14の中心Oとを含む新たな第1仮想平面Sと、第2仮想平面Hとの交線上に第2回転軸Xが配置されるよう回転モータ15が駆動されて回転ベース13が回転される。(STEP33)。
【0046】
回転ベース13の回転に続いて、あるいは回転ベース13の回転と同時に、制御装置18は仰角調整モータ25を駆動させ、ガイドレール20を第2回転軸X周りに回転させて、ガイドレール20を位置Q1、Q2に重ね合わせる(STEP34)。
【0047】
仰角調整モータ25の駆動に続いて、あるいは仰角調整モータ25の駆動と同時に、制御装置18は自走給電装置16、17をガイドレール20に沿って位置Q1、Q2に移動させる(STEP35)。これにより、自走給電装置16の位置Q1を保存しつつ、すなわち、非干渉的に自走給電装置17の追尾位置決めが達成される。
【0048】
以後、自走給電装置16の追尾位置決めと自走給電装置17の追尾位置決めを交互に連続に行っていくことで、2つの衛星41、42をほぼ連続的に追尾していくことが可能である。2つの衛星41、42が接近し追い越していく場合には、その追い越し時点で自走給電装置16、17間で追尾対象となる衛星を交換し合うことで、容易に追尾制御することが可能となる。
【0049】
このように位置決めされる自走給電装置16、17から電波が放射されると、放射電波は球体レンズ14の層状誘電体を順次通過することにより進行方向をほぼ平行に変換されて、平行電波として衛星41、42に送信される(図3参照)。
【0050】
一方、衛星41、42から平行に入射した電波は、球体レンズ14を通過することでその焦点位置に配置された自走給電装置16、17に向けて集束され、自走給電装置16、17によって効率よく受信される(図3参照)。
【0051】
以上のように、上記構成によるアンテナ装置は、1つの球体レンズ14に対向して2つの自走給電装置16、17が配置され、互いにその移動が干渉しないようになされているため、2つの衛星41、42を同時に追尾することができると共に、小スペースに設置することが可能であるという特徴を有するものである。
【0052】
ここで問題となるのは、球体レンズ14の保持構造である。すなわち、球体レンズ14は比較的重く、球形であるため保持しにくく、さらに、保持具が必ず電波通過面をブロッキングするため、球体レンズ14の電気的特性劣化を引き起こすことから、仕様環境に耐えうる強度剛性を有し、かつ電気的特性を良好に保つ保持構造が要求される。
【0053】
従来考えられている手法として、球体レンズを両側から挟んで保持するサポート方法と、球体レンズに心棒を挿通させ、この心棒を保持する心棒使用方法がある。
【0054】
サポート方法の場合、球体レンズの質量を保持するものは、たとえ電波透過性のよい材質を用いたとしても、電気的劣化がかなり大きくなってしまう。また、サポートは軸対称に位置していないため、球体レンズの特徴である電気的軸対称性がサポートの影響に崩れてしまう。さらに、球体レンズは、その表面における発泡材の発泡率が高いため、全質量を保持できるほどの表面強度を有していない。
【0055】
一方、心棒使用の場合、球体レンズ内部の層と同一の材質、かつ同一の発泡率で製作することが可能で、かつ球体レンズ全体を保持できる強度を持つことが可能であるが、それでも球体レンズの電気的特性を劣化させる。また、心棒は軸対称に位置させることができないため、球体レンズの特徴である電気的対称性が崩れる。
【0056】
そこで、本発明は、球体レンズ14の上方に位置するレドーム33に着目し、図1及び図2に示すように、球体レンズ14とレドーム33との間に発泡材を充填させて発泡材層34を形成することで両者を結合し、これによって球体レンズ14をレドーム33から保持するようにしたものである。
【0057】
発泡材層34に使用する発泡材は、ポリスチレン(発泡スチロール)の他、発泡ウレタン、発泡ポリエチレンなどが利用できる。レドーム33自体は、通常、硝子繊維強化プラスチック(GFRP)が使用されるが、場合によってはポリエチレンを使用することも可能である。これは電気的特性と成型性、機械的特性との兼ね合いで決まる。但し、発泡材層34の誘電率は、球体レンズ14の誘電率よりも低くする必要がある。
【0058】
レドーム33は、電気的特性が満足するならば、その曲率を必ずしも球体レンズ14に合わせる必要はなく、楕円半断面であってもよい。
【0059】
また、図ではレドーム33の板厚を均一に表現しているが、電波透過面外である下部は、板厚を増大して強度を確保するようにしてもよい。
【0060】
上記発泡材層34による球体レンズ14とレドーム33との結合は、組立現場で行うと、球体レンズ14と自走給電装置16、17との位置精度を出すことが可能となる。
【0061】
上記発泡材層34の形成方法を図6に示す。
【0062】
図6(a)に示す方法では、まず、平板周辺にレドーム33を位置固定する縁部51aが形成され、中央に球体レンズ14の位置及び高さを設定する支持台51bが形成された位置合わせ用保持具51を用い、支持台51bに球体レンズ14を載置し、上からレドーム33をかぶせて縁部51aで位置を固定する。このとき、球体レンズ14とレドーム33との間に隔壁用の平板リング52をセットしておく。レドーム33の天井部には予めインジェクション用の穴をあけておき、この穴から発泡材を圧入する。発泡材の硬化後、平板リング52を取り外し、保持具53から降ろすことで発泡材層形成作業が完了する。これにより、球体レンズ14とレドーム33との間に発泡材層34が形成され、両者を結合することができる。
【0063】
図6(b)に示す方法では、レドーム33を逆さにして、凹面保持具53に載置し、レドーム33の内側底部に、球体レンズ14の位置合わせ用に1個または複数個のカップ状突起部材54を配置して、その上に球体レンズ14を載置する。そして、球体レンズ14とレドーム33との間に隔壁用の平板リング55をセットする。平板リング55の一部には予めインジェクション用の穴をあけておき、この穴から発泡材を圧入する。発泡材の硬化後、平板リング55を取り外し、保持具53から降ろすことで発泡材層形成作業が完了する。これにより、球体レンズ14とレドーム33との間に発泡材層34が形成され、両者を結合することができる。
【0064】
図6(b)に示した方法では、発泡材層34内に突起部材54が残るが、その材質を電波透過性の高いものにすると共に、カップ状とすることで、電気的影響をよりいっそう低減することができる。
【0065】
ここで、球体レンズ14と発泡材層34との結合、レドーム33と発泡材層34との結合を高めるため、図7(a)に示すように、予め球体レンズ14及びレドーム33の発泡材層接合面にそれぞれ小突起部Aを多数形成しておくと、発泡材の充填後、より強固に両者を結合することができる。また、小突起部の代わりに、図7(b)に示すように、予め球体レンズ14及びレドーム33の発泡材層接合面に溝部Bを形成しておくと、接合面の面積を増大することができ、接合強度をよりいっそう高めることができる。
【0066】
以上のように、本発明は、球体レンズ14を発泡材層34を介してレドーム33と接合することで、回転ベース13に何ら保持構造物を用意することなく球体レンズ14を保持することができる。この場合、以下の特徴的効果が得られる。
【0067】
レドーム33が球体レンズ14を支持するので、特別な支持具を必要としない。電気的劣化はレドーム33しかなく、支持具の劣化分がない。レドーム33はもとより電気的劣化が少なく、かつ電波透過率が均一であるため、透過電波にほとんど影響を与えない。
【0068】
レドーム33が球体レンズ14を取り囲むように全体で保持する構造であるため、一部分に偏りが生じることがなく、球体レンズの特徴である電気的軸対称性を確保することができる。
【0069】
レドーム33と球体レンズ14との間に挟まれる発泡材層34は、球体レンズの最外層の誘電率より十分低い誘電率に設定されているので、球体レンズ14の電気的劣化を引き起こさない。
【0070】
発泡材層34及び球体レンズ14がレドーム33の内面に密着されていることにより、薄板構造であるレドーム上半面の補強の役割を果たす。また、その効果によって従来のものよりレドーム板厚を薄くことが可能となるため、電気的劣化をより少なくすることができる。
【0071】
発泡材層34は傷つきやすい球体レンズ表面を保護する役割を果たす。このことは、製造時あるいは組立時の破損防止としての効果がある。また、球体レンズ14はかなりの重量を有し、かつ球形であり、製造時、組立時の扱いに窮するが、レドーム33と一体とすることにより、取り扱いが容易となる。
【0072】
発泡材層34は断熱材として機能するため、日射による内部温度の常用を抑制する効果が得られる。
【0073】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、複数の通信用衛星の追尾が可能で、しかもコンパクトで比較的小スペースに設置可能であり、さらにその製作、組立が容易なアンテナ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るアンテナ装置の構成を示す斜視図。
【図2】同実施形態の部分的な断面図。
【図3】同実施形態で用いる球体レンズの作用を示す概略図
【図4】同実施形態で用いる自走給電装置の位置決め制御の概略を示す斜視図。
【図5】同実施形態で用いる自走給電装置の位置決め制御の概略を示すフローチャート。
【図6】同実施形態で用いる発泡材層の形成方法を示す断面図。
【図7】同実施形態で用いる球体レンズと発泡材層との結合、レドームと発泡材層との結合を高める手法を説明するための断面図。
【図8】従来の通信用衛星追尾用に用いられるパラボラアンテナ装置の構造を示す平面図。
【図9】図7に示すパラボラアンテナ装置を用いて複数の通信用衛星を追尾する場合のシステム構成を示す平面図。
【符号の説明】
11…アンテナ装置
12…固定ベース
121…基台
122…アーム
123…ベアリング
13…回転ベース
131…支持体
132、133…突円部
134、135…アーム
14…球体レンズ
15…モータ
16、17…自走給電装置
18…給電駆動制御装置
19…ローラ
20…ガイドレール
21、22…支持ピン
23…ワッシャリング
24、26…プーリ
25…仰角調整用モータ
27…ベルト
28、29…カールコード
30、31…アンテナ素子
33…レドーム
34…発泡材層
41、42…周回衛星
51…位置合わせ用保持具
51a…縁部
51b…支持台
52…平板リング
53…凹面保持具
54…カップ状突起部材
55…平板リング

Claims (6)

  1. 電波ビームを集束するための球体レンズと、
    この球体レンズの下半球表面から略一定の間隔をおいて互いに独立して移動自在に支持される複数の給電装置と、
    前記複数の給電装置を任意の位置に移動させる駆動装置と、
    少なくとも前記球体レンズの電波ビーム形成面となる上半球表面を覆うレドームとを具備し、
    前記球体レンズと前記レドームとを発泡材の層を介して一体形成して、前記レドームにより前記球体レンズを支持するようにしたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記発泡材は、前記球体レンズの誘電率より低い材質であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記球体レンズと発泡材層との間、発泡材層とレドームとの間の少なくともいずれか一方には、前記電波ビームの波長より十分小さい深さで互いに嵌合する複数の凹部と凸部を形成するようにしたことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  4. 電波ビームを集束するための球体レンズと、
    この球体レンズの下半球表面から略一定の間隔をおいて互いに独立して移動自在に支持される複数の給電装置と、
    前記複数の給電装置を任意の位置に移動させる駆動装置と、
    少なくとも前記球体レンズの電波ビーム形成面となる上半球表面を覆うレドームとを具備し、
    前記球体レンズと前記レドームとを発泡材の層を介して一体形成して、前記レドームにより前記球体レンズを支持するようにしたアンテナ装置に用いられ、
    前記球体レンズとレドームを位置決めした状態で両者の空間に発泡材料を充填することで前記球体レンズとレドームを発泡材の層を介して一体形成することを特徴とするアンテナ装置の球体レンズとレドームの一体形成方法。
  5. 前記球体レンズと発泡材層との間、発泡材層とレドームとの間の少なくともいずれか一方に、前記電波ビームの波長より十分小さい深さで互いに嵌合する複数の凹部と凸部を形成しておくことを特徴とする請求項4記載のアンテナ装置の球体レンズとレドームの一体形成方法。
  6. 電波ビームを集束するための球体レンズと、
    この球体レンズの下半球表面から略一定の間隔をおいて互いに独立して移動自在に支持される複数の給電装置と、
    前記複数の給電装置を任意の位置に移動させる駆動装置と、
    少なくとも前記球体レンズの電波ビーム形成面となる上半球表面を覆うレドームとを具備し、
    前記球体レンズと前記レドームとを発泡材の層を介して一体形成して、前記レドームにより前記球体レンズを支持するようにしたアンテナ装置に用いられ、
    前記レドームを逆さにした状態で前記球体レンズを位置決めし、発泡材料を充填して前記球体レンズとレドームを発泡材の層を介して一体形成した後、本体所定位置にレドームを固定することを特徴とするアンテナ装置の組立方法。
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