JP3564947B2 - コンセント - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁面のような施工面に一部を埋め込んだ形で施工されるコンセントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コンセントはプラグの形状に一対一に適合するように形成される。つまり、コンセントに差し込むことができるプラグの形状は1種類に限られているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、コンセントに適合しない形状のプラグを用いるには、栓刃の形状を変換するためのアダプタが必要になる。また、通常のコンセントはプレートに対する取付位置が1箇所だけであり、差込部の口数に応じて異なる製品が必要になっている。
【0004】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、アダプタを用いることなく複数種類のプラグに対応可能とし、また、差込部の口数などに応じてプレートに対する取付位置を変えることができるようにしたコンセントを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、施工面に固定されるプレートに形成された矩形状の開口窓内に前端部が挿入された形でプレートに保持され後端部が施工面に埋め込まれた形で設置される器体を有し、合成樹脂成形品のプレートの開口窓の両側部にそれぞれ単位ピッチで形成された保持溝に結合される取付爪が器体の両側面に突設された肩部に突設され、平板状の平型栓刃が挿入される平型栓刃挿入口とピン状のピン型栓刃が挿入されるピン型栓刃挿入口とを連続させた形状の挿入口が器体の前面に開設されているコンセントであって、プレートは開口窓の両側縁に肩部の前面が当接する当接部を有し、保持溝は、器体の各側面に対向するようにプレートの開口窓の両側縁から背面側に突設した固定梁部および可動梁部において開口窓に臨む一面にそれぞれ設けられ、可動梁部は可撓性を有し固定梁部の保持溝に器体の一方の側面の取付爪を係合させた状態で可動梁部を撓ませながら可動梁部の保持溝に器体の他方の側面の取付爪を係合させることにより、取付爪が保持溝に凹凸結合され、取付爪の前端部には前方ほど肩部からの突出量を小さくするように傾斜した傾斜面が形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、請求項7の発明において、固定梁部の近傍に形成された器具外し孔を通して挿入される工具を用いて器体を可動梁部側に押圧することにより可動梁部を撓ませて器具をプレートから取り外すことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に説明する実施形態では、とくにことわりがなければ、図2の向きにおいて上下左右の方向を規定し、また図2における正面を前面という。したがって、図2における右端は後端になる。
(実施形態1)
本実施形態の構成を図1ないし図7に示す。器体1は、耐トラッキング性に優れた熱硬化性合成樹脂(たとえば、ユリア樹脂)を用いて前面が開放された直方体状に形成されたボディ10と、弾性を有しかつ耐トラッキング性に優れた合成樹脂(たとえば、ポリブチレンテレフタレート=PBT)を用いて後面が開放された直方体状に形成されたカバー20とを結合することにより形成される。器体1は後述する規定の単位寸法を有している。
【0012】
ボディ10の上下両端面には各一対の組立爪11が突設されている。一方、カバー20の上下両端部にはそれぞれ肩部21が突設され、各肩部21の後縁からボディ10に向かってそれぞれ組立片22が突設される。各組立片22にはボディ10に設けた組立爪11と凹凸係合する各一対の係合孔22aが形成される。組立爪11の前端部には前方ほどボディ10からの突出量を小さくするように傾斜した誘導面11aが形成されている。したがって、ボディ10にカバー20を組み付けるときには、組立片22が誘導面11aに沿って撓み、最終的に組立片22に設けた係合孔22aが組立爪11に嵌合することによって、ボディ10とカバー20とが結合される。このように、組立片22を撓ませる必要があるから、カバー20を弾性を有した合成樹脂で形成しているのである。
【0013】
ここで、組立片22の成形時には樹脂の流れが複数形成されて組立片22の先端部付近で合流するから、組立片22の先端部にはウェルドラインが形成されやすい。組立片22は上述のように撓みを利用して組立爪11と係合するものであるから、ウェルドラインが形成されると撓み時に折れやすくなるという問題が生じる。そこで、ウェルドラインが形成される部位については部分的に厚みを大きくした補強部22bを形成して組立片22が割れるのを防止している。
【0014】
ボディ10は長手方向の中間部に設けた仕切壁12により内部空間が2分されている。仕切壁12の前端部はボディ10の開口面よりも前方に突出ている。ボディ10の周壁の適所には前方に突出する位置決め突部10aが突設される。仕切壁12および位置決め突部10aは、ボディ10とカバー20とが結合されたときにカバー20に形成した凹所(図示せず)に係合してボディ10に対するカバー20のがたつきを禁止する。また、カバー20内にも仕切壁(図示せず)が形成され、ボディ10とカバー20とを結合するとボディ10の仕切壁12とカバー20の仕切壁とが突き合わされることによって器体1の内部空間が独立した2室に分割される。
【0015】
ボディ10内において仕切壁12を介して形成された各収納室13には、それぞれ刃受部材30が収納される。各刃受部材30は、互いに対向する一対のばね片31と、両ばね片31の一方の側面に対向するばね片32と、ばね片31,32を連続一体に結合するコ字状の連結片33とを備える。また、各ばね片31の側方であってばね片32との間の部位には連結片33から連続一体に位置決め片34が突設される。さらに、連結片33の開放端には互いに離れる向きに突出する形で端子片35が連結片33と連続一体に形成されている。ところで、この刃受部材30では、互いに対向する一対のばね片31においてピン型栓刃に接触する部位の間隔がばね片32に近い側ほど大きくなるように形成してある(図5参照)。つまり、両刃受部材30において互いに近い側ほどばね片31の間隔が大きくなるようにしてある。したがって、ピン型栓刃を刃受部材30に挿入したときに、プラグの種類によって一対のピン型栓刃の間の距離やピン型栓刃の直径が異なるものであっても、ばね片31のばね力によってプラグを両刃受部材30の中心付近に位置させる向きの力が作用し、両刃受部材30でのばね片31のばね力を均等化することができる。
【0016】
ボディ10内には連結片33と位置決め片34と端子片35とにそれぞれ当接する位置決めリブ14a〜14dが形成され、位置決めリブ14a〜14dにより刃受部材30がボディ10内の定位置に位置決めされる。位置決めリブ14c,14dは互いに対向するように形成され、位置決めリブ14dに当接した端子片35と位置決めリブ14cとの間には鎖錠ばね36が配置される。鎖錠ばね36は帯板の一端部をJ字状に曲成して接触片36aを形成するとともに、他端部をS字状に曲成して鎖錠片36bを形成したものであって、接触片36aおよび鎖錠片36bを端子片35に対向させる形でボディ10に収納される。刃受部材30の位置決め片34と端子片35および鎖錠ばね36はカバー20内に設けた押さえリブ23a,23bによりボディ10から浮き上がらないように押さえられる。
【0017】
ボディ10の後壁には鎖錠ばね36と端子片35との間に電線を導入することができるように電線挿入口15が形成されている。この電線挿入口15を通して鎖錠ばね36と端子片35との間に、鎖錠片36a側から電線を挿入すると、接触片36aおよび鎖錠片36aのばね力によって電線が端子片35との間に挟持され、かつ鎖錠片36bが電線に食い込むことによって電線を引き抜くことができなくなる。このように、電線挿入口15に電線を挿入するだけで結線することができるから、ねじ付きの端子などを用いる場合に比較して結線作業が容易になる。
【0018】
各収納室13には、各刃受部材30に設けた一対の端子板35にそれぞれ対向する一対の鎖錠ばね36に跨がるように解除釦37が配設される。解除釦37は両鎖錠ばね36の鎖錠片36bに当接し、ボディ10の後壁に沿ってスライド可能となるように配置されている。解除釦37が鎖錠片36bに当接する部位は鎖錠片36bが端子片35との間に電線を挟持する部位からずれている。また、解除釦37に対応する部位でボディ10の後壁には操作孔16が形成され、操作孔16にマイナスドライバの先端部などを挿入して解除釦37を押すことにより、電線に食い込んでいる鎖錠片36bを電線から離すように撓ませて電線の引抜きが可能となるようにしてある。ここで、電線としては絶縁被覆を有する単線を用いるのが一般的であって、電線の引抜きに抗する所要の接続強度を得るには絶縁被覆を剥く長さが重要であるから、器体1の後面には芯線を露出させる長さを示した溝状のゲージ10bが設けられている。施工時にはゲージ10bの長さ分の芯線を露出させるように絶縁被覆を剥くのである。
【0019】
上述の説明から明らかなように、各収納室13に配置した刃受部材30にはそれぞれ2本の電線を接続することができるから、一方の電線を電源側とし、他方の電線を他のコンセントに接続する送り配線として用いれば、複数のコンセントを並列的に接続するような結線作業が容易になる。また、電源側の電線と送り配線となる電線とを個別に接続しているから、すでに接続してあるコンセントを外すときなどに同時に2本の電線を外すことなく外すべきコンセントに接続されている電線のみを付け替えればよいから、配線の変更にも容易に対応することができる。
【0020】
ところで、カバー20の前壁には一つのプラグに設けた一対の栓刃を挿入することができる差込部24が1口分形成されている。差込部24は各刃受部材30のばね片31,32に対応する部位にそれぞれ開口する挿入口25よりなり、各挿入口25は平板状の平型栓刃が差し込まれる平型栓刃挿入口25aと、ピン状のピン型栓刃が差し込まれるピン型栓刃挿入口25bとを連通させた形状に形成されている。つまり、平型栓刃挿入口25aは矩形状であって、長手方向の中間部の一側縁に円状のピン型栓刃挿入口25bが連通した形状になっている。また、平型栓刃挿入口25aの中心間の距離よりも、ピン型栓刃挿入口25bの中心間の距離のほうが広くなっている。平型栓刃挿入口25aに挿入される平型栓刃はばね片31の側面とばね片32との間で挟持され、ピン型栓刃挿入口25bに挿入されるピン型栓刃は一対のばね片31の間で挟持される。なお、平型栓刃挿入口25aは電圧線側と接地線側とで長さ寸法を異ならせてある。
【0021】
上述の器体1は後述するプレート100に取り付けられるものであって、カバー20の両側面に設けた肩部21にはプレート100に結合するために各一対の取付爪2が突設されている。取付爪2の前端部には前方ほど肩部21からの突出量を小さくするように傾斜した傾斜面2aが形成されている。また、器体1の各側面において両取付爪2の間に対応する部位であって取付爪2よりもやや後方には取付孔3が穿設されている。プレート100の種類によっては取付孔3を用いて器体1をプレート100に取り付ける。
【0022】
カバー20としては、図8に示すように、差込部24に平型栓刃挿入口25aのみを備える構成のものを用いてもよい。つまり、ボディ10および刃受部材30を共通に用いてカバー20のみを交換すれば、平型栓刃挿入口25aのみを設けたコンセントを構成することが可能になる。したがって、平型栓刃とピン型栓刃とを両用できる地域向けのコンセント、平型栓刃しか使用することができない地域向けのコンセントとを、カバーのみの交換で供給することが可能になり、部品の共用により部品品種の増加を防止しながら多品種展開が可能になる。
【0023】
上述した構成のコンセントを施工するには、図9および図10に示すプレート100を用いる。プレート100は、器体1を保持するプレート枠110と、プレート枠110を覆って見栄えよく施工する化粧プレート120とからなる。プレート枠110には、合成樹脂製のものと金属製のものとがある。
合成樹脂製のプレート枠110は絶縁性を有し、図11ないし図14に示すように、一対の枠片113a,113bの左端部同士(図11(a)の上端部同士)および右端部同士(図11(a)の下端部同士)をそれぞれ横片115で連続一体に結合することによって、器体1の前面を露出させる長方形状の開口窓111を中央部に備えた縦長の矩形枠状に形成されている。開口窓111の長手方向に沿った両側縁の後面側にはそれぞれ帯板状の固定梁部114と可動梁部115とが互いに対向する形で設けてある。
【0024】
可動梁部115は、長手方向の両端部で可動梁部115の長手方向に延長された連結部116を介して枠片113bに連続一体に連結され、中間部の2箇所が可動梁部115に直交する方向のブリッジ部117を介して枠片113bに連続一体に連結されている。また、各連結部116と各ブリッジ部117との間および両ブリッジ部117の間の部位は表裏に貫通するスリット118a〜118cとなっている。プレート枠110を形成する合成樹脂は可撓性を有し、可動梁部115および連結部116が可撓になっている。両側のスリット118a,118cはL字形に形成され、中間部のスリット118bは一直線上に形成されている。枠片113bにおいて各ブリッジ部117の近傍には、ブリッジ部117に対応する部位でも可動梁部115が可撓となるように、表裏に貫通する長孔状の溝119をそれぞれ設けてある。
【0025】
一方、固定梁部114および可動梁部115において開口窓111に臨む一面には、器体1の両側面に各一対ずつ突設された取付爪2と凹凸係合する保持溝114a,115aが各3対ずつ等ピッチで設けられる。したがって、器体1に設けた取付爪2を各保持溝114a,115aに凹凸係合させると、器体1の前面を開口窓111から露出させた形でプレート枠110に器体1を取着することができる。また、器体1がプレート枠110から前方に抜け落ちないように、固定梁部114および可動梁部115の基部には器体1の両側面に突設した肩部21の前面に当接する当接部114d,115dが形成されている。つまり、肩部21の前面が当接部114d,115dに当接し、取付爪2の後面が保持溝114a,115aに係止されることによって、器体1がプレート枠110に取着される。
【0026】
ここで、固定梁部114と可動梁部115との開口窓111に臨む一面における各先端部分には、器体1の取付爪2をプレート枠110の後面側から保持溝114a,115aに導入する際に、各取付爪2を保持溝114a,115aに誘導するために、先端側ほど互いの距離を広げるように傾斜した傾斜面となった誘導部114b,115bが設けてある。すなわち、図15(a)〜(c)に示すようにプレート枠110に器体1を取り付けるには、器体1の一側面に突設した取付爪2を固定梁部114の保持溝114aに係合させておき、器体1の前端部を開口窓111にほぼ一致させて器体1をプレート枠110に対して前方に押し込むと、器体1の他側面に突設した取付爪2が可動梁部115を撓ませながら傾斜面2aと誘導部115bとによって保持溝115aに追い込まれ、取付爪2を保持溝115aに容易に係合させることができる。
【0027】
ところで、上述のように可動梁部115の延長線上に連結部116を設けているから、器体1に前面側から後方に向かって押圧力が作用しても、可動梁部115が開口窓111側へ倒れるように撓んで保持溝115aから器体1の取付爪2が外れないようにしてある。これにより、器体1のプレート枠110に対する取付強度を向上させることができる。
【0028】
一方、固定梁部114の基部には隣接する各一対の保持溝114aの間でプレート枠110の表裏に貫通する器具外し孔114cが穿設してあって、器具1をプレート枠110に取着した状態で、ドライバや取外し専用の治具等の先端部分を器具外し孔114cに挿入し、治具の先端部分で器体1を可動梁部115側へ押すと梃子の原理によってわずかな力で可動梁部115を撓ますことができ、固定梁部114側の保持溝114aと器体1の取付爪2との係合状態を解除してプレート枠110から器体1を取り外すことができるようになっている。
【0029】
ところで、上述したように、プレート枠110は固定梁部114と可動梁部115とにそれぞれ3対の保持溝114a,115aを有し、器体1には各側面に一対ずつの取付爪2が形成されているから、上述の器体1をプレート枠110に3個まで取り付けることが可能である。つまり、プレート枠110は3個用であって、3個用のプレート枠110に最大3個まで取り付けることができるように取付寸法を設定した器体1を1個単位寸法の器体1と呼ぶことにする。このように、器体1とプレート枠110との相対的な取付寸法を規定しておくことによって、プレート枠110には1〜3個の範囲の任意個数の器体1を取り付けることが可能になる。固定梁部114および可動梁部115に設けた各保持溝114a,115aのピッチは1個単位寸法の器体1の側面に突設されている取付爪2のピッチと等しく、かつ上述のように各保持溝114a,115aは等間隔であるから、1個単位寸法の器体1であれば固定梁部114および可動梁部115の隣接する任意の2個の保持溝114a,115aを用いてプレート枠110に取着することができる。図16は器体1をプレート枠110に取り付けた状態を示している。
【0030】
ところで、プレート枠110の各横片115の中間部前面にはそれぞれ凹所131が形成してある。各凹所131には、プレート枠110を埋込ボックス(図示せず)に取り付けるためのボックスねじを挿通するボックス用孔132と、プレート枠110を壁面等の施工面に直付けするためのねじが挿通されるねじ挿通孔133と、施工面を形成する壁パネル等に取り付ける際に使用するはさみ金具(図示せず)を係止するはさみ金具係止孔134とが設けてある。
【0031】
また、プレート枠110の4隅には、化粧プレート120の後面から突設した係止突起123を係止する化粧プレート係止孔135が設けてあり、化粧プレート係止孔135に係止突起123を挿入係止することでプレート枠110の前面を覆う形で化粧プレート120を着脱自在に取り付けることができるようになっている。
【0032】
化粧プレート120は、絶縁性を有する合成樹脂を用いて形成されたものであって、プレート枠110の前面を覆う矩形状の主部121と、主部121の周縁から全周に亙って後方に突出する側壁122とを連続一体に形成した略箱形に形成される。係止突起123は主部121の後面側の4隅に突設してある。また、主部121の中央部には、プレート枠110に取り付けた器体1の前面を露出させる開口窓121aが設けてある。
【0033】
化粧プレート120の側壁122のうちの各対向面間の距離は、それぞれプレート枠110の対応する部位の幅寸法よりも大きくしてある。すなわち、施工面に配設したプレート枠110の前面側に化粧プレート120を取着したとき、プレート枠110が化粧プレート120の内側に収まり、化粧プレート120の側壁122の先端縁が施工面にほぼ当接する。その結果、プレート枠110と化粧プレート120との突き合わせ面が施工面よりも前方へ出ることがなく、両者の突き合わせの線が側面からはほとんど見えなくなり外観が向上する。
【0034】
また、化粧プレート120の側壁122の内側面には、図18に示すように、先端側ほど開口幅を広げるように傾斜した傾斜面122aが形成され、かつプレート枠110の側面に当接してプレート枠110に対する化粧プレート120の位置ずれを防止する規制リブ124を複数列設している。なお、規制リブ124の後面側にもガイド用の傾斜面124aを設けるようにすれば、化粧プレート120がさらに取り付け易くなるものである。
【0035】
ところで、図14に示すようにプレート枠110の両枠片113a,113bの外側面には、後方ほど外側に突出するように傾斜する傾斜面113cと、傾斜面113cに連続して外側に張り出した張出部113dとが形成されている。さらに、化粧プレート120の上下(図16(d)の左右)の側壁122の内側面には後端面が張出部113dの前面に当接するリブ125が突設され、このリブ125によって化粧プレート120のがたつきが防止される。プレート枠110に化粧プレート120を取り付けるときには、化粧プレート120の規制リブ124がプレート枠110の枠片113a,113bに形成した傾斜面113cに案内されるから、取り付けが容易である。
【0036】
化粧プレート120の上下(図16(d)の左右)の一方の側壁122には一対の切欠部126が設けてあり、この切欠部126に治具(マイナスドライバの先端部など)を差し込んで化粧プレート120をプレート枠110から離す向き(前向き)の力を作用させると、化粧プレート120の係止突起123とプレート枠110の化粧プレート係止孔135との係合状態が解除され、化粧プレート120をプレート枠110から取り外すことができる。プレート枠110の枠片113bにおいて切欠部126に対応する位置には傾斜面113cよりも内側へ窪んだ逃がし部136が設けてあり、切欠部126に差し込まれた治具を逃がして奥まで挿入できるようにしてあり、化粧プレート120を取り外す際に力を作用させやすくしてある。さらに、逃がし部136の後面側端部からは張出部113dよりも薄肉のリブ137が、化粧プレート120の切欠部126から突出しない程度まで延設してある。すなわち、切欠部126に差し込んだ治具に施工面に当接する部分を支点として力を加えることで施工面に傷が付くおそれがあるが、リブ137を設けていることで切欠部126に差し込んだ治具がリブ137に当接し、化粧プレート120をプレート枠110から取り外す際に治具によって施工面に傷が付くのを防ぐことができる。
【0037】
化粧プレート120の後面側には、プレート枠110に取着したときにプレート枠110に設けた3つのスリット118a〜118cにそれぞれ嵌入される突条片128a〜128cが列設してある。ここで、各突条片128a〜128cの寸法は、プレート枠110の各スリット118a〜118cに嵌入された状態で、スリット118a〜118cの内周面と各突条片128a〜128cとの間にわずかな隙間しか生じないような寸法に設定してある。すなわち、器体1を取り付けたプレート枠110に化粧プレート120を取着した状態では、3つの突条片128a〜128cがプレート枠110の各スリット118a〜118cに嵌入され、スリット118a〜118cの内周面と各突条片128a〜128cとの間にはわずかな隙間しか生じないことから、プレート枠110の可動梁部115の動き(撓み)が規制されることになる。その結果、器体1としてコンセントを使用しているときにコンセントに差し込まれたプラグを異常に大きな力で引き抜く等の衝撃が加えられた場合でも、上述のように可動梁部115の動きが規制されているために器体1の取付爪2と可動梁部115および固定梁部114の保持溝115a,114aとの係止が外れにくいのである。
【0038】
ところで、本実施形態では合成樹脂製の化粧プレート120を用いているが、金属製の化粧プレートを用いる場合もある。金属製の化粧プレート(図示せず)の場合には合成樹脂製の化粧プレート120のような係止突起123を設けることができない。そこで、金属製の化粧プレートをプレート枠110に取り付けるために、図21のように、金属製の化粧プレートを取り付ける取付ねじが螺着される取付ねじ孔139をプレート枠110の凹所131に設けるようにしてもよい。これにより、係止突起123を有する合成樹脂製の化粧プレート120と、取付ねじによって取り付ける金属製の化粧プレートとのどちらにも対応することができる。
【0039】
また、化粧プレート120の規制リブ124やがたつき防止用のリブ125が載置される張出部113dは、図21に示すようにプレート枠110の全周に設けるようにしてもよいが、ボックスねじを締め付けたときにプレート枠110がボックス用孔132の周辺部分で多少変形することによって、ボックス用孔132の周辺部分で化粧プレート120とプレート枠110とが干渉し、化粧プレート120をプレート枠110に正確に位置合わせすることができないことがある。そこで、上述のように、ボックス用孔132の周辺(プレート枠110の4隅)以外の部位に張出部113dを設けることにより、ボックスねじの締め付けでプレート枠110が多少変形しても化粧プレート120に干渉せずに正確に位置合わせができるようになっている。
【0040】
ところで、器体1はプレート100に取り付けた状態で後端部が施工面に埋め込まれた形で施工される。また、器体1の後面には電線挿入口15が開口しており器体1の後面側に電線が引き出されるから、器体1の後面に所要の空間を確保することが要求される。とくに、施工面がコンクリート壁であるような場合には、壁内に電線を引き出すための空間を確保するためにボックスを埋め込む必要がある。この種のボックスには前面が開放された直方体状のものが考えられるが、簡易型として合成樹脂により形成した有底円筒状のものを用いることができる。すなわち、前面が円形に開口するボックスを用いる。ところで、この種のボックスを用いて開口面積をできるだけ小さくするには、器体1もボックスの形状に合わせるのが望ましい。そこで、器体1を前面側から見たときの4隅に面取り部4を形成し、器体1の角がボックスに当たらないようにしてある。具体的には上述した1個単位寸法の器体1を2個連接する場合であれば、ボックスBの内周面が図1に二点鎖線で示すような位置関係になり、面取り部4を形成していることによって、器体1の角がボックスBに当たらないようになっている。
【0041】
(実施形態2)
実施形態1では組立片22に2個の係合孔22aを形成していたが、本実施形態では図22に示すように、組立片22に係合孔22aを1個だけ設けている。したがって、ボディ10においても組立爪11は1個だけ設けている。他の構成および機能は実施形態1と同様である。
【0042】
(実施形態3)
本実施形態は、図23に示すように、組立片22に係合孔22aを1個だけ設けたものであるが、係合孔22aの後縁から前方に補強片22cを延設してある。ボディ10に設けた組立爪11は補強片22cに係合するように後端部が二股状に形成されている。この構成では、厚肉の補強部22bを補強片22cにも形成してあり、ウェルドラインの形成による組立片22の割れをより確実に防止することができる。他の構成および機能は実施形態1と同様である。
【0043】
(実施形態4)
上述した実施形態は組立爪11をボディ10の上下両面に突設したものであったが、図24ないし図27に示すように、本実施形態ではボディ10の左右両側面に各一対の組立爪11を突設している。すなわち、ボディ10の左右両側壁の上下端部の外側面に切欠部17を形成し、各切欠部17内で組立爪11を突設している。一方、カバー20には各組立爪11に係合可能な4本の組立片22を突設している。上記切欠部17の深さは組立片22の厚み寸法に等しく設定してあり、組立片22の係合孔22aを組立爪11に係合させた状態ではボディ10の左右両側面と組立片22とが面一になるようにしてある。他の構成および機能は実施形態1と同様であって、本実施形態ではボディ10とカバー20とを4箇所で結合しているから、より強固に結合することができる。
【0044】
(実施形態5)
上述した各実施形態は1個単位寸法の器体1を用いたものであり、各差込部24が2個の挿入口25を備えるものであったが、本実施形態は、図28ないし図33に示すように、差込部24に2個の挿入口25とは別に形状の異なる挿入口26を設けたものである。挿入口26は接地極用の栓刃挿入するものである。この構成では3個の挿入口25,26を設けていることによって1個単位寸法の器体1では寸法不足になるから、2個単位寸法(つまり、1個単位寸法の2個分の取付寸法)の器体1を用いている。
【0045】
接地極は他の2極とは絶縁分離する必要があるから、ボディ10の内部には仕切壁12を介して3個の収納室13a〜13cが形成されている。2個の収納室13a,13bはスリット12aを有した仕切壁12bを介してさらに2室に分割されている。ボディ10内では接地極の刃受部材40の両側に他の2極の刃受部材30がそれぞれ配置される。
【0046】
刃受部材30は、互いに対向する一対のばね片31と、両ばね片31の一方の側面に対向するばね片32と、ばね片31,32を連続一体に結合するコ字状の連結片33とを備える。連結片33の開放端のうち一方のばね片31に隣接する部位からは他方のばね片32から離れる向きに突出する形で橋絡片34が連続一体に延長され、橋絡片34の先端には端子片35が連続一体に形成される。端子片35は後側(図33の下側)が開放されたコ字状に形成され、端子片35の中に鎖錠ばね36が配置される。また、ばね片31,32と端子片35とは仕切壁12bにより分離され、橋絡片34の一部はスリット12aに通されている。
【0047】
接地極用の刃受部材40は平型栓刃を受ける必要がなくピン型栓刃のみを受ければよいから、互いに対向する一対のばね片41を備えるが、ばね片41の側面に対向するばね片は設けていない。両ばね片41の側方には後側が開放されたコ字状に形成された連結片43が連続一体に形成され、連結片43の後部には連結片43の各脚片を切り開いて形成した各一対の端子片45が連続一体に形成されている。鎖錠ばね46は上記各一対の端子片45間に配置される。
【0048】
ボディ10の後壁には鎖錠ばね36,46と端子片35,45との間に電線を導入することができるように電線挿入口15が形成されている。また、結線された電線を引き抜くことができるようにするために、解除釦37,47がボディ10内に配設され、ボディ10の後壁に形成した操作孔16を通してマイナスドライバの先端部などの工具を挿入して解除釦37,47を押せば鎖錠ばね36,46を撓ませて電線を引き抜くことができるようになる。
【0049】
カバー20としては、図34に示すように、挿入口25に平型栓刃挿入口25aのみを形成したものを用いてもよい。他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態6)
実施形態5では組立片22に2個の係合孔22aを形成していたが、本実施形態では図35および図36に示すように、組立片22に係合孔22aを1個だけ設けている。したがって、ボディ10においても組立爪11は1個だけ設けている。他の構成および機能は実施形態5と同様である。
【0050】
また、実施形態5と同様に、カバー20として、図37のように、挿入口25に平型栓刃挿入口25aのみを形成したものを用いてもよい。
(実施形態7)
本実施形態は、図38ないし図43に示すように、実施形態5と同様の構成の差込部24を2口設けたものである。そこで、器体1には3個単位寸法のものを用いている。
【0051】
ボディ10の内部には仕切壁12を介して3個の収納室13a〜13cが形成され、接地極の刃受部材60が収納される収納室13cは器体1の長手方向に沿った細長形状であって中間部に括れ部13dが形成されている。また、他の2個の収納室13a,13bにはそれぞれ刃受部材50が収納されるのであって、収納室13を3分するように中間部の2箇所にそれぞれスリット12aを有する仕切壁12bが形成される。
【0052】
刃受部材50は、図44ないし図46に示すように、互いに対向する一対のばね片51と、両ばね片51の一方の側面に対向するばね片52と、ばね片51,52を連続一体に結合するコ字状の連結片53とからなる刃受部58を2組備え、両連結片53の間を橋絡片54を介して結合し、橋絡片54の中間部に橋絡片54とともに後側に開放されたコ字状となる端子片55を備える形状に板金によって連続一体に形成されている。橋絡片54の後縁には突脚54aが突設されている。
【0053】
刃受部材50として上記形状を採用することにより、図47に示す形状に板金を打ち抜けば、折曲加工を施すだけで刃受部材50を形成することができる。つまり、打ち抜き加工と折曲加工とにより刃受部材50を形成することができ、複数の部品を結合するためのかしめ作業などが不要であって、製造コストの低減につながるものである。また、刃受部材50は対称性を有する形状であって、両刃受部材50として同形状のものを用いることができるから、2個の刃受部材50を用いながらも部品品種は1種類でよく製造が容易になる。
【0054】
図48に示すように、ばね片52には平型栓刃の保持力を向上させるためのダボ52aが打ち出されており、また、橋絡片54に設けた突脚54aにはボディ10の内部の仕切壁12に当接して刃受部材30のがたつきを低減するためのダボ54bが打ち出されている。鎖錠ばね56は、図49に示すように、橋絡片54と端子片55との間に装着され、接触片56aおよび鎖錠片56bは橋絡片54と対向する。しかして、刃受部材30において鎖錠ばね56との間に電線Lを挟持する部位の表面には細かい凹凸面であるローレット部が形成されている。ローレット部を形成することにより、電線Lの滑りを防止し、また接触面積が大きくなって接触状態が安定する。
【0055】
刃受部材50を収納する収納室13a,13bの適所には図52に示すように位置決めリブ18が突設され、位置決めリブ18が刃受部材50に当接することによって、刃受部材50を定位置に保持するようになっている。また、図53に示すように、一部の位置決めリブ18には刃受部材50を所定位置に追い込むように傾斜面18aが形成されている。
一方、刃受部材60は接地極用であって平型栓刃を受ける必要がない。そこで、図50および図51に示すように、刃受部材60は、互いに対向する各一対のばね片61を備えた刃受部68を2組備え、一方の刃受部68のばね片61の側方には後側が開放されたコ字状の連結片63が連続一体に形成され、連結片63の各脚片の後部には連結片63の各脚片を切り開いて形成した各一対の端子片65が連続一体に形成されている。また、他方の刃受部68の一対のばね片61同士は後縁間がつなぎ片61aにより連続一体に連結されている。さらに、連結片63の一方の脚片と上記他方の刃受部68のばね片61との間は橋絡片64を介して連続一体に結合されている。言い換えると、各刃受部68一方のばね片61同士は、連結片63の一方の脚片と橋絡片64とを介して互いに接続されていることになる。
【0056】
連結片63aにおいて両脚片をつなぐ部位および橋絡片64の中間部には他の部位よりも前方(図51における上方)に突出する押さえ部69a,69bが形成され、押さえ部69a,69bには後述するようにカバー20の後面に突設した押さえリブ27a,27bが当接して刃受部材60のボディ10からの浮き上がりが防止される。
【0057】
刃受部材60は2個の刃受部材50の間に配置されるのであるが、橋絡片64をばね片61と略平行に形成していることによって、板厚分の配置スペースがあればボディ10の中に配置できるのであって、ボディ10の外に接地極の導電部を引き回す必要がなく組立が容易になる。しかも、刃受部材50と同様に、1枚の板金を打ち抜き、折曲すれば刃受部材60を形成することができるから、刃受部材60の製造も容易である。
【0058】
ところで、カバー20の後面には、図56に示すように、押さえリブ27a〜27cが形成されている。押さえリブ27aは刃受部材60の押さえ部69aに当接し、押さえリブ27bは刃受部材60の押さえ部69bに当接する。ここに、押さえリブ27bはボディ10の仕切壁12と突き合わされることによって器体1の内部を仕切る板状に形成され、ボディ10において押さえリブ27bに対応する部位は、接地用の刃受部材60を収納する収納室13cには上述のように橋絡片64を収納する括れ部13dが形成されており、図55に示すように、押さえリブ27bの先端部は括れ部13dに挿入される。言い換えると、ボディ10に形成した仕切壁12に溝を形成して押さえリブ27bの先端部を挿入しているから、その溝内に接地用の刃受部材60の橋絡片64を収納することができる。刃受部材50を収納する収納室13の間であって、接地用の刃受部材60を収納する収納室13が介在しない部位の仕切壁12には溝はなく、図54に示すように、この部位の仕切壁12の先端部はカバー20に設けた仕切リブ28の溝に挿入される。このように、ボディ10とカバー20との一部を互いに他方に差し込む形で結合することにより、沿面距離が大きくなり刃受部材50間の絶縁を確保しやすくなる。押さえリブ27cは、刃受部材50のボディ10からの浮き上がりを防止するように設けてある。
【0059】
刃受部材50,60のばね片51,52,61の先端部はカバー20内に挿入されており、カバー20の後面の適所には、ばね片51,52,61の開き量を規制するための開き規制リブ29aが設けられる。さらに、カバー20の後面には接地極用の挿入口26の周囲に対応してガイドリブ29bが形成されている。たとえば、プラグPに接続されているコードを引っ張ってプラグPを抜こうとしたようなときにプラグPが傾くと、プラグPに設けた栓刃B,Bがボディ10に当たった状態で引き抜かれることになるから、その力を受けて器体1が破損する場合がある。これに対して、プラグPに設けた栓刃B,Bのうちもっとも長い接地用の栓刃Bを案内してプラグPの傾きを規制するガイドリブ29bを設けているから、図57に示すように、プラグPがほとんど上下に傾かずボディ10に当たらないのであって、プラグPを引き抜く力によって器体1が破損するような事故を防止することができる。
【0060】
本実施形態においても、図58に示すように、挿入口25に平型栓刃挿入口25aのみを備える構成のカバー20を用いることができる。このような形状のカバー20を用いることによって、平型栓刃しか使用することができない地域向きのコンセントを製造する際に、カバー20のみを異種形状として製造すればよいから、部品品種の増加を防止しながら多品種展開が可能になる。他の構成および機能は実施形態1と同様である。
【0061】
ところで、接地極用の刃受部材60としては、図59および図60に示す構成のものを採用してもよい。この刃受部材60は、連結片63の一方の脚片がばね片61に連続していない形状のものであって、各一対のばね片61はともに後縁同士がつなぎ片61aで連続一体に連結されている。他の部分の形状は上述した刃受部材60と同様である。
【0062】
刃受部材60としては、図61および図62に示す構成のものも採用することができる。この構成は図50および図51に示した刃受部材60の連結片63の各脚片からそれぞれ橋絡片64を延長してあり、各橋絡片64の先端にそれぞればね片61が接続された形状になっている。つまり、2枚の橋絡片64を対向させる形のものである。したがって、両組の各一対のばね片61同士はともに連結片63により互いに連結されている。他の部分の形状は上述の刃受部材60と同様である。
【0063】
(実施形態8)
本実施形態では図63および図64に示すように、組立片22に係合孔22aを1個だけ設けている。したがって、ボディ10にも組立爪11は1個だけ設けている。
また、図65に示すように、挿入口25に平型栓刃挿入口25aのみを備える構成のカバー20を用いることもできる。他の構成および機能は実施形態7と同様である。
【0064】
(実施形態9)
本実施形態は、図66ないし図71に示すように、実施形態7の構成から接地極用の刃受部材60を省略し、カバー20として接地極用の挿入口26を省略した形状のものを用いた例であって、接地極のない差込部24を2口備えるものである。
【0065】
この構成ではボディ10は実施形態7に用いたものと同形状であって、カバー20の形状を異ならせてある。つまり、刃受部材60を用いない点およびカバー20の形状が異なるのみであって、他の部材は実施形態7のものと同じものを用いることができるから、部品品種の増加を抑制しながら多品種展開が容易になるのである。
【0066】
この構成においても、図72に示すように挿入口25に平型栓刃挿入口25aのみを備える構成のカバー20を用いることができる。したがって、一層の多品種展開が可能になる。他の構成および機能は実施形態7と同様である。
(実施形態10)
本実施形態では図73および図74に示すように、組立片22に係合孔22aを1個だけ設けている。したがって、ボディ10にも組立爪11は1個だけ設けている。
【0067】
また、図75に示すように、挿入口25に平型栓刃挿入口25aのみを備える構成のカバー20を用いることもできる。他の構成および機能は実施形態7と同様である。
上述した各種形状のコンセントは、実施形態1に説明したプレート100を用いて取り付けることができるものであるが、プレート100には、以下のような各種形状のものを用いることもできる。
【0068】
実施形態1に示したプレート枠110は、固定梁部114および可動梁部115に保持溝114a,115aを等ピッチで6個ずつ設けることにより、プレート枠110の開口窓111に対する器体1の取付位置の選択の自由度が高いものであったが、プレート枠110に対する器体1の取付位置の自由度が増すと、開口窓121aの位置の異なる化粧プレート120も多品種必要になる。
【0069】
そこで、図76に示すように、3個単位寸法の開口窓111を備えるプレート枠110に対して1個単位寸法の器体1の取付位置を3箇所に制限するように、固定梁部114と可動梁部115との保持溝114a,115aの近傍に仕切リブ140を突設している。仕切リブ140は、保持溝114a,115aを一対ずつ組に分けるように固定梁部114と可動梁部115との内側面に連続一体に突設されている。このような仕切リブ140を設けたことによって、1個単位寸法の器体1の取付位置を3箇所に制限し、他の箇所に取り付けようとしても仕切リブ140が器体1に干渉することにより取り付けることができないようにしてある。また、上記取付位置に器体1を取り付けたときに各仕切リブ140が器体1の側面の少なくとも一部に当接するように仕切リブ140を形成してある。このことにより、器体1をプレート枠110に取り付けたときに仕切リブ140によって器体1のがたつきが少なくなる。このように器体1のがたつきを少なくしていることによって、器体1に不要な力が加えられた場合でも取付爪2が破損するというような不具合の発生を防止することができる。仕切リブ140には、図77および図78に示すように段部140aを設けて、器体1の前面と側面とに仕切リブ140が当接するようにしてがたつきの防止をより確実に行なえるようにしてある。
【0070】
プレート100には、図79に示す形状のプレート枠110を採用してもよい。上述のようにプレート枠110をボックスねじを使って埋込ボックスに取り付けた場合に、ボックスねじの締め付けによってプレート枠110が多少変形することがあり、変形したプレート枠110の化粧プレート係止孔135に化粧プレート120の係止突起123が係止できないために、化粧プレート120をプレート枠110に取り付けることができなかったり、取り付けることができたとしてもプレート枠110と化粧プレート120の突き合わせ面に隙間が生じるおそれがある。
【0071】
そこで、プレート枠110の4隅に設けた化粧プレート係止孔135の周囲に支持片143を残して貫通溝141を設け、貫通溝141で囲まれる化粧プレート取付部142を支持片143で片持ち支持する構造としてある。この構成によって、ボックスねじを締め付けたときにプレート枠110が多少変形しても、幅細の支持片143で片持ち支持されている化粧プレート取付部142は変形しないから、化粧プレート120をプレート枠110に正確に位置合わせして取り付けることができる。なお、図79に示す例では4箇所の化粧プレート係止孔135のうちの1箇所のみを上記構造としているが、2箇所以上を上記構造としてもよい。
【0072】
図80に示すプレート枠110は、1個単位寸法の器体1を3個まで取り付けることができる寸法の開口窓111を2個備える2連型のプレート枠110である。基本的な構成は実施形態1で示したプレート枠110を上下(図80では横)に2個並べて連続一体に形成したような構成であり、図76に示したプレート枠110と同様に仕切リブ140を設けている。2個の開口窓111の間には中央枠片144を設けてあり、中央枠片144に1本の固定梁部114を設けている。固定梁部114の両側面には、図81に示すように保持溝114aが形成されている。保持溝114aは固定梁部114の長手方向において等ピッチで6個形成されている。
【0073】
プレート枠110の両枠片145a,145bには、連結部116およびブリッジ部117を介して可動梁部115が連続一体に連結されている。実施形態1で説明したプレート枠110と同様に、可動梁部115の近傍にはスリット118a〜118cおよび溝119が形成され、各可動梁部115にはそれぞれ6個の保持溝115aを形成してある。横片112には、それぞれ凹所131、ボックス用孔132、ねじ挿通孔133、はさみ金具係止孔134が設けてあり、プレート枠110の4隅には化粧プレート120の係止突起123が挿入係止される化粧プレート係止孔135が設けてある。
【0074】
このプレート枠110に適合する化粧プレート120は、図83に示すように、図17に示した化粧プレート120とほぼ同様の形状であるが、上下(図83(a)の左右)の幅寸法がほぼ2倍寸法であり、2個の開口窓121aを備えている。開口窓121aは3個単位寸法に相当する形成され、プレート枠110に1個単位寸法の器体1を3個連設したり、3個単位寸法の器体1を1個取り付けたり、あるいはまた2個単位寸法の器体1と1個単位寸法の器体1とを連設した場合に適合する。化粧プレート120の主部121の後面には、プレート枠110の化粧プレート係止孔135に挿入係止される係止突起123、および枠片113a,113bの各スリット118a〜118cに嵌入される突条片128a〜128cが突設してある。また、側壁122には、プレート枠110の側面に当接することにより、プレート枠110に対する化粧プレート120のがたつきを防止する規制リブ124と、プレート枠110の張出部113dの前面に載置されて化粧プレート120のがたつきを防ぐリブ125と、化粧プレート120をプレート枠110から取り外す際に治具が挿入される切欠部126とが設けてある。
【0075】
このような構成のプレート100を用いることによって、図9などに示した1連型のプレートを2個用いる必要があるようなときに、1個のプレート100を施工するだけでよいから施工作業が容易になる。
上述した各化粧プレート120では、規制リブ124とがたつき防止用のリブ125とを設けているが、図84に示すようにプレート枠110の張出部113dに当接する当接部127を側壁122の全周に亙って設けてもよい。この構成でもプレート枠110に対する化粧プレート120のがたつきを防止することができる。図84に示す化粧プレート120の開口窓121aは、2個単位寸法に対応しており、1個単位寸法の器体1を2個連設する場合や、2個単位寸法の器体1を用いる場合に適合する。
【0076】
1連用のプレート枠110に対応する化粧プレート120としては、図85に示すように、それぞれ1個単位寸法の器体1に適合する開口窓121aを2個設けたものや、図86に示すように、3個単位寸法の器体1に適合する開口窓121aを1個設けたものなどを用いることができる。また、2連用のプレート枠110に対応する化粧プレート120としては、図87に示すように、1個単位寸法の器体1に適合する開口窓121aを4個設けたものを用いてもよい。
【0077】
ところで、上述したプレート枠110は合成樹脂製のものであるが、図88に示すような金属製のプレート枠150を用いてもよい。金属製のプレート枠150は、開口窓151の下縁(図88(a)の左側縁)に3個の保持爪152が突設され、上縁(図88(a)の右側縁)にも3個の保持爪153が突設されている。これらの保持爪152,153は器体1に設けた取付孔3に挿入されることによって器体1を保持するものであって、一方の保持爪153の周囲を塑性変形させて保持爪153を取付孔3に挿入することができるように、保持爪153はアーム154を介して枠片155aに連続一体に連結されている。また、保持爪153の上側(図88(a)の右側)には押し片156が突設されている。
【0078】
したがって、図88(a)の左側の枠片155bに設けた保持爪152を器体1の一方の取付孔3に挿入した後、他方の取付孔3に保持片153を位置合わせして押し片156をマイナスドライバの先端部などで押すと、アーム154が塑性変形して保持爪153が取付孔3に挿入されるのである。
プレート枠150の他の構成は合成樹脂製のプレート枠110と同様であって、一対の横片157にはそれぞれボックス用孔132、ねじ挿通孔133、はさみ金具係止孔134が設けてある。また、化粧プレート120の係止突起123を係止するために、プレート枠150の4隅には切欠状の化粧プレート係止溝135’を設け、横片157には金属製の化粧プレートを取り付ける取付ねじが螺着される取付ねじ孔139も設けられる。さらに、プレート枠150の上縁(図88(a)の左側縁)の両角部には連結切欠158aが形成され、下縁(図88(a)の右側縁)の両角部には連結切欠158aに噛合する連結突起158bが形成されているから、2枚のプレート枠150を並べて連結切欠158aに連結突起158bを噛合させると、両プレート枠150の相対的な位置合わせができるようになっている。つまり、1連型のプレート枠150を2個用いて位置合わせすれば2連型のプレート枠と同様の形状に施工することが可能になる。なお、プレート枠150の上下両縁(図88(a)の左右両側縁)には前面側に折曲された補強片159が形成され、プレート枠150の変形が防止されている。
【0079】
【発明の効果】
請求項1の発明は、施工面に固定されるプレートに形成された矩形状の開口窓内に前端部が挿入された形でプレートに保持され後端部が施工面に埋め込まれた形で設置される器体を有し、合成樹脂成形品のプレートの開口窓の両側部にそれぞれ単位ピッチで形成された保持溝に結合される取付爪が器体の両側面に突設された肩部に突設され、平板状の平型栓刃が挿入される平型栓刃挿入口とピン状のピン型栓刃が挿入されるピン型栓刃挿入口とを連続させた形状の挿入口が器体の前面に開設されているコンセントであって、プレートは開口窓の両側縁に肩部の前面が当接する当接部を有し、保持溝は、器体の各側面に対向するようにプレートの開口窓の両側縁から背面側に突設した固定梁部および可動梁部において開口窓に臨む一面にそれぞれ設けられ、可動梁部は可撓性を有し固定梁部の保持溝に器体の一方の側面の取付爪を係合させた状態で可動梁部を撓ませながら可動梁部の保持溝に器体の他方の側面の取付爪を係合させることにより、取付爪が保持溝に凹凸結合され、取付爪の前端部には前方ほど肩部からの突出量を小さくするように傾斜した傾斜面が形成されているものであり、平型栓刃挿入口とピン型栓刃挿入口とを連続させた形状の挿入口を設けていることによって、平型栓刃とピン型栓刃とのどちらにも対応可能となるのであって、アダプタを用いることなく複数種類のプラグに対応可能となる。また、プレートに単位ピッチで形成した保持溝に器体を取り付けるから、プレートに対する器体の取付位置の自由度が高くなるという利点がある。しかも、可動梁部の撓みを利用して器体をプレートに取り付けるから、別途の工具などを必要とすることなく器体をプレートに簡単に取り付けることができる。
【0085】
請求項2の発明のように、固定梁部の近傍に形成された器具外し孔を通して挿入される工具を用いて器体を可動梁部側に押圧することにより可動梁部を撓ませて器具をプレートから取り外すものでは、プレートからの器体の取外しも可能になっているから、レイアウトの変更時などにも容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す分解斜視図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】同上の平面図である。
【図5】同上の背面図である。
【図6】同上のカバーを外した状態の正面図である。
【図7】同上の断面図である。
【図8】同上に用いる他のカバーを示す正面図である。
【図9】同上を取り付けるプレートを示す分解斜視図である。
【図10】同上を取り付けるプレートを示す分解斜視図である。
【図11】同上を取り付けるプレート枠を示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は縦断面図、(d)は背面図、(e)は横断面図、(f)は横断面図である。
【図12】同上を取り付けるプレート枠の要部断面図である。
【図13】同上を取り付けるプレート枠の要部断面図である。
【図14】同上を取り付けるプレート枠の要部斜視図である。
【図15】同上の取付手順を示す動作説明図である。
【図16】同上をプレート枠に取り付けた状態を示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は横断面図である。
【図17】同上を取り付ける化粧プレートを示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は横断面図、(d)は背面図である。
【図18】同上を取り付ける化粧プレートの要部断面図である。
【図19】同上を取り付ける化粧プレートの要部断面図である。
【図20】同上を取り付けるプレートを示し、(a)は正面図、(b)は一部切欠した側面図、(c)は横断面図である。
【図21】同上を取り付ける他のプレート枠を示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は縦断面図、(d)は背面図、(e)は横断面図、(f)は横断面図である。
【図22】本発明の実施形態2を示す平面図である。
【図23】本発明の実施形態3を示す平面図である。
【図24】本発明の実施形態4を示す正面図である。
【図25】同上の平面図である。
【図26】同上のカバーを外した状態の正面図である。
【図27】同上の一部切欠した側面図である。
【図28】本発明の実施形態5を示す正面図である。
【図29】同上の平面図である。
【図30】同上の背面図である。
【図31】同上のカバーを外した状態の正面図である。
【図32】同上の一部切欠した側面図である。
【図33】同上の分解斜視図である。
【図34】同上に用いる他のカバーを示す斜視図である。
【図35】本発明の実施形態6を示す平面図である。
【図36】同上の分解斜視図である。
【図37】同上に用いる他のカバーを示す斜視図である。
【図38】本発明の実施形態7を示す正面図である。
【図39】同上の平面図である。
【図40】同上の背面図である。
【図41】同上のカバーを外した状態の正面図である。
【図42】同上の一部切欠した側面図である。
【図43】同上の分解斜視図である。
【図44】同上に用いる刃受部材を示す正面図である。
【図45】同上に用いる刃受部材を示す側面図である。
【図46】同上に用いる刃受部材を示す斜視図である。
【図47】同上に用いる刃受部材を示す展開図である。
【図48】同上に用いる刃受部材の断面図である。
【図49】同上に用いる刃受部材に電線を接続した状態の断面図である。
【図50】同上に用いる刃受部材を示す正面図である。
【図51】同上に用いる刃受部材を示す側面図である。
【図52】同上においてカバーおよび一方の刃受部材を外した状態の正面図である。
【図53】同上の要部断面図である。
【図54】同上の横断面図である。
【図55】同上の横断面図である。
【図56】同上に用いるカバーの背面図である。
【図57】同上の動作説明図である。
【図58】同上に用いる他のカバーを示す斜視図である。
【図59】同上に用いる他の刃受部材を示す正面図である。
【図60】同上に用いる他の刃受部材を示す側面図である。
【図61】同上に用いる別の刃受部材を示す正面図である。
【図62】同上に用いる別の刃受部材を示す側面図である。
【図63】本発明の実施形態8を示す平面図である。
【図64】同上の分解斜視図である。
【図65】同上に用いる他のカバーを示す斜視図である。
【図66】本発明の実施形態9を示す正面図である。
【図67】同上の平面図である。
【図68】同上の背面図である。
【図69】同上のカバーを外した状態の正面図である。
【図70】同上の一部切欠した側面図である。
【図71】同上の分解斜視図である。
【図72】同上に用いる他のカバーを示す斜視図である。
【図73】本発明の実施形態10を示す平面図である。
【図74】同上の分解斜視図である。
【図75】同上に用いる他のカバーを示す斜視図である。
【図76】プレート枠を示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は縦断面図、(d)は背面図、(e)は横断面図、(f)は横断面図である。
【図77】図76に示したプレート枠の要部断面図である。
【図78】図76に示したプレート枠の要部断面図である。
【図79】他のプレート枠を示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は縦断面図、(d)は背面図、(e)は横断面図、(f)は横断面図である。
【図80】さらに他のプレート枠を示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は縦断面図、(d)は背面図、(e)は横断面図である。
【図81】図80に示したプレート枠の要部断面図である。
【図82】図80に示したプレート枠の要部断面図である。
【図83】化粧プレートを示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は横断面図、(d)は背面図である。
【図84】他の化粧プレートを示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は横断面図、(d)は背面図である。
【図85】さらに他の化粧プレートを示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は横断面図、(d)は背面図である。
【図86】別の化粧プレートを示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は横断面図、(d)は背面図である。
【図87】さらに別の化粧プレートを示し、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は横断面図、(d)は背面図である。
【図88】金属製のプレート枠に器体を取り付けた状態を示し、(a)は正面図、(b)は横断面図、(c)は縦断面図である。
【符号の説明】
1 器体
2 取付爪
3 取付孔
10 ボディ
11 組立爪
20 カバー
22a 組立孔
24 差込部
25 挿入口
25a 平型栓刃挿入口
25b ピン型栓刃挿入口
100 プレート
111 開口窓
114a 保持溝
115a 保持溝
121a 開口窓
152 保持爪
153 保持爪
,B 栓刃

Claims (2)

  1. 施工面に固定されるプレートに形成された矩形状の開口窓内に前端部が挿入された形でプレートに保持され後端部が施工面に埋め込まれた形で設置される器体を有し、合成樹脂成形品のプレートの開口窓の両側部にそれぞれ単位ピッチで形成された保持溝に結合される取付爪が器体の両側面に突設された肩部に突設され、平板状の平型栓刃が挿入される平型栓刃挿入口とピン状のピン型栓刃が挿入されるピン型栓刃挿入口とを連続させた形状の挿入口が器体の前面に開設されているコンセントであって、プレートは開口窓の両側縁に肩部の前面が当接する当接部を有し、保持溝は、器体の各側面に対向するようにプレートの開口窓の両側縁から背面側に突設した固定梁部および可動梁部において開口窓に臨む一面にそれぞれ設けられ、可動梁部は可撓性を有し固定梁部の保持溝に器体の一方の側面の取付爪を係合させた状態で可動梁部を撓ませながら可動梁部の保持溝に器体の他方の側面の取付爪を係合させることにより、取付爪が保持溝に凹凸結合され、取付爪の前端部には前方ほど肩部からの突出量を小さくするように傾斜した傾斜面が形成されていることを特徴とするコンセント。
  2. 固定梁部の近傍に形成された器具外し孔を通して挿入される工具を用いて器体を可動梁部側に押圧することにより可動梁部を撓ませて器具をプレートから取り外すことを特徴とする請求項1記載のコンセント。
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