JP3561431B2 - コークス炉のドアクリーナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、螺旋状回転カッタを用いるコークス炉のドアクリーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コークス炉の炭化室を閉止するドアでは、乾留工程において発生するタールなどが付着し、冷却凝集するために、ドア内側のドアレンガに付着物が成長する。
【0003】
図4、図5はこのようなコークス炉ドアの概念図で、図4は断面図、図5は側面図である。図4の左側は図5のA−A矢視図、右側はB−B矢視図の断面をそれぞれ示す。図4に示すように、炭化室50を閉止するドア60はドア金物61、ドア板62の背面にドアレンガ63を備えている。ドアレンガ63と炉体51との間隙にタールなどが付着して固化し、付着物70が成長する。この付着物70は図5に示すようにドアレンガ63の全体に亘って付着成長するものである。この付着物70が成長すると炉体51とドア60との密接な閉止が阻害される。従って、定期的にこの付着物70の除去を行う必要がある。この付着物を掃除するために、ドアクリーナが用いられる。
【0004】
ドアクリーナには、押出機やガイド車等の移動機械上に搭載した搭載式のクリーナで、移動機械上でコークス炉のドアを外して保持する位置に設置し、付着物掃除を行うものと、ドアを交換してコークス炉とは別の場所で掃除する定置式のものとがある。前者の例として、ドアの側壁に沿って上下動するキャリアにカッタとカッタの洗浄装置を設けて、カッタの下面に向けてノズルから高圧水を噴射してカッタを洗浄する技術が特開平4−164992号公報に開示されている。クリーニングを行うには図6に示すように、螺旋状回転カッタ71を回転方向8に向けて回転させながら、進行方向9に向けてドアレンガ63の面に添って移動させて付着物70を掻き取るのが一般的である。
【0005】
この付着物70はタールなどが付着固化した物であるため、粘りけがあり、カッタ71を使用していくうちにカッタの刃と刃の間に掻き取った付着物70が埋まって付着物31となり、カッタが目詰りを生じてドアレンガの掃除が不能になってしまう。そこで、このカッタの刃に付く付着物31を掃除することが必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特開平4−164992号公報に示されたカッタ掃除装置では、ドアのクリーニングをすると同時にカッタの刃へ下方から水噴射して、洗浄するため、飛散する水あるいはカッタに付着した水がドアレンガと接触し、ドアレンガを急冷することになる。
【0007】
またこれを避けようとすると高圧水の噴射位置や圧力が限定されてしまい、カッタの刃から付着物を効果的に除去することができない。さらに、このようなカッタ掃除装置では掃除を行っているカッタの動きに合わせて、カッタ掃除装置の高圧水ノズルが移動するので、その動きに追随するために高圧水配管の一部にフレキシブルチューブが使用される。このフレキシブルチューブはドアクリーニングの度に頻繁に変形をするものである。そのため、高圧水になればなるほどフレキシブルチューブの耐用が悪化し交換頻度が上がる。また、交換頻度を下げるために高圧水の圧力を比較的低く抑えて使用しなければならないという問題がある。
【0008】
これらの問題は特開平4−164992号公報に示された搭載式ドアクリーナだけでなく、定置式ドアクリーナであっても同様である。すなわち、ドアクリーナのカッタの移動に合わせて水噴射ノズルを移動させることによるドアレンガへの水の飛散は避けられない。また水噴射ノズルの移動に伴うフレキシブルチューブの変形が繰り返されることによってフレキシブルチューブの交換頻度が上がってしまう。ただ定置式ドアクリーナではドアレンガの温度を下げてからクリーニングをする場合は、飛散した水による急冷でレンガを損傷する恐れはないが、ドアレンガを冷却し、またクリーニング後に使用温度にまで昇温するだけの時間とエネルギーが余計に必要となってしまう。
【0009】
本発明は、このような従来の問題を解消し、ドアクリーナのカッタの刃の間から付着物を効果的に除去できる除去装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明はコークス炉のドアの付着物を螺旋状回転カッタを用いて研削するドアクリーナにおいて、ドアクリーナのカッタの待機位置にカッタの刃に向けて水を噴射する定置式ノズルを設けたことを特徴とするコークス炉のドアクリーナである。本発明は、ドアレンガの付着物を掻き落とした後、カッタを定位置に待機させる。そのカッタを待機位置で回転させながら定置式の高圧噴射水ノズルからの噴射水を当てることによりカッタの付着物を除去する。従って、ドアレンガに飛散水が当らない状態で刃物から付着物を除去することができる。また、ノズルの移動がないためフレキシブルチューブが頻繁に変形することがなく、長時間の使用が可能でかつ十分に高圧の水を噴射することができる。従って能率のよい付着物除去を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0012】
図1はドアクリーナ1の平面図、図2はその正面図、図3はその側面図である。このドアクリーナ1はオフライン(定置式)の例であって、炭化室のドアをこの位置に搬送して清掃を行うものである。
【0013】
ドアクリーナ1は図1に示すように、ドアレンガの左右側面形状に合致する左右のカッタ2、カッタ3、このカッタを回転させる油圧モータ5を備えている。また図2に示すようにドアレンガの下部を掃除するカッタ4、これを横行させる油圧シリンダ駆動装置22を備えている。ドアレンガの側面のカッタ2、3は図示省略したチェーン、スプロケット、モータ等からなる電動昇降装置によって上下させるようになっている。
【0014】
ドアレンガ63は押出機側とコークス側とで形が異なり図1では図に向って左側が押出機側のドアレンガの側面形状、右側がコークス側のドアレンガの側面形状である。
【0015】
カッタ2、3、カッタ4は螺旋状の刃を有しているのでドアレンガ63の付着物を掻き取ると刃の間に付着物が詰まる。
【0016】
掻き取り作業が終ったら側面用のカッタ2、3は図2に示すように待機位置に、下面用のカッタ4は図2にカッタ4’で示すように左側に引込んだ待機位置に停止させる。またドア60は図1〜図3に示す位置から除去される。
【0017】
この待機位置でカッタ2、3、4を油圧モータ5によって回転させ、カッタ2、3、4の刃の全長に行亘るようにノズル12を配列して高圧水を噴射する。
【0018】
カッタ掃除装置は高圧ポンプ(図示せず)、高圧水配管11、フレキシブルチューブ13、ノズル12からなる。ノズル12は図7に示すようにカッタ2、3、4の掃除箇所に噴射水が正確に当るように方向が決定される。
【0019】
噴射水の吐出圧力は50kg/cmである。吐出圧力は付着物の固着程度等に応じて変更できる。
【0020】
ポンプ圧力は500〜700kg/cmである。カッタ2、3、4’に噴射水を当てる時、カッタ2、3、4’を回転する。回転数は例えば1000r.p.mである。カッタを1回掃除する水量は、10リットル/回程度の僅かな量でよい。掃除時間は10秒/回以下である。
【0021】
なお、上記実施例はオフラインでドアクリーニングを行う定置式のドアクリーナの例であるが、押出機やガイド車等の移動機械へ搭載された搭載式のドアクリーナであっても、カッタの待機位置にカッタ掃除装置を設置しておくことによって、ドアレンガから離れた位置で、ドアレンガへの水の飛散を避けながらカッタの効果的な掃除が可能である。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、カッタを定位置に停止させるのでカッタの掃除箇所を正確に位置決めすることができる。定位置で高圧水の噴射を行うので高圧水系が配管、継手、フレキシブルチューブの設計の自由度が高い。先行技術のような可動式クリーナで掃除を行うより水の圧力を高くすることができる。また、カッタに高圧水を集中的に多量に噴射することも可能である。以上の結果、カッタの掃除が効果的に、効率よく行うことができる。
【0023】
ドアクリーナからドアを外した状態でカッタ掃除ができるので、ドアレンガへの水の飛散等によるドアレンガの劣化を考慮する必要がなく、効果的な掃除ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のドアクリーナの平面図である。
【図2】本発明の実施例のドアクリーナの正面図である。
【図3】本発明の実施例によるドアクリーナの側面図である。
【図4】コークス炉ドアの断面図で、左側は図5のA−A矢視図、右側はB−B矢視図である。
【図5】コークス炉ドアの側面図である。
【図6】カッタの付着物付着を示す説明図である。
【図7】カッタの付着物除去を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ドアクリーナ
2、3、4、4’ カッタ
5 油圧モータ
6 フレーム
8 回転方向
9 進行方向
11 高圧水配管
12 ノズル
13 フレキシブルチューブ
14 噴射水
22 油圧シリンダ駆動装置
31 刃物への付着物
32 小片
50 炭化室
51 炉体
60 ドア
61 ドア金物
62 ドア板
63 ドアレンガ
70 付着物
71 カッタ

Claims (1)

  1. コークス炉のドアの付着物を螺旋状回転カッタを用いて研削するドアクリーナにおいて、該ドアクリーナのカッタの待機位置にカッタの刃に向けて水を噴射する定置式ノズルを設けたことを特徴とするコークス炉のドアクリーナ。
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