JP3560808B2 - シート状アルミニウム平版印刷版の梱包体及び装填方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルミニウムを支持体とした平版印刷版の梱包体に関し、特に露光装置(例えば走査型露光用出力機)への明室装填が可能な梱包体及び装填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルミニウム板を支持体とした平版印刷版(以降、アルミ印刷版と称す)は、一般にシート状で供給されており、20〜50枚を1セットとして梱包されている。アルミ印刷版は紙やプラスチックを支持体とした印刷版に比べ重量が大きく、梱包体も強度を持たせることに重点が置かれている。
梱包体としては、一般に段ボールが用いられており、アルミ印刷版の重量による梱包体の変形を防止するために、底板と蓋板を接合するフレーム(側板)は、段ボールシートを3〜7重に貼合わせた厚みが2cm以上のものが用いられている。
【0003】
しかしながら、上記した従来の梱包体は、輸送中のゆがみや変形が完全には防止されるには至ってなかった。従って、梱包されたアルミ印刷版は合紙(アルミ印刷版の間に挿入する紙)との間でこすれて、感光面に傷が入ったり、被りを生じたりした。特に、アルミニウム支持体上に物理現像核及びハロゲン化銀乳剤層を有する銀錯塩拡散転写法を利用した平版印刷版は、その影響が大きく深刻な問題であった。
【0004】
一方、近年、各種レーザー及びLED等を用いた走査型露光出力機(以降、プレートセッターと称す)が普及し、それを用いたCTP(コンピュータ・ツー・プレート)システムが注目されており、走査型露光用平版印刷版を用いたカラー印刷を実現している。
走査型露光用平版印刷版は、従来から紙やプラスチックフィルムを支持体とした銀塩印刷版が知られているが、近年、アルミニウム板を支持体としたものが開発されてきた(前記アルミニウム銀塩印刷版)。
【0005】
プレートセッターには、アルミ印刷版を1枚ずつ直接ドラムに装填するもの、及びカセットを用いて複数枚のアルミ印刷版を一度に装填するものがある。
【0006】
後者のカセットを用いて装填するタイプは、アルミ印刷版を製品梱包体から取り出し、専用のカセットに詰め替えるという作業を暗室で行う必要があった。この暗室での詰め替えは、極めて神経を使う作業(アルミ印刷版に傷を付けないように慎重に行う必要がある)であり、作業効率を大幅に低下させていた。また、別に暗室の設置が必要であった。従って、専用カセットに明室で装填することができる梱包体が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、輸送時および取扱時の梱包体の歪みや変形を完全に防止したアルミ印刷版の梱包体を提供することにある。
特に、本発明はプレートセッターの専用カセットにアルミ印刷版を製品梱包体の状態で装填することができる梱包体を提供することであり、更に明室下で専用カセットに装填することができるアルミ印刷版の梱包体を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、以下の構成によって基本的に達成された。
(1)アルミニウム板を支持体としたシート状平版印刷版の梱包体であって、該梱包体は前記平版印刷版を収納した状態で露光装置に装填するためのものであり、前記平版印刷版を収納する上面開放の収納箱と、該収納箱の上面を封鎖する蓋からなり、前記収納箱がプレスボードで形成されていることを特徴とするシート状アルミニウム平版印刷版の梱包体。
【0009】
(2)アルミニウム板を支持体としたシート状平版印刷版の梱包体であって、該梱包体は前記平版印刷版を収納した状態で露光装置に装填するためのものであり、前記平版印刷版を収納する上面開放の収納箱と、該収納箱の上面を封鎖する蓋からなり、前記収納箱のフレ−ム部が、矩形の発泡体で形成されていることを特徴とするシート状アルミニウム平版印刷版の梱包体。
【0011】
前記したように、従来のアルミ印刷版の梱包体は段ボールで作成されていたが、アルミ印刷版の重量(シート状アルミ印刷版20枚〜50枚の梱包体で15〜30kg)が大きいため、段ボールの厚みを厚くして強度を持たせていた。しかしながら、輸送及び取扱時の落下や振動による衝撃に対してアルミ印刷版を充分に保護できるものではなかった。また、プレートセッターの専用カセットへ明室装填することを意図して作られたものではなく、明室装填用梱包体の製作に向けて、多くの問題があった。
【0012】
問題点の一つとして、従来の段ボール製の梱包体はかさ高く、製品梱包体の状態でカセットに装填するには、それに合わせてカセットのサイズも余分に大きくする必要があり、プレートセッターの肥大化を招くという問題がある。
【0013】
二つ目として、梱包体の収納箱内側面とアルミ印刷版のクリアランスを一定に保つことができないという問題があった。
即ち、アルミ印刷版は、製品梱包体の状態でカセットに装填された後、プレ−トセッタ−に搬送され出力されて印刷画像が形成される。収納箱の内側面とアルミ印刷版の間のクリアランスが大きくなると、収納箱内のアルミ印刷版の位置のずれが大きくなり、その結果プレートセッター内に搬送されるアルミ印刷版の位置ずれが生じ、画像形成位置がずれるという問題を招く。また、明室下での装填において、梱包体の蓋を外した状態で行う場合、収納箱の内側面とアルミ印刷版の間のクリアランスが大きくなると、光が入射しやすくなりアルミ印刷版が感光し被りを生じさせるという問題が発生する。一方、クリアランスが小さくなりすぎると、アルミ印刷版の梱包作業及びプレートセッター内でのアルミ印刷版の取り出しに支障をきたす。
【0014】
従って、前記クリアランスを小さく、かつ一定にする必要がある。また、周囲の環境、特に湿度変化に対して、前記クリアランスを一定に維持することが必要である。
【0015】
本発明者は、シート状のアルミ印刷版の梱包体としての機能、即ち、アルミの重量に耐え得るだけの強度を有し、かつ梱包体としては軽量であることを前提に、加えて、明室装填用としての機能、即ち、コンパクト、加工時の寸法精度が高く、湿度等による変形(伸縮、反り)がなく、かつアルミ印刷版の性能に悪影響を与えないというコンセプトの基に研究を重ねた。使用済みの梱包体の廃棄についても、可燃物として取り扱いできることも重要なポイントである。
【0016】
研究の結果、梱包体の収納箱部分にプレスボードを用いること、収納箱のフレーム部に矩形の発泡体を用いることによって、前記性能が得られることを見いだし本発明に至った。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられるプレスボードとは、植物繊維を原料として抄造した薄いウェットシートを重ね合わせ、乾燥、加圧して作られるボードである。これは紙加工分野における定義に準じるものである。本発明に用いられるプレスボードは、木材パルプを原料とするものが好ましく、特に針葉樹クラフトパルプを用いたものが好ましい。一般的に、電気絶縁用のプレスボードが知られているが、本発明は電気絶縁性能には関係なく用いられる。
前記プレスボードは、収納箱の少なくともフレーム部を形成する。
【0018】
収納箱のフレーム部に用いれれる発泡体としては、各種発泡体が用いられる。代表的なものとして、プラスチック樹脂の発泡体、例えばポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリイソシアヌレート、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂等があり、詳細には、株式会社東レリサーチセンター発行の「発泡体・多孔質体技術と用途展開」(1997年4月15日発行) のP300〜P374の公開特許公報リストに記載されている。他に、特開平4−106128号公報に記載の木質発泡体も用いることができる。
【0019】
前記発泡体の発砲倍率は、樹脂の硬度によって適当な範囲が選択されるが、本発明の梱包体は比較的高い強度が要求されるため、一般的には、10以下の発泡倍率が好ましく、特に2〜6の発泡倍率である。これらの発泡体を用いることによって、通常の樹脂に比べて強度をあまり低下させずに重量を大幅に軽減できるメリットがある。前記発泡体の中でも特にポリスチレンの発泡体が好ましく用いられる。
【0020】
また、本発明の梱包体は遮光性を有する必要があるため、発泡体成型時に予め樹脂にカーボンブラック等の黒色顔料を練り込んでおくことが好ましい。
【0021】
本発明において、収納箱のフレーム部には前記発砲体の他に、クラフト紙をスパイラル状に重ねて巻き付けた中空の矩形成形体が用いられる。この中空の矩形成形体は、従来から紙、布、プラスチックフィルム及び薄い金属箔等のウェブを巻き付けるために用いられる矩形の紙コアと同じものであり、当業界で公知方法で作成することができる。前記中空の矩形成形体は、中空部を除いた肉厚は2〜4mm程度必要である。
【0021】
本発明の梱包体の好ましい態様は、輸送時の強度を維持するために、更に蓋に特徴を持たせた。即ち、梱包体を半回転させ蓋が下になったときの梱包体の強度を維持させるために、アルミ印刷版の重力が掛かる部分の蓋の厚みを他部分より厚くした。更に、収納されたアルミ印刷版のがたつきを小さくするために、蓋がアルミ印刷版の一部を、好ましくはほぼ全面を押し圧するような構成にする。
【0022】
以下、本発明の梱包体を図面を用いて説明する。
図1は本発明の梱包体の断面図である。1は収納箱、2は蓋、3はアルミ印刷版、4は遮光シート、5は封緘テープである。
【0023】
図2は収納箱1の斜視図である。収納箱1は底面部11と4つの側面を形成するフレーム12から構成されている。4つのフレーム12は角で接合されている。接合部は図3に示すように、少なくとも一方のフレームがL字状の切り欠きを有する。図3aは、片方のフレームのみが切り欠きを有し、図3bは両方のフレームが切り欠きを有する態様の斜視図である。この切り欠きを有することによって、接合部の遮光が完全になる。接合部は接着剤や両面接着テープで接着される。
【0024】
フレーム12は、図示されているように矩形(細長い長方形)状であり、材質は、前記したプレスボード、発泡体またはクラフト紙をスパイラル状に重ねて巻き付けた中空の矩形成形体が用いられる。フレーム12の厚みは20mm以下が好ましい。この厚みは用いる材質によって好適な範囲が選ばれる。例えばプレスボードであれば2〜10mm程度、発泡体であれば5〜20mm程度、中空の矩形成形体であれば10〜20mm程度が適当である。また、フレーム12の高さは、梱包されるアルミ印刷版の厚みや枚数、及び蓋2の中央部の厚みによって適宜選択される。
【0025】
フレーム12の材質としては、重量、強度、加工性、寸法精度及び周囲環境条件の影響度合い等を総合的に見て、前記発泡体が好ましい。最も好ましくはポリスチレンの発泡体であり、樹脂に予め黒顔料が練り込まれたものである。
【0026】
収納箱1を形成する底面部11は、段ボール、プレスボード、板紙、発泡体、樹脂等で形成される。コスト、廃棄性及び加工性の面から段ボールが好ましく用いられる。強度面から、特に強化中しんを用いたAフルートまたはABフルート(複両面ダンボール)が好ましい。ここで強化中しんとは、SCP中しんとも称し、セミケミカルパルプを100%使用して作ったものである。詳しくは、株式会社日報発行の「ダンボール包装技術入門」(発行日昭和60年3月20日) に記載されている。
【0027】
底面部11の好ましい態様を図4(断面図)に示す。段ボール(ABフルート)11aの上に、遮光及び防湿性を施すためにカーボンブラックを練り込んだ熱可塑性樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の厚み100μm程度のフィルムが貼合わされている。前記熱可塑性樹脂としては、貼付け加工性のよいPETが好適である。
【0028】
収納箱1の寸法精度は設計寸法に対して公差1mm以下にする必要があるため、フレーム12と底面部11の貼付けは、木枠等の貼付け治具及び自動貼付け装置を用いて貼付けられる。フレーム12と底面部11の接合部には、梱包体の輸送時の振動や重量に耐えられるように、強力接着剤であるコールドグルー糊材、強力な両面接着テープを選んで行う。好ましくは、前記糊材及び両面接着テープの基材に、接合部の遮光対応のために黒顔料を含有させることである。
【0029】
収納箱1の上面は開放されており、その開放上面を蓋2が封鎖する構成になっている。蓋2の好ましい実施態様の断面図を図5a、bに示す。収納箱1のアルミ印刷版の収納部分(開放部分)のほぼ全面に相当する部分、即ち2b部分の肉厚を厚くしている。これによって、前記したように梱包体が輸送中に反転した場合でもアルミ印刷版の重量に耐えることができる。この2bの部分はアルミ印刷版3を軽く押し圧する程度に厚みを調整するのが好ましい。
【0030】
前記2bの部分は、収納箱1の開放上面に相当する大きさを有し、収納箱の収納部に嵌合するように設計することが好ましい。また、収納されるアルミ印刷版のサイズが比較的小さい場合は、アルミ印刷版の上面の全面に相当するように設けなくても、図6(下面図)に示すように、2bが部分的であってもよい。この場合でも、2bは収納箱の収納部に嵌合することが遮光性の面で必要である。
蓋の2b部分は収納箱1の収納部の内側面に接触する状態で嵌合させることが好ましく、両者間のクリアランスは最大でも2mmとする。
【0031】
蓋2の材質は段ボールが好ましい。2aはAフルート(図5a)またはABフルート(複両面段ボール、図5b)が用いられる。2bは強度を持たせるために、段ボールシートを2枚以上貼合わせたもの、例えばABフルート(複両面段ボール)、トライウォール(3枚重ね)、またはハニカムの構成にするのが好ましく、厚みは5〜15mmが適当である。図5aはハニカム、図5bはABフルートを用いた態様である。
【0032】
本発明の梱包体は蓋を取り除いた状態でプレートセッターの専用カセットに装填できる。明室下で装填するためには、アルミ印刷版の感光面を光に晒さないようにしなければならない。アルミ印刷版の感光面を下にするか、または上にするかは用いるプレートセッターに合わさなければならないが、感光面を上にして装填する場合は、遮光シート4が必須である。また、感光面を下にして装填する場合も遮光シートを挿入することが好ましいことは言うまでもない。遮光シート4は、輸送中に折れたりしわ等を生じないように、ある程度の剛度を有する材質を用いることが好ましい。紙の片面もしくは両面にカーボンブラックを練り込んだ熱可塑性樹脂(ポリエチレン等)でラミネートしたものが用いられる。
【0033】
遮光シートは、通常アルミ印刷版と同じ大きさに設定されるが、好ましくはアルミ印刷版の寸法より大きく、かつ収納箱の内寸法より若干小さくする事で、遮光シ−トと収納箱のクリアランスによる遮光シ−トのズレでのアルミ印刷版感光面の被りを防ぐ事が出来る。また収納箱に収納されたアルミ印刷版と、収納箱の内側面の間のクリアランスが大きければ、カセットへの装填時に光がクリアランスから入射して、重ねられたアルミ印刷版シートの間に進入して、アルミ印刷版の縁を被らせることになる。従って、前記クリアランスは2mm以下にすることが好ましい。このクリアランスは、収納箱へのアルミ印刷版の収納、及びプレートセッター内でのアルミ印刷版の取り出しをスムーズに行うため、一定に保つことが必要である。
【0034】
従って、寸法精度が出る様に収納箱側面のフレ−ム12と底面部11の貼付けを行なう。また、収納箱のフレ−ム12は温度や湿度変化による伸縮や反りを押さえた材質を用いることがポイントとなる。前記したプレスボード、発泡体、及びクラフト紙をスパイラル状に重ねて巻き付けた中空の矩形成形体は、これらの性能を満足し、加えて軽量で強度を有する。
【0035】
収納箱及び蓋の遮光性をより確実にするために、その外周面または内壁面にカーボンブラックを練り込んだ熱可塑性樹脂(ポリエチレン、PET等)でラミネート加工することが好ましい(前記したようにフレーム部に樹脂発泡体を用いる場合は、樹脂に予めカーボンブラックを練り込んでおいてもよい)。更に、湿度の影響を受けにくくするためにアルミ箔との複合体でラミネートすることが好ましい。
【0036】
本発明において、プレートセッターの専用カセットに梱包体を装填する方法は、前記したようにカセットに装填する前に梱包体の蓋を取り外してもよいが、カセットに装填後に蓋を取り外してもよい。前者の方法は、蓋を取り外した後、カセットに装填するまでの間に持ち運び等によって梱包体が歪んだ場合、前記クリアランスが一時的に大きくなり、光が浸入する危険性がある。従って、遮光性の面では後者の方法が好ましい。しかし後者の方法は、封緘テープ5の切断に不都合が生じる。即ち、収納箱1と蓋2の接合部の4辺全てを全域に渡ってテープ止めすることが、遮光性及び強度の面で好ましく、従ってカッターナイフ等での切断が必要である。カセットに装填する前であれば、収納箱1と蓋2の接合部に沿って、カッターナイフで切断することができるが、カセットに装填した後は収納箱1と蓋2の接合部の位置がカセット内に隠れるため切断ができなくなる。
【0037】
従って、図7に示すように、収納箱1に蓋2を覆いかぶせたときに、収納箱1のフレーム部12の上面の一部が露出するようにする。即ち、収納箱1の外寸より蓋2の上面構成部分2aの外寸を3〜10mm程度小さくし、段差yを設ける。この段差y部分の蓋2と収納箱1の接線に沿って、4辺全域に貼付けられた封緘テープ5をカッターナイフで上から切断し、蓋2を取り外すことができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明の梱包体を用いることによって、輸送時の歪みや変形がなくなり、アルミ印刷版を正常な状態でユーザーに供給することができる。特に、プレートセッターへの明室装填が可能になるという大きな利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の梱包体の断面図
【図2】本発明の梱包体の収納箱部分の斜視図
【図3】フレーム同士の接合の状態を示す斜視図
【図4】収納箱の底面部の断面図
【図5】本発明の梱包体の蓋の断面図
【図6】蓋部分の下面図
【図7】本発明の梱包体の蓋と収納箱の関係を示す断面図
【符号の説明】
1 収納箱
2 蓋
3 アルミ印刷版
4 遮光シート
5 封緘テープ
11 フレーム部
Claims (4)
- アルミニウム板を支持体としたシート状平版印刷版の梱包体であって、該梱包体は前記平版印刷版を収納した状態で露光装置に装填するためのものであり、前記平版印刷版を収納する上面開放の収納箱と、該収納箱の上面を封鎖する蓋からなり、前記収納箱がプレスボードで形成されていることを特徴とするシート状アルミニウム平版印刷版の梱包体。
- アルミニウム板を支持体としたシート状平版印刷版の梱包体であって、該梱包体は前記平版印刷版を収納した状態で露光装置に装填するためのものであり、前記平版印刷版を収納する上面開放の収納箱と、該収納箱の上面を封鎖する蓋からなり、前記収納箱のフレ−ム部が、矩形の発泡体で形成されていることを特徴とするシート状アルミニウム平版印刷版の梱包体。
- 前記発泡体が、発泡倍率2〜6倍の発泡体である請求項2に記載のシート状アルミニウム平版印刷版の梱包体。
- 前記発泡体が、黒色顔料を練り込んだ樹脂である請求項2に記載のシート状アルミニウム平版印刷版の梱包体。
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