JP3558439B2 - 安全燃焼装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス湯沸器など強制排気式(FE式)あるいは強制給排気式(FF式)のガス燃焼機器における安全燃焼装置に関し、さらに詳しくは、これらのガス燃焼機器における燃焼ガス排気系にその燃焼排ガス中の一酸化炭素(COガス)濃度を検知する一酸化炭素濃度検知センサ(COセンサ)を設けてそのCOセンサの出力信号値により不完全燃焼の招来を予見するようにした安全燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のガス燃焼機器においては、各種の燃焼方式のものが知られており、たとえば強制排気式(FE式)あるいは強制給排気式(FF式)のガス燃焼機器は、ガス器具の燃焼ガスを排出される排気管を外気に接する壁を貫通して屋外に出し、給排気用の送風ファンのより強制的に給排気を行う方式を採用する。
【0003】
このようなガス燃焼機器において、その燃焼ガス排気系にガスバーナによる燃焼排ガス中のCOセンサを設けてCOセンサからの出力信号値により燃焼状態が良好か否か、不完全燃焼を起こしていないか等を判断し、COセンサからの出力信号値により不完全燃焼が検知されれば、そのガス燃焼機器を安全に停止させるようにしたものはすでに存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来用いられているこの種のCOセンサの検出精度は悪く、通常採用されているCOセンサの検出能力は1000ppm±400ppm程度である。ところが一酸化炭素中毒により人命に危害が及ぶか否かのCO濃度の限界は300ppmという低いレベルにあり、従来のCOセンサの検出レベルでは、人命の生死に及ぶか否かの判断には遅いという問題が本来的にある。
【0005】
一方、COセンサの検出精度の良いものもある。たとえば、検出精度の良いものは、200〜250ppm程度の低濃度の検出レベルでのCO濃度の検出も可能である。しかしながら、この高性能のCOセンサは一般に常温環境の下での使用を意図したものであって、燃焼ガス排気系のような高温度(約200℃)の燃焼ガスが流れるような高温雰囲気の下での使用を意図したものではない。
【0006】
したがってこのような高性能のCOセンサを燃焼ガス排気系に設けてCO濃度を検出しようとしてもそのCOセンサの出力信号にノイズが入ってCO濃度を精度良く検出することができないという問題がある。
【0007】
本発明の解決しようとする課題は、CO濃度検出精度の良くない、たとえば検出レベルが1000ppm(±400ppm)程度のCOセンサを用いても人命に危険が及ぶレベルよりも低いCO濃度レベル(300ppm)での検出を可能とした安全燃焼装置を提供することにある。そしてこれにより部屋内のCO濃度の上昇による人命の危険を早めに察知し、燃焼機器使用上の安全性を担保せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の安全燃焼装置は、ガス燃焼機器の燃焼ガス排気系にその排気系を流れる燃焼ガス中の一酸化炭素濃度を検出する一酸化炭素濃度検知手段を設け、空燃比を一時的に所定量下げたときの前記一酸化炭素濃度検知手段による濃度出力値と空燃比を下げる前の該一酸化炭素濃度検知手段による濃度出力値とを比較する一酸化炭素濃度出力比較手段と、該一酸化炭素濃度出力比較手段により比較される一酸化炭素濃度出力値の差あるいは変化率が所定値以上となったときに燃焼異常と判断する燃焼異常判定手段とを備えることを要旨とするものである。
【0009】
このように構成された安全燃焼装置によれば、ガス燃焼機器の燃焼ガス排気系に設けられる一酸化炭素濃度検知手段によりその排気系を流れる燃焼ガス中の一酸化炭素濃度が検出されるが、そのガス燃焼機器の使用中に空燃比を一時的に下げたときの前記一酸化炭素濃度検知手段による濃度出力値と空燃比を下げる前の該一酸化炭素濃度検知手段による濃度出力値とが一酸化炭素濃度出力比較手段により比較され、その一酸化炭素濃度出力比較手段により比較される一酸化炭素濃度出力値の差あるいは変化率が所定値以上となったときに燃焼以上判定手段により燃焼異常と判断される。
【0010】
この場合に空燃比は、ガス燃焼機器に設けられる送風ファンの風量を変化させることにより、あるいは燃焼バーナのガス量を変化させることにより変えることができる。
そして送風ファンの風量を変化させて空燃比を変える場合には、その送風ファンの風量変化は前記一酸化炭素濃度検知手段による一酸化炭素濃度検出時のファン回転数に応じてそのファン回転数の低減割合を変化させ、燃焼バーナのガス量を変化させて空燃比を変える場合には、その燃焼バーナのガス量変化は前記一酸化炭素濃度検出手段による一酸化炭素濃度検出時のガス量に応じてそのガス量の割合を変化させるようにするとよい。
【0011】
また本発明の安全燃焼装置は、請求項6に記載のように、ガス燃焼機器の燃焼ガス排気系にその排気系を流れる燃焼ガス中の一酸化炭素濃度を検出する一酸化炭素濃度検知手段を設け、空燃比を一時的に下げたときの前記一酸化炭素濃度検知手段による濃度出力値を基準出力値と比較する一酸化炭素濃度出力比較手段と、該一酸化炭素濃度出力比較手段により比較される一酸化炭素濃度出力値がその基準出力値以上となったときに燃焼異常と判断する燃焼異常判定手段とを備えることを要旨とするものである。
【0012】
この請求項6に記載の安全燃焼装置によれば、空燃比を一時的に下げたときの一酸化炭素濃度検知手段による濃度出力が一酸化炭素濃度出力比較手段により値基準出力値と比較され、その一酸化炭素濃度出力比較手段により比較される一酸化炭素濃度出力値がその基準出力値以上となったときに燃焼異常判定手段により燃焼異常と判断される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の安全燃焼装置をガス湯沸器に適用した例を示している。この図1に示されるガス湯沸器10は強制給排気式(FF式)のもので、屋内の台所(キッチン)の壁などに取付けられる。
【0014】
そしてこのガス湯沸器10に供給される燃焼用の空気は外壁Wに設けられる給気口1を介して屋内へ導入され、またガス湯沸器10の燃焼ガスは外壁Wに貫挿される排気管2を介して屋外へ排気される。
このガス湯沸器10への燃焼用空気の導入、及び燃焼ガスの屋外への排気は、この湯沸器に設けられる給排気用の送風ファンによって強制的におこなわれるものである。
【0015】
そしてこのガス湯沸器10の排気管2の器具に近い部位にこの排気管2を流れる燃焼ガス中の一酸化炭素(COガス)濃度を検出するCOセンサ3が設けられる。詳細は後述するが、このCOセンサ3からの出力信号によりこのガス湯沸器10に不完全燃焼が生じつつあるか否か、その燃焼状態が判断されることになる。
【0016】
図2は、図1に示したガス湯沸器10の概略構成を示している。このガス湯沸器10は、給水管12および出湯管14が配管された熱交換器16がケーシング18内に配設されると共に、その熱交換器16を加熱するガスバーナ20が配設されている。前記給水管12には水の流れおよびその流量を検知する水流スイッチ(流量センサ)22やその水の温度を検知する入水温サーミスタ24が設けられ、前記出湯管14には出湯温度を検知する出湯温サーミスタ28が設けられている。
【0017】
一方、前記ガスバーナ20のガス管路30には元電磁弁32、メイン電磁弁34およびガス量を連続的に変化させるガス比例弁36がそれぞれ設けられ、また、ガスバーナ20に燃焼用空気を供給するための送風ファン38が設けられている。そしてケーシング18に設けられる排気管2には図1の説明で述べたように、ガスバーナ20の燃焼によって生じる燃焼ガス中のCOガス濃度を検出するCOセンサ3が設けられている。
【0018】
かくしてこのガス湯沸器の運転を制御するバーナコントローラ40の入力側には水流スイッチ22、入水温サーミスタ24、出湯温サーミスタ28などの信号が入力されるほか、前述のCOセンサ3からの出力信号も入力される。またバーナコントローラ40の出力側にはガスバーナ20のガス比例弁36、送風ファン38のファンモータなどが接続されている。出湯管14の出湯口には給湯栓42が設けられている。またCOセンサ3からの検知信号により不完全燃焼が生じていることを警報器44もバーナコントローラ40に接続されいる。
【0019】
このように構成されたガス湯沸器10では、給湯栓42を開くことによって水流スイッチ(流量センサ)22がオンし、その信号をバーナコントローラ40で受信し、送風ファン38のファン駆動回路(図示せず)へ指令が送られることにより送風ファン38が回転し、ガスバーナ20へ燃焼用空気が供給される。
またバーナコントローラ40からの指令によりガスバーナ20の元電磁弁32、メイン電磁弁34、ガス比例弁36が順次開かれて燃焼ガスがガスバーナ20へ供給され、次いでイグナイタによる点火動作によってガスバーナ20が点火される。
【0020】
このガスバーナ20の点火初期動作段階では、給水管12を流れる水の温度がその給水管12に設けられる入水温サーミスタ22からの検知信号により把握され、バーナコントローラ40では出湯管14を流れる湯の出湯温度が設定温度に近づくようにガスバーナ20へ供給するガス量を調整するガス比例弁36の開度を調整する。
【0021】
そしてガスバーナ20の燃焼が安定状態になった以降は、出湯管14に設けられる出湯温サーミスタ28からの信号を受けてバーナコンローラ40ではガス比例弁36の比例弁電流回路と送風ファン38のファン駆動回路とへ信号を送り、そのガス比例弁36の開度と送風ファン38のファン回転数との比例制御を司ることによって出湯温度が設定温度に維持されるように運転の管理がなされる。
【0022】
このようなガス湯沸器10において、排気管2より排出される燃焼ガス中のCO濃度はその排気管2に設けられるCOセンサ3によって検知され、そのCOセンサ3の信号値はバーナコントローラ40へ送られる。バーナコントローラ40ではこのCOセンサ3からの出力信号値により燃焼ガス中のCO濃度を把握し、現在不完全燃焼を起こしているか、あるいは不完全燃焼を起こしつつあるか等を判断するものである。
【0023】
図3(A)は空燃比(λ)とCO出力信号値との関係を示している。横軸に空燃比λ、縦軸にCO出力信号値を採っている。ここに「空燃比」とは、ガスの完全燃焼に必要な理論空気量に対する実際に供給されている空気量の比をいう。この図に示されるように空燃比λが低いレベルにおいてCO出力信号値が急激に上昇する。これは空燃比λがある値より低くなると不完全燃焼を起こしCO濃度の上昇が急岐になることに因る。
【0024】
そこで本発明は、送風ファン38の回転数を一時的に下げてガスバーナ20への空気供給量を減らす、あるいはガス比例弁36の開度を大きくしてガス量を増やすことにより空燃比λを一時的に下げる。そしてその間にCOセンサ3からの出力信号値がどの程度上昇するかによって燃焼異常を早目に予見しようとするものである。
【0025】
たとえば、図3(A)において、空燃比λが比較的高いレベル(同図中、「A」領域)では空燃比λを一時的に下げてもCOセンサ3の出力信号値の変動はほとんど生じない。したがってこの空燃比λが「A」の領域では不完全燃焼が起こる気配は全くないことになる。
【0026】
これに対して図3(A)において空燃比λが比較的低いレベル(同図中、「B」領域)では空燃比λを一時的に下げるとCOセンサ3の出力信号値が大きく上昇しその変動幅は大きい。したがってこの空燃比λが「B」の領域では不完全燃焼を招来するおそれがあるといえる。
【0027】
図3(B)は、図3(A)との関係においてCOセンサ3の出力レベルとCO濃度との関係を示している。横軸COセンサ3の出力レベル、縦軸にCO濃度(ppm)を採っている。この図に示されるように、空燃比を一時的に下げたときのCOセンサ3の出力レベルの変動幅とCO濃度の上昇幅とは図3(B)の各センサ(イ)〜(ハ)の例からわかるように、各センサ(イ)〜(ハ)の検出感度に個体差が多少あってもいずれの場合もCOセンサの出力信号値の変化に対してCO濃度の上昇が検知されることになる。この点では空燃比λの低いレベルでは検出精度の良いCOセンサでも検出精度の悪いCOセンサでも大差ないことになる。
【0028】
図4は、このガス湯沸器に適用される安全燃焼装置の制御フローチャートである。このフローチャートでは不完全燃焼を予見するのに送風ファン38の回転数を変えることによって空燃比λを変える場合を示している。
初めにバーナコントローラ40ではガスバーナ20のガス量と送風ファン38の風量とから燃焼量が安定しているか否かを判断し(ステップ1、以下単に「S1」のように表記する。)、安定している(S1、「YES」)と判断されればCOセンサ3からの出力値(V1 )が読込まれる(S2)。
【0029】
次いで送風ファン38のファン回転数を下げ(S3)、そのファン回転数を下げた時点でタイマ(T1 )をスタートさせる(S4)。そして所定時間(T1 :例えば10秒間)経過した(S5、「YES」)時点でCOセンサ3からの出力値(V2 )が再び読込まれる(S6)。
【0030】
この回転数を下げる割合は、燃焼量に応じたファン設定回転数が大きいほど少なく設定する。例えば燃焼量大に対するファン回転数Nmax においては低減率n=10%、燃焼量中に対するファン回転数Nmid においては低減率n=30%、燃焼量小に対するファン回転数Nmin においては低減率n=50%とする。
【0031】
そこでコントローラ40では2つの読込まれたCOセンサ3からの出力値V1 、V2 の値の差(V1 −V2 )と所定値Vr とを比較し、COセンサ3により読込まれた出力値の差V1 −V2 が所定値Vr よりも小さい(V1 −V2 ≦Vr )と判断されれば(S7、「YES」)、不完全燃焼が予測されないということになる。
【0032】
そこでファン回転数を元に戻し(S8)、再びタイマ(T2 )をスタートさせて(S9)、所定時間(T2 )経過後(S10、「YES」)に再びフローチャートを繰り返す。この制御フローチャートは大体10分間隔ぐらいで繰り返される。
【0033】
一方前述のS7において、COセンサ3により読込まれた2つの出力値V1 、V2 の差(V1 −V2 )が所定値Vr よりも大きい(V1 −V2 ≧Vr )と判断されれば(S7、「NO」)、近々不完全燃焼が生じることが予測されるとの判断がなされる(S11)。この場合には警報器44により器具使用者へ不完全燃焼が生じる傾向にある旨の注意が喚起される。
【0034】
このようにガスバーナの安定燃焼状態において空燃比λを一時的にさげたとき(この実施例では送風ファンの回転数を下げることにより空燃比を下げている)の、COセンサからの出力値の変化をみることにより不完全燃焼が予見されるものである。そして短時間におけるCO濃度の変化をとらえているためCOセンサ素子の外乱影響の変化が少なくなりCO濃度差を正確に検出できる。
この空燃比λを一時的に下げる手段としては、上記実施例のように送風ファン38の回転数を下げることのほか、ガスバーナ20のガス比例弁36の開度を大きくしてガス量を増やすものであってもよい。
【0035】
そして送風ファンの風量を変化させて空燃比を変える場合には、その送風ファンの風量変化はCOセンサ3によるCO濃度検出時のファン回転数に応じてそのファン回転数の低減割合を変化されるようにするとよい。またガスバーナのガス量を変化させて空燃比を変える場合には、そのガスバーナのガス量変化はCOセンサ3によるCO濃度検出時のガス量に応じてそのガス量の割合を変化させるようにするとよい。
【0036】
本発明は上記した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。たとえば、上記実施例では空燃比を一時的に下げたときのCO濃度出力値の差で燃焼異常を判断しているが、CO濃度出力値の変化率で燃焼異常の判断をするものであってもよい。また空燃比を一時的に下げたときのCOセンサによるCO濃度出力値が基準出力値との比較でその基準出力値以上となったときに燃焼異常と判断されるようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明の安全燃焼装置は、燃焼が安定している状態において空燃比を一時的に下げることによって燃焼ガス中のCO濃度の変化を検知し、不完全燃焼などの燃焼異常が近い将来生じる可能性があることを予見し得るものである。そして一般のCOセンサを用いても例えぱ300ppmといった低いCO濃度での判定が容易にできる。したがってこの装置をガス湯沸器などのガス燃焼機器に適用することは、不完全燃焼による人命への危険が回避されて安全運転が保証されるものであるから産業上の実益性は極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る安全燃焼装置が適用されるガス燃焼機器(その一例としてのガス湯沸器)が屋内に設置されている状態の全体構成図である。
【図2】図1に示されるガス湯沸器の概略構成図である。
【図3】(A)は空燃比とCO出力信号値の関係を示し、(B)はそのCO出力信号値とCO濃度との関係を示した図である。
【図4】この安全燃焼装置による制御フローチャートである。
【符号の説明】
2 排気管
3 一酸化炭素(COガス)濃度センサ
10 ガス湯沸器
20 ガスバーナ
38 送風ファン
40バーナコントローラ
Claims (6)
- ガス燃焼機器の燃焼ガス排気系にその排気系を流れる燃焼ガス中の一酸化炭素濃度を検出する一酸化炭素濃度検知手段を設け、空燃比を一時的に下げたときの前記一酸化炭素濃度検知手段による濃度出力値と空燃比を下げる前の該一酸化炭素濃度検知手段による濃度出力値とを比較する一酸化炭素濃度出力比較手段と、該一酸化炭素濃度出力比較手段により比較される一酸化炭素濃度出力値の差あるいは変化率が所定値以上となったときに燃焼異常と判断する燃焼異常判定手段とを備えることを特徴とする安全燃焼装置。
- 前記空燃比は前記ガス燃焼機器に設けられる送風ファンの風量を変化させることにより変化させるものであることを特徴とする請求項1に記載の安全燃焼装置。
- 前記送風ファンの風量変化は前記一酸化炭素濃度検知手段による一酸化炭素濃度検出時のファン回転数に応じてそのファン回転数の低減割合を変化させるものであることを特徴とする請求項2に記載の安全燃焼装置。
- 前記空燃比は前記ガス燃焼機器に設けられる燃焼バーナのガス量を変化させることにより変化させるものであることを特徴とする請求項1に記載の安全燃焼装置。
- 前記燃焼バーナのガス量変化は前記一酸化炭素濃度検出手段による一酸化炭素濃度検出時のガス量に応じてそのガス量の割合を変化させるものであることを特徴とする請求項4に記載の安全燃焼装置。
- ガス燃焼機器の燃焼ガス排気系にその排気系を流れる燃焼ガス中の一酸化炭素濃度を検出する一酸化炭素濃度検知手段を設け、空燃比を一時的に下げたときの前記一酸化炭素濃度検知手段による濃度出力値を基準出力値と比較する一酸化炭素濃度出力比較手段と、該一酸化炭素濃度出力比較手段により比較される一酸化炭素濃度出力値がその基準出力値以上となったときに燃焼異常と判断する燃焼異常判定手段とを備えることを特徴とする安全燃焼装置。
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