JP3554581B2 - 缶胴ブランクの表面処理装置 - Google Patents

缶胴ブランクの表面処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、飲料缶等に使用される3ピース缶体の缶胴を形成する缶胴ブランクの表面処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
飲料缶等に使用される3ピース缶体の缶胴は、方形板状の缶胴ブランクをその両端部が接するように円筒状に丸め、該両端部を溶接することにより製造される。
【0003】
そして、近年、このような缶胴を製造するに際しては、内容物のフレーバー性の確実な保護や、外観的に優れた美粧性の付与等の観点から、缶胴の外面となる缶胴ブランクの一方の面に、あらかじめ印刷パターンを施したポリエステルフィルム等の樹脂フィルムを貼着し、また、缶胴の内面となる缶胴ブランクの他方の面には、無地のポリエステルフィルム等の樹脂フィルムを貼着し、このように両面に樹脂フィルムを貼着した缶胴ブランクをあらかじめ得るようにしている。
【0004】
このように、両面に樹脂フィルムを貼着した缶胴ブランクを得る缶胴ブランクの表面処理装置として、本出願人は、先に特願平3−200826号や特願平4−132643号に提案した。
【0005】
これらの特許出願に提案した缶胴ブランクの表面処理装置は、複数枚の単一の缶胴ブランクに分割可能な方形板状の缶胴ブランク材料を、順次、上下各一対の複数のフィードローラにより構成される搬送路に所定のタイミングで投入すると共に、該搬送路で缶胴ブランク材料をその搬送方向に所定の間隔を存して並べつつ搬送し、その搬送途中で、該缶胴ブランク材料の一方の面に、単一の缶胴ブランクに対応する印刷パターンが長手方向に所定の間隔を存して印刷された長尺の樹脂フィルムを熱圧着し、また、他方の面に、無地で長尺の樹脂フィルムを熱圧着するようにしたものである。
【0006】
さらに詳細には、搬送路上で搬送される缶胴ブランク材料が、まず、加熱手段により加熱され、次いで、前記フィードローラを兼ねる上下一対の圧着ローラの間に供給される。
【0007】
一方、これと並行して、圧着ローラには、前記印刷付きの長尺の樹脂フィルムと無地で長尺の樹脂フィルムとがそれぞれこれらの間に缶胴ブランク材料を介在させるようにして該缶胴ブランク材料の搬送方向に沿って供給される。そして、圧着ローラは、これらの樹脂フィルムの間に缶胴ブランク材料を介在させて挟持しつつ該缶胴ブランク材料及び樹脂フィルムを送出することにより、該缶胴ブランク材料の両面に該樹脂フィルムを熱圧着するようにしている。
【0008】
この場合、かかる長尺の樹脂フィルムの熱圧着は、缶胴ブランク材料の搬送に従って連続的に行われ、これにより、前記搬送路でその搬送方向に列をなす缶胴ブランク材料はこれらの両面に圧着される長尺の樹脂フィルムにより相互に連結されていくこととなる。
【0009】
そして、このようにして、缶胴ブランク材料を樹脂フィルムにより連結してなる連結体が前記搬送路で引き続き搬送されながら冷却され、次いで、該連結体が前記印刷パターンの所定数毎の長さに裁断される。さらに、かかる後には、個々の印刷パターン毎に缶胴ブランク材料が切断され、これにより、両面にそれぞれ印刷付きの樹脂フィルムと無地の樹脂フィルムとを貼着してなる単一の缶胴ブランクが複数枚得られる。
【0010】
ところで、かかる缶胴ブランクの表面処理装置においては、特に、印刷付きの樹脂フィルムと缶胴ブランク材料との熱圧着に際しては、一つの缶胴ブランク材料にその長さに応じた所定数の印刷パターンが所定の位置関係で配置されるように印刷付きの樹脂フィルムを熱圧着する必要がある。これは、缶胴ブランク材料と印刷パターンとの位置関係の整合がとれていないと、最終的に印刷パターン毎に缶胴ブランク材料を分割することが困難になると共に、缶胴ブランク材料の印刷パターンがはみ出した部分等が生じて、当該部分を缶胴ブランクとして使用することができなくなって歩留りが低下するからである。
【0011】
このため、本出願人が先に提案した表面処理装置においては、前記缶胴ブランク材料の搬送を担う複数のフィードローラを等速駆動して該缶胴ブランク材料を一定速度で搬送するようにする一方、前記印刷付きの樹脂フィルムにその長手方向に所定間隔で識別表示を印刷しておき、該樹脂フィルムを前記圧着ローラに供給する途中の所定の位置で該樹脂フィルムの識別表示を検知するようにしている。そして、該識別表示の検知に応じて缶胴ブランク材料を搬送路に投入するタイミングを調整し、これにより、圧着ローラの位置における缶胴ブランク材料と印刷付き樹脂フィルムの印刷パターンとの整合をとるようにしている。
【0012】
しかしながら、かかる表面処理装置においては、圧着ローラの上流側に缶胴ブランク材料を加熱するための加熱手段が設けられているため、圧着ローラの上流側に配置された複数組のフィードローラの温度がばらつきを生じやすく、従って、該温度のばらつきによって缶胴ブランク材料に歪みが発生し、該缶胴ブランク材料と各組のフィードローラとの摩擦係数のばらつきが生じやすい。
【0013】
このため、各組のフィードローラを等速で回転駆動するようにしても、各組のフィードローラと缶胴ブランク材料との摩擦係数のばらつきにより、缶胴ブランク材料の搬送速度が微妙に変動して搬送方向のずれが生じたり、また、フィードローラと缶胴ブランク材料の幅方向の当たりに差が生じて該缶胴ブランク材料に幅方向のずれが生じやすい。
【0014】
そして、このように缶胴ブランク材料の搬送速度が予期に反して変動して搬送方向のずれが生じたり、缶胴ブランク材料が幅方向にずれを生じるために、上記のように、缶胴ブランク材料を搬送路に投入するタイミングを調整しても、該缶胴ブランク材料と樹脂フィルムとの圧着を行う圧着ローラの位置で両者の整合が完全にはとれない場合が生じる。
【0015】
また、缶胴ブランク材料に貼着される樹脂フィルムが補強の役割を果たすため、該缶胴ブランク材料は、通常、0.22mm程度の板厚の薄いものが用いられており、近年では、コストダウンを図るために更に薄板化(0.19mm程度)の傾向にある。このため、上述した加熱による歪みがさらに大きくなって摩擦係数のばらつきが顕著になり、缶胴ブランク材料の搬送速度の変動や幅方向のずれがさらに大きくなる。
【0016】
さらに、上記のようなフィードローラと缶胴ブランク材料との摩擦係数のばらつきは、一般に各組のフィードローラを高速で回転駆動し、缶胴ブランク材料を高速で搬送する場合に顕著なものとなる。このため、従来の表面処理装置では、高速処理を行うことが困難なものとなって、これが作業効率を向上させる妨げとなっていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる不都合を解消し、樹脂フィルムの印刷パターンと缶胴ブランク材料との搬送方向の位置関係の整合を確実にとることができると共に、缶胴ブランクの表面処理の高速化を図ることができ、作業効率を向上させることができる缶胴ブランクの表面処理装置を提供することを目的とする。
【0018】
また、本発明は、樹脂フィルムの印刷パターンと缶胴ブランク材料との搬送方向の位置関係と幅方向の位置関係との整合を確実にとることができると共に、缶胴ブランクの表面処理の高速化を図ることができ、作業効率を向上させることができる缶胴ブランクの表面処理装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる目的を達成するために、複数枚の缶胴ブランクに分割可能な缶胴ブランク材料を上下各一対の複数のフィードローラで挟持して搬送する搬送路と、前記缶胴ブランク材料を順次所定のタイミングで前記搬送路に投入する材料投入手段と、前記搬送路の途中に設けられ、該搬送路でその搬送方向に列をなして搬送される前記缶胴ブランク材料を加熱する加熱手段と、単一の缶胴ブランクに対応する印刷パターンと識別表示とがそれぞれ長手方向に所定の間隔を存して印刷されている長尺の樹脂フィルムを前記搬送路で搬送される前記缶胴ブランク材料の一方の面に向かってその搬送方向に沿って供給するフィルム供給手段と、前記フィルム供給手段により供給される前記長尺の樹脂フィルムと前記搬送路で搬送される缶胴ブランク材料とを前記加熱手段の下流側で前記搬送路の途中に設けられた前記フィードローラを兼ねる一対の圧着ローラの間に重合させて挟持しつつ搬送せしめることにより前記長尺の樹脂フィルムを前記缶胴ブランク材料の一方の面に連続的に熱圧着すると共に、その熱圧着により前記搬送路でその搬送方向に列をなす缶胴ブランク材料を前記長尺の樹脂フィルムにより順次長尺状に連結する圧着手段とを備え、前記樹脂フィルムにより長尺状に連結された缶胴ブランク材料の連結体を最終的に前記印刷パターン毎に分割することにより、該印刷パターンを有する前記樹脂フィルムが一方の面に貼着された単一の缶胴ブランクを得る缶胴ブランクの表面処理装置において、前記樹脂フィルムの供給途中の所定の位置で前記識別表示を検知する第1の検知手段と、前記圧着ローラと、前記複数のフィードローラのうち、該圧着ローラに向かっての前記缶胴ブランク材料の搬送を最後に司る圧着直前のフィードローラとの間に設けられ、該圧着直前のフィードローラによって搬送された前記缶胴ブランク材料が上下方向を解放状態にして前記一対の圧着ローラに向けて移動可能に移載される移載手段と、該移載手段の所定の位置で該缶胴ブランク材料の先端が該所定の位置に達したことを検知する第2の検知手段と、前記第1の検知手段による前記識別表示の検知と、前記第2の検知手段による前記缶胴ブランク材料の先端の検知とに応じて、前記圧着ローラにより圧着される缶胴ブランク材料と前記樹脂フィルムの印刷パターンとの搬送方向の貼着位置の整合をとるべく前記移載手段に移載された前記缶胴ブランク材料を所定のタイミングで前記圧着ローラに向けて押し出して該缶胴ブランク材料の先端部を前記一対の圧着ローラに導く押し出し手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】
また、本発明は、前記移載手段には、前記圧着直前のフィードローラから移載された前記缶胴ブランク材料の幅方向の一側に配置された第1のガイドローラと、該缶胴ブランク材料の幅方向の他側に該缶胴ブランク材料に向かって移動可能に離間配置された第2のガイドローラと、前記第2の検知手段による前記缶胴ブランク材料の先端の検知に応じて、該圧着ローラにより圧着される缶胴ブランク材料と前記樹脂フィルムの印刷パターンとの幅方向の貼着位置の整合をとるべく前記第2のガイドローラを該缶胴ブランク材料の幅方向の他側に向けて移動させて該缶胴ブランク材料を前記第1のガイドローラと該第2のガイドローラとで挾持し、これにより該缶胴ブランク材料の幅方向の両側部を位置決めガイドする移動手段とが設けられていることを特徴とする。
【0021】
【作用】
本発明によれば、前記缶胴ブランク材料は、前記材料投入手段により所定のタイミングで前記搬送路に順次投入され、該搬送路で、その搬送方向に列をなしつつ前記フィードローラにより搬送される。そして、この搬送途中において、まず、前記加熱手段により該缶胴ブランク材料が加熱され、次いで、前記圧着直前のフィードローラから移載手段に移載される。移載手段に移載された缶胴ブランク材料は上下方向が解放状態とされて圧着ローラに向けて移動可能とされている。
【0022】
一方、これと並行して、前記フィルム供給手段により、前記印刷パターン及び識別表示を有する前記樹脂フィルムが前記缶胴ブランク材料の一方の面側で前記圧着ローラに供給される。
【0023】
かかる缶胴ブランク材料と樹脂フィルムの圧着ローラへの供給に際しては、前記第1の検知手段により前記樹脂フィルムの識別表示が検知され、また、移載手段の所定の位置で、前記第2の検知手段により前記缶胴ブランク材料の先端が当該所定の位置に達したことが検知される。
【0024】
これらの検知に応じて、前記押し出し手段によって前記移載手段に移載された缶胴ブランク材料を圧着ローラに向けて押し出すタイミングが適宜制御され、これにより、該樹脂フィルムの印刷パターンと該缶胴ブランク材料との搬送方向の位置関係が整合した状態で前記圧着ローラに導かれる。
【0025】
そして、缶胴ブランク材料が圧着ローラに導かれると、樹脂フィルムと缶胴ブランク材料とが該圧着ローラにより重合・挟持されつつ送りだされ、該樹脂フィルムが該缶胴ブランク材料に熱圧着される。
【0026】
かかる熱圧着は連続的に行われ、これにより、前記搬送路でその搬送方向に列をなして搬送される缶胴ブランク材料はこれに逐次圧着される長尺の樹脂フィルムにより相互に連結されていく。
【0027】
そして、このように樹脂フィルムにより連結された缶胴ブランク材料は、最終的に前記印刷パターン毎に分割され、これにより、印刷パターンを有する樹脂フィルムが一方の面に貼着された単一の缶胴ブランクが複数枚得られる。
【0028】
また、前記第2の検知手段により前記缶胴ブランク材料の先端が所定の位置に達したことを検知した時に、移動手段によって第2のガイドローラを該缶胴ブランク材料に向けて移動させて該缶胴ブランク材料の幅方向の両側部を該第2のガイドローラと反対側の第1のガイドローラとで挾持して位置決めガイドするようにした場合には、上述した該樹脂フィルムの印刷パターンと該缶胴ブランク材料との搬送方向の位置関係の整合に加えて、該樹脂フィルムの印刷パターンと該缶胴ブランク材料との幅方向の位置関係の整合がなされた状態で該缶胴ブランク材料が圧着ローラに導かれる。
【0029】
【実施例】
本発明の一例を図1乃至図5を参照して説明する。図1は本実施例の缶胴ブランクの表面処理装置の概略を示す説明的平面図、図2は図1の説明的側面図、図3は該表面処理装置の要部の説明的側断面図、図4は図3の説明的平面図、図5は該表面処理装置により樹脂フィルムが被覆された缶胴ブランク材料を示す平面図である。
【0030】
本実施例の缶胴ブランクの表面処理装置は、その概略を説明すると、図1に示すように、缶胴ブランク材料1を搬送する搬送路2を備えており、この搬送路2の上流側には、原板3を裁断して缶胴ブランク材料1を得る原板裁断手段4と、その裁断により得られた缶胴ブランク材料1を搬送路2に投入する材料投入手段5とが設けられている。そして、搬送路2の下流側には、搬送路2で後述するように缶胴ブランク材料1の両面に樹脂フィルムであるポリエチレンテレフタレートフィルムを圧着してなる表面処理缶胴ブランク材料6を搬送路2から払出す払出し手段7と、払出された表面処理缶胴ブランク材料6を缶胴一個分の単一の缶胴ブランク8に分割する分割手段9とが設けられている。
【0031】
また、図2に示すように、搬送路2の途中には、その上流側から下流側にかけて順に、缶胴ブランク材料1を加熱する加熱手段10と、後述する圧着直前のフィードローラ25cから加熱された缶胴ブランク材料1が移載される移載手段11と、該移載手段11に移載された缶胴ブランク材料1を、該缶胴ブランク材料1の両面にそれぞれ長尺のポリエチレンテレフタレートフィルムP,P(以下、単にフィルムP,Pという)を圧着する圧着手段13に向けて所定のタイミングで押し出しす押し出し手段12と、該圧着手段13によるフィルムP,Pの圧着によって相互に連結された缶胴ブランク材料1の連結体(後述する)を冷却する冷却手段14と、冷却された缶胴ブランク材料1の連結体を裁断して表面処理缶胴ブランク材料6を得る材料裁断手段15とが設けられている。さらに搬送路2の下方及び上方には、フィルムP,Pをそれぞれ圧着手段13に供給するフィルム供給手段16,17が設けられている。
【0032】
図1に示すように、前記原板裁断手段4は、方形状の原板3を所定の幅に裁断するスリッタ18を備えている。このスリッタ18は、所望の缶胴ブランク材料1の幅に合わせた所定の間隔で支軸18aに回動自在に軸支された複数の回転刃19を備えるものであり、支軸18aの軸方向に直交する方向からスリッタ18に供給される原板3をこれらの回転刃19の回転に従って所定の幅に裁断することにより、該原板3から複数枚の所定幅の缶胴ブランク材料1を得るようにしている。
【0033】
尚、本実施例では、かかる裁断により得られる缶胴ブランク材料1のサイズは、その幅が単一の缶胴ブランク8から形成される缶胴(図示しない)の周方向に対応する缶胴ブランク8の長さと同一に形成され、該缶胴ブランク材料1の長手方向に複数枚(本実施例では7枚)の缶胴ブランク8を一列に並列させて得ることができるようなサイズとされている。
【0034】
図1及び図2に示すように、前記材料投入手段5は、上記の裁断により得られた複数枚の缶胴ブランク材料1をスリッタ18の軸方向(缶胴ブランク材料1の幅方向)に搬送する横送りコンベア20と、横送りコンベア20により搬送された複数枚の缶胴ブランク材料1を互いにその一部を重ね合わせた状態で該缶胴ブランク材料1の長手方向に搬送するオーバーラップコンベア21と、オーバーラップコンベア21から供給される複数枚の缶胴ブランク材料1を一時的にストックするホッパー22と、ホッパー22から各缶胴ブランク材料1を吸引して搬送路2に移載するサクションカップ23と、缶胴ブランク材料1を搬送路2に送出するタイミングキッカー24とを備えている。この場合、タイミングキッカー24は、その送出作動が図示しない投入制御装置により制御されるようになっており、後述するように缶胴ブランク材料1を所定のタイミングで順次、搬送路2に送出するようにしている。
【0035】
図2に示すように、前記搬送路2は、その上流側から下流側にかけて、缶胴ブランク材料1を挟持してその長手方向に搬送する上下各一対の複数のフィードローラ25を備え、これらの各組のローラ25の前後には、缶胴ブランク材料1を支承して搬送せしめる複数の回動自在な補助ローラ26が適宜配置されている。
【0036】
尚、各フィードローラ25の間隔は、缶胴ブランク材料1の長さよりも小さな間隔とされており、缶胴ブランク材料1は搬送路2で搬送される過程で、基本的にはいずれか一対のフィードローラ25に挟持される。また、各フィードローラ25は、図示しないローラ駆動装置により缶胴ブランク材料1を一定の速度で搬送すべく所定の回転速度で回転駆動されるようになっている。
【0037】
加熱手段10は、缶胴ブランク材料1を予熱すべく搬送路2の上流部に設けられた上下一対の誘導発熱ローラ25aと、その下流側に搬送路2に沿って各フィードローラ25の間に配設された複数の高周波加熱装置27と、圧着手段13の下流側に設けられた高周波温調装置28とを備えている。
【0038】
移載手段11は、圧着手段13と、複数のフィードローラ25のうち、該圧着手段13に向かっての缶胴ブランク材料1の搬送を最後に司る圧着直前のフィードローラ25cとの間に設けられており、図3及び図4に示すように、架台29の上板29a上に搬送方向に沿って設けられた従動コロ列30を備える。
【0039】
該従動コロ列30は、缶胴ブランク材料1の幅方向に離間して2列配置されて、その搬送レベルが圧着直前のフィードローラ25cの搬送レベルより下方に位置している。該従動コロ列30上に圧着直前のフィードローラ25cから搬送された缶胴ブランク材料1が上下方向を解放状態にして搬送方向に移動可能に移載される。従動コロ列30と圧着直前のフィードローラ25cとの間には、該圧着直前のフィードローラ25cから従動コロ列30への缶胴ブランク材料1の移載をスムーズに行うための補助ローラ列30aが搬送方向に等間隔で配置されている。
【0040】
補助ローラ列30aの内で従動コロ列30側のローラ31は、上下一対の短尺なローラを備えて、該一対のローラを缶胴ブランク材料1の幅方向に離間して片持ち支持することにより構成される。該ローラ31はフィードローラを兼ねている。また、中間部のローラ32は、短尺なローラを缶胴ブランク材料1の幅方向に離間して片持ち支持することにより構成されている。圧着直前のフィードローラ25c側のローラ33は、両端支持された1本のローラで構成されている。各ローラ31,32,33の搬送レベルは圧着直前のフィードローラ25cの搬送レベルと同一とされており、図4に示すように、ギヤ機構34を介して駆動モータ35により缶胴ブランク材料1を一定の速度で搬送すべく所定の回転速度で同一方向に回転駆動されるようになっている。
【0041】
押し出し手段12は、図3及び図4に示すように、従動コロ列30に移載された缶胴ブランク材料1の後端側に配置されて該缶胴ブランク材料1を圧着手段13に向けて押し出すタイミングキッカー36を備える。タイミングキッカー36は、その下端部が、架台29の上板29aの中央部からローラ33近傍にかけて延在された切欠部37に挿入されて、図4に示すように、架台29内に該搬送方向に移動可能に設けられたラック38に連結されている。ラック38には、架台29の側部に設けられた駆動モータ39によって回転駆動されるピニオンギヤ40が噛合している。駆動モータ39は制御装置41によってその作動が制御されるようになっている。該駆動モータ39の作動により、ピニオンギヤ40が回転してラック38が搬送方向に移動し、該ラック38の移動に伴ってタイミングキッカー36が缶胴ブランク材料1の後端部を圧着手段13に向けて押し出すようになっている。
【0042】
尚、タイミングキッカー36の後退時には、缶胴ブランク材料1の幅方向に互いに離間配置されたローラ31,32の間を通ってローラ33の近傍まで後退する。
【0043】
また、架台29の上板29aの幅方向の両側には、従動コロ列30へ移載された缶胴ブランク材料1の幅方向の両側部を位置決めガイドするガイドローラが搬送方向に所定の間隔を存して3個ずつ設けられている。各ガイドローラの内で図4において下側の3個のガイドローラと上側の最も先端側のガイドローラは固定配置されて第1のガイドローラ42とされ、上側の残る2個のガイドローラは缶胴ブランク材料1に接近離間可能に設けられて第2のガイドローラ43とされている。
【0044】
第2のガイドローラ43は、上板29aに取付けられたブラケット44上に該缶胴ブランク材料1に向けてスライド可能に設けられたスライド部45に支持されている。該スライド部45は、該ブラケット44の後方に設けられたエアシリンダ46のピストンロッド46aに連結されている。該エアシリンダ46は駆動モータ39と同様に制御装置41によってその作動が制御される。該エアシリンダ46の作動によってスライド部45が該缶胴ブランク材料1に向けてスライド移動され、これにより、第2のガイドローラ43が缶胴ブランク材料1の側部に当接して該缶胴ブランク材料1の幅方向の両側部が該第2のガイドローラ43と第1のガイドローラ42とで位置決めガイドされる。
【0045】
尚、図4において符号47は、エアシリンダ46のピストンロッド46aに外挿されてスライド部45を缶胴ブランク材料1側に向けて付勢するためのコイルばねであり、該コイルバネ47の付勢力によって、該缶胴ブランク材料1が搬送方向に移動する際に第2のガイドローラ43が該缶胴ブランク材料1の側部に沿って密着して良好なガイドがなされる。
【0046】
また、上板29aの先端部の所定位置には、該所定位置に缶胴ブランク材料1の先端が達したことを検知する第2の検知手段である先端検知センサ48が設けられ、この先端検知センサ48は、上述した制御装置41に接続されている。該先端検知センサ48は、例えば光電センサにより構成されるものであり、缶胴ブランク材料1が該先端検知センサ48の位置に達する毎に信号を制御装置41に出力するようにしている。
【0047】
圧着手段13は、図3に示すように、上板29aの先端から搬送方向に若干離間して配置された上下一対の圧着ローラ25bにより構成されている。該圧着ローラ25bは、その搬送レベル(挾持位置)が該移載手段11の従動コロ列30の搬送レベルと同一とされている。これらの圧着ローラ25bは、後述するように、その間に缶胴ブランク材料1を介在させて供給される前記フィルムP,Pを該圧着ローラ25bの回転に従って缶胴ブランク材料1の両面に圧着するようにしている。尚、上記圧着ローラ25bは、上述した複数のフィードローラ25と同様に、図示しないローラ駆動装置により缶胴ブランク材料1を一定の速度で搬送すべく所定の回転速度で回転駆動されるようになっている。
【0048】
前記フィルムP,Pのうち、フィルムPの片面には、図5に示すように、単一の缶胴ブランク8に対応する印刷パターン49が該フィルムPの長手方向に無地部分50,50aの間隔を存して連続的に印刷され、さらに、所定数(本実施例では7個)の印刷パターン49毎の無地部分50aに識別表示であるアイ・スポット51が印刷されている。一方、フィルムPは、その全長にわたって無地とされている。
【0049】
尚、フィルムP,Pは、いずれもその幅が缶胴ブランク材料1の幅(缶胴ブランク8の長さ)よりも小さく形成されている。また、フィルムPの無地部分50aは無地部分50よりも若干、幅広に形成されている。
【0050】
図2に示すように、フィルムPを圧着ローラ25bに供給するフィルム供給手段16は、長尺のフィルムPを巻回してなるフィルムコイル52と、このフィルムコイル52から引き出されたフィルムPの張力を調整すべくフィルムコイル52と圧着ローラ25bとの間に設けられた複数のダンサーローラ53と、フィルムPの缶胴ブランク材料1に対する幅方向の位置を調整するエッジコントロール装置54とを備えている。
【0051】
これと同様に、フィルムPを圧着ローラ25bに供給するフィルム供給手段17も、フィルムコイル55、ダンサーローラ56及びエッジコントロール装置57を備えている。
【0052】
これらのフィルム供給手段16,17は、それぞれフィルムP,Pをフィルムコイル52,55からダンサーローラ53,56及びエッジコントローラ装置54,57を介して上下一対の圧着ローラ25bの間に缶胴ブランク材料1の搬送方向に沿って供給するものである。
【0053】
尚、フィルムコイル52,55は、それぞれ引き出されるフィルムP,Pの張力を調整し得るように、その軸部52a,55aに図示しないテンションコントローラ装置を備えており、このテンションコントローラ装置は、ダンサーローラ53,56と協働してフィルムP,Pの張力を調整するように構成されている。
【0054】
上下一対の圧着ローラ25bの内の下側の圧着ローラ25bには、図2及び図3に示すように、パルスエンコーダ58が設けられており、該下側の圧着ローラ25bの近傍の所定位置には、該圧着ローラ25bに供給されるフィルムPに印刷されている前記アイ・スポット51をこれに対面して検知する第1の検知手段であるアイ・スポット・センサ59が設けられている。この場合、パルスエンコーダ58及びアイ・スポット・センサ59は、前記ホッパー22から搬送路2への缶胴ブランク材料1の供給のタイミングを制御するために、前記材料投入手段5に備えられた図示しない投入制御装置に接続されている。さらに、アイ・スポット・センサ59は、前記駆動モータ39の作動制御を行う制御装置41にも接続されている。
【0055】
前記冷却手段14は、図2に示すように、前記フィードローラ25を兼ねて圧着ローラ25bの下流側に設けられた2対の冷却ローラ25e,25eにより構成されており、各冷却ローラ25eの間を両面にフィルムP,Pが圧着された缶胴ブランク材料1が通る過程で該缶胴ブランク材料1を冷却するようにしている。
【0056】
前記材料裁断手段15は、前記冷却ローラ25eの下流側の箇所に設けられ、後述するようにフィルムP,Pにより連結された缶胴ブランンク材料1の連結体60(図5参照)を等速で搬送する2対の等速フィードローラ25f,25fと、等速フィードローラ25f,25fの間に設けられたパルスエンコーダ61を備える等速フィードローラ25gと、これらの等速フィードローラ25f,25fの間で搬送路2の下方に設けられたアイ・スポット・センサ62と、等速フィードローラ25fの下流側で缶胴ブランク材料1の連結体60を裁断する上下一対のナイフシリンダ63と、ナイフシリンダ63の近傍に設けられ、ナイフシリンダ63に取付けられている刃物が缶胴ブランク材料1の連結体60に接触しない位置にあることを検知する刃物原点センサ63aと、ナイフシリンダ63の回転角を検知して前記刃物の角速度を測定すべく該ナイフシリンダ63に取付けられた刃物角速度エンコーダ63bとを備えている。
【0057】
アイ・スポット・センサ62は、後述するように前記フィルムP,Pにより長尺状に連結された缶胴ブランク材料1の連結体60のフィルムP側の面で前記アイ・スポット51に対面するように配設されている。また、パルスエンコーダ61、アイ・スポット・センサ62、ナイフシリンダ63、刃物原点センサ63a及び刃物角速度エンコーダ63bは図示しない裁断制御装置に接続されており、後述するように該裁断制御装置の制御により、ナイフシリンダ63が駆動されて連結体60が所定の長さに裁断されるようになっている。
【0058】
ナイフシリンダ63の下流側は、搬送路2の下流端部となっており、この下流端部には、ナイフシリンダ63により連結体60を裁断して得られた表面処理缶胴ブランク材料6を前記払出し手段7に導くフィードローラ25hが設けられている。
【0059】
払出し手段7は、図1及び図2に示すように、フィードローラ25hの下流側に連設された排出コンベア64と、排出コンベア64の下方に配設された横送りコンベア65とを備えている。排出コンベア64は、前記材料裁断手段15を介して得られた表面処理缶胴ブランク材料6を横送りコンベア65に移載するために設けられており、例えば表面処理缶胴ブランク材料6を吸着して搬送するサクションコンベア等が用いられる。横送りコンベア65は、排出コンベア64により移載された表面処理缶胴ブランク材料6を搬送路2と直交する方向(表面処理缶胴ブランク材料6の幅方向)に搬送し、前記分割手段9に供給するようにしている。
【0060】
分割手段9は、図1に示すように、横送りコンベア65の下流側に連設されたスリッタ66によって構成されている。このスリッタ66は、表面処理缶胴ブランク材料6を缶胴一個分の単一の缶胴ブランク8に分割するものであり、その支軸66aに複数の回転刃67が缶胴の高さに相当する缶胴ブランク8の幅に合わせた所定の間隔で回動自在に軸支されている。スリッタ66は、その支軸66aに直交する方向で前記横送りコンベア65から供給される表面処理缶胴ブランク材料6を回転刃67の回転に従って所定の幅に裁断するようにしている。
【0061】
次に、本実施例の表面処理装置の動作について説明する。
【0062】
まず、図1に示すように、前記原板3がスリッタ18にその支軸18aに直交する方向から供給される。この時、原板3は、スリッタ18の複数の回転刃19の回転に従って所定の幅に裁断され、これにより、原板3から所望の缶胴の円周長に対応する幅を有する複数の缶胴ブランク材料1が得られる。該缶胴ブランク材料1は、その長手方向に複数枚(本実施例では7枚)の缶胴ブランク8を並列させて得ることができるような長さとされている。
【0063】
かかる裁断により得られた缶胴ブランク材料1は、横送りコンベア20により該缶胴ブランク材料1の幅方向に搬送され、さらに、該横送りコンベア20から前記オーバーラップコンベア21に移載される。オーバーラップコンベア21に移載された缶胴ブランク材料1は、図2に示すように、互いにその一部が重ね合わされた状態で該缶胴ブランク材料1の長手方向に搬送されて前記ホッパー22に導かれ、該ホッパー22に一時的にストックされる。この時、ホッパー22は、缶胴ブランク材料1をその長手方向が搬送路2における搬送方向と合致するように積層・支持する。そして、ホッパー22にストックされた缶胴ブランク材料1は、ホッパー22の下方に備えられたサクションカップ23により吸引されてホッパー22から取り出され、さらに搬送路2の上流箇所の補助ローラ26上に移載される。
【0064】
補助ローラ26上に移載された缶胴ブランク材料1は、搬送路2の上流端部に備えられた前記タイミングキッカー24により、その長手方向に適当な間隔をおいて順次、適当なタイミングでフィードローラ25に送出される。これにより、缶胴ブランク材料1は搬送路2の搬送方向に列をなして搬送される。タイミングキッカー24は、基本的には後工程で圧着ローラ25bにより缶胴ブランク材料1に圧着されるフィルムPに施された印刷パターン49と缶胴ブランク材料1との位置関係が合致するように作動する。
【0065】
即ち、本実施例の装置では、前記タイミングキッカー24、パルスエンコーダ58及びアイ・スポット・センサ59が材料投入手段5の図示しない投入制御装置に接続されており、また、フィードローラ25a,25c,25d及び圧着ローラ25bは、基本的には、搬送路2に供給された缶胴ブランク材料1を所定の速度で搬送するように回転駆動される。
【0066】
パルスエンコーダ58は、フィルムPが圧着ローラ25bに送られるごとに一定間隔でパルスを発振しており、このパルスは投入制御装置に入力されている。一方、フィルムPが圧着ローラ25bに供給されると、まず、アイ・スポット・センサ59によりフィルムPに印刷されているアイ・スポット51が検知され、その検知信号が投入制御装置に送られる。投入制御装置は、アイ・スポット・センサ59からアイ・スポット51の検知信号を受けると前記パルスをカウントし始め、一つのアイ・スポット51の検知信号を受信してから、次のアイ・スポット51の検知信号を受信するまでに、パルスエンコーダ58が何回パルスを発振するかを計数して、圧着ローラ25bの回転速度とパルスの発振回数とから、フィルムPの供給速度を算出する。
【0067】
そして、投入制御装置は所定数のアイ・スポット51の検知信号をうけると、その検知と前記フィルムPの供給速度とに応じた所定のタイミングでタイミングキッカー24に作動指令を出力し、該タイミングキッカー24により缶胴ブランク材料1を搬送路2に送出させる。そして、該搬送路2に送出された缶胴ブランク材料1は、前記フィードローラ25a,25d,25cにより、基本的には所定の速度で圧着ローラ25bに向かって搬送されていく。このようにすることにより、缶胴ブランク材料1は、その先端が上下一対の圧着ローラ25bの間に進入するのと同時にフィルムPの前記無地部分50a及び印刷パターン49の略境界部分が圧着ローラ25bに進入するように搬送路2に送出される。
最上流部のフィードローラ25aは、缶胴ブランク材料1を上下から挟持してその回転に従って搬送路2の下流側に送出する。この時、フィードローラ25aは誘導発熱ローラ25aを兼ねたものであるので、該誘導発熱ローラ25aの間を通過する過程で予熱される。そして、予熱された缶胴ブランク材料1は、前記フィードローラ25d,25cを介して移載手段11に移載される過程で、前記高周波加熱装置27により例えば160〜200°Cの範囲の表面温度になるように加熱される。
【0068】
ところで、圧着直前のフィードローラ25cから圧着ローラ25bに直接缶胴ブランク材料1を供給して上記のようにフィルムPの印刷パターン49と缶胴ブランク材料1との位置関係を確実に整合させるためには、搬送路2に投入された缶胴ブランク材料1が確実に所定の速度で圧着ローラ25bに搬送されることが前提条件となる。
【0069】
この場合、前述したように、缶胴ブランク1の投入後の圧着ローラ25bまでの搬送を担うフィードローラ25a,25d,25cは、基本的には該缶胴ブランク材料1を一定の速度で搬送するように所定の速度で回転駆動されるものの、これらのフィードローラ25a,25d,25cは、加熱手段10による缶胴ブランク材料1の加熱工程に設けられているため、各フィードローラ25a,25d,25cの温度むら等により該缶胴ブランク材料1に歪みが発生し、該歪みにより各フィードローラ25a,25d,25cと缶胴ブランク材料1との摩擦係数の微妙な変動が生じやすい。そして、このように各フィードローラ25a,25d,25cと缶胴ブランク材料1との摩擦係数の微妙な相違が生じやすいために、これらのフィードローラ25a,25d,25cにより搬送される缶胴ブランク材料1の搬送速度の微妙な変動が生じて搬送方向のずれが生じたり、フィードローラ25a,25d,25cと缶胴ブランク材料1との幅方向の当たりに差が生じて該缶胴ブランク材料1に幅方向のずれが生じる。従って、このような場合には、上述したフィルムPの印刷パターン49と缶胴ブランク材料1との位置関係の整合がとれなくなる。
【0070】
そこで、本実施例では、搬送路2を搬送される缶胴ブランク材料1を圧着直前のフィードローラ25cから移載手段11に一旦移載した後、該移載手段11上で第1及び第2のガイドローラ42,43によって缶胴ブランク材料1の幅方向の位置決めを行うと共に、押し出し手段12によって該缶胴ブランク材料1を圧着ローラ25bに向けて所定のタイミングで押し出すことにより、フィルムPの印刷パターン49と缶胴ブランク材料1との搬送方向及び幅方向の位置関係の整合を確実なものとするようにしている。
【0071】
すなわち、図3及び図4を参照して、圧着直前のフィードローラ25cから補助ローラ列30aを介して従動コロ列30に移載される缶胴ブランク材料1は上板29aの先端部の所定の位置に設けた前記先端検知センサ48によりその位置に缶胴ブランク材料1の先端が達したことが検知されると共に、前記アイ・スポット・センサ59によりその位置に達したフィルムPのアイ・スポット51が検知され、これらの検知信号は前記制御装置41に入力される。
【0072】
この時、該制御装置41によってエアシリンダ46が駆動されてガイドローラ43が缶胴ブランク材料1の側部に向けて移動し、これにより、第2のガイドローラ43が缶胴ブランク材料1の側部に当接して該缶胴ブランク材料1の幅方向の両側部が該第2のガイドローラ43と第1のガイドローラ42とで位置決めガイドされ、圧着ローラ25bにおけるフィルムPの印刷パターン49と缶胴ブランク材料1との幅方向の位置関係の整合がなされる。
【0073】
また、これと同時に、フィルムPの印刷パターン49と缶胴ブランク材料1との搬送方向の位置関係が整合するような速度で缶胴ブランク材料1は搬送されている場合には、先端検知センサ48の検知のタイミングとアイ・スポット・センサ59の検知のタイミングとの間には所定の時間差が生じることとなる。そして、この場合には、制御装置41は、前記駆動モータ39を所定のタイミングで駆動させてタイミングキッカー36で缶胴ブランク材料1の後端部を該圧着ローラ25bにおけるフィルムPの印刷パターン49と缶胴ブランク材料1との位置関係が整合するように該圧着ローラ25bに向けて押し出す。
【0074】
一方、例えば先端検知センサ48の検知のタイミングがアイ・スポット・センサ59の検知のタイミングに対して時間遅れを生じた場合には、制御装置41は、その遅れ分に応じて駆動モータ39の駆動タイミングを速めてタイミングキッカー36の押し出しタイミングを速め、これにより、上記時間遅れ分を解消するように缶胴ブランク材料1が圧着ローラ25bに向けて押し出されて該圧着ローラ25bに導かれ該圧着ローラ25bにおけるフィルムPの印刷パターン49と缶胴ブランク材料1との搬送方向の位置関係が整合する。
【0075】
逆に、先端検知センサ48の検知のタイミングがアイ・スポット・センサ59の検知のタイミングに対して時間の進みが生じた場合には、制御装置41は、その進み分に応じて駆動モータ39の駆動タイミングを遅らせてタイミングキッカー36の押し出しタイミングを遅らせ、これにより、上記時間の進み分を解消するように缶胴ブランク材料1が圧着ローラ25bに押し出されて該圧着ローラ25bに導かれ該圧着ローラ25bにおけるフィルムPの印刷パターン49と缶胴ブランク材料1との搬送方向の位置関係が整合する。
【0076】
以上により、缶胴ブランク材料1の加熱工程に配置された前記各フィードローラ25a,25d,25cと缶胴ブランク材料1との摩擦係数のばらつきを生じて、缶胴ブランク材料1の搬送速度の変動や幅方向のずれが生じても、圧着ローラ25bの位置では、フィルムPの印刷パターン49と缶胴ブランク材料1との搬送方向及び幅方向の位置関係が確実に整合し、これにより、フィルムPは、確実に、その印刷パターン49が連結部分69に跨がらないように缶胴ブランク材料1に圧着される。そして、このように、各フィードローラ25a,25d,25cと缶胴ブランク材料1との摩擦係数のばらつきにかかわらず、フィルムPの印刷パターン49と缶胴ブランク材料1との位置関係の整合をとることができるので、缶胴ブランク材料1を高速で搬送しても支障が無く、該缶胴ブランク材料1へのフィルムP,Pの圧着を高速で処理することができる。
【0077】
そして、缶胴ブランク材料1が圧着ローラ25bに導かれると、該圧着ローラ25bの回転に従って該缶胴ブランク材料1の両面にそれぞれ前記フィルムP,Pが熱圧着される。さらに詳細には、フィルムP,Pは、圧着ローラ25bの位置でこれらの間に缶胴ブランク材料1を介在させて該缶胴ブランク材料1と共に圧着ローラ25bに供給されると共に、該圧着ローラ25bにより缶胴ブランク材料1と共に挟持され、この時、該圧着ローラ25bが缶胴ブランク材料1を送出すべく回転することにより、該缶胴ブランク材料1の両面に連続的に熱圧着されていく。
【0078】
尚、この場合、フィルムPは、その印刷面が缶胴ブランク材料1に圧着される。このように、印刷面を内側にして圧着することにより、印刷面を外面側のフィルムで保護することができる。
【0079】
フィルムPには、前述のように、印刷パターン49がフィルムPの長手方向に無地部分50,50aの間隔を存して一列に印刷されており、無地部分50aにはアイ・スポット51が印刷されている。そして、フィルムPは、図5に示すように、缶胴ブランク材料1の搬送に従って、缶胴ブランク材料1の長手方向(搬送路2の搬送方向)に沿って連続的に圧着され、この時、フィルムPの両側の缶胴ブランク材料1の両端縁に溶接用の金属露出部68が形成される。図示しないが、これと同時に、無地のフィルムPも、フィルムPと同様に缶胴ブランク材料1の反対側の面にその長手方向に沿って連続的に圧着され、該缶胴ブランク材料1の両端縁に溶接用の金属露出部が形成される。
【0080】
かかるフィルムP,Pの圧着により、図5に示すように、搬送方向に列をなす複数の缶胴ブランク材料1が長尺のフィルムP,Pを介して長尺状に連結され、隣合う缶胴ブランク材料1,1同士の間の箇所にフィルムP,Pによる連結部分69を有する缶胴ブランク材料1の連結体60が形成される。なお、金属露出部68は、本実施例で得られる缶胴ブランク8から缶胴を製造する際に、溶接接合部として利用される。
【0081】
このように長尺状に連結された缶胴ブランク材料1の連結体60においては、フィルムPは、上述したように、無地部分50aの位置が缶胴ブランク材料1同士の連結部分69の位置に合致し、印刷パターン49が連結部分69に跨がらないように缶胴ブランク材料1に圧着される。
【0082】
前述のように得られた缶胴ブランク材料1の連結体60は、次に前記高周波温調装置28を経て前記冷却ローラ25eに導かれて冷却され、これにより、フィルムP,Pの缶胴ブランク材料1への圧着状態が定着する。そして、さらに該連結体60は、搬送路2上を裁断工程に導かれ、前記連結部分69が裁断手段15により次のように裁断される。
【0083】
すなわち、まず、連結体60が等速フィードローラ25fにより搬送される過程でアイ・スポット・センサ62により連結体60のフィルムPに印刷されているアイ・スポット51が検知され、その検知信号が裁断手段5に備えられた図示しない裁断制御装置に送られる。該裁断制御装置は、アイ・スポット・センサ62からアイ・スポット51の検知信号を受けると前記パルスエンコーダ61のパルスをカウントし始め、パルス数により缶胴ブランク材料1の連結体60の移動距離を算出する。
【0084】
次に、裁断制御装置は、アイ・スポット51の検知信号を受けたのちパルスの発振数が所定数に達すると、予め入力されているデータに従って、連結体60の連結部分69が裁断位置に達するまでの時間と、ナイフシリンダー63が回転して刃物が前記裁断位置に達するまでの時間とが一致したものと判断して、ナイフシリンダー63に起動指令を出力する。
【0085】
ナイフシリンダー63は、通常はその刃物が搬送路2上を搬送される連結体60に接触しない位置に待機しており、前記起動指令を受けると予め入力されているデータに従って回転し始める。このとき、ナイフシリンダー63に取着されている刃物の角速度が刃物角速度エンコーダ63bにより測定され、裁断制御装置に入力される。裁断制御装置は、刃物の角速度を予め入力されているデータと比較し、刃物の角速度が適正でないときにはナイフシリンダー63に修正指令を出力して修正する。
【0086】
そして、ナイフシリンダー63に取着されている刃物により、等速フィードローラ25f,25gにより所定の速度で搬送されている連結体60がその連結部分69の位置、すなわちフィルムPの無地部分50aの位置でフィルムPと共に裁断される。
【0087】
かかる裁断により、缶胴ブランク材料1の両面にフィルムP,Pを圧着してなる表面処理缶胴ブランク材料6(図1参照)が順次得られる。該表面処理缶胴ブランク材料6は、フィルムPの印刷パターン49の所定数分(本実施例では7枚分)の長さのフィルムPが缶胴ブランク材料1と位置関係を整合させて圧着されている。この表面処理缶胴ブランク材料6は、搬送路2の下流端部で、排出コンベア64により搬送路2から払い出され、横送りコンベア65に移載される。
【0088】
表面処理缶胴ブランク材料6は、横送りコンベア65により搬送路2の搬送方向と直交する方向に搬送され、横送りコンベア65の下流端部に設けられたスリッタ66により分割される。すなわち、スリッター66はその回転刃67の回転に従って表面処理缶胴ブランク材料6をフィルムPの無地部分50で分割し、これにより複数の単一の缶胴ブランク8が得られる。
【0089】
この場合、表面処理缶胴ブランク材料6を構成する缶胴ブランク材料1とフィルムPの印刷パターン49とはその位置関係が確実に整合しているので、確実に所望の缶胴ブランク8を所定枚数づつ得ることがきる。
【0090】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明によれば、移載手段に移載された缶胴ブランク材料を圧着ローラにより圧着される缶胴ブランク材料と前記樹脂フィルムの印刷パターンとの搬送方向の貼着位置の整合をとるべく押し出し手段により所定のタイミングで圧着ローラに向けて押し出しているので、加熱手段による缶胴ブランク材料の加熱によって各フィードローラと缶胴ブランク材料との摩擦係数のばらつきが生じても、樹脂フィルムの印刷パターンと缶胴ブランク材料との搬送方向の位置関係の整合を確実にとることができ、また、該摩擦係数のばらつきの影響を受けないために、缶胴ブランク材料を高速で搬送して、該缶胴ブランク材料への樹脂フィルムの圧着処理を高速で行うことができ、作業効率を大幅に向上させることができる。
【0091】
また、第2の検知手段により前記缶胴ブランク材料の先端が所定の位置に達したことを検知した時に、移動手段によって第2のガイドローラを該缶胴ブランク材料に向けて移動させて該缶胴ブランク材料の幅方向の両側部を該第2のガイドローラと反対側の第1のガイドローラとで挾持して位置決めガイドするようにした場合には、樹脂フィルムの印刷パターンと缶胴ブランク材料との搬送方向の位置関係に加えて幅方向の位置関係の整合も確実にとることができるとともに、缶胴ブランクの表面処理の高速化が図れて作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例である缶胴ブランクの表面処理装置の概略を示す説明的平面図である。
【図2】図1の説明的側面図である。
【図3】該表面処理装置の要部の説明的側断面図である。
【図4】図3の説明的平面図である。
【図5】該表面処理装置により樹脂フィルムが被覆された缶胴ブランク材料を示す平面図である。
【符号の説明】
1…缶胴ブランク材料、2…搬送路、5…材料投入手段、8…缶胴ブランク、10…加熱手段、P,P…樹脂フィルム、11…移載手段、12…押し出し手段、13…圧着手段、25…フィードローラ、25b…圧着ローラ、25c…圧着直前フィードローラ、42…第1のガイドローラ、43…第2のガイドローラ、46…エアシリンダ、47…印刷パターン、48…第2の検出手段、51…識別表示、59…第1の検出手段、60…缶胴ブランク材料の連結体。

Claims (2)

  1. 複数枚の缶胴ブランクに分割可能な缶胴ブランク材料を上下各一対の複数のフィードローラで挟持して搬送する搬送路と、
    前記缶胴ブランク材料を順次所定のタイミングで前記搬送路に投入する材料投入手段と、
    前記搬送路の途中に設けられ、該搬送路でその搬送方向に列をなして搬送される前記缶胴ブランク材料を加熱する加熱手段と、
    単一の缶胴ブランクに対応する印刷パターンと識別表示とがそれぞれ長手方向に所定の間隔を存して印刷されている長尺の樹脂フィルムを前記搬送路で搬送される前記缶胴ブランク材料の一方の面に向かってその搬送方向に沿って供給するフィルム供給手段と、
    前記フィルム供給手段により供給される前記長尺の樹脂フィルムと前記搬送路で搬送される缶胴ブランク材料とを前記加熱手段の下流側で前記搬送路の途中に設けられた前記フィードローラを兼ねる一対の圧着ローラの間に重合させて挟持しつつ搬送せしめることにより前記長尺の樹脂フィルムを前記缶胴ブランク材料の一方の面に連続的に熱圧着すると共に、その熱圧着により前記搬送路でその搬送方向に列をなす缶胴ブランク材料を前記長尺の樹脂フィルムにより順次長尺状に連結する圧着手段とを備え、
    前記樹脂フィルムにより長尺状に連結された缶胴ブランク材料の連結体を最終的に前記印刷パターン毎に分割することにより、該印刷パターンを有する前記樹脂フィルムが一方の面に貼着された単一の缶胴ブランクを得る缶胴ブランクの表面処理装置において、
    前記樹脂フィルムの供給途中の所定の位置で前記識別表示を検知する第1の検知手段と、
    前記圧着ローラと、前記複数のフィードローラのうち、該圧着ローラに向かっての前記缶胴ブランク材料の搬送を最後に司る圧着直前のフィードローラとの間に設けられ、該圧着直前のフィードローラによって搬送された前記缶胴ブランク材料が上下方向を解放状態にして前記一対の圧着ローラに向けて移動可能に移載される移載手段と、
    該移載手段の所定の位置で該缶胴ブランク材料の先端が該所定の位置に達したことを検知する第2の検知手段と、
    前記第1の検知手段による前記識別表示の検知と、前記第2の検知手段による前記缶胴ブランク材料の先端の検知とに応じて、前記圧着ローラにより圧着される缶胴ブランク材料と前記樹脂フィルムの印刷パターンとの搬送方向の貼着位置の整合をとるべく前記移載手段に移載された前記缶胴ブランク材料を所定のタイミングで前記圧着ローラに向けて押し出して該缶胴ブランク材料の先端部を前記一対の圧着ローラに導く押し出し手段とを備えたことを特徴とする缶胴ブランクの表面処理装置。
  2. 前記移載手段には、前記圧着直前のフィードローラから移載された前記缶胴ブランク材料の幅方向の一側に配置された第1のガイドローラと、該缶胴ブランク材料の幅方向の他側に該缶胴ブランク材料に向けて移動可能に離間配置された第2のガイドローラと、前記第2の検知手段による前記缶胴ブランク材料の先端の検知に応じて、該圧着ローラにより圧着される缶胴ブランク材料と前記樹脂フィルムの印刷パターンとの幅方向の貼着位置の整合をとるべく前記第2のガイドローラを該缶胴ブランク材料の幅方向の他側に向けて移動させて該缶胴ブランク材料を前記第1のガイドローラと該第2のガイドローラとで挾持し、これにより該缶胴ブランク材料の幅方向の両側部を位置決めガイドする移動手段とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の缶胴ブランクの表面処理装置。
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