JP3552505B2

JP3552505B2 - Magnetic recording / reproducing device

Info

Publication number: JP3552505B2
Application number: JP32260597A
Authority: JP
Inventors: 修二中村; 健二郎中村; 隆司馬庭; 理岡内
Original assignee: Panasonic Corp; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Corp; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1997-11-25
Filing date: 1997-11-25
Publication date: 2004-08-11
Anticipated expiration: 2017-11-25
Also published as: JPH11162044A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気記録テープ（以下テープとする）のテープ種類やテープ長さを検出する機能を持ったビデオテープレコーダー（以下ＶＴＲとする）等の磁気記録再生装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、磁気記録再生装置のＶＴＲは成熟化し、多種多彩のレンタルテープ及び記録再生可能なテープが出回っている中、テープの始端から終端まで安定に走行させる為に、テープ種類やテープ長さをより正確に判別することが重要視されている。
【０００３】
以下に従来の磁気記録再生装置について説明する。
図２は従来の磁気記録再生装置のＶＴＲにおけるテープ面積計算に関する構成図を示すものである。図２において、２４は巻取リール及び供給リールを回転駆動させてテープを走行駆動すると共に巻取リール及び供給リールの回転数に応じた回転信号を発生出力するテープ走行駆動部、２１はテープ走行駆動部２４からの回転信号を検出する回転信号検出回路である。２２は回転信号検出回路２１による回転信号検出結果により残量計算等に使用するテープ面積を算出するテープ面積計算回路であり、このテープ面積を算出することによりテープ種類やテープ長さを判別することができる。ここでいうテープ面積とは、テープリールに巻かれたテープの上面積のことである。２３はテープ面積計算回路２２で計算されたテープ面積を基にテープ走行駆動部２４におけるテープを始端から終端、または現在位置から目的位置まで安定にテープ走行させるよう制御するテープ走行制御回路である。
【０００４】
以上のように構成された従来の磁気記録再生装置について、以下その動作について説明する。
【０００５】
まず、テープを走行させるのに、テープ走行駆動部２４にてテープ巻取側リールをテープ走行制御回路２３の制御に応じて回転させることによりテープが走行し、それに伴いテープ供給側リールが回転してテープを送り出す。この時、テープ巻取側リール及びテープ供給側リールの回転に応じて発生する回転信号を回転信号検出回路２１で検出することにより、テープ巻取側リール及びテープ供給側リールが正確に一回転したことを認識することができる。テープ巻取側リール及びテープ供給側リールが一回転する毎に、テープ面積計算回路２２に検知信号を送出することにより、テープ巻取側リールが一回転にかかる時間Ｔｔと、テープ供給側リールが一回転にかかる時間Ｔｓとを測定し、テープ面積を計算してそのテープの種類及びテープ長さを割り出し、テープ走行制御回路２３によりテープ面積に合ったテープ始端及び現在位置からテープ終端及び目的位置までを走行制御させる。
【０００６】
ここで図３を用いてテープ面積の算出方法について説明する。図３は、ある時間におけるテープ走行時のテープ状態を表した模式図である。Ａｓはテープ供給側のテープ面積である。Ａｔはテープ巻取側のテープ面積である。Ｒｓはテープ供給側のテープ半径である。Ｒｔはテープ巻取側のテープ半径である。Ｖはテープの走行速度である。Ｌｓはテープ供給側の円周で、Ｌｔはテープ巻取側の円周であり、Ｔｓはテープ供給側が一周に要する時間で、Ｔｔはテープ巻取側が一周に要する時間である。ここで図３の状態における総テープ面積Ａは、Ａ＝Ａｓ＋Ａｔで表される。一般的に面積は「半径×半径×円周率π」で求められ、この時のテープ巻取側のテープ面積Ａｔとテープ供給側のテープ面積Ａｓは、
【０００７】
【数１】

【０００８】
【数２】

【０００９】
となる。また、円周は「２×円周率π×半径」で算出でき、同様に「テープ走行速度×テープが一周に要する時間」で表されることから、テープ供給側の円周Ｌｓとテープ巻取側の円周Ｌｔは、
【００１０】
【数３】

【００１１】
【数４】

【００１２】
となり半径が求められ、（数１）に（数３）を、（数２）に（数４）をそれぞれ代入すると、
【００１３】
【数５】

【００１４】
【数６】

【００１５】
となる。よって、テープ総面積Ａを求める式「Ａｓ＋Ａｔ」に（数５）と（数６）をそれぞれ代入すると、
【００１６】
【数７】

【００１７】
になる。つまり、テープ走行速度Ｖと、テープ供給側のテープが一周に要する時間Ｔｓと、テープ巻取側のテープが一周に要する時間Ｔｔを測定できればテープ総面積Ａを求めることができる。
【００１８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来の構成では、特に高速での早送りや巻き戻しにおいてテープの走行滑りやハンチング（ばたつき）等によりテープ走行速度が不安定になり、一回転に要する時間も不安定となるので、上記計算式に基づいて計算されたテープ面積は変動する。例えば、テープ面積計算回路により正規に計算されたテープ面積により、早送りや巻き戻し時のテープ始端から終端までスムーズにテープ走行できるよう走行制御している状態から、ハンチングによりテープリールの回転が遅くなると、一回転に要する時間も多くなり、テープ面積計算回路で算出されたテープ面積の値が、実際のテープ面積よりも大きくなってしまう。算出されたテープ面積が大きくなれば、高速走行中のテープにおける、本来テープ速度を減速するはずのポイントに達しても、残りテープ面積が多いと判断して減速タイミングが遅延され、やがて減速しないままテープが終端に達してしまい、テープダメージが生じてしまうという問題点があった。また、テープ面積計算を誤ったと仮定して、減速しないままテープが終端に達しないよう、減速地点をあらかじめ終端から充分手前に設定する方法があるが、減速して低速走行を行う時間が長くなり、よって早送りや巻き戻しの時間が長くなるという問題点を有していた。
【００１９】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、テープが高速で早送りや巻き戻ししても算出するテープ面積の値が増えることを抑え、テープ面積が小さくなった時のみ面積データを更新することで、テープが高速走行のまま終端に達しない減速地点を確保できその結果、テープ終端まで安定に走行し、かつ、早送りや巻き戻し時間を増加させなくてすむ磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【００２０】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の磁気記録再生装置は、巻取側リール及び供給側リールに巻かれたテープを走行駆動できかつ前記テープを走行させた時に巻取側リールと供給側リールの回転数に応じた回転信号を発生するテープ走行駆動手段と、前記テープ走行駆動部で発生した回転信号を検出する回転信号検出手段と、前記回転信号検出手段による回転信号検出結果により前記リールに巻かれたテープの上面積を算出するテープ面積計算手段と、前記テープ面積計算手段により算出されたテープ面積データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたテープ面積データと次に入力されるテープ面積データとを比較し小さい方のテープ面積データを出力する比較手段と、前記比較手段から出力されたテープ面積データに基づいて前記テープ走行駆動手段を制御するテープ走行制御手段とを備え、前記テープ走行制御手段は、前記比較手段からのテープ面積データに基づき前記テープの減速点を設定し、その減速点に基づき前記テープ走行駆動手段に対して前記テープの減速を行うよう制御するという構成を有している。
【００２１】
この構成によって、テープが高速で早送りや巻き戻し時にテープ面積が順次小さく計算された時のみ面積更新し、テープ面積が増えることなく常にテープが終端突入しない減速地点を確保しつつ安定に走行し、かつ、早送りや巻き戻し時間短縮が得られる。
【００２２】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項１に記載の発明は、巻取側リール及び供給側リールに巻かれたテープを走行駆動できかつ前記テープを走行させた時に巻取側リールと供給側リールの回転数に応じた回転信号を発生するテープ走行駆動手段と、前記テープ走行駆動部で発生した回転信号を検出する回転信号検出手段と、前記回転信号検出手段による回転信号検出結果により前記リールに巻かれたテープの上面積を算出するテープ面積計算手段と、前記テープ面積計算手段により算出されたテープ面積データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたテープ面積データと次に入力されるテープ面積データとを比較し小さい方のテープ面積データを出力する比較手段と、前記比較手段から出力されたテープ面積データに基づいて前記テープ走行駆動手段を制御するテープ走行制御手段とを備え、前記テープ走行制御手段は、前記比較手段からのテープ面積データに基づき前記テープの減速点を設定し、その減速点に基づき前記テープ走行駆動手段に対して前記テープの減速を行うよう制御するものであり、テープを高速に早送りや巻き戻しした時に、一度計算されたテープ面積より順次小さく計算されたテープ面積の時のみ更新し、更新されたテープ面積に対応したテープ走行制御によりテープが終端突入しない減速地点を確保するという作用を有する。
【００２３】
以下、本発明の実施の形態について、図１を用いて説明する。
（実施の形態１）
図１は本実施の形態の磁気記録再生装置におけるテープ面積計算に関する構成を示すブロック図であり、図１において、１５は巻取リール及び供給リールを回転駆動させてテープを走行駆動すると共に巻取リール及び供給リールの回転数に応じた回転信号を発生出力するテープ走行駆動手段であるテープ走行駆動部、１１はテープ走行駆動部１５からの回転信号を検出する回転信号検出手段である回転信号検出回路、１２は回転信号検出回路１１で検出した回転信号検出結果により残量計算に使用するテープ面積を算出するテープ面積計算手段であるテープ面積計算回路であり、そのテープ面積によりテープ種類やテープ長さを判別することができる。ここでテープ面積とは、テープリールに巻かれたテープの上面積のことである。１４はテープ面積計算回路で一度計算されたテープ面積を基準に新たに計算されたテープ面積と比較し更新する比較手段であるテープ面積比較回路であり、１４ａはテープ面積を比較部１４ｂの比較結果に基づいて更新及び記憶する記憶手段であるデータメモリ部で、１４ｂはデータメモリ部１４ａで記憶されているテープ面積とテープ面積計算回路１２で新たに算出されたテープ面積とを比較する比較手段である比較部であり、ここで、比較の際、データメモリ部１４ａに記憶されたテープ面積データと、新たに算出されたテープ面積データのうち、値の小さい方を出力するようにしている。１３はテープ面積比較回路１４におけるテープ面積の比較結果を基にテープを始端から終端まで安定にテープ走行させるようテープ走行駆動部１５を制御するテープ走行制御手段であるテープ走行制御回路であり、テープを始端から終端まで走行させるよう制御するものであるが、これに限らず現在位置から目的位置まで走行制御するものであってもよい。
【００２４】
以上のように構成された本実施の形態の磁気記録再生装置について、以下図１を用いてテープ終端までの走行制御についてその動作を説明する。
【００２５】
まず、テープを走行させるのに、テープ走行駆動部１５においてテープ巻取側リールを、テープ走行制御回路１３の制御に応じて回転させることによりテープをカセットから引き出し、それに伴いテープ供給側リールが回転しテープを送り出す。この時、テープ巻取側リール及びテープ供給側リールの回転に応じて発生する回転信号を回転信号検出回路１１で検出することにより、テープ巻取側リール及びテープ供給側リールが正確に一回転したことを認識することができる。
【００２６】
回転信号検出回路１１は、テープ走行駆動部１５におけるテープ巻取側及びテープ供給側が一回転する毎に、テープ面積計算回路１２に回転信号を送出することにより、テープ巻取側の一回転にかかる時間Ｔｔと、テープ供給側の一回転にかかる時間Ｔｓとを測定しテープ面積を計算して、そのテープの種類及びテープ長さを割り出す。
【００２７】
ここで図３を用いてテープ面積の算出方法について説明する。図３は、ある時間におけるテープ走行時のテープ状態を表した模式図である。Ａｓはテープ供給側のテープ面積である。Ａｔはテープ巻取側のテープ面積である。Ｒｓはテープ供給側のテープ半径である。Ｒｔはテープ巻取側のテープ半径である。Ｖはテープの走行速度である。Ｌｓはテープ供給側の円周で、Ｌｔはテープ巻取側の円周であり、Ｔｓはテープ供給側が一周に要する時間で、Ｔｔはテープ巻取側が一周に要する時間である。ここで図３の状態における総テープ面積Ａは、Ａ＝Ａｓ＋Ａｔで表される。一般的に面積は「半径×半径×円周率π」で求められ、この時のテープ巻取側のテープ面積Ａｔとテープ供給側のテープ面積Ａｓは、（数１），（数２）となる。また、円周は「２×円周率π×半径」で算出でき、同様に「テープ走行速度×テープが一周に要する時間」で表されることから、テープ供給側の円周Ｌｓとテープ巻取側の円周Ｌｔは、（数３），（数４）となり半径が求められ、（数１）に（数３）を、（数２）に（数４）をそれぞれ代入すると、（数５）（数６）となる。よって、テープ総面積Ａを求める式「Ａｓ＋Ａｔ」に（数５）と（数６）をそれぞれ代入すると、（数７）になる。つまり、テープ走行速度Ｖと、テープ供給側のテープが一周に要する時間Ｔｓと、テープ巻取側のテープが一周に要する時間Ｔｔを測定できればテープ総面積Ａを求めることができる。
【００２８】
まず、最初（１回目）は算出したテープ面積データを、テープ面積基準データとしてテープ面積比較回路１４のデータメモリ部１４ａに記憶すると共に、テープ走行制御回路１３に出力する。テープ走行制御回路１３は、入力されたテープ面積データに基づいてテープ始端からテープ終端まで走行させるよう、テープ走行駆動部１５を制御する。
【００２９】
通常、テープが安定走行していればテープ巻取側リールの一回転にかかる時間Ｔｔとテープ供給側の一回転にかかる時間Ｔｓは安定し、テープ面積は変化しない。しかしながら、特に高速での早送りや巻き戻しにおいてテープの走行滑りやハンチング等によりテープ走行速度が不安定になり、テープ巻取側の一回転にかかる時間Ｔｔとテープ供給側の一回転にかかる時間Ｔｓは不安定になり、テープ面積は変動する。
【００３０】
そこで２回目以降のテープ面積データＤ２を、テープ面積比較回路１４のデータメモリ部１４ａに記憶されているテープ面積データＤ１と比較部１４ｂで比較し、テープ面積データＤ２がテープ面積データＤ１よりも小さい時のみデータメモリ部１４ａに記憶されるテープ面積データＤ１を新たにテープ面積データＤ２に更新する。このテープ面積データＤ２をテープ走行制御回路１３に出力し、テープ走行制御回路１３はテープ走行駆動部１５を制御する。
【００３１】
また、テープ面積データＤ２がテープ面積データＤ１よりも大きい場合は、データ更新を行ってテープ面積データＤ２に基づいて走行制御を行うと、高速走行しているテープの減速ポイントが遅延し、高速走行したままテープ終端に達してしまうので、データメモリ部１４ａにおいてテープ面積データはＤ１のままで更新せず、テープ面積データＤ１をテープ走行制御回路１３に出力し、テープ走行駆動部１５を制御する。
【００３２】
以上のように本実施の形態によれば、テープ面積計算回路１２により計算されたテープ面積データＤ２が、データメモリ部１４ａに記憶されたテープ面積データＤ１よりも大きい場合に、データメモリ部１４ａにおいて面積データの更新を行わないため、従来のように高速走行しているテープの減速ポイントが遅延せず、通常の減速ポイントで減速するよう制御できる。
【００３３】
【発明の効果】
以上のように本発明は、テープが高速で早送りや巻き戻ししてもテープ面積が増えることなく常に正規な減速地点を確保できその結果、高速走行しているテープが終端に達することなく、通常の減速ポイントで減速し、テープ終端まで安定に走行しスムーズに到達させることができ、かつ、早送りや巻き戻し時間も増加させなくてすむという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置の構成を示すブロック図
【図２】従来の磁気記録再生装置の構成を示すブロック図
【図３】磁気記録再生装置におけるテープ走行時のテープ状態を表した模式図
【符号の説明】
１１回転信号検出回路
１２テープ面積計算回路
１３テープ走行制御回路
１４テープ面積比較回路
１４ａデータメモリ部
１４ｂ比較部
１５テープ走行駆動部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a magnetic recording / reproducing apparatus such as a video tape recorder (hereinafter, referred to as VTR) having a function of detecting a tape type and a tape length of a magnetic recording tape (hereinafter, referred to as tape).
[0002]
[Prior art]
In recent years, VTRs of magnetic recording / reproducing devices have matured, and a wide variety of rental tapes and tapes that can be recorded / reproduced are on the market. Accurate discrimination is emphasized.
[0003]
Hereinafter, a conventional magnetic recording / reproducing apparatus will be described.
FIG. 2 shows a configuration diagram relating to calculation of a tape area in a VTR of a conventional magnetic recording / reproducing apparatus. In FIG. 2, reference numeral 24 denotes a tape traveling drive unit which rotationally drives a take-up reel and a supply reel to drive the tape and generates and outputs a rotation signal in accordance with the number of revolutions of the take-up reel and the supply reel. This is a rotation signal detection circuit that detects a rotation signal from the drive unit 24. Reference numeral 22 denotes a tape area calculation circuit that calculates a tape area to be used for remaining amount calculation or the like based on a rotation signal detection result by the rotation signal detection circuit 21. By calculating the tape area, a tape type and a tape length can be determined. Can be. The tape area here refers to the upper area of the tape wound on the tape reel. Reference numeral 23 denotes a tape running control circuit that controls the tape running drive unit 24 to stably run the tape from the start end to the end or from the current position to the target position based on the tape area calculated by the tape area calculation circuit 22.
[0004]
The operation of the conventional magnetic recording / reproducing apparatus configured as described above will be described below.
[0005]
First, in running the tape, the tape travels by rotating the tape take-up reel by the tape travel drive unit 24 under the control of the tape travel control circuit 23, and the tape supply reel rotates accordingly. And send out the tape. At this time, the rotation signal detection circuit 21 detects a rotation signal generated in accordance with the rotation of the tape winding-side reel and the tape supply-side reel, so that the tape winding-side reel and the tape supply-side reel have made exactly one rotation. You can recognize that. By sending a detection signal to the tape area calculation circuit 22 every time the tape take-up reel and the tape supply reel make one revolution, the time Tt required for the tape take-up reel to make one revolution and the tape supply reel become The time Ts required for one rotation is measured, the tape area is calculated to determine the type and length of the tape, and the tape running control circuit 23 calculates the tape end and the target position from the tape start and current positions corresponding to the tape area. Run control up to.
[0006]
Here, a method of calculating the tape area will be described with reference to FIG. FIG. 3 is a schematic diagram showing a tape state during tape running at a certain time. As is the tape area on the tape supply side. At is the tape area on the tape winding side. Rs is the tape radius on the tape supply side. Rt is the tape radius on the tape winding side. V is the running speed of the tape. Ls is the circumference on the tape supply side, Lt is the circumference on the tape winding side, Ts is the time required for one round on the tape supply side, and Tt is the time required for one round on the tape winding side. Here, the total tape area A in the state of FIG. 3 is represented by A = As + At. In general, the area is obtained by “radius × radius × circumference π”. At this time, the tape area At on the tape winding side and the tape area As on the tape supply side are:
[0007]
(Equation 1)

[0008]
(Equation 2)

[0009]
It becomes. Further, the circumference can be calculated by “2 × circle ratio π × radius”, and similarly expressed by “tape running speed × time required for one round of tape”, the circumference Ls on the tape supply side and the tape winding The circumference Lt of the take side is
[0010]
(Equation 3)

[0011]
(Equation 4)

[0012]
Then, the radius is obtained. By substituting (Equation 3) for (Equation 1) and (Equation 4) for (Equation 2),
[0013]
(Equation 5)

[0014]
(Equation 6)

[0015]
It becomes. Therefore, when (Equation 5) and (Equation 6) are substituted into the expression “As + At” for calculating the total tape area A,
[0016]
(Equation 7)

[0017]
become. That is, if the tape running speed V, the time Ts required for the tape on the tape supply side to make one round, and the time Tt required for the tape on the tape winding side to make one round can be measured, the total area A of the tape can be obtained.
[0018]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional configuration, the tape running speed becomes unstable due to running slip or hunting (fluttering) of the tape particularly in fast-forwarding and rewinding at a high speed, and the time required for one rotation becomes unstable. The tape area calculated based on the calculation formula varies. For example, when the tape area is normally calculated by the tape area calculation circuit, the tape reel is slowed down by hunting from a state in which the running control is performed so that the tape can smoothly run from the beginning to the end of the tape during fast-forward or rewind. The time required for one rotation also increases, and the value of the tape area calculated by the tape area calculation circuit becomes larger than the actual tape area. If the calculated tape area becomes large, even if the tape reaches the point at which the tape speed should be decelerated at high speed, the tape speed is determined to be large and the deceleration timing is delayed. There has been a problem that the tape reaches the end and the tape is damaged. In addition, there is a method of setting the deceleration point sufficiently before the end so that the tape does not reach the end without deceleration, assuming that the tape area calculation is incorrect, but the time to decelerate and run at low speed becomes longer. Therefore, there is a problem that the time for fast-forward and rewind becomes long.
[0019]
The present invention solves the above-mentioned conventional problems, and suppresses an increase in the value of the calculated tape area even when the tape is fast-forwarded or rewinded at a high speed, and updates the area data only when the tape area is reduced. Accordingly, it is possible to provide a magnetic recording / reproducing apparatus which can secure a deceleration point where the tape does not reach the end while traveling at a high speed, and as a result, can run stably to the end of the tape and does not need to increase the fast-forward and rewind times. With the goal.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the magnetic recording / reproducing apparatus of the present invention can drive the tape wound on the take-up reel and the supply-side reel, and when the tape runs, the take-up reel and the supply-side reel Tape running drive means for generating a rotation signal in accordance with the number of rotations, rotation signal detection means for detecting a rotation signal generated by the tape movement drive unit, and winding on the reel based on a rotation signal detection result by the rotation signal detection means Tape area calculation means for calculating the upper area of the tape, storage means for storing the tape area data calculated by the tape area calculation means, and tape area data stored in the storage means, which are then inputted. A comparing unit that compares the tape area data with the tape area data and outputs a smaller tape area data, based on the tape area data output from the comparing unit; And a tape running control means for controlling the-loop travel drive means, said tape running control means on the basis of the tape area data from said comparing means sets the deceleration point of the tape, the tape running based on the deceleration point It is configured to control the drive means to decelerate the tape .
[0021]
With this configuration, the area is updated only when the tape area is calculated to be small at the time of fast forward and rewind at high speed, and the tape runs stably while securing the deceleration point where the tape does not always enter the end without increasing the tape area, In addition, the time required for fast-forwarding and rewinding can be reduced.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
According to the first aspect of the present invention, the tape wound on the take-up reel and the supply-side reel can be driven to travel, and when the tape is run, the tape depends on the number of revolutions of the take-up reel and the supply-side reel. Tape running drive means for generating a rotation signal, a rotation signal detection means for detecting a rotation signal generated by the tape movement drive section, and a rotation signal detection result by the rotation signal detection means for detecting the rotation of the tape wound on the reel. Tape area calculation means for calculating the upper area, storage means for storing the tape area data calculated by the tape area calculation means, tape area data stored in the storage means and the next input tape area data Comparing the tape running data based on the tape area data output from the comparing means. Gosuru a tape running control means, said tape running control means sets the deceleration point of the tape based on the tape area data from said comparing means, said relative to the tape running driving means on the basis of the deceleration point Controls to decelerate the tape.When the tape is fast-forwarded or rewound at a high speed, it is updated only when the calculated tape area is smaller than the tape area once calculated, and corresponds to the updated tape area The tape running control described above has an effect of securing a deceleration point where the tape does not enter at the end.
[0023]
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration relating to a tape area calculation in the magnetic recording / reproducing apparatus according to the present embodiment. In FIG. A tape running drive unit that is a tape running drive unit that generates and outputs a rotation signal according to the number of rotations of the reel and the supply reel, and 11 is a rotation signal detection unit that is a rotation signal detecting unit that detects a rotation signal from the tape running drive unit 15. A circuit 12 is a tape area calculation circuit which is a tape area calculation means for calculating a tape area to be used for remaining amount calculation based on a rotation signal detection result detected by the rotation signal detection circuit 11, and a tape type and a tape length according to the tape area. Can be determined. Here, the tape area is the upper area of the tape wound on the tape reel. Reference numeral 14 denotes a tape area comparison circuit which is comparison means for comparing and updating the tape area once calculated by the tape area calculation circuit with a newly calculated tape area, and reference numeral 14a denotes a comparison result of the tape area by the comparison unit 14b. 14b is a comparing means for comparing the tape area stored in the data memory section 14a with the tape area newly calculated by the tape area calculating circuit 12; This is a comparison unit, and in the case of comparison, the smaller of the tape area data stored in the data memory unit 14a and the newly calculated tape area data is output. Reference numeral 13 denotes a tape running control circuit which is a tape running control means for controlling the tape running drive unit 15 so that the tape runs stably from the beginning to the end based on the comparison result of the tape area in the tape area comparing circuit 14. Is controlled to travel from the start end to the end, but the invention is not limited to this, and travel control from the current position to the target position may be performed.
[0024]
With respect to the magnetic recording / reproducing apparatus of the present embodiment configured as described above, the operation of running control up to the end of the tape will be described below with reference to FIG.
[0025]
First, in order to run the tape, the tape is pulled out of the cassette by rotating the tape winding side reel in the tape running drive unit 15 under the control of the tape running control circuit 13, and the tape supply side reel is rotated accordingly. Then send out the tape. At this time, the rotation signal generated by the rotation of the tape winding-side reel and the tape supply-side reel is detected by the rotation signal detection circuit 11, so that the tape winding-side reel and the tape supply-side reel have made exactly one rotation. You can recognize that.
[0026]
The rotation signal detection circuit 11 sends out a rotation signal to the tape area calculation circuit 12 every time the tape winding side and the tape supply side of the tape traveling drive unit 15 make one rotation, so that the rotation takes one rotation on the tape winding side. The time Tt and the time Ts required for one rotation on the tape supply side are measured, the tape area is calculated, and the type and length of the tape are determined.
[0027]
Here, a method of calculating the tape area will be described with reference to FIG. FIG. 3 is a schematic diagram showing a tape state during tape running at a certain time. As is the tape area on the tape supply side. At is the tape area on the tape winding side. Rs is the tape radius on the tape supply side. Rt is the tape radius on the tape winding side. V is the running speed of the tape. Ls is the circumference on the tape supply side, Lt is the circumference on the tape winding side, Ts is the time required for one round on the tape supply side, and Tt is the time required for one round on the tape winding side. Here, the total tape area A in the state of FIG. 3 is represented by A = As + At. Generally, the area is obtained by “radius × radius × circumference π”. At this time, the tape area At on the tape winding side and the tape area As on the tape supply side are expressed by (Equation 1) and (Equation 2). Become. Further, the circumference can be calculated by “2 × circle ratio π × radius”, and similarly expressed by “tape running speed × time required for one round of tape”, the circumference Ls on the tape supply side and the tape winding The circumference Lt of the taking side is given by (Equation 3) and (Equation 4), and the radius is obtained. By substituting (Equation 3) for (Equation 1) and (Equation 4) for (Equation 2), respectively, 5) (Equation 6) Therefore, when (Equation 5) and (Equation 6) are respectively substituted into the expression "As + At" for calculating the total area A of the tape, it becomes (Equation 7). That is, if the tape running speed V, the time Ts required for the tape on the tape supply side to make one round, and the time Tt required for the tape on the tape winding side to make one round can be measured, the total area A of the tape can be obtained.
[0028]
At first (first time), the calculated tape area data is stored in the data memory section 14a of the tape area comparison circuit 14 as the tape area reference data, and is output to the tape running control circuit 13. The tape running control circuit 13 controls the tape running drive unit 15 to run from the tape start end to the tape end based on the input tape area data.
[0029]
Normally, if the tape is running stably, the time Tt required for one rotation of the reel on the tape winding side and the time Ts required for one rotation of the tape supply side are stable, and the tape area does not change. However, the tape running speed becomes unstable due to the running slip or hunting of the tape particularly in fast-forwarding or rewinding at a high speed, and the time Tt required for one rotation on the tape winding side and the time Ts required for one rotation on the tape supply side. Becomes unstable and the tape area fluctuates.
[0030]
Then, the second and subsequent tape area data D2 are compared by the comparator 14b with the tape area data D1 stored in the data memory unit 14a of the tape area comparator 14, and the tape area data D2 is smaller than the tape area data D1. Only when the tape area data D1 stored in the data memory unit 14a is updated to the tape area data D2. This tape area data D2 is output to the tape running control circuit 13, and the tape running control circuit 13 controls the tape running drive unit 15.
[0031]
When the tape area data D2 is larger than the tape area data D1, if the data is updated and the running control is performed based on the tape area data D2, the deceleration point of the tape running at a high speed is delayed, and the high speed running is delayed. Since the tape end reaches the end of the tape, the tape area data is not updated in the data memory section 14a at D1, the tape area data D1 is output to the tape running control circuit 13, and the tape running drive section 15 is controlled.
[0032]
As described above, according to the present embodiment, when the tape area data D2 calculated by the tape area calculation circuit 12 is larger than the tape area data D1 stored in the data memory section 14a, the data memory section 14a Since the area data is not updated, control can be performed so that the deceleration point of the tape running at a high speed does not delay as in the related art, and decelerates at the normal deceleration point.
[0033]
【The invention's effect】
As described above, the present invention can always secure a regular deceleration point without increasing the tape area even if the tape is fast-forwarded or rewound at high speed, so that the tape running at high speed does not reach the end, At the deceleration point, the tape can run stably to the end of the tape and can reach the tape smoothly, and an excellent effect of not increasing the fast-forward or rewind time can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a magnetic recording / reproducing apparatus according to an embodiment of the present invention; FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of a conventional magnetic recording / reproducing apparatus; FIG. Schematic diagram showing the tape state [Explanation of symbols]
11 rotation signal detection circuit 12 tape area calculation circuit 13 tape running control circuit 14 tape area comparing circuit 14a data memory section 14b comparing section 15 tape running driving section

Claims

巻取側リール及び供給側リールに巻かれたテープを走行駆動できかつ前記テープを走行させた時に巻取側リールと供給側リールの回転数に応じた回転信号を発生するテープ走行駆動手段と、前記テープ走行駆動部で発生した回転信号を検出する回転信号検出手段と、前記回転信号検出手段による回転信号検出結果により前記リールに巻かれたテープの上面積を算出するテープ面積計算手段と、前記テープ面積計算手段により算出されたテープ面積データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたテープ面積データと次に入力されるテープ面積データとを比較し小さい方のテープ面積データを出力する比較手段と、前記比較手段から出力されたテープ面積データに基づいて前記テープ走行駆動手段を制御するテープ走行制御手段とを備え、前記テープ走行制御手段は、前記比較手段からのテープ面積データに基づき前記テープの減速点を設定し、その減速点に基づき前記テープ走行駆動手段に対して前記テープの減速を行うよう制御することを特徴とする磁気記録再生装置。Tape traveling drive means capable of traveling and driving the tape wound on the take-up reel and the supply side reel and generating a rotation signal according to the number of revolutions of the take-up reel and the supply side reel when the tape is run, A rotation signal detection unit that detects a rotation signal generated by the tape traveling drive unit; a tape area calculation unit that calculates an upper area of the tape wound on the reel based on a rotation signal detection result by the rotation signal detection unit; Storage means for storing the tape area data calculated by the tape area calculation means, and comparing the tape area data stored in the storage means with the next input tape area data to output the smaller tape area data A comparing means; and a tape running control means for controlling the tape running driving means based on the tape area data output from the comparing means. , Said tape running control means, that the basis of the tape area data from the comparing means sets the deceleration point of the tape is controlled to perform the deceleration of the tape relative to the tape running driving means on the basis of the deceleration point A magnetic recording / reproducing apparatus characterized by the above-mentioned.