JP3552137B2 - 蚊取線香 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃焼時に発生する煙の刺激臭を抑制し、かつ燃焼時間を延長することができる蚊取線香に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、蚊取線香は燃焼により発生する煙により除虫効力を発揮する。蚊取線香は、燃焼作用を有する支燃剤、殺虫成分、香料、色素、防カビ剤、及び結合剤から構成されている。このうち、支燃剤は、除虫菊抽出粉末、木粉末、杉、茶、松の葉茎粉末等から構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
蚊取線香を燃焼させると、蚊取線香から煙が発生し、このとき独特の刺激臭が発生する。この刺激臭は、支燃剤によるものが大部分を占めており、特に、松、杉等の粉末によるところが多い。除虫菊抽出粉末については、松、杉等に比べれば発生する刺激臭は少ないものの、やはり、木粉に因る刺激臭は十分には緩和できていなかった。
【0004】
そこで、本発明は上記事情に鑑みて成されたもので、燃焼時に発生する煙の刺激臭を抑制し、かつ燃焼時間を延長することができる蚊取線香を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる蚊取線香は、菊花粉末が一成分として所定量配合されたものである。
前記菊花粉末は、乾燥重量3重量%以上70重量%以下の割合で配合することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の蚊取線香は、基剤(支燃剤)、殺虫成分、香料、色素、防カビ剤、及び結合剤等に、さらに菊花を加えたものである。
支燃剤としては、除虫菊抽出粉末、木粉末、杉、茶、松の葉茎粉末、甘草、陳皮等が使用でき、通常、蚊取線香に対して50重量%〜80重量%の範囲で配合されている。また、殺虫成分としては、dl,d−T80−アレスリン等が使用でき、色素としては、アラカイトグリーン等が使用でき、防カビ剤としては、デヒドロ酢酸、ナトリウム塩、ソルビン酸、カリウム塩等が使用でき、結合剤としては、CMC、コーンスターチ、タブ粉、デキストリン、澱粉、アラビアゴム等が使用できる。
【0007】
なお、上記殺虫成分は、以下に挙げるアレスリンの異性体であり、さらに他のピレスロイド系化合物を用いることができる。そのようなピレスロイド系化合物としては、フェノトリン(3−フェノキシベンジル d−シス/トランス−クリサンテマート)、ペルメトリン(3−フェノキシベンジル dl−シス/トランス−2,2−ジメチル−3−(2’,2’−ジクロロビニル)−シクロプロパンカルボキシレート)、レスメトリン((5−ベンジル−3−フリル)メチル d−シス/トランス−クリサンテマート)、アレスリン(dl−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル dl−シス/トランス−クリサンテマート)、フタルスリン (1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−ジオキソ−2−インドリル dl−シス/トランス−クリサンテマート)、エムペントリン(1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル dl−シス/トランス−クリサンテマート)、1−エチニル−2−エチル−2−ペンテニル−2,2,3,3−テトラメチル−シクロプロパンカルボキシレート、1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル−2,2−ジメチル−3−(2’,2’−ジクロロビニル)−シクロプロパンカルボキシレート、プラレトリン((+)−2−メチル−4−オキソ−3−プロパルギルシクロペント−2−エニル d−シス/トランス−クリサンテマート)、テフルスリン(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル−3−(2’−クロロ−3’,3’,3’−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、ベンフルスリン(2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)およびこれらの化合物の異性体、誘導体および類縁体などが用いられ、これらピレスロイド系化合物より選択した一種以上の化合物を、害虫防除用エアゾールに配合できる。
【0008】
本発明における蚊取線香には、通常用いられている効力増強剤、揮発率向上剤、消臭剤、香料、着色剤等の各種添加剤を任意に添加することができる。効力増強剤としては、ピペロニルプトキサイド、N−プロピルイゾーム、MGK−264、サイネピリン222、サイネピリン500、リーセン384、IBTA、S−421等が、揮散率向上剤としては、フエネチルイソチオシアネート、ハイミツクス酸ジメチル、硝酸カリ、二酸化マンガン等が、消臭剤としてはラウリル酸メタクリレート(LMA)等が、香料としては、シトラール、シトロネラール等が夫々例示できる。
【0009】
なお、上記成分は、それらに限定されるものではない。
【0010】
そして、新たに配合される菊花は、学名Chrysanthemum morifolium Ramatulle又はChrysanthemum indicum Linne の頭花である。
一方、支燃剤を構成する除虫菊は、学名Chrysanthemum cinerariaefolium Bocc である。
上記菊花と除虫菊とは、同じキク科であるがそれぞれ区別される。菊花は、漢方で良く使用され、服用すれば解熱、鎮静、鎮咳等の効果を有し、また安眠効果があり、独特の臭いを有する。一方、除虫菊は、菊花のような生薬としての効果はなく、また臭いも殆どない。
【0011】
菊花粉末を蚊取線香に対して3重量%以上配合すると、刺激臭が抑制されることが確認され、30重量%以上配合すると刺激臭が完全に抑えられることが確認された。なお、菊花粉末は70重量%まで配合可能である。
さらに、従来構成の蚊取線香に菊花粉末を配合することにより、燃焼性が改善されるとともに燃焼時間が延長されることが確認された。
【0012】
なお、以上説明した形態では、蚊を対象としているが、ゴキブリ、蠅等を対象とした線香にも適用可能である。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明する。
表1は本発明の蚊取線香A、Bと従来の蚊取線香Cとを刺激臭及び燃焼時間において対照比較したものである。
【0014】
本発明の蚊取線香Aは、菊花粉末に対し、支燃剤として杉粉、除虫菊粉、木粉、結合剤としてタブ粉、防腐剤としてデヒドロ酢酸ナトリウム、及び殺虫成分としてdl,d−T80−アレスリンを所定量添加混合し、この混合物に予め40℃程度の温湯に溶解させた着色剤としてマラカイトグリーンを添加し、10分程度練合後成型乾燥したものである。
【0015】
また、本発明の蚊取線香Bは、上記蚊取線香Aにおいて、支燃剤として用いられている杉粉を配合せずに、菊花粉末を増量して上記蚊取線香Aと同様にして得たものである。
なお、対照比較される従来の蚊取線香Cは、菊花粉末を配合せずに上記蚊取線香A,Bと同様にして得たものである。
【0016】
蚊取線香A,B,Cは、それぞれ1本当たり約13gとした。
【0017】
【表1】
Figure 0003552137
【0018】
刺激臭は、直径2cm、高さ40cmのガラスシリンダー内で各蚊取線香を、それぞれ燻煙させることにより比較した。この結果、菊花粉末が配合された蚊取線香A,Bの方が、菊花粉末が配合されていない蚊取線香Cに比して刺激臭が抑制されることが確認された。さらに、菊花粉末を増量することにより、さらに刺激臭が抑制され、菊花粉末を30重量%配合したときに刺激臭が消滅することが確認された。
【0019】
燃焼時間は、無風の室内で各蚊取線香を燃焼させることにより比較した。各蚊取線香をそれぞれ5回に亘って燃焼させたところ、蚊取線香Aの燃焼時間は、7時間乃至7時間20分の範囲に存在し、平均燃焼時間は7時間12分であった。また、蚊取線香Bの燃焼時間は、7時間20分乃至7時間40分の範囲に存在し、平均燃焼時間は7時間30分であった。さらに、蚊取線香Cの燃焼時間は、6時間50分乃至7時間10分の範囲に存在し、平均燃焼時間は7時間5分であった。
【0020】
以上の結果から、菊花粉末が配合された蚊取線香A,Bの方が、菊花粉末が配合されていない蚊取線香Cに比して燃焼時間が延長されることが確認された。また、菊花粉末を増量することにより、燃焼時間が延長されることが確認された。なお、菊花粉末が配合された蚊取線香A,Bにあっては、燃焼中の立ち消えは確認されなかった。
【0021】
【発明の効果】
以上説明した発明によれば、菊花粉末を配合することにより、燃焼時に発生する刺激臭を抑制することができるとともに、燃焼性を改善し、かつ燃焼時間を延長させることができる。

Claims (2)

  1. 菊花粉末が一成分として所定量配合されたことを特徴とする蚊取線香。
  2. 前記菊花粉末が、3重量%以上70重量%以下の割合で配合されることを特徴とする請求項1に記載の蚊取線香。
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