JP3550298B2 - シート給送装置及びシート処理装置 - Google Patents

シート給送装置及びシート処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば多数枚のシート状原稿を連続して給送して原稿情報を自動的に読取る読取装置の給紙部等に適用されるシート給送装置に関し、特にシートの送り異常検知機能を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のシート給送装置としては、多数枚のシートを積載するシート積載部と、このシート積載部からシートを一枚ずつ分離給送する給送手段と、この給送手段によって給送されるシートの厚さを検出するシート厚検出手段と、シートの基準厚さを記憶する記憶手段と、シート厚検出手段によって検出されたシート厚さが記憶手段に記憶されているシートの基準厚さと異なる場合にシートの送り異常と判定する送り異常判定手段と、を備えた構成となっている。
【0003】
また、従来からシートの間に仕切シートを挿入し、各種設定を変更することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記した従来のシート給送装置の場合には次のような問題があった。
【0005】
すなわち、最初に基準となるシート厚さを記憶させておくとシートの送り異常検知の精度は上がるものの、途中に介装される仕切シートが基準となるシート厚と異なる場合には、仕切シートの給送を送り異常であると判断してしまう。
【0006】
また、仕切シートを用いない場合でも、同様に、シート厚さが異なる別の種類のシートが混入している場合には、この別種のシートの給送が送り異常であると判断されてしまう。
【0007】
さらに、送り異常検知の基準となる厚さが異なるために、厚さAのシート束の後に続けて厚さBのシート束を同時に送れない。
【0008】
また、途中までシートの厚さが同じで続けて各種類のシートを送る場合に、シート厚さが同じ間は送り異常検知を有効に働かせたいが、シートの厚みが切り替わる時点が分からないので、途中で送り異常検知を無効にできない。
【0009】
本発明は上記した従来技術の問題を解決するためになされたもので、第1の目的は、シート給送装置が仕切シートを給送したときに送り異常検知をさせないようにすることにある。
【0010】
第2の目的は、仕切シートの制御情報によって、仕切シートが送られた後(直後とは限らない)のシート厚の参照信号を記憶する/しないを判断可能とすることにある。
【0011】
第3の目的は、仕切シートの制御情報によって、仕切シートが送られた後(直後とは限らない)のシートに対する送り異常判定の有効/無効を判断可能とすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、
多数枚のシートを積載するシート積載手段と、
該シート積載手段からシートを一枚ずつ分離給送する給送手段と、
該給送手段によって給送されるシートの厚さを検出するシート厚検出手段と、
給送されるシートの基準となる厚さを参照信号として記憶する記憶手段と、
前記シート厚検出手段によって検出されたシートの厚さが記憶手段に記憶されている参照信号と異なる場合にシートの送り異常と判定する送り異常判定手段と、
前記シート積載手段上の多数枚のシートの間に介装される仕切シートに付された制御情報を読み取る読取手段と、を備えたシート給送装置において、
前記読取手段によって読み取った制御情報から給送されるシートが前記仕切シートかどうかを識別する仕切シート識別手段と、
前記送り異常判定手段によって送り異常と判定され、かつ前記仕切りシート識別手段によって仕切シートと識別された場合に、前記送り異常判定手段による送り異常判定を取り消す送り異常判定取消手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
送り異常としては、シートが複数枚重なって給送される重送の場合(シート厚が参照信号よりも大きい場合)、処理対象のシートよりも厚い別種のシートが送られた場合(シート厚が参照信号よりも大きい場合)、処理対象のシートよりも薄い別種のシートが送られた場合(シート厚が参照信号よりも小さい場合)の3つの態様がある。
【0014】
本発明によれば、シート厚検出手段によって検出されたシート厚から送り異常判定手段によって送り異常と判定された場合でも、送り異常と判定されたシートが仕切シート識別手段によって仕切シートと識別された場合には、送り異常判定取り消し手段によって送り異常の判定が取り消され、仕切シートの厚さが処理対象のシートの厚さよりも厚い場合、あるいは薄い場合でも送り異常と判断されることがない。
【0015】
このことにより、送り異常検知を有効にしたまま、同一厚さである同じ種類のシートの中に異なる厚さの仕切シートを入れても送り異常検知されない。
【0016】
読取手段によって読み取られる仕切シートの制御情報から、仕切シートが送られた後に送られるシートの厚さを記憶手段に参照信号として記憶するか記憶しないかを判断する手段を備えていることを特徴とする。
【0017】
たとえば、異なる種類のシート束を送り異常検知を有効にしたままで連続して送りたい場合には、シート束の間に仕切シートを挟み、仕切シートの制御情報に仕切シートが送られた後に送られるシートの厚さを参照信号として記憶させる旨の情報を書き込んでおく。このようにすれば、前段のシート束については対応する参照信号を基準にして送り異常検知がなされ、仕切シートについては送り異常検知と判断されず、後段のシート束については仕切シートに付された制御情報に基づいて仕切りシートの後(直後とは限られない)に送られるシートの厚さが参照信号として記憶手段に記憶され、この参照信号に基づいて送り異常が判定されることになる。したがって、前段のシート束とシート厚さの異なる後段のシート束の送り異常判定も連続して行うことが可能となり、異なる種類のシートの束を一度に給送することができる。もちろん、2種類に限らず異なるシートの束を複数一度に送る場合には、切り替わる所々に仕切シートを挟んでやればよい。
【0018】
同一厚さのシート束の間に仕切シートを挟む場合には、制御情報に仕切シートが送られた後に送られるシートの厚さを参照信号として記憶させる必要はないので、参照信号として記憶させない旨の情報を書き込んでおけばよい。
【0019】
制御情報にかかわらず、仕切シートが識別された場合には、仕切シートの後に送られるシートについてはすべてシート厚を参照信号として記憶させるようにしてもよい。
【0020】
また、読取手段によって読み取られる仕切シートの制御情報から、仕切シートが送られた後に送られるシートに送り異常判定手段を有効とするか無効とするかを判断する手段を備えていることを特徴とする。
【0021】
このようにすれば、仕切シートによって送り異常判定の有効/無効を給送途中でも容易に切り替えることができる。したがって、シート束の途中から送り異常検知を解除したい場合には送り異常検知を解除するシートの前に送り異常検知を止める制御情報が書かれた仕切シートを挟んでやればよい。逆に、シート束の途中から送り異常検知を機能させたい場合には、機能させたいシートの前に送り異常検知を有効にする制御情報が書かれた仕切シートを挟んでやればよい。
【0022】
また、本発明のシート処理装置は、給送手段によって給送されたシートの処理をするシート処理部を備えていることを特徴とする。
【0023】
仕切シートを利用することにより、厚さの異なるシートについても送り異常判定を適宜有効にしながら大量に処理をすることができる。
【0024】
さらに、シートはシート状の原稿であり、シート処理部はシート状の原稿の情報を読み取る原稿読取手段によって構成されることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0026】
本実施の形態では、送り異常として重送(シート厚が参照信号よりも大きい場合)のみの例について説明する。
【0027】
図2は本発明の一実施の形態に係るシート給送装置が適用された原稿読取装置の全体構成を示し、図1には本発明の特徴である制御系の構成を模式的に示している。
【0028】
説明の順番として、まず図2を参照して原稿読取装置の全体構成について説明し、次いで図1を参照してその制御系の構成について説明するものとする。
【0029】
まず、原稿読取装置の全体構成について説明すると、図2において、100はシート材としての多数枚のシート状の原稿2を積載可能のシート積載手段としての原稿台であり、この原稿台100は原稿2の残枚数に応じて不図示の原稿台モータによって上下動される。
【0030】
200は給紙部で、送り出し手段を構成するピックアップ部210と、フィードローラユニット220と分離ユニット260からなる分離搬送部250とから構成されている。
【0031】
ピックアップ部210は、原稿を原稿取り込み口から分離部に送り込むピックアップローラ211と、ピックアップローラ211を回転駆動するための駆動源となるモータ213と、モータ213の駆動力をピックアップローラ211に伝達する動力伝達手段としてのベルト212とから構成されている。
【0032】
分離搬送部250はフィードローラユニット220と分離ユニット260とで、ピックアップローラ211によって1枚もしくは複数枚送り込まれた原稿から最も上の原稿を一枚だけ分離搬送するように構成される。
【0033】
フィードローラユニット220は搬送方向に回転するフィードローラ221とこれを駆動するモータ222とこれらを連結するベルト223を備えている。
【0034】
フレーム224はフィードローラ221を軸225周りに揺動自在に保持する。そしてフィードローラ221は、バネ226によって上方に付勢されると共に、モータ227に一体になったカム228によって軸225周りに揺動する。
【0035】
カム228は搬送する原稿の厚みによって、フィードローラ221と分離ローラ261との軸間距離を調整できるようになっている。
【0036】
また、分離ユニット260(分離部)の分離ローラ261はベルト262によってモータ263に連結され、フィードローラとは逆方向に回転することによって一枚もしくは複数枚送り込まれた原稿の最も上にある一枚以外の原稿の分離部以降への侵入を止めている。
【0037】
300はレジスト部で、301はレジスト上ローラ、302はレジスト下ローラでこれらは図示しないギアによって連結されている。また、このレジストローラ対301,302はメインモータからの駆動に対して、図示しないクラッチにて連結・非連結を制御され、分離部より搬送された原稿読取部への搬送を制御している。
【0038】
400は原稿の画像を読取る原稿読取部で、410は上読取ユニットで内部には照明用の光源であるLEDアレイ411、結像用のレンズアレイ412、画像読取用の密着センサ413がケーシング414に収められている。
【0039】
420は下読取ユニットで、内部には照明用の光源であるLEDアレイ421、結像用のレンズアレイ422、画像読取用の密着センサ423がケーシング424に収められている。
【0040】
また、401,402は読取ガイドローラでメインモータからの駆動が図示しないベルトなどの駆動伝達手段によって伝達されている。403,404はそれぞれ上述した読取ローラと対となる従動ローラである。
【0041】
500は搬送部で、501は搬送ローラでメインモータからの駆動が連結されている。502は搬送ローラ501に対向する従動ローラである。503,504は読み取り部を通過した原稿を案内する搬送ガイドである。
【0042】
600は排紙部で、排紙ローラ601とその従動ローラ602によって搬送部を通過してきた原稿を排紙部600から排紙台603上に排出する。また、排紙部600には原稿通過時に原稿に搬送方向と直交する方向に波打たせるように搬送方向の丸まりを防ぎ排紙の整列性を確保する図示しない弾性部材が複数設けられている。
【0043】
次に上記原稿読取装置の制御系について説明する。
【0044】
すなわち、分離搬送部の前後に設けられた原稿検知部10,11と、給紙部200から給送される原稿2の厚さを検出するシート厚検出手段としての原稿厚検出部12と、仕切シート3の制御情報を読み取る読取手段を兼ねる密着型センサを備えた上記した原稿読取部400と、原稿厚検出部12から入力される原稿厚さ信号および原稿読取部400から入力される仕切シート3の制御情報を所定のプログラムに沿って演算処理をするCPU等の処理部13と、この処理部13での実行プログラムや原稿の基準厚さが参照信号として記憶されるRAM,ROM,HD,FD,CD等の記憶手段としてのメモリ14と、CRT等の表示部15や搬送系を駆動するモータ制御部16との各種出力装置とから構成されている。
【0045】
原稿2は、読み取り開始の命令により、原稿台100の上昇と共に上昇し、ピックアップローラ211の順方向の回転によって1枚または2枚の原稿2が検知部10,11の方向へ送り出される。
【0046】
原稿検知部1011で原稿2が搬送されてきたことを検知すると、分離ローラ261が上下動して原稿2が1枚だけ通れる隙間を送りローラ221と分離ローラ261の間に作り、原稿2が重送されてきた場合、送りローラ221の順方向の回転と分離ローラ261の逆方向の回転により原稿2が1枚だけレジスト部300へ送り出される。
【0047】
原稿2はレジスト部300を経て、原稿厚検出部12で原稿2の紙厚が検出される。この原稿厚検出部12の構成としては、たとえば、図3(a),(b)に示すような構成が適用可能である。
【0048】
すなわち、図3(a)に示す原稿厚検出部12は、一端が軸12aに揺動自在に支持されて自由端が下押え12bの上面に当接する測定レバー12cと、この測定レバ12cーの回転量をアナログ電気信号に変換するロータリエンコーダ12dと、を備えた構成となっている。また、原稿2の搬送に影響を与えない程度の弱いばね12hが、測定レバー12cを原稿2を下押え12bに対して押し付ける向きに付勢するように設けられている。
【0049】
この場合には、原稿2が通過すると、原稿2の厚さ分だけ測定レバー12cが軸12aを中心にして回転し、直接またはギアを介してロータリエンコーダ12dを回転させる。このロータリエンコーダ12dの回転に比例したアナログ信号が処理部13へ送られる。
【0050】
また、図3(b)に示す原稿厚検出部12は、中途部が軸12eによって回転自在に支持され、一端が下押え12bの上面に当接する測定レバー12fと、この測定レバー12fの他端が対向して測定レバー12fによって光が遮断された量によって測定レバー12fの回転量を電気信号に変換するフォトインタラプタ12gと、を備えた構成となっている。
【0051】
この例は、上記したロータリエンコーダ12dの代わりにフォトインタラプタ12gを付けたものである。この場合も原稿厚に比例したアナログ信号がフォトインタラプタ12gから処理部13へ送られる。
【0052】
原稿厚検出部12から検出された信号は、処理部13へ送られた後、A/D変換され、参照信号としてメモリ14に貯えられたり、これ以前に貯えられたメモリ14内の参照信号と比較される。
【0053】
もっとも、A/D変換しないで、アナログ信号のままサンプルホールドしてコンパレータで比較してもよい。
【0054】
次に、原稿2は原稿読み取り部400で原稿表面の情報が読み取られ、搬送ローラ501,502を経て、排紙部600の排紙ローラ601,602によって排紙台603に排紙される。
【0055】
送りローラ221と分離ローラ261で原稿2が分離されなかった場合、重送した原稿2は搬送ローラ300を経て原稿厚検出部12から参照信号より大きな信号が処理部13に送られる。
【0056】
処理部13は参照信号より大きな信号が入力された時には送り異常として重送と判定する。参照信号は原稿2の判定基準となるので、原稿厚のばらつきを考慮して読み取った測定厚よりもαだけ大きい値とすればよい。この意味で処理部13は本願発明の送り異常判定手段として機能する。送り異常、この実施の形態では重送と判定すると、表示装置15に重送の表示を出力し、必要ならばモータ制御部16に信号を送りモータを停止させる。
【0057】
ここで、重送検知を有効にしたまま同一厚さである同じ種類の原稿の中に、原稿厚よりも大きい厚さの仕切シート3を挟んだ場合について説明する。
【0058】
初めに送る原稿の紙厚の参照信号を取り(手動または1枚目で自動的に参照信号を取る)搬送を開始する。最初の原稿が送り終わると仕切シート3が送り出される。図4に示すように、仕切シート3が給送されると原稿厚検出部12によって検出される原稿厚信号が参照信号よりも大きいために、処理部13において重送と判定されてしまう(ステップ1,2)。しかし、原稿読取部400によって読み取られた仕切シート3の制御情報から仕切シート3と識別された場合には、処理部13において重送の判定が取り消され(ステップ3,4)、仕切シート3に書き込まれた制御情報に基づいて、仕切シート3の後の原稿の読取が続行される。この制御プログラムがメモリ14に予め記憶されており、処理部13において実行される。したがって、処理部13が、本願発明の、仕切シート識別手段、送り異常判定手段および送り異常判定取り消し手段として機能することになる。
【0059】
このことにより、送り異常としての重送検知を有効にしたまま、同一厚さである同じ種類の原稿の中に異なる厚さの仕切シート3を入れても重送検知されない。
【0060】
次に、厚さの違う2種類の原稿2の束に仕切シート3を挾んで搬送させる場合について説明する。
【0061】
初めに送る原稿2の紙厚の参照信号を取り(手動または1枚目で自動的に参照信号を取る)搬送を開始する。最初の原稿が送り終わると仕切シート3が送り出され、原稿厚検出部12で紙厚が検出されるとき初めの原稿の厚さよりも仕切シート3の厚さが厚い時、本来ならば処理部13によって重送(送り異常)であると判断されてしまう。
【0062】
しかし、原稿読み取り部400で読みこまれた原稿2が処理部13で仕切シート3であると判断すると、重送(送り異常)検知の判断を取り消す。
【0063】
そして、次に送られてくる原稿2の参照信号を取るか/取らないかを仕切シート3に書かれている制御情報によって切り替える。次の原稿の参照信号を取るように書かれている仕切シート3であれば最後まで重送(送り異常)検知をしながら読み込める。
【0064】
もっとも、仕切シート3が来た時に制御情報の内容に関わらず次の紙の参照信号を取るように設定してもよい。
【0065】
2種類に限らず異なる原稿の束を複数一度に送る時には切り替わる所々に仕切シート3を挾んでやればよい。
【0066】
仕切シート3が重送(送り異常)と判断されなくても原稿読み取り部400からの信号は常に仕切シート3か否かの判断を処理部13で当然行っている。
【0067】
原稿2の途中から重送検知(送り異常検知)を止めたい場合も重送検知(送り異常検知)を止める原稿の前に次から重送検知(送り異常検知)を止める制御情報の書かれた仕切シート3を挾んでやればよい。また、その逆も可能である。
【0068】
原稿厚の参照信号を取るか否か、重送検知(送り異常検知)を使用するか否かを仕切シート3に一緒に制御情報として書き込めば同時に制御可能である(重送検知(送り異常検知)off、重送検知(送り異常検知)on/参照信号取る。重送検知(送り異常検知)on/参照信号取らない)。
【0069】
上記実施の形態では、原稿読み取り部400と仕切シート3の制御情報を読み取るセンサは同じであるが、仕切シート3専用の読み取りセンサを設けてもよい。また、原稿厚検出部12は原稿読み取り部400の後ろにつけてもよい。
【0070】
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、原稿厚が参照信号よりも大きい場合の送り異常として重送のみを例として説明したが、原稿厚が読取対象の原稿とは別種の厚手の原稿の場合もあり得る。この場合には制御系の構成は上記実施の形態と全く同一である。
【0071】
一方、原稿厚が参照信号よりも薄い薄手の原稿が送られた場合に送り異常と判定する場合でも同様に制御できる。
【0072】
この場合には、原稿厚検出部12からの検出信号が参照信号よりも小さい場合に送り異常と判定される。したがって、処理対象の原稿3よりも薄手の仕切シート3の場合に仕切シート3が送り異常と判定されることになるので、仕切シート3と識別された場合に、送り異常の判定を取り消すようにすればよい。
【0073】
また、参照信号よりも大きい場合と小さい場合とで、閾値を選択できるようにすれば、参照信号よりも大きい場合の送り異常判定と、参照信号よりも小さい場合の送り異常判定の両方を同時に行うことができる。
【0074】
なお、上記各実施の形態では本発明を原稿読取装置に適用した場合について説明したが、大量のシートに各種処理をする種々の処理装置に適用可能である。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シート厚検出手段によって検出されたシート厚から送り異常判定手段によって送り異常と判定された場合でも、送り異常と判定されたシートが仕切シート識別手段によって仕切シートと識別された場合には、送り異常判定取り消し手段によって送り異常の判定を取り消すようにしたので、仕切シートの厚さが処理対象のシートの厚さよりも厚い場合でも送り異常と判断されることがない。
【0076】
また、仕切シートの制御情報から仕切シートが送られた後に送られるシートの厚さを記憶手段に参照信号として記憶するか記憶しないかを判断するようにすれば、前段のシート束とシート厚さの異なる後段のシート束の送り異常判定も連続して行うことが可能となり、異なる種類のシートの束を一度に給送することができる。
【0077】
また、読取手段によって読み取られる仕切シートの制御情報から、仕切シートが送られた後に送られるシートに送り異常判定手段を有効とするか無効とするかを判断する手段を備えていれば、仕切シートによって送り異常判定の有効/無効を給送途中でも容易に切り替えることができる。
【0078】
さらに、本発明のシート処理装置によれば、仕切シートを利用することにより、厚さの異なるシートについても送り異常判定を適宜有効にしながら大量に処理をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係るシート給送装置が適用されたシート処理装置としての原稿読取装置の概略構成図である。
【図2】図2は図1の原稿読取装置の構成を詳細に示す図である。
【図3】図3(a),(b)はそれぞれ図1の原稿厚検知部の構成例を示す図である。
【図4】図4は図1の装置の仕切シートの送り異常判定取り消しのフローチャートの一例である。
【符号の説明】
2 原稿
10 原稿検出部
11 原稿検出部
12 シート厚検出部
13 処理部(送り異常判定手段,送り異常判定取り消し手段,シート識別手段)
14 メモリ
15 表示装置
16 モータ制御部
100 原稿台
211 ピックアップローラ
221 送りローラ
261 分離ローラ
301,302 搬送ローラ
400 原稿読み取り部
501 搬送ローラ
601 排紙ローラ
603 排紙台

Claims (5)

  1. 多数枚のシートを積載するシート積載手段と、
    該シート積載手段からシートを一枚ずつ分離給送する給送手段と、
    該給送手段によって給送されるシートの厚さを検出するシート厚検出手段と、
    給送されるシートの基準となる厚さを参照信号として記憶する記憶手段と、
    前記シート厚検出手段によって検出されたシートの厚さが記憶手段に記憶されている参照信号と異なる場合にシートの送り異常と判定する送り異常判定手段と、
    前記シート積載手段上の多数枚のシートの間に介装される仕切シートに付された制御情報を読み取る読取手段と、を備えたシート給送装置において、
    前記読取手段によって読み取った制御情報から給送されるシートが前記仕切シートかどうかを識別する仕切シート識別手段と、
    前記送り異常判定手段によって送り異常と判定され、かつ前記仕切りシート識別手段によって仕切シートと識別された場合に、前記送り異常判定手段による送り異常判定を取り消す送り異常判定取消手段と、を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 読取手段によって読み取られる仕切シートの制御情報から、仕切シートが送られた後に送られるシートの厚さを記憶手段に参照信号として記憶するか記憶しないかを判断する手段を備えている請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 読取手段によって読み取られる仕切シートの制御情報から、仕切シートが送られた後に送られるシートに送り異常判定手段を有効とするか無効とするかを判断する手段を備えている請求項1または2に記載のシート給送装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一の請求項に記載シート給送装置によって給送されたシートの処理をするシート処理部を備えていることを特徴とするシート処理装置。
  5. シートはシート状の原稿であり、シート処理部はシート状の原稿の情報を読み取る原稿読取手段によって構成されることを特徴とする請求項4に記載のシート処理装置。
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