JP3549783B2 - インクジェット捺染装置 - Google Patents

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    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
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  • Coloring (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット方式を用いる捺染装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、布帛に図柄を印捺する方法としては、スクリーン捺染法,ローラ捺染法,ロータリースクリーン捺染法,転写捺染法等が用いられてきたが、図柄の変更毎にスクリーン枠,彫刻ローラ,転写紙等を用意する必要があり、これらスクリーン枠,彫刻ローラ,転写紙の作成はかなり高価であるため、かなりのロットを生産しなれば不経済であるという問題点とともに、ファッションの多様化に迅速に対応出来ないという欠点を有しており、これらの欠点を解決するために、スキャナーで見本を読み取り、コンピュータで画像処理を行い、その結果をインクジェット方式で印捺する技術が開発されてきた。
【0003】
インクジェット方式を用いた従来の捺染装置の一実施形態を図2に示す。
まず、布帛供給部(5)から送り出された捺染対象の布帛(2)を下流側の捺染部(6)の方向に移送し、ワークステーション等から送信されたデジタル信号に基づいて、走行するインクジェットノズル(7)より染料インクを吐出せしめ、布帛(2)に付与する。
【0004】
その後、布帛(2)は乾燥部(8)を通過することにより、所望の水分率になる様乾燥され、最後に巻き取りローラ等の布帛回収手段(9)によって回収されるのである。この様にして染料インクが付与された布帛(2)は、続いて一般的に染色・捺染工程で用いられる湿熱処理装置などの発色固着手段に供給されて発色・固着の工程を経た後、適宜洗浄や仕上げ処理を施され、製品となるのである。
【0005】
上記のインクジェット捺染において、一般的に染料インクは、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の三原色にブラック(K)を加えた計4色を基本色とし、求められる捺染品位に応じて適宜オレンジ,バイオレット,グリーン等の補間色を使用したり、ライトシアン,ライトマゼンタ,ライトイエロー及びグレー等の淡色を使用することが行われている。
【0006】
そして、上記の染料インクは、各色毎にそれぞれ独立した容器にセットされており、上記デジタル画像信号に基づいて、要求のあった色の染料インクをインクジェットノズル側に供給するのである。例えば、所望の色がグリーンであって、これをシアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの計4色の染料インクを用いて捺染する場合、シアンとイエローの染料インクがインクジェットノズルに供給され、これらを個々のノズルよりほぼ同時に、かつ布帛上のほぼ同一箇所に吐出してドットを形成せしめることによりグリーンを表現するのである。
【0007】
しかしながら、この様なインクジェット捺染装置の場合、上述の様に捺染部において異なる色の染料インクが、ほぼ同時に、かつ布帛上のほぼ同一箇所に吐出されるため、未乾燥で相溶性の高い状態の異なる染料インクが互いに混ざり合って、色調が不鮮明になり、さらには図柄の輪郭が不明瞭となるという問題を有していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであって、鮮明な色調及び明瞭な図柄を表現することが可能なインクジェット捺染装置の提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、以下の手段により解決される。
【0010】
まず、第一番目の発明は、布帛に染料インクを吐出するインクジェットノズルを有する捺染部と、布帛を上記捺染部側へ供給する布帛供給部と、上記捺染部にて捺染された布帛を乾燥せしめる乾燥部とを備えたインクジェット捺染装置において、上記捺染部を使用する染料インクの色数と同数備え、かつそれぞれの捺染部の下流側に乾燥部が設けられていること特徴とするものである。
【0011】
また、第二番目の発明は、上記の第一番目の発明に記載のインクジェット捺染装置において、イエロー捺染部,マゼンタ捺染部,シアン捺染部,ブラック捺染部を含む、少なくとも4つ以上の捺染部を有し、かつこれらの複数捺染部が布帛進行方向において上流からブラック捺染部、シアン捺染部、マゼンタ捺染部、イエロー捺染部の順に配置されていることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施形態の一例を説明する。
【0013】
まず、図1に示すように、本発明のインクジェット捺染装置(1)は、上述の様に、布帛(2)に染料インクを吐出するインクジェットノズルを有する捺染部(3)を複数備え、かつ該捺染部の台数を、使用する染料インクの色数と同数にして、さらにそれぞれの捺染部(3)の布帛進行方向における下流側に乾燥部(4)を設けるものである。
【0014】
例えば、染料1,染料2,染料3の3種類の染料インクを用いる場合、染料1〜3の何れか1つのみをぞれぞれ吐出する染料1捺染部(3a)、染料2捺染部(3b)、染料3捺染部(3c)を布帛供給部(5)から送り出された布帛(2)の進行方向に沿って配置し、その下流側に乾燥部(4)が配置されるよう構成するのである。
【0015】
なお、より良好な鮮明性及び明瞭性を得るには、少なくとも上記のイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色の染料インクを必ず使用し、かつ捺染部(3)の配置を布帛進行方向において上流からブラック捺染部、シアン捺染部、マゼンタ捺染部、イエロー捺染部の順とすることが肝要である。
【0016】
特に、色調の鮮明性や図柄の明瞭性において、優れた品位が求められる場合には、上記の例の様に、少なくともイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色の染料インクを用いることが好ましく、適宜ライトイエロー,ライトマゼンタ,ライトシアン,グレー等の淡色染料インクや、バイオレット,オレンジ,グリーン等の補間色を用いた場合、表現可能な色相範囲を拡大することが可能となる。なお、この様に補間色を用いる場合であっても、上述の様に(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色の染料インクを吐出する捺染部は、布帛進行方向において上流からブラック捺染部、シアン捺染部、マゼンタ捺染部、イエロー捺染部の順に配置されていることが好ましい。
【0017】
本発明に使用するインクジェット方式としては、ノズル内に発熱抵抗素子を埋め込み、その発熱によりインクを沸騰せしめ、その泡の圧力によりインクを吐出せしめるバブルジェット方式、圧電素子に電気信号を加えて変形させインク室の体積変化を励起してインク粒子を吐出せしめるパルスジェット方式、超音波振動しているノズルからインクを加圧連続噴射させて粒子化せしめ、粒子を荷電量に制御一定電解中を通過偏向させ、記録,非記録粒子に分けて記録する荷電制御方式等が例示される。
【0018】
【実施例】
以下、実施例に基づき説明する。
まず、布帛として経糸40番手単糸,緯糸40番手単糸(英式綿番手)からなる経密度110本/インチ,緯密度155本/インチの綿平織物を常法にて毛焼き,糊抜き,精練,漂白,シルケットの処理を行い、次いで撥水剤を用いて滲み防止用の前処理を施したものを用いた。
【0019】
続いて、布帛進行方向において上流からブラック捺染部、シアン捺染部、マゼンタ捺染部、イエロー捺染部の順に独立した4つの捺染部が配置されている捺染装置を用い、上記4つの各捺染部に捺染インクを供給するタンクにそれぞれ下記処方のインクを搭載した。
【0020】
Figure 0003549783
【0021】
上記捺染装置には、ブラック捺染部、シアン捺染部、マゼンタ捺染部、イエロー捺染部の各捺染部の下流側に乾燥部が設けられており、該乾燥部において、120℃×90秒間乾燥される。すなわち、本捺染装置では、ブラック染料インク付与→乾燥→シアン染料インク付与→乾燥→マゼンタ染料インク付与→乾燥→イエロー染料インク付与という工程を経由することになるのである。
【0022】
この様にして、染料インク付与及び乾燥といった工程を繰り返した後、湿熱装置に投入され、通常公知の方法により固着・発色処理が行われた後、洗浄・乾燥を経て実施例1の捺染布帛が得られた。
【0023】
次に、一つの捺染部に、ブラック染料インク吐出ノズル,シアン染料インク吐出ノズル,マゼンタ染料インク吐出ノズル,イエロー染料インク吐出ノズルを有するインクジェット捺染装置を用い、各ノズルに連動する染料タンクに下記の処方の染料インクを搭載した。
【0024】
Figure 0003549783
【0025】
この装置に、上記の前処理済布帛を供給し、コンピュータより捺染装置に送信されたデジタルデータに基づいて、適宜各ノズルを制御して所望の染料インクを吐出せしめ、捺染柄を付与した。その後、上記布帛を120℃×90秒で乾燥し、実施例1の捺染布帛と同様の方法で発色・固着せしめた後、洗浄・乾燥して比較例1の製品を得た。
【0026】
この様にして得た実施例1と比較例1の製品を比較したところ、比較例1の製品は色の境界に滲みが発生し、また複数の色が混ぜ合わさって鮮明な色調や図柄の明瞭さにおいて、実施例1の製品に比べ劣っていたが、実施例1の製品は鮮明性・明瞭性において優れた品位を有するものであった。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明の様に、本発明のインクジェット捺染装置によれば、鮮明且つ明瞭な捺染布帛を得ることが可能になるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット捺染装置を表す模式図である。
【図2】従来のインクジェット捺染装置を表す模式図である。
【符号の説明】
1 インクジェット捺染装置
2 布帛
3 捺染部
4 乾燥部
5 布帛供給部
6 捺染部
7 インクジェットノズル
8 乾燥部
9 布帛回収手段

Claims (2)

  1. 布帛に染料インクを吐出するインクジェットノズルを有する捺染部と、布帛を上記捺染部側へ供給する布帛供給部と、上記捺染部にて捺染された布帛を乾燥せしめる乾燥部とを備えたインクジェット捺染装置において、
    使用する染料インクの色数と同数の、それぞれ独立した捺染部を備え、かつそれぞれの捺染部の下流側に乾燥部が設けられていること特徴とするインクジェット捺染装置。
  2. イエロー捺染部,マゼンタ捺染部,シアン捺染部,ブラック捺染部を含む、少なくとも4つ以上の独立した捺染部を有し、かつ上記4つの捺染部が布帛進行方向において上流からブラック捺染部、シアン捺染部、マゼンタ捺染部、イエロー捺染部の順に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット捺染装置。
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