JP3548422B2 - Incinerator - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、回転式のドラムスクリーンを用いて建設残土、伐採枝、生刈草、農産廃棄物、水産廃棄物その他の各種廃棄物を焼却することができる焼却炉の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種の焼却炉として特開平８−１２８６１１号には、横長に構成された炉の基端部にゴミ投入口を設け、先端下部には灰と不焼却物の分別用の排出口を設け、内部にゴミ移動手段と燃焼手段とを具備した構成が知られている。
【０００３】
【発明が解決しょうとする課題】
従来の焼却炉は、効率的な完全焼却に重点がおかれている結果、例えば植物製の廃棄物等は全て焼却するだけで、これを用途に応じて炭化したり焼却することはできなかった。
この発明はそれらの実情に鑑みて、乾燥、炭化、完全な焼却のように燃焼の度合いを自由に設定することのできる焼却炉を提供することを目的として開発されたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記課題を解決するために、請求項１の焼却炉の発明では、
上部に排煙口を形成し下部に灰と不焼却物とを分別して排出可能な排出口を設けたケーシングと、該ケーシングに軸受を介して中空体の回転軸を横架し、該回転軸に同心状に配設されると共に灰を落下させる隙間を有するドラムスクリーンからなる燃焼筒と、該燃焼筒を加熱するバーナーと、ケーシングに取り付けられて上記燃焼筒へ被焼却物を搬送する投入用コンベヤと、前記回転軸の端部に連接された送気手段と、前記回転軸の周壁面に形成されて炉内に送気する複数の噴気孔とを設けており、
被燃焼物の種類と、目的とする乾燥、炭化または燃焼の度合に応じて、前記バーナーの加熱温度と、回転軸の回転速度または炉内滞留時間と、噴気孔から燃焼筒内に送気する空気量とを制御するコントローラとを設け、被燃焼物を前記燃焼筒内で乾燥、炭化または焼却のいずれかに処理してなる、という技術的手段を講じている。
【０００５】
また、 請求項２の焼却炉の発明では、
上部に排煙口を形成し下部に灰と不焼却物とを分別して排出する排出口を設けたケーシングと、該ケーシングに軸受を介して中空体の回転軸を横架し、該回転軸に同心状に配設されてケーシングに保持された乾燥筒と、該乾燥筒の延長上で回転軸に連動可能に取付けられると共に灰を落下させる隙間を有するドラムスクリーンからなる燃焼筒と、前記乾燥筒および燃焼筒を加熱する一対のバーナーと、ケーシングに取り付けられて上記燃焼筒へ被焼却物を搬送する投入用コンベヤと、前記回転軸の端部に連接された送気手段と、前記回転軸の周壁面に形成されて燃焼筒内に送気可能な複数の噴気孔とを設けており、
被燃焼物の種類と、目的とする乾燥、炭化または燃焼の度合に応じて、前記バーナーの加熱温度と、回転軸の回転速度または炉内滞留時間と、噴気孔から乾燥筒および燃焼筒内に送気する空気量とを制御するコントローラを設け、被燃焼物を前記乾燥炉および燃焼筒内で乾燥、炭化または焼却のいずれかに処理してなる、という技術的手段を講じている。
【０００６】
また、請求項３の発明では、
前記回転軸の噴気孔は、回転軸の円周方向に沿って略等間隔に設けると共に、離間した位置の噴気孔はその噴気方向を正逆に配置してそれぞれ噴気が交差するように配置してなる、という技術的手段を講じている。
【０００７】
更に、請求項４の発明では、
前記回転軸の前半部に燃焼筒を連動して回転可能に設け、基端部に攪拌移送手段を連動して回転可能に設けてなり、
上記攪拌移送手段を覆ってケーシングに保持された乾燥筒を同心状に保持して、上記燃焼筒へ被燃焼物を移送可能に形成し、
乾燥筒には被燃焼物の投入用コンベヤを連通させると共に、乾燥筒の基端部にバーナーを配設してなる、という技術的手段を講じている。
【０００８】
また、請求項５の発明では、
投入用コンベヤは、搬送速度が調整可能なスクリューコンベヤからなっており、ケーシングに長手方向に調整可能に取り付けられている、という技術的手段を講じている。
請求項６の発明では、
前記ケーシングは架台を介して車載式に構成されており、投入用コンベヤの投入口並びに灰排出口及び灰以外の不焼却物等の排出口には、それぞれ車輛の左右外方へ延びるパイプコンベヤを着脱自在に配設してなる、という技術的手段を講じている。
また、請求項７の発明では、
前記ケーシングは脚体に昇降手段を具備し、燃焼筒の軸方向において前部を高低調節可能にした、という技術的手段を講じている。
【０００９】
【作用】
この発明の焼却炉は、回転軸が中空に形成され、周壁面に噴気孔が形成され、回転軸に外部の送気手段から送気することによって、酸素を噴気孔から炉内へ均一に供給することができる。
また、被焼却物は投入用コンベヤから乾燥筒または燃焼筒へ搬送することができる。
回転軸の前後に燃焼筒と乾燥筒とを配設したものにおいては、噴気量のコントロールによって乾燥筒と燃焼筒の温度を変化させることができ、乾燥筒で効率よく低温で乾燥させ、燃焼筒で高温で焼却させ全体として効率よく焼却させることができると共に、内部温度の制御によって、炭化をさせることもできる。
着脱自在でパイプコンベヤを投入、排出口に配設するものは、コンパクトに形成して車載式にし、処理設備のない現場において処理をすることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の焼却炉の好適実施について図面を参照しながら説明する。 図１から図３に示す焼却炉１は、そのケーシング３を断面正八角形の筒体としており、設置面Ｇに脚体２を介して先端部（図の右側）をやや低く傾斜させて設定されている。
該ケーシング３は横長の筒状本体３ａの両端部にそれぞれ蓋体３ｂ，３ｂが固定され、各蓋体３ｂ，３ｂの中央部に軸受４，４が配設され、両軸受４，４間に中空の回転軸５がモータ等の駆動手段（図示せず）の駆動により回転するよう架設されている。
この駆動手段による回転軸５の回転速度は一定であってもよいが、本実施例ではコントローラＣによって調整可能となっている。
【００１１】
また、筒状本体３ａの基端内部には、乾燥筒７が中空回転軸５を囲み先端部を開口して中空位置に保持されている。
該乾燥筒７の基端下部には、ケーシング３に固定してゴミ等の被焼却物を投入するコンベヤ８が筒状本体３ａを貫通して連結されている。
コンベヤ８は、図示例の場合、筒体８ａ内にスクリューコンベヤ８ｂを内蔵しており、先端（内端）側の導出口８ｃは直線状に延び、基端（外端）側の投入口８ｄは側方を向くように曲成されている。
【００１２】
このコンベヤ８は、図３に示すようにケーシング３の中心線に対して斜めに配されており、またケーシング３に対する取付位置を長手方向に調整することにより、先端位置を乾燥筒７に対して前後方向に調整することができるので、被焼却物の種類及び大きさにより最適位置に変更することができるようになっている。
そして、このコンベヤ８は搬送速度を調整することができるようになっており、前記コントローラＣによって、焼却条件に応じて搬送量を調整することができる。
このように投入方法としてコンベヤ８を用いたので、コンベヤ８の搬送速度をコントロールすることができ、焼却炉の過度の温度上昇を防止することができ、また被搬送物の種類や大きさに応じた投入位置に調整して、効率的な燃焼を図るることができる。
【００１３】
次に、乾燥筒７の内側において、中空回転軸５には攪拌手段の一例として示す攪拌羽根９が支持体１０を介して配設されている。
この攪拌羽根９にはスクリュー羽根（リボンスクリュー）を巻着して被焼却物の移送を容易にしてもよい。
【００１４】
ケーシング３の先端内部には、燃焼筒１１が中空回転軸５を囲むように支持体１２、１２を介して中空回転軸５に固定されている。
該燃焼筒１１は、金属筒体からなる基端筒部１１ａに略同一径からなって筒状に形成された火格子１１ｂが連設されたドラムスクリーンからなっている。
基端筒１１ａは、前記乾燥筒７の先端部に外嵌し回転可能な間隔をあけて配置されており、乾燥筒７から移送された被燃焼物を火格子１２ｂへ移す中継部分となっている。
【００１５】
次に、火格子１１ｂは、前後に延びる直線状の棒材を円周方向に等間隔に複数配置し、その周りを長尺状の丸棒を用いて排出側へ傾くように螺旋状に巻き、前後に所定の目孔が形成されるようにして筒状としたものである。
これにより、火格子１１ｂ内の被燃焼物は火格子１１ｂの回転により回転方向に力が作用するが、火格子１１ｂの周壁は螺旋状に捲回された丸棒からなっているのでこれにより排出方向へガイドされる。
【００１６】
被燃焼物の移送は上記構成に限定されず、火格子１１ｂ内に被燃焼物を移送させるための移送羽根その他の移送手段を設けてもよい。
この火格子１１ｂの外壁面には、火格子１１ｂの上記目孔から落下した灰を先方（排出側）へ移送するリボンスクリューからなる移送手段１３が螺旋状に装着されている。
【００１７】
ケーシング３の底部で、上記火格子１１ｂの中途位置から先端部に対応する位置には灰排出口１４が開口形成されており、また火格子１１ｂの先端部に対応する位置には火格子１１ｂの先端部から排出される不焼却物等の排出口１５が開口形成されている。
図示例では１つの排出口を２つに仕切って用いているが、別々に設けてもよい。
図中、符号１６は火炎蓋であって、ケーシング３内に集煙室１７が形成されており、ケーシング３の頂部で上記火格子１１ｂの先端近傍には上記集煙室１７に溜まった煙を排出する排煙口１８が形成されている。
【００１８】
次に、ケーシング３の先端部において、集煙室１７の下部に火炎を放射するバーナー１９の口部が配設されている。
同様に、ケーシング３の基端部においても前記乾燥筒７の基端部に火炎を放射するバーナー１９（図示省略）の口部が配設されている。
これにより、各バーナー１９でそれぞれ乾燥筒７と燃焼筒１１を加熱することができる。
また、バーナー１９は同時に作動し、同じ加熱量となるように制御するものでもよいが、コントローラによってそれぞれ個別に作動し、加熱量（温度）も変えて加熱するようにしてもよい。
【００１９】
次に、前記中空回転軸５には、その周壁に長手方向へ沿って略等間隔に複数の噴気孔５ａが形成されており、ブロワー装置（図示せず）と接続されている。
図示例の場合に、噴気孔５ａはエルボー状となって、回転軸の長手方向に略等間隔に多数設けられているが、回転軸の周壁でその直径方向に一対に設けられており、隣接する噴気孔５ａは周方向に沿って９０°間隔に変位して配置されている。
更に、前後方向で対峙して設けられた噴気孔５ａ、５ａはその噴気方向を正逆となるように配置されている。
この配置は上記実施例に限定されるものではなく、要するに回転軸の周方向で略等間隔に噴気孔を設け、また噴気方向を正逆変えたものを設けて、乾燥筒７や燃焼筒１１へ空気（酸素）が均一に供給されるようになっていればよい。
【００２０】
従って、前後の噴気孔５ａ、５ａにより前後の噴気が交差するように設定されている。
図中、符号２０、２０は中空回転軸５に外部から送気するために図示しない送気手段の送気ホースを接続するコネクタである。
この空気の供給量は、常に一定であってもよいが、燃焼度合（乾燥、炭化、焼却）によって適宜調整可能となっている。
前記排煙口１８には図示しない排煙ダクトを介して排煙処理装置（サイクロン等）を配設することが好ましい。
【００２１】
以上の構成からなるこの実施例の作用について説明する。
まずバーナー１９の稼動により集煙室１７を適度の温度に加熱することができる。
そして、投入用の前記コンベヤ８から被燃焼物をケーシング３内に固定された乾燥筒７へ連続して投入すると、中空回転軸５の回転に連動して回転する攪拌羽根９が掻上羽根の作用をして乾燥筒７内の被燃焼物は攪拌され、基端部のバーナー１９によって加熱され、コンベヤ８によって順次搬送される被焼却物によって前方へ押し出されるので、被燃焼物は一次燃焼し乾燥されて乾燥筒７から燃焼筒１１側へ押し出される。
【００２２】
この際に、被搬送物が特に生クリームのような粘性物の場合には、コンベヤ８の搬送速度を調整することにより、焼却炉の過度の温度上昇を防止することができる。
あるいは、被搬送物の種類や大きさにより、コンベヤ８の先端位置を前後に調整して効率的な燃焼を図ることができる。
尚、リボンスクリューのような羽根を用いれば、被焼却物の移送は一層容易となる。
燃焼筒１１は、中空回転軸５と連動して回転しているので、燃焼筒１１に入った被燃焼物は燃焼筒１１内を転動しながら燃焼し、造粒化され、更に粒度が小さくなり火格子１１ｂの目孔より小さくなった灰がケーシング３の内底壁に落下する。
この灰はコンベヤ１３によって灰排出口１４へ運ばれて排出される。
【００２３】
火格子１１ｂは周壁が排出側へ向かって螺旋状に捲回されたステンレス製のリード材からなっているので、小粒体となった被燃焼物が未だ目孔より大径の場合は、これにガイドされて火格子１１ｂの回転により徐々に排出側へ移送される。
そして火格子１１ｂの目孔から落下しないものは火格子１１ｂの先端開口部から落下し、前記排出口１５から排出される。
これにより灰とそれ以外の不焼却物とを分別して排出することができる。
【００２４】
この場合に、中空回転軸５には噴気孔５ａが開設されているために、細長い焼却炉であっても転動する被燃焼物に酸素を炉内に均等にかつ十分に供給することができ、また噴気孔５ａから噴出する噴気が炉の前後方向に交差することから、熱気を攪拌することができるので、燃焼効果が著しく向上する。
【００２５】
また、乾燥筒７の基端部にもバーナーを配設してもよく、乾燥筒７内の熱気が乾燥筒７内での造粒化や乾燥効果を高め、炉の基端部と先端部の両バーナー１９の熱気が炉内中央部において交差することから、加熱効果が向上する。
乾燥筒７並びに燃焼筒１１内の設定温度は本実施例の場合に６５０℃前後ないし７００℃であるが、両バーナー１９の燃焼温度並びに回転軸５両端部におけるブロワー（送気手段）からの送気量の制御等を行うことによりそれぞれ変化させることができる。
【００２６】
被燃焼物を乾燥させるには加熱温度が低い方が適し、加熱温度が高温の場合は完全に燃焼し、中間温度の場合では炭化させることができる。
また被燃焼物の含水率が多いときは燃焼筒１１の回転数（回転軸５の回転数）を低くして炉内の滞留時間を長くする必要があり、被燃焼物の含水率に合わせてその都度適合させることができる。
【００２７】
そのために回転軸５の前記駆動手段と，噴気孔５ａへの送気手段と、バーナー１９の加熱のコントロールをコントローラで行うようにしてもよい。
これによって、被燃焼物の投入速度、移送速度、送気量、燃焼温度などをコントロールして、被燃焼物の性質と投入量と目的とする燃焼度合に応じた最適の燃焼をさせることができる。
上記コントロールによって被燃焼物の燃焼度合を、炭化にしたり、完全燃焼（灰）にしたり、乾燥に止めたりするなど、用途に応じた燃焼処理をおこなうことができる。
【００２８】
図４は乾燥筒７を具備しない態様を示す焼却炉１の縦断面図である。
前記実施例と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。
この実施例においては、回転軸にスクリーンドラムとなる燃焼筒１１の内部には撹拌用の羽根を内周壁から中央へ向かって突設している。
なお、コンベヤ８は、図示するように、その内端側の導出口８ｃを燃焼筒１１の基端底部に臨ませて配設されている。
【００２９】
バーナー１９は先端側だけに設けているが、必要に応じてケーシング３の基端部にも配設することができる。
なお、この焼却炉には、前後に脚部を設け、該脚部の一方に昇降装置を設けて、排出側となる前方を低くしたり高くしたり昇降作動させるようにしてもよい（図示せず）。
【００３０】
以上のように構成されたこの実施例においては、装置を小型化することができると共に一次燃焼（乾燥）工程を省略して燃焼工程を行うことができる。
また、中空回転軸５と連動して回転する燃焼筒１１の回転を遅くし、炉温を低くした状態で被燃焼物を乾燥させ、その後に高温にして燃焼をさせ、或いは炭化させる等のように、用途に応じて作動させることもできる。
この場合、乾燥時に被燃焼物の前進を阻止するために前記昇降装置の作動によりケーシング３の前部を上昇させることができる。
【００３１】
図５から図７は車載型の焼却装置を示す。
前記実施例と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。
この実施例において、焼却炉は、排出口１４と１５を２つに分けて設けた他は第１実施例の構造とほぼ同様の構造からなっており、ケーシング３は架台２２を介してトラック２３に積載固定されている。
コンベヤ８の投入口には、被燃焼物を連続して移送する第１パイプコンベヤ２４が車輛の左外方から延びて着脱自在に連結されている。
即ち、第１パイプコンベヤ２４の内端側には排出口２４ａが形成されて投入用コンベヤの投入口の真上に配置されており、設置面上に配置される外端側には投入口２４ｂが形成されており被燃焼物を投入することができる。
【００３２】
灰排出口１４の下部の荷台上には、移動式のスクリューコンベヤ２５が先端側へ前後に延びて配設されており、その排出口２５ａの下部には車輛の右側外方へ延びる第２パイプコンベヤ２６の内端側の投入口２６ｂが配設されている。
尚、２５ｃはスクリューコンベヤ２５の駆動機である。
そして、第２パイプコンベヤ２６は外端側が斜めに立ち上がって排出口２６ａとなっている。
また前記排出口１５の下部には車輛の右側外方へ延びる第３パイプコンベヤ２７の内端側の投入口２７ｂが配設されている。
そして第３パイプコンベヤ２７は前記第２パイプコンベヤ２６と並んで平行に延び外端側が斜めに立ち上がって排出口２７ａとなっている。
これにより、第２パイプコンベヤ２６と第３パイプコンベヤ２７とは２つの収納箱２８ａ、２８ｂに分別して灰と不焼却物や乾燥物を搬送することができる。
符号２４ｃ，２６ｃ，２７ｃは無端チェーン牽引用のスプロケットを駆動する駆動機の一例として示すモータである。
【００３３】
前記第１〜第３パイプコンベヤ２４、２６、２７は、図示例の場合に直管と曲管（Ｕ字管やＬ字管）を連結して蛇行管路を形成したもので、モータ２４ｃ，２６ｃ，２７ｃで駆動するスプロケットにより牽引されて管路内を循環する無端のリンクチェーンに等間隔にブレードの端部を固設した搬送手段が内蔵された公知構成からなっており、移動時にはこれを分解して取外し車体に積載し、現場では組立て使用に供することができる。
【００３４】
第２および第３パイプコンベヤ２６、２７の排出口２６ａ、２７ａの下部には排出物の収容箱２８ａ、２８ｂを配置して回収する。
ケーシング３の前部には排煙処理のためのサイクロン装置２９が着脱自在に配設されている。
該サイクロン装置２９の下部には濾過装置３０が配設されている。
サイクロン装置２９から延出するダクト２９ａは、図示で一部省略しているが排煙口１８並びに耐熱ブロワー３１へと連設されている。
【００３５】
この実施例においては、トラック２３の荷台長さ（例えば６６００ｍｍ）に収まるようなコンパクトな大きさに形成されており、トラック２３で現場まで移動して、現場で焼却処理を行うことができる。
従って、例えば各種施設を巡回する場合などで、焼却設備を建造しなくても、容易に効率よくゴミ等の焼却処理をすることができる。
また、排煙処理用のサイクロン装置２９，濾過装置３０を搭載することにより、煙害、悪臭などの公害が生じず、現場で処理できるため環境の保全に効果がある。
上記実施例で被燃焼物や灰、不焼却物の搬送にパイプコンベヤを用いた例を示したが、この場合にパイプコンベヤの構成は特に限定されるものではない。
また、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々設計変更しうること勿論である。
【００３６】
【発明の効果】
この発明の焼却炉では、回転式のドラムスクリーンを用いると共にその回転軸を中空としてその周壁面に噴気孔を開設し、外部から送気手段により回転軸を介して炉内に送気するように構成されているので、炉内に均等に空気（酸素）を供給し、送気量の調整で燃焼を制御することができる。
また、投入用コンベヤを用いるので、搬送速度を調整し、適量を連続して投入することができる。また、ケーシングへの取付位置を前後に変更して投入位置を調整することもできる。
更に、回転軸の基端部にバーナーと乾燥筒を設けた構造では、乾燥筒内で被燃焼物を一次燃焼させ、次いでドラムスクリーンで造粒化して、炭化させたり焼却させたりすることができる。
また、送気により炉内を急速に空冷することができる。
これにより乾燥筒と燃焼筒のそれぞれの温度をそれぞれ乾燥に適した温度（低温）、焼却に適した温度（高温）、あるいは炭化させるために適した温度（中温）に制御することができる。
投入用コンベヤの外端の投入口にパイプコンベヤを着脱自在に装着し、排煙口にサイクロン装置並びに濾過装置を着脱自在に配設し、排出口などに回収の為の手段を着脱自在に配設することもできるので、コンパクトな車載式に形成することができ、現場に赴いてその場で環境を汚染することなく迅速にゴミ、廃棄物等の焼却処理をすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施例の焼却炉の縦断面図である。
【図２】第１実施例の乾燥筒の断面図である。
【図３】投入用コンベヤの平面図である。
【図４】第２実施例の焼却炉を示す縦断面図である。
【図５】第３実施例の車載型の焼却装置を示す側面図である。
【図６】同平面図である。
【図７】同背面図である。
【符号の説明】
１ 焼却炉
３ ケーシング
５ 中空回転軸
５ａ 噴気孔
６ 駆動手段
７ 乾燥筒
８ 投入用コンベヤ
９ スクリュー羽根
１１ 燃焼筒
１１ｂ 火格子
１３ コンベヤ
１４ 灰排出口
１５ 不焼却物等の排出口
１７ 集煙室
１８ 排煙口
１９ バーナー
２１ 昇降手段
２２ 架台
２３ トラック
２４ パイプコンベヤ
２５ スクリューコンベヤ
２６，２７ パイプコンベヤ
２９ サイクロン装置
３０ 濾過装置
３１ 耐熱ブロワ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement of an incinerator that can incinerate construction waste soil, cutting branches, cut grass, agricultural waste, marine waste, and other various wastes using a rotary drum screen.
[0002]
[Prior art]
As this kind of incinerator, Japanese Patent Laid-Open No. 8-128611 discloses a garbage inlet at the base end of a horizontally long furnace, and an outlet for separating ash and unincinerated matter at a lower end of the furnace. 2. Description of the Related Art There is known a configuration in which a dust moving unit and a combustion unit are provided inside.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Conventional incinerators focus on efficient complete incineration.As a result, for example, all plant-made wastes can only be incinerated, but cannot be carbonized or incinerated depending on the application. .
The present invention has been developed in view of those circumstances, with the object of providing an incinerator in which the degree of combustion can be freely set, such as drying, carbonization, or complete incineration.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention provides an incinerator according to claim 1,
A casing having an exhaust port formed at an upper portion thereof and an exhaust port capable of separating and discharging ash and incinerated material at a lower portion, and a rotary shaft of a hollow body being laid on the casing via a bearing, A combustion cylinder comprising a drum screen which is concentrically disposed and has a gap for dropping ash, a burner for heating the combustion cylinder, and a charging device which is attached to the casing and transports the incinerated material to the combustion cylinder. Conveyor, air supply means connected to the end of the rotary shaft, and a plurality of blast holes formed in the peripheral wall surface of the rotary shaft to feed air into the furnace,
Depending on the type of the object to be burned and the desired degree of drying, carbonization or combustion, the heating temperature of the burner, the rotation speed of the rotating shaft or the residence time in the furnace, and air is blown into the combustion cylinder from the blast holes. A controller for controlling the amount of air is provided, and a technical measure is taken such that the object to be burned is dried, carbonized or incinerated in the combustion cylinder.
[0005]
In the invention of the incinerator according to claim 2,
A casing provided with a smoke outlet at the upper part and a discharge port at the lower part for separating and discharging ash and incinerated matter, and a rotating shaft of a hollow body is laid horizontally on the casing via a bearing, and A drying cylinder concentrically arranged and held by a casing, a combustion cylinder comprising a drum screen which is attached to the rotating shaft in an extension of the drying cylinder and has a gap for dropping ash, and a drying cylinder; And a pair of burners for heating the combustion cylinder, a charging conveyor attached to the casing and transporting the incinerated matter to the combustion cylinder, an air feeding means connected to an end of the rotating shaft, A plurality of blast holes formed on the peripheral wall surface and capable of sending air into the combustion cylinder are provided,
Depending on the type of the object to be burned, and the desired degree of drying, carbonization or burning, the heating temperature of the burner, the rotation speed of the rotating shaft or the residence time in the furnace, and from the blast holes into the drying cylinder and the combustion cylinder. There is provided a controller for controlling the amount of air to be sent, and a technical means is adopted in which the object to be burned is dried, carbonized or incinerated in the drying furnace and the combustion tube.
[0006]
In the invention of claim 3,
The fumaroles of the rotary shaft are provided at substantially equal intervals along the circumferential direction of the rotary shaft, and fumaroles at spaced positions are arranged so that the fumaroles intersect with the fumaroles in the opposite directions. Is taking the technical steps of:
[0007]
Further, in the invention of claim 4,
A combustion cylinder is provided rotatably in conjunction with the first half of the rotating shaft, and a stirring and transferring means is provided rotatably in conjunction with a base end portion,
The condensed holding of the drying cylinder held in the casing covering the agitating transfer means is formed so as to transfer the burnable material to the combustion cylinder,
Technical measures are taken such that a conveyer for charging the material to be burned is communicated with the drying cylinder, and a burner is provided at the base end of the drying cylinder.
[0008]
In the invention of claim 5,
The charging conveyor is a screw conveyor whose transport speed is adjustable, and has a technical means of being attached to the casing so as to be adjustable in the longitudinal direction.
In the invention of claim 6,
The casing is configured to be mounted on a vehicle via a gantry, and a pipe conveyor extending to the left and right sides of the vehicle is provided at an input port of the input conveyor, an ash output port, and an output port of non-incinerated materials other than ash, respectively. Technical measures are taken to be detachably arranged.
In the invention of claim 7,
The casing has a technical means in which a leg is provided with elevating means, and the height of the front part can be adjusted in the axial direction of the combustion cylinder.
[0009]
[Action]
In the incinerator according to the present invention, the rotary shaft is formed in a hollow shape, and a fuze hole is formed on the peripheral wall surface, and oxygen is uniformly supplied from the fuze hole into the furnace by sending air from an external air supply means to the rotary shaft. can do.
Further, the incinerated material can be transported from the charging conveyor to a drying cylinder or a combustion cylinder.
In the case where the combustion cylinder and the drying cylinder are arranged before and after the rotation axis, the temperature of the drying cylinder and the combustion cylinder can be changed by controlling the amount of the fumed gas, and the drying cylinder can efficiently dry at a low temperature. At high temperature to efficiently incinerate as a whole, and also to carbonize by controlling the internal temperature.
The one that is detachably installed at the inlet and outlet of the pipe conveyor can be compactly formed and mounted on a vehicle, and can be processed at a site without processing equipment.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the incinerator of the present invention will be described with reference to the drawings. The incinerator 1 shown in FIG. 1 to FIG. 3 has a casing 3 as a cylindrical body having a regular octagonal cross section, and is set on the installation surface G with the tip (right side in the figure) inclined slightly lower through the legs 2. ing.
In the casing 3, lids 3b, 3b are fixed to both ends of a horizontally long tubular main body 3a, and bearings 4, 4 are disposed at the center of the lids 3b, 3b. The hollow rotary shaft 5 is installed so as to be rotated by driving of driving means (not shown) such as a motor.
The rotation speed of the rotating shaft 5 by this driving means may be constant, but in this embodiment, it can be adjusted by the controller C.
[0011]
Further, inside the base end of the cylindrical main body 3a, a drying cylinder 7 is held at a hollow position by surrounding the hollow rotary shaft 5 and opening the distal end.
A conveyor 8 fixed to the casing 3 and charged with incineration materials such as dust is penetrated through the cylindrical main body 3a and is connected to a lower portion of a base end of the drying cylinder 7.
In the case of the illustrated example, the conveyor 8 has a screw conveyor 8b built in a cylindrical body 8a, the outlet 8c at the distal end (inner end) extends linearly, and the inlet 8d at the base end (outer end). Is curved to face sideways.
[0012]
As shown in FIG. 3, the conveyor 8 is disposed obliquely with respect to the center line of the casing 3, and the position of the tip of the conveyor 8 with respect to the drying cylinder 7 is adjusted by adjusting the mounting position with respect to the casing 3 in the longitudinal direction. Since it can be adjusted in the front-rear direction, it can be changed to an optimum position depending on the type and size of the incineration object.
The conveyor 8 can adjust the conveying speed, and the controller C can adjust the conveying amount according to the incineration conditions.
As described above, since the conveyor 8 is used as the charging method, the conveying speed of the conveyor 8 can be controlled, an excessive rise in the temperature of the incinerator can be prevented, and the type and size of the transferred object can be controlled. It is possible to achieve efficient combustion by adjusting the charging position.
[0013]
Next, inside the drying cylinder 7, a stirring blade 9, which is an example of a stirring unit, is provided on the hollow rotary shaft 5 via a support 10.
A screw blade (ribbon screw) may be wound around the stirring blade 9 to facilitate the transfer of the material to be incinerated.
[0014]
Inside the distal end of the casing 3, a combustion cylinder 11 is fixed to the hollow rotary shaft 5 via supports 12, so as to surround the hollow rotary shaft 5.
The combustion cylinder 11 is formed of a drum screen in which a tubular grate 11b having substantially the same diameter and having a cylindrical shape is connected to a base cylinder portion 11a formed of a metal cylinder.
The base tube 11a is fitted at the distal end of the drying tube 7 and is disposed at a rotatable interval, and serves as a relay portion for transferring the material to be burned transferred from the drying tube 7 to the grate 12b. I have.
[0015]
Next, the fire grate 11b is formed by arranging a plurality of linear bars extending in the front-back direction at equal intervals in the circumferential direction, and wrapping the circumference thereof using a long round bar so as to be inclined toward the discharge side. , And have a cylindrical shape so that predetermined eye holes are formed before and after.
As a result, the object to be burned in the grate 11b exerts a force in the rotating direction due to the rotation of the grate 11b. However, since the peripheral wall of the grate 11b is formed of a spirally wound round bar, it is discharged. Guided in the direction.
[0016]
The transfer of the burnable material is not limited to the above-described configuration, and a transfer blade or other transfer means for transferring the burnable material into the grate 11b may be provided.
On the outer wall surface of the grate 11b, a transfer means 13 composed of a ribbon screw for transferring the ash dropped from the eye hole of the grate 11b to the front side (discharge side) is spirally mounted.
[0017]
At the bottom of the casing 3, an ash discharge port 14 is formed at a position corresponding to the tip of the grate 11b from the middle position of the grate 11b, and the grate 11b is provided at a position corresponding to the tip of the grate 11b. A discharge port 15 for unincinerated matter or the like discharged from the distal end is formed.
In the illustrated example, one outlet is divided into two outlets, but they may be provided separately.
In the figure, reference numeral 16 denotes a flame lid, in which a smoke collecting chamber 17 is formed in the casing 3. At the top of the casing 3, near the tip of the grate 11 b, smoke collected in the smoke collecting chamber 17 is formed. A smoke outlet 18 for discharging is formed.
[0018]
Next, at the tip of the casing 3, an opening of a burner 19 that emits a flame is provided below the smoke collection chamber 17.
Similarly, at the base end of the casing 3, a mouth of a burner 19 (not shown) for emitting a flame is provided at the base end of the drying cylinder 7.
Thus, the drying cylinder 7 and the combustion cylinder 11 can be heated by the respective burners 19.
In addition, the burners 19 may be operated at the same time and controlled so as to have the same heating amount. Alternatively, the burners 19 may be individually operated by the controller and the heating amount (temperature) may be changed to perform heating.
[0019]
Next, the hollow rotary shaft 5 has a plurality of blast holes 5a formed on the peripheral wall thereof at substantially equal intervals along the longitudinal direction, and is connected to a blower device (not shown).
In the case of the illustrated example, a large number of blast holes 5a are provided at substantially equal intervals in the longitudinal direction of the rotating shaft in the form of elbows. The flammable holes 5a are displaced at 90 ° intervals along the circumferential direction.
Further, the blast holes 5a, 5a provided facing each other in the front-rear direction are arranged so that the flaming directions are opposite to each other.
This arrangement is not limited to the above-described embodiment. In short, the blast holes are provided at substantially equal intervals in the circumferential direction of the rotary shaft, and the fumed directions are changed in the forward and reverse directions. It is sufficient that air (oxygen) is supplied uniformly to the air.
[0020]
Accordingly, the front and rear fumes 5a, 5a are set so that the front and rear fumes intersect.
In the figure, reference numerals 20 and 20 denote connectors for connecting an air supply hose (not shown) of an air supply means for supplying air to the hollow rotary shaft 5 from outside.
The supply amount of the air may be constant at all times, but can be appropriately adjusted depending on the degree of combustion (drying, carbonization, incineration).
It is preferable that a smoke exhaust treatment device (cyclone or the like) be provided at the smoke exhaust port 18 via a smoke exhaust duct (not shown).
[0021]
The operation of this embodiment having the above configuration will be described.
First, the smoke collection chamber 17 can be heated to an appropriate temperature by operating the burner 19.
When the burnable material is continuously charged from the charging conveyor 8 to the drying cylinder 7 fixed in the casing 3, the stirring blade 9 rotating in conjunction with the rotation of the hollow rotary shaft 5 rotates the scraping blade 9. The burnable object in the drying cylinder 7 is agitated, heated by the burner 19 at the base end, and pushed forward by the incinerated material sequentially conveyed by the conveyor 8, so that the burnable material is primarily burned. It is dried and extruded from the drying cylinder 7 to the combustion cylinder 11 side.
[0022]
At this time, if the conveyed object is a viscous substance such as fresh cream, by adjusting the conveying speed of the conveyor 8, an excessive rise in temperature of the incinerator can be prevented.
Alternatively, the tip position of the conveyor 8 can be adjusted back and forth according to the type and size of the transported object to achieve efficient combustion.
The use of a blade such as a ribbon screw facilitates the transfer of the incinerated material.
Since the combustion cylinder 11 rotates in conjunction with the hollow rotary shaft 5, the burned material entering the combustion cylinder 11 burns while rolling inside the combustion cylinder 11, is granulated, and has a smaller particle size. The ash that has become smaller than the holes of the grate 11b falls on the inner bottom wall of the casing 3.
The ash is conveyed by the conveyor 13 to the ash discharge port 14 and discharged.
[0023]
Since the grate 11b is made of a stainless steel reed material in which the peripheral wall is spirally wound toward the discharge side, if the burned material in the form of small particles is still larger in diameter than the eye hole, the grate is used. It is guided and gradually transferred to the discharge side by the rotation of the grate 11b.
Those that do not fall through the eye holes of the grate 11b fall from the opening at the tip of the grate 11b and are discharged from the outlet 15.
As a result, the ash can be separated from the other incinerated materials and discharged.
[0024]
In this case, since the blowout hole 5a is formed in the hollow rotary shaft 5, even in the case of a long and thin incinerator, oxygen can be uniformly and sufficiently supplied to the rolling object to be burned into the furnace. Further, since the fumarolic gas ejected from the fumarole 5a crosses in the front-rear direction of the furnace, the hot air can be stirred, so that the combustion effect is remarkably improved.
[0025]
Also, a burner may be provided at the base end of the drying cylinder 7, and the hot air in the drying cylinder 7 enhances the granulation and drying effects in the drying cylinder 7, and the base end and the tip end of the furnace. Since the hot air of the two burners 19 intersects at the central portion in the furnace, the heating effect is improved.
The set temperature in the drying cylinder 7 and the combustion cylinder 11 is about 650 ° C. to 700 ° C. in the case of the present embodiment, but the combustion temperature of both burners 19 and the supply from the blowers (air supply means) at both ends of the rotary shaft 5. Each of them can be changed by controlling the air volume or the like.
[0026]
A low heating temperature is suitable for drying the burned material. When the heating temperature is high, the material is completely burnt, and when the temperature is intermediate, carbonization can be performed.
Also, when the water content of the burnable material is high, it is necessary to decrease the rotation speed of the combustion cylinder 11 (the rotation speed of the rotating shaft 5) to prolong the residence time in the furnace. It can be adapted in each case.
[0027]
For this purpose, the controller may control the driving means of the rotating shaft 5, the air supply means to the blast holes 5a, and the heating of the burner 19.
Thereby, it is possible to control the charging speed, the transfer speed, the air supply amount, the combustion temperature, etc. of the object to be burned, and to perform the optimum combustion according to the property and the amount of the object to be burned and the intended degree of combustion. .
By the control described above, a combustion process according to the use can be performed, such as setting the degree of combustion of the burnable material to carbonization, complete combustion (ash), or stopping drying.
[0028]
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of the incinerator 1 showing an embodiment without the drying cylinder 7.
The same components as those of the above embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
In this embodiment, stirring blades are protruded from the inner peripheral wall toward the center inside the combustion cylinder 11 serving as a screen drum on the rotating shaft.
As shown, the conveyor 8 is disposed with the outlet 8c on the inner end side facing the bottom of the base end of the combustion cylinder 11.
[0029]
Although the burner 19 is provided only on the distal end side, it can be provided on the base end of the casing 3 as needed.
In addition, this incinerator may be provided with legs in the front and rear, and an elevating device may be provided on one of the legs to lower or raise the front, which is the discharge side, or to perform an ascending / descending operation (shown in the drawing). Zu).
[0030]
In this embodiment configured as described above, the apparatus can be reduced in size and the primary combustion (drying) step can be omitted to perform the combustion step.
In addition, the rotation of the combustion cylinder 11 that rotates in conjunction with the hollow rotary shaft 5 is slowed down, the object to be burned is dried in a state where the furnace temperature is low, and then the temperature is raised to a high temperature for combustion or carbonization. Alternatively, it can be operated according to the application.
In this case, the front portion of the casing 3 can be raised by the operation of the elevating device in order to prevent the burnable material from advancing during drying.
[0031]
5 to 7 show a car-mounted incinerator.
The same components as those of the above embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
In this embodiment, the incinerator has almost the same structure as that of the first embodiment except that the outlets 14 and 15 are provided in two parts. The load is fixed.
A first pipe conveyor 24 for continuously transferring the burnables extends from the left outside of the vehicle and is detachably connected to an inlet of the conveyor 8.
That is, a discharge port 24a is formed at the inner end side of the first pipe conveyor 24 and is disposed immediately above the input port of the charging conveyor, and the discharge port 24b is formed at the outer end side disposed on the installation surface. Are formed, and the object to be burned can be charged.
[0032]
A movable screw conveyor 25 is disposed on the bed below the ash outlet 14 so as to extend forward and backward toward the distal end, and a second pipe extending rightward and outward of the vehicle is provided below the outlet 25a. An inlet 26b on the inner end side of the conveyor 26 is provided.
Reference numeral 25c denotes a driving device of the screw conveyor 25.
The outer end side of the second pipe conveyor 26 rises obliquely to form a discharge port 26a.
An inlet 27b at the inner end of a third pipe conveyor 27 extending rightward and outward of the vehicle is provided below the outlet 15.
The third pipe conveyor 27 extends in parallel with the second pipe conveyor 26, and its outer end rises obliquely to form a discharge port 27a.
Thereby, the second pipe conveyor 26 and the third pipe conveyor 27 can be separated into the two storage boxes 28a and 28b, and the ash and the incinerated or dried matter can be transported.
Reference numerals 24c, 26c and 27c are motors shown as an example of a driving device for driving a sprocket for endless chain pulling.
[0033]
The first to third pipe conveyors 24, 26, and 27 are formed by connecting a straight pipe and a curved pipe (a U-shaped pipe or an L-shaped pipe) to form a meandering pipe in the illustrated example. The endless link chain, which is pulled by a sprocket driven by 26c and 27c and circulates in the pipeline, has a well-known structure in which a conveying means in which the ends of the blades are fixed at equal intervals is incorporated. It can be disassembled, removed and mounted on a vehicle body, and assembled and used on site.
[0034]
Under the outlets 26a, 27a of the second and third pipe conveyors 26, 27, waste boxes 28a, 28b are disposed and collected.
At the front of the casing 3, a cyclone device 29 for smoke exhaust treatment is detachably provided.
A filtering device 30 is provided below the cyclone device 29.
The duct 29 a extending from the cyclone device 29 is connected to the smoke outlet 18 and the heat-resistant blower 31, although not shown in the figure.
[0035]
In this embodiment, the truck 23 is formed in a compact size to fit within the length of the bed of the truck 23 (for example, 6600 mm), and can be moved to the site by the truck 23 and incinerated at the site.
Therefore, for example, in the case of traveling around various facilities, it is possible to easily and efficiently incinerate garbage and the like without building incineration equipment.
Further, by installing the cyclone device 29 and the filtering device 30 for the smoke exhaust treatment, pollution such as smoke damage and odor does not occur, and the treatment can be carried out on site, which is effective for environmental preservation.
In the above-described embodiment, an example is shown in which a pipe conveyor is used for transporting burnables, ash, and incinerated materials. In this case, the configuration of the pipe conveyor is not particularly limited.
Further, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and it goes without saying that various design changes can be made.
[0036]
【The invention's effect】
In the incinerator of the present invention, a rotary drum screen is used, and its rotary shaft is hollow, and a blast hole is opened in the peripheral wall surface, so that air is supplied from outside to the furnace through the rotary shaft by an air supply means. With this configuration, air (oxygen) can be uniformly supplied to the furnace, and combustion can be controlled by adjusting the amount of air supply.
Further, since the feeding conveyor is used, the feeding speed can be adjusted and an appropriate amount can be continuously fed. Further, the loading position can be adjusted by changing the mounting position on the casing back and forth.
Furthermore, in a structure in which a burner and a drying cylinder are provided at the base end of the rotating shaft, the material to be burned is primarily burned in the drying cylinder, and then granulated by a drum screen to be carbonized or incinerated. .
Further, the inside of the furnace can be rapidly cooled by air.
Thereby, the respective temperatures of the drying cylinder and the combustion cylinder can be controlled to a temperature suitable for drying (low temperature), a temperature suitable for incineration (high temperature), or a temperature suitable for carbonizing (medium temperature).
A pipe conveyor is detachably attached to the input port at the outer end of the input conveyor, a cyclone device and a filtration device are detachably installed in the smoke exhaust port, and a collection means is detachably installed in the exhaust port. Since it can be installed, it can be formed in a compact on-board type, and it is possible to go to the site and quickly incinerate garbage and waste without polluting the environment there.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an incinerator according to a first embodiment.
FIG. 2 is a sectional view of a drying cylinder according to the first embodiment.
FIG. 3 is a plan view of a charging conveyor.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view showing an incinerator according to a second embodiment.
FIG. 5 is a side view showing a vehicle-mounted incinerator according to a third embodiment.
FIG. 6 is a plan view of the same.
FIG. 7 is a rear view of the same.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Incinerator 3 Casing 5 Hollow rotating shaft 5a Blow hole 6 Driving means 7 Drying cylinder 8 Conveyor for screw 9 Screw vane 11 Combustion cylinder 11b Grate 13 Conveyor 14 Ash discharge port 15 Non-incinerated material discharge port 17 Smoke collection chamber 18 Smoke outlet 19 Burner 21 Elevating means 22 Mount 23 Truck 24 Pipe conveyor 25 Screw conveyor 26, 27 Pipe conveyor 29 Cyclone device 30 Filtration device 31 Heat-resistant blower

Claims (7)

上部に排煙口を形成し下部に灰と不焼却物とを分別して排出可能な排出口を設けたケーシングと、
該ケーシングに軸受を介して中空体の回転軸を横架し、該回転軸に同心状に配設されると共に灰を落下させる隙間を有するドラムスクリーンからなる燃焼筒と、
該燃焼筒を加熱するバーナーと、
ケーシングに取り付けられて上記燃焼筒へ被焼却物を搬送する投入用コンベヤと、
前記回転軸の端部に連接された送気手段と、
前記回転軸の周壁面に形成されて炉内に送気する複数の噴気孔とを設けており、
被燃焼物の種類と、目的とする乾燥、炭化または燃焼の度合に応じて、前記バーナーの加熱温度と、回転軸の回転速度または炉内滞留時間と、噴気孔から燃焼筒内に送気する空気量とを制御するコントローラとを設け、
被燃焼物を前記燃焼筒内で乾燥、炭化または焼却のいずれかに処理してなることを特徴とする焼却炉。A casing having a smoke outlet formed at an upper portion thereof and a discharge hole provided at a lower portion capable of separating ash and unincinerated material and discharging the ash;
A combustion cylinder consisting of a drum screen having a gap which is provided concentrically with the rotating shaft and has a gap for dropping ash, wherein the rotating shaft of the hollow body is suspended across the casing via a bearing;
A burner for heating the combustion cylinder;
A charging conveyor attached to the casing and transporting the incinerated material to the combustion cylinder,
Air supply means connected to the end of the rotating shaft,
A plurality of blast holes formed on the peripheral wall surface of the rotating shaft and sending air into the furnace are provided,
Depending on the type of the object to be burned and the desired degree of drying, carbonization or combustion, the heating temperature of the burner, the rotation speed of the rotating shaft or the residence time in the furnace, and the air is blown into the combustion cylinder from the blast holes. And a controller for controlling the amount of air,
An incinerator characterized in that an object to be burned is treated in the combustion cylinder by any of drying, carbonization and incineration. 上部に排煙口を形成し下部に灰と不焼却物とを分別して排出する排出口を設けたケーシングと、
該ケーシングに軸受を介して中空体の回転軸を横架し、該回転軸に同心状に配設されてケーシングに保持された乾燥筒と、
該乾燥筒の延長上で回転軸に連動可能に取付けられると共に灰を落下させる隙間を有するドラムスクリーンからなる燃焼筒と、
前記乾燥筒および燃焼筒を加熱する一対のバーナーと、
ケーシングに取り付けられて上記燃焼筒へ被焼却物を搬送する投入用コンベヤと、
前記回転軸の端部に連接された送気手段と、
前記回転軸の周壁面に形成されて燃焼筒内に送気可能な複数の噴気孔とを設けており、
被燃焼物の種類と、目的とする乾燥、炭化または燃焼の度合に応じて、前記バーナーの加熱温度と、回転軸の回転速度または炉内滞留時間と、噴気孔から乾燥筒および燃焼筒内に送気する空気量とを制御するコントローラを設け、
被燃焼物を前記乾燥炉および燃焼筒内で乾燥、炭化または焼却のいずれかに処理してなることを特徴とする焼却炉。A casing having a smoke exhaust port formed at an upper portion thereof and a discharge port provided at a lower portion for separating and discharging ash and incinerated materials;
A drying cylinder which is horizontally concentric with the rotating shaft, is held by the casing, and a rotating shaft of the hollow body is laid across the casing via a bearing;
A combustion cylinder comprising a drum screen which is attached to the rotation shaft on the extension of the drying cylinder so as to be interlockable and has a gap for dropping ash,
A pair of burners for heating the drying cylinder and the combustion cylinder,
A charging conveyor attached to the casing and transporting the incinerated material to the combustion cylinder,
Air supply means connected to the end of the rotating shaft,
A plurality of injection holes formed on the peripheral wall surface of the rotating shaft and capable of sending air into the combustion cylinder,
Depending on the type of object to be burned and the desired degree of drying, carbonization or combustion, the heating temperature of the burner, the rotation speed of the rotating shaft or the residence time in the furnace, and from the blast holes into the drying cylinder and the combustion cylinder A controller that controls the amount of air to be sent is provided,
An incinerator characterized in that the burnable material is processed in the drying furnace and the combustion cylinder for drying, carbonization or incineration. 前記回転軸の噴気孔は、回転軸の円周方向に沿って略等間隔に設けると共に、離間した位置の噴気孔はその噴気方向を正逆に配置してそれぞれ噴気が交差するように配置してなることを特徴とする請求項１または２に記載された焼却炉。The fumaroles of the rotating shaft are provided at substantially equal intervals along the circumferential direction of the rotatory shaft, and the fumaroles at the separated positions are arranged so that the flaming directions intersect with each other with the flaming directions being reversed. The incinerator according to claim 1 or 2, wherein 前記回転軸の前半部に燃焼筒を連動して回転可能に設け、基端部に攪拌移送手段を連動して回転可能に設けてなり、
上記攪拌移送手段を覆ってケーシングに保持された乾燥筒を同心状に保持して、上記燃焼筒へ被燃焼物を移送可能に形成し、
乾燥筒には被燃焼物の投入用コンベヤを連通させると共に、乾燥筒の基端部にバーナーを配設したことを特徴とする請求項１または２に記載された焼却炉。A combustion cylinder is provided rotatably in conjunction with the first half of the rotating shaft, and a stirring and transferring means is provided rotatably in conjunction with the base end,
The drying cylinder held in the casing covering the stirring and transferring means is concentrically held, and the burnable material is formed so as to be transferable to the combustion cylinder,
The incinerator according to claim 1 or 2, wherein a conveyor for charging the material to be burned is communicated with the drying cylinder, and a burner is provided at a base end of the drying cylinder. 投入用コンベヤは、搬送速度が調整可能なスクリューコンベヤからなっており、ケーシングに長手方向に調整可能に取り付けられていることを特徴とする請求項１または２に記載の焼却炉。The incinerator according to claim 1 or 2, wherein the charging conveyor is a screw conveyor whose transport speed is adjustable, and is attached to the casing so as to be adjustable in the longitudinal direction. 前記ケーシングは架台を介して車載式に構成されており、投入用コンベヤの投入口並びに灰排出口及び灰以外の不焼却物等の排出口には、それぞれ車輛の左右外方へ延びるパイプコンベヤを着脱自在に配設したことを特徴とする請求項１、２または３のいずれかに記載された焼却炉。The casing is configured to be mounted on a vehicle via a gantry, and a pipe conveyor extending to the left and right sides of the vehicle is provided at an input port of an input conveyor, an ash output port, and an output port of non-incinerated materials other than ash, respectively. The incinerator according to claim 1, wherein the incinerator is detachably disposed. 前記ケーシングは脚体に昇降手段を具備し、燃焼筒の軸方向において前部を高低調節可能にしたことを特徴とする請求項１、２、３または４のいずれかに記載された焼却炉。The incinerator according to any one of claims 1, 2, 3 and 4, wherein the casing is provided with an elevating means on a leg, and a height of the front part can be adjusted in an axial direction of the combustion cylinder.

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