JP3546578B2 - 電流検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電流検出装置に係わり、特に外部ユニットやエンコーダ等のインタフェースを多数備えたPWMインバータ、またはサーボアンプの電流検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
PWMインバータは直流電圧をスイッチングさせることにより所望の出力電流を得る制御装置であり、その出力電流を精度よく高応答に制御するために電流検出装置が必要である。従来は、スイッチング動作に同期してモータへの出力電流をホール素子や絶縁アンプ等を利用して検出していた。
【0003】
また、実開昭50−134617号公報や特開昭63−80774号公報に記載のように、モータ電流を直接検出するのではなく、電流検出用のシャント抵抗をPWMインバータの下アームの直流電源との間に配置し、下アームのスイッチング素子が全相導通状態のタイミングでシャント抵抗の両端の電圧を検出することにより、モータ電流を推定する方法がある。
【0004】
図7は従来のPWMインバータの下アームのスイッチング素子と直流電源の間にシャント抵抗を配置した場合の構成を示す図である。図において、モータ1はエンコーダ2が装備されており、IGBT、トランジスタ等のスイッチング素子により構成されるインバータ3により駆動される。シャント抵抗4〜6はインバータ3の下アームのスイッチング素子と直流電源との間に接続されており、直流電源はダイオードモジュール7および平滑コンデンサ8により供給される。
【0005】
エンコーダ2の検出データは、フォトカプラ20bを介してエンコーダインタフェース13が受信し、CPU14bは位置、速度の情報を得る。また、モータに流れる電流は、CPU14bがタイミング生成回路32bから発生する割り込み信号に同期してマルチプレクサ11を切り替え、シャント抵抗4〜6の両端の電圧を、A/Dコンバータ12aでアナログ・デジタル変換(以後、A/D変換と記す)することにより検出する。
【0006】
CPU14bは、これらの情報を基にPWM指令値を演算し、PWM信号発生器10に指令する。PWM信号発生器10が発生するU相、V相、W相のPWM信号SU、SV、SWにより、ベース回路9はインバータ3の各スイッチング素子にゲート信号GUP、GUN、GVP、GVN、GWP、GWNを発生する。
【0007】
外部ユニットインタフェース15はアナログの入出力、デジタル入出力、シリアル通信入出力、パルス列入出力のインタフェースであり、D/Aコンバータ16、A/Dコンバータ12b、DIOインタフェース17、SIOインタフェース18、パルスカウンタ19から構成され、絶縁アンプ21b、21c、フォトカプラ20c等の絶縁素子が必要である。
【0008】
図8は従来のPWMインバータのPWM制御と電流検出のタイミングを表した図である。図において、CPU14bで演算したPWM指令値Ucmd、Vcmd、Wcmdは、PWM信号発生器10で三角波と比較され、PWM信号SU、SV、SWを発生する。SU、SV、SWは各々Hの時に下アームスイッチング素子が導通し、Lの時に上アームスイッチング素子が導通する。
【0009】
V相電流ivとV相のシャント抵抗5の両端電圧Vvnとの関係は図示となっており、V相下アームが導通しているタイミングではV相電流ivと両端電圧Vvnとは比例関係にあるので、このタイミングで両端電圧Vvnを計測することによりV相電流ivが検出できる。U相、W相についても同様であり、下アームが全相導通しているタイミングでシャント抵抗4〜6の両端電圧をA/D変換することにより、U相、V相、W相の電流が検出できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図9は従来のPWMインバータの制御ブロック図と制御電位との関係を示した図である。CPU14bが直流電源のN電位に配置されているので、図7に示すように上位のコントローラやエンコーダ2とのインタフェースにはフォトカプラ20b、20c、絶縁アンプ21b、21c等の多数の絶縁部品が必要であり、応答速度を上げられないという問題点、ノイズに弱いという問題点、寿命があるという問題点がある。さらに、絶縁距離を確保するため実装面積も大きくなるという問題点がある。
【0011】
図10は従来のPWMインバータのA/D変換のタイミングを示した図、図11は従来のPWMインバータのトルク・回転数特性を示した図である。モータ電流を検出するためには、A/Dコンバータ12bは下アームが全相導通しているタイミングでA/D変換する必要があり、図10に示すように割り込み信号から全相のA/D変換が完了するまでのAD変換時間の2倍の時間だけ全相導通時間を確保する必要がある。このため無駄時間が大きくなると同時に、全相導通時間を確保するためにPWM指令の最大値を小さく制限する必要がある。このためモータ電流の最大値が制限され、電圧飽和をおこすという問題点がある。
特に高速回転で誘起電圧が大きい領域で、図11に示すように電圧飽和をおこし、トルクが出なくなるという問題点がある。
【0012】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、従来装置において上位のコントローラやエンコーダとのインタフェースに必要であった多数の絶縁部品を大幅に削減できる電流検出装置を得るものである。
【0013】
また、第2の目的は、全相導通時間を短縮できる電流検出装置を得るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電流検出装置においては、インバータの下アームと直流電源との間に配置されたシャント抵抗と、このシャント抵抗に接続されるマルチプレクサと、このマルチプレクサで切り替え、選択された前記シャント抵抗の両端電圧を絶縁アンプを介してアナログ・デジタル変換するA/D変換器と、この変換されたデータにより電流を検出するCPUと、外部ユニットやエンコーダとの情報の送受信を実施し、位置、速度、電流制御を実施する外部インタフェース電位制御部と、インバータの下アームと直流電源との間に配置されたシャント抵抗の両端電圧を検出するためのマルチプレクサ切り替えタイミングとPWM信号発生を制御するN電位制御部と、を有し、
前記外部インタフェース電位制御部を外部ユニットインタフェースおよびエンコーダインタフェースと同電位とするとともに、
前記外部インタフェース電位制御部と前記N電位制御部とをフォトカプラを介したシリアル通信で結合したものである。
【0015】
また、N電位制御部は、前記外部インタフェース電位制御部が送信する、シンクコード部、IDコード部、データ部、誤り検出ビット部から構成される第1のシリアル送信データと、シリアル通信用同期クロックとを受信し、レジスタに格納するとともに、N電位制御部のステータスデータに誤り検出ビットを付加した上でシリアル通信用同期クロックに同期して第2のシリアル送信データを前記外部インタフェース電位制御部に送信するようにしたものである。
【0016】
さらに、外部インタフェース電位制御部は、制御のベースクロックに同期したタイミングで外部インタフェース電位タイミング生成回路が発生する自動送信開始信号に同期して第1のシリアル送信データを出力し、またN電位制御部は、この第1のシリアル送信データのIDコードを認識すると同時に発生される同期信号によりN電位のベースクロックを発生するN電位タイミング生成回路を備えたものである。
【0017】
さらにまた、N電位タイミング生成回路が発生する切り替え開始信号により、マルチプレクサを切り替える信号を発生するマルチプレクサ制御回路を備えたものである。
【0018】
また、N電位タイミング生成回路の発生するN電位のベースクロックから一定時間位相をずらしたPWM用クロックを発生するタイミング変更タイマーを備えたものである。
【0019】
また、誤り検出ビット、シンクコード、シリアル通信用同期クロック数を確認し異常が検知されたときは通信異常として、データの書き込みを阻止するシリアル通信異常監視回路を備えたものである。
【0020】
さらに、CPUから一定期間アクセスがない場合、シリアル通信遮断信号を発生し、第1のシリアル送信データラインをLレベルに落とすウォッチドグ監視回路を備えたものである。
【0021】
さらにまた、第1のシリアル送信データラインが一定時間以上Lレベルの場合、停止信号を発生するシリアルラインゲートオフ回路と、この停止信号によりPWM信号の発生を停止させるシーケンス制御部と、を備えたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.
図1はこの発明の一実施の形態である電流検出装置を有するPWMインバータの構成を示す図、図2はこの発明の一実施の形態であるPWMインバータの制御電位と制御ブロックの関係を示す図である。この発明の一実施の形態であるPWMインバータにおいては、図2に示すように位置制御、速度制御、電流制御はエンコーダ2と同電位である外部インタフェース電位で実施し、PWM制御と電流検出をN電位で実施する。
【0023】
図1において、1〜13、15〜19は上記従来装置と同様であり、その説明を省略する。また、エンコーダインタフェース13および外部ユニットインタフェース15は、外部インタフェース電位制御部と同電位であるため、フォトカプラや絶縁アンプ等の絶縁部品を介さず直接入力できる。
外部インタフェース電位タイミング生成回路32aはCPU14aに割り込み信号を発生する機能と外部インタフェース電位制御部としてのシリアル通信インタフェース/外部インタフェース電位制御部30に自動送信開始信号を発生する機能とを有する。
【0024】
シリアル通信インタフェース/外部インタフェース電位制御部30は、外部インタフェース電位タイミング生成回路32aの発生する自動送信開始信号や、CPU14aの発生する送信開始信号をトリガとして、シリアル通信用同期クロック(以後、SCLKと記す)および第1のシリアル送信データ(以後、STXと記す)を送信する。
【0025】
STXは、PWM電圧指令、シーケンス指令、設定データからなるデータ部、データ部に対応して付加されるIDコード部、シンクコード部、誤り検出ビット部から構成される。
【0026】
SCLK、STXをフォトカプラ20aを介して受信したN電位制御部としてのシリアル通信インタフェース/N電位制御部31は、STXをレジスタに格納するとともに、N電位の制御ステータス情報にCRCデータ等の誤り検出ビットを付加した第2のシリアル送信データ(以後、SRXと記す)を、SLCKに同期してシリアル通信インタフェース/外部インタフェース電位制御部30に送信する。
【0027】
シリアル通信インタフェース/N電位制御部31は、シリアル通信インタフェース/外部インタフェース電位制御部30が外部インタフェース電位タイミング生成回路32aのベースクロックをトリガとして付加した特定のIDコードを検出して、N電位タイミング生成回路26に同期信号を発生することにより、外部インタフェース電位タイミング生成回路32aとN電位タイミング生成回路26は同期する。
【0028】
N電位タイミング生成回路26は,PWM信号発生器10に三角波の基準となるPWM用クロックを、またマルチプレクサ制御回路27に切り替え開始信号を発生する。
マルチプレクサ制御回路27は、順次シャント抵抗の両端電圧Vun、Vvn、Vwnの切り替え信号を発生し、マルチプレクサ11の出力は絶縁アンプ21aを介してADコンバータ12aに入力される。
【0029】
シリアル通信異常監視回路24はシリアル通信の異常を監視し、異常が発生した場合は、シリアル通信データをレジスタに書き込むのを阻止し、またSTX信号が一定期間Lレベルであることを検出しPWM信号発生器10の機能を停止させる。
【0030】
図3はこの発明の一実施の形態であるPWMインバータのシリアル通信インタフェース/外部インタフェース電位制御部30とシリアル通信インタフェース/N電位制御部31の詳細を示した図である。
図において、CPU14aは図2に示した制御で生成したPWM指令をPWM指令レジスタ33に、シーケンス指令をシーケンス指令レジスタ34に書き込む。
【0031】
外部インタフェース電位タイミング生成回路32aは、制御のベースクロック(BCLK)に同期したタイミングで自動送信開始信号を、シリアル通信インタフェース/外部インタフェース電位制御部30に発生する。
IDコード・シンクコード付加回路42は、シーケンス指令レジスタ34内のデータにIDコード、シンクコードを付加し、STX信号送信レジスタ36に転送する。さらに、同時に起動した同期通信クロック生成回路35が発生するシリアル通信用同期クロック(SCLK)の立ち下がりに同期して、シリアル通信インタフェース/外部インタフェース電位制御部30からSTX信号を出力する。
【0032】
また、誤り検出ビット付加部38aではSTX送信レジスタ36が発生するシフトデータからCRCデータ等の誤り検出ビットを生成し、STXデータの最後に付加する。
【0033】
また、PWM指令レジスタ33に書き込まれたデータは、CPU14aが発生する送信開始信号をトリガとして、シンクコード、IDコード、CRCデータを付加した上で、STX信号として送信される。
【0034】
送信されたシリアル通信同期クロック(SCLK)や送信データ(STX)は、フォトカプラ20aを介してシリアル通信インタフェース/N電位制御部31が受信し、それぞれ同期通信クロック受信レジスタ50、STX信号受信レジスタ51に入力され、同時にSRX信号送信レジスタ52が起動し、誤り検出ビット付加部38bで生成したCRCデータを付加した上で、シリアル通信同期クロック(SCLK)の立ち上がりに同期してSRX信号を、シリアル通信インタフェース/外部インタフェース電位制御部30に送信する。
【0035】
シリアル通信インタフェース/外部インタフェース電位制御部30は、SRX信号受信レジスタ37で、SCLK信号の立ち下がりで受信し、受信したデータは受信後SRX受信バッファ43に格納し、N電位制御ステータスレジスタ41に転送される。
CRCデータを確認する通信異常検出部39は、受信したデータに異常がある場合書き込み信号をブロックし、N電位制御ステータスレジスタ41への書き込みを阻止する。
【0036】
シリアル通信インタフェース/N電位制御部31は、STX信号をSTX信号受信レジスタ51で受信し、STX受信バッファ54に格納する。
受信コントローラ53はSCLKをカウントしIDコードを読み込み、セレクタ55にIDコードと書き込み信号を発信する。これに応じて、セレクタ55がPWM信号発生器10やシーケンス制御部57に書き込む。
また、受信コントローラ53は、シーケンス指令を送信するIDコードを検出し、IDコードを認識すると同時に同期信号(SYST)をN電位タイミング生成回路26に発生する。この同期信号によりN電位タイミング生成回路26を同期することにより、外部インタフェース電位タイミング生成回路32aとN電位タイミング生成回路26が同期することができる。
【0037】
シリアル通信異常監視回路24は、誤り検出ビットエラー検出部58とシンクコードエラー検出部59と同期通信クロック異常検出部60とから構成され、異常を検出した場合は各レジスタへの書き込みを阻止する。
【0038】
マルチプレクサ制御回路27は、N電位タイミング生成回路26の発生する切り替え開始信号をもとにマルチプレクサ11を切り替える信号を発生する。
61はN電位制御ステータスでありSRX信号送信レジスタ52を介してシリアル通信インタフェース/外部インタフェース電位制御部30にN電位制御ステータスを送信する。
【0039】
ウオッチドグ監視回路40はCPU14aから定期的にアクセスされ、CPU14aから一定期間以上アクセスがないと、シリアル通信遮断信号WD信号を発生し、STX信号ラインを強制的にLレベルに落とす。
【0040】
シリアルラインゲートオフ検知回路63はSTX信号ラインが一定期間Lレベルであることを検知し、シーケンス制御部57に停止信号を発生、シーケンス制御部57はPWM信号発生器10を停止する。
【0041】
タイミング変更タイマー62は、N電位タイミング生成回路26のベースクロックから一定時間位相をずらしたPWMクロックを生成する。
【0042】
図4はこの発明の一実施の形態である電流検出装置を有するPWMインバータのシーケンスデータをSTX信号として送信する例を示す図である。
外部インタフェース電位タイミング生成回路32aのベースクロック(BCLK)の立ち下がりで発生する自動送信開始信号をトリガとして、STX信号としてシンクコード、IDコード、シーケンスデータ、CRCデータの順に送信する。
受信コントローラ53はIDコード(001)を検出すると同時に発生するSYST信号を発生し、これによりN電位タイミング生成回路26が同期し、タイミング変更タイマー62によりPWMクロック(PWM用CLK)の位相を一定期間ずらす。
【0043】
また、マルチプレクサ制御回路27もN電位タイミング生成回路26に同期して切り替え信号SW0〜2を順次出力し、このタイミングに合わせてADコンバータ12aが絶縁アンプ21aの出力をアナログデジタル変換する。
【0044】
図5はこの発明の一実施の形態であるPWMインバータのPWM指令データをSTX信号として送信する例を示す図である。
PWM指令レジスタ33にPWM指令値Ucmd、Vcmd、Wcmdのデータを書き込んだ後、送信開始信号をCPU14が送信開始信号を出力すると同時にSTXデータを送信開始する。
【0045】
図6はこの発明の一実施の形態であるPWMインバータのN電位PWMクロックと外部インタフェース電位ベースクロック(BCLK)および下側アーム全相導通期間の関係を示した図である。CPU14aが割り込み信号を受けてU相、V相、W相のAD変換を開始することにより、インバータの下アームが全相導通している時間をAD変換している時間に制限できる。
これによりPWM指令値の制限値を向上し、高速回転領域での電圧飽和を緩和できる。
【0046】
上記の実施の形態では、シャント抵抗をU相、V相、W相のインバータの下アームと直流電源の間に配置した例を示したが、U相、V相、W相の任意の2つの相についてインバータ下アームと直流電源の間に配置し両端電圧を検出し、残りの相は検出データを加算し符号を反転することにより検出することも可能である。
【0047】
また、上記の実施の形態では、ウオッチドグ監視回路40およびシリアルラインゲートオフ検知回路63はSTX信号をLレベルにした例を示したが、これをSCLK信号でLレベルにしてゲートオフすることも可能である。
【0048】
また、上記説明では電流検出装置をPWMインバータに使用した例を示したが、PWMインバータに限定されるものではなく、サーボアンプにも利用できることはいうまでもない。
【0049】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0050】
外部インタフェース電位制御部とN電位制御部とに分離し、外部インタフェース電位制御部をエンコーダインタフェースおよび外部ユニットインタフェースと同電位とし、外部インタフェース電位制御部とN電位制御部とをフォトカプラを介したシリアル通信で結合するようにしたので、従来装置において上位のコントローラやエンコーダとのインタフェースに必要であった多数の絶縁部品を大幅に削減でき、実装面積が小さくできる。
【0051】
また、N電位制御部は、外部インタフェース電位制御部が送信する、シンクコード部、IDコード部、データ部、誤り検出ビット部から構成される第1のシリアル送信データと、シリアル通信用同期クロックとを受信し、レジスタに格納するとともに、N電位の制御ステータス情報にCRCデータ等の誤り検出ビットを付加した上でシリアル通信用同期クロックに同期して第2のシリアル送信データを外部インタフェース電位制御部に送信するようにしたので、外部インタフェース電位制御部とN電位制御部とのシリアル通信の同期が容易にとれる。
【0052】
さらに、外部インタフェース電位制御部は、制御のベースクロックに同期したタイミングで外部インタフェース電位タイミング生成回路が発生する自動送信開始信号に同期して第1のシリアル送信データを出力し、またN電位制御部は、この第1のシリアル送信データのIDコードを認識すると同時に発生される同期信号によりN電位のベースクロックを発生するN電位タイミング生成回路を備えたので、外部インタフェース電位制御部とN電位制御部のクロックを同期させることができる。
【0053】
さらにまた、N電位タイミング生成回路が発生する切り替え開始信号により、マルチプレクサを切り替える信号を発生するマルチプレクサ制御回路を備えたので、PWM出力信号とマルチプレクサ切り替え信号と、CPUの割り込み信号が同期し、インバータの下アームが全相導通している状態でマルチプレクサを順次切り替え、絶縁アンプを介してアナログ・デジタル変換し、モータに流れる電流を効率良く検出することができる。
【0054】
また、N電位タイミング生成回路の発生するN電位のベースクロックから一定時間位相をずらしたPWM用クロックを発生するタイミング変更タイマーを備えたので、インバータの下アームが全相導通している時間を短縮することができ、PWM指令値の制限値を向上し、高速回転領域での電圧飽和を緩和できる。
【0055】
また、誤り検出ビット、シンクコード、シリアル通信用同期クロック数を確認し異常が検知されたときは通信異常として、データの書き込みを阻止するシリアル通信異常監視回路を備えたので、シリアル通信で異常が発生した場合の誤動作を防ぐことができる。
【0056】
さらに、CPUから一定期間アクセスがない場合、シリアル通信遮断信号を発生し、シリアル送信データラインをLレベルに落とすウォッチドグ監視回路を備えたので、CPUで異常が発生した場合に、ゲート遮断しモータに流れる電流を遮断できる。
【0057】
さらにまた、シリアル送信データラインが一定時間以上Lレベルの場合、停止信号を発生するシリアルラインゲートオフ回路と、この停止信号によりPWM信号の発生を停止させるシーケンス制御部と、を備えたので、外部インタフェース電位制御部とN電位制御部のいずれも制御不可能な状況になった場合に、ゲート遮断しモータに流れる電流を遮断できる。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態である電流検出装置を有するPWMインバータの構成を示す図である。
【図2】この発明の一実施の形態であるPWMインバータの制御電位と制御ブロックの関係を示す図である。
【図3】この発明の一実施の形態であるPWMインバータのシリアル通信インタフェース/外部インタフェース電位制御部30とシリアル通信インタフェース/N電位制御部31の詳細を示した図である。
【図4】この発明の一実施の形態である電流検出装置を有するPWMインバータのシーケンスデータをSTX信号として送信する例を示す図である。
【図5】この発明の一実施の形態であるPWMインバータのPWM指令データをSTX信号として送信する例を示す図である。
【図6】この発明の一実施の形態であるPWMインバータのN電位PWMクロックと外部インタフェース電位ベースクロックおよび下側アーム全相導通期間の関係を示した図である。
【図7】従来のPWMインバータの下アームのスイッチング素子と直流電源の間にシャント抵抗を配置した場合の構成を示す図である。
【図8】従来のPWMインバータのPWM制御と電流検出のタイミングを表した図である。
【図9】従来のPWMインバータの制御ブロック図と制御電位との関係を示した図である。
【図10】従来のPWMインバータのA/D変換のタイミングを示した図である。
【図11】従来のPWMインバータのトルク・回転数特性を示した図である。
【符号の説明】
1 モータ、 2 エンコーダ、 3 インバータ、 4〜6 シャント抵抗、 10 PWM信号発生器、 11 マルチプレクサ、 12a ADコンバータ、 13 エンコーダインタフェース、 14a CPU、 15 外部ユニットインタフェース、 20a フォトカプラ、 21a 絶縁アンプ、 24 シリアル通信異常監視回路、 26 N電位タイミング生成回路、 27 マルチプレクサ制御回路、 30 シリアル通信インタフェース/外部インタフェース電位制御部、 31 シリアル通信インタフェース/N電位制御部、 32a 外部インタフェース電位タイミング生成回路、 33 PWM指令レジスタ、 34 シーケンス指令レジスタ、 35 同期通信クロック生成回路、 36 STX送信レジスタ、 37 SRX信号受信レジスタ、 38a 誤り検出ビット付加部、 39 通信異常検出部、 40 ウォッチドグ監視回路、41 N電位制御ステータスレジスタ、 42 IDコード・シンクコード付加回路、 43 SRX受信バッファ、 50 同期通信クロック受信レジスタ、 51 STX信号受信レジスタ、 52 SRX信号送信レジスタ、 53受信コントローラ、 54 STX受信バッファ、 55 セレクタ、 56異常検知回路、 57 シーケンス制御部、 58 誤り検出ビットエラー検出部、 59 シンクコードエラー検出部、 60 同期通信クロック異常検出部、 61 N電位制御ステータス、 62 タイミング変更タイマー、 63
シリアルラインゲートオフ検知回路。

Claims (8)

  1. インバータの下アームと直流電源との間に配置されたシャント抵抗と、このシャント抵抗に接続されるマルチプレクサと、このマルチプレクサで切り替え、選択された前記シャント抵抗の両端電圧を絶縁アンプを介してアナログ・デジタル変換するA/D変換器と、この変換されたデータにより電流を検出するCPUと、外部ユニットやエンコーダとの情報の送受信を実施し、位置、速度、電流制御を実施する外部インタフェース電位制御部と、前記シャント抵抗の両端電圧を検出するためのマルチプレクサ切り替えタイミングとPWM信号発生を制御するN電位制御部と、を有し、
    前記外部インタフェース電位制御部を外部ユニットインタフェースおよびエンコーダインタフェースと同電位とするとともに、
    前記外部インタフェース電位制御部と前記N電位制御部とをフォトカプラを介したシリアル通信で結合した電流検出装置。
  2. 前記N電位制御部は、前記外部インタフェース電位制御部が送信する、シンクコード部、IDコード部、データ部、誤り検出ビット部から構成される第1のシリアル送信データと、シリアル通信用同期クロックとを受信し、レジスタに格納するとともに、前記N電位制御部のステータスデータに誤り検出ビットを付加した上でシリアル通信用同期クロックに同期して第2のシリアル送信データを前記外部インタフェース電位制御部に送信するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電流検出装置。
  3. 前記外部インタフェース電位制御部は、制御のベースクロックに同期したタイミングで外部インタフェース電位タイミング生成回路が発生する自動送信開始信号、またはCPUが発生する送信開始信号に同期して第1のシリアル送信データを出力し、前記N電位制御部は、この第1のシリアル送信データのIDコードを認識すると同時に発生される同期信号によりN電位のベースクロックを発生するN電位タイミング生成回路を備えたことを特徴とする請求項2記載の電流検出装置。
  4. 前記N電位タイミング生成回路が発生する切り替え開始信号により、前記マルチプレクサを切り替える信号を発生するマルチプレクサ制御回路を備えたことを特徴とする請求項3記載の電流検出装置。
  5. 前記N電位タイミング生成回路の発生するN電位のベースクロックから一定時間位相をずらしたPWM用クロックを発生するタイミング変更タイマーを備えたことを特徴とする請求項3記載の電流検出装置。
  6. 誤り検出ビット、シンクコード、シリアル通信用同期クロック数を確認し異常が検知されたときは通信異常として、データの書き込みを阻止するシリアル通信異常監視回路を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の電流検出装置。
  7. 前記CPUから一定期間アクセスがない場合、シリアル通信遮断信号を発生し、第1のシリアル送信データラインをLレベルに落とすウォッチドグ監視回路を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の電流検出装置。
  8. 前記第1のシリアル送信データラインが一定時間以上Lレベルの場合、停止信号を発生するシリアルラインゲートオフ回路と、この停止信号によりPWM信号の発生を停止させるシーケンス制御部と、を備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のPWMインバータまたはサーボアンプの電流検出装置。
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