JP3546383B2

JP3546383B2 - Undulating gate

Info

Publication number: JP3546383B2
Application number: JP2001116500A
Authority: JP
Inventors: 章雄飯田; 祥雄飯田
Original assignee: 章雄飯田; 祥雄飯田
Priority date: 2001-04-16
Filing date: 2001-04-16
Publication date: 2004-07-28
Anticipated expiration: 2021-04-16
Also published as: JP2002309554A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
この発明は、水路の底部に設けた回転軸によって自在に起立または倒伏を行うことにより、水路の流水を堰上げまたは放流する目的で使用される起伏ゲートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、起伏ゲートとしては、水圧力を受ける鋼板（止水板）に対し充分に強固な横桁や縦桁を配置した鋼製扉体の頭部にワイヤロープやチェーンを取り付けて、これを陸上の巻上機で巻き取りまたは巻き戻して起立または倒伏の操作をする形式のものや、同様の鋼製扉体を油圧ジャッキで押し上げて起立させ、油圧ジャッキを縮めて倒伏させるものなどが種々開発され、使用されてきた。
【０００３】
また近年は、内部の空気圧や外力（水圧力や流下物から受ける衝撃力等）に耐えるよう、布で補強されたゴムの筒を水路底に固定して、この内部に空気を圧入すればゴムの筒が膨らんで流水を堰上げ、逆に内部の圧力を有する空気を開閉弁を開いて放出することにより、ゴムの筒が自重と水圧力とによって扁平に潰れて堰上げてあった水が流出する、いわゆるゴム堰が開発されて広く利用されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、強固に横桁、縦桁によって補強された鋼製扉体の頭部に取り付けたワイヤロープやチェーンによって起伏操作を行う形式のものは操作性が良好で、また中間的起立姿勢でも安定しているが、大型の起伏ゲートには不適当であるばかりでなく、建設費が高価となる。
【０００５】
また、充分に強固な横桁、縦桁によって補強された鋼製扉体を油圧ジャッキで押し上げる形式のものは、操作性が良好で中間的起立姿勢でも安定している取扱の容易な起伏ゲートであり、ゲート幅も３０〜４０ｍと相当に大きい寸法の採用が可能であるばかりでなく、土砂、転石、流木または流氷などによる損傷も受けることの少ない安全性の高い起伏ゲートである。しかし、建設費が高くなる欠点がある。特に細長く重量の大きい鋼製扉体の製造と運搬、据え付けは建設費が高額となる主な原因である。加えて操作用の油は万一漏出した場合、水路を汚し、社会問題となる危険がある。
【０００６】
また、ゴム堰は鋼製扉体の起伏ゲートに比較して建設費が安価であることが大きな長所である。それでも大きい幅の水路に建設するときには、細長く重量の大きいゴムの筒を工場で製造し、現場に損傷なく運搬して据え付ける工事は、多くの技術的困難と、多額の費用を必要とすることになる。
【０００７】
またゴム堰は布で数層に補強されてはいても、水とともに流下する土砂、転石、流木または流氷によって損傷を受けやすく、常に監視を行ない、補修工事を行なう必要があり、不経済である。
【０００８】
加えてゴム堰の柔軟な扉体は、中間的膨張状態では不安定で全幅において均一な中間的起立状態が維持できないという技術上の重大な欠点を有する。すなわち、中間的膨張状態では筒状の扉体は不安定となり、一部分の潰れが先行するとその箇所の潰れだけが進行して部分的に完全な潰れ姿勢になるので、堰上げた水はその箇所から流出し、ゲート上流の水面を維持できないのである。
【０００９】
この発明は以上のように多種多様なゲートが開発され、使用されているが、それぞれに長所と短所を有している現状に対し、技術上の問題点を解決し、同時に格段に安価に建設できる起伏ゲートを提供するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
すなわちこの発明の起伏ゲートは、従来使用されてきた鋼製扉体による起伏ゲートの外力（水圧力や流下物から受ける衝撃力等）に対して強く、耐摩耗性があり、中間的起立姿勢でも安定しているという長所を生かしながら、空気袋によりゲートを幅方向に連続して支持するというゴム堰と同等の経済性を導入することに成功した非常に安価で、取扱が容易な起伏ゲートである。
【００１１】
以下に具体的に説明する。すなわち、この発明の起伏ゲートは、
ａ）断面が長方形の水路の底を横断して１列に設置した鉛直のアンカーボルトと固定台兼用押え板とが、空気を排出したとき平らな長方形に潰れる３辺が閉じ１辺が開いたゴム引布製の空気袋の開いた辺を水路の底に押え付けることによって、開いた辺を密閉しつつ、水路の底に空気袋を固定する。
ｂ）上記固定台兼用押え板の上面に十分な強度を有するゴム引布製の繋ぎ板の１辺をボルトと押え板によって強固に固定し、他の辺を堰幅より少し小さい幅方向の寸法と、起立時に必要な起立高を確保するために必要な長さを有する鋼板製の扉体の下部の上流面に、ボルトと押え板とにより強固に固定することによって、固定台兼用押え板に鋼板製の扉体を起伏自在に繋ぐと同時に両者間の漏水を防止する。
という非常に簡単な構造の起伏ゲートを採用している。
【００１２】
このように構成した起伏ゲートにおいては、ゴム引布製の空気袋が扉体の下流の根元に位置して、扉体をほぼ全幅において連続して支持するので、扉体には、横方向の補強桁は必要ではない。したがって、扉体の厚さを固定台兼用押え板の厚さ以下とすることが可能となる。
【００１３】
さらにこの発明においては、鋼板製の扉体が固定台兼用押え板に対し柔軟でかつ十分な強度を有するゴム引布製の繋ぎ板によって繋留されることにより起伏する構造で、回転軸と軸受を必要としないから非常に簡単な構造の起伏ゲートを提供することができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の起伏ゲートの実施の形態を図面に基づき詳述する。
図１、図２、図３、図４ならびに図５はこの起伏ゲートの１実施例を示すものであり、図１は起伏ゲートの背面図、図２は起伏ゲートの断面図でともに起立状態を示し、図３は起伏ゲートの断面図で倒伏状態を示し、図４は扉体の説明図であり、図５は空気袋の説明図である。
【００１５】
図１、図２ならびに図４において、断面が長方形の水路の底のコンクリートの上面１に水路を横断して１列に設置した鉛直のアンカーボルト２が固定台兼用押え板３によって、空気を排出したとき平らな長方形に潰れる、３辺が閉じ１辺が開いたゴム引布製の空気袋４の開いた辺の縁５を水路の底のコンクリートの上面１に押え付けることによって、空気袋４の開いた辺を密閉すると同時に、空気袋４を水路の底のコンクリートの上面１に固定する。
この空気袋４の開いた辺の縁５の端には、樹脂製のロッド６によって補強繊維の折曲半径が過小とならないように保護した補強繊維の折返し部７があり、固定台兼用押え板３の上流の角８ならびにコンクリートの上面１の上流の角９に掛かって、空気袋４の開いた辺の縁５が空気袋４に作用する張力によって引抜かれないように機能する。
【００１６】
次に、固定台兼用押え板３の上面に十分な強度を有するゴム引布製の繋ぎ板１０の１辺をボルト１１と押え板１２によって強固に固定し、他の辺を鋼板製の扉体１３の下部の上流面に、ボルト１４と押え板１５とにより強固に固定することによって、鋼板製の扉体１３を固定台兼用押え板３に起伏自在に繋ぐと同時に両者間の漏水を防止する。
この繋ぎ板１０の端部には樹脂製のロッド１６によって補強繊維の折曲半径が過小とならないように保護した補強繊維の折返し部１７があり、固定台兼用押え板３の上流の角１８ならびに押え板１５の角１９に掛かって、作用する張力によって繋ぎ板１０が所定の位置から引抜かれないように機能する。
加えて、水路の底の空気袋４より下流側の適当な位置のコンクリートの上面２０に設置したアンカーボルト２１と押え板２２で一端をコンクリートの上面２０に固定した十分な強度を有するゴム引布製の帯２３の他端を扉体１３の下流側の面の空気袋４の接触する位置より上の適当な位置にボルト２４と押え板２５で固定することにより、扉体１３が所定位置まで起立したときには、この帯２３に作用する張力により扉体１３が停止するようにする。
この帯２３においても、その端部には樹脂製のロッド２６によって補強繊維の折曲半径が過小とならないように保護した補強繊維の折返し部２７があり、押え板２２の角２８ならびに押え板２５の角２９に掛かって、作用する張力によって帯２３が所定の位置から引抜かれないように機能する。
【００１７】
次に扉体１３の頭部の曲げ加工部３０は、起立時には扉体１３を越流する水を下流側に導くことにより、越流する水や一緒に流下する流木等が空気袋４や帯２３等を打たないよう保護する。
また倒伏時には、扉体１３の頭部の曲げ加工部３０の先端が支持台３１に支持されて、コンクリートの上面１、コンクリートの上面２０、ならびに扉体１３によって必要な空間を確保するから、空気袋４や帯２３は扉体１３に押し潰されることがない。
【００１８】
図４に示すように、鋼板製の扉体１３は、堰幅より少し小さい幅方向の寸法と、起立時に必要な起立高を確保するために必要な長さを有するものであって、この鋼板製の扉体１３の頭部には曲げ加工部３０が形成され、その下端に固定台兼用押え板３の厚さとほぼ等しい直径の丸棒鋼３２を溶接して扉体１３が起伏運動をするに際して、扉体１３の下端が空気袋４の上面３３を滑りやすくする。また鋼板製の扉体１３の丸棒鋼３２に沿う部分には、繋ぎ板１０を固定するボルト１４をねじ込む雌ねじ３４が１列に並んでおり、その上方には、帯２３を固定するボルト２４に合わせたボルト孔３５がある。
【００１９】
図５に示すように、空気を排出したときには、平らな長方形となるよう製造された空気袋４の開いた辺の寸法は、ゲート幅より少し小さく、これと直角の方向には、膨張したときに扉体１３を押し起すのに十分な寸法を有している。
そして固定台兼用押え板３で押えるべき開いた辺以外の３辺では、ゴム引布が連続して折れ曲り閉じている。また、開いた辺では、相対する２枚のゴム引布の縁５の端部に、樹脂製のロッド６によって補強繊維の折曲半径が過小とならないよう保護した補強繊維の折返し部７がある。さらに、この折返し部７に平行してアンカーボルト２が貫通するための孔３６が２枚のゴム引布の縁５を貫いている。また空気袋４の下側のゴム引布の中央付近には、口金３７が取付けられる。
【００２０】
このように構成した上で、空気袋４の下部の口金３７に接続した空気管３８を水路のコンクリートに埋設するなどして陸上に導き、空気操作装置の排気用開閉弁３９、排気用流量調節弁４０、排気放出部４１、給気用開閉弁４２、給気用流量調節弁４３、空気圧縮機４４に、図１、図２および図３のように接続する。
【００２１】
その上で空気圧縮機４４から給気用流量調節弁４３、給気用開閉弁４２、空気管３８を経由して空気袋４の内部に空気を圧入した結果、扉体１３が起立した状態の断面図が図２であり、扉体１３の頭部の曲げ加工部３０が、越流する水を下流に導いて、空気袋４や帯２３を打たないよう機能している。この状態を下流から見たのが図１であり、空気袋４が扉体１３の背面側にあってほぼ全幅において扉体１３を支えている。
【００２２】
他方、空気圧縮機４４を停止し、給気用開閉弁４２を閉じ、排気用開閉弁３９を開いて、空気袋４の内部の圧力を有する空気を、排気用流量調節弁４０によって制御しつつ、排気放出部４１から大気中へ放出した結果、扉体１３が完全に倒伏した状態の断面図が図３である。
この状態では、水路の底を土砂等が激しく流下することがあるので、固定台兼用押え板３の直上流の水路底４５の落差部には補強のために山形鋼４６を設ける。
【００２３】
図６、図７、図８および図９はこの発明に係る起伏ゲートの他の実施例を示すものであり、図６は起伏ゲートの断面図で起立状態を示し、図７は起伏ゲートの断面図で倒伏状態を示し、図８は扉体の説明図であり、図９は空気袋の説明図である。
【００２４】
図６および図７において、断面が長方形の水路の底に、水路を横断して設置したアンカー金物６１に設けた１列の鉛直の雌ねじ６２にねじ込むボルト６３が、固定台兼用押え板３の下流側の凸部６４によって空気袋４の開いた辺の縁５を、アンカー金物６１の下流側の凸部６５に押え付けることによって、空気袋４の開いた辺を密閉すると同時に、空気袋４をアンカー金物６１に固定する。
この空気袋４の開いた辺の縁５の端には、樹脂製のロッド６によって補強繊維の折曲半径が過小とならないように保護した補強繊維の折返し部７があり、固定台兼用押え板３の下流側の凸部６４の上流側の角６６とアンカー金物６１の下流側の凸部６５の上流側の角６７に当たって、空気袋４の開いた辺の縁５が空気袋４に作用する張力によって引抜かれないように機能する。
【００２５】
また、ボルト６３によって固定台兼用押え板３を押え付けるときには、その上流側の凸部６８がアンカー金物６１の上流側の凸部６９によって支持され、ボルト６３をねじ込むほど、固定台兼用押え板３の下流側の凸部６４はより強く空気袋４の開いた辺の縁５を押し付けるので、空気袋４の開いた辺の密閉と固定が確実なものとなる。
【００２６】
次に、固定台兼用押え板３の下流上側の凸部７０に、十分な強度を有するゴム引布製の繋ぎ板１０の１辺をボルト１１と押え板１２によって強固に固定し、他の辺を鋼板製の扉体１３の下部の上流面にボルト１４と押え板１５によって強固に固定することによって、鋼板製の扉体１３を固定台兼用押え板３に起伏自在に繋ぐと同時に両者間の漏水を防止する。
この繋ぎ板１０の端部には樹脂製のロッド１６によって補強繊維の折曲半径が過小とならないように保護した補強繊維の折返し部１７があり、固定台兼用押え板３の下流上側の凸部７０の上流の角７１ならびに押え板１５の角１９に掛かって、作用する張力によって繋ぎ板１０が所定の位置から引抜かれないように機能する。
加えて、水路の底の空気袋４より下流側の適当な位置のコンクリートの上面２０に設置したアンカーボルト２１と押え板２２で一端をコンクリートの上面２０に固定した十分な強度を有するゴム引布製の帯２３の他端を扉体１３の下流側の面の空気袋４の接触する位置より上の適当な位置にボルト２４と押え板２５で固定することにより、扉体１３が所定位置まで起立したときには、この帯２３に作用する張力により扉体１３が停止するようにする。
この帯２３においても、その端部には樹脂製のロッド２６によって補強繊維の折曲半径が過小とならないように保護した補強繊維の折返し部２７があり、押え板２２の角２８ならびに押え板２５の角２９に掛かって、帯２３に作用する張力によって所定の位置から引抜かれないように機能する。
【００２７】
次に扉体１３の頭部の曲げ加工部３０は、起立時には扉体１３を越流する水を下流側に導くことにより、越流する水や一緒に流下する流木等が空気袋４や帯２３等を打たないよう保護する。
また倒伏時には、扉体１３の頭部の曲げ加工部３０の先端が支持台３１に支持されて、コンクリートの上面１、コンクリートの上面２０、ならびに扉体１３によって必要な空間を確保するから、空気袋４や帯２３は扉体１３に押し潰されることがない。
【００２８】
図８に示すように、鋼板製の扉体１３は、堰幅より少し小さい幅方向の寸法と、起立時に必要な起立高を確保するために必要な長さを有するものであって、この鋼板製の扉体１３の頭部には曲げ加工部３０が形成され、その下端には固定台兼用押え板３の厚さとほぼ等しい直径の丸棒鋼３２がある。この丸棒鋼３２は扉体１３が起伏運動をするに際して、扉体１３の下端が空気袋４の上面３３を滑りやすくする。また、鋼板製の扉体１３の丸棒鋼３２に沿う部分には、繋ぎ板１０を固定するボルト１４をねじ込む雌ねじ３４が１列に並んでおり、その上方には、帯２３を固定するボルト２４に合わせたボルト孔３５がある。
さらに扉体１３の高さ方向の曲げ剛性を強化するために、細長い補強鋼板７２を扉体１３の上流面に直角の姿勢で水の流れに平行の方向に溶接で取り付けてある。また補強鋼板７２の内、必要な個所にあるものでは、連結鋼板７３を曲げ加工部３０の上まで延伸し、曲げ加工部３０の先端に突起させたスポイラ７４と結合させる。スポイラ７４は、扉体１３を越流する水が曲げ加工部３０から落下するときに発生することがある低周波騒音を防止する。
スポイラ７４と補強鋼板７２を連結鋼板７３によって連結すると、起立時にも倒伏時にも流芥がスポイラ７４に掛かって流下しないという事態を防止する効果がある。
【００２９】
図９にこの実施例における空気袋４の説明図を示す。この実施例では固定台兼用押え板３を押え付けるボルト６３が空気袋４を貫通しないから、開いた辺の縁５に孔を開ける必要がないので、密閉もより確実となり有利である。
【００３０】
このように構成した上で、空気袋４の下部の口金３７に接続した空気管３８を水路のコンクリートに埋設するなどして陸上に導き、空気操作装置の排気用開閉弁３９、排気用流量調節弁４０、排気放出部４１、給気用開閉弁４２、給気用流量調節弁４３、空気圧縮機４４に、図６および図７のように接続する。
【００３１】
その上で空気圧縮機４４から給気用流量調節弁４３、給気用開閉弁４２、空気管３８を経由して空気袋４の内部に空気を圧入した結果、扉体１３が起立した状態の断面図が図６であり、扉体１３の頭部の曲げ加工部３０が、越流する水を下流に導いて、空気袋４や帯２３を打たないよう機能している。
【００３２】
他方、空気圧縮機４４を停止し、給気用開閉弁４２を閉じ、排気用開閉弁３９を開いて、空気袋４の内部の圧力を有する空気を、排気用流量調節弁４０によって制御しつつ、排気放出部４１から大気中へ放出した結果、扉体１３が完全に倒伏した状態の断面図が図７である。
この状態では、水路の底を土砂等が激しく流下することがあるので、固定台兼用押え板３の直上流の水路底４５の落差部には補強のために山形鋼４６を設ける。
【００３３】
【発明の効果】
この発明の起伏ゲートによれば、固定台兼用押え板３が空気袋の密閉と固定をする押え板の機能、ならびに扉体を起伏自在に繋留しつつ下部水密ゴムの作用をする繋ぎ板の固定台の機能を兼ねることによって部品数の少ない、コンパクトな構造とすることができた。
また繋ぎ板は十分な強度と柔軟性を有するゴム引布製であり、鋼製の回転軸と軸受によって起伏機能を確保する場合と比較すると、非常に安価な回転中心が実現した。
【００３４】
加えて、固定台兼用押え板の採用の効果として、起伏ゲートの上流と下流との間で必要な落差が小さくなり、コンクリート構造物が簡単で小さなものとなる経済効果もある。
さらに、この発明の起伏ゲートでは、鋼製の扉体が空気袋や帯を常に保護しているから、流下する土砂、転石、流木、流氷などに対し、鋼製起伏ゲートと同等の強度や耐久性が得られる。
【００３５】
以上のように、この発明の起伏ゲートは非常に経済性に優れており、強度や耐久性も従来の鋼製起伏ゲートと同等である。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の起伏ゲートの一実施例を示し、起伏ゲートが起立した状態の背面図である。
【図２】起伏ゲートが起立した状態の断面図である。
【図３】起伏ゲートが倒伏した状態の断面図である。
【図４】起伏ゲートの扉体の説明図である。
【図５】この発明の空気袋の概略図である。
【図６】この発明の起伏ゲートの他の実施例を示し、起伏ゲートが起立した状態の断面図である。
【図７】起伏ゲートが倒伏した状態の断面図である。
【図８】起伏ゲートの扉体の説明図である。
【図９】空気袋の概略図である。
【符号の説明】
１コンクリートの上面
２アンカーボルト
３固定台兼用押え板
４空気袋
５開いた辺の縁
６ロッド
７折返し部
８，９角
１０繋ぎ板
１１ボルト
１２押え板
１３扉体
１４ボルト
１５押え板
１６ロッド
１７折返し部
１８，１９角
２０コンクリートの上面
２１アンカーボルト
２２押え板
２３帯
２４ボルト
２５押え板
２６ロッド
２７折返し部
２８，２９角
３０曲げ加工部
３１支持台
３２丸棒鋼
３３上面
３４雌ねじ
３５ボルト孔
３６孔
３７口金
３８空気管
３９排気用開閉弁
４０排気用流量調整弁
４１排気放出部
４２給気用開閉弁
４３給気用流量調整弁
４４空気圧縮機
４５水路底
４６山形鋼
６１アンカー金物
６２雌ねじ
６３ボルト
６４，６５凸部
６６，６７角
６８凸部
６９，７０凸部
７１角
７２補強鋼板
７３スポイラ
７４連結鋼板[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to an up / down gate used for raising or discharging flowing water in a waterway by freely standing or falling by a rotating shaft provided at the bottom of the waterway.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as an undulating gate, a wire rope or chain is attached to the head of a steel door body that has a horizontal girder or a vertical girder that is sufficiently strong against a steel plate (water blocking plate) subjected to water pressure, and this is mounted on land. Development of various types, such as a type that winds or rewinds with a hoisting machine and raises or falls down, and a similar steel door body is pushed up with a hydraulic jack to stand up, and the hydraulic jack shrinks and falls down And has been used.
[0003]
In recent years, a rubber cylinder reinforced with cloth has been fixed to the bottom of the water channel to withstand internal air pressure and external force (water pressure and impact force received from a falling object, etc.). The cylinder of the swelling expands the flowing water, and conversely, by opening the on-off valve and releasing the air having the internal pressure, the rubber cylinder is crushed flat by its own weight and the water pressure, and the water that has been raised is released. Outflow, so-called rubber weirs, have been developed and widely used.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the type that raises and lowers with a wire rope or a chain attached to the head of a steel door body reinforced by horizontal and vertical girder has good operability and is stable even in the middle standing position. However, this is not only unsuitable for large undulating gates, but also increases construction costs.
[0005]
In addition, a steel door body reinforced with sufficiently strong horizontal and vertical girders is pushed up with a hydraulic jack, and is an easy-to-handle undulating gate that has good operability and is stable even in an intermediate standing posture. In addition, not only can the gate width be as large as 30 to 40 m, but also a highly safe undulating gate that is not easily damaged by earth and sand, boulders, driftwood, drift ice or the like. However, there is a disadvantage that the construction cost is high. In particular, the manufacture, transportation, and installation of thin and heavy steel doors are major causes of high construction costs. In addition, if the operating oil leaks, there is a risk that the waterway will be polluted and become a social problem.
[0006]
Another major advantage of the rubber weir is that the construction cost is lower than that of the steel gate gate. Nevertheless, when constructing a large waterway, the process of manufacturing a slender and heavy rubber tube in a factory and transporting and installing it without damage on the site requires a lot of technical difficulties and a lot of cost. Become.
[0007]
Also, even though the rubber weir is reinforced with several layers of cloth, it is easily damaged by earth and sand, boulders, driftwood or drift ice flowing down with water, and it is necessary to constantly monitor and perform repair work, which is uneconomical. .
[0008]
In addition, the flexible door of the rubber weir has a serious technical disadvantage that it is unstable in the intermediate inflated state and cannot maintain a uniform intermediate standing state over the entire width. In other words, in the intermediate inflated state, the cylindrical door body becomes unstable, and if a partial collapse occurs first, only the collapse of the location proceeds and a partially collapsed posture occurs. Out of the river and cannot maintain the water surface upstream of the gate.
[0009]
Although the present invention has developed and used a wide variety of gates as described above, it solves the technical problems while simultaneously having advantages and disadvantages, and at the same time, is constructed at a significantly lower cost. It provides a possible undulating gate.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
That is, the undulating gate of the present invention is strong against external force (water pressure, impact force received from falling objects, etc.) of the undulating gate by the conventionally used steel door, has wear resistance, and has an intermediate standing posture. A very inexpensive, easy-to-handle undulating gate that succeeded in introducing the same economics as a rubber weir that supports the gate continuously in the width direction with an air bag while taking advantage of its stability. is there.
[0011]
This will be specifically described below. That is, the undulating gate of the present invention
a) The vertical anchor bolts and the holding plate also serving as a fixed base that are arranged in a row across the bottom of a rectangular waterway have three sides that collapse into a flat rectangle when air is exhausted. Three sides are closed and one side is open. By pressing the open side of the rubberized air bag against the bottom of the water channel, the air bag is fixed to the bottom of the water channel while sealing the open side.
b) One side of a rubber-coated cloth connecting plate having sufficient strength is firmly fixed on the upper surface of the fixing base / holding plate with bolts and a holding plate, and the other side has a width dimension slightly smaller than the weir width. In order to secure the required standing height when standing up, the steel plate is fixed firmly with a bolt and a holding plate on the upstream surface of the lower part of the steel plate door having the necessary length to secure the required standing height. The door made of steel is connected up and down freely, and at the same time, water leakage between both is prevented.
It employs an undulating gate with a very simple structure.
[0012]
In the up-and-down gate configured as described above, the air bag made of rubber-coated cloth is located at the base downstream of the door body and continuously supports the door body over almost the entire width. No digits are required. Therefore, it is possible to make the thickness of the door body equal to or less than the thickness of the fixed base / holding plate.
[0013]
Further, in the present invention, a structure in which a door made of a steel plate is undulated by being fixed to a fixing plate serving as a holding plate by a connecting plate made of a rubberized cloth having flexibility and sufficient strength, and a rotating shaft and a bearing are required. Therefore, an undulating gate having a very simple structure can be provided.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the undulating gate according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
1, 2, 3, 4, and 5 show one embodiment of the undulating gate. FIG. 1 is a rear view of the undulating gate, and FIG. 2 is a cross-sectional view of the undulating gate. FIG. 3 is a cross-sectional view of the undulating gate, showing a lying state, FIG. 4 is an explanatory view of a door body, and FIG. 5 is an explanatory view of an air bag.
[0015]
1, 2 and 4, vertical anchor bolts 2 installed in a row across a channel on a concrete upper surface 1 at the bottom of a channel having a rectangular cross section discharge air by a holding plate serving as a holding plate 3. When pressed, the edge 5 of the open side of the airbag 4 made of a rubberized cloth with three sides closed and one side open is pressed against the upper surface 1 of the concrete at the bottom of the waterway, thereby forming the airbag 4. At the same time as the open side is closed, the air bag 4 is fixed to the concrete upper surface 1 at the bottom of the waterway.
At the end of the edge 5 of the open side of the air bag 4, there is a folded portion 7 of a reinforcing fiber protected by a resin rod 6 so that the bending radius of the reinforcing fiber is not too small. Hooking on the upstream corner 8 of 3 and the upstream corner 9 of the concrete upper surface 1 functions to prevent the open side edge 5 of the bladder 4 from being pulled out by the tension acting on the bladder 4.
[0016]
Next, one side of a rubber-coated cloth connecting plate 10 having sufficient strength is firmly fixed on the upper surface of the fixing base and pressing plate 3 by bolts 11 and a pressing plate 12, and the other side is a door member 13 made of a steel plate. By firmly fixing the bolt 14 and the holding plate 15 to the lower upstream surface of the lower part, the door 13 made of steel plate is connected to the fixed base / holding plate 3 so as to be able to move up and down, and at the same time, water leakage between the both is prevented.
At the end of the connecting plate 10, there is a folded portion 17 of the reinforcing fiber protected by a resin rod 16 so that the bending radius of the reinforcing fiber does not become too small. It functions on the corner 19 of the holding plate 15 so as to prevent the connecting plate 10 from being pulled out from a predetermined position by the applied tension.
In addition, one end is fixed to the upper surface 20 of the concrete by an anchor bolt 21 and a holding plate 22 installed on the upper surface 20 of the concrete at an appropriate position downstream of the air bag 4 at the bottom of the waterway. The other end of the belt 23 is fixed to an appropriate position on the downstream surface of the door body 13 above the position where the air bag 4 comes into contact with the bolt 24 and the holding plate 25, so that the door body 13 stands up to a predetermined position. Then, the door 13 is stopped by the tension acting on the band 23.
Also in this band 23, at the end thereof, there is a folded portion 27 of the reinforcing fiber protected by a resin rod 26 so that the bending radius of the reinforcing fiber does not become too small, and the corner 28 of the holding plate 22 and the holding plate 25 are provided. At the corner 29, the band 23 is prevented from being pulled out from a predetermined position by the applied tension.
[0017]
Next, the bent portion 30 of the head of the door body 13 guides the water flowing over the door body 13 to the downstream side at the time of standing, so that the overflowing water or the driftwood flowing down together with the air bag 4 or the belt is formed. Protect from hitting 23 etc.
In addition, at the time of falling down, the front end of the bent portion 30 of the head of the door 13 is supported by the support 31, and the necessary space is secured by the upper surface 1 of the concrete, the upper surface 20 of the concrete, and the door 13, so that air is provided. The bag 4 and the belt 23 are not crushed by the door 13.
[0018]
As shown in FIG. 4, the door 13 made of a steel plate has a dimension in the width direction slightly smaller than the weir width and a length necessary to secure a required erect height at the time of erecting. A bent portion 30 is formed at the head of the door body 13 made of steel, and a round bar steel 32 having a diameter substantially equal to the thickness of the fixing base serving as the holding plate 3 is welded to the lower end thereof to make the door body 13 move up and down. The lower end of the door 13 makes the upper surface 33 of the air bag 4 slippery. Further, female screws 34 for screwing the bolts 14 for fixing the connecting plate 10 are arranged in a row at a portion of the steel plate door 13 along the round bar 32, and above the bolts 24 for fixing the belt 23. There is a matching bolt hole 35.
[0019]
As shown in FIG. 5, when the air is discharged, the dimension of the open side of the air bag 4 manufactured to be a flat rectangle is slightly smaller than the gate width, and when the air bag 4 is inflated in a direction perpendicular to the gate width. It has dimensions sufficient to push the door 13 up and down.
On three sides other than the open side to be pressed by the fixed base / holding plate 3, the rubberized cloth is continuously bent and closed. On the open side, there is a folded portion 7 of the reinforcing fiber, which is protected by a resin rod 6 so that the bending radius of the reinforcing fiber is not too small, at the ends of the edges 5 of the two rubberized cloths facing each other. . Further, a hole 36 through which the anchor bolt 2 penetrates passes through the edges 5 of the two rubberized cloths in parallel with the folded portion 7. A base 37 is attached near the center of the rubberized cloth on the lower side of the air bag 4.
[0020]
With this configuration, the air pipe 38 connected to the base 37 at the lower part of the air bag 4 is buried in the concrete of the waterway and led to the land. The valve 40, the exhaust / discharge unit 41, the air supply on-off valve 42, the air supply flow control valve 43, and the air compressor 44 are connected as shown in FIGS. 1, 2, and 3.
[0021]
Then, air is injected into the air bag 4 from the air compressor 44 via the air supply flow control valve 43, the air supply opening / closing valve 42, and the air pipe 38, and as a result, the door 13 is in an upright state. FIG. 2 is a cross-sectional view, in which the bent portion 30 of the head of the door body 13 functions to guide the overflowing water downstream and not hit the air bag 4 or the belt 23. FIG. 1 shows this state viewed from the downstream side. The air bag 4 is on the back side of the door body 13 and supports the door body 13 over almost the entire width.
[0022]
On the other hand, the air compressor 44 is stopped, the air supply on-off valve 42 is closed, the exhaust on-off valve 39 is opened, and the air having the pressure inside the air bag 4 is controlled by the exhaust flow control valve 40. FIG. 3 is a cross-sectional view showing a state in which the door 13 is completely laid down as a result of discharge from the exhaust discharge section 41 to the atmosphere.
In this state, since earth and sand may flow down the bottom of the water channel violently, an angle iron 46 is provided for reinforcement at the head of the water channel bottom 45 immediately upstream of the holding plate 3.
[0023]
FIGS. 6, 7, 8 and 9 show another embodiment of the undulating gate according to the present invention. FIG. 6 is a sectional view of the undulating gate and shows an upright state, and FIG. FIG. 8 shows a lying state, FIG. 8 is an explanatory view of a door body, and FIG. 9 is an explanatory view of an air bag.
[0024]
6 and 7, at the bottom of a water channel having a rectangular cross section, a bolt 63 screwed into a vertical female screw 62 provided in a row of anchor hardware 61 installed across the water channel is located downstream of the holding plate 3. By pressing the edge 5 of the open side of the air bag 4 with the convex portion 64 on the side against the convex portion 65 on the downstream side of the anchor hardware 61, the open side of the air bag 4 is sealed and It is fixed to the anchor hardware 61.
At the end of the edge 5 of the open side of the air bag 4, there is a folded portion 7 of a reinforcing fiber protected by a resin rod 6 so that the bending radius of the reinforcing fiber is not too small. The edge 5 of the open side of the air bag 4 acts on the air bag 4 at the upstream corner 66 of the downstream projection 64 and the upstream corner 67 of the downstream projection 65 of the anchor hardware 61. Functions so that it is not pulled out by tension.
[0025]
Also, when the fixing plate 3 is pressed by the bolt 63, the convex portion 68 on the upstream side is supported by the convex portion 69 on the upstream side of the anchor metal 61, and the further the bolt 63 is screwed, the more the fixing plate 3. Is more strongly pressed against the edge 5 of the open side of the air bag 4, so that the open side of the air bag 4 is securely sealed and fixed.
[0026]
Next, one side of the connecting plate 10 made of a rubberized cloth having sufficient strength is firmly fixed to the convex portion 70 on the downstream side of the fixing base / pressing plate 3 by the bolt 11 and the pressing plate 12, and the other side is fixed. The steel plate door 13 is rigidly fixed to the lower upstream surface of the steel plate door 13 with the bolts 14 and the holding plate 15, so that the steel plate door 13 is connected to the fixing plate serving as the holding plate 3 so as to be able to move up and down, and at the same time, water leakage between the two. To prevent
At the end of the connecting plate 10, there is a folded portion 17 of the reinforcing fiber which is protected by a resin rod 16 so that the bending radius of the reinforcing fiber is not too small. It functions on the corner 71 upstream of 70 and the corner 19 of the holding plate 15 so as to prevent the connecting plate 10 from being pulled out from a predetermined position by the applied tension.
In addition, one end is fixed to the upper surface 20 of the concrete by an anchor bolt 21 and a holding plate 22 installed on the upper surface 20 of the concrete at an appropriate position downstream of the air bag 4 at the bottom of the waterway. The other end of the belt 23 is fixed to an appropriate position on the downstream surface of the door body 13 above the position where the air bag 4 comes into contact with the bolt 24 and the holding plate 25, so that the door body 13 stands up to a predetermined position. Then, the door 13 is stopped by the tension acting on the band 23.
Also in this band 23, at the end thereof, there is a folded portion 27 of the reinforcing fiber protected by a resin rod 26 so that the bending radius of the reinforcing fiber does not become too small, and the corner 28 of the holding plate 22 and the holding plate 25 are provided. And functions to prevent the belt from being pulled out from a predetermined position by the tension acting on the band.
[0027]
Next, the bent portion 30 of the head of the door body 13 guides the water flowing over the door body 13 to the downstream side at the time of standing, so that the overflowing water or the driftwood flowing down together with the air bag 4 or the belt is formed. Protect from hitting 23 etc.
In addition, at the time of falling down, the front end of the bent portion 30 of the head of the door 13 is supported by the support 31, and the necessary space is secured by the upper surface 1 of the concrete, the upper surface 20 of the concrete, and the door 13, so that air is provided. The bag 4 and the belt 23 are not crushed by the door 13.
[0028]
As shown in FIG. 8, the door 13 made of a steel plate has a dimension in the width direction slightly smaller than the weir width and a length necessary to secure a required erect height at the time of erecting. A bent portion 30 is formed at the head of the door 13 made of steel, and a round bar steel 32 having a diameter substantially equal to the thickness of the holding plate 3 serving as a fixing base is provided at the lower end thereof. This round steel bar 32 makes it easier for the lower end of the door 13 to slide on the upper surface 33 of the air bag 4 when the door 13 moves up and down. Further, female screws 34 for screwing bolts 14 for fixing the connecting plate 10 are arranged in a row in a portion along the round bar 32 of the door body 13 made of a steel plate, and bolts 24 for fixing the belt 23 are provided above the female screws 34. There is a bolt hole 35 according to.
Further, in order to enhance the bending rigidity of the door body 13 in the height direction, an elongated reinforcing steel plate 72 is attached by welding in a direction perpendicular to the upstream surface of the door body 13 in a direction parallel to the flow of water. In the reinforcing steel plate 72, if necessary, the connecting steel plate 73 is extended to the bent portion 30 and connected to the spoiler 74 protruding from the tip of the bent portion 30. The spoiler 74 prevents low-frequency noise that may be generated when water flowing over the door body 13 falls from the bending portion 30.
When the spoiler 74 and the reinforcing steel plate 72 are connected by the connecting steel plate 73, there is an effect of preventing a situation in which the waste does not fall on the spoiler 74 when standing up or when falling down.
[0029]
FIG. 9 is an explanatory view of the air bag 4 in this embodiment. In this embodiment, since the bolts 63 for pressing the holding plate 3 also do not penetrate the air bag 4, there is no need to make a hole in the edge 5 of the open side, so that sealing is more reliable and advantageous.
[0030]
With this configuration, the air pipe 38 connected to the base 37 at the lower part of the air bag 4 is buried in the concrete of the waterway and led to the land. As shown in FIGS. 6 and 7, the valve 40, the exhaust discharge section 41, the air supply opening / closing valve 42, the air supply flow control valve 43, and the air compressor 44 are connected.
[0031]
Then, air is injected into the air bag 4 from the air compressor 44 via the air supply flow control valve 43, the air supply opening / closing valve 42, and the air pipe 38, and as a result, the door 13 is in an upright state. FIG. 6 is a cross-sectional view, in which the bent portion 30 of the head of the door body 13 functions to guide the overflowing water downstream and not hit the air bag 4 or the belt 23.
[0032]
On the other hand, the air compressor 44 is stopped, the air supply on-off valve 42 is closed, the exhaust on-off valve 39 is opened, and the air having the pressure inside the air bag 4 is controlled by the exhaust flow control valve 40. FIG. 7 is a cross-sectional view showing a state in which the door body 13 is completely laid down as a result of discharge from the exhaust discharge section 41 to the atmosphere.
In this state, since earth and sand may flow down the bottom of the water channel violently, an angle iron 46 is provided for reinforcement at the head of the water channel bottom 45 immediately upstream of the holding plate 3.
[0033]
【The invention's effect】
According to the undulating gate of the present invention, the function of the holding plate for fixing and holding the air bag by the fixing base / holding plate 3 and the fixing of the connecting plate acting as the lower watertight rubber while anchoring the door body up and down freely. By having the function of the table, a compact structure with a small number of parts could be achieved.
Further, the connecting plate is made of a rubber-coated cloth having sufficient strength and flexibility, and a very inexpensive rotation center is realized as compared with a case where the undulating function is secured by a steel rotating shaft and a bearing.
[0034]
In addition, as an effect of adopting the fixed base / holding plate, there is an economic effect that the required head between the upstream and downstream of the undulating gate is reduced, and the concrete structure is simple and small.
Further, in the undulating gate according to the present invention, the steel door body always protects the air bag and the belt, so that it is as strong and durable as the steel undulating gate against falling earth and sand, boulders, driftwood, drift ice and the like. Property is obtained.
[0035]
As described above, the undulating gate of the present invention is very economical, and has the same strength and durability as the conventional undulating gate made of steel.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a rear view showing an embodiment of an undulating gate according to the present invention, in a state where the undulating gate is erected.
FIG. 2 is a cross-sectional view illustrating a state where an undulating gate is erected.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a state where an undulating gate is laid down.
FIG. 4 is an explanatory view of a door body of the undulating gate.
FIG. 5 is a schematic view of an air bag according to the present invention.
FIG. 6 is a sectional view showing another embodiment of the undulating gate according to the present invention, in a state where the undulating gate is erected.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a state in which an undulating gate is laid down.
FIG. 8 is an explanatory view of a door body of the undulating gate.
FIG. 9 is a schematic view of an air bag.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Upper surface of concrete 2 Anchor bolt 3 Fixing plate and holding plate 4 Air bag 5 Edge of open side 6 Rod 7 Folding portion 8, 9 Corner 10 Connecting plate 11 Bolt 12 Holding plate 13 Door body 14 Bolt 15 Holding plate 16 Rod 17 Folding portions 18, 19 Square 20 Concrete upper surface 21 Anchor bolt 22 Pressing plate 23 Band 24 Bolt 25 Pressing plate 26 Rod 27 Folding portions 28, 29 Square 30 Bending portion 31 Support table 32 Round steel bar 33 Upper surface 34 Female screw 35 Bolt hole 36 Hole 37 Base 38 Air pipe 39 Exhaust on-off valve 40 Exhaust flow control valve 41 Exhaust discharge part 42 Air supply on-off valve 43 Air supply flow control valve 44 Air compressor 45 Channel bottom 46 Angle steel 61 Anchor fitting 62 Female screw 63 Bolts 64, 65 Convex parts 66, 67 Square 68 Convex parts 69, 70 Convex parts 71 Corner 72 Reinforced steel plate 73 Spoiler 74 Sintered steel plate

Claims

ａ）断面が長方形の水路の底を横断して１列に設置した鉛直のアンカーボルトと固定台兼用押え板とが、空気を排出したとき平らな長方形に潰れる３辺が閉じ１辺が開いたゴム引布製の空気袋の開いた辺を水路の底に押え付けることによって、開いた辺を密閉しつつ、水路の底に空気袋を固定する。
ｂ）上記固定台兼用押え板の上面に十分な強度を有するゴム引布製の繋ぎ板の１辺をボルトと押え板によって強固に固定し、他の辺を堰幅より少し小さい幅方向の寸法と、起立時に必要な起立高を確保するために必要な長さを有する鋼板製の扉体の下部の上流面に、ボルトと押え板とにより強固に固定することによって、固定台兼用押え板に鋼板製の扉体を起伏自在に繋ぐと同時に両者間の漏水を防止する。
ｃ）また、固定台兼用押え板の厚さとほぼ等しい直径の丸棒鋼を鋼板製の扉体の下端に溶接取付して、扉体が起伏運動するときに扉体下端が空気袋の上面を滑りやすくする。
ｄ）また、水路底の空気袋より下流の適当な位置に設置したアンカーボルトと押え板で一端を固定した十分なる強度を有するゴム引布製の帯の他端を、鋼板製の扉体の下流面の空気袋が接触するより上側の適当な位置にボルトと押え板で固定することにより、扉体が所定の姿勢まで起立したときにはこの帯に作用する張力のため扉体が停止するようにする。
このように構成した上で、陸上の空気操作装置から空気袋に空気管を接続し、この空気袋の内に空気操作装置から圧縮空気を送入すれば空気袋が膨張して扉体を起立させ、逆に空気袋から空気を排出すれば、空気袋が平らに潰れて扉体が倒伏するようにしたことを特徴とする起伏ゲート。a) The vertical anchor bolts and the holding plate also serving as a fixed base that are arranged in a row across the bottom of a rectangular waterway have three sides that collapse into a flat rectangle when air is exhausted. Three sides are closed and one side is open. By pressing the open side of the rubberized air bag against the bottom of the water channel, the air bag is fixed to the bottom of the water channel while sealing the open side.
b) One side of a rubber-coated cloth connecting plate having sufficient strength is firmly fixed on the upper surface of the fixing base / holding plate with bolts and a holding plate, and the other side has a width dimension slightly smaller than the weir width. In order to secure the required standing height when standing up, the steel plate is fixed firmly with a bolt and a holding plate on the upstream surface of the lower part of the steel plate door having the necessary length to secure the required standing height. The door made of steel is connected up and down freely, and at the same time, water leakage between both is prevented.
c) In addition, a round bar steel having a diameter substantially equal to the thickness of the fixing plate serving as a holding plate is welded to the lower end of the steel plate door so that the lower end of the door slides on the upper surface of the air bag when the door moves up and down. Make it easier.
d) Connect the other end of a rubber-made cloth band having sufficient strength, one end of which is fixed with an anchor bolt and a holding plate installed at an appropriate position downstream of the air bag at the bottom of the water channel, and the other end of the belt made of steel plate. By fixing with a bolt and a holding plate at an appropriate position above the contact of the air bag on the surface, when the door body stands up to the predetermined posture, the door body stops due to the tension acting on this band. .
With this configuration, an air pipe is connected from the air operating device on land to the air bag, and if compressed air is sent from the air operating device into the air bag, the air bag expands and the door body rises. An up / down gate, characterized in that when air is discharged from the air bag, the air bag is crushed flat and the door body falls down.

請求項１の起伏ゲートにおいて、水路の底を横断して１列に設置した鉛直のアンカーボルトの代りの、水路の底を横断して設置したアンカー金物に設けた１列の鉛直の雌ねじにねじ込むボルトと固定台兼用押え板とが、空気を排出したとき平らな長方形に潰れる３辺が閉じ、１辺が開いたゴム引布製の空気袋の開いた辺を、アンカー金物に押え付けることによって、開いた辺を密閉しつつ、空気袋をアンカー金物に固定したことを特徴とする起伏ゲート。2. The undulating gate according to claim 1, wherein a single row of vertical female screws is provided on an anchor hardware installed across the bottom of the waterway, instead of the vertical anchor bolts installed in one row across the bottom of the waterway. By pressing the open side of the airbag made of rubberized cloth with three sides closed when the bolt and the fixing base / holding plate are crushed into a flat rectangle when the air is exhausted, and one side open, An up / down gate characterized by fixing an air bag to an anchor while closing an open side.

請求項１または２の起伏ゲートにおいて、扉体の高さ方向の曲げ剛性を強化する目的で、扉体の上流側の面に、細長い鋼板を当該面に直角の姿勢で、水の流れに平行な方向に溶接により取り付けたことを特徴とする起伏ゲート。In the undulating gate according to claim 1 or 2, an elongated steel plate is provided on an upstream surface of the door body in a posture perpendicular to the surface and in parallel with the flow of water for the purpose of enhancing bending rigidity in a height direction of the door body. An undulating gate, which is attached by welding in various directions.

請求項１ないし３のいずれかの起伏ゲートにおいて、ゲート幅の小さい（２〜３ｍ程度）起伏ゲートを、扉体の回転中心の延長方向に並べて設置することにより、幅の大きい（１０〜２００ｍ程度）水路の起伏ゲートとしたことを特徴とする起伏ゲート。4. The up-and-down gate according to any one of claims 1 to 3, wherein the up-and-down gates having a small gate width (about 2 to 3 m) are arranged side by side in the direction of extension of the center of rotation of the door body so as to have a large width (about 10 to 200 m). ) An undulating gate characterized by being an undulating gate of a waterway.