JP3545152B2 - 冷蔵庫の引き出し式扉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は冷蔵庫に係り、特に庫内デッドスペースを解消し、収納容積を有効に活用するのに好適な冷蔵庫の引き出し式扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫の扉装置においては蝶番装置の枢軸を中心に扉を回動させる蝶番式扉装置が多用されているが、収納物の出し入れに好都合な、いわゆる引き出しと同様な使い方が可能な引き出し式扉装置もこれに劣らず使用されている。この引き出し式扉装置を用いる場合、収納容器が扉の開閉に合わせ前後に移動することから収納容器はいかなる部分も庫内の中間仕切り部材等との間で干渉が生じない寸法とするなど、収納容器寸法が制限されることになる。
【0003】
従来の引き出し式扉装置を用いた冷蔵庫の一例を図8を参照して説明する。この冷蔵庫本体51は鋼板からなる外箱52と、硬質樹脂材料からなる内箱53との間に発泡ウレタン等の断熱材54を充填して構成されている。この冷蔵庫本体51の前面開口にはほぼ等間隔に中間仕切り部材55、56が設けられており、それぞれ開口に合わせて引き出し式扉装置57、58、59が装着されている。この引き出し式扉装置57、58、59の扉本体60は鋼板からなる外パネル61と、硬質樹脂材料からなる内パネル62との間に断熱材63を充填して構成される。また、扉装置57、58、59には図示しないレールによって支持される上面を開口させた収納容器64、65、66が備えられる。
【0004】
上記構成において、引き出し式扉装置57、58、59を引いたとき、収納容器64、65、66が引き出し式扉装置57、58、59と共に前方に移動し、収納容器64、65、66の上面開口が冷蔵庫本体51の外に露出し、この位置で収納物を出し入れすることができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の引き出し式扉装置57、58、59においては収納容器64、65、66が中間仕切り部材55、56よりも上方に配置され、収納容器64、65、66と中間仕切り部材55、56との間には双方の部材に干渉が生じない十分な間隔が保たれている。しかしながら、これは冷蔵庫の安全上の配慮としては申し分ないものであるが、庫内には中間仕切り部材55、56を中心としてその上下にデッドスペースが生じており、収納容積を十分に活用することができない。
【0006】
庫内全域を収納スペースとして活かすには収納容器64、65、66がこれまで以上に大きくなっても、庫内の他の部材との間で干渉が生じないようにしなければならないが、上記の引き出し式扉装置57、58、59ではこうした大形の収納容器を受け入れるのに不適切であり、改善が求められている。
【0007】
本発明の目的は庫内のデッドスペースを解消して収納容積を最上限に増加するようにした冷蔵庫の引き出し式扉装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は冷蔵庫本体の開口に当接して設けられ、それぞれ裏面周縁に開口周囲に接して気密を保持するパッキンを有する第1および第2の扉本体と、この第1の扉本体の裏面に先端をパッキンにかけて延ばして設けられた支持体と、この支持体の先端に回動自在に設けられ、端面に円弧状の案内溝を備えると共に第1および第2の扉本体の双方のパッキンにわたる気密面を有する気密保持体と、この気密保持体の端面と対峙して冷蔵庫本体に回動可能に設けられ、一端に気密保持体の案内溝と係合する従軸を有する操作手段と、この操作手段の他端にあって操作手段を第2の扉本体に付属する収納容器の上部縁端の凸部に付勢するばね手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、望ましくは、第1および第2の扉本体のパッキンに気密保持体と冷蔵庫本体との間の隙間から流出する冷気を止めるためのフィンを設ける。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図4(a)(b)において、冷蔵庫は前面全域を開口として形成される冷蔵庫本体1を有する。この冷蔵庫本体1は鋼板からなる外箱2と、硬質樹脂材料からなる内箱3との間に発泡ウレタン等の断熱材4を充填して構成される。さらに、冷蔵庫本体1には前面開口を密閉する引き出し式扉装置5、6、7が設けられている。下段の扉装置7を除く上段および中段の扉装置5、6は扉本体8と、この扉本体8の裏面にあって扉本体8間の気密を保持する後記の気密保持体とを有する。この扉本体8は鋼板からなる外パネル9と硬質樹脂材料からなる内パネル10との間に発泡ウレタン等の断熱材11を充填して構成される。
【0011】
また、各扉装置5、6、7にはレール12(図5参照)によって支えられた収納容器13、14、15がそれぞれ備えられる。各収納容器13、14、15は硬質樹脂材料からなり、上面全域を開口として形成されている。
【0012】
さらに、隣接する2つの扉本体8間の気密を保持する気密保持体の詳細を図1および図2に示している。本実施の形態の気密保持体は隣接する2つの扉本体8の裏面に接して設けられるセンタピラー16からなる。このセンタピラー16は扉本体8の内パネル9に距離をおいて固定された2個の支持体、たとえば支持アーム17(図示のものはこのうちの1個)にピン18を介して回動自在に支持されている。また、センタピラー16の各端面には円弧状の案内溝19が刻まれている。
【0013】
一方、冷蔵庫本体1の内箱3の凹部(図示せず)と嵌合する枢軸20を備えた操作手段、たとえばレバー21が設けられる。このレバー21の一端は従軸22を介してセンタピラー16の各端面の案内溝19と係合すると共に、他端が収納容器14の上部縁端の凸部、たとえばそこに一体に形成される突起23の一面にばね24によって付勢されている。
【0014】
さらに、それぞれ扉本体8にはパッキン溝25が形成される。このパッキン溝25は冷蔵庫本体1の開口に合わせて形成され、そこに弾性材料からなるパッキン26が装着されている。このパッキン26には図3に示すようにセンタピラー16と冷蔵庫本体1との間の隙間を覆い、横に長く延ばして形成されるフィン27が形成される。このフィン27はフィン27同士が互いに重なるように十分な幅を保って形成される。
【0015】
本実施の形態は上記構成からなり、扉装置5、6、7に備えられる各収納容器13、14、15が冷蔵庫本体1内にあるとき、センタピラー16は気密面が垂直方向を向き(図1参照)、隣接する2つの扉本体8の各パッキン26に当接されている。これにより隣接する扉本体8間の隙間を通り外部に流出する冷気を止めることができる。また、センタピラー16の両端においてパッキン26と完全に当接できない領域にはそれぞれパッキン26からフィン27が延びており、この互いに重なるフィン27によってセンタピラー16と冷蔵庫本体1との間の隙間を通って流出する冷気を止めることができる。
【0016】
一方、扉装置5、6、7が冷蔵庫本体1の前方に引かれるとき、気密保持手段として構成されるセンタピラー16がその位置を変える。隣接する2つの扉装置において、下側の扉装置6を引き出すと、付属する収納容器14が少し前に出る。このとき、収納容器14に設けられた突起23が前方に移動し、ばね24で付勢されるレバー21が枢軸20を中心として時計方向に回動する。このレバー21の回動により従軸22がセンタピラー16の案内溝19内を滑りつつ動き、センタピラー16がピン18を中心として図6(a)に示す位置に回動する。
【0017】
引き続き扉装置6を引き出すと、収納容器14がさらに前方に動き、ばね24で付勢されているレバー21が時計方向に回動し、従軸22が案内溝19内を滑りながらセンタピラー16が図6(b)に示す位置に回動する。この位置ではセンタピラー16の気密面が水平になり、扉装置6の扉本体8の下面とほぼ同じ高さになる。このため、扉装置6をさらに引き出しても収納容器14とセンタピラー16とは干渉せず、安全に収納容器14を引き出すことができる。
【0018】
センタピラー16が水平位置に回動したとき、センタピラー16は内蔵されるトグルばねの働きによりその位置を保ち続ける。また、レバー21は突起23がレバー21から離れた後、ばね24によってその位置を保持する。このため、収納容器14が手前に完全に引き出されたとき、センタピラー16およびレバー21は図6(b)の位置を保持している。一方、扉装置6によって収納容器14が押し戻されると、突起23がレバー21に当たり、レバー21が反時計方向に回動する。このとき、従軸22が案内溝19を滑り、センタピラー16が回動して各扉本体8のパッキン26と当接する。
【0019】
また、隣接する2つの扉装置において、上側の扉装置5を引き出すと、付属する収納容器13が少し前に出る。このとき、センタピラー16がピン18を中心として図7(a)に示すように反時計方向に回動する。引き続き扉装置5を引き出すと、収納容器13がさらに前方に動き、センタピラー16が反時計方向に回動し、図7(b)に示す位置にくる。この位置ではセンタピラー16の気密面が水平になり、扉装置5の扉本体8の下面とほぼ同じ高さになる。このため、さらに扉装置5を引き出しても、収納容器13とセンタピラー16とは干渉せず、安全に収納容器13を引き出すことができる。
【0020】
収納容器13が手前に完全に引き出されたとき、センタピラー16およびレバー21は図7(b)の位置を保持し続ける。このため、扉装置5によって収納容器13が押し戻されると、レバー21の従軸22と案内溝19とが引き出したときと同じ位置で合い、従軸22が案内溝19を滑りつつ、センタピラー16が回動して各扉本体8のパッキン26と当接する。
【0021】
このように本実施の形態においては扉装置5、6、7が冷蔵庫本体1の前方に引き出されるとき、各収納容器13、14、15の移動する経路に置かれたセンタピラー16を各収納容器13、14、15の移動に合わせて経路外に移動させるようにしたので、固定した中間仕切り部材のような収納容器の移動の妨げになる部材を除くことが可能になる。したがって、各収納容器13、14、15は扉装置5、6、7の大きさに見合って容器同士に干渉が生じない範囲内で大きくすることが可能であって(図4(b)参照)、庫内全域においてデッドスペースを解消することができる。これにより収納容積を最大限に増すことが可能になる。なお、上記実施の形態の冷蔵庫はすべて引き出し式扉装置により構成したものであるが、これに限られることなく、本発明は一部のみ引き出し式扉装置として構成する冷蔵庫においても当然使用することが可能である。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は隣接する2つの扉本体間に収納容器の移動に合わせて経路外に移動する気密保持体を設けているので、中間仕切り部材のような移動の妨げになる部材を除くことができ、収納容器を容器同士に干渉が生じない範囲内で大きくすることが可能である。したがって、本発明によれば、庫内のデッドスペースを解消し、収納容積を最大限に増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る引き出し式扉装置の要部を示す断面図。
【図2】本発明に係る引き出し式扉装置の要部を示す斜視図。
【図3】本発明によるパッキンに備えられるフィンの詳細図。
【図4】(a)は本発明による引き出し式扉装置を備えた冷蔵庫の正面図。(b)は同冷蔵庫の断面図。
【図5】引き出し中の引き出し式扉装置を示す斜視図。
【図6】(a)(b)は本発明による引き出し式扉装置のセンタピラーの挙動を示す図。
【図7】(a)(b)は本発明による引き出し式扉装置のセンタピラーの挙動を示す図。
【図8】従来の冷蔵庫の一例を示す断面図。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体
5、6、7 扉装置
8 扉本体
13、14、15 収納容器
16 センタピラー
17 支持アーム
21 レバー
24 ばね
26 パッキン
27 フィン

Claims (2)

  1. 冷蔵庫本体の開口に当接して設けられ、それぞれ裏面周縁に前記開口周囲に接して気密を保持するパッキンを有する第1および第2の扉本体と、この第1の扉本体の裏面に先端を前記パッキンにかけて延ばして設けられた支持体と、この支持体の先端に回動自在に設けられ、端面に円弧状の案内溝を備えると共に、前記第1および第2の扉本体の双方の該パッキンにわたる気密面を有する気密保持体と、この気密保持体の端面と対峙して前記冷蔵庫本体に回動可能に設けられ、一端に前記気密保持体の該案内溝と係合する従軸を有する操作手段と、この操作手段の他端にあって該操作手段を前記第2の扉本体に付属する収納容器の上部縁端の凸部に付勢するばね手段とを備えてなる冷蔵庫の引き出し式扉装置。
  2. 前記第1および第2の扉本体の該パッキンに前記気密保持体と前記冷蔵庫本体との間の隙間から流出する冷気を止めるためのフィンを設けたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の引き出し式扉装置。
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