JPH08240378A - 貯蔵庫 - Google Patents

貯蔵庫

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JPH08240378A
JPH08240378A JP4540895A JP4540895A JPH08240378A JP H08240378 A JPH08240378 A JP H08240378A JP 4540895 A JP4540895 A JP 4540895A JP 4540895 A JP4540895 A JP 4540895A JP H08240378 A JPH08240378 A JP H08240378A
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JP
Japan
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door
support member
mounting plate
storage
shaft member
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Application number
JP4540895A
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English (en)
Inventor
Koichiro Ochiai
浩一郎 落合
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 引出式のものにあって、扉の閉塞時のマグネ
ットガスケットの十分な密着力を確保しつつも開扉力を
低減する。 【構成】 貯蔵容器を保持する支持部材21は、冷凍室
13の内側壁部の案内部により前後方向に案内される。
支持部材21の前端部に、冷凍室13の開口部19を開
閉する扉16を取付ける。扉16の背面部に、閉扉時に
おいて開口部19の周囲部に吸着されるマグネットガス
ケット29を設ける。扉16の背面に固着された取付板
30に穴30a及び長穴30bを形成する。取付板30
にラップされる側板部22の前端部に、穴30aに挿通
支持される第1の軸部材31と、長穴30bに挿通され
る第2の軸部材32とを設ける。扉16は、第2の軸部
材32が長穴30b内を相対的に移動する範囲内で、第
1の軸部材31を支点として回動可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯蔵容器を貯蔵室内に
出し入れするようにしたいわゆる引き出し式の貯蔵庫に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、貯蔵庫例えば家庭用の冷蔵庫にお
いては、いわゆる引出し式の冷凍室や野菜室を備えたも
のが供されてきている。このものは、図13ないし図1
5に示すように、前面が開口した冷凍室(あるいは野菜
室)1内に、その開口部を開閉する扉2の背面側に固定
された支持部材3に取外し可能に支持された貯蔵容器4
が、案内レール5を介して出し入れ可能に設けられてい
る。
【0003】この場合、前記支持部材3は、貯蔵容器4
の左右に位置して前後方向に延びるように設けられた一
対の側板部の後端部間を連結部でつないだ形態のほぼコ
字状をなし、前記各側板部の上縁部には、外側方に張出
す張出部3aが一体に設けられ、さらに各側板部の後端
部には、夫々ローラ6が設けられている。
【0004】一方、前記案内レール5は、冷凍室1の左
右の両内側壁に、前後方向に延びて設けられ、前記支持
部材3のローラ6が転動するようになっている。また、
案内レール5の前端部の上部に位置して、前記支持部材
3の張出部3aが上部に乗って移動する案内ローラ7が
設けられている。これにて、支持部材3は、案内レール
5に支持されつつ前後方向に案内されるようになってい
る。
【0005】また、前記扉2の背面部には、四辺の外縁
部分に沿ってマグネットガスケット8が取付けられてお
り、その扉2の閉塞状態において、前記マグネットガス
ケット8が磁力によって前記冷凍室1の前面開口部の周
囲部分に密着し、もって冷凍室1の気密性を確保して外
部に冷気をもらさないようになっている。尚、扉2の前
面上部には把っ手9が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような引出し式
の冷凍室1にあっては、前記扉2の閉塞状態から貯蔵容
器4を引出す場合に、まず、マグネットガスケット8を
マグネットの吸着力に抗して冷凍室1の前面から引剥が
さなければならない。ところが、このとき、マグネット
ガスケット8が吸着されている面に対して平行状態のま
まで扉2が移動するので、四辺に位置するマグネットガ
スケット8全体を同時に引剥がす必要があり、このた
め、引剥がし力(開扉力)が大きくなる不具合があっ
た。
【0007】この場合、マグネットガスケット8の吸着
力(磁力)を小さくすれば、その分開扉力は小さくなる
が、それでは、扉2の閉塞時におけるマグネットガスケ
ット8の密着力が小さくなって隙間が発生してしまう等
の虞がある。また、近年では、扉2の把っ手9の動作に
連動するノックピンを設け、開扉時にそのノックピンに
よってマグネットガスケット8の一部を引剥がす構成も
考えられているが、この構成では、構造が複雑となって
コスト高となると共に、耐久性にも劣るといった欠点が
あった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、いわゆる引出式の貯蔵室を有するもの
にあって、扉の閉塞時のマグネットガスケットの十分な
密着力を確保しつつも開扉力を低減することができ、し
かも簡単な構成で済ませることができる貯蔵庫を提供す
るにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の貯蔵
庫は、前面に開口部を有する貯蔵室と、支持部材に保持
された状態で前記貯蔵室内に出し入れされる貯蔵容器
と、前記貯蔵室の内壁部に設けられ前記支持部材を支持
すると共に前後方向に案内する案内部と、前記支持部材
の前端部に取付けられ前記貯蔵室の開口部を開閉する扉
と、この扉の背面側に設けられ該扉の閉塞状態で前記貯
蔵室の前面開口部の周囲部に吸着されるマグネットガス
ケットとを具備し、前記扉は、前記支持部材に対して回
動可能に支持されているところに特徴を有するものであ
る。
【0010】このとき、前記扉及び支持部材のうちのい
ずれか一方に、回動支点となる第1の軸部材及び回動量
規制用の第2の軸部材を設けると共に、前記扉及び支持
部材のうちの他方に、前記第1の軸部材を枢支する穴及
び前記第2の軸部材が相対的に移動可能に挿通される長
穴を設ける構成とすることができる(請求項2の発
明)。
【0011】あるいは、前記扉及び支持部材のうちのい
ずれか一方に、回動支点となる軸部材を設けると共に、
前記扉及び支持部材のうちの他方に、前記軸部材を枢支
する穴を設け、さらに、前記扉及び支持部材のうちのい
ずれか一方に、前記扉の回動時に他方に当接して該扉の
回動量を規制するストッパを設ける構成とすることもで
きる(請求項3の発明)。
【0012】また、前記扉を、前記支持部材の先端部に
設けられた取付板部が背面部に宛がわれた状態で、取付
具を前記取付板部に形成された挿通孔を通して該扉の背
面部に固定することにより、前記支持部材に取付ける構
成とすると共に、前記取付具を、前記扉を支持部材に対
して回動可能とするための余裕をもって固定する構成と
することもできる(請求項4の発明)。
【0013】さらには、前記扉を、前記支持部材の先端
部に設けられた取付板部が背面部に宛がわれた状態で、
取付具を前記取付板部に形成された挿通孔を通して該扉
の背面部に固定することにより、前記支持部材に取付け
る構成とすると共に、前記扉の背面部の前記取付板部が
宛がわれる部分に、前記扉の回動時に前記取付板部を逃
げることにより該扉を前記支持部材に対して回動可能と
するための逃げ凹部を設ける構成とすることもできる
(請求項5の発明)。
【0014】そして、上記した各貯蔵庫において、前記
扉と支持部材との間に、前記扉を、該扉が前記開口部を
閉塞したときの前記支持部材に対する位置関係である通
常位置に付勢するばね部材を設けるようにすれば、より
効果的となる(請求項6の発明)。
【0015】
【作用】本発明の請求項1の貯蔵庫によれば、貯蔵室の
内壁部に設けられた案内部によって、支持部材が前後方
向に案内されることにより、貯蔵容器は貯蔵室内に対し
て引出し状態と収納状態との間で出し入れされる。この
とき、貯蔵容器の収納状態においては、支持部材の前端
部に取付けられた扉が、貯蔵室の前面開口部を閉塞し、
この閉塞状態においては、扉の裏面部のマグネットガス
ケットが、貯蔵室の前面開口部の周囲部に吸着されて気
密性が得られる。
【0016】そして、扉は、支持部材に対して回動可能
に支持されているので、開扉時に、まず扉を支持部材に
対して回動させることにより、扉の裏面部を貯蔵室の前
面部に対して平行状態から傾斜させるようにすることが
できる。これに伴い、マグネットガスケットを一部分か
ら順に、貯蔵室の前面部から引剥がして行くことがで
き、この場合、マグネットガスケットの全部を一度に引
剥がす場合と比べて、引剥がし力を小さく済ませること
ができるのである。
【0017】このとき、請求項2ないし請求項5の貯蔵
庫によれば、簡単な構成で、扉を、支持部材に対して回
動可能に支持させることができる。即ち、請求項2の貯
蔵庫においては、第1の軸部材が穴に枢支されることに
よって、前記第1の軸部材を回動支点として扉が支持部
材に対して回動可能とされ、第2の軸部材が、長穴に相
対的に移動可能に挿通されることにより、前記回動の範
囲が長穴内を第2の軸部材が移動する範囲に規制され
る。
【0018】請求項3の貯蔵庫においては、軸部材が穴
に枢支されることによって、軸部材を回動支点として扉
が支持部材に対して回動可能に支持される。そして、扉
の回動時においては、ストッパによってその回動量が規
制される。
【0019】請求項4の貯蔵庫においては、扉は、背面
部に取付板部が宛がわれた状態で、取付具が取付板部の
挿通孔を通して固定されることによって、支持部材の前
端部に取付けられるのであるが、このとき、取付具が、
扉を支持部材に対して回動可能とするための余裕をもっ
て固定されていることにより、扉が支持部材に対してそ
の余裕分だけ回動可能とされる。
【0020】請求項5の貯蔵庫においては、扉は、背面
部に取付板部が宛がわれた状態で、取付具が取付板部の
挿通孔を通して固定されることによって、支持部材の前
端部に取付けられるのであるが、このとき、扉の背面部
に逃げ凹部が設けられていることにより、扉が支持部材
に対して逃げ凹部の分だけ回動可能とされる。
【0021】そして、上記した各貯蔵庫において、扉と
支持部材との間に、扉を通常位置に付勢するばね部材を
設けるようにすれば(請求項6の貯蔵庫)、扉は、ばね
部材のばね力に抗して回動操作されたときにのみ回動
し、回動操作力が作用しない状態では常に通常位置に位
置される。この結果、扉の支持部材に対する不要ながた
つきを防止することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を家庭用の冷蔵庫に適用したい
くつかの実施例について、図1ないし図12を参照して
説明する。 (1)第1の実施例 まず、本発明の第1の実施例(請求項1,2に対応)に
ついて、図1ないし図4を参照して述べる。
【0023】図4は本実施例に係る貯蔵庫たる冷蔵庫1
1の外観を示している。この冷蔵庫11は、上部に両開
き式の扉12,12により開閉される冷蔵室を有し、そ
の下部に、引出し式の製氷室及び第1の冷凍室を左右に
有し、さらにその下部にこれも引出し式の第2の冷凍室
13を有し、最下部にやはり引出し式の野菜室を有して
構成されている。これら製氷室,第1の冷凍室,第2の
冷凍室13,野菜室の前面には、扉14,15,16,
17が夫々設けられている。
【0024】ここで、上記複数の引出し式の貯蔵室を代
表させて前記第2の冷凍室13の構成について、図1な
いし図3も参照して述べる。貯蔵室としての第2の冷凍
室13は、上下左右及び奥方を断熱壁18に囲まれたて
構成され、前面に前記扉16により開閉される開口部1
9を有している。この冷凍室13内には、図示しない冷
凍装置からの冷気が上部から供給されるようになってい
る。
【0025】そして、この冷凍室13内には、冷凍貯蔵
物を収容するための貯蔵容器20が、前記扉16の背面
側に連結状態とされて出し入れ可能に設けられるように
なっている。このとき、貯蔵容器20は、上面から見て
コ字状(図3参照)をなす支持部材21に、上方から取
外し可能に嵌め込まれた形態で保持されるようになって
いる。この支持部材21の前端部に前記扉16が取付け
られているのであるが、その取付構造については後述す
る。
【0026】前記支持部材21は、図3に示すように、
前記貯蔵容器20の左右両側に位置して前後方向に延び
る側板部22,22を、その後端にて連結部23により
連結した形態をなしている。そして、前記冷凍室13を
構成する断熱壁18のうち左右の内側壁部分には、前記
側板部22,22を支持すると共に、前後方向に案内す
る案内部24が設けられている。この案内部24は、図
3に片側(左側)のみ図示するように、断熱壁18の左
右の内側壁部の中段部分に、開口部19から後方に向け
て延びる案内レール25を設けると共に、その案内レー
ル25の前端部の上部に位置して案内ローラ26を設け
て構成されている。
【0027】このとき、前記支持部材21の各側板部2
2の上縁部には、外側方に若干長さ張出すような張出部
22aが一体に設けられており、また、各側板部22の
後端部の外面部には、夫々ローラ27が設けられてい
る。支持部材21は、前記ローラ27が前記案内レール
25上に乗ってその上を転動すると共に、前記張出部2
2aが前記案内ローラ26上に乗ってその上を移動する
ことにより、冷凍室13の内壁部に支持されると共に前
後方向(出し入れ方向)に案内されるようになっている
のである。
【0028】また、前記扉16は、前後方向に薄形の矩
形箱状をなす箱体内に断熱材を充填して構成され、その
前面上部には把っ手部28が設けられている。使用者
は、この把っ手部28に手を掛けて扉16を前後方向に
移動させ、もって貯蔵容器20を出し入れするようにな
っている。
【0029】さらに、扉16の背面部には、四辺の外縁
部分に沿ってマグネットガスケット29が取付けられて
おり、一方、冷凍室13の開口部19の周囲部(上下左
右部)に位置する前記断熱壁18の前面部には、図示し
ない鉄板が埋設されている。これにて、前記扉16の閉
塞状態(貯蔵容器20の収納状態)では、前記マグネッ
トガスケット29が冷凍室13の前面の開口部19の周
囲部分に密着し、もって冷凍室13の気密性を確保して
外部に冷気を漏らさないようになっている。このときの
マグネットガスケット29の磁力(吸着力)は、十分な
機密性が得られる程度の比較的大きなものとされてい
る。
【0030】さて、前記扉16の支持部材21への取付
構造について述べる。扉16の背面部のほぼ中段部の左
右両側(マグネットガスケット29の内側)には、上面
から見てL字形に折曲げられた取付板30が例えばねじ
止めにより固着されている。そして、図1及び図2に示
すように、この取付板30の背面側に突出した部分に
は、下側に円形穴30aが形成されていると共に、その
上部に位置してほぼ横方向(厳密には円弧状)に長い長
穴30bが形成されている。
【0031】一方、前記支持部材21の各側板部22の
前端部は、前記各取付板30の外側の面にラップするよ
うに位置されるのであるが、各側板部22には、下側に
位置して第1の軸部材31が設けられ、その上部に位置
して第2の軸部材32が設けられている。そして、前記
第1の軸部材31が前記円形穴30aに回動可能に枢支
されると共に、第2の軸部材32が前記長穴30bに挿
通されることにより、前記扉16が支持部材21に取付
けられているのである。
【0032】このとき、第2の軸部材32が長穴30b
内を相対的に移動可能とされていることにより、前記扉
16は、支持部材21に対して、第1の軸部材31を回
動支点として前後方向に回動可能とされているのであ
る。また、この場合、図1に示すように、扉16の閉塞
時にあっては、第2の軸部材32が相対的に長穴30b
内の図で左端部に位置しており、扉16の回動が許容さ
れる範囲(角度)は、その図1の状態から、第2の軸部
材32が相対的に長穴30b内の図で右端部に至る(図
2参照)までの間に規制されているのである。
【0033】次に、上記構成の作用について述べる。貯
蔵容器20を冷凍室13内に収納した状態においては、
図1に示すように、支持部材21の前端部に取付けられ
た扉16が、前面開口部19を閉塞し、この閉塞状態に
おいては、扉16の裏面部のマグネットガスケット29
が、前面開口部19の周囲部に吸着されて冷凍室13の
十分な気密性が得られる。
【0034】そして、貯蔵容器20を冷凍室13内から
引出すためには、使用者は、扉16の把っ手部28に手
指を掛けて手前側に引張るようにすれば良いのである
が、この際には、まず、マグネットガスケット29を開
口部19の周囲部から引剥がすために、マグネットガス
ケット29の吸着力に抗した力で引張ることが必要とな
る。ここで、もし、マグネットガスケット29の吸着面
に対して平行状態のままで扉16を引張ろうとすると、
四辺に位置するマグネットガスケット29全体を同時に
引剥がす必要があるため、引剥がし力が極めて大きくな
ってしまう。
【0035】ところが、本実施例では、扉16が支持部
材21に対して回動可能に支持されているので、図2に
示すように、使用者が把っ手部28部分を引張り操作す
ることに伴い、扉16は第1の軸部材31を支点として
上部が前方へ傾く方向に回動しようとする。このときに
は、マグネットガスケット29全体を同時に引剥がそう
とするのではなく、まず、上部のマグネットガスケット
29のみを引剥がし、引続いて左右の側辺部のマグネッ
トガスケット29を上部から順に引剥すようになる。
【0036】第2の軸部材32が相対的に長穴30b内
の図で右端部に位置するところまで扉16が回動したと
ころで、マグネットガスケット29の上部および左右側
辺部の大部分が引剥がされ、さらに引張りを続けると、
最後に下部のマグネットガスケット29が引剥がされて
開扉状態となる。この後は、さらに扉16を引張ること
により、貯蔵容器20を前方に水平に引出すことがで
き、この引出し時には、支持部材21が案内部24に案
内されることにより、軽い力でスムーズに貯蔵容器20
を引出すことができる。
【0037】また、貯蔵容器20の引出し状態から、冷
凍室13内に収納させる場合には、使用者が扉16を押
して行けば、支持部材21が案内部24に案内されるこ
とにより、軽い力でスムーズに貯蔵容器20を冷凍室1
3内に収納させることができる。このとき、貯蔵容器2
0が一杯まで収納されると、マグネットガスケット29
が、その磁力により、全体が開口部19の周囲部に吸着
されて図1の状態に戻るようになるのである。
【0038】このように本実施例によれば、扉16を支
持部材21に対して回動可能に支持させる構成としたの
で、その回動によってマグネットガスケット29を上部
から順に引剥がすことができ、四辺に位置するマグネッ
トガスケット8全体を同時に引剥がす必要があった従来
のものと異なり、開扉力を低減することができる。この
場合、マグネットガスケット29の吸着力(磁力)を小
さくする必要はないの、扉16の閉塞時においては、扉
16の閉塞時のマグネットガスケット29による十分な
気密性を得ることができるものである。そして、従来考
えられていたノックピンを用いるものと比較して、簡単
な構成で引剥がし力の低減を図ることができるものであ
る。
【0039】また、特に本実施例では、扉16側に円形
穴30a及び長穴30bを設け、支持部材21に第1及
び第2の軸部材31及び32を設けるだけの極めて簡単
な構成で、扉16を支持部材21に対して回動可能に支
持させることができた。さらにこのとき、扉16回動の
範囲が、長穴30b内を第2の軸部材32が移動する範
囲に規制されるので、扉16が無用な角度に回動するこ
とはないといったメリットを得ることができるものであ
る。
【0040】尚、上記実施例では、扉16側に穴30a
及び長穴30bを設け、支持部材21側に第1及び第2
の軸部材31及び32を設ける構成としたが、扉側に第
1及び第2の軸部材を設け、支持部材側に穴及び長穴を
設けるようにしても良い。また、左右の側板部22にお
いて、一方のみは穴30aと第1の軸部材31との支持
であっても良い。さらには、円形穴30aと長穴30b
との配置関係を上下逆でも良い等様々な変形が可能であ
る。
【0041】(2)第2〜第5の実施例 次に、図5ないし図12を参照して、本発明の第2ない
し第5の実施例について順に述べる。これら第2〜第5
の実施例も、本発明を家庭用冷蔵庫11の冷凍室13に
適用したものであり、扉16の支持部材21に対する取
付構造が上記第1の実施例と夫々異なっている。従っ
て、上記第1の実施例と同一部分に関しては同一符号を
付して新たな図示や詳しい説明を省略することとし、以
下、異なる点についてのみ述べる。
【0042】図5及び図6は、本発明の第2の実施例
(請求項1,3に対応)を示すものである。ここで、扉
16の背面部に固着される取付板41には、円形の穴4
1aが形成されており、支持部材21(側板部22)の
前端部には、前記穴41aに挿通支持される軸部材42
が設けられている。そして、前記取付板41の下端部に
は、扉16の回動時に前記支持部材21の下端部に当接
してその回動範囲を規制するためのストッパ43が設け
られている。
【0043】この構成においては、使用者が把っ手部2
8部分を引張り操作することに伴い、図6に示すよう
に、扉16は軸部材42を支点として上部が前方へ傾く
方向に回動し、これに伴い、まず、上部のマグネットガ
スケット29のみが引剥がされ、引続いて左右の側辺部
のマグネットガスケット29が上部から順に引剥がされ
るようになる。従って、上記第1の実施例と同様に、扉
16の閉塞時のマグネットガスケット29の十分な密着
力を確保しつつも開扉力を低減することができ、しかも
簡単な構成で済ませることができる。さらに、扉16の
回動の範囲が、ストッパ43が支持部材21の下端部に
当接する位置までに規制されるので、扉16が無用な角
度に回動することを防止することができるものである。
【0044】図7及び図8は、本発明の第3の実施例
(請求項1,4に対応)を示すものである。本実施例に
おいては、支持部材21の先端部には、左右の各側板部
22の前端部がほぼL字状に折曲された状態の取付板部
44が一体に設けられている。各取付板部44には挿通
孔44aが形成されている。一方、扉16の背面部に
は、この場合取付板が存在しないものとされている。
【0045】そして、扉16は、前記取付板部44が背
面部に宛がわれた状態で、軸部の基端に径大な頭部を有
する取付具45によって、支持部材21に取付けられる
ようになっている。このとき、取付具45は、軸部を背
面側から取付板部44の挿通孔44aを通した状態で、
その先端側が扉16の背面部に固定されるのであるが、
前記扉16の回動の余裕をもった状態、つまりその頭部
が取付板部44からやや離れ、且つ、やや傾斜した形態
に固定されるようになっている。
【0046】これにて、扉16は、支持部材21に対し
てきっちりと固定されるのではなく、図7の閉扉状態と
図8の傾動状態との間で、若干の回動が可能とされるの
である。従って、上記第1の実施例と同様に、扉16の
閉塞時のマグネットガスケット29の十分な密着力を確
保しつつも開扉力を低減することができ、しかも簡単な
構成で済ませることができる。さらに、扉16の回動の
範囲が規制されるので、扉16が無用な角度に回動する
ことを防止することができるものである。
【0047】図9及び図10は、本発明の第4の実施例
(請求項1,5に対応)を示すものである。この実施例
においても、扉16は、挿通孔44aを有する取付板部
44が背面部に宛がわれた状態で、取付具45によって
支持部材21に取付けられるようになっているのである
が、このとき、扉16の背面部の取付板部44が宛がわ
れる部分には、扉16の回動時に取付板部44を逃げる
ための逃げ凹部46が設けられているのである。
【0048】これにより、扉16が支持部材21に対し
て回動可能とされ、扉16の閉塞時のマグネットガスケ
ット29の十分な密着力を確保しつつも開扉力を低減す
ることができ、しかも簡単な構成で済ませることができ
るのである。さらに、逃げ凹部46の形状等により、扉
16の回動の範囲が規制されるので、扉16が無用な角
度に回動することを防止することができるものである。
【0049】最後に、図11及び図12は、本発明の第
5の実施例(請求項1,2,6に対応)を示すものであ
る。この実施例においては、上記第1の実施例におけ
る、扉16と支持部材21との取付構造に、例えば引張
コイルばねから成るばね部材47を付加したものであ
る。このばね部材47は、扉16の背面の取付板30の
やや上部と、支持部材21(側板部22)の前部側上部
部分との間に掛渡されるように設けられ、扉16を支持
部材21に対して図12に示す通常位置(第2の軸部材
32が相対的に長穴30bの左端にある位置)に付勢し
ている。
【0050】これによれば、上記第1の実施例と同様の
作用・効果が得られることに加え、扉16は、ばね部材
47のばね力に抗して回動操作されたときにのみ回動し
(図11参照)、回動操作力(把っ手部28を前方に引
く力)が作用しない状態では常に通常位置に位置される
ので、扉16の支持部材21に対する不要ながたつきを
防止することができる利点を得ることができるものであ
る。
【0051】尚、本発明は上記し且つ図面に示した各実
施例に限定されるものではなく、例えば、第2ないし第
4の実施例の構成にばね部材を付加するようにしても良
いことは勿論、ばね部材としては、ねじりコイルばねや
板ばねを採用するようにしても良く、さらには、家庭用
冷蔵庫に限らず各種の貯蔵庫に適用することができる
等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る
ものである。
【0052】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の請求項1の貯蔵庫によれば、いわゆる引出式の貯蔵室
を有するものにあって、支持部材の前端部に取付けられ
る扉を、貯蔵容器を保持する支持部材に対して回動可能
に支持させるようにしたので、扉の閉塞時のマグネット
ガスケットの十分な密着力を確保しつつも開扉力を低減
することができ、しかも簡単な構成で済ませることがで
きるという優れた実用的効果を奏するものである。
【0053】また、この場合、本発明の請求項2ないし
請求項5の貯蔵庫によれば、極めて簡単な構成で、扉を
支持部材に対して回動可能に支持させることができ、し
かも、扉の回動範囲が規制されることにより、扉の無用
な回動を防止することができるものである。そして、請
求項6の貯蔵庫によれば、扉を通常位置に付勢するばね
部材を設けるようにしたので、扉の支持部材に対する不
要ながたつきを防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、閉扉時に
おける冷凍室部分を示す縦断側面図
【図2】扉を回動させた様子を示す縦断側面図
【図3】支持部材及び案内部部分を背面側から示す分解
斜視図
【図4】冷蔵庫の外観を示す斜視図
【図5】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図6】図2相当図
【図7】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図8】図2相当図
【図9】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図10】図2相当図
【図11】本発明の第5の実施例を示す図2相当図
【図12】支持部材を引出した状態を示す縦断側面図
【図13】従来例を示す図1相当図
【図14】図3相当図
【図15】案内レール部分の縦断正面図
【符号の説明】
図面中、11は冷蔵庫(貯蔵庫)、13は冷凍室(貯蔵
室)、16は扉、19は開口部、20は貯蔵容器、21
は支持部材、22は側板部、22aは張出部、24は案
内部、25は案内レール、26は案内ローラ、27はロ
ーラ、28は把っ手部、29はマグネットガスケット、
30,41は取付板、30a,40aは穴、30bは長
穴、31は第1の軸部材、32は第2の軸部材、42は
軸部材、43はストッパ、44は取付板部、44aは挿
通孔、45は取付具、46は逃げ凹部、47はばね部材
を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口部を有する貯蔵室と、 支持部材に保持された状態で前記貯蔵室内に出し入れさ
    れる貯蔵容器と、 前記貯蔵室の内壁部に前記支持部材を支持すると共に前
    後方向に案内する案内部と、 前記支持部材の前端部に取付けられ前記貯蔵室の開口部
    を開閉する扉と、 この扉の背面側に設けられ該扉の閉塞状態で前記貯蔵室
    の前面開口部の周囲部に吸着されるマグネットガスケッ
    トとを具備し、 前記扉は、前記支持部材に対して回動可能に支持されて
    いることを特徴とする貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記扉及び支持部材のうちのいずれか一
    方には、回動支点となる第1の軸部材及び回動量規制用
    の第2の軸部材が設けられていると共に、 前記扉及び支持部材のうちの他方には、前記第1の軸部
    材を枢支する穴及び前記第2の軸部材が相対的に移動可
    能に挿通される長穴が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の貯蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記扉及び支持部材のうちのいずれか一
    方には、回動支点となる軸部材が設けられていると共
    に、前記扉及び支持部材のうちの他方には、前記軸部材
    を枢支する穴が設けられており、 さらに、前記扉及び支持部材のうちのいずれか一方に
    は、前記扉の回動時に他方に当接して該扉の回動量を規
    制するストッパが設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の貯蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記扉は、前記支持部材の先端部に設け
    られた取付板部が背面部に宛がわれた状態で、取付具を
    前記取付板部に形成された挿通孔を通して該扉の背面部
    に固定することにより、前記支持部材に取付けられるよ
    うになっていると共に、 前記取付具は、前記扉を支持部材に対して回動可能とす
    るための余裕をもって固定されていることを特徴とする
    請求項1記載の貯蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記扉は、前記支持部材の先端部に設け
    られた取付板部が背面部に宛がわれた状態で、取付具を
    前記取付板部に形成された挿通孔を通して該扉の背面部
    に固定することにより、前記支持部材に取付けられるよ
    うになっていると共に、 前記扉の背面部の前記取付板部が宛がわれる部分には、
    前記扉の回動時に前記取付板部を逃げることにより該扉
    を前記支持部材に対して回動可能とするための逃げ凹部
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の貯蔵
    庫。
  6. 【請求項6】 前記扉と支持部材との間には、前記扉
    を、該扉が前記開口部を閉塞したときの前記支持部材に
    対する位置関係である通常位置に付勢するばね部材が設
    けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れかに記載の貯蔵庫。
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