JP3544445B2 - 加熱装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯器や暖房器、調理器等の所謂加熱装置において、業者が点検やメンテナンスを行う場合に有用なメンテナンス情報を記憶する記憶装置とこれらメンテナンス情報の表示装置を備える加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、給湯器や暖房器等の加熱装置において、使用開始時からの加熱累積時間や使用回数等の装置の使用履歴に関する累積データを不揮発性の記憶手段に記憶させ、記憶されたデータが所定の値になった時に特定の構成部品の交換時期を報知したり、加熱装置を使用不能にする等の技術が知られている。例えば、特開昭64−38542号公報には、空気調和機の累積運転時間の記憶値によりメンテナンス要求表示灯を点灯し、使用者が定められた部品の交換等のメンテナンスを行い、部品交換後リセットスイッチを操作して運転時間の積算値を初期値にもどす技術が記載されている。又、特開平4−62318号公報には、燃焼機器の累積燃焼時間又は累積燃焼回数により耐用限界値を知り、部品交換等のメンテナンスを行って再使用する場合は累積データをリセットして初期値に戻す技術が開示されている。
【0003】
更に、かかる加熱装置の主要構成部品を交換した場合、交換した部品のコード等を外部より記憶手段に書き込むことができるようにして、その後のメンテナンスに資するよう配慮したものも知られている。しかし、かかる従来の技術は、加熱装置の使用者に1、2の部品の交換時期等を報知するものであって、メンテナンスに活用する情報としては不十分なものであった。交換部品のコード等を記憶させる方法では、メンテナンスの時に過去に交換した部品の認識はできるものの、交換部品の累積使用時間に関する情報がないため次回の交換時期の判断もできず、有効に活用することはできなかった。部品毎に累積使用時間を計測して記憶させておき、部品が交換された時に当該部品の累積データのみをリセットして初期値に戻すようにすることも考えられるが、業者のメンテナンス時に交換する必要のある加熱装置の構成部品は数多いため、かかる方法では記憶情報が多くなり容量の大きな記憶手段が必要になると共に計測手段、制御手段も複雑となりコスト的にも実用的ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来技術の不都合に鑑み、加熱装置の点検、保守、修理等を業者が行うに際して、有効に活用することが出来るメンテナンス情報として、部品を交換した場合にはその後の交換部品毎の使用履歴を表す累積データと、保守点検や修理をした場合はその後の加熱装置の使用履歴を表す累積データが理解できるように表示させることができる簡便なメンテナンス情報処理装置を備えた加熱装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明においては上記目的を達成するため、装置の使用開始時からの使用履歴に関する累積データを計測する計測手段と、前記計測手段の累積データを更新して記憶する不揮発性の記憶手段と、前記記憶手段の累積データを表示する表示手段を備えた加熱装置において、前記加熱装置を構成する部品を交換した時に、交換部品を特定する情報の書き込みと、当該書き込み時における前記累積データを前記交換部品を特定する情報とともに前記記憶手段に記憶させ、前記記憶手段から前記交換部品を特定する情報とともに当該交換部品の交換後の累積データに関する情報を呼び出して前記表示手段に表示させる操作手段を備えるメンテナンス情報処理装置を有することを特徴とする。
【0006】
上記構成によれば、使用開始時からの加熱装置の使用履歴に関する累積データが更新されながら不揮発性の記憶手段に記憶される加熱装置において、その構成部品を交換したとき、前記操作手段により交換部品を特定する情報と共に交換時点における前記累積データを前記記憶手段に記憶させる。後の保守点検時には、前記操作手段により前記記憶手段に記憶されている交換部品を特定する情報と部品交換時点の累積データと、保守点検時における使用開始時からの累積データとから、交換部品毎の交換後の累積データに関する情報を前記表示装置に表示させる。交換部品の特定情報に基づき、使用開始時からの累積データと交換時の累積データとを対比することにより、交換部品毎の交換後の累積データを知ることができる。これにより、加熱装置の構成部品毎の使用履歴に関する累積データを、それぞれ計測する手段を設けて、それぞれの累積データを記憶させ交換する度にリセットする複雑なシステムを用いることなく、表示手段から読みとることができるので、交換部品の適切な保守点検が行え、また、交換した部品毎の次回の交換時期を推定できる等、以後の保守点検の際に有効に活用できるメンテナンス情報を提供することができる。
【0007】
更に、本発明においては、前記累積データの演算を行う演算手段を備え、前記操作手段により、前記記憶手段から交換部品を特定する情報とともに呼び出され、表示手段に表示される前記交換部品の交換後の累積データに関する情報は、当該呼び出し時点の使用開始時からの累積データと前記交換部品を特定する情報とともに記憶された交換時の累積データとから前記演算手段により求められた前記交換部品の交換以降の累積データであることを特徴とする。これによれば、表示手段には交換部品毎の交換後の累積データが直接表示される。
【0008】
更に、本発明においては、前記計測手段は異なる種類の累積データを計測する複数の計測手段を備え、前記不揮発性の記憶手段は前記複数の計測手段による各累積データを更新して記憶する記憶手段を備え、前記操作手段は、交換部品を特定する情報の書き込みを指示したとき、当該書き込み時における前記複数の累積データを、前記交換部品を特定する情報と共に自動的に前記記憶手段に記憶させるスイッチを備えていることを特徴とする。以上の構成によれば、加熱装置の主要構成部の累積使用時間や累積使用回数等の使用履歴に関する異なるデータを複数の累積データとして記憶手段に記憶させるようにし、前記操作手段を用いて交換部品を特定する情報を前記記憶手段に書き込む際、所定のスイッチを作動することにより、自動的に交換時点の前記複数の累積データを交換部品を特定する情報と共に前記記憶手段に記憶させる。これにより、記憶手段に複数の累積データを記憶させる操作が簡便になり、複数の累積データを交換部品を特定する情報と共に記憶させておくので、記憶手段の情報を活用する際、交換部品の特性に応じて最適な累積データを選択活用することができる。
【0009】
更に、本発明は、前記操作手段は、前記加熱装置の保守点検又は修理を行った時、保守点検又は修理を特定する情報の書き込みと、当該書き込み時における前記累積データを保守点検又は修理を特定する情報とともに前記記憶手段に記憶させ、前記保守点検又は修理を特定する情報とともに、前記書き込み時の累積データと表示時点の使用開始時からの累積データとから前記演算手段により求められた前記保守点検又は修理以降の累積データを前記表示手段に表示させる操作手段であることを特徴とする。この構成によれば部品の交換を行わない場合も、保守点検又は修理の情報を記憶させることができ、保守点検又は修理を特定する情報とともに保守点検または修理を行った以降の累積データを表示させることができる。従って、前回の保守点検以降の加熱装置の使用履歴に関する累積データを知ることができ、保守点検に活用できる。
【0010】
更に、本発明は、前記操作手段は、加熱装置の使用条件を設定指示するための操作器を備え、前記メンテナンス情報処理装置を操作するモードと加熱装置の使用条件を設定するモードとを切り換えるスイッチを有することを特徴とする。これによれば、メンテナンス情報処理装置専用の操作手段を用いずとも、加熱装置の使用条件を設定指示するための所謂リモートコントローラ等の操作器を兼用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は本発明を適用しうる燃焼装置の一例として、給湯装置を示すシステム構成図であり、図2は記憶装置を含む制御部と操作部のブロック構成図である。図3は操作器の一実施例を示す外観図であり、図4はメンテナンス情報記憶装置の記憶エリアの記憶情報の内容を説明する図である。
【0012】
本実施形態の燃焼装置は複数の燃焼部を備える複合給湯装置である。図1において、1は主給湯路、2は浴槽Aに湯はりを行うための副給湯路、3は給湯用燃焼部、4は浴槽用燃焼部である。30は給湯用、浴槽用両燃焼部3、4の運転制御を行うコントローラで、31は給湯装置の各種運転メニュー等を使用者がコントローラ30に対して設定指示するための操作器である。32は設定出湯温等給湯装置の各種運転情報を使用者に報知するための表示器である。図2示のように、本発明のメンテナンス情報処理装置はコントローラ30内に配設される記憶手段35と制御回路部33及び前記記憶手段35の操作手段として機能する操作器31とで構成される。
【0013】
主給湯路1は、その上流側が上水道管に接続され、下流端部は、台所や洗面所の給湯栓5に接続されている。給湯用燃焼部3は、主給湯路1の途中箇所に設けられる給湯用熱交換器6とそれを加熱する給湯用ガスバーナ7、給湯用燃焼ファン8、ガスバーナ7へのガス管9、ガスを制御する電磁弁10、ガス比例弁11を備えている。12はガスバーナ7の着火、失火を検知するフレームロッド、13はガスバーナ7の点火を行うためのスパーカである。
【0014】
また、主給湯路1の給湯用熱交換器6の上流側には、主給湯路1を流れる水量を検出する第1水量センサ17が設けられ、給湯用熱交換器6の下流側には、給湯量を調整するための湯量サーボ18と給湯用熱交換器6から流出する湯の温度を検出する出湯温センサ19とが設けられている。尚、20は主給湯路1の給湯用熱交換器6の上流部と下流部とを接続するバイパス路21に設けられるバイパス電磁弁20である。副給湯路2は、出湯温センサ19の箇所で主給湯路1から分岐し、開閉弁14、第2水量センサ15、ホッパー22、逆止弁16、三方弁26、及び浴槽A内の湯を循環させる循環路28を順に介して浴槽Aに接続されている。
【0015】
循環路28は、三方弁26からそれぞれ導出された往路28a及び復路28bを備え、これらの往路28a及び復路28bは浴槽Aの側壁部に形成された給湯口に循環金具29を介して接続されている。浴槽用燃焼部4は、往路28aの途中箇所に設けられ、浴槽用熱交換器6’を具備して、循環路28を流れる水が浴槽用熱交換器6’により加熱されるようになっている。尚、浴槽用燃焼部4は、図示しないがガスバーナ、燃焼ファン、ガス管、ガス制御弁等給湯用燃焼部3と同様の構成を備えている。循環路28の往路28aには、三方弁26と浴槽用熱交換器6’との間に、循環ポンプ27と、循環路28の通水を検知する水流スイッチ24と、浴槽Aの湯温を検出する浴槽用湯温センサ23とが設けられている。また、復路28bには、浴槽Aの水位を検出する水位センサ25が設けられている。
【0016】
図2にコントローラ30及び操作器31のブロック構成を示す。コントローラ30は、CPU、RAM、ROM等を含むマイクロコンピュータで構成される制御回路部33を備えている。制御回路部33は、前記第1水量センサ17、出湯温センサ19、第2水量センサ15、水流スイッチ24、浴槽用湯温センサ23及び水位センサ25の出力、並びに操作器31による設定指示データ等を入力データとして、ROMに格納されたプログラム等に従って、給湯部燃焼部3及び浴槽用燃焼部4のガス制御弁10、11、燃焼ファン8、スパーカ13を制御し、更に湯量サーボ18、バイパス弁20、開閉弁14、循環ポンプ27、表示器32等の作動を制御すると共に、各種演算処理や後述するように給湯装置の使用履歴に関する累積データの計測及びメンテナンス情報処理装置のメンテナンス情報の書き込みや表示の処理制御を行う。
【0017】
コントローラ30は、更に制御回路部33と接続する書換え可能な不揮発性の記憶手段35(EEPROM)を備え、該記憶手段35は前記累積データ及びメンテナンス情報の記憶手段として作用する。また、リモートコントローラとして機能する操作器31は、コントローラ30の通信回路34と接続する通信回路36とCPU37、スイッチ部38、表示部39より構成され、使用者がスイッチを操作して設定出湯温や浴槽Aの設定水位等並びに予約運転、予約時間等各種運転メニューを通信回路34、36を介してコントローラ30に対して設定指示を行う機能を有すると共に、後述するように、所定のスイッチ操作によりメンテナンス情報処理装置の前記記憶手段35のデータの書き込み及びデータの呼び出しに使用できるように使用モードの変換が可能なものである。
【0018】
かかる操作器31は、例えば、浴室に一つ、台所等の給湯栓のある場所に一つというように一つの給湯装置に複数設けられる。しかし、記憶手段35の書込み及びデータの呼び出しに使用する操作手段に使用モード変換ができるものは、主操作器31のみに備えれば良くすべての操作器に備える必要はない。
【0019】
表示部39は設定出湯温、浴槽Aの設定水位、浴槽Aの設定湯温を表示すると共に、使用モードを変換した場合は、前記記憶手段35にデータを書き込む時の書き込みデータの表示、操作器31のスイッチにより呼び出した記憶手段35のデータの表示に使用する表示手段となる。コントローラ30の表示器32もほぼ同様の機能を有するようにすることもできる。
【0020】
次に、本実施形態の複合給湯装置の作動について説明する。使用者が主給湯路1に接続する給湯栓5を開栓すると、第1水量センサ17の出力により制御回路部33に開栓したことが認識される。制御回路部33は、給湯用燃焼部3を作動して、主給湯路1内の流水を加熱する。この際、制御回路部33は第1水量センサ17、出湯温センサ19の検出信号に基づき、操作器31により設定された設定出湯温に一致するよう給湯用燃焼部3の加熱量を制御する。
【0021】
また、使用者が操作器31により、浴槽の自動湯はり運転を設定指示すると、制御回路部33は、その設定指示に基づき、副給湯路2の開閉弁14を開弁せしめて、主給湯路1から副給湯路2への通水を開始し、更に、給湯用燃焼部3を作動させて、副給湯路2に流れる水を主給湯路1において設定出湯温となるように加熱制御を行う。副給湯路2を流れる湯は、循環路28の往路28a、復路28bの両路を介して浴槽Aに給湯される。この際、制御回路部33は、開閉弁14を適宜閉弁して、水位センサ25の出力により浴槽A内の水位を監視しつつ、設定水位とするために必要な湯量を段階的に検知する。
【0022】
そして、第2水量センサ15の出力により把握される浴槽Aへの給湯量の積算値が設定水位に必要な湯量となるよう開閉弁14を制御する。
【0023】
使用者が操作器31により、自動沸き上げ運転を設定指示すると、制御回路部33は、その設定指示に基づき、開閉弁14を閉弁した状態で、循環ポンプ27を作動させると共に、浴槽用燃焼部4を作動させ、浴槽A内の湯を循環路28で循環させつつ浴槽用燃焼部4で加熱する。この場合、制御回路部33は、浴槽用湯温センサ23が検出する浴槽A内の湯温が、操作器31により設定された設定湯温となるように浴槽用燃焼部4の加熱量を制御する。
【0024】
次に、本実施形態によるメンテナンス情報処理装置について説明する。図2において、メンテナンス情報処理装置は制御回路部33と該制御回路部33に接続する記憶手段35及び操作器31の使用モードをメンテナンスモードに変換する操作手段31から構成される。記憶手段35は、給湯装置の主要構成部の使用開始時からの使用時間、使用回数等の使用履歴に関する累積データを記憶する。本実施形態の給湯装置においては、次表に示すように給湯用燃焼部3と浴槽用燃焼部4のそれぞれの燃焼時間及び運転回数の複数の累積データが、累積データを特定する情報としてのコードであるモニタ番号を付して設定されている。
【0025】
【表1】
【0026】
これら累積データの種類はメンテナンス情報処理装置を付設する加熱装置の必要に応じて適宜設定することができる。また、データの単位も、例えば100時間を1とする等記憶手段のメモリの容量に応じて適宜定めることができる。
【0027】
給湯用燃焼部3及び浴槽用燃焼部4の累積燃焼時間は、マイクロコンピュータで構成される制御回路部33内に、燃焼時間の積算値をカウントアップする時間間隔を設定するためのタイマを設けることにより、フレームロッド又はガス制御弁の信号により燃焼中であることを検知して、燃焼時間を計測し累積値を記憶手段35に記憶させる。
【0028】
運転回数は、給湯栓5の開栓により第1水量センサ17の出力が、誤操作でないことを確認するための所定時間、継続することを以て運転1回と認識し回数を累積して記憶する。浴槽の場合は第2水量センサの出力または操作器31の運転指示信号によって同様に運転回数を計測することができる。
【0029】
更に、記憶手段35には、図4に示すようなメンテナンス情報を構成することができるデータを所定のパッケージデータとして記憶保持する記憶エリアを備えている。
【0030】
記憶手段35へのデータの書き込み又はデータの表示を指示する操作手段31は、通常は使用者が給湯装置を使用する時に、使用条件の設定指示を行う為に使用する操作器31の使用モードをメンテナンスモードに変換して用いる。
【0031】
勿論、給湯装置の保守点検を行う専門業者が必要に応じてコントローラ30に接続して使用する業者専用の操作機器を操作手段としてもよい。
【0032】
図3は操作器31の一例を示す外観図である。操作器31はスイッチ部38と表示部39を備える。スイッチ部38には給湯及び浴槽の出湯温度を設定する時に使用する「ぬるく」と「あつく」の2つのスイッチ41、42、全自動運転を指示するための「全自動」のスイッチ43、運転を指示する「運転」スイッチ44、予約運転を指示するときに操作する「予約運転」スイッチ45、予約運転を指示した場合に予約時間を設定する時に操作する「予約設定」スイッチ46及び時刻の修正時に使用する「時計設定」スイッチ47を備え、さらに時間を設定する時に使用する「時」と「分」スイッチ48、49を備える。
【0033】
表示部39には、少なくとも給湯設定温度表示部Aと浴槽設定温度表示部B及び設定時間表示部Cを備える。かかる操作器31を用いて、業者がメンテナンス情報処理装置にアクセスする場合、一般の使用者が通常使用しない隠しスイッチ操作を設定しておき、かかるスイッチ操作により、操作器31をメンテナンス情報記憶装置にアクセスできるメンテナンスモードに切り換えて、操作手段31とする。
【0034】
例えば「運転」と「ぬるく」の2つのスイッチ44、41を同時に押すことにより、操作器31をコントローラ30の設定指示モードからメンテナンスモードに切り換える。かかる操作により、操作器31のスイッチ部38の各スイッチ41〜49は記憶手段35の書き込み情報を表示させ又は書き込みを指示するスイッチとなり、又、記憶手段35のデータを呼び出すためのデータを特定する情報を表示させ、データの表示を指示するスイッチとなる。表示部39は、例えば給湯設定温度表示部Aが累積データを特定するモニタ番号の表示部Aに、浴槽設定温度表示部Bは交換部品を特定する情報としての部品コードの表示部Bに、更に、設定時間表示部Cは累積データの表示部Cに切り換えられる。
【0035】
交換部品の書き込みを容易に行うため、給湯装置を修理した時に交換した構成部品を特定する情報として、交換する可能性のある給湯装置の構成部品について下表のようにコードを設定しておく。
【0036】
【表2】
【0037】
時間設定用の「時」スイッチ48は部品コード表示スイッチ48で、該スイッチ48を押す毎に、部品コード表示部Bに部品コードを00、01、02、03と順次表示する。給湯装置を修理した時に、業者が給湯用ファンモータを交換した場合、部品コード表示部Bに部品コード表示スイッチ48によりコード01を表示させる。この状態で、確定のためのスイッチである「時計設定」スイッチ47を押すと記憶手段35の記憶エリアに交換部品のコード01と、確定スイッチ47を操作した時点に記憶手段35が記憶している使用開始時からの累積データの全てが記憶手段35に記憶される。交換部品が多数あり、例えば30の部品コードを設定するような場合は、時間設定用の「分」スイッチ49をも部品コード表示スイッチ49とし、当該スイッチ49を押す毎に、部品コードの数字の大きい方から30、29、28と逆の順序に表示させるようにして、部品コードの設定時間の短縮を図ることもできる。
【0038】
部品コード00は保守点検・修理を特定するコードである。部品交換を行わずに保守点検や修理のみで済んだ場合は、部品コード表示部Bに00を表示させて確定スイッチ47を押すと、記憶手段35に記憶されている当該スイッチ操作時点の使用開始時からの累積データが記憶される。
【0039】
尚、部品コードを表示して確定のスイッチ47を操作する場合に書き込まれる累積データは、交換部品と関連性のある累積データのみを書き込むようにすることもできる。例えば給湯用ファンモータを交換したときの書き込み累積データはモニタ番号01、02、04の累積データのみでよく、モニタ番号03の浴槽用燃焼部の燃焼累積時間は直接関連性がないのでこの累積データを記憶させる必要はない。これらは交換する部品毎に適宜設定することができる。以上の操作手段31による書き込み操作により、図4に示すメンテナンス情報を構成するデータはすべて記憶手段35に記憶される。
【0040】
保守点検の際、業者が操作器31をメンテナンスモードに切り換えた後、モニタ番号表示スイッチである「あつく」スイッチ42を押すとモニタ番号表示部Aに給湯燃焼部3の累積燃焼時間を特定するモニタ番号が01と表示され、累積データ表示部Cに01に該当する給湯燃焼部の使用開始時からの累積燃焼時間が表示される。モニタ番号表示スイッチ42を押す毎にモニタ番号は02、03、04、01と順次変更され、その都度モニタ番号に該当する使用開始時からの累積データが順次表示される。
【0041】
モニタ番号表示スイッチ42により使用開始時からの累積データを表示させる場合は、部品コード表示部Bは記憶手段35に書き込まれている部品コードを表示する。交換部品が無い状況においては、部品コード表示部には00と表示され、既に、何点かの部品を交換している状況の場合は、部品コード表示部Bに交換時の累積データの数値が最も小さい部品コードを表示する。この状態で、業者が、部品コード呼び出しスイッチに設定されている「予約運転」スイッチ45を押すと、モニタ番号表示部Aに表示されたモニタ番号に特定される当該交換部品の交換時の累積データと部品コード呼び出しスイッチ45操作時における使用開始時からの累積データとから制御回路部33の演算手段が演算を行って求めた部品交換以降の累積データを累積データ表示部Cに表示する。
【0042】
更に、部品コード呼び出しスイッチ45を押す毎に、交換時の累積データの数値の小さい順、即ち部品交換が行われた順に、部品コードが記憶手段35から部品コード表示部Bに呼び出され、部品コードとともに部品交換以降の累積データが累積データ表示部Cに表示される。部品コード呼び出しスイッチ45により表示した部品コードの累積データを選択する場合は、この状態でモニタ番号表示スイッチ42によりモニタ番号表示部Aの表示を替えることにより、表示されたモニタ番号に該当する部品交換以降の累積データを累積データ表示部Cに表示させることができる。部品コード呼び出しスイッチ45により、部品コード表示部Bに00を呼び出した場合は、保守点検時の累積データ数値の最も大きい、即ち前回の保守点検時の累積データと表示時点の使用開始時からの累積データとから演算手段により演算した前回保守点検以降の累積データを累積データ表示部Cに表示する。
【0043】
また、保守点検時の累積データの呼び出しスイッチを別に設定しておき、そのスイッチの操作により保守点検時における累積データの履歴を見ることができるようにすることもできる。
【0044】
操作器31の「予約設定」スイッチ46を累積データ呼び出しスイッチ46に設定し、モニタ番号表示部Aと部品コード表示部Bに表示されたモニタ番号と部品コードに該当する累積データをスイッチ46で表示させてもよい。又累積データ表示部を2つ並列して設け、一方の表示部に使用開始時からの累積データを表示させ、他方の表示部に部品コードと共に記憶した累積データを表示させて部品交換以降の累積データを知ることができるようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱装置の一例を示す給湯装置のシステム構成図。
【図2】図1の給湯装置のコントローラ及び操作器のブロック構成図。
【図3】図2に示す操作器の一例を示す外観図。
【図4】図2に示す記憶装置の記憶データを説明するための図。
【符号の説明】
1,2,28─通水路、3,4─燃焼部、5─給湯栓,7─ガスバーナ、8─燃焼ファン、10,11─ガス制御弁、15,17─水量センサ、19,23─湯温センサ、30─コントローラ、31─操作器(操作手段)、33─制御回路部、32─表示器、35─記憶手段、38─スイッチ部、39─表示手段
Claims (5)
- 装置の使用開始時からの使用履歴に関する累積データを計測する計測手段と、前記計測手段の累積データを更新して記憶する不揮発性の記憶手段と、前記記憶手段の累積データを表示する表示手段を備えた加熱装置において、前記加熱装置を構成する部品を交換した時に、交換部品を特定する情報の書き込みと、当該書き込み時における前記累積データを前記交換部品を特定する情報とともに前記記憶手段に記憶させ、前記記憶手段から前記交換部品を特定する情報とともに当該交換部品の交換後の累積データに関する情報を呼び出して前記表示手段に表示させる操作手段を備えるメンテナンス情報処理装置を有することを特徴とする加熱装置。
- 前記累積データの演算を行う演算手段を備え、前記操作手段により、前記記憶手段から交換部品を特定する情報とともに呼び出され、表示手段に表示される前記交換部品の交換後の累積データに関する情報は、当該呼び出し時点の使用開始時からの累積データと前記交換部品を特定する情報とともに記憶された交換時の累積データとから前記演算手段により求められた前記交換部品の交換以降の累積データであることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
- 前記計測手段は異なる種類の累積データを計測する複数の計測手段を備え、前記不揮発性の記憶手段は前記複数の計測手段による各累積データを更新して記憶する記憶手段を備え、前記操作手段は、交換部品を特定する情報の書き込みを指示したとき、当該書き込み時における前記複数の累積データを、前記交換部品を特定する情報と共に自動的に前記記憶手段に記憶させるスイッチを備えていることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
- 前記操作手段は、前記加熱装置の保守点検又は修理を行った時、保守点検又は修理を特定する情報の書き込みと、当該書き込み時における前記累積データを保守点検又は修理を特定する情報とともに前記記憶手段に記憶させ、前記保守点検又は修理を特定する情報とともに、前記書き込み時の累積データと表示時点の使用開始時からの累積データとから前記演算手段により求められた前記保守点検又は修理以降の累積データを前記表示手段に表示させる操作手段であることを特徴とする請求項2に記載の加熱装置。
- 前記操作手段は、加熱装置の使用条件を設定指示するための操作器を備え、前記メンテナンス情報処理装置を操作するモードと加熱装置の使用条件を設定するモードとを切り換えるスイッチを有することを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
Priority Applications (3)
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