JP3543503B2 - 施肥装置及び薬剤散布装置付き乗用型苗植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗用型走行車体に苗植作業機を装着した乗用型苗植機に、施肥作業を行う施肥装置と除草剤等の薬剤を散布する薬剤散布装置を装備した乗用型苗植機に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
この種の従来技術としては、薬剤散布装置付き乗用型田植機において、薬剤タンクを苗植作業機の後端部に設けたものがある。
然し乍ら、従来の苗植作業機の後端部に薬剤タンクを設けた構成では、苗植作業機の重量が増大する為に、機体の前後バランスが悪くて走行性能に問題があり、また、苗植作業機を昇降する昇降リンク機構が強固な構成となりその昇降駆動も大きな駆動力が必要となって機体が大型化して、圃場の畦際での旋回性能も悪いものであった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記従来技術の課題を解決するために、左右駆動前輪9と左右駆動後輪17とを装備し操縦座席21を有する乗用型走行車体1に昇降リンク機構22を介して苗載台30を有する苗植作業機24を装着すると共に、施肥タンク35から肥料繰出装置36にて繰り出された肥料を作溝器40により圃場に形成された施肥溝に施肥する粒状肥料の施肥装置34若しくは施肥タンク61のペースト状或は液状等の流体肥料をポンプ62にて施肥ノズル63から吐出させる流体肥料の施肥装置60と、薬剤タンク46から繰出装置47にて繰り出された薬剤を圃場表面に散布する薬剤散布装置45とを装着した乗用型苗植機において、施肥タンク35・61と薬剤タンク46とを共に乗用型走行車体1後部の機体側面視で左右駆動後輪17の上方に配設、操縦座席21から該施肥タンク35・61及び薬剤タンク46に到るステップ20b・20dを設けると共に、施肥タンク35・61と薬剤タンク46とを共に支持フレーム44を介して上下移動可能に支持し、苗植作業機24を最上昇位置まで上昇させないと施肥タンク35・61及び薬剤タンク46の上動を規制する電磁ソレノイド70を設けたことを特徴とする施肥装置及び薬剤散布装置付き乗用型苗植機としたものである。
【0004】
【発明の作用及び効果】
この発明は、施肥タンク35・61と薬剤タンク46とを共に乗用型走行車体1後部の機体側面視で左右駆動後輪17の上方に配設したので、施肥タンク35・61と薬剤タンク46とを設けたものでありながら機体の前後バランスが良く、然も、施肥タンク35・61及び薬剤タンク46内の肥料及び薬剤の量が変動しても機体の前後バランスの変化が少なくて、走行性能が良い。また、操縦座席21から該施肥タンク35・61及び薬剤タンク46に到るステップ20b・20dを設けると共に、施肥タンク35・61と薬剤タンク46とを共に支持フレーム44を介して上下移動可能に支持したので、肥料及び薬剤の補給作業も容易で作業性が良くて、効率の良い農作業が行なえる。更に、苗植作業機24を最上昇位置まで上昇させないと施肥タンク35・61及び薬剤タンク46の上動を規制する電磁ソレノイド70を設けたので、苗植作業機24が下降した状態で誤って施肥タンク35・61及び薬剤タンク46を上動させて苗植作業機24の苗載台30を破損してしまうような事態が防止できる。
【0005】
【実施例】
図面に示すこの発明の一実施例である乗用型田植機について説明する。
1は乗用型走行車体であって、機体を構成する左右フレーム2・3の後部上面にエンジン4を搭載し、左右フレーム2・3の前部に走行ミッションケース5を設けている。そして、この走行ミッションケース5には、変速レバー6にてエンジン4の回転駆動力が変速される変速機構と前輪デフ機構と後輪デフ機構とが内蔵されている。
【0006】
7・7は左右フロントアクスルケースであって、前記走行ミッションケース5の前輪デフ機構より左右駆動軸8・8を介して動力が伝動されるように構成されている。
9・9は左右操向駆動前輪であって、左右フロントアクスルケース7・7の下部に嵌合され後記操縦ハンドル10にて回動される操向ケース11・11に軸架されている。
【0007】
12は内部に変速歯車を有する操縦用伝動ケースであって、左右フレーム2・3両者の前端部に固着されており、その上部にはハンドルポスト13が固着され、ハンドルポスト13の上端部には操縦ハンドル10が設けられている。そして、操縦用伝動ケース12の下部には、その後端が左右操向ケース11・11に連結された操向伝達機構としてのリンク14が設けられており、操縦ハンドル10を回すと操縦用伝動ケース12内の変速歯車・リンク14を介して左右操向ケース11・11が縦軸回りに回動し左右操向駆動前輪9・9が向きを変えるように構成されている。
【0008】
15・15は左右後輪駆動ケースであって連結枠で一体に連結されており、該連結枠が左右フレーム2・3を連結するフレームにロ−リング軸を介してロ−リング自在に設けられており、その左右両側部に設けた車軸16・16に軸架された左右駆動後輪17・17が上下揺動できるように構成されている。
18・18は、走行ミッションケース5の後輪デフ機構から左右後輪駆動ケース15・15に動力を伝える伝動軸である。
【0009】
そして、後輪駆動ケース15内部の伝動機構中には左右駆動後輪17・17に対する左右サイドクラッチと左右サイドブレーキとが内蔵されており、エンジン4の前方に設けられた左右クラッチペダル19・19の踏込操作により該左右サイドクラッチが切れ且つ左右サイドブレーキが利くように構成されている。即ち、左右クラッチペダル19・19の踏込操作をした側の駆動後輪17・17の駆動が停止されブレーキが利くようになっている。
【0010】
20はFRPにて成型された車体カバ−であって、エンジン4の周囲を覆うエンジンカバ−部20aと、前記エンジン4の前方及び左右側方に設けられたステップ20bと、ハンドルポストカバー20cと、エンジン4の後方に設けられたステップ20dとが一体形成され、左右フレーム2・3上に固定されている。
21は操縦座席で、前記車体カバー20上面に設置固定されている。
【0011】
22は上部リンク22aと下部リンク22bとにより構成される昇降リンク機構であって、上部リンク22aと下部リンク22bの基端部は左右フレーム2・3に固着された支持フレーム23に各々枢着され、後端部は後述の苗植作業機24をローリング自在に支持するローリング軸25が設けられた縦枠26に枢着されている。
【0012】
27は油圧シリンダーであって、シリンダーの基部が左右フレ−ム2・3に枢着され、ピストン27aの後端が上部リンク22aと一体の揺動アーム28に枢着されている。
農作業機の一種である苗植作業機24は、前記縦枠26のローリング軸25にローリング自在に装着されたフレームを兼ねる植付伝動ケース29と、該植付伝動ケース29に設けられた支持部材に支持されて機体左右方向に往復動する苗載台30と、植付伝動ケース29の後端部に装着され前記苗載台30の下端より1株分づつの苗を分割して圃場に植え付ける苗植付け装置31…と、植付伝動ケース29の下部にその後部が枢支されてその前部が上下揺動自在に装着された整地体である中央整地フロート32・左右整地フロート33・33等にて構成されている。左右整地フロート33・33は、各々左右駆動後輪17・17の後方に配置されており、該左右駆動後輪17・17にて掻き乱された圃場を整地すると共に苗植付け装置31にて苗が植付けられる圃場の前方を整地すべく設けられている。尚、苗載台30は、6つの苗載せ部30a…と各苗載せ部30aを仕切る側壁30b…と上端にボルトにより基部が固定された簀子状の延長苗載せ体30cとから構成されている。そして、この延長苗載せ体30cは苗載台30の各苗載せ部30a…に載置できる苗量を増やす為に設けたものであるが、簀子状にして軽量化を図っており、また、乗用型走行車体1側から苗載台30に苗を供給するときに、各苗載せ部30a…毎に苗供給が容易になるように該延長苗載せ体30cにも各側壁30b…の延長線上に同様の側壁30dが設けられている。
【0013】
34は施肥装置であって、施肥タンク35…と、該各施肥タンク35…の下部に装着され施肥タンク35内の粒状肥料を一定量づつ繰り出す肥料繰出装置36…と、モーターにより駆動されて圧風起こすブロア37と、該ブロア37にて起こされた圧風を貯める空気タンク38と、肥料繰出装置36にて繰り出された肥料を該空気タンク38の圧風にて移送する透明の施肥パイプ39…と、中央整地フロート32・左右整地フロート33・33に固着され苗植付け位置側方の圃場に施肥溝を掘り施肥パイプ39にて案内された粒状肥料を該施肥溝内に落下案内する作溝器40…とにより構成されている。尚、41は肥料繰出装置36…を駆動する駆動アームであって、左右フレ−ム2・3上に固設の施肥駆動ケ−ス42に連結されており、施肥駆動ケ−ス42には走行ミッションケース5より駆動軸43にて動力が伝達されるように構成されている。また、施肥タンク35…と肥料繰出装置36…とブロア37と空気タンク38は、支持フレーム44に支持されている。
【0014】
45は薬剤散布装置であって、薬剤タンク46・46と、該各薬剤タンク46・46の下部に装着され薬剤タンク46内の除草剤等の粒状又は粉状の薬剤を一定量づつ繰り出す繰出装置47・47と、繰出装置47・47にて繰り出された薬剤を前記空気タンク38から風導管48にて送られてきた圧風にて移送する透明の薬剤パイプ49・49と、植付伝動ケース29の後端部上面に支持体50・50にて固定された薬剤パイプ49・49の先端部に装着した拡散口51・51とにより構成されている。尚、52は繰出装置47・47を駆動する駆動ベルトであって、前記肥料繰出装置36…の駆動軸から回転動力が伝達されるように構成されている。また、薬剤タンク46・46と繰出装置47・47は、前記支持フレーム44に支持されている。
【0015】
上記のように支持フレーム44にて、施肥装置34及び薬剤散布装置45の主体部が一体的に支持されているが、支持フレーム44には下部に四角軸53が突出して設けられており、該四角軸53を前記支持フレーム23の上端部に上下方向に設けたスライド用四角孔23aに上方から嵌入して、支持フレーム44に支持された施肥装置34及び薬剤散布装置45が共に上下移動できるように構成されている。
【0016】
54はスライドロック解除レバーであって、図3において、その先端ピン部54aが支持フレーム23の側壁を貫通して四角軸53に設けた上位置決め孔53aに差し込まれている。そして、該スライドロック解除レバー54を引っ張ってそのピン部54aが四角軸53の上位置決め孔53aから抜かれた状態で、施肥装置34の前部中央位置に設けた把持レバー55を持って施肥装置34及び薬剤散布装置45を共に(イ)方向に上動させると、スライドロック解除レバー54はバネ40にて(ロ)方向に付勢されているので、四角軸53に設けた下位置決め孔53bがピン部54aに来ると、自動的に該四角軸53の下位置決め孔53bにピン部54aが嵌入して施肥装置34及び薬剤散布装置45は固定される。この施肥装置34及び薬剤散布装置45が上動された位置では、その施肥タンク35と薬剤タンク46の上面が作業者がステップ20b又はステップ20dに立った時の腰の高さぐらいにしているので、施肥タンク35の蓋35a又は薬剤タンク46の蓋46aを後部を支点として機体後方の(ハ)方向に回動して開けて肥料又は薬剤を補給する際に、作業者は肥料袋又は薬剤袋を持って容易に補給することができる。
【0017】
70はスライドロック解除レバー54を規制する電磁ソレノイドであって、そのピン70aがスライドロック解除レバー54の係合孔54bに嵌入した状態では、スライドロック解除レバー54は操作できないようになっている。そして、図4に示すように、支持フレーム23に昇降リンク機構22が最も上昇した時に昇降リンク機構22の上部リンク22aに接当してON状態となるセンサー71を設け、このセンサー71が昇降リンク機構22の最上昇を検出してON状態となった時に、前記電磁ソレノイド70を励磁して、ピン70aが(ニ)方向に移動してスライドロック解除レバー54の係合孔54bから外れて、スライドロック解除レバー54が操作可能となるように構成されている。従って、苗植作業機24を最上昇位置まで上昇させた後でないと、スライドロック解除レバー54を操作して施肥装置34及び薬剤散布装置45を上動させることができないので、苗植作業機24が下降した状態で誤って施肥装置34及び薬剤散布装置45を上動させて苗植作業機24の苗載台30を破損してしまうような事態が防止できる。
【0018】
56は両端にユニバーサルジョイントを有するPTO伝動軸であって、施肥駆動ケース42の動力を苗植作業機24の植付伝動ケース29に伝達すべく設けている。
57は中央整地フロート32の前部上面と植付伝動ケース29との間に設けられた油圧バルブであって、中央整地フロート32の前部が外力にて適正範囲以上に持ち上げられた時には油圧ポンプ58にて走行ミッションケ−ス5内から汲み出された圧油を油圧シリンダー27に送り込んでピストンを突出させ昇降リンク機構22を上動させて苗植作業機24を所定位置まで上昇せしめ、また、中央整地フロート32の前部が適正範囲以上に下がった時には油圧シリンダー27内の圧油を走行ミッションケ−ス5内に戻して昇降リンク機構22を下動させて苗植作業機24を所定位置まで下降せしめ、そして、中央整地フロート32の前部が適正範囲にあるとき(苗植作業機24が適正な所定位置にある時)には油圧シリンダー27内の圧油の出入りを止めて苗植作業機24を一定位置に保持せしめるべく設けられている。このように、中央整地フロート32を苗植作業機24の自動高さ制御のための接地センサーとして用いている。
【0019】
59は車体カバ−20より突出して操縦座席21の右側方に設けられた操作レバーであって、走行ミッションケ−ス5内に設けられた駆動軸を駆動回転する動力を断接するPTOクラッチを操作して施肥装置34・薬剤散布装置45及び苗植作業機24への動力を入切り操作できるように構成されていると共に、油圧バルブ57を操作して手動にて苗植作業機24を上下動できるようにも構成されている。即ち、操作レバー59を前方に倒すと、PTOクラッチが入り施肥装置34・薬剤散布装置45及び苗植作業機24が駆動され且つ油圧バルブ57が中央整地フロート32の上下動にて切換えられる自動制御状態となる。逆に、操作レバー59を後方に倒すと、PTOクラッチが切れ施肥装置34・薬剤散布装置45及び苗植作業機24の作動が停止し且つ油圧バルブ57が強制的に苗植作業機24を上昇する側に切換えられ、苗植作業機24が上昇される。そして、操作レバー59をその操作ストロークの中間位置にすると、PTOクラッチが切れ施肥装置34・薬剤散布装置45及び苗植作業機24の作動が停止し且つ油圧バルブ57が油圧シリンダー27内の圧油の出入りを止めて苗植作業機24を一定位置に保持せしめる位置に切換えられ、苗植作業機24が操作レバー59を中間位置に操作したときの位置に保持され苗植作業機24は上昇も下降もしない。
【0020】
このように構成された乗用型田植機を水田圃場に入れて、苗載台30に苗を載置し施肥タンク35…と薬剤タンク46・46とに各々粒状肥料及び薬剤を供給して、エンジン4を始動し操作レバー59を前方に倒して各部を駆動し機体を前進せしめれば、苗植作業機24は自動的に適正位置に上下制御され田植作業が行われる。そのとき、同時に施肥装置34により苗植付位置の側方の圃場中に粒状肥料が施肥されると共に、薬剤散布装置45により薬剤が圃場表面に散布される。このとき、薬剤散布装置45の拡散口51・51から、薬剤は図2に矢印で示す幅内に散布され、即ち、苗植付け装置31…にて植付けられた6条分の苗幅に均一に散布される。
【0021】
そして、特に、施肥タンク35・61と薬剤タンク46とを共に乗用型走行車体1後部の機体側面視で左右駆動後輪17の上方に配設したので、施肥タンク35・61と薬剤タンク46とを設けたものでありながら機体の前後バランスが良く、然も、施肥タンク35・61及び薬剤タンク46内の肥料及び薬剤の量が変動しても機体の前後バランスの変化が少なくて、作業時の走行性能が良い。また、操縦座席21から該施肥タンク35・61及び薬剤タンク46に到るステップ20b又はステップ20dを設けたので、肥料及び薬剤の補給作業も容易で作業性が良くて、効率の良い施肥,薬剤散布,及び田植作業が行なえる。
【0022】
図6は第2実施例を示し、薬剤散布装置45を機体の左右に振り分けて配置したものであり、このように構成すると機体の左右バランスが良くなると共に、薬剤パイプ49・49の長さも短くなり、薬剤の詰まり等の不具合の発生を少なくできる。然し乍ら、薬剤タンク46・46が機体の左右に分かれているので、薬剤を補給する場合には、作業者は機体の左右で2度補給作業をしなければならず、重い薬剤袋を持って歩く作業が増えるので、作業者の負担は増える。
【0023】
図7は第3実施例を示し、上記のような粒状肥料を施肥する施肥装置34に換えて、ペースト状或は液状等の流体肥料を施肥する施肥装置60が設けられた例を示す。
この施肥装置60は、機体の左右に分けて配置した2つの流体肥料を貯留する左右施肥タンク61・61と、流体肥料を強制的に送るポンプ62と、そのポンプ62から吐出された肥料を各条の施肥ノズル63…側に流す状態と施肥タンク61に戻す状態とに切替るバルブユニット64と、そのバルブユニット64から各条の施肥ノズル63…に送る施肥パイプ65…と、先端口が土中にもぐり込んで肥料を放出する施肥ノズル63…とを備え、施肥タンク61からポンプ62への肥料の供給は供給パイプ66内を通って供給され、ポンプ62からバルブユニット64への肥料の移送は施肥条数分設けた6本の連結パイプ67…で移送されるようになっている。
【0024】
そして、各施肥ノズル63…は、中央整地フロート32・左右整地フロート33・33の左右側部に取り付けられており、この施肥ノズル63…の後端口からペースト状或は液状等の流体肥料が土中に放出されるが、その左右方向の位置は各条の苗植付位置の左右側方の近傍に位置するように設けられている。
また、施肥タンク61の上面には,肥料を補給するための肥料補給口が開口され、蓋61a・61aで閉じられている。尚、68は、施肥駆動ケ−ス42からの動力にてポンプ62を駆動する駆動軸である。69は、バルブユニット64に設けられた操作レバーであって、その操作にて各条毎の施肥ノズル63…に対する流体肥料を個別に止めることができる。
【0025】
そして、この施肥装置60の左右施肥タンク61・61とポンプ62とバルブユニット64は、支持フレーム44に支持されている。
45は薬剤散布装置であって、薬剤タンク46・46と、該各薬剤タンク46・46の下部に装着され薬剤タンク46内の除草剤等の粒状又は粉状の薬剤を一定量づつ繰り出す繰出装置47・47と、繰出装置47・47にて繰り出された薬剤をブロア37にて貯めた空気タンク38の圧風にて移送する透明の薬剤パイプ49・49と、植付伝動ケース29の後端部上面に支持体50にて固定された薬剤パイプ49・49の先端部に装着した拡散口51・51とにより構成されている。尚、薬剤タンク46・46と繰出装置47・47とブロア37と空気タンク38は、前記支持フレーム44に支持されている。
【0026】
そして、前記第1実施例と同様に、支持フレーム44にて、施肥装置60及び薬剤散布装置45の主体部が一体的に支持されていて、支持フレーム23の上端部で共に上下移動できるように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置及び薬剤散布装置付き乗用型田植機の全体側面図
【図2】施肥装置及び薬剤散布装置付き乗用型田植機の後部平面図
【図3】要部の作用説明用の一部断面側面図
【図4】昇降リンク機構部分の作用説明側面図
【図5】苗載台の拡大斜視図
【図6】第2実施例を示す施肥装置及び薬剤散布装置付き乗用型田植機の後部平面図
【図7】第3実施例を示す施肥装置及び薬剤散布装置付き乗用型田植機の全体側面図
【符号の説明】
1 乗用型走行車体 9 左右駆動前輪
17 左右駆動後輪 20 車体カバ−
20b ステップ 20d ステップ
21 操縦座席 22 昇降リンク機構
24 苗植作業機 30 苗載台
34 粒状肥料の施肥装置 35 施肥タンク
36 肥料繰出装置 40 作溝器
44 支持フレーム 45 薬剤散布装置
46 薬剤タンク 47 繰出装置
60 流体肥料の施肥装置 61 施肥タンク
62 ポンプ 63 施肥ノズル
70 電磁ソレノイド

Claims (1)

  1. 左右駆動前輪9と左右駆動後輪17とを装備し操縦座席21を有する乗用型走行車体1に昇降リンク機構22を介して苗載台30を有する苗植作業機24を装着すると共に、施肥タンク35から肥料繰出装置36にて繰り出された肥料を作溝器40により圃場に形成された施肥溝に施肥する粒状肥料の施肥装置34若しくは施肥タンク61のペースト状或は液状等の流体肥料をポンプ62にて施肥ノズル63から吐出させる流体肥料の施肥装置60と、薬剤タンク46から繰出装置47にて繰り出された薬剤を圃場表面に散布する薬剤散布装置45とを装着した乗用型苗植機において、施肥タンク35・61と薬剤タンク46とを共に乗用型走行車体1後部の機体側面視で左右駆動後輪17の上方に配設、操縦座席21から該施肥タンク35・61及び薬剤タンク46に到るステップ20b・20dを設けると共に、施肥タンク35・61と薬剤タンク46とを共に支持フレーム44を介して上下移動可能に支持し、苗植作業機24を最上昇位置まで上昇させないと施肥タンク35・61及び薬剤タンク46の上動を規制する電磁ソレノイド70を設けたことを特徴とする施肥装置及び薬剤散布装置付き乗用型苗植機
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