JP3542713B2 - 魚釣用両軸受型リール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は魚釣用両軸受型リールに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、魚釣用両軸受型リールは、釣糸が巻回されるスプールと、スプールを回転自在に支持するリール本体とからなる。リール本体は、スプールを支持する左右のフレームと、各フレームの側部に取り付けられる側板とによって構成される。
【0003】
スプールを回転駆動させる巻取り駆動部を支持する一方の側板(以下、支持側板という。)は、巻取り動作に支障をきたさないよう、複数のネジによって対応するフレームに強固に取り付けられている。
【0004】
支持側板とフレームとの間の空間内には、前記巻き取り駆動部からの駆動力をスプールに伝達するための駆動力伝達機構や、スプールに釣糸を平行に巻回するレベルワインド機構を駆動するための駆動機構等が並設されている。すなわち、支持側板は、これらの機構を収容してその外側をカバーしている。このような両軸受型リールの構成は、実公昭60−8693号公報や実公平6−20338号公報等に開示されているように従来から一般的に知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、フレームに取り付け固定される支持側板は、フレームとの間に並設された各種の駆動機構を収容するとともにその外周をカバーする構成上、収容カバーされる駆動機構全体の径方向の大きさに応じて、その外径が大きくなってしまう。その結果、リール全体が大型化してしまい、リールの把持性や携帯性等の点で不具合を生じていた。
【0006】
本発明は前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、側板の外径を極力小さくして全体の小型化を図ることができる魚釣用両軸受型リールを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、釣糸が巻回されるスプールと、このスプールを回転自在に支持するリール本体とを備えた魚釣用両軸受型リールにおいて、前記リール本体は、前記スプールを支持する左右のフレームと、これらフレームの側部にそれぞれ取り付けられる側板とによって構成され、前記側板のうち前記スプールを回転駆動させる巻取り駆動部を支持する一方の側板と対向する前記フレームは、側板と対向する面に形成された開口部と、開口部の径より大きい径をもって開口部の内側に中グリケース状に形成された収容空間とを有し、前記開口部が形成されたフレームの面の周縁部には、該開口部を径方向外側に広げる切り欠きが前記収容空間に連通するように形成されていると共に、前記開口部が側板によって閉塞されることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1〜図3は本発明の第1の実施形態を示している。図1に示すように、本実施形態に係る魚釣用両軸受型リール1は、釣糸が巻回されるスプール3と、スプール3を回転自在に支持するリール本体とからなる。リール本体は、スプール3を支持する左右のフレーム2a,2bと、各フレーム2a,2bの側部に取り付けられる側板1a,1bとによって構成される。また、左右のフレーム2a,2bは、これらの間に架設される複数の支柱40(図2参照)とともに一体成形されている。図中右側に位置する側板(以下、支持側板という。)1bは、スプール3を回転駆動させる巻取り駆動部(後述する)30を支持している。
【0009】
右フレーム2bと支持側板1bとの間には一定の空間が形成され、この空間内に後述する駆動力伝達系やドラグ系等の各種機構が収容されている。また、側板1a,1bは、円形状に構成されており、例えばビス、螺合、嵌合等によってフレーム2a,2bに装着されている。 なお、ビス19によって装着する場合には、そのビス19を隠蔽するように、側板1a,1bの外周にリング状の部材3a,3bを装着しても良い。
【0010】
左右のフレーム2a,2b間にはスプール軸5が軸受10,10を介して回転可能に支持されており、また、スプール軸5には釣糸が巻回されるスプール3が一体で固定されている。右フレーム2bから突出するスプール軸5の端部には、スプール軸5の軸方向に沿って移動可能なピニオンギア6が取り付けられている。この場合、ピニオンギア6は、 ピニオン軸11に回転可能に支持されており、図示しない切換手段によって、スプール軸5と係合してスプール軸5と一体に回転する係合位置と、スプール軸5との係合状態が解除される非係合位置との間で移動される。具体的には、ピニオンギア6には、クラッチプレート12が係合する円周溝が形成されている。クラッチプレート12は、図示しない連結機構によってピニオン軸11に沿って移動可能であり、図示しないクラッチ切換部材の操作によって駆動される。すなわち、クラッチ切換部材を押し下げ操作することによって、ピニオンギア6は、クラッチプレート12を介して図1に示す位置から右側に移動され、スプール軸5との係合が外れる(クラッチOFF)。したがって、スプール3はフリー回転可能状態となる。
【0011】
また、ピニオンギア6には駆動歯車7が噛合しており、駆動歯車7には巻取り駆動部30を構成するハンドル軸8が取り付けられている。すなわち、ハンドル軸8は、ピニオンギア6と噛合する駆動歯車7を支持した状態で、支持側板1bに回転可能に支持されている。さらに、ハンドル軸8の端部には、ハンドル軸8とともに巻き取り駆動部30を構成するハンドル22が取り付けられている。したがって、ハンドル22を回転操作すると、駆動歯車7とピニオンギア6とを介して、スプール軸5が回転駆動され、それに伴ってスプール3が回転される。
【0012】
また、ハンドル軸8の途中にはハンドル軸8の一方向のみの回転を許容する一方向クラッチ23が設けられ、ハンドル軸8の基端部には駆動歯車7と係合する摩擦板25(ドラグ機構)がそれぞれ設けられている。摩擦板25は、ハンドル22に併設されたドラグ操作部材27が回転されることによって軸方向に押圧されて駆動歯車7と摩擦係合し、ドラグ作用を与える。
【0013】
また、ハンドル軸8の基端にはギア28が設けられている。このギア28は、駆動歯車7に連結されてこれと一体に回転するとともに、スプール3の前方側に配されたレベルワインド機構15のウォームシャフト32を駆動する駆動ギヤ33と噛合している。レベルワインド機構15は、外周面にトラバース溝が形成され且つ端部に駆動ギア33が取り付けられたウォームシャフト32と、このウォームシャフト32を収容する筒体17と、前記トラバース溝と係合してウォームシャフト32の回転により筒体17に沿って左右に摺動する係合子18とを有しており、係合子18に形成された孔を介してスプール3に巻回された釣糸を案内する。したがって、ハンドル22を回転操作すれば、スプール3の回転および係合子18の左右の摺動により、スプール3には釣糸が均等に巻回される。
【0014】
なお、左フレーム2aから突出するスプール軸5の端部には、スプール3の過回転を防止して、釣糸放出時のバックラッシュを防止するバックラッシュ防止機構20が設けられている。
【0015】
ところで、本実施形態において、支持側板1bが取り付けられる右フレーム2bは、図2に明確に示されるように、駆動機構を収容可能な収容空間50を形成するケース状に構成されており、支持側板1bと対向する面に開口部51を有している。この場合、開口部51の径は、開口部51の内側に形成される収容空間50の径よりも小さくなっており、これにより、段差部52が開口部51と収容空間50との間に形成される。すなわち、右フレーム2bは、その内部を一部切り欠くことによって形成される略中グリ構造を成している。また、開口部51には、支持側板1bの端部が嵌入状態で取り付けられる。
【0016】
図示のように、各種の駆動機構7,25,28,33は、収容空間50から開口部51にわたって軸方向に積層収容されている。特に、本実施形態では、右フレーム2bに大径の収容空間50が形成されているため、駆動歯車7に直接にレベルワインド機構15の駆動ギア33を噛合させず、駆動歯車7と噛み合い且つ駆動歯車7よりも小径のギア28を駆動ギア33と噛合させるようにしている。
【0017】
以上説明したように、本実施形態の魚釣用両軸受型リール1において、支持側板1bが取り付けられる右フレーム2bは、支持側板1bと対向する面に形成された開口部51と、開口部51の内側に形成され且つ開口部51より径が大きい収容空間50とを有する略中グリ構造(ケース状)に構成されている。したがって、収容空間50から開口部51にかけてのスペースに駆動部品等を軸方向に重合配置することが可能となり、ムダのない収容が行なえ、支持側板1bすなわちリール本体の小型化が可及的に可能となる。すなわち、この構成において、支持側板1bは、右フレーム2bとの間に並設された駆動機構等をその内部に収容してカバーするのではなく、むしろ、駆動機構等を収容する右フレーム2bの開口部51を閉塞するための閉塞部材として機能する。 したがって、支持側板1bは、その機能を達成し得る最小限の径を有していれば良いこととなる。
【0018】
また、右フレーム2bがこのように中グリケース状に形成されていると、重量化の防止を図りながら強度アップが可能となり、強負荷巻き取り時や落下時の衝撃、外力等の影響を受けることなく、常時安定した機能を維持できる。
【0019】
また、本実施形態では、右フレーム2bに大径の収容空間50が形成されているため、駆動歯車7に直接にレベルワインド機構15の駆動ギア33を噛合させず、駆動歯車7と噛み合い且つ駆動歯車7よりも小径のギア28と駆動ギア33とを噛合させることが可能となる。したがって、駆動歯車7に直接に駆動ギア33を噛合させる場合に比べて駆動機構の径方向の寸法を小さくすることが可能となり、結果的に、支持側板1bの外径を小さくすることができる。
【0020】
なお、本実施の形態においては、図に示すように、開口部51が形成される右フレーム2bの端面の周縁部に、収容空間50に連通する切り欠き60が形成されている。このように切り欠き60を形成すると、開口部51の径よりも大きい径を有する部品を収容空間50に対して組付け易くなる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の魚釣用両軸受型リールによれば、側板の外径を極力小さくして全体の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る魚釣用両軸受型リールの断面図である。
【図2】図1の魚釣用両軸受型リールの要部を示す拡大断面図である。
【図3】図1のA−A線に沿う方向で見た右フレームの側面図である。
【符号の説明】
1…魚釣用両軸受型リール
1a,1b…側板
2a,2b…フレーム
3…スプール
30…巻取り駆動部
50…収容空間
51…開口部

Claims (1)

  1. 釣糸が巻回されるスプールと、このスプールを回転自在に支持するリール本体とを備えた魚釣用両軸受型リールにおいて、
    前記リール本体は、前記スプールを支持する左右のフレームと、これらフレームの側部にそれぞれ取り付けられる側板とによって構成され、
    前記側板のうち前記スプールを回転駆動させる巻取り駆動部を支持する一方の側板と対向する前記フレームは、側板と対向する面に形成された開口部と、開口部の径より大きい径をもって開口部の内側に中グリケース状に形成された収容空間とを有し、前記開口部が形成されたフレームの面の周縁部には、該開口部を径方向外側に広げる切り欠きが前記収容空間に連通するように形成されていると共に、前記開口部が側板によって閉塞されることを特徴とする魚釣用両軸受型リール。
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